中野寛成日記

民主党大阪府第8区総支部長 衆議院議員中野寛成の日々の活動を綴った日記です。

覚悟と使命感をもって

2012年07月17日 | 日々思うこと
“言うまいと 思えど今日の 暑さかな”
暑中お見舞い申し上げます。
 内外ともに厳しさと激動が続く中で、皆様には賢明なご判断とご努力によって難局を乗り越えておられることと敬意を表します。
 私もこの歴史的な変革と混迷の中、政治家としての覚悟と使命感をもって国政に日々携わっております。
 昨年は国務大臣・国家公安委員会委員長として日本の治安を守るとともに、東日本大震災、大津波、原発事故の対策に全身全霊を捧げ、同時に公務員制度改革大臣として公務員の天下り規制や行政改革を進めました。昨年末からは、税制調査会や社会保障と税一体改革調査会の会長代行を兼務し、併せて行政調査会会長として「行政改革実行法案」をまとめて国会に提出しました。その中には、公務員総人件費2割カットや独立行政法人への監視と改革方策が込められております。
 また5月からは、衆議院「社会保障と税一体改革特別委員会」の委員長として重大な使命を担いました。
 年金改革や子育て支援、これを支える財源としての消費税等の税制改革などの7法案を中心に、委員会審議は戦後の安保条約審議に次ぐ2番目の長時間を費やしました。その間、自民党や公明党など野党との修正協議を重ね、3党合意のもとに衆議院での可決を粛々と実現することができました。
 しかし、金融危機をはじめとする国際情勢は益々厳しく、国内情勢も東日本復興、電力危機、デフレ下の雇用と生活不安、少子化と年金危機、経済と財政の問題など、重大な歴史的危機の中での正しい判断と、責任を果たす決断が求められております。
 民主党の一部分裂を含めて、政局は一段と混迷の度を深めており、夏から秋への政局は予断を許しませんが、私自身は私心を捨て、政治家としての使命を果す決意です。
 酷暑が続きますが、皆様のご健勝を心からお祈り申し上げます。

衆議院議員 中野寛成

憲法調査会「党の理念を表す憲法観を」

2012年01月05日 | 日々思うこと
 昨秋、衆参両院に憲法調査会が始動したことに合わせ、民主党憲法調査会が改めて設置されました。私も久しぶりに2度目の憲法調査会会長を務めることになりました。
 衆参両院の審査会をサポートするとともに民主党の憲法観をしっかりまとめあげたいと思います。憲法観は国家観、歴史観とともに民主党の綱領的性格を表します。憲法論議の加速に向け、使命感をもって取り組む決意です。
憲法調査会会長 中野寛成

国難を克服し復興に夢と希望を

2011年12月27日 | 日々思うこと
歳末を迎え皆様には慌ただしさの中にも今年は特別の感慨をお持ちのことと存じます。
 内外ともに多事多難であった今年、改めて絆を深くし力を合わせてこの国難の時を克服したいと思います。
 私も皆様のご支援のもと1月14日に国務大臣・国家公安委員長を拝命しましたが、3月11日の東日本大震災の発災により事態は一変し、連日にわたって昼夜をわかたぬ緊急対策に追われました。
 岩手、宮城、福島の三県警察8,000名に加え、全国から連日5,000名の警察職員を動員し献身的な作業を続けました。職員の努力によって唯一機能を維持した警察情報通信機能が各行政機関の連絡を維持したことに加え、被災者の救出・救助、行方不明者の捜索、ご遺体の検視・身元確認、被災地のパトロール、交通整理、福島第一原子力発電所の事故に伴う対応等、様々な活動を必死に展開しました。お陰様で、これらの日本警察の総力を結集した活動に被災地はもとより全国の皆様および国際社会からまでも高い評価をいただきました。
 拉致問題担当大臣としては、北朝鮮によって不当にも拉致された方々を一日も早く救出するため、日本政府による独自の北朝鮮制裁を維持しつつ、被害者の皆様を励まし安全を確保することに留意、内外での情報を収集、何とか北朝鮮との実のある交渉の糸口を開きたいと努めましたが、まだ目に見える成果を上げることができなかったことは残念でなりません。今後とも被害者御家族の皆様に寄り添い、「救う会」の皆様とともに問題解決のため全力を尽くしたいと思います。
 さらに公務員制度改革担当大臣としては、明治維新以来の公務員制度の果たした役割を評価しつつも、すでに制度疲労をおこしている部分も多く、大胆な改革に取り組みました。
 公務員の天下り禁止、信賞必罰、行政経費としての人件費削減、公務員の労働基本権の保障と自律的労使関係の確立などを含む4法案をまとめ国会に提出しましたが、まだ審議入りされていないことが残念です。しかし、これからも国会の一員としてその成立に努力してまいりたいと存じます。
 さて、9月の野田内閣の発足以来は党に戻り、民主党常任幹事会議長、憲法調査会会長を務めることになりましたが、実務的には民主党税制調査会会長代行、社会保障と税一体改革調査会会長代行に加え政府税制調査会の一員として超多忙の日々を過ごしています。特に国際的金融危機の中で円高・デフレで経済と国民生活が危機となり、永年の自民党政権下で膨大となった財政赤字と社会保障の危機に加え、東日本大震災からの復興と福島原発大事故対策の費用は想像を絶するものがあります。
税制調査会の任務は当面4つのステップがありますが、
第1ステップ 復興財源の確保
第2ステップ 来年度の税制改革
第3ステップ 社会保障と税の抜本改革
第4ステップ 原発事故の除染と賠償財源
 これらは、まだまだ永い闘いが続きます。
しかも、国際環境の厳しさとグローバル化の中で国益と国民生活を守り抜かなければなりません。
まさに、国難に直面した政治家の使命を改めて自覚し、必死の活動を展開したいと思っております。
 この一年、皆様には誠にお世話になりました。
新年が、皆様によりよき年となりますよう心からお祈り申し上げます。

追伸、今年も政府与党の一員として年末ぎりぎりまで予算編成、税制に取り組むため皆様への年末のご挨拶にお伺いすることができません。
何とぞ事情ご賢察の上、お許したまわりますようお願い申し上げます。

衆議院議員 中野寛成

党役員 就任ご挨拶

2011年09月13日 | 日々思うこと
このたびの野田新代表・総理の誕生にともない、私は以下の通りの党役員に就任いたしました。

◇民主党常任幹事会 議長
◇民主党税制調査会 会長代行

政権与党として全力を尽くしてまいりますので、今後ともご指導・ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

大臣退任ご挨拶

2011年09月05日 | 日々思うこと
 今年は、大型台風の来襲とともに秋を迎えましたが、皆様には波乱の時をのりこえてお元気にご活躍のことと存じます。
また、平素は格別のご支援をたまわり誠にありがとうございます。
 さてこの度、8月30日の菅内閣総辞職により、私も国務大臣(国家公安委員長・拉致問題担当・公務員制度改革担当)の職を退任いたしました。1月14日以来わずか7ヶ月半の短期間でしたが、3月11日の東日本大震災以後は、全国の警察の協力を得てその活動を高くご評価いただいたことに充実感を覚えております。このことは、生涯忘れえぬ教訓であり想い出となるでありましょう。
 今後は、民主党常任幹事会議長として党側から新内閣を支えてまいりたいと思います。閣僚の間は地元にも帰れず、各方面にご無沙汰しましたが、又あらためて自由の身となって皆様にお会いしたいと思います。
どうぞ今後ともよろしくご指導たまわりますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。

全国民の安心保障に全力

2011年07月12日 | 日々思うこと
〝言うまいと 思えど 今日の暑さかな”

暑中お見舞い申しあげます。

 梅雨あけとともに、今年は例年より厳しい猛暑が続いております。
どうぞ熱中症などにお気をつけていただき、お健やかにお過ごし下さいますようお祈り申し上げます。

 さて、私は1月14日に国務大臣(国家公安委員長・拉致問題担当・公務員制度改革担当)に任じられましたが、
間もなく3月11日に発災しました東日本大震災対策に没頭することとなりました。
 特に今回の大震災は、大地震に加えて大津波と原子力発電所の大事故をともない、風評被害も含めて前代未聞の大災害となってしまいました。
 国家公安委員会としては、全国から連日4500人の警察官を動員し、岩手・宮城・福島 三県警察8000名とともに、避難誘導・救助・救命・遺体収容・交通整理・防犯・通信確保など必死の活動を展開しております。
 今後とも東北地方の復興と平和回復のため安心・安全の立場から全力を尽くす覚悟です。もちろん、全国の治安を強化し、皆様の日々の安全生活に努めてまいります。
 なお、北朝鮮による拉致問題の解決には人権と国権を回復するためあらゆる手段を講じて被害者の一日も早いご帰国を実現したいと考えております。
 また、公務員制度改革は、戦後最大の改革であり、天下りや渡りを排し公務員の信賞必罰を実現するためにも、日本独特の人事院制度を改めて自律的労使関係制度をはじめとする改革を実現するための法案を国会に提出したところです。
 政局が混沌として先の見通しには不安定なものがありますが、私自身は不動の信念をもって公安・拉致問題対策・公務員制度改革という重大な使命を果たすべく全力で取り組んでまいる所存であります。
 皆さまのご健勝をお祈りし暑中のお見舞いとさせていただきます。

これまでの警察の取組と今後の方針(続報)

2011年04月13日 | 日々思うこと
 この度、東日本大震災におきまして被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 国家公安委員長として、これまでの警察の取組と今後の方針につきまして、報告させていただきます。
 3月29日付けのブログと重複しますが、4月10日現在のものです。
1. 体制
警察では、全国の都道府県警察からのべ18000人の警察官を岩手・宮城・福島の3県に派遣し、現在、3県の警察合計8000人と全国からの派遣部隊合計約3000人、合計11000人体制で各種の警察活動に取り組んでおります。
2. 原子力発電所周辺における活動
福島第一原発周辺では、徹底した放射線量の管理により隊員の安全を確保しながら、パトロール、行方不明者の捜索、遺体の収容などを行ってきました。
現在、福島第一原発から30Km圏内は全体で約950人の体制を組んでおり、20Km周辺の主要道路上の10数ヶ所において、約250人の部隊で検問を実施しているほか、20Km圏内では、行方不明者の捜索を行うなどしています。
3. ご遺体の取り扱い
これまで収容されたご遺体については、約1200人体制で検視等を行っており、約10000体のご遺体の身元を確認しております。(収容されたご遺体の約83㌫)。しかし、未だ瓦礫の中や海上に残された、損傷の激しいご遺体が相当数あり、これらの身元確認はより困難となることがみこまれます。
また、身元不明のご遺体については保管が長期に及ぶものもあり、衛生上の観点から、市町村への引渡しが行われているところですが、今後は市町村の埋火葬能力を高め、より一層引き渡しを推進していく必要があると考えます。
さらに、ご遺体の安置場所として学校施設を使用している場合、新学期を迎え、代替施設の確保も必要となります。
4. 避難住民の支援
被災者の方々の支援については、地元警察が様々な取組を行っておりますが、それに加えて、避難所を巡回し、非難住民の要望や相談に対応するため、3月31日より全国から女性警察官を中心とした50人を岩手・宮城・福島の3県へ特別派遣しております。今後の生活や原発事故に対する不安、生活再建に向けた相談、物資などの要望など多岐にわたるものをうけておりますが、「話を聞いてもらえてありがたい」、「警察官の制服姿をみると安心する」といった声を多数いただいているところであります。
5. 被災地等の安全・安心の確保
被災地においては、多くの家屋や店舗が無人となっていることなどから、空き巣や出店荒らしといった「被災地ならではの手口の窃盗犯」が相当数発生しているものの、刑法犯全体としてみれば、増加しているとは認められません。
それでも、被災地の安全・安心を確保するため、全国から「地域警察特別派遣部隊」を編成し、制服警察官とパトロールカー(263人、119台)を岩手・宮城・福島の3県へ派遣して、警戒・警ら活動を強化しているところであります。また、被災地を含めた各地で、震災に便乗した悪質商法や義援金名目の詐欺等が発生しております。このような犯罪は、被災者の窮状や国民の不安につけこみ、国民の善意を踏みにじる極めて悪質なものであることから、引き続き、取締りの強化と被害防止のための広報啓発を推進してまいります。
6. 流言飛語への対応
被災地を中心に、地震や原発事故に関する不確かな情報等により、国民の不安をいたずらにあおる流言飛語が流布しています。このような流言飛語に惑わされることのないよう広く注意喚起するとともに、特にインターネット上の流言飛語については、サイト管理者等に、法令や公序良俗に反する情報の自主的な削除を含め、適切な対応をとることを依頼しております。
7. 今後の取組
警察庁では、現地での活動が長期化する中、岩手・宮城・福島の3県における警察活動の支援体制を強化するため、3月31日に「支援対策室」を設置いたしました。引き続き、被災地の状況や住民のニーズに対応した体制を長期にわたって確保し、国民・住民の期待に最大限応えられるよう、組織を挙げて全力を傾注してまいりたいと考えております。そのためには、まず必要な経費が十分に措置されことが不可欠であり、平成23年度補正予算においても、東日本大震災に伴う警察活動に要する各種経費を盛り込むことを検討しております。



≪これまでの警察の取組と今後の方針≫

2011年03月29日 | 日々思うこと

1 警察では、これまでにすべての都道府県警察から10,000人を超える警察官を岩手・宮城・福島県警察に派遣するなど、組織を挙げて災害警備活動に全力を尽くしてまいりました。本日(3月28日)現在では、被災地の県警察合計約8,000人と全国から派遣部隊合計約3,000人、合計約1万1千人体制で臨んでおります。引き続き、災害警備活動に万全を期してまいる所存であります。

2 福島第一原子力発電所から30km圏内においては、放射性粉塵用防護服、マスク、線量計を着装携行させるなどして、警察官の健康管理にも配慮しながら、合計600人体制により、各種の警察活動を行っております。
 福島第一原子力発電所の周辺地域からは、自主避難している方々も含めると多数の住民が避難しており、貴重品等を残したまま無人となっている家屋や店舗が多数あることから、これらを対象とした窃盗等の犯罪の発生が懸念されます。
 こうした状況を踏まえ、10km~20km圏内においては、機動隊を投入するなどして、避難した地域におけるパトロールのほか、御遺体の発見に伴う収容等を行っているところであります。また、10km圏内においては、昨日も徹底した放射線管理のもとで御遺体の捜索を行ったところでありますが、引き続き、必要に応じて部隊を投入することとしております。
 また、避難されている方々の不安を軽減するため、避難所に警察官を立ち寄らせるなどして、これらの方々からの相談対応に当たらせているところです。引き続き、避難地域におけるあらゆる違法行為の抑止、牽制と住民の安心の確保に努めてまいります。

3  他方、警察庁では、こうした様々な警察活動に当たる被災県警察の要望を踏まえ、出動服、手袋などの必要な装備資機材を迅速に送付するなど、支援体制を強化することとしております。3月23日には、警視庁と連携して被災3県で活動する警察部隊の後方支援を行うチームを発足させております。

4 次に刑事局関係でありますが、3月28日現在、岩手、宮城、福島の3県で収容された御遺体約10,800体のうち、ほぼ100%について検視等が終了しております。
 今回の震災では、津波による犠牲者が多数であり、居住地から相当離れた場所で発見されていることや、身元確認が非常に困難である中で、警察においては、一体でも多くの御遺体を御遺族等にお引き渡しできるよう身元確認に全力を尽くしており、現在までに約8,000体(約74%)の身元を確認し、約7,600体(約70%)を御遺族にお引き渡しております。
 身元が確認できていない御遺体については、指紋・拳紋、DNA型鑑定資料、歯牙形状の採取を徹底しており、引き続き、身元確認に全力を尽くしてまいりますが収容から相当期間が経過した身元不明の御遺体も多いことから、そのような御遺体につきましては、市町村へのお引き渡しが必要となってきております。
 すでに、福島県において、3月23日からお引き渡しをはじめており、岩手、宮城両県においてもその準備を進めております。

5 次に、交通局関係でありますが、運転免許証は、本人確認書類として有用であるため、運転免許証を無くした被災者に対する再交付については、被災した県警察においても、優先的に業務を開始するよう努力しております。地震の被害が著しい岩手、宮城及び福島県警察のうち、岩手県警察においては、3月13日から業務を開始しましたが、宮城及び福島県警察は、施設の被害が大きいこと等により、これまで業務を停止しておりました。このうち、福島県警察においては、本日(3月28日)から、福島及び郡山の両運転免許センターにおいて再交付業務を始めております。

6 最後に、御紹介したい話がございます。この度の震災により、多数の警察官が殉職しておりますが、その御遺族に対し、我が国とスカイマーシャルの運用に当たって交流のある外国の警察官から弔慰金が送られてましりました。その口上の一部を披露いたしますと、「彼等は津波が迫る中、逃げ遅れた人を救出するために高台に避難することはしなかったのでしょう。そうした彼らの行為は警察官としての宿命であり、彼らの勇気と行動は世界の警察官全てが共感できるものであります。国は違えど同じく国の平和を守るために生きた彼等のことを我々は同じ仲間、兄弟のように思っています。尊い仲間の命が失われた中、我々にできることは無いだろうかと話し合い、有志で残された家族のために見舞金を集めた。十分な額ではないがどうか遺族に渡していただきたい。」
 この弔慰金は香典袋に入れられていたと聞いております。彼等は日本の習慣を文献で調べわざわざ香典袋を用意したということであり、彼等の心遣いを感じます。改めて殉職された警察職員の崇高な使命感を誇りに思うところであります。

ごあいさつ

2011年01月17日 | 日々思うこと
拝啓 寒中お見舞い申し上げます。

新年を迎え、心新たにご発展への諸活動を進められていることと敬意を表します。

また、平素は私どもに格別のご教導ご支援を賜り感謝にたえません。

さて、菅直人第二次内閣において、私も国務大臣に任じられ

  国家公安委員会委員長

  公務員制度改革担当

  拉致問題担当

の重責を命じられました。

国際的な難局と厳しい政局の中ではありますが、その重大な使命を果たすため

全身全霊を傾注して頑張る決意であります。

何とぞ一層のご指導を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

   平成23年1月吉日 

新たな決意で混迷打開へ

2011年01月04日 | 日々思うこと
 明けましておめでとうございます。

 新春を迎え、皆さまには心新たに今日の難局を克服し希望の年となりますよう心からお祈り申しあげます。
また、昨年は格別の指導ご支援をたまわり誠にありがとうございました。
お陰さまで一昨年夏、私も国会へ復帰させていただくと同時に政権交代が実現して1年4ヵ月が経過いたしました。
 内外ともに厳しい混迷と停滞のなかでの新政権の運営は衆・参両院のネジレも加わり苦難と試練の連続ですが、試行錯誤を繰り返しながらも「国民の生活が第一」の原点を忘れることなく、確かな改革と進歩を続けてまいりたいと思います。
 私自身は、現在、民主党両院議員総会長をつとめておりますが、昨年春にはマニフェスト立案の中で「国民生活研究会」の会長として、社会保障・教育・子育て・雇用・医療などの政策と税財政に取り組み、秋から年末にかけては、税制改正プロジェクト(略称・党税調)の座長として平成23年度税制改正の立案に全力を傾注してまいりました。その柱は、
  1、 経済活性化(減税と新成長戦略)
  2、 格差是正と所得再分配機能の回復
  3、 財政健全化
  4、 税制抜本改革への基本的方向の提示
などです。
 厳しい財政・経済・税収減もなかで、景気回復・雇用・社会保障・国民生活を守ることは至難の技ではありますが、政府税調とともに何とか「平成23年度税制大綱」をまとめることができました。
この上は、間もなく始まる通常国会で1日も早く予算と関連法案が成立し、国民生活と経済活性化に大きく寄与できるよう全力を尽くす覚悟です。
 新年が、皆さまにとってより良き年でありますよう心からお祈り申しあげます。