『うつくしい子ども』 石田衣良著 6/700冊
・批評
ドラマにもなった『池袋ウエストゲートパーク』シリーズの著者、石田衣良氏の初の長編、という触れ込みだったらしい(1999年の刊行なので)ですが、とても読みやすく仕上がっていて、好感の持てる作品でした。
さすがは青春小説の第1人者、中学生の心情吐露がとてもリアルです。ただ友人のキャラクタが少しぶっ飛びすぎてるかな……この辺りは舞城氏の作品との共通項と言えるかもしれません。
作品のモデルは神戸であった酒鬼薔薇事件だそうなのですが、確かに意識して読むとそうとも受け取れます。ただあまり関連付けて読めるものではないと思います。全体としてはミステリだし。
おそらく主人公たちの年齢(13~15歳)と同じくらいの年齢の人間が読むのが、最も感情を揺さぶられる小説です。
・評価(最高が5つ星)
☆ ☆ ☆
・批評
ドラマにもなった『池袋ウエストゲートパーク』シリーズの著者、石田衣良氏の初の長編、という触れ込みだったらしい(1999年の刊行なので)ですが、とても読みやすく仕上がっていて、好感の持てる作品でした。
さすがは青春小説の第1人者、中学生の心情吐露がとてもリアルです。ただ友人のキャラクタが少しぶっ飛びすぎてるかな……この辺りは舞城氏の作品との共通項と言えるかもしれません。
作品のモデルは神戸であった酒鬼薔薇事件だそうなのですが、確かに意識して読むとそうとも受け取れます。ただあまり関連付けて読めるものではないと思います。全体としてはミステリだし。
おそらく主人公たちの年齢(13~15歳)と同じくらいの年齢の人間が読むのが、最も感情を揺さぶられる小説です。
・評価(最高が5つ星)
☆ ☆ ☆