うちに食べにおいでよ! 

日本を離れて暮らしてみて7年。
行った先々で頂いた食事のレシピや和食で好評だったレシピを紹介します。

creme aux oeufs  蒸し焼きプリン!

2010-04-07 21:38:43 | お菓子・ケーキ


たった今伝授してもらった


蒸し焼きプリン!


フランス語で クレム オ ズー。。。(卵風味のクリーム?)なんて言うなんて知りませんでした


教えてくれたのはお友達のお母さんのジャンビエブおばあちゃん。
この間誕生日を迎えたばかりでチョコレートを焼いてみんなでお祝いしました。
そのときに

パイナップルケーキは作れるようになった?

って聞かれたので

うーん、いまいち作り方がわからなくて。。。まだ作っていない

って答えたら

じゃあ一緒に作るか!

ってことになったんだけど。。。

なんだかんだ話した後、なぜかこの

クレム オ ズー

を先に作ることになったのです。

なんででしょうねえええ。

っていうか。。。

作るまでクレム オ ズー がプリンだとわからなかったのも我ながら笑える!


でも、プリンだと知ってちょっと心配になりました。

だってあんまり成功したことないんです。。。



そんな心配をよそにジャンビエブが手際よくさささーーーーっと作り始めました。

いつものことながら、この方手際がよすぎるので困る

作りながら、

このレシピもいいわよお~~~~

といいながら引き出しからわんさかと飛び出さんばかりにおばあちゃんのレシピ集が登場。

ついでに

Far bretenne ファー ブルトン

も教えてもらい、レシピをメモってきました。
乞うご期待ですぞ。


他のレシピの話をしている間に、さっさとプリンはオーブンの中へ。

えええ~~~

それだけ~~~~!

超簡単!

やったー!


材料:
ミルク 1㍑
砂糖 150グラム
卵 6個
塩ひとつまみ

キャラメル用
砂糖 25グラム
水 少々

①小さめの鍋にキャラメル用の材料をいれ火にかける。焦がさないように茶色になるまで煮詰める。
②ミルクに砂糖をいれ沸騰しないように温める。
③ボールに卵を割りいれ混ぜる。
④卵を②へ少しずついれ混ぜ合わせる。

⑤キャラメルを型に流しいれ、その上に④を流しいれる。

⑥オーブンの鉄板に水を入れ、蒸し焼きにする。200度40~50分。

*焼き上がりの見極めは、プリンの中央にナイフを差し入れ、ナイフが熱くてやっと触れるくらいになったら出来上がり。

もちろん、バニラビーンズを入れてもよし、干しぶどうをいれてもヨシ!お好みでおためしあれ

チーズのこと

2010-04-03 16:24:03 | カジュアル・フレンチ
去年あたりからパリでチーズセミナーへ足を運ぶようになりました。

フランスに住み始めて6年目で。

なんでチーズのセミナーへ足を運ぶようになったのか。。


う~ん

ただの食いしん坊!


だと思います


フランスにいてどこのスーパーに行っても町を歩いていても必ずたくさんの種類のチーズを発見することができるし、手軽に食べられる。
サンドイッチでもトワ フロマージュ(3種類のチーズが入っている)サンドイッチがあることを知ったときにはびっくりしました。
正直、チーズがなければ始まらない!ぐらいの勢いでどこのご家庭でも食卓には必ずチーズがお目見えしています。
毎日毎日顔を合わせる食品で興味が湧いたのは自然の成り行きかもしれないのだけど、でもやっぱり単純な理由で、


チーズは美味しい!


そんな理由でチーズのことをよく知ったらもっと美味しく食べられるかしら、と思ったのです。


もうこれで3度ほど通ったのですが、



へ~~~~~~~~~~~



と思ったことがたくさんあります。


フランスの土壌や牛の種類で味が変ることや

一生懸命昔ながらの製法を守って作っているところもあること

例えば。。

かのカマンベールチーズは

ノルマンディー地方の土壌と牛でなければ作れない、そして自然のなせる業が生み出したチーズであること

等など。。


この話を聞いて。。

フランス人の義妹がうちに遊びに来てくれたとき、お土産だと言って大事そうに子どもの手のひらにのるくらいの大きさの山羊のチーズをこっそり渡してくれた

のを思い出しました。

彼女が訪れた先の山深いフレンチアルプスの村でしか作っていない、今でしか食べられない、そして今食べごろのチーズ。

彼女が大事そうにこっそり渡してくれたのには意味がありました。

貴重なチーズであること
他の人(うちのだんな)に見つかると食べられてしまう!


話がずれてしまいましたね


チーズには食べごろがあるそうなのですが。。。


パリで活躍するセミナー講師は
チーズ熟成士で
昨年チーズ熟成士として日本人で初めて最高位の称号を授与された
マダム久田さん

彼女によりますと


確かに食べごろがあるからこそチーズ熟成士という職業があります。。。

だけれども人の味覚は一人ひとり違って、人それぞれなのです。

バナナでも

まだ青くて熟していないバナナが好きな人だっていれば

茶色の斑点がでるまで熟したバナナが大好きな人だっている

それとチーズは同じなのです。

チーズ熟成士はお客様の嗜好を

お店で交わすちょっとした会話で見極めて

提案するのが仕事なのです

それに、これから買われるチーズを

今夜パーティーで人がたくさん来る

とか

今すぐ食べるわけじゃないけど買われるご本人が食べる

とかいうシチュエーションを知ることも大事ですね。



なるほど!



チーズを美味しく頂くためのお手伝い


なのですね。


しかも「その人に合った」チーズの提案をするお仕事。


残念ながら日本では生乳で作られたチーズ輸入は出来ないので
日本で食べられるチーズには限りがあります。

でも、美味しく食べられる術はいくらでもあります。

ということで、久田さんに

金沢で活躍するチーズ講師の村田さん

をご紹介いただき、5月8日の芸術村のイベントに来ていただいてセミナーを開いていただくこととなりました。


チーズに情熱を持って活動されている村田さん


お会いするのが楽しみです!







パピヨン

2010-04-02 15:42:49 | 番外編・イベントします!


皆さま


チラシが完成しました

このデザインを初めて見たとき


あ!
チョウチョが空に舞ってる!


と思いました。

よく見ると、まあるい枠の中に


フランスと日本の国旗


がふわふわ浮かんでる。


青空に自由に羽ばたいている蝶々を


思わず


夢や感性と捉えてしまいましたが



ああ、こんな風に夢が羽ばたいてくれればいいな!



なんて思いました。


ちなみに、蝶々はフランス語でパピヨン。

パピヨンはフランスでは羽のある全ての昆虫をさすのだそうですが。。(このチラシを見て友人が教えてくれました。)

色や形が違っても

同じパピヨン仲間

5月8日を
いろんな人と楽しく過ごせたら
うれしいなあ!







夢・感性・フランス・カナザワ

2010-04-01 18:26:09 | 番外編・イベントします!
皆さま

このたび金沢でイベントをすることになりました

私にとって、金沢で心が豊かになるような素晴らしい出会いがあって

二人で企画してみました。

たくさんの方に支えられて今日こうやって皆さんに告知できることをとても嬉しく思っています。


テーマは


感性
フランス

いろんな材料を使ってあなたの夢や感性を自由に表現してクラフトをつくってみよう!

です。


正直、私はものづくりがあんまり得意ではないのです。
絵心もないし。。。楽器も弾けないし、、、とにかく美的感覚というか。。右脳が鈍いというかで。

こんな私なのですが、フランスに来てからいままでにない

食事
習慣
文化
言葉

に触れるようになってムクムクと創造力?想像力?が高まったのかもしれません。

言葉や目ではわからないような

香り
感触

にも感心が高まりました。


日常的に

セ パ ボー サ (これは美しくない、綺麗じゃない)

と言う言葉を聴くようになって


ああ、フランスってこういう基準でなんでも決めちゃうんだ


なんて思ったものです。


自分が感じたフランスで恐縮なのだけど

私が感じたフランスをスパイスにしてクラフトのほかにプログラムを企画してみました。

そんなイベントの中で何か感じてくれるとうれしいな、と思っています。

そして、来てくださる人の夢や感性が少しでも刺激されて。。何かが生まれたら!

感謝・感動です


日時:5月8日(土曜日)10時~
場所:金沢芸術村 里山の家


入場料:大人500円 子ども300円 乳児0円
(入場制限する場合があります。事前予約の方優先致します。)
申し込み先:tiger_achichi@yahoo.co.jp 石村

*プログラム内容など、詳しくは後日情報UPしていきます!




ああ!ブリヤーニ!!

2010-03-29 00:30:22 | 中東料理



ああ!ブリヤーニ!

私が中東にいたとき心から

ガッツいて食べたブリヤーニ!

中東にいたときは気候が恐ろしく変わって

もちろん食べるものも変って

何も食べたくないと思う日もありました。

なぜかだるくて

あたまが痛くて

なぜかだらけてしまって

無性に眠くて

なんて日が普通でした。

灼熱で湿度の高い日本の夏が年がら年中の国、サウジアラビア

自分でも

ちゃんと食べないと病気になる~~!

と思ったほどです。

あちらにはいろんな料理があるのだけど、

私の胃を満足させてくれたのが唯一この

ブリヤーニ


正直、どこの国のお料理なのかわかりませんでした。

たぶん。。。。この話をしだすと

論争

(自分のところが発祥だ!自分の国んところのほうがうまい!)

が始まるのでやめておくことにして。。



私はずっとこのブリヤーニを作って食べたい!

と思っていました。

フランスに来て住むようになってから

フランスにはインド料理屋が少ないことを知り(フランス人はスパイシーが苦手)

ちょっと遠ざかっていました。

そんなとき語学学校で知り合ったバングラデシュ出身の女の子が

ブリヤーニのレシピ

を宿題(自分の国の料理のレシピをフランス語で書いて披露する)で持ってきました。

私はわきめもふらずコピったのは言うまでもありません。

彼女の話をよく聞くと

ブリヤーニは大切な日に作るお料理で

手間も時間もかかるけど

大量に作る

のだとか。

スウェーデン人の男性と結婚した今は、家族に(とくにお姑さんに)このブリヤーニがとても気に入られ

よく作っている

とか。


でも材料を見ると私が食べたブリヤーニとちょっと違っている。。。

聞いてみると

やっぱり家々でレシピが違うのだとか。

やっぱりねー

というわけで

私も自分が気に入っているブリヤーニを再現すべく

材料を選びながら

今回作ってみました!

スパイスはパリのシャトー ド chateau d'eau にあるインド雑貨・食料店で買いました。

彼女から教えてもらったのはもちろんこんなスパイスがすでに調合されたものではなかったのだけど、一度試しに買って見ました。


お肉をマリネするのに一晩、いや二晩。

野菜を炒めて。。。

ご飯を炊いて。。。

家中にスパイスの香りが立ち込めて

おなかがすいていないのに

おなかがすいてきた!


材料:
ジャガイモ
玉ねぎ
干しぶどう
鶏肉
(マリネ材料:にんにく、しょうがをすってヨーグルト、塩、スパイス、レモン汁と混ぜたもの)
バスマティ(お米)3合
スパイス(調合されているタイプ)

①鶏肉をマリネにして一晩置く。
②ジャガイモの皮を剥いてスライスし、玉ねぎ、干しぶどうと一緒に炒める。
③マリネしておいた鶏肉を入れ、さらにスパイスを全部いれ一緒に炒める。
④肉がほどよく炒まったら水をカップ3入れ、その上に洗ったお米をかぶせて蓋をする。
⑤30分ほどで出来上がり。
⑥玉ねぎをカリカリになるまで油であげる。
⑦頂くときには⑥の玉ねぎとレモンを絞っていただきます。











しっとり ふんわり 口どけ 蒸し焼きガトーショコラ

2010-02-20 00:46:15 | カジュアル・フレンチ



先日はバレンタインデー

日本ではちょっと早かったのですが

そしてフランスではジャストなタイミングで

みなさんにおすそ分けさせていただきました。

思いがけず

好評!

を頂いただきました。

蒸し焼きだったからかなあ!


材料:
チョコレート(カカオ60%~70%) 200g
卵 3~4個
生クリーム 100cc
牛乳 100cc
砂糖 30g程度
ココアパウダー 20g
コーンスターチ(もしくは小麦粉) 10g


作り方:
①ボールに砕いたチョコレートと生クリーム、牛乳をいれ湯せんにかけてチョコレートを溶かす
②①に黄身をいれ混ぜる。
③卵の白身に砂糖をいれしっかりとメレンゲを作る
④②のボールにココアパウダーとコーンスターチを振って入れる
⑤余熱を始める(鉄板にお湯をいれておく)
⑥④のボールにメレンゲを3回にわけてさっくりと混ぜ合わせる
⑦型にいれる
⑧160~170度で25~30分蒸し焼きにして、さらに温度を10度さげて15~20分焼く

*アレンジでうすく削ったチョコレートを溶かさずに、メレンゲを混ぜ終わったあとに入れて混ぜるとまた違った感触のケーキが味わえます

お気に入りなレモンタルト

2010-01-22 23:50:37 | お菓子・ケーキ


このレモンタルト。

私のお気に入りなのです。

自分の作るケーキをお気に入りというのは恥ずかしいのですが

甘酸っぱい

のが気に入っています。
そして、写真でおわかりのとおり、いわゆる普通のレモンタルトではなく、メレンゲ風焼きタイプのレモンタルトなのです。

レモンタルトが元々好きで作ってみたい!と思っていたのですが、私はジャンヴィエーヴおばあちゃんが教えてあげる!って言ってくれたのを尻目に(タイミングが合わなかっただけです。。。)日本の図書館でレシピを見つけたのです。


南仏にあるマントンMentonはレモンが特産。このレモンを使ったトワレや石鹸、レモンピールなどた~~~くさんの加工品のお店がマントン市内にあったのを覚えています。
街にはレモンやオレンジの木がそこらじゅうにあってそれにまつわるオブジェがいたるところに飾られていて。。春にはレモン祭りなんてあったりします。

このレシピはこのマントンゆかりのレシピ。
作者の方がどんなかただったかは覚えていませんが、このレシピがマントンのレシピだというのだけははっきり覚えていて、いつも食べているレモンタルトとちょっと違うので

よっしゃ!作ってみよう!

と思い作ってみて、そして、はまったのです。




ほんとうは粉砂糖でお化粧するともっと見栄えがいいのでしょうね!

材料:

タルト生地
バター 100g
小麦粉 200g
卵 1個
砂糖 80g
塩 一つまみ

①クリーム状にしたバターに砂糖を練りこむ。
②卵をほぐし少しずつ混ぜいれる。
③粉を一気にいれ押し付けるようにして混ぜる。
④冷蔵庫にいれ1~3時間寝かす。
⑤のばして型にいれ、170度で30分ほど焼く。

フィリング
レモン汁 レモン1個分
砂糖 50g
卵 2個

①卵を黄身と白身にわける。
②レモン汁に砂糖と黄身をいれ、極弱火にかけるか湯せんをしながらまったりとするまで泡だて器で混ぜる。
③メレンゲを作る。
④②に③を混ぜ合わせタルトに流し込む。
⑤170度20~30分

アルメニアのワイルド・ミントティー

2009-12-17 00:17:23 | お茶・お酒・ハーブ


木箱に入ったこのハーブティ。
なんと、野生のハーブを摘み取ってブレンドされたお茶なのです。

私はまだ行ったことがないのだけど、アルメニアに行った主人からのお土産。

この木箱に、説明がズラっと書かれています。。

とその前に。。。。

アルメニアってこういうハーブを薬代わりに煎じて飲んでいる人がたくさんいるのだそうで、こうやって健康を保つように今もしているのだとか。
山に生えているから超ナチュラルハーブだし、生活の知恵なのでしょうね、きっと。

このお茶の中身は、ミントティーだからミントが入っているのが当然だけど、

標高2500メートルで育ったツマムシソウ

が入っています。

花を咲かせる期間が短いためにさらに収穫が困難とされるハーブで菊の花びらと似ているそうです。

食後に合いそうな消化を助ける効果が期待されるとのことで、早速飲んでみることに。

うーーーーん!
ミントだ!

なんていうか。。。。ワイルドだからか香りがしっかりあります。
それだけで胃がすっきりしそうだワ!

ちなみにオレンジピールも入っています

スティック ショコラ・ショ

2009-12-10 10:50:56 | カジュアル・フレンチ


なんだか面白いかたちのホットチョコレートを作るチョコレートバー。



こうやってしっかりミルクを温めてくるくる混ぜます。



あ~ら不思議。ホットチョコレートの出来上がり!

ドイツ製。
パリ、ボンマルシェで購入しました。


カレーde鍋

2009-12-07 16:04:33 | 和食


日本に帰ってきました

早速お友達の家にお呼ばれして、頂いたのがコレ

なんと

カレー鍋


初めて聞いたときは

ええ~~~~!

って思いました。
しかも、シメに

ご飯を入れてチーズをふりかけておじや、いえ、カレーリゾット?!

にするという。。。。。


更に友人は、その具として

キャベツ
じゃがいも
しめじ
こんにゃく
ねぎ
油あげ

を入れるのであります。

まさに、味はカレーだけど、具は鍋の定番!(豆腐がないか。。

っていうか、偏見ってこわいですね。
私、初めてカレー鍋の存在を知ったときにはなんだか美味しいのか分からない気持ちで一杯だったけど、いざ食べてみると特に

油揚げが美味しい!


作ってくれた友人はココ最近の大ヒット「今晩のおかず」らしく、毎晩食べてもイイ!と言っているほど。

ちょっとうなずいてしまった私

そして、最後のシメのリゾット。
写真を撮るのも忘れ、みんなでハフハフしながら食べつくしたのは言うまでもありません。

もしかすると、海外在住者にはうれしい鍋かもしれません。
なぜかというと、貴重なカレールゥを全部使わなくても出来る!
主婦的なオチですいません