ミャンマー視覚障害者医療マッサージトレーニングセンターの日々の記録 「未来に向かって」

NPO法人「ジャパンハート」が、ミャンマーの視覚障害者の社会的自立を目指して立ち上げた新たなプロジェクト

入学式

2014年06月30日 | 日記


トレーニングセンターはこれまでに40人以上の教員を養成してきました。

この数はミャンマーの盲学校からすると十分の数だと考えております。

今年度からはミャンマー社会福祉省とも相談をして

トレーニングセンターにて、マッサージ師の養成コースを開始致しました。

その新コースの入学式が今月16日に行われました。

入学生徒は16名です。

この16名は5ヵ月間で実技と座学を勉強致します。

そして、5カ月後に試験を受けて合格すればマッサージ師として

社会に出て行きます。

今回、入学した16名全員、勉強意欲のとても高い生徒達です。

この生徒達の5ヶ月後が今からとても楽しみです。


杉浦

実技指導

2014年05月31日 | 日記
ミャンマーの学校は現在、長期休み中です。

その、長期休み中を使って、私はミャンマー各地の盲学校を

周って、実技指導をさせていただきました。

ヤンゴンを5月9日に出発して

ピンウリン盲学校→ザガイン盲学校→モンユワ盲学校→

パゴック盲学校→メティラ盲学校→ヤメーディン盲学校

で指導をさせて頂きました。

合計6校。52名の生徒に指導をさせて頂きました。

どこの学校でもそうでしたが、とても素晴らしい

お・も・て・な・し をして頂きました。

生徒も、上手になりたいという意識が強く

質問もたくさんしてくれました。

今回、教えさせて頂いた手技を使って

一人でも多くの患者さんを治療していただければ

と思います。

今回は各地それぞれで、色々な手技等を教えましたが

それ以上に私自信がたくさんの多くのことを学ばさせて

頂いたように思います。

杉浦

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2014年04月30日 | 日記


トレーニングセンターのスタッフを紹介します。



グレーシーさんです。



グレ―シ―さんは2013年1月にジャパンハートに入りました。

昨年度はトレーニングセンターで一年間、教員の手伝いをしたり

地方の盲学校と連絡をとったり、時には厳しく生徒指導を行ってくれました。

特に授業後の掃除はグレーシーさんを中心に行いました。

グレーシーさんに聞きました。

Q1.トレーニングセンターに入っていて、大変だったことは?

→生徒に試験前に勉強をさせるのが大変です。


Q2.去年一年間で一番楽しかったことはなんですか?
→2月に行った全国セミナーの際に、日本人の先生と共に指導出来てすごく楽しかったです。

トレーニングセンターの先生に聞きました。
「グレーシーさんはどんな人ですか?」

・細かい所によく気付いてくれます。

・いつも私達のことをお祈りしてくれています。



そんな、誰からも人気のあるグレーシーさんの紹介でした。
   

  杉浦






春なのにお別れですか。。。

2014年03月13日 | 日記

3月1日は「第3回卒業式」という

とても大きな行事がありました。

それ以外にも

生徒達にとって、大きな行事があったのです。

それはトレーニングセンターの教員である

ジャーサン先生が日本の盲学校に留学する日だったのです


卒業式のあと、卒業生とジャーサン先生のために

みんなで

パーティーを行いました。

歌があり、笑いあり、そして涙あり

素晴らしいパーティーになりました。


ジャーサン先生へ

日本の暦で言ったら春ですが

一旦、みんなとお別れですね。

ですがこれから日本での

3年間で、たくさんの素晴らしい出会いが

先生を待っていると思います。

でも、どんな素晴らしい出会いがあったとしても

絶対に、このパーティーのことと仲間のことを忘れないで下さい。

ジャーサン先生はミャンマーの視覚障害者の代表として行きます。

そして、ミャンマーのみんながあなたに期待をしています。

がんばれ!ジャーサン先生

杉浦

新しい一歩!

2014年03月13日 | 日記
3月1日にチンミンダイ盲学校にて

 「第3回 卒業式」がありました。


第3期生の11名が無事に卒業証書を受け取りました。

11名の皆さんは1年目の1年間は、トレーニングセンターで塩崎先生から座学を中心に

勉強をしました。

そして2年目の今年度は、各地元の盲学校に戻って1年間、教育実習を行いました。

この3期生の特徴はクラス全員がとても仲が良いということです。

何をするにもクラスの団結力は他の学年より強いと思います。

年齢も出身地も宗教もばらばらですが

そんなの関係ありません

みんなが同じ方向を向くことが大切なのです。

そしてこのクラスの皆が絶対に忘れることはないのが

「Aung Kyaw Lwin」さんのことです。

彼はこの3期生として、教員になりたいという強い気持ちをもって入学致しました。

ですが悲しいことに2013年3月2日に病気のために亡くなってしまいました。

彼の夢だった、生徒に勉強を教えることは叶わなかったのです。

第3期生はそのことを僕なんかよりもわかっています。

これからのミャンマー視覚障害教育を支えていく

3期生の11名は彼の気持ちを忘れず

これからの教員人生を歩んで行ってくれる思います。

 杉浦