4月16日のNY金価格は4営業日続伸。前日比24.80ドル高の2407.80ドルで終了。初めて2400ドル台で取引を終えるとともに、4営業日連続で史上最高値を更新した。
イランによるミサイル・無人機攻撃を受けたイスラエル側の報復が一段の中東緊迫をもたらすことへの警戒が、一定の買い要因として働いている。
一方で、想定を超える堅調さを示す米経済指標を受けたインフレ高止まりへの懸念が . . . 本文を読む
先週末4月12日のN小幅に続伸した。
中東情勢の緊迫化を受け安全資産としての買いが膨らみ、さらに史上最高値を更新した通常取引は前日比1.40ドル高の2374.10ドルと終値ベースで高値を更新して終了。
前週に発表された複数の米インフレ指標からは、米国のインフレの沈静化に時間がかかり、FRBによる利下げ開始が後送りされるとの見方が強まった。実際に複数のFRB高官からも、「利下げを急ぐ必要ない」と . . . 本文を読む
昨日は、「一般的にFRBの利下げが先送りされたからと言って、金融マクロ環境からの買い要因が消えるわけではない。金融の先行き不安定さに変化はない。結局、上昇一服となってもそれが上昇トレンドの終了ということにはならないと思う」と書いた。
11日に発表された3月の米生産者物価指数(PPI)は、伸び率が予想を下回り市場を一定落ち着かせた。
毎度のことだが寄せては引く波のように市場の利 . . . 本文を読む
NY金の史上最高値更新の上昇が8営業日で途切れた。
10日のNY金は、4営業日ぶりに反落した。NYコメックスの通常取引は前日比14ドル安の2348.40ドルで終了。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げのタイミングを測るうえで注目されていた10日発表の3月米消費者物価指数(CPI)は、市場予想を上回る伸びを示しNY金は売られた。 改めて目標の2%に向けて下がりにくい粘着型の . . . 本文を読む
昨日は2350ドルまで水準を切り上げたいま、その持続性を見るためにNY通常取引開始後の値動きを見たいと書いた。
このところのパターンとして、NYの通常取引入り後に買い優勢に転じる上値追いの流れが続いて来たが、昨日は逆だった。
昨年末に初めて2100ドルを超える急伸を見せた後のパターンとして、週末に急伸すると翌週明けNY時間外のアジアのスタート時に値を飛ばす例が多く見られてきた . . . 本文を読む
先週末5日金曜日の米雇用統計発表前のここに、「結果次第でNY金上振れも」というタイトルで「雇用統計は波乱なく通過するというより、仮に賃金の伸びが予想を下回れば、さらに上値を伸ばすのではないかと思うが、果たしてどうなるか」と書いた。
結果を受けNY金は急伸し、通常取引は前日比36.90ドル高の2345.40ドルで終了。史上最高値を更新した。
その後の時間外取引では一時2350.00ドルまで買わ . . . 本文を読む
4月4日のNY金は8営業日ぶりに反落した。通常取引は6.50ドル安の2308.50ドルで終した。
前日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を好感して買いが入り最高値を更したが、さすがに警戒感も強まり上げ一服となった。それでもこの数日見られたように、通常取引終了後の時間外取引では買い優勢の流れに転じ、一時2325.20ドルと取引時間中の高値を更新した。時間外取引は2310 . . . 本文を読む
3日は昼過ぎ12時10分に始まったスタンフォード大学でのパウエルFRB議長の講演は、新鮮味はなかったものの、足元の市場を安心させる効果があった。
というのも、このところ直近で発表されたインフレ指標が軒並み予想を上回ったことで、FRB中枢よりも、むしろ市場の方が金融政策に関しタカ派的な見通しに傾斜していることがある。半年前とが逆転している状況にある。
パウエル議 . . . 本文を読む
昨日はここにモメンタムを背景として2300ドル突破が目先の目標になっていると見て、「2300ドルトライ」とした。
相場格言が言うところの「もうはまだなり」を地で行く相場になっている。結果的にいったんは売り戻され反落するかに見えたが、終盤に買われNY金初の2300ドル突破は、大きな売り圧力もない形で達成されることになった。
通常取引は4営業連続で史上最高値を更新し前日比24.70 . . . 本文を読む
一足先にイースター(復活祭)の連休明けのNY時間外アジア時間の取引を2259.20ドルのジャンプスタートしたNY金は、売りを消化しながら相場は進展し、日本時間の1日13時前(NY時間1日0時前)に2286.40ドルまで買われ、これがこの日の高値(=取引時間中の史上最高値)となった。
連休前28日の終盤の勢いをそのまま維持しての上値追いで、目先筋の買いを背景にしたモメンタム相場の真骨頂といった展開 . . . 本文を読む