Diabetic Cat and Alcoholic Cat

糖尿病猫みぬ(2017年6月30日没)をはじめとする、アメリカに暮らす猫たちの日常の記録です。

シャンティの誕生日及び近況報告

2023-04-08 13:30:07 | 猫たちの近況
四月七日でシャンティは一歳の誕生日を迎えました。


昨年の夏、みぬまま家に仲間入りした時は、まだ小さな子猫だったのに、
あっという間に大きくなって、
今はもう既に体重は10.7ポンド(約4.9Kg)!
子猫のころはショートヘアだと思っていたけど、
今は被毛がふさふさになって、特に尻尾が立派になりました。
体は大きくなっても、まだまだやんちゃな子猫です。

一方、ハルは、最近定期健診を受けました。

時々ベッドに粗相をしてしまうことがあり、
しかも便と一緒にべっとりとした茶色い液が出てくることをキャットホスピタルのC先生に伝えたところ、
茶色い液が出るのは普通だけど、
粗相については、何か悪い病気の可能性がないか確認するため、
便サンプルを持ってくるように言われました。

…と思っていたら、健診から帰った夜、早速ままのベッドに粗相…。
そこで、その便をビニールに入れ、更にジップロックに入れて、翌日病院へ!
検査の結果は、潜血や寄生虫もなく、全く問題なしとのこと。
C先生からトイレをいくつ置いているか訊かれたので、2つと答えたところ、
猫のトイレの数は、頭数プラスワンで、3匹いるなら4つ必要とのこと。
しかし、ワンベッドルームのみぬまま家には、流石に4つのトイレは多すぎる…
ということで、とりあえずもう一つだけ追加することに。
(しかし、それでもまだハルはたまに粗相します。どうやらトイレの数だけの問題ではなさそう。

そして、定期健診では、歯石の問題も指摘され、その二週間後にまたハルを病院に連れていくことに。
結局、歯を二本抜かれ、抗生物質と痛み止めを処方されました。
ハルに薬を飲ませるのは難しそうだ…と思っていたら、
案の定、なかなか飲んでくれない。
まあ、痛み止めは、痛がっているときだけ飲ませればいいので、
施術の後の夜から食欲全開だったハルには必要なかったのかも。
抗生物質も、実は元々あまり飲ませたくなかったのです。
抗生物質は善玉菌まで殺してしまって、腸内細菌のバランスを崩してしまう可能性もありますので…。
ということで、薬はほとんど飲ませなかったけど、化膿することもなく元気に回復しています。

そしてルナは、あと二か月ほどで12歳になりますが、相変わらず元気です。

実は、前回の定期健診の際、体重の減少を指摘され、
二か月後にキャットホスピタルに体重測定に連れてくるよう言われていたのだけど、
ルナの性格を考えると、たかが体重測定だけでも鎮静が必要になりそうなので、
そのままにしていました。
でも、その後特に痩せた様子もないので、恐らく大丈夫だったのだと思います。

以上、みぬまま家の猫たちの久しぶりの近況報告でした。

5年経ちました

2022-12-22 15:17:08 | ゾロの腎リンパ腫
ゾロが虹の橋へと旅立ってから、5年が過ぎました。


とにかくみぬのことが大好きだったゾロ。
そして、みぬの旅立ちの後を追うように、半年で自分も旅立ってしまったゾロ。



ペットが長生きできないと、何か飼い方に問題があったのか?とか、自分を責めてしまうこともあるかもしれませんが、
ペットは、飼い主のもとに使命を持って現れ、その使命を終えたときに旅立っていく…という話を聞いたことがあります。
6年の短い間だったけど、ゾロがみぬまま家に来てくれた意義は大きかった。



そして、ゾロと同じ血を受け継いだルナは、11歳になり、今も元気に生きています。

(奥がルナ、手前がハル)

一か月前の健康診断では、体重減少を指摘され、
二か月後にまた体重測定に連れてくるよう言われたけど、
見た感じ、それ以降痩せているようには見えません。
(体重測定してみないとわからないけど…。)


恐らくこれが今年最後の投稿になると思われますので、
皆様、どうかよいお年を。


(舌を出したまま眠るシャンティ)

命あるギフト

2022-11-07 14:04:34 | その他
先日、知り合いの男性にあるものを貸したら、
そのお礼としてお花の鉢植えをいただきました。
黄色い可愛らしいお花で、葉っぱが肉厚なところがエキゾチック。
鉢は黄色い紙でラッピングされています。

英語ではKalanchoe、日本ではカランコエと呼ばれている花で、
マダガスカルを中心としたアフリカが原産地とのこと。

気持ちはとても嬉しかったけど、ちょっと心配なことが…。

鉢が紙に包んであるということは、室内で管理するということなのだろうか?
だとしたら、猫には安全なのだろうか…?


まずは、猫への毒性を調べてみたところ、ASPCAのサイトによると、
残念ながら猫には毒とのこと。
死ぬほどではないけど、嘔吐、下痢、稀に不整脈を引き起こすこともあるのだとか。

それなら、室内ではなく、パティオで管理しようか…とも思ったけど、
これまた残念ながら、アフリカ原産なので、気温が華氏55度(摂氏13度)を下回ると枯れてしまうこともあるそうで、
それを下回る地域では、冬は室内管理が理想なのだとか。
もう既にカリフォルニアも最低気温は華氏55度を下回っているし、これからもっと寒くなってしまいます。

だとしたら、いかに猫の手が届かないようにして、室内で管理するか…。
考えた挙句、思いついたのが、これ!


つまり、棚の上等に「置く」のではなく、上から「吊るす」のです。
こうすれば、恐らく猫に齧られる心配はなくて済むでしょう。


命あるギフトと言えば、プレゼントに子犬や子猫などを贈ったという話も聞きます。
長年可愛がっていた犬が虹の橋に旅立ってしまい、悲しんでいたところへ、
家族や友人からサプライズギフトとして子犬をプレゼントされ、
歓喜のあまり号泣…みたいな動画を見たこともありますが、
これって、実は必ずしも美談で済ませてしまってはいけないのでは?と思うのです。

動物にしろ、植物にしろ、命あるものをいただいた以上は、世話をしなければなりません。
だから、贈られた側にそれを育てられる環境が整っているのか、そして世話することを望んでいるのかが大きな問題となります。
特に動物なら、食事やトイレの管理も必要となるので、
受け取り手に育てる意思や環境が整っていなければ、
世話ができなくなって手放したり、病気にさせたり、最悪死なせてしまったりということにもなりかねません。
たとえ、受け取り手が犬や猫が大好きだということがわかっていたとしても、
それは必ずしも新しい子を受け入れる心の準備ができているという意味ではありません。
少なくとも本人が欲しいと言っているのならまだしも、サプライズでプレゼントするのは、やはりよくないのではないか…と。

まあ、でも、今回は、素敵なお花をいただけて嬉しかったので、
何とかして管理する方法を考えてみました。

シャンティの通過儀礼および近況報告

2022-11-05 12:17:39 | 猫たちの近況
11月2日は、みぬまま家の女の子たち、ルナとシャンティが揃って病院へ!
ルナは、毎年恒例の健康診断と狂犬病ワクチン、そしてシャンティは、「通過儀礼」として避妊手術を受けました。

因みにシャンティは現在生後約7か月。
行きつけのキャットホスピタルでは、去勢・避妊手術を受けさせる場合、
飼い主がいる場合は少なくとも生後5か月経っていることを推奨しています。
本当は先月予約を入れていたのだけど、諸々の事情で手術日が延期になっていました。
まあ、でも、近くに未去勢のオスがいれば、生後6か月程度でも発情してしまうことがあるらしいけど、
完全室内飼いのシャンティは、脱走でもしない限り大丈夫…ということで…。

いつも通り、朝早くからルナとシャンティをキャットホスピタルに預けて、
私みぬままはそのまま家に帰って、いつも通りお仕事。
因みに、キャットホスピタルでは、未だにコロナワクチン未接種の飼い主は中に入ることはできません。
みぬままも未接種なので、ドアの前で受付嬢に猫たちを引き渡すことになります。


ハルは、今日はままと二人きり。


まずは、シャンティの避妊手術を担当した院長先生からお昼過ぎに先に電話がありました。
手術は無事終了したとのこと。

続いて、午後3時ごろ、ルナの健康診断をしたC先生から電話。
触診等では特に大きな問題は見つからなかったけど、体重が去年から比べると大幅に減っていたとのこと。
去年は13ポンド(5.9Kg)あったのが、今年はなんと10ポンド11オンス(4.86Kg)と、1キロ以上減っていたのです。
確かに、見るからにスリムになったので、ちょっと心配はしていたのだけど、
ご飯も普通に食べて、吐いたりもしていないし、水も飲みすぎてないし、トイレを見ても下痢や多尿の形跡もないので、
大丈夫なのかな?とは思っていました。
ということで、血液検査を実施することに。

夕方二匹を迎えに行くと、キャットホスピタルのドアの前には数人コロナワクチン未接種の人が、中に入れずに待っていました。
自分一人ではなかったんだ、と、ちょっと安心。
しかし、そろそろ肌寒くなってきて、外で待つのは少し辛い…。
もう巷では、ワクチン接種の有無にかかわらず、マスク着用義務やソーシャルディスタンシングも解除されてきているので、
キャットホスピタルも早く規制を解除してほしい…と思いつつ、
ここは規則に従わなければなりません。

しばらく待つと、看護師さんがルナとシャンティを連れて出てきたのだけど、
何故かルナが入っているキャリーケースが見覚えのないものに…。
どうやらお漏らしをしてしまった様子。


ということで、二匹とも無事帰宅しました。


シャンティの手術跡が生々しいけど、薬も処方されなかったし、特に痛がってもいない様子。
因みに夜にはしきりに気にして手術部位を噛んだり舐めたりしていたので、一夜明けたらキャットホスピタルに電話しようかと思っていたけど、
翌日にはもうあまり気にしていなかったようなので安心しました。


そして、木曜日の昼頃、再びC先生から電話が。
ルナの血液検査の結果が出たとのこと。
見たところ、特に異常値は出ていなかったとのことです。
ただ、体重が減り続けるようならその原因を解明しなければならないため、
また二か月後に体重チェックに連れてくるよう言われました。

検査で異常がないというと、一見いいことのように聞こえるけど、
何らかの症状が出ているのに、原因がわからないというのも不安なんですよね。

でも、考えてみれば、これは単なる環境変化によるものなのかな?という気もします。
思えば、5年位前まではルナも小柄だったのだけど、
立て続けにみぬとゾロが旅立ってしまって以来、ルナの体重は急激に増えました。
みぬまま家の猫の中でも最高体重を記録して、流石にこれは太りすぎではないか?と、寧ろ心配していました。
その後、ハルが来てもまんまるな体形は数年間そのままだったけど、
今回シャンティが新たに加わってからまたスリムになったような…。

とりあえず、しばらく様子を見てみることにしましょう。


ところで、4か月前に猫捕獲作戦の記事をアップしましたが、
シャンティのママのヨリちゃんを引き取ったNさんは、今でも時々ヨリちゃんの状況報告をしてくれます。
野良猫時代より少しふっくらして、とても幸せそうなヨリちゃん。
そもそも、避妊手術に連れて行ったときに、一時的な名前を付けるように言われたので、
ヨリ目だから「ヨリちゃん」と名付けたのだけど、日本語をわからないNさんもずっとヨリちゃんと呼び続けているとのこと。


一方こちらは、ヨリちゃんのお兄ちゃんの(元)サバ君

彼はすぐには引き取り手は見つからなかったけど、いつの間にかご近所さんが引き取っていました。
今はハンター君というかっこいい名前を付けてもらっています。
ヨリちゃんが今はすっかり家猫になっているのに対し、
ハンター君は長年の野良猫生活のせいか、やはり外に出してあげないとだめなのだとか。
ということで、今でもよくみぬまま家の前に遊びに来ています。

ということで、久しぶりのみぬまま家、およびその周辺の猫たちの緊急報告でした。

猫捕獲作戦、その後

2022-07-25 12:07:01 | 猫たちの近況
前回、外猫だったシャンティのママのヨリちゃんが、シャンティを含む子猫を外で出産してしまったことをきっかけに、
ボランティア団体の協力を得て外猫を捕まえて去勢・避妊手術を施していたことを書きましたが、
最後までなかなか捕まらなかったのが、ヨリちゃんのお兄ちゃん。

ボランティア団体からは、まず獣医と予約を入れるので、それまで猫を捕まえるのを待つように言われていたのですが、
待っている間、ヨリちゃんのお兄ちゃんがみぬまま家の前にいたので、近づいてみたら、
ものすごくフレンドリーな子でした。


そして、予約当日の朝。
ちゃんと予約に間に合うタイミングで捕まえることができるのかな?と思っていたけど、
見事に捕まってくれました。


今度はヨリちゃんの時とは違う病院だったのだけど、病院に連れていくと、またテンポラリーの名前を付けるよう勧められたので、
サバトラであることから「サバ君」と命名。

夕方には、病院から去勢手術が終わったとの連絡があったので、サバ君を迎えに行くことに。
病院スタッフの方々も、サバ君はとてもフレンドリーで、手のかからない子だったと行っていました。

病院からもらった術後のインストラクションによると、鎮静剤の効き目が弱まってくる8時ごろから少しずつご飯を食べさせてもいいということだったので、
それまでサバ君には捕獲器に入ったまま待ってもらい、
8時に捕獲器を開けてリリース!
この時、軽いお食事を出すと、喜んで食べてくれました。
左耳には、「去勢済みの印」としての切れ込みが入っています。


このサバ君、まだ家は見つかっていません。
みぬまま家で飼えるなら飼ってあげたいところだけど、さすがに猫4匹を同時に飼うのはちょっと厳しいです。
ということで、これからもまた外猫として生活してもらうわけですが、
その間、大人猫が欲しいという人がいれば、引き取ってもらうことも考えようかと思っています。

実は、猫が欲しいという人がいたので、サバ君を見に来てもらったのだけど、
結局欲しかったのは子猫だったようです。
小さな子供のいるカップルだったのですが、サバ君を見て、
「こんな大きい猫だとは思わなかった。うちの子を傷つけちゃわないかしら?」
と不安がっていました。
しかし、猫は一年も経てば大人になるのだし、それに既に人に慣れている大人猫の方が安心のような気もするのだけど...。
まあ、でも、子猫じゃなきゃいやだというなら、仕方ないです。

TNR(Trap, Neuter and Release: 捕獲・去勢・放す)活動をしたのは初めてだけど、
今みぬまま一家が暮らす地域では、ボランティア団体もこれ以上猫を預かることができず、獣医も人手不足で思い通りに去勢手術が行えない状態になっているようです。
いつも低コストで去勢・避妊手術を受け付けてくれる動物愛護団体や自治体の動物サービスも、
今は一時的にサービスを停止してしまっています。
毎年子猫が沢山生まれる季節になるとこうなるのか、それともここ数年の傾向なのかはわからないけど、
でも獣医の人手不足にはパンデミックも影響しているようです。
そして、これはあくまで推測だけど、
もしかしたらパンデミックの影響で、飼い主が引っ越しをしなければならなくなったり、または失業してお金が無くなったり等で、
捨てられた猫も少なくないのではないかと思います。
パンデミックの影響がコンパニオンアニマルにまで及んでしまっているのかもしれません。


シャンティは、みぬまま家にもすっかり馴染みました。
とても元気で、実はかなりやんちゃかも?
ハルも遊び相手ができて楽しそうです。