Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ベトナム縦断 16 フエ~ハノイ

2024-04-25 14:43:48 | 東南アジア

3月6日 続き

フエ王宮からの帰路はもうとても歩けない、とGrabを使った。
しかしフエにGrab運転手はあまりいないらしくてかなり待つ羽目になり、しかも宿の前の細い道に昨日とは反対側から入ったら工事で先に進めない。結局降りて暑い中を歩くことになってしまった。

やれやれ、と部屋の冷房で一息ついて、お昼は車に乗る前に買ったバインミー。
 
小さなお店でお姉さんが作ってくれたバインミーはたったの10,000ドン(約60円)だけれど、野菜とソーセージが入っておいしい。
さらに待っている間におじさんがテイクアウトしていたXoi Manというご飯ものもおいしそうだったので一つ買ってみると
 もち米の上に焼いた肉を乗せ、ケチャップとマヨネーズがかかっている。これもわずか12,000ドン(約72円)ながらいける。
昨晩のオサレな宮廷料理より激安飯が口に合ってしまう貧乏人。

午後はもう外に出る気力もなく、ホテルの特典で60分の無料マッサージが付いていたのでスパへ。
 するとアロマオイルも使うこのマッサージがうまくて、アナンタラの90分より満足度が高かった。

夜も遠出はしたくないが、この宿の周りには店がない。
かろうじて徒歩5分ほどの所にシーフードレストランがあるので行ってみた。
 
暗い中に看板がまぶしいこちら、中はオープンエアで広くて、思いがけなく家族連れやグループでにぎわっている。
完全にローカル一色、英語が通じないのでウェイターが3,4人とっかえひっかえ。
またグーグル翻訳に頼ってなんとか注文。
 
するとエビと卵のスープがおいしい!山盛りの炒飯が出た後は他の料理の注文がちゃんと入っていなかったらしくて相当待たされたが
 
ハマグリのレモングラス蒸しはダナンより貝の実が大きくておいしかった。
せっかくなら大きな蟹でも食べればよかったかも。
ビールをガンガン飲んで、ゴミはすべて床に投げ捨てる現地人グループの宴会を見ているのも面白かった。

3月7日

本日はハノイへ移動、8時にはホテルを出るので7時にレストランへ行くと、一番乗りなのでテラスの一等席が取れた。
 
ここのパンがおいしくて、優雅な朝食。

この宿も送迎が片道付くので、近い鉄道駅ではなく空港への送りにしてもらった。
すると空港までは思いがけず距離があって、新市街を通り抜けて45分かかった。
今回新市街にはまったく行かなかったが、お店もいっぱいあってにぎやか。こちらの宿の建物は素敵だったが、食事のことなど考えると新市街の方がよかったかもしれない。

昨日とは打って変わって雨の中到着したフエ空港。
 
兜のような面白い形をした空港は小さいけれど、まだ新しいらしくてとてもきれい。
規模の割には売店も充実していて結構時間をつぶせる。

ハノイ行きのベトナム航空は10時発の予定が40分遅れ。
今回も満席、その90%は外国人乗客。
 
飛行時間は1時間20分。ハノイ到着の少し前には大きなホンダの工場が見えた。

ハノイの空港からはまた車を手配していたが、市内までは20分で到着。
以前ハノイに来た15年前には小一時間かかった記憶があったが、道が良くなったのだろう。

ハノイでの宿は旧市街の中にある Solaria Hanoi という小さなホテル。
 この細長い建物であまり見栄えがしないが
 
チェックインするとウェルカムドリンクとフルーツケーキを出してくれた。

お安いホテルなので広いファミリールームを予約しておいたところ
  
 真ん中にバスルームを挟んだ2部屋になった。

さあ、それでは久しぶりのハノイを見に行こう。


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ベトナム縦断 15 フエ王宮

2024-04-22 14:18:33 | 東南アジア

3月6日

朝食のため昨晩と同じレストランへ。
  
 
ここはビュッフェではなく、初めにフルーツとヨーグルト、パンが出たら後はオーダー制。
フォーをお願いすると牛肉につみれが乗ってボリューム満点。

さて、それでは歩いてフエ旧市街の観光に行こう。
 宿の前には小川が流れているが、その両脇の細い道を広げようとしているのか、工事中。
 
しかし道沿いには他にもオサレな宿がいくつかある様子。

  
 
王宮方面への道は橋を渡り、線路を渡って、ようやく門が見えてきたがここはまだまだ外堀。
今日は雲一つない快晴で暑い!

門をくぐった先にも庶民的な店が並んでいて、面白いのは薬局の看板。
  

さらに行くと小さな市場があるので覗いてみると
  
 
こんな所まで入り込む観光客はいないのか、おばちゃんたちの愛想のいいこと。

 
やっと王宮の城壁まで来たが、こんなに大きかったのかと呆然とするほど先は長い。
 
西側の堀沿いを歩き、南側に回ってフラッグタワーの向かいにある午門の前のチケット売り場に着いた頃には既に疲労困憊。

しかしここに入らないわけにはいかない、と大勢の観光客の後について門をくぐると
 
早速ベトナムの貸衣装を着て記念撮影にいそしむ人たちがいっぱい。
その先の太和殿は工事中。

  
 
太和殿を過ぎると左右に官吏たちの詰め所だった建物があって、中に王宮全体の模型がある。
しかしこれを見ても全体の広さは実際に歩いてみなければわからない。

この先は紫禁城と呼ばれた皇帝の宮殿部分だが、中にたくさんあった建物は1947年にフランス軍に破壊されたとのことで、周りの回廊だけが残っている。
 
この王宮の主だったグエン朝は1802年から1945年までベトナムを統治したそうだが、この回廊の中に19世紀末頃の写真がいっぱいあって、中国とフランスの折衷のような宮廷風俗が面白い。

一番奥にあるのは洋風の静明楼。
  
 
西洋かぶれだった皇帝が建てた建中樓という宮殿かと思ったらそうではなく、皇太后のための医院だったとか。中が思ったより安普請に感じたのはそのためだったか。

ここを出て回廊の東に出ると皇帝の書斎だったという太平楼。
 
こじんまりとした建物で、皇帝もこういう所が落ち着いたのかも。

王宮見学はこれで終了。
  
 
細かい細工はよく見れば楽しいが、建物のほとんどは最近になって復元されたものだし、とにかく広すぎて疲れてしまった。

がそれにも懲りず、何かいいものがあるかも、と宮廷骨董博物館を目指すとこれがまた予想外に遠い。
 入場料は王宮のチケットに含まれているはず、なのにまた徴収され、がらんと広い館内は撮影禁止だがめぼしいものはなし。

王宮の周りにはあまり店もなくて、やっと見つけた冷房の効いたカフェで冷たいフルーツティー。
 あ~、疲れた。


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ベトナム縦断 14 鉄道でフエ

2024-04-21 16:14:34 | 東南アジア

3月5日 続き

今回のダナンのホテル、片道送迎が付いていたのでチェックアウトをしたら車が来てくれる。
最上階の一番いい部屋でも1泊1万円せずにこのサービス、Cozy Danangはいいホテルだった。

10分ほどでやって来たのはダナン駅。
 
 
入ったすぐ目の前に改札があって、チケットを見せるとその先の広い待合室に入れるが時間になるまでホームには出られない。
お菓子などが並ぶ売店はあるが、チケット売り場が見当たらないのは別の入り口があったのだろうか。今回もマレー半島を縦断した時に使った12Goで予約をしたのでプリントアウトを見せるだけだで済んだが。

列車の到着が近づくとホームへのドアが開けられ、半数は欧米人とおぼしき乗客はぞろぞろとホームへ。
 列車は一つ先の線路に停まったが、みんな手前の線路を越えて乗り込む。プラットフォームがないので大きな荷物を持って高い車両に乗り込むのは大変。

今回予約をしたのはベッド4つの1等寝台。フエまでは2時間半だがこの方がゆったり座れるだろうと選んだところ、案の定ほかに同室者は来なくて二人でのびのび。
  
1等の中でもVIP車両というViolette Trainにしたが、部屋は特に豪華ということもなく、ただスナックと水、お手拭きが配られた。運賃は3000円。

改札を通ると後は席番号の確認もなく、列車は定刻の13:50に出発。
線路は海岸線沿いに走るので
 
廊下側の窓からはずっと海が見え、小さな漁村や真っ白な浜も見えてきれい。

ダナンを出発して30分ほどで景色がいいと評判のハイヴァン峠にさしかかる。
 
急斜面に作られた線路を蛇行しながら行くので時速は20キロちょっと。
 しかしおかげで景色をゆっくり楽しめる。
 途中、ところどころにこんなポイントがあって駅員がいるが、他には何もない所、ずいぶん寂しいだろう。

ダナンからフエまではノンストップの車内で、2回ほど車内販売が回って来た。
 
お兄さんが売っていたのはとうもろこし。もう一人はなんだったか、見そびれた。

 
やがて列車は海岸を離れて大きな湖の西側を通り
 
そこを過ぎるとまわりには田んぼになって、時速も70キロ以上に上がって来た。

フエ駅到着は10分遅れの16:20。
 
同じ寝台車に乗っていた人たちもずいぶんここで降りてしまった。

 
小さなフエ駅前に出て、宿まではGrabを呼ぼうとするが待ってもなかなか車がマッチングしない。
するとスマホ画面をのぞき込んだタクシーの運転手がその値段で行くと言うので信用して乗り込む。結果、結構わかりにくい所にある宿にすんなり到着して、言い値通りの支払いで済んだので助かった。

フエでの宿は Ancient Hue Garden Houses。

静かな住宅地の中にある門を入るとプールがあって、その向こうの大きな建物がフロントやレストランのある棟。
 こちらで冷たいお茶をいただきながらチェックインして
 
案内されたのはプールの脇にあるこの家。真ん中の扉から入るとラウンジがあって、その両側に一つづつ客室がある。
  
入って左手にはバスルームがあって、冷蔵庫の上にはお茶道具と漆塗の器。
 中には伝統菓子が入っていて思わず歓声。
  
その向こうがベッドルームになっていて窓や天井、梁の細工も素敵。
こちらの宿には本館の他にこんな客室が5棟あって、いずれもグエン朝時代の王族や宮廷人の屋敷だったものを移築したとのこと。この部屋に泊まりたくてフエではここを選んだ。

こちらはそもそもはフエ宮廷料理の店としてガイドブックにも載っている所なので、今夜の夕食はもちろんここのレストランへ。
  
 本館2階のレストランも雰囲気たっぷり。

宮廷料理はコースもあるが、友人が不調なのでアラカルトから選択。
はじめに「イチジクのサラダ」とあるのを選んでみると豚肉と海老にハーブが少し入ったものが出て来て、およそ予想していたサラダではなく、イチジクはどこ?
 
よくよく探すと豚の脂身かと思った白い破片が野菜らしいと判明。
後で検索してみると右側の写真の果物をゆでて食べるベトナム中部ならではの料理とのこと。ちなみにこのイチジクはこの後に行った所で偶然見つけた。
料理はかなり甘い味付けだけれど、添えられたカリカリのおせんべいに乗せて食べるとおいしかった。

 2品目はサバの包み焼。
 
添えられたニンジンの金魚が見事な出来。ただしサバの方は上に乗った春雨炒めが塩辛くていまいち。
不調の友人が大事を取って選んだベジタリアン・ヌードルもコクがなくておいしくない。
ここは料理ではなく雰囲気を味わう所だったか。

 とぼやきつつ、フエの夜は更けた。


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ベトナム縦断 13 ダナン市内観光

2024-04-19 17:51:07 | 東南アジア

3月5日

小さなホテルなので朝食にはあまり期待していなかったが、どうしてどうしてバラエティ豊か。
  
 
バナナの葉のちまきの中は干しエビの入った餅のような物、麺は透明の春雨など変わったものが食べられた。

 食後に屋上に上がってみるとプールがあったのね。
ここからもハン川と橋が良く見える。

チェックアウトは13時にしてもらえたので、部屋はそのままに市内観光へ。
まずやって来たのはホテルから大通りを渡ってすぐのチャム彫刻博物館。
 
1915年、フランス人たちによって作られた博物館は増築、改修されながらも基本クラシックなまま。
 
展示室はゆったりしてはいるがエアコンが効かず、大きな扇風機が回っているだけだが、ミーソン遺跡を始め、ベトナム中部各地から集められたチャム彫刻の収蔵品は期待以上の品質。
  
  
  

 ミーソンはヒンドゥーだったが、チャンパ王国には仏教遺跡もあって
 
これは Dong Duongからの発掘品。

  
 
クメールそっくりの彫像などもあって、ここに近いホテルを選んで大正解。

博物館を出て一番の大通りらしいチャンフー通りを行くと、さすがベトナム第3の都市、ダナンは都会。
  
 
ここだけ団体観光客が群れていた大聖堂もビルに囲まれているが、裏にはルルドが作られ、子羊がかわいい。ただし教会の中には入れない。

大聖堂から目と鼻の先にあるのがハン市場。
 
表側には花屋が並び
 
大通りからすぐは乾物やお菓子、奥に進むと肉や魚を扱って市場らしくなる。
  
 2階には衣類を扱う店がぎっしり。

ここを歩いていると韓国語で声を掛けられる。ホイアンでもマッサージ屋の看板には必ずハングルがあって日本語はなかったけれど、どれだけ韓国からのお客さんが多いのだろう。

 市場の一番奥には食べ物屋台が並んでいたので
 
優しそうなお母さんの店で冷たいチェ。ここのは豆類がいっぱいでおいしかった。

ダナンの観光はこれにて終了。お腹を壊した友人は部屋で休むというので、一人でランチを探しに。
入ったのはホテルから遠くないちょっと大きなレストラン。
 
メニューにゆで豚をライスペーパーで包んで食べる料理が出ていたので入ったのだが 
 
出てきたライスペーパーはトレーシングペーパーのように薄いのと、もう一つはサロンパスにそっくり!薄いのの上に厚いのを乗せ、野菜と皮まで付いたゆで豚を巻いて発酵臭ぷんぷんのマムネムというタレに付けて食べる。
 野菜というかハーブはこんなに種類があって、苦かったり、香りが強かったり、面白~い。
バイン・チャン・ティット・ヘオというこの料理はダナンのものだそうで、食べられなかった友人には申し訳ないが、いいものが見つけられてよかった。


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四ツ谷でエスニック

2024-04-17 14:30:29 | 食べ歩き

昨年の秋からしばらく定期的に四ツ谷に通うことになった。
用事は午前中で終わってしまうので、せっかくのおでかけ、我が家の近所にはないエスニック・レストラン探しをした。

まず最初に行ったのは、四ツ谷からはいいお散歩になる曙橋のチベット料理屋「タシデレ」
 
ここは以前にヤムの会でギャコック鍋を食べに来た所だが、ランチは初めて。
 
ランチセットは4種類あるが、つい好きなモモを選んでしまう。おいしいけれど、ご飯はいらないよね。

四ツ谷駅の近くで見つけたのはトルコ料理屋「Baris Kebab Stand」
 
ケバブスタンドという名前だけれどちゃんとテーブル席のあるレストラン。
 
メニュー豊富だけれど、ケバブサンドにビーフとチキンはあってもラムがないのが残念。

四ツ谷で有名な鯛焼き屋「わかば」のお向かいにできたのは台湾カフェ「四ツ谷一餅堂」
 
オサレな店内で最近人気の台湾風朝食メニューが食べられるのが売り。
ここに来たのは大好きな胡椒餅があるため。その焼き上がり時間の11時に合わせて来て無事ゲット。
 
たっぷりのネギにゴロゴロしたお肉に胡椒が効いて本格的だけれど、これ1つ500円以上はお高い。

と、うろうろした四ツ谷で一番気に入ったお店は「香港物語スイーツ」
 
新宿通り沿いにあって、四ツ谷駅よりも四谷三丁目の方が近い。
 店名は「スイーツ」だがメニューには点心がいっぱいあって
 
スイーツは香港らしいココナッツミルクや牛乳プリン系が多いのも本格的。

悩みに悩んで、ワンタンスープと楊枝甘露を注文。
 
ワンタンには大きなエビが入り、タピオカたっぷりの楊枝甘露も香港で食べたそのまま。
これは大当たり、とうれしくなってチャーシューまんとエッグタルトも持ち帰り。
 
チャーシューまんは家で温めるのに失敗して焦がしてしまったが、これもお肉ゴロゴロでうまーい!

すっかり気に入ってしまったので、次には友人たちを誘って4人で飲茶ランチ。
  
  
  
 
腸粉からカイランまで本当に香港で飲茶をしているみたい。しかもここは四ツ谷とは思えないほどお値段もリーズナブル。と書いているだけでまた食べたくなった。

四ツ谷の用事は終了してしまったけれど、またエスニックを探しに行こうかな。


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