春のそよ風夏の雨

嬉しいひととき。好きなこといろいろ書いています。

センス・オブ・ワンダー

2024年04月12日 | 
ちくまで連載されていた森田真生さんの連載エッセイを一回目だけ読みました。
面白かったので、読んで本になったら買おうと思っていました。

その本が、今日到着しました。
カーソンのセンス・オブ・ワンダーの新訳に続いて「僕たちのセンス・オブ・ワンダー」として
載っています。
もう一冊は、もともと持っていた新潮文庫版。4人が「私のセンス・オブ・ワンダー」として
解説エッセイを書いています。

本文よりも長い、追加されたエッセイどちらも同じようなテーマで、「センス・オブ・ワンダー」を
読んだ人には、自分の「センス・オブ・ワンダー」を見つけてほしいというような思いを感じます。

かなり前に、単行本版と英語版を読んだきりで文庫版も積読状態だったので、久しぶりに二冊の
「センス・オブ・ワンダー」を読んでみたいと思います。

カーソンだけではなく、5人の「センス・オブ・ワンダー」もどんな感じなのか楽しみ。

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Jordan Scott+Sydney Smith「I Talk Like a River」

2024年03月30日 | 英語
Jordan Scott+Sydney Smith「I Talk Like a River」

SNSで紹介されていた方がいて読んでみたくなりました。

たくさんの言葉が絡まって上手く出てこない。
自分のことを話す日は特に辛い・・・。
そんなある日、お父さんが川に連れて行ってくれて・・・。

どもって上手く話せない男の子の気持ちと、
優しく、そしてしっかりと向き合って男の子に接するお父さんが
とても気持ちよく描かれていた絵本でした。

後書きを見ると、著者の子供の頃のエピソードをもとに描かれた作品のようです。

絵も素敵で、自然に囲まれて心がほぐれていくような気持ちになりました。
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マルコ・バルツァーノ「この村にとどまる」

2024年03月24日 | 
マルコ・バルツァーノ「この村にとどまる」

1919年、オーストリア=ハンガリー帝国の一部がサン=ジェルマン条約によりイタリアの
領土になった。その一部が今は湖に沈むクロン村

ドイツ語を話す人たちが暮らしていたが、ドイツ語教育は封じられ、教師を目指していた
少女たちは夢を叶えることができなかった。
そんな少女の一人が語り手となって、その後の村の様子が描かれている作品です。

生まれ育った場所に暮らしているのに、戦争によって、権力によって翻弄されて、
家族や友達がバラバラになった人たちが描かれています。

この作品は小説だけど、この村は実際にあって、似たような村民たちはいたのですよね。

とても静かで悲しい物語ですが、魅力的な人物が何人もいました。
この著者の他の作品も読んでみたいです。




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Dr. Seuss「Oh, The Places You'll Go!」

2024年03月17日 | 英語
Dr. Seuss「Oh, The Places You'll Go!」

先日、親戚の卒業式がありました。
それで思い出したのがこの本。
卒業する人に贈られることも多いのだそうです。

久しぶりに読んでみました。

これから新しい道を歩んでいく人へ向けて描かれた絵本で、
励まされる人も多いと思います。

うまくいかない時もあるけど、進んでいこうと思えるような本です。

原書の前に日本語訳ドクター・スース「きみの行く道」で出会ったのですよね。
伊藤比呂美さんの訳で、こちらも素敵です。

この春新しい道に進まれる方も多いと思いますが、素敵な道となりますように!
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韓国語

2024年02月29日 | 韓国語
毎日韓国語に触れてみるということで二ヶ月達成しました。
10分くらいの日もあるけれどもね。

ずっと入門のあたりをうろうろしている感じだったけれど、
なんとか初級に進めたかも?くらいになりました。

5級レベルの単語集はだいたい一通り覚えたのですが、これ以上単語集で覚えるのは
ちょっと大変そうかも?ということで、漢字語の感覚を身につけるというのと、
接頭辞、接尾辞など共通の部分を意識したいなと思ってそんな関係の本を読んでみたり
しています。

K-POPも歌のハードルはまだ高いですが、ビハインドやYoutubeライブなどは、
ちょっと分かるところも出てきました。
やっぱり聞いて直接分かると気持ちがいいですね。

徒歩圏内に河津桜が見られるところがあるので、先週末に行ってきました。
もう、春の始まりですね。



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「The Shirley Hughes Collection」

2024年02月19日 | 英語
「The Shirley Hughes Collection」

Shirley Hughesさんは1927年生まれの方で、たくさん絵本や挿絵を描かれています。

「Alfie Gives a Hand」という絵本から出会って、クラシカルだけどやわらかいユーモアや
やんちゃさもあって、読んでいて気持ちがいいな。この方の絵本などをもっと読んでみたいな
と思って、この本を見つけました。

詩、絵本作品、挿絵の作品などがたくさん集められた本です。
対象年齢から4つに分かれていて、
とても小さい子向け(多分、2〜3歳くらい?)
小さい子向け(4〜5歳くらい?)
もう少し大きい子向け(小学校低学年くらい)
それよりも年上の人向け(小学校中学年〜くらい)
となってます。

「Alfie Gives a Hand」も小さい子向けの中に入っています。
Alfieはシリーズが何冊か出ているので、いくつかの作品で登場してました。

ちなみに「Alfie Gives a Hand」は、アルフィーという男の子が、幼稚園の友達の
誕生日パーティに招かれたというお話です。お母さんや妹と離れて一人で友達の家に
行くのは初めて・・・不安な気持ちでパーティに参加しましたが・・・。

「The Shirley Hughes Collection」はお話だけでも18作載っていて、
さらに詩も載っているので本当に盛りだくさん。
ファンタジックなお話があったり、戦争中のお話があったりと、
楽しい作品から、かなりシリアスなものまでいろいろ入っていて楽しめました。
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コスタンティーノ・ドラッツィオ「ミケランジェロの焔」

2024年02月11日 | 
コスタンティーノ・ドラッツィオ「ミケランジェロの焔

クレスト・ブックス全冊読む!というのは続いていて、2023年刊行の本を全部読み終わりました。
「ルクレツィアの肖像」
「ミケランジェロの焔」
の二冊が特によかったかな。

さて、この本はイタリアの美術史家で展覧会キュレーターでもある作者による作品で、
ミケランジェロが甥に向かって人生を語ったという形で描かれた小説です。

自国の作品について楽しく読ませる美術史家で、展覧会の企画も行っているということで、
山下裕二さんや金子信久さんのようなイメージの方なのかな。
(お二人とも小説は書かれていないけれど。)

著者の作品では
「カラヴァッジョの秘密」
「ラファエッロの秘密」
などの、秘密シリーズとして書かれた評伝が人気だそうなのですが、ミケランジェロでは小説という
形を取ったのですね。

とてもしっかりと感情が伝わってきましたし、すごく読みやすくて楽しめました。
とても孤独で大変だけれども、幸せな彫刻家だなというイメージを持ちました。

秘密シリーズも読んでみたくなりました。
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輪島塗のボールペン

2024年02月09日 | 文房具
少し前に、お昼のニュースで輪島の様子を映していた中で、
輪島塗の塗師屋の大崎さんという方がインタビューを受けていました。
あ、この方は土屋太鳳さんが「まれ」で知り合って、お家に行ったり親しくされて
いる方だと気が付きました。

崩れた建物の前で、蔵の中に入れなくて・・・と中を心配されていて、
番組の後に知ったのですが、ご自宅&作業場は崩壊されてしまったそうです。

地震によって被災地のどの方の生活もそうですが、その地方での伝統工芸にとっても
再建が難しい方も出てきてしまったり、引き継ごうと思っていた方の中にも困難が
生じてしまったりして、大きな影響を与えてしまうのだろうなと感じました。

応援したいという気持ちもあって、輪島塗の物を何か買おうと思いました。
ペンダントヘッドなどもいいなと思ったのですが、良さそうなものを見つけることが
できなくて、ボールペンもいいなと探してみました。

ゆるりと龍モチーフのものを集めているということもあって、龍が描かれたボールペン
です。(ちなみにリフィール情報が探しても見つからなくて気になっていたのですが、
ゼブラのF-0.7芯という互換性はあまりないけれどお手頃なものでした。
他のリフィールも使えないかちょっと検討してみたいなと思います。)



写真では伝わりにくいかもしれませんが、漆の豊かさを感じるような美しいペンです。
いろいろ探していたら購入したお店ではないのですが、同じところで作られている
ボールペンを売っているお店を見つけました。
黒地だけでなく赤地のものもあるし、モチーフもいろいろあって素敵。
復興を待って1〜2年先のお届けとあります。やっぱり復興にはかなりの時間がかかるのですね。
そのころに、ご縁があったら赤地のボールペンを手に入れようかな。
(ボールペンはとてもたくさん持っているのですが、美しいボールペンは大好きなので・・・。)

先に書いた大崎さんのところではクラウドファンディングで復興に向けて動き出されて
います。
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韓国語

2024年02月01日 | 韓国語
今年は毎日韓国語に触れようという目標、まずは一月達成しました。
二ヶ月間は語彙力を上げつつ、速くたくさん読めるようになるというのが目標です。

ハングルは、シンプルな構成でとてもわかりやすいのですが、似ている文字がたくさんある
ので、素早く形を認識できなくて「お」だと思ったら「う」だったとか、母音を認識するのに
結構時間がかかってしまうのです。
もう、これは慣れしかないということで、漫画が二冊ほどあるので意味が分からなくても読み
進めてみることにしました。
絵でなんとなくストーリーを想像しつつ、所々は知っている単語も出てくるくらいな状態だった
のですけれど、なんとか一冊最後までたどり着くことができました。
一冊分、ハングルを見続けたので結構文字の認識力はアップしたようで、絵本が以前に比べると
ぐんと速く楽に読めるようになりました。
一気には読みきれなかった本も読めるようになってきました。
易しい絵本が10冊くらいあるので、それを繰り返し繰り返し読んでいます。

がまくんとかえるくんやネズミのスープなど、ローベルの絵本を二冊持っているのでそろそろ
一気に読めるかな?短編の形なので、二回に分けてでもいいのだけど。
英語では何度も読んでいる本なので、ストーリーはだいたい分かるから今の語彙でも
それなりに読めると思うので近いうちに試してみよう。

最近読んでる絵本たちの一部です。
チェ・スッキさんやペク・ヒナさんの絵本は易しい本も持っているのですが、
もう少し進めてから読んだら、こんなに読める!って思えるかなと思ったりして
温め中です。



韓国語と並行して、ドイツ語も読みす進めているのですが、なんだかドイツ語もここのところ
すごく調子良く読めるようになりました。

気持ちのいい外国語多読楽しんでいます。
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リタ・ジャハーン=フォルーズ+ヴァリ・ミンツィ「白い池 黒い池―イランのおはなし」

2024年01月30日 | 
リタ・ジャハーン=フォルーズ+ヴァリ・ミンツィ「白い池 黒い池―イランのおはなし」

イランの民話を元にしたお話に、イスラエルの画家の方が絵を描いた絵本です。
作者も画家もイスラエルで暮らしている方なのですが、作者の方はイラン生まれで
子供の頃にイスラエルに移住されたそうで、「イスラエルとイラン両国の文化的な
架け橋になるよう努めている」そうです。

日本語にはなっていないのですが、ヴァリ・ミンツィさんが絵を描いている
絵本に「Nour's Secret Library」という作品があって、こちらは、
シリアの首都ダマスカスが舞台だそうです。
ヴァリ・ミンツィさんの作品はユダヤ教に基づいたようなものもあるのですが、
その一方で宗教が異なるアラブ諸国の絵本もあって、文化を結びたいというような
気持ちを持っている方なのかなと思ったりしています。

異なる文化が合わさって美しい絵本が生まれたというのが素敵だなと思います。

お話は、心優しい娘が継母とその連れ子の娘にいじめられていたのだけど、
ある日・・・というお話。
「ホレおばさん」のお話がとても近いかな。ロシア民話にも似たようなお話が
あったような気がします。イランにもこういう話があるんですね。
でも、終わり方がちょっと独特で、これは再話のリタ・ジャハーン=フォルーズさん
によるのかもしれませんが、面白かったです。

ヴァリ・ミンツィさんの絵はとても美しくてみずみずしさもあって大好きなのです。
ヴァリ・ミンツィさんのサイトに、この本の絵が何枚か載っています。
表紙には金色(箔押し?)も使われていて、それがとても美しいです。
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