About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

ホームページが完成しました

2016-04-14 15:08:26 | 近況

リニューアルしていたホームページがほぼ完成しました!

まだ完璧とはいえませんが…よろしければ、ご覧ください。
 ↓↓↓
こちら です。


著書のご紹介のほか、オープンセミナーや登壇するイベント、コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ(東京)などを「セミナーカレンダー」に集約する予定です。

「どこをみたら、今後の予定がわかるりますか?」といったお問い合わせが多かったので、カレンダーは作りたかったのです。
決まったものから順次予定を入れていきます。

6月か7月くらいから、オフィスのサロンで、少人数限定のミニセミナーやワークショップも少しずつ開催したいと思っています。
こちらも決まりましたら、お知らせします。
 

ブログも引っ越します
↓↓↓
こちら

ということで、今後はホームページをご覧ください。お仕事の依頼も大歓迎です!


MMFの繰上償還について

2016-03-23 16:36:36 | 投信

3/8に日経新聞に「MMF、全社が資金返還、マイナス金利で運用難」という記事がでたことで、MMFはすべて繰上償還になると思われましたが、報道を否定している運用会社もあります。
改めて各社のホームページを確認したところ、「報道を否定(現状では繰上償還の予定はない)」「繰上償還を発表」「肯定も否定もなし(繰上償還に関する記載はない)」の3つにわかれました。

(1)報道を否定(現状では繰上償還の予定はない)
●野村アセットマネジメント
2016.03.08 「野村MMF(マネー・マネジメント・ファンド)」に関する一部報道について 
2016.03.16 「野村MMF(マネー・マネジメント・ファンド)」の運用状況について

●大和投信
2016.03.10 「ダイワMMF(マネー・マネージメント・ファンド)」 に関する一部報道について」
2016.03.15 「ダイワMMF(マネー・マネージメント・ファンド)」 現在の運用状況について」


(2)正式に繰上償還を発表している会社

●三井住友アセットマネジメント
2016.03.03 「三井住友マネー・マネージメント・ファンド(三井住友MMF)」 繰上償還(信託契約の解約)(予定)のお知らせ

●アムンディ アセットマネジメント
2016.03.04 「りそなMMF(マネー・マネージメント・ファンド)」 信託終了(繰上償還)予定のお知らせ(187KB) 

●岡三アセットマネジメント
2016.3.23 「日本パーソナルMMF(マネー・マネージメント・ファンド)」信託終了(繰上償還)決定のお知らせ

●T&Dアセットマネジメント
2016.02.16 信託終了(繰上償還)決定のお知らせ


(3)繰上償還についての記載なし(否定も肯定もせず)

●新光投信 「新光MMF」

●みずほ投信「MHAMのMMF」

●三菱UFJ投信「S-MMF」
2016.03.22 「S-MMF (スーパー・マネー・マネージメント・ファンド)」の運用状況について

●農中全共連 「JAのMMF」


三井住友AMがMMFを繰上償還(予定)

2016-03-04 08:51:00 | 投信

三井住友アセットマネジメントは運用する「三井住友マネー・マネージメント・ファンド(三井住友MMF)」を4/28に繰上償還すると発表しています。理由は「日本銀行のマイナス金利導入で、安定した収益の確保をめざして安定運用を行うことが困難な状況となっているため」と説明しています。

MMFについては、すでにT&Dアセットマネジメントが2月16日に「大同のMMF(マネー・マネージメント・ファンド)」の繰上償還を発表しています。

他社も含め、現在、MMFを運用する11の運用会社すべてでMMFの購入受付が停止されていますが(一部、積み立て、DCを除く)、今後は繰上償還の動きも広がりそうです。

<参考>
●2016.3.3「三井住友マネー・マネージメント・ファンド(三井住友MMF)」繰上償還(信託契約の解約)(予定)のお知らせ (三井住友アセットマネジメント)●2016.2.16「信託終了(繰上償還)決定のお知らせ」T&Dアセットマネジメント


出版記念パーティのお知らせ

2016-02-26 12:38:41 | イベント

お陰様で著書『臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話』(プレジデント社)を昨日(2/26)に出版することができました。

3年ぶりの新刊ですし、今回の本は本当にたくさんの方々にご協力いただきました。
感謝の気持ちを込めて、4/16(土)に出版記念パーティを開催したいと思います。

第一部は晋陽FPオフィス代表カン・チュンドさんとのトークセッション、第2部は交流会(立食パーティ)です。

カンさんと私、お仕事でご一緒することも多いのですが、じつは2人きりでの話す機会はあまりなく、過去に1度だけです。
2部はコツコツ投資をしている・はじめてみたいと思っている投資家さんの楽しい交流の場になれば、と思っています(楽しいイベントも企画中です)。

場所は東京・蔵前の隅田川とスカイツリーがみえるカフェレストランです。
ご夫婦での参加やお子様連れの参加も大歓迎です!週末に観光を兼ねてぜひ遊びにいらしてください(注:必ず事前登録をお願い致します)。

詳細・お申込みはこちら↓↓↓
http://kokucheese.com/event/index/379305/


JIS&Tが「個人型確定拠出年金ポータル」を開設

2016-02-12 15:01:47 | 確定拠出年金

確定拠出年金の記録関連運営管理機関として、記録関連業務(レコードキーピング業務)を行う、JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)が「個人型確定拠出年金ポータル」を開設しました。

個人型確定拠出年金ポータル

個人型DC制度の説明や、メリット・デメリット、節税金額のシミュレーション機能などもついています。
個人的には、企業型DCから個人型DCに「移換」する際の手続きについての説明が親切だと感じました。退職後に必要な手続きをフローチャート形式で確認できます。セミナー等でもよく質問を受けるので、こうしたコンテンツは役に立つのではないでしょうか。

ただし、金融機関(運営管理機関/受付金融機関)選びについては、このサイトはあまりおすすめできません。というのも、ここで紹介されているのは、JIS&Tが記録関連業務を行っている個人型DCのプランの限定されているからです。

記録関連業務を行っている会社はJIS-Tを含めて4社(NRK=日本レコード・キーピング・ネットワーク、SBIベネフィットシステムズ、損保ジャパン日本興亜DC証券)あります。つまり、このサイトではすべての運営管理機関(受付金融機関)を掲載しているわけではない、ということです。また、運営管理機関のHPにリンクを張っているだけなので、口座管理手数料などでスクリーニングすることもできません。

金融機関の選択については、以前ご紹介した、NPO法人 確定拠出年金教育協会の「個人型確定拠出年金ナビ」を参考にするとよいでしょう。
個人型確定拠出年金ナビ


個人型DCのサイトがふえるのはよいこと。制度の理解や手続きについて理解する一歩になります。


「1億人の投信大賞2016」の結果発表!

2016-02-08 14:11:08 | 投信

一昨年から、「投資信託事情」編集長の島田知保さん、パワーソリューションズ取締役・高橋忠郎さんとともに選定しているの「1億人の投信大賞」ですが、今年もその結果を公表しています。
「現役世代が長期の資産づくりの中核に据えられる投信とはどういうものだろう」という3人の想いから、選定基準を考えました。今回は3回目の選定で、2015年10月末時点の公募の株式投資信託5258本の中から一定の基準でスクリーニングし、部門ごとに順位をつけています(定量評価のみです)。

1億人の投信大賞とは?

<スクリーニング基準> 
今回は2015年10月末時点のデータをもとに、まずは対象ファンドを絞り込みました。

・ETF、SMA(投資一任勘定)・ラップ、DC(確定拠出年金)専用投信は除く
・決算が年1~2回のもの(→決算回数が12、6回、4回の投信を除外)
・運用期間3年以上(→運用実績3年未満の投信を除外)
・純資産総額が30億円以上(→純資産総額30億円未満を除外)
・直近36カ月のうち資金が純入流した月が24回以上(→過去36カ月のうち資金の純減月数が13カ月以上の投信を除外)
・ブルベア型など短期投資向けを除外
・投資テーマ・対象通貨(日本円以外)など限定される「特化型」を除外

→この時点で残った投信は約80本です。

<優秀ファンドの選定>
残った投信を以下の3つで点数化して、部門別に順位を決めました。

①運用実績
(アクティブ投信は対ベンチマーク超過リターンが高いもの(各月のベンチマークと比較した勝率、パッシブ投信はトラッキング・エラーが小さいもの)
②シャープレシオが高いもの
③資金流出入の標準偏差が小さいもの(資金安定度=資金流出入のブレ)

*同点の場合は、アクティブは3年のリターンが高い順、パッシブはトラッキングエラーが小さい順、アクティブとパッシブはリターンで順序を決める


さて、どんな投信が選ばれたのでしょうか?今年から「1億人の投信大賞」のサイトで順位を公開しています。現時点ではランキングだけですが、過去2回のランキングを含めて順次公開していく予定です。ぜひご覧ください。

「一億人の投信大賞」公式サイト


また、いま発売中の『日経WOMAN』2016年3月号の特集「発表!日経WOMAN」投信大賞2016」の選定にも協力しています。
こちらは、「1億人の投信大賞」のスクリーニング基準で候補となる投信をピックアップ。その中から、投資初心者であり、働く女性が購入しやすいといった観点を加えて、「日経WOMAN」編集部が投信大賞を選んでいます。某バランス型の投信です。こちらもぜひ誌面をご覧ください。


日銀のマイナス金利を受けてMMFの購入受付け停止相次ぐ

2016-02-02 19:26:29 | 投信

1/29に日銀がマイナス金利の導入を決めたことを受けて、債券市場では金利が急速に低下。2/1の午前の国債市場では、長期金利の指標である新発10年債の利回りが一時0.050%にまでなりました。
これを受けて、運用会社では、国債などで運用するMMF(マネー・マネジメント・ファンド)などについて、購入の受付を停止する動きが広がっています。

2015年12月末時点、MMFは12本運用されていて(除くDC専用)、残高は1兆6427億8700万円です。具体的なMMFはこちら

各運用会社のMMFの申込停止に関するお知らせをまとめました。

マイナス金利を発表した1/29に真っ先に購入申込停止を発表したのが、大和証券投資信託委託。2/1以降の「ダイワMMF」、「中期国債ファンド」、「フリーファイナンシャルファンド」 の購入申込を中止すると発表しました(解約は可能)。
●大和証券投資信託委託
中期国債ファンド、フリーファイナンシャルファンド 、ダイワMMF(マネー・マネージメント・ファンド) 【ご購入のお申込み受付け中止のお知らせ】 (2016.1.29)

その後、Q&A形式のファンドレターを追加しています。
「ダイワMMF(マネー・マネージメント・ファンド)」、「中期国債 ファンド」、「フリーファイナンシャルファンド」における ご購入の申込受付中止について(2016.2.1)

・どうして購入の申込を受付中止にするのですか
・解約の受付が中止される可能性はありますか
・ダイワMRF(マネー・リザーブ・ファンド)の購入申込は受付中止としないのですか、といった問いにQ&A方式で回答しており、親切な対応です。
MRFについては、「ダイワMRFも同様の運用環境ではありますが、証券総合口座用ファンドとして決 済機能を有しているため、お客様の利便性を最優先し、購入申込の受付を継続いたします」としています。

●三井住友アセットマネジメント…2/1以降、購入申込受付を中止と発表
三井住友マネー・マネージメント・ファンド(三井住友MMF)およびマネー・α・オープンの購入申込み受付中止について(2016.2.1)

●みずほ投信(2016.2.1)……2/2の正午過ぎからご購入申込み 受付を停止すると発表
MHAMのMMF(マネー・マネージメント・ファンド)ご購入申込み受付の停止について

●三菱UFJ国際投信…中期国債ファンド、三菱UFJ キャッシュ・ファンド、フリー・ファイナンシャル・ファンド、国際のMMF、S─MMFの5ファンドの購入申し込みを2日から停止すると発表
弊社日々決算型ファンド(除くMRF)の購入申し込み停止について(2016.2.1)

MRFを除く日々決算型ファンドの 新規購入申し込みの受け付け停止について(2016.2.2)
…三菱UFJ国際投信も、2/2にQ&A形式の案内を追加しています。

●新光投信…分配金再投資や自動買付は可能と説明
新光MMF(マネー・マネージメント・ファンド)購入のお申込み受付の一時停止について(2016.2.1)

●アムンディ アセットマネジメント…自動買付サービスおよび累積投資契約に基づくものは買付可能
りそなMMF(マネー・マネジメント・ファンド)の募集による追加設定の受付停止のお知らせ(2016.2.1)

●農林中金全共連アセットマネジメント…2 月 4 日以降の買付申込みの受付けを停止
JAのMMFにかかる買付申込みの受付停止について(2016.2.2)

●日興アセットマネジメント… 2 月 3 日以降のご購入の申込受付を停止
「日興MMF(マネー・マネージメント・ファンド)」と「フリー ファイナンシャル ファンド」ご購入の申込受付の停止について(2016.2.2)
 

ツイッターで「投資信託事情」編集長の島田知保さんが
『MMFとか、すぐに募集停止した運用会社とそうでない運用会社。 それぞれ「考え方」を…フィデューシャリーとして、説明してくれるといいなぁ、と思う』とつぶやいていました。
私も、「こうします」「こうしました」だけでなく、会社として「どう考えて」「どういう判断で」その行動をしたのかを、投資家向けにわかりやすく説明してほしいと思います。募集を停止した運用会社の中では、大和証券投資信託委託と三菱UFJ投信の説明が丁寧でした。

(追記 2016.2.2)
T&Dアセットマネジメントの大同MMFは販売会社経由で保有者に対して、繰上償還の案内をしているもよう。
以下、保有者さんからの情報です(2/2時点でHPに情報掲載なし)。
 ↓
①受益者の確定日(平成28年1月15日)
②異議申立期間(平成28年1月15日~2月15日)

③異議申立受益者の買取請求期間(2月17日~3月7日予定)
④信託終了(繰上償還日)(平成28年4月28日予定)

(追記 2016.2.5)
野村アセットマネジメントも、2/5に「野村MMF」の購入申し込み受付の一時停止を発表。ただし、積立はそのまま購入可。DC専用のMMFは購入を受け付けるようです。
「野村MMF(マネー・マネージメント・ファンド)」及び「フリー ファイナンシャル ファンド」ご購入のお申込み受付けの一時停止について


2/25に新刊がでます

2016-01-25 17:16:32 | 近況

2/25に3年ぶりの新刊がでます。こちらです。
(昨年は1冊も本をだしていないですし、一昨年は『新・投資信託にだまされるな!』と『最新版 NISA活用入門』と、ともに改訂版でした)。

発売は少し先ですが、Amazonの予約が開始されたので、少しだけご紹介します。

今回描きたかったのは、投資のノウハウというよりは、「投資が趣味でも仕事でもない、ふつうの個人投資家さん1人ひとりのストーリー」です。
投資をはじめたきっかけ、どうしてその投資スタイルに辿り着いたのか、投資を通して(お金以外に)どのようなリターンをえられたか--などを通して、リアルな投資をお伝えしたいと思いました。
一昨年から取材を重ねてきましたが、ようやく出版できます。お楽しみに!


マネックス・セゾン・バンガード投資顧問の設立記者会見に行ってきました

2015-12-02 15:39:39 | ニュース

マネックスグループとクレディセゾン、米系運用会社バンガードグループは、11/30に、共同出資の資産運用会社を設立したと発表しました。東京・帝国ホテルで共同記者会見が行われたので、参加してきました。

プレスリリース(2015.11.30)
マネックス、クレディセゾンおよびバンガードグループが共同で 投資一任運用会社を設立、2016 年春に事業開始予定

新会社名は「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社」。資本金は2億5000万円(出資比率はマネックス51.01、クレディセゾン44%、バンガード4.99%)。2016年春をめどに、ラップサービスの提供を始めるとのことです。

最初にマネックスグループ代表取締役社長CEO松本 大さんからご挨拶
・新会社でラップサービスを提供する。
・最先端のIT技術と世界標準の金融知識を活かし、長期資産運用サービスを提供していきたいと考えている
・国策としてのインフレ、大増税時代に突入することが背景にある。金融業界として対応していく必要がある。金融商品の数は増えて氾濫する商品サービスの中からお任せ型という形で投資一任やラップサービスが台頭しているが、現状では「最低金額が大きい」「高コスト」「(入口だけで)その後のフォローがない」といった課題がある。そこで、「小口」「低価格」「オンライン」でラップを提供していきたい。入口だけでなく、PDCAサイクル(計画策定→最適なポートフォリオ提案→フォローアップ、必要に応じた見直し等)を行う。

続いて、バンガード・インベストメンツ・ジャパン代表取締役ディビッド・サーマックさんから 
・このサービスを通して、バンガードの投資哲学を広げていきたい。バンガードETFの販売拡大にもつながる。
(注:ラップ口座ではETF商品を活用する予定。バンガード以外のETFも活用するようです)

・米国バンガードのバンガード・パーソナル・アドバイザー・サービスで培った知見を提供できればと考えている。
(注:バンガード・パーソナル・アドバイザー・サービスは、ロボ・アドバイザーに加え、アドバイザーによる電話やオンラインでもアドバイスも行うハイブリッド型のサービス。米国でのサービスをそのまま日本に持ち込むわけではないとのこと)

<参考>「近年の米国SMA及びファンドラップ市場におけるイノベーション」(野村資本市場クォータリー 2015 Summer)

そして、クレディセゾン代表取締役社長 林野 宏さんより 
・(出資する)セゾン投信は(直販・ノーロードで)投信業界に風穴をあけてきた。今度はラップ口座で業界に風穴をあけたい

【質議応答】
――低コストとはどの程度?
A(松本さん) プライシングはビジネスの肝。まだ言えないが、今提供されているラップ口座に比べてはるかに安いレベルにしたい。

――クレディセゾンはセゾン投信にも出資しているが…
A(林野さん) (新会社は)セゾン投信とは別会社。遠い将来、統合もないことはないかもしれないが……。2社(マネックス、バンガード)と組むことで、セゾン投信ではできないニーズ、例えば富裕層向けなどにも応えられる。当社にはアメックスと組んだ(富裕層向けの)カードなどもある。

――ラップ口座を、どういう層に、どういうアプローチをかけるのか?
A(松本さん)オンラインに限らず、地銀や他の証券会社も考えている。ただ、その場合も「低コスト」でなければならない。

――対象をどうみているのか?
A(松本さん) 当初対象とするのは「一般の個人」。富裕層でも、法人でもない。最低投資金額は大幅に引き下げ、普通に投信を買うレベルまで下げたい。バンガードと一緒に作るもので、世界の投資家からみても申し分ない・恥ずかしくないものにできるはず。結果として、法人などお客様も出てくる可能性はある。
個人は、インフレに対応した資産運用が必要な若年層から、相続をした60歳~90歳の高齢者まで、すべての人をカバーしたい。

――「最先端のIT技術を活用」とあるが、ロボ・アドバイザー的なサービスを提供するのか?
A(松本さん) はい。IT技術というとき、①お客様とのインターフェイスと ②アドバイスがある。運用やアドバイスについてはバンガードやマネックスなど新会社内に蓄積がある。①インターフェイスについてはマネックスの築いてきたものもあるし、国内外の FinTech(フィンテック)企業とのお付き合いもある。

――最低投資金額はいくらから?
A(松本さん) 投資信託を買うくらいの水準をイメージしている。500万円から2ケタは下がるのではないか

<感想>
今回はマネックス・セゾン・バンガード投資顧問のお披露目的なもの。現段階で、誰に向けて、どういう商品・サービスを提供するのか、最低いくらから利用できるのか、手数料水準はどの程度か--といった具体的な話はでませんでした。具体的なサービスやコストなどの発表を待ちたいと思います。

*企業型DCや、(法改正後は)ほぼ全員が利用できる見通しの個人型DC、そしてNISAなど、日本でも税制優遇のある口座を含めた複数口座を有する時代になってきています。ひとつの口座の最適化というよりは、家計の金融資産全体を考えた最適化を考える時代になってきているのではないでしょうか。そう考えると、金融商品を提供しない企業によるロボ・アドバイザー的なサービスがあってもよい気がします。

*販売会社が運用会社を作るという流れはオンライン証券にも…。この件については改めて書きたいと思います。

<ご参考>
ロボ・アドバイザーの終焉?

 


「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2015」に投票しました。

2015-11-27 17:45:28 | 投信

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2015」に、いち個人投資家として投票しました。今年は最後の最後まで、迷いました…。
今年は混戦かもしれませんね。結果を楽しみに待ちたいと思います。



「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2015」の結果発表&表彰式 は

●2016年1月15日(金)19時~

●日比谷コンベンションホール(大ホール)

で行います。  

入場チケットは2015年12月1日(火)から Peatix で販売を開始する予定です(前売のみ・当日券なし)。
販売の詳細については、公式ホームページ または facebookページにてお知らせいたします。