トーキング・マイノリティ

読書、歴史、映画の話を主に書き綴る電子随想

ブログ休止のお知らせ

2022-12-30 21:00:13 | 私的関連
 突然ですが、今年のこの日をもってブログを休止致します。最大の理由は老母の体調の悪化です。90歳を過ぎても母は認知症にならず、これまで大病になったことはありませんでしたが、最近はめっきり足腰が弱り、耳が遠くなりました。足腰が弱まったためか、先日茶の間でついに転倒、負傷してしまったのです。家庭で高齢者が顛倒するのは茶の間が最も多いと言われます。 幸いなことに骨折には至りませんでしたが、若者と違い老人 . . . 本文を読む

ネットが荒れるワケ

2022-12-28 21:30:09 | マスコミ、ネット
 日々の暮らしにおける情報収集には大変便利でも、トラブルも少なくないネット。炎上やら個人情報漏洩、誹謗中傷に悩むネットユーザーも少なくない。Twitterで迂闊に失言、バッシングされるのは著名人に留まらず、一般庶民が標的になることが当たり前となった。今では炎上といえばTwitterが殆どだが、かつては2ちゃんねる等のネット掲示板が炎上の場だった。  過去記事にも書いたが、私は2003年から翌年初 . . . 本文を読む

E婆へのブログ論評 その四

2022-12-23 21:30:21 | マスコミ、ネット
その一、その二、その三の続き E婆最後かつ最長の記事「撤退にあたって3」は、管理人の執念が感じられる。E婆は12/31に15:29、16:47、20:42と3回に亘り記事をアップしており、「撤退にあたって3」では「「小島剛一」早とちりと赤っ恥と幻の謝罪」が明記されている。毎度の黛まどか氏侮辱記事ではF爺自身の誤記があり、記事内容を後で書き替えていたのだ。 E婆は丁寧に訂正前の原記事と訂正後の記事を . . . 本文を読む

E婆へのブログ論評 その三

2022-12-22 21:30:03 | マスコミ、ネット
その一、その二の続き E婆はF爺をこう分析している。「小島剛一氏はなぜ黛まどかさん批判を続けるのか。この答えは簡単そうで大変難しいと思います。黛さんは、小島氏から恨みを買うような文章を書いていないし、たとえ細かいミスがあったとしても1年以上にわたって延々と罵詈雑言を浴びせられ続ける理由も見つかりません。深読みしていくと分かることですが、小島氏は、自分に注目しようとしない日本国内の知識人に対して自分 . . . 本文を読む

E婆へのブログ論評 その二

2022-12-19 21:10:30 | マスコミ、ネット
その一の続き 5年前の12月、F爺に関する記事をアップするに当たりF爺のブログにさっと目を通したが、「突然の手紙」「押し掛け」という記事が私の気を引いた。どちらも2014年付の記事だが、前者は「1994年頃から(*)約16年ほど(**)、ストーカー被害を受け続けました」という一文で始まり、「F爺に会いたいと言うB子」がF爺の実家に押し掛けてきたというのだ。 あのF爺がストーカー被害者だった??ほぼ . . . 本文を読む

E婆へのブログ論評 その一

2022-12-18 21:30:35 | マスコミ、ネット
『E婆のブログ寸評』というブログがある。サブタイトルには「あるときは厳しくあるときは優しく F爺さんを叱咤激励」とある通り、全篇F爺こと小島剛一のブログ記事への寸評である。『E婆のブログ寸評』では取り上げたF爺の記事全てを10点満点で得点を付けている。10点満点の時はあまりなく、多いのは7点か9点、時々0点さえつけるという寸評だった。 有料サイトなら多少事情は違うにせよ、無料で読めるブログに点数を . . . 本文を読む

禁断の中国史 その二

2022-12-12 21:10:14 | 読書/東アジア・他史
その一の続き 中国史を少しでも知っている方なら、世界でも類を見ない残虐極まりない凌遅刑が、20世紀初めまで行われていたことは知っているだろう。罪人の肉体を生きながら小刀で切り取っていくという公開処刑だが、実行する刑吏も千回切り取る刑でその前に罪人が死んでしまったら、罪を問われることは本書で初めて知った。 切り取られた肉は漢方薬として売り出されていたことも本書で知った。何でも吹き出物の薬になったそう . . . 本文を読む

禁断の中国史 その一

2022-12-11 21:30:21 | 読書/東アジア・他史
 タイトルだけで怖いもの見たさと好奇心が刺激される本がある。『禁断の中国史』(百田尚樹 著、飛鳥新社)がまさにそれで、まえがきで著者が開口一番述べた、「世界の中で日本人ほど中国を誤解している民族はいないのではないでしょうか」は、必ずしも極論ではなかった。 著者はあの百田氏、保守派にも「煽動的ウヨク」と敬遠する人がいるほどの作家なので、本書は買わず、図書館で借りるつもりだった。しかし中国史にさほど感 . . . 本文を読む

日本人女性と中国人男性は相性がいい? その三

2022-12-06 21:40:25 | 歴史諸随想
その一、その二の続き 周 来友のコラムで特に大笑いさせられたのは、以下の意見。―男性の経済力はもはや中国人のほうが上。一人っ子政策のため甘やかされて育った「草食系」も多いが、それでも中国の若者は総じて日本の若者よりバイタリティーがあり、「起業して成功したい」などとガッツもある。中国人男性が日本の女性たちに魅力的に映ってもおかしくはないだろう。  これぞ典型的な田舎成金男の主張。男性の経済力はもは . . . 本文を読む

日本人女性と中国人男性は相性がいい? その二

2022-12-05 21:40:09 | マスコミ、ネット
その一の続き 欧米もコロナ禍による離婚は増えているが、失業などで経済的に追い込まれたり、慣れぬ在宅ワークで夫婦関係が悪化した背景もある。妻への虐待も増加、周 来友が言うようなお気軽離婚ではない。 コロナ不況は日本でも深刻であり、独身の男女ももっと気軽に結婚すればいい、などの周の主張は戯言でなければ、悪意ある煽動だろう。  欧米諸国で離婚が多いのは女たちによる経済力の向上が大きい。欧米も女性に経済 . . . 本文を読む

日本人女性と中国人男性は相性がいい? その一

2022-12-04 21:40:17 | マスコミ、ネット
 他紙も同じだろうが台湾の統一地方選挙直前に河北新報は、防衛省防衛研究所による報告書を掲載していた。報告書には中国からのサイバー攻撃が激増、ネット上で盛んに偽情報やフェイクニュースを流しているという。日経電子版にも「中国軍、台湾へ心理的圧力 偽装発信やサイバー攻撃」(2022年11月25日)という記事がある。  サイバー攻撃の標的であり、心理的圧力や偽装発信を受けているのは日本も同じだが、日本の . . . 本文を読む

環境保護という名の際限なき増税

2022-11-30 21:10:13 | 世相(日本)
 先日車検を受けた。私の軽自動車は購入してから今年で9年目になるので、今回で4回目の車検となる。この車検制度に、不平不満を持たない日本のマイカー族は皆無に近いだろう。車検は強制措置だし、これを受けなければ公道の走行も出来ない。 車検は初回は3年後、以降は2年ごとに受けることが義務付けられている。車両は走行距離が増えるほど劣化が進み、色々点検が必要になるのはやむを得ない。ただ、タクシーやトラックのよ . . . 本文を読む

スタジアム清掃活動について思うこと

2022-11-27 21:10:07 | 世相(日本)
 ここ暫くのスポーツニュースは、ワールドカップが中心となっている。サッカーは元から関心がないし、どうせ負けると思っていたから日独戦も見なかったが、結果は予想だにしなかった勝利。私も一日本人なので、母国が強豪チームに勝つのは嬉しい。「日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない」とツイートした日本共産党の中野区議会議員・羽鳥大輔のような者もいたが . . . 本文を読む

マリー・アントワネットと5人の男 その二

2022-11-24 21:40:10 | 読書/欧米史
その一の続き 最年長だったブザンヴァルは革命後に投獄されるも、裁判では知己の尽力により無罪放免となる。命こそ助かったが、以降彼の健康は損なわれた。それでも生来の快活な性格は変わらず、友人らを招いてもてなしたりした。 ブザンヴァルの死去は1791年6月2日。国王夫妻が逃亡した逃亡先のヴァレンヌで逮捕されたのは、その3週間後だった。王室の瓦解を見ることなく、この世を去ったのは幸いだった。  マリー・ . . . 本文を読む

マリー・アントワネットと5人の男 その一

2022-11-23 21:30:23 | 読書/欧米史
『マリー・アントワネットと5人の男:宮廷の裏側の権力闘争と王妃のお気に入りたち』(エマニュエル・ド・ヴァリクール著、原書房)を先日読了した。フランス革命やフランス史にはすっかり興味をなくしても、少女時代にベルばらに夢中になったため、マリー・アントワネット関連本は未だに気になり、読まずにいられなくなる。 暫く前の「スポンジ頭」さんのコメントで本書のことは知っていたが、行きつけの図書館の西欧史のコーナ . . . 本文を読む