大摩擦BLDG.(0412-0612)

何か来て、何か消えてなくなる。

どうしようかな

2006-12-03 01:53:58 | Weblog
はっ、と気がついたらここに住みついて2年、たってしまった。立ち退きをせまられて
いるわけでもないけれど、このお知らせ記事でちょうど100本目だし、思いついたよう
に引越しします。家主のgoo様、お世話になりました。ああ面倒くさいと思っては離れ、
ぶらっと戻りの繰り返しで、飽きっぽい奴にしてはよく続いたかしらと。
ちなみに新居はとうぶん空っぽだと思いますけど、奇特な方は左のブックマークから
引き続き、おつきあいのほど、お願い申し上げます。
ではまた、ごきげんよう!

風・影

2006-12-01 08:44:35 | Weblog
空港で入手した大雑把な全島地図をたよりにめざすのだけれど、たどりつけないし、道を
訊こうにも人気がない。3時間くらいしか寝てないし細かい雨も落ちて来た。
よく整備された道からあっちをまがりこっちをまがりして、小一時間、ようやく目的地に
たどりついて、さらに1時間後に業務完了、さて夕方の飛行機までどうやって時間をつぶそう
かしら。
しばし歩き回り、町の地図を頭に定着させようとするがてんで無理。雨降ってるし、寒いし。
日用品を商う店がぽつんぽつんと開いている。ケーキとパン、その他食料品を扱う店で、
カツサンドとチーズ・バーガー。どちらもなにか、肉がみしっと詰まっている。これで
帰りまで餓える心配はないな。バス停とおぼしきところに老人がたまっている、来た道を
ふりかえると乗合バスのような影がみえる。どこに行くのかわからないが乗ってみよう。
市街を抜け海沿いを走り切り通しを越えたら温泉があったので、下車。老人連がぞろぞろ
降りる。室内と露天を、なめるとしょっぱいお湯で湯あたりする寸前まで行ったり来たり。
座敷でぐったりと、島牛乳をすすりあげながら運行表をみたら、定刻前までに飛行場方面
にもどれるバスは存在しないことが発覚。見知らぬ土地で時間にさして余裕のないときは
計画的に行動しましょう。
来た道を2時間かけて、歩いて戻る。遅い昼の帰り便になんとか間に合う。
みやげにまたその辺のパン屋で同僚に買ったの。ベーコン・エピのベーコンのかわりに、
くさやを織り込んで焼いたくさやパン。おいしいのよ、オーブン・トースターで2分くらい
あぶってね、レンジじゃなくってね。これがもう、ほんとに。そう女主人にすすめられた
けどどんな飲み物が合うか、聞くの忘れた。ではまた来週、八丈島。
戻って深夜作業。時差ボケか? 手元狂いまくり。疲労困憊で事務所で失神。

COWGIRL IN THE SAND

2006-11-30 00:53:50 | Weblog
下北沢へ出て散髪。入念なひげ剃りと若干のマッサージつき。あっちこっち引っ張られたり
頭をぽんぽんはたかれたり、指先に装着された振動偽指先のようなものでもみほぐされたり、
1時間弱。軽い、頭が軽い。帰りに焼酎のロックを振る舞われる。変わった床屋ではある。
むろんあおむけでひげをあたられている最中は熟睡。
帰途三福林にて牛肉とポテトとニラとタマネギを炒めたの。胡瓜の辛み漬け、おとうふの
おみおつけ、ごはんは大盛り。割り卵の黄味を崩さずに辛子明太子を混ぜて目玉焼きにした
のをおまけにもらう。あと缶ビール1本。うー満腹。
CD屋にてニールヤング&クレイジーホースの発掘ライブ。帰宅しても腹がくちくて洗濯にも
出られず、珍しや、酒もあまり飲む気がしない。
とかいいつつ、ストリチナイヤをソーダ割りにしてレモンを搾る。永井荷風の単調で長い長い
日記をすこし読む。深夜に珍しく加入電話が鳴って、週末に会う約束をする。何ヶ月ぶりか。

溺愛

2006-11-29 02:38:31 | Weblog
短い横断歩道のむこうで、スーツ姿の男がなにか断定的な口調で声高にひとりごとをしている。
携帯電話のハンズフリー・ツールを使っているようにも見えず、なにか世間に訴えたいことが
あるのかも知れない。今、信号が変わったらやだな。律儀に信号を守っているけれど、絶叫に
近い。
背後に気をとられていたら前方、なにかが空中から落下した。視界の隅に入る。べち、と野球の
球がグラヴにおさまるような音だ。剣呑だなぁ、集合住宅の入口あたりに、落下物らしきものの
すがたがあって、どうやらあおむけになった亀らしい。身動きしない。
怖くなって、足早に地下鉄の駅へとくだる階段に急ぐ。
夜半、御徒町で若干の買い物を済ませ、秋葉原で一服。大通りからすこし引っ込んだ立ち飲み屋
にはいってハートランドの生。ろれつの怪しい客がきておxxこを連発してあと定年は人生の終り
だよ、と繰り返す。うっかりそんな酔っぱらいを客引きした看板娘(ならん)はしばし裏手で
泣き暮れていたらしい。あぁめんどくさい、と店主が呟いて、常連と店の経営に関する、避けて
通れないプラクティカルな話をはじめて、これはつい聞き耳をたてるほど面白いのだが、本日の
酔客の評定をあけすけに始めるに及び、帰りたくなる。料理はそれなりに手がかかっててうまい。
ハートランド2杯とウイスキーソーダダブル1杯と蒸し鶏ネギ油かけで退散。
帰宅して米をといでホウレン草茹でて洗い物して、と酔いのまわる暇もなく、お弁当仕込みつつ、
南。

雨の日にバレエ

2006-11-27 02:56:20 | Weblog
おだやかで楽しい夜、とかほざいて8時に事務所だから当然不調。あちこちきったり
はったりしている荒現場に赴いて、夕刻まで仕事、合間に若干失神。事務所に戻って
弁当をようやく喰らい(昼は失神してたの)、ほうじ茶を大量に摂取してまたしばし
失神。座業を明日に持ち越して所用にて上野。ひさしぶりに牛タン炭火焼きなるもの
を食するがうまくない。にもかかわらずしかも4時間前に遅い昼食をとったばかり
なのに飯は三膳喰う。ああいやしい。
小さな人を中野のバァに誘うが慇懃にことわられる。のでひとりで行く。たまに訪なう
店が3周年とのことで、年若いバァマンが三崎町のバァにいたころはアプサン68度
のオレンジ・ジュース割りでよく訳分からなくなってたよな、中野で開業した時って
普請中が何ヶ月か続いてて酒壜を並べる棚もあってなきがごとし、狭くて急な階段を
のぼる。置いてある酒の品揃え出すカクテル、いずれも並々ならねど雰囲気は気の
おけないブリティッシュ・パブ。頭の回転の早いバァマンと常連の応酬が途切れず、
しかも閉鎖的なかんじはしない。むっつり飲む客にも居場所がある。
本日はなんでもおおむね500円、とりあえずシャンパン酒をもらい、入魂の(店長談)
ドライ・マティーニを2杯、数十分であわだたしく退散。終電車めがけて階段を駆け
下りるときに、なぜか小泉喜美子さんを思い出す。ひさしぶりに「弁護側の証人」を
引っ張り出してみようか。
パラパラ降る雨のビニール傘で弾ける音がとても気持ちいい。
帰宅してもう少し足りない。思案して冷凍庫のウオッカをざぶり、国産レモンをいっこ
しぼって混ぜる。