失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

浜田歴史公園 海老名市

2024年03月18日 | Weblog
前回の海老名氏霊堂につづいて、今回も海老名市にある、中世武士の館に関連する遺跡です。
ここは今回のタイトルにあるとおり、歴史公園として保存されています。
私はこの場所を『相模武士団』(関幸彦編 吉川弘文館 2017年)で知りまして、特に復元イラストを見て
どんなところか興味を持った次第です。

現地案内板には「・・・建物跡は、・・・当時の武士階級の住居であることを示し、・・・
また、この地域が中世の渋谷荘に属し、渋谷一族の大谷氏との関連性もうかがわせます。」と書かれています。


建物跡が、レンガ?で示されています。



ここは丘陵の上にあるはずなのに、くぼ地のような感じがして地形がよく把握できなかったので地図を色塗りしてみました。

<国土地理院1/25000地形図を『カシミール3D』で加工し地点をプロット>
上のピンク色の四角の囲みは相模国分寺跡、その下のピンク色が浜田歴史公園です。
見てのとおり丘陵の中に緩い谷が入り込んでいました。谷は南に下ってから西に曲がって相模川側に開いています。東側は目久尻川です。
右上から左下にかけての曲線は東名高速道路です。左上のは前回の海老名氏霊堂の位置です。

(写真撮影日は2023年11月4日)
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海老名氏霊堂 海老名市河原口

2024年02月20日 | Weblog
海老名駅から西に約1~2キロ、海老名市河原口にある「海老名氏霊堂」に行ってみました 


奥のお堂が「海老名氏霊堂」になります


現地案内板(海老名市教育委員会)には「堂内には、海老名氏縁(ゆかり)のものと伝わっている宝篋印塔(ほうきょういんとう)や五輪塔(ごりんとう)が安置されています」と書かれています


堂の後ろ側から


同案内板末尾に「この辺り一帯が海老名氏の本拠地であったと考えられています」とあります。
今後のあらたな発掘調査の成果に期待します(発掘調査が行われるということは大中規模の開発が行われるということでしょうし、よほどの貴重なものが見つからない限りそこが史跡として保存されるようなこともないでしょうから、さびしい期待ではありますが)

撮影日:2023年11月4日
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陣ヶ下渓谷公園 横浜市保土ヶ谷区

2024年01月08日 | Weblog
陣ヶ下渓谷の流れは帷子川にそそいでいます。
昨年春の桜の季節に訪れてみましたが、その時の写真だけでは少し季節はずれ感があったので秋のものを加えてみました。
撮影場所の大体の位置と地点名は最後の地図を参照してください。
私は相鉄線の西谷駅から歩いて行きましたので北側から歩きました。そのあたりから始めます。
撮影日 春:2023年3月31日、秋:2023年12月10日


①春 杉山神社の鳥居

②春 杉山神社の鳥居前の階段を登りました 現在(2023/12/10時点)斜面工事中

②秋 環状2号線の歩道から この写真の方が位置関係がわかりやすいですかね


③春 妻恋稲荷(公園隣接地) 杉山神社鳥居前の階段を上り切ったあたりにこの鳥居と小さな祠があります


④春 西原口付近 

④秋 西原口付近 


⑤春 南口から下ったところにある広場

⑤秋 南口から下ったところにある広場

⑤秋 同


⑥春 南口からの下り

⑥秋 南口からの下り


⑦春 渓流  ここから対岸には渡れません


⑧春 環状2号線の歩道は樹木観察デッキ代わりになる

⑧秋


⑧付近 春

⑧付近 秋


⑨秋 下流口


 西原口にある公園案内板を写した写真に番号を上書きしました。

(追記)まったく当たり前のように12月10日を「秋」と表現しておりました。
 2023年は猛暑でなかなか秋が来ず、また暖冬でもあり、暦の上と実感とが大きくずれていたためかもしれません。
 その年が暑かった、寒かったといったことはすぐ忘れてしまうので(この先は猛暑、暖冬しかなくなる?)
 書き残しておきます。
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帷子川親水緑道 横浜市旭区

2023年10月04日 | Weblog
前回の投稿からだいぶ日数が空いてしまいましたが、帷子川のつづきです。
今回は旧河道を利用した緑道、帷子川親水緑道と田原橋公園です。
帷子川親水緑道は二俣川合流点の少し下流(最寄り駅は相鉄線鶴ヶ峰駅)で、
田原橋公園は新幹線の高架と交わるあたりです(最寄り駅は相鉄線西谷駅)。

<以下 帷子川親水緑道 2023/6/1>












<以下 田原橋公園 2023/3/31,2023/6/1>










つづく
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帷子川

2023年06月30日 | 源流探訪
横浜市を流れる帷子川、まずは流域の地図を。

<杉本智彦「カシミール3D」(実業之日本社)を使って作成>
地図の左の赤丸が源流部、中が二俣川合流点、右が河口部です。
源流部に設置されている案内板(横浜市旭区設置)によると「帷子川は延長約17.3km、流域面積約57.9km2の二級河川です。」
源流部の標高は地図ソフトの表示値では64mくらい。
およそこんなところが上の地図のスケール観です。

下流では、二俣川、今井川(保土ヶ谷宿の谷を流れている川)などが合流します。
帷子川の北側、丘陵を越えたところは、恩田川・鶴見川の流域、
西側は境川の流域になります。


<撮影日:2023/4/1>
さて源流部の様子ですが、写真奥に右から階段が下りていてそのあたりに上記の案内板が写ってます。
あくまで、河川管理上の上流端ということで、これよりさらに上流にすこし水路が続いています。
さらに上流側(水路はなし)には、横浜市水道局の水道用地の看板が出ている樹林地がありますが立ち入れません。


<撮影日:2023/4/1>
上の源流部の写真はすこし味気ないので、花をそえておきます。(源流部から100mくらい下流。下流方向)
しばらく水路沿いの散策路「小川アメニティー」が続きます。


<撮影日:2023/4/1>
左側の低いところを帷子川が流れてます。右側の車道は「あかね」の信号付近。
ここは源流部から300mくらい下流。


<撮影日:2023/4/1>
車道を行き源流部を通り越して坂を上り切ると環状4号に出ます。


ぐっと下って、地図の真ん中の赤丸の地点。相鉄線の鶴ヶ峰駅から西へ400-500mの地点。

<帷子川・二俣川合流点。畠山重忠公碑のあるところから 撮影日:2023/6/1>

さらに下って、地図の右の赤丸地点。横浜駅の東約1.5km

<帷子川河口部 みなとみらい大橋から 撮影日:2023/6/1>
この部分の名前ははたして帷子川でいいのか確認していませんが、ともかく帷子川を流れた水が海に注いでいるところです。


<臨海パークから北方向(帷子川河口部の方向)撮影日:2023/6/1>
帷子川の水路は樹木より向こうです。

こうしてみると源流部付近の水路は帷子川の赤ちゃんという感じです。よくぞ立派に成長したねと。
(つづく)


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ある帷子川の風景 むかしの記憶

2023年06月13日 | 記憶の中、夢の中


今年の1月頃から帷子川(横浜市)流域周辺が気になりだして、何度か自転車や歩きで散策しました。
今回はその1回目として、私の記憶の中の帷子川中流の風景です(上の絵の風景は今も昔も存在しません)。

直接のきっかけは昨年の大河ドラマで二俣川の合戦が描かれたこと。
二俣川→相鉄線の車窓風景→帷子川→過去の記憶の喚起、といった流れです。
帷子川流域全体は私にはそれほどなじみがあったわけではないのですが、
もう半世紀近く前に友達が川べりに下宿していて、そこの風景は印象に残っていました。
とは言え、その割にそこがどこだったか正確には覚えておらず、半世紀前の風景がそのまま残っているはずもなく・・・
でも今行かないと、またいつか行く機会はやってこないかもしれないし・・・そんな感じではじまった散策です。
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真光寺公園から散策路を歩く

2023年03月23日 | Weblog
地図で気になっていた真光寺公園に行ってみました。(以下、一番下の地図を参照ください)

<真光寺公園>
公園を上り切ると、小道が続いていたので、どこに出るのかいけるところまで行ってみることに。

農地や


工場用地を横目に


尻手・黒川線に出ました。川崎市青少年野外活動センターのあたり


もとの道を引き返して真光寺公園方向に


公園の手前で道が分岐していたので(案内板「あさおウオーキングマップ」によると多摩沿線コース?)、これにのっかりました。



川崎市と町田市の市境を行くことになります。

<町田市側の住宅地>

桐光学園の横を通って




鶴川台尾根緑地(町田側)、栗木山王山特別緑地保全地区(川崎市側)のあいだを通り


川崎市栗木・片平、町田市広袴町の境界付近に至る


ここは以前、梅の花?の季節に来たことがありました(2016年3月20日)


また真光寺公園方向にもどりました。

再び桐光学園の横を通って


公園にもどっておしまいです。開発し残した尾根を散策路にした感じでしたが。山道の感じも楽しめました。
2023年1月29日撮影


<地図は、杉本智彦「カシミール3D」(実業之日本社)を使って作成し、地名地点を書き加えました>

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武蔵野の路 武蔵村山市

2023年02月04日 | Weblog
多摩湖自転車道の西端あたりから「武蔵野の路」に入ってみました。


「武蔵野の路」がどう通じているのかよく把握しておりませんが


コースは気にせず、気の向くまま




振り返る





途中にあった「もみじ広場」のあたり


下ってゆくと日吉神社のわきに出ました
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世田谷美術館 「祈り・藤原新也」

2022年12月22日 | Weblog
以下ちょっと藤原さんの文章風に なんて

NHK Eテレ「日曜美術館」で取り上げられていた、「祈り・藤原新也」を観に世田谷美術館へ行った。

意外にも「展示は4枚の写真を除いて撮影自由です」と入口で説明を受けた。





インドでの「書行」の写真のところで「見物人が大勢集まってきたが、驚いたことは携帯で写真をとる人が一人もいなかったことだ」
のような文が添えられていた。展示の写真を何枚かすでに撮ってしまっていた私は「試されたかな」とおもった。
デジカメのシャッター音が邪魔ではあった。でも私にも写真を撮らせてくれともおもう。
夢の中ですらきれいな風景を撮りたくてしょうがないのだ。


美術館をあとにした。濃厚な時間であった。

 

砧公園の黄葉・紅葉
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調布市飛田給 

2022年08月28日 | Weblog

<2022/5/11>
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