JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

最良のパートナー The Coltnegie Hall Concert / ALICE COLTRANE

2024-04-18 16:11:48 | 聞いてますCDおすすめ



この公演はジョン・コルトレーンの早すぎる死から4年後に、スワミ・サッチダーナンダの主宰するインテグラル・ヨガ・インスティテュートを支援するために行われたスペシャル・ガラ・コンサートで、ローラ・ニーロ、ザ・ラスカルズも出演したというカネギー・ホールで行われたコンサート。
CD1はアリスが当時出した、アルバムのすぐあとで、そこからの演奏に始まった。
昔は信じていなかった、ハープの演奏が落ち着いた雰囲気を醸し、シェップとサンダースのソプラノが静かなスピリチャルなサウンドを作っていて、アレッ、聴きやすいとおどろくけれど、まあ、これはこれでいいか。
実は次のCD2のコルトレーンの2曲がこちらとしては聴きどころになる。
28分の”アフリカ”クリフォード・ジャーヴィスのドラム・ソロかな。から始まってシェップとサンダースのテナー・ソロの交換、これはジョンのグループを超えてきた演奏だろう。
ジミー・ギャリソン、セシル・マクビーの2ベース、エド・ブラックウェル、クリフォード・ジャーヴィスの2ドラムスにしたグループの効果が凄い、思いリズム、ハーモニーにのって、テナーが浮かび上がるし、間に聞こえるピアノがまとまりを付ける。
サンダースが散々咆哮した後に、続いて、エド・ブラックウェルのドラム・ソロ、続いてセシル・マクビーのベース・ソロそれに続いてギャリソンのソロの二つのベース・ソロが何とも懐かしくて嬉しい。
再び二人のテナーが咆哮というか、ジョンをなつかしむように吠えて、終焉を迎える。
次の”レオ”という今日はジョンとのオリジナル形式で発表されていない曲のようで、1966年のニューポートのフェスで演奏されている。
ファラオとシェップのそれぞれのテナーでの叫びに、ピアノが結構な絡みが力強い。ブラックウェルの、これはライヴで受けるという素晴らしいソロがが続き、総出のエンディングで終わる。
こう聞くと、ジョン・コルトレーンの最良のパートナーはアリスだったのだと今になって確信する。


The Coltnegie Hall Concert / ALICE COLTRANE

Alice Coltrane アリス・コルトレーン (piano, harp, percussion)
Pharoah Sanders ファラオ・サンダース (tenor saxophone, soprano saxophone, flute, percussion)
Archie Shepp アーチー・シェップ (tenor saxophone, soprano saxophone, percussion)
Kumar Kramer クマール・クレイマー (harmonium)
Cecil McBee セシル・マクビー (bass)
Jimmy Garrison ジミー・ギャリソン (bass)
Clifford Jarvis クリフォード・ジャーヴィス (drums)
Ed Blackwell エド・ブラックウェル (drums)
Tulsi トゥルシー (tambora)
1971年2月21日米ニューヨークのCarnegie Hallでのライヴ録音


Disc 1:
1. Journey In Satchidananda ジャーニー・イン・サッチダーナンダ
2. Shiva-Loka シヴァ・ロカ
Disc 2:
1. Africa アフリカ
2. Leo レオ


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カーネギーへの道 House of Culture / GARY BURTON

2024-04-17 15:58:45 | 聞いてますCDいいと思う


熱帯のサブスクで聞いていると、アレッこれ何、というアルバムに出会う。これが出ていれば入手するはずだけれど、どうやらここだけのものらしい。これまで集めていたものに係るので記事にすることにした。

ゲイリー・バートンの初期の演奏、RCA時代が、何とも前に進む演奏で大好きだった。だからそのころの演奏はあつめているのだけれど、どうやらこのアルバムはその時期のものだ。
メンバーはバートンにスワロー、ギターがラリー・コリエルでドラムスがボビー・モーゼス、彼の歴史的一枚、カーネギー・コンサートとの同一メンバーということで、こんなのがあったのかとびっくりした。

演奏の方は1967年、ヘルシンキでのコンサートの録音になっている。
演奏はというと、カーネギーのような良い録音状態ではないし、ロック音楽との融合というのも、積み上げ段階のものとなっている。
だから、このアルバムの演奏に興奮するかというとそうでもないけれど、今新しい記録が手に入るそれはそれで、とても嬉しい。
曲目はだすたーから2
曲、アナグラムから3曲、それに”フォーリン・グレース”になっている。
バートンの自伝の記述と集めたアルバムから当時を振り返っていきたい。

スタン・ゲッツのバンドをやめたバートンの1966年の記述。
「1966年11月、ニューヨークのアパートに戻った僕は金も底をつき、次にどうすべきかけんとうもつかない状態いあった。」
そんな中で、ラリー・コリエルに出会い、ステーヴ・スワローが一緒にやることになり、ロイ・ヘインズがドラムスになった。
そこで出来上がったのが、ゲイリー・バートン・カルテットの初アルバム「Duster]1967年4月録音。



自伝にはニューポート。ジャズへの参加のことは書いていあいけれど、このアルバムが1967年6月1日の録音。ドラムスはヘインズに変わってSTU MARTINが叩いている。



そこで自伝には「来るべきギグにむけ、ぼくはラリー・コリエルのフリー・スピリッツ時代からの友人、ボブ・モージズをドラマーとして雇い入れた。当時まだ19歳ながら、並外れて才能豊かな人間だった。(もちろん今もそおうだ)彼は次の10年かんで脱退と再加入を三度繰り返したが、グループにいるときは必ず創造性に満ちた貢献をしてくれた。」
そして「『ロフティ・ファイク・アナグラム』は1968年に発売されている。にもかかわらず、僕の生活は苦しかった。それまでは常に誰かの下で活動していたけれど、いまや逆の立場になったわけだ。バンドリーダーとしての経費を支払うと、僕の収入はサイドマン時代のそれを下回っていた。」というこのアルバムの録音は1967年8月15-17日



では今度見つけた演奏はいつのものかというと自伝ではこういう記述がある。

「ラリー、スワロー、そしてモージズの三人ともすっかりグループに慣れ、ジャズとロックを融合させる試みに全霊を打ち込んでいた。~
 秋を迎えるころ、ヨーロッパカウチで演奏する手はずをウエイン(ジョージ・ウエイン)が整えてくれた。ヨーロッパに行ったのはスタンとのツアーだけだったのでーそれも苦い記憶ばかりだー新しいメンバーと演奏できるのが待ち遠しくて仕方なかった。まずはロンドンにおけるジャズのメッカ~」

録音日の記載はないが、このヨーロッパ・ツアーに一日がこのヘルシンキに演奏だろう。ということは秋にはいってからというのが録音の順番になる。



そしてこのメンバーで翌年1968年2月23日に録音されたのがカーネギー・ホール・コンサートになる。



House of Culture / GARY BURTON

1 June the 15 th 1967
2 Mother Of The Dead Man
3 General Mojo's Well Laid Plan
4 Falling Grace
5 Lines
6 Portsmouth Figuration
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リチャード・ガリアーノを並べる

2024-04-15 15:15:43 | 聞いてますCDいいと思う
リチャード・ガリアーノの古いアルバムを2度買いしたので、棚にあるガリアーノ参加のアルバムを並べてみた。
タンゴはもちろん、ジャズメンからの参加依頼もあるし、自分でも共演するし、最近ではクラシックの作曲家の作品の録音もおこなうなど、アルバムの多い人。

これが一番古くてほとんど覚えていない。


「New Musette」 1991年

次が今回の2度買い、チェロが登場するからまあいいか。


「BLUES SUR SEINE」 1992年

ビリー・ラグレーンもこれからづい分と共演。


「Viaggio」 1993年

このアルバムで”estate"をきにいった。このあたりからジャズ・メンとの共演が多い。


「ESTATE」 MATTHEU MICEL 1995年

ベースがパレ・ダニエルソンでドラムスがジョイ・バロン、ポルタルのクラ。


「Lauita」  1995年

これはラグレーンとアル・フォスターのドラムス、ジョージ・ムラーツのベースとどれも1流が相手をしてくれている。


「NEW YORK TANGO」 1996年

アコーデオンの3人のトリオ・アルバム。


「AZZOLA-GALLIANO-SALIS」 1996年

ポルタルとのデュオ・アルバム。ここからドレフェス・ジャズからリリースおおくなって7枚続く。


「Blow UP」 GALLIANO PORTAL 1996年


「french touch」 1998年


「passatori」 1999年


「ace to face」 eddy louiss galliano 2001年


「PIAZZOLLA FOREVER」 2003年



「concerts」 2004年


「Ruby,My Dear」 2005年

milanmusicというところから、オケをバックにいれたライヴ。リベルタンゴやオブリヴィオンなど真向勝負で気持ちがいい。ピアソラ6曲のガリアーノ3曲も良い。

「Tango live forever」 2005年


「LUZ NEGER」  2006年

アクトからちょっと驚くメンバーでの発売。声が良くって2019年まで3作が出る名人のあ集まり。


「MARE NOSTRUM」 Poaolo FRESE Richard GALLIANO Jan LUNDGREN 2007年

ピアソラとの共演歴のあるゲーリー・バートン参加のアルバム。バートンの棚でないところで保管で忘れていた。


「L'HYMNE a l'amour」 2007年

Gonzalo Rubalcaba,Charlie Haden,Mino Cineluとのロスでの録音。どうしてガリアーノってこう一流を集められるのだろう。


「Love Day」 2008年

このアルバムはグラムフォンからで、クラシック作曲家作品にも挑戦で、この後ヴィバルディ、モーツアルトの曲集もだす。


「Bach」 2010年

こちらは東京JAZZ2011での手合い尚子との共演。


「LIBERTANGO IN TOKYO」  Naoko Terai 2011年


「Vivaldi」 2013年

3月13日に亡くなあった、Silvain Lucとの共演。Lucが先に亡くなるとは思わなかった。追憶をこめてこちらは最後に聴こう。


「LA VIE EN ROSE」 RICHARD GALLIANO SYLVAIN LUC 2015年


「Mare Nostrum Ⅱ」  2016年

こちらもSYLVAIN LUCとの共演でドラムスはアンドレ・セカレリ。


「NEW JAZZ MUSETTE」 2016年


「Mare Nostrum Ⅲ」   2019年

並べてみたら結構な数で、ジャレット、バートン、マイルス、ヘイデンについで多いのには驚いた。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花見続いて

2024-04-13 15:04:07 | その他
プールで一緒の友達が花を観に行こうという。オクサンの病院の後に迎えに行って、車で30分ぐらいの大型店舗の駐車場に車を止める。無料の駐車場なので解離崖に何か買えばよい。
そこからあるいて5分ぐらい、着いたのがここ。
実は別の花を観ようときたのだけれど、まだ十分に桜が咲いていた。
 

この前より天気も良いのでこれは良い。
 




実は桜は終わっているだろうから、チューリップを観ようときたのだけれど、こっちの方が終わりかけていた。

 

  

小さな用水路沿いにかなりの道が続いている。

 

両方の花がたのしめて、近場、駐車場代なし、帰りにはスーパーでお弁当をかって、自宅にかえってから、となんとコスパの良いお花見でした。



 


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつもの間抜け BLUES SUR SEINE / RICHAR GALLIANO JEAN-CHARES CAPON

2024-04-11 14:48:57 | 聞いてますCDいいと思う


リチャード・ガリアーノは今でも結構作品を発表していて、凄いと思う。最近はもういいかなと控えているけれど、古い作品をみたらチェロとデュオしているアルバムがあるので、これは買ってみた。
1992年の古いアルバムで、チェロの、JEAN-CHARES CAPONという人とのデュオとなっている。
ガリアーノの場合、多くのアルバムを作っているが、その重心をタンゴにするのか、クラシック、もしくはジャズと変えているので今回はどのようなアルバムだろうか。
チェロとのデュオということで期待したものの、1992年の作品。最近のジャズでチェロが使われると、結構クラシック系の音とメロディーに寄った使われ方がおおくて、それが好みになっている。でも最初のころのジャズ・チェロは、ベースと同じ扱いで、リズム楽器の感がある。
このアルバムのチェロは、残念ながらベースの置き換え感があって、ちょっと好みとはちがった。
当時なくなったマイルスに向けて”GOOD BYE MILES”なんて曲をいれたり、ジャズベースの構成はそれなりにで、その後のバラッド”NEIGERIE”のチェロ・ソロなどは今でも新鮮に響く。
とここまで書いて曲名などをしらべていたら、なんとこの自分で記事にしていた。手元になかったので当時売ってしまって忘れ去っていたのだろう。ということで2度目の記事じゃとおもったけれど、チェロを演っている、いま新たに聞いたことで良いか。

まぬけだったので、整理のためにガリアーノを並べてみようか。

BLUES SUR SEINE / Richard Galliano

Richard Galliano (Artiste)
Jean-Charles Capon (Violoncelle)

1. Blues Sur Seine
2. For My Lady
3. Pied Dans le Caniveau
4. Waltz for Debby
5. Laura et Astor
6. Kitou
7. Forains
8. Tears
9. Good Bye Miles
10. Neigerie
11. Fou Rire
12. Bateau Mouche
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の花見は

2024-04-08 11:34:38 | その他
息子1に渡すものが出来た。それで連絡したら、お花見を一緒にしようということになって出かけた。
それがこちら



かれらが前の年から行くようになって、こちらも付き合うようになった。





広い場所じゃないけれど、花の色がとてもよくて、たあだたちょっと見るのが良い。





花の色が説いても上品でいい。

そこが済んだのでそこから歩いて20分ぐらいか移動。



お昼お予約してくれていた。



予約の席からは下に桜が満開でした。



席ではお酒もいただけて、これは良いお花見になりました。



さて料理の方はイタリアン、5種類の前菜だそうです。



こちらはカルパッチョ




パスタはこちら



メイン前のスープ



でメインは場に馬のステーキだったけ撮り忘れた。

食後酒がついて、それが3種類、私結構楽しめました。



真ん中のレモン酒にミルクを入れたもの、気に入りました。

デザートもついて相当満足。



言った敷地にあるのがこち、で場所はわかるでしょう。



ここにも桜はあるということで散策。

 

思わぬお花見になりました。

我が町にかえってくれば、そこも桜が見事でした。

  

さて、息子に渡したものですが、昨年生まれた男のこが、初節句、オクサンがその子もために作った兜を持っていきました。
丈夫な子に育ってもらいたいです。

 





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今、新たに気に入ったソロを HUBRIS / RICHARD BEIRACH

2024-04-06 21:58:52 | 聞いてますCDおすすめ


AMでおすすめアルバムをみたらリッチー・バイラークのアルバムがあった。これまであまり聞いていなかったけれど、聞いてみるとこれが良い。持ってても良いやと注文したのがこのアルバム。バイラークとはうまく、かみ合わなかったのか、彼名義のアルバムは、ジョージ・ムラーツとジャック・デジョネットと演った「ELM」だけだったと思う。(いいアルバムだったけれど、今手元には残っていない。)今回はこのアルバムの1曲目” Sunday Song”を聴いたとたんこれはと思って購入。
何とも美しいピアノの響きではないか。エルムも手放さなければよかった。このアルバムECMでの初ソロ・アルバムで1977年6月の 録音とある。「ELM」も同じ月、同じスタジオでの録音となっているので、どちらが先かはわからないけれど、続けて録ったのだろう。
1曲目の”Sunday Song”、日曜日の賛美歌に始まるような、心懐かしい日をいくつ染むような曲。この人の、ピアノ・ソロ、メロディ・ラインに集中し、てらわず、心の様を表現して、と言いとてもテクニックはあんていしているので、とても落ち着いていくことだ出来る。ECMのソロの中でも、かなりの出来ではと思う。
ということでアルバムを聴くけれど1977年のアルバムだから、いまさら紹介は必要ないと思う。
たぶん、昔は気が付かなったけど、今聞くと昔より心に響くということなのだろう。いまさらと、あまりに申し訳ないので、続けてもう2枚注文してしまった。
それがこの2枚。

   

「BALLADR」               「BALLADS Ⅱ」

どちらも「HUBRIS」を意識して作られたであろう2枚で、どちらもソニー製作で、Ⅰが1986年信濃町スタジオ、Ⅱが翌年1987年NYのメソニック教会での録音。
特にⅠでは”Elm"や”Sunday Song”も演奏していて、これらのアルバムが一つの流れを作っているとおもわれる。
今回その流れが気にいって買ったこととなる。1作目のオリジナリティがすばらしいけれど、バイラークが曲の流れで作るハーモニーと単音のメロディの素晴らしい集まりに今回気が付いた。ということで3枚購入してバイラークのソロを満喫したことにしよう。

HUBRIS / RICHARD BEIRACH

Richard Beirach pian
1977年6月 録音

1. Sunday Song
2. Leaving
3. Koan
4. Osiris
5. Future Memory
6. Hubris
7. Rectilinear
8. The Pearl
9. Invisible Corridor / Sunday Song - Monday


Ballads/Richie Beirach(P)(Sony) - Recorded March 16 and 17, 1986.
1. Elm 2. My Foolish Heart 3. Infant Eyes 4. Blood Count 5. Nightlake 6. On Green Dolphin Street 7. Naima 8. Small World 9. Leaving 10. Over the Rainbow 11. You Don't Know What Love Is 12. Sunday Song

Ballads 2/Richie Beirach(P)(Sony) - Recorded January 20 and 21, 1987.
1. My Funny Valentine 2. Chelsea Bridge 3. The Pearl 4. Alone Together 5. Flamingo Sketches 6. Zal 7. Young And Foolish 8. Summer Night 9. D.L. 10. Old Folks 11. Stella By Starlight 12. Anse Des Flammands 13. The Peacocks 14. Night And Day
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テリエ・リピダルを並べる

2024-04-04 21:02:19 | 聞いてますCDいいと思う
RサブスクでTerje Rypdalのアルバム「If Mountains Could Sing」をきいたらこれが結構いい。バックにストリングス・トリオが入ってリピダルのギターとの色合いが面白い。
これ持っていなかったなと棚をみたら、あった。チェロをはじめるまえだから、強い印象がのこらなかったのか、ちょっとボケだ。
ということでテリエ・リピダルを並べてみようかと思う。


「BLEAK HOUSE」 1968年 poldor


「MINBUL」 1970年  universal

リピダルはここでECMと契約し、その後このレーベルから出るようになる。それが良いかどうかは別にして、あサウンドは作られていく。


「TERJE RYPDAL」 1971年  ECM


「WHENEVER I SEEM TO FAR AWAY」 1974年  ECM

ECMに向けたサウンドを意図的に作っているかもしれない。ずっとそれで良いかということはあるけれぢど、リピダルはそれで、しょうがない。


「ODYSSEY」 1975年 ECM


「RYPDAL/VITPOUSE/DEJOHNETTE」 1979年 ECM


「TO BE CONTINUED」 1981年 ECM


「CHASER」 1985年 ECM


「THE SINGLES COLLECTION」 1989年 ECM

リピダルは前も書いたけれど、素晴らしいしソリストだけど、自分のアルバム編成になるとやりすぎるということも感じる。
その点、人のアルバムで個性を出すという演奏は凄いと思う。そうやってビヨルンスタッドとのアルバムは大好きだ。


「Water Stories」 Kitil Bjornstand 1993年 ECM


「The Sea」 Kitil Bjornstand 1995年 ECM

持っている構想が凄いのか、それの表現にはちょっとたりないのか、できたアルバムの好みはいろいろになる。


「If Mountains Could Sing」 1995年 ECM


「Skywards」 1997年 ECM


「The Sea Ⅱ」 1998年 ECM


「Life in Leipzig」 2008年 ECM


「Crime Scene」 2010年 ECM

集成みたいにこのアルバムがまとまって、このギタリストの業績がきちんと開示できたことはとても嬉しい。


「ODYSSEY IN STUDIO & IN CONCERT」 2012年  ECM


「Melodic Warrior」 2013年 ECM

で最新作だけ、良し悪しは別にして、頑張ってサウンドを作っていって欲しい。


「Conspiracy」 2020年 ECM





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

純文学に昇華してきた A WALK IN LIFE / TETUSRO KAWASHIMA

2024-04-02 16:20:57 | 聞いてますCDおすすめ


川嶋哲朗氏のニューアルバムだ出たのでかった。川嶋氏を聞き出したのはいつからだろう、2008年のアルバム「AIKA」が大好きだった。その後いつも行く美術館でコンサートがあって、その時初めてあって、サインをいただいた。
だんだんとスケールの大きな楽曲を作るようになり前作「WATER SONG」がすばらしかったから今回も間違いないのではないか。
前作でそのアレンジメントの能力を発揮して、対策となっていたが、今回もSAKAKAの主催する、チャカ・ストリング・カルテットをフューチャーそたトータル・アルバムとなっている。
聞き出してまず感じるのはストリング・カルテットのアレンジの上手さ。アルバム・タイトルの「人生の歩み」ということが
展開するような序章カルテットがつけると、哲朗のテナーがその人生を語り始める、「親愛なる日々」。
2曲目がアルバム・タイトルでこちらもカルテットからのテナー、雰囲気はにているけれど、たぶんこの2個yクは対みたいになっていると思う。
このアルバム4-7曲が” Emotion”という組曲になっていて、そのはじまり”Desire”でKeisuke Katsuki 氏のチェロのソロで始まるが俺が重厚で嬉しい。ジャズのアルバムでここまでチェロのソロが前に出て売るのは珍しい。
この組曲、ある意味テーマのメロディーが変奏されていくのであるが、後半で繰り返されるカルテットのリフレインがちょっとダレて
かんじてしあうのが残念。
この4曲がメインかもしえないけれど、私的には始まりの2曲がこのアルバムの素晴らしさだと感じた。

とても良いから持っているアルバムを聞き出してしまった。
持っているアルバムは「Passion of Asia」「AIKA」「祈り」「WATER SONG」となる。

   

どの作品も素晴らしいけれど、面白いのは最初のころがハードボイルドの小説みたいにかんんじていたが、最近になって、純文学のよういなってきたように思って、これ彼の表現に対しての大きさの拡大だと思う。

ネットに今回の作品のタイトル曲があるので貼っておきます。



もう一つチェロのソロで始まるのもいいので貼っていきます。




01. 親愛なる日々
02. 人生の歩み
03. サンライズフライト
04. 欲望
05. パトス
06. 変調
07. 願望
08. サンセットボヤージュ
09. リャノスの風

A WALK IN LIFE / TETUSRO KAWASHIMA

Tetsuro Kawashima (Tenor Saxophone, Flute, Clarinet, Bass Clarinet)
CHAKA STRING QUARTET
SAYAKA (Violin)
Keiko Kagesawa (Violin)
Nao Yamada (Viola)
Keisuke Katsuki (Cello)

Yoichi Okabe (Percussion)

01. Dear Days
02. A Walk in Life
03. Sunrise Flight
04. Suite Emotion Desire
05. Suite Emotion Pathos
06. Suite Emotion Modulation
07. Suite Emotion Aspiration
08. Sunset Voyage
09. Llanos Wind
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隙間が埋まる WEATHER REPORT LIVE IN BERLIN 1971

2024-03-31 20:41:34 | 聞いてますCDおすすめ


ウエザー・リポートの発掘といっていいアルバムが出ているので買ってみた。
ハンブルクのラジオ局NDRのために企画されたジャズ・ワークショップの一環として録音された1971年9月3日のライブ・パフォーマンスということで、聴いてみると音も良いし、演奏もいい。
ちょっと当時どうだったかをリリース順に並べてみた。

デヴュー作はこちらで録音は1971年2月、16,17,18,22日、リリースされたのは1971年。


「WEATHE REPORT」 1971年2月16,17,18,22日

つぎがこちら。ラルフ・タウナーやヒューバート・ローズをゲストにしたり、東京でのライヴの録音もいれて、かなり次を出すのを急いだのかも。


「I SING THE BODY ELECTRIC」 1972年1月2,13日 リリースは1972年

そして東京でのライヴをアルバムにしたのが「LIVE IN TOKYO」で3作目。


「WEATHER REPORT LIVE IN TOKYO」 1972年1月13日 渋谷公会堂 リリースは1972年

そして4作目1973年リリース。


「SWEETNIGHTER」 1973年2月7日  

ここでこのアルバムに参加したベーシストアンドリュー・ホワイトに児玉紀芳氏がインタヴューしたのがスイング・ジャーナル紙にあるのでちょっと引用すると、(「I SING THE BODY ELECTRIC」の録音中にザヴィヌルから次のアルバムに誘われた。)
 「「SWEETNIGHTER」 ではファンクの要素を盛り込みたいんだ」「どうしてもミロフラフ・ヴィトウスでは自分の考えているようなファンクのファンクのフィーリングが出せないのでスタジオに来て欲しい」と要請をうけたということ。
クレジットではミロフラフ・ヴィトウスも弾いていることになっているが、「125丁目の出来事」「ノンストップ・ホーム」はホワイト一人でひいているようだ。

最期が1974年リリースのこちら。なぜここまで並べたかというと、このアルバムで2曲は1973年11月の録音で、ミルスラフ・ヴィトウスが最後の参加になっているから。


「MYSTERIOUS TRAVELLER」 1973年11月1974年4月  リリース1974年

ということでウエザーが変わっていくさまをならべたけれど、なんとそれは2作目ですでに始まっていいたとおもわれる。


実は「IN TOKYOU」を購入したのはだいぶ後になってから(多分ウエザーが解散した後)で、かなり直球の演奏に戸惑ったおぼえがあった。
それが今回出たアルバム「IN BERLIN」だけれど録音が1971年9月3日で、「IN TOKYO」の半年前、そしてデビュー・アルバムから7か月、丁度当時2作目との中間点での録音となっている。


「WEATHER REPORT LIVE IN BERLIN 1971」  1971年9月3日

ここで再びスウィング・ジャーナル誌のきじで、1971年7月にウエザーに児山氏がインタヴューしている。



ここでウエザーの音楽を「全員が終始一貫して楽器演奏の手を休めることなく即興演奏を続けていること。ショーターやザヴィヌルが語っていたようにウエザー・リポートの音楽は多次元のソロを同時進行させつつ同時にそれをハーモニーさせて単一方向に向かわせるという考え方なのだ。よ読み取っている。

ウエザーが、なんと3作目から変化しだす前、まさに東京でのライブの半年まえ、まさにデヴューの「WEATHE REPORT」をライヴとして演奏しているというのがこのアルバムになっている。
変化をはじめる前と変化過程の隙間を埋めているように思う。まさに私たちを驚かせたグループ、ウエザー・リポートのライヴといえる。
冷静に聞いて、この音源、ウエザー・リポートの記録として非常に高い存在のアルバムだと思う。今年の発掘もの一番に入れて良いと思う。


WEATHER REPORT LIVE IN BERLIN 1971

Joe Zawinul(Electric Piano, Piano)
Miroslav Vitouš(Bass)
Alphonse Mouzon(Drums)
Dom Um Romao(Percussion)
Alan Skidmore(Flute, Soprano Sax, Tenor Sax)
John Surman(Soprano Sax, Bass Clarinet, Baritone Sax)
Wayne Shorter(Tenor Sax, Soprano Sax)
Eje Thelin(Trombone)
1971年9月3日旧西ドイツ-西ベルリン、Der Große Sendesaalのthe Haus des Rundfunksでのライヴ録音

CD 1:
1. I Would Like To Tell (Miroslav Vitous) 15:29
2. Early Minor (Joe Zawinul) 2:15
3. Fire Fish (Miroslav Vitous) 4:06
4. Early Minor (reprise) (Joe Zawinul) 2:18
5. Sunrise (Miroslav Vitous) 15:15
6. Moto Grosso Feio (Wayne Shorter) 13:40
7. Directions (Joe Zawinul) 11:41

CD 2:
1. Morning Lake (Miroslav Vitous) 3:46
2. Waterfall (Joe Zawinul) 5:36
3. Umbrellas (Joe Zawinul, Miroslav Vitous, Wayne Shorter) 6:44
4. Orange Lady (Joe Zawinul) 10:59
5. Dr. Honoris Causa (Joe Zawinul) 15:42
6. Eurydice (Wayne Shorter) 12:06




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする