しはいにんの毎日

映画館の支配人をやってます。

リニューアル

2011-07-22 20:53:47 | あそび
もうほんとうに最近いろいろありすぎて、
ブログなんてという感じでした。


まず、元部下が自分の意思でこの世を去りました。
詳細は知りませんが、直前にメールが来ていて、
嫌な予感はしていたのですが・・・。
なにもコメントはできません。
ご冥福をお祈りしております。


そして、とても身近な方が癌と戦っています。
最近お会いできていませんが、ささやかに応援して
いこうと思っていますし、その方はとてもすばらしい
人なので、絶対に病魔に負けることはないと信じています。
病は気から、ということばを心から信じたいとおもいます。



というわけで、引っ越しをすることにしました。
現住居からほとんど離れないのですが、運気の停滞、なんて
あまり自分らしくないことばが思い浮かんでしまったら
もうその概念が頭から離れなくなってしまいました。

本当はボーナスでモロッコに行こうかと思っていたのですが・・・
旅行はあきらめ、住環境を再度整えて日々もうすこし
気持ちを安定させたいと決断しました。

あまり今の家の文句をいうのもよくないのですが、
細かなストレスがたまるとこうも投げ槍になるものなのか、
ということを実証したと思います。
転勤のバタバタに紛れて、家探しは適当になってしまうのですが、
今回は失敗だったようです。
なんだかいい思い出もないし。



最近ピアノ熱が再燃してますので、ピアノを中心に配置した
部屋にしようともくろんでおります。
平凡ですが、それでもやはりショパンが好きなんです。
いつかショパンを辿る旅もしてみたいですね。
ずっとワルツばかり弾いていたのですが、最近マズルカと
ソナタにはまっています。
ソナタは難しすぎて、一年かかると思われます・・・。



では、引っ越しに関わるすべての出会いに感謝しつつ。

分岐点は?

2011-05-22 00:19:52 | 映画
昨日、わたしの職場の目の前で命を絶った方がいました。



今日、仕事仲間が癌かもしれないと本人から聞きました。


ひとの人生の分岐点はどこにあるのですか。

なぜ、短いいのちの方と、そうではない人がいるのですか。

自分の力で変えることは可能だったのですか。


考えれば考えるほど分からなくなります。


そして、なにが幸せなのか、だれか答えをください。

強烈な出会い

2011-04-19 23:06:05 | 仕事
シネコンは、たいていショッピングセンターなどの
併設施設のなかにあります。
わが映画館もそのような立地です。

そうなると、お店同士のお付き合いもあるわけで、
なにより大きいのがその施設全体を統括する方との
コミュニケーションが円滑にいくかどうかだったりします。

なぜかというと、映画館にすでに来ている方に
映画の告知を行うよりも、併設施設内で告知したほうが
よりたくさんのお客様の目に触れることから、
施設内での場所確保は重要課題であるわけで。


告知場所をいただくことは、困難な仕事のひとつです。


さて、そういう状況のなか、しはいにんとしては
施設を統括する方とは仲良くさせていただきたいと
常々思っています。
しかし、施設の方は転勤や組織改編がやたら多く、
もちろん私も転勤が多いため、関係を築いたと思えば
その方は去って行ってしまい、また新たな関係を
構築しなければならないのです。


そして、やはり人とひとの間は、相性があるのです。

さいしょにしはいにんになった場所では、
何人か仲良くしていただいたりしました。
ただ、わたし自身の認識の甘さから、その有利な
状況を活かし切れないままでした。


いまの場所では、いろいろと苦労しています。
しかし、ついに、すてきな方に出会ってしまいました。

その方は、地位も高く、キャリアもかなりある方です。
最近の組織改編で、新たに着任なさったのです。
わが劇場のある施設のトップになられたのです。
ですので、最初のご挨拶に伺うのはとても緊張しました。

ところが!

事務所に入って行くと、その方はくまのぬいぐるみ
(イベント用)を着ようと足を片方さしこんだ状態だったのです。
50代後半くらいの方でしょうか、とてもすてきな方ですが、
着ぐるみを半分着た状態で「えらいとこ見られたわ」と一言。



うーん、これは強烈な出会い、と思いながら
出直してくることにしました。
でも、なんとなく幸運な出会いだなと思いました。



イベント終了後を見計らって再度ご挨拶に行き、
会議室でお話を始めました。


話終わったのは4時間後。


そう、意気投合してしまいました。
というより、わたしが彼の話術にはまったということです。
A様、と今後呼びます。
A様は、とても聡明で、ユーモアがあり、素敵な方でした。
話しが弾み、家族の話やいままでの仕事の話、そして
部下との接し方、仕事のやりかた・・・。
話はつきませんでした。



これからは、なにか困ったらA様に相談に行こうと思います。

極上の歩き方

2011-04-12 02:04:25 | 映画
仕事に疲れたときこそ映画、ということで、
仕事終わりにひとりレイトショーをしました。

「ツーリスト」です。
もっと早く観たかったのですが。
アンジェリーナ・ジョリー大好きですから、
楽しみにしていたのです。
ちょうど帰ろうとしたときにお客様の入りをみると
なんと誰も購入してくださっていなかったので、
もったいないし、これは観ようと思ったわけです。

よって、久しぶりの貸し切り上映状態でした。
贅沢ですよね。
昔、お客様がひとりしか入っておられないときに、
その方に「一緒に観て」と頼まれたこともありましたが。


「ツーリスト」は予想通りの展開でしたが、
アンジーのファッションがとても素敵でした。
あと、やはり歩き方がすばらしいですね。
道行く人もなぜ振り返るかと言うと、ファッションや
顔の美しさもありますが、なによりあの堂々とした
歩き方が良いのではないでしょうか。
あごをツンとあげて、美しく歩く。
パリで感化されてから歩き方はとても気を遣っていますが、
まだまだ、彼女には追いつけません。


まだご覧になっていないかた、ぜひアンジーの
歩き方を楽しみに観てください。
それを観るだけでもこの映画、歩き方がいまいちな
日本人にとっては(失礼!)価値ありますよ。

・・・・。

2011-04-06 22:04:44 | 仕事
映画館は春休みでそこそこ賑わっています。
でもやはり娯楽を控えている方が多いようにも思えます。

会社としては募金活動をしたり、節電したり、なにかと
できることはありますが、自分が思っているのは
とにかく同じ会社の被災した仲間たちの分まで
利益をあげ、お給料をつくることかと。
おこがましいような気もしますが、でも、売り上げを
つくることしかできないのだから。
そして、日常の大切さを思い知るのです。

「がんばれ」という言葉には抵抗を感じています。
だって、被災された方々はもう十分「がんばって」おられます。
なにをこれ以上がんばるのでしょう。
想像を絶する苦しみを味わっている方々にがんばれなんて、
わたしにはどうしても言えません。
ことばは強くもあり、弱くもあります。
伝えたい気持ちはみんなあるのでしょうが、それは、
だれもうまく言えないのでしょうね。

語ることさえ許されないような気がしますのでこのあたりで。



さて、自分自身のことですが、うまくいかない日々が
なぜか続いています。
もしかすると、うまくいかない日々はもう何年も
続いているのかもしれないのです。
目をそむけて来ましたが、もう自分をごまかせなく
なってきたように思います。

すべて、自分に原因があります。
わかっているのです。
でも、やはり、わからない。

人との比較で日々の幸せをはかるのはやめなければ。
自分の幸せは自分で決めなければ。
人生は動かせる、そう信じてはいるのですが、
やはり人のせいにしてしまったり。


ひとつ、新しいことを始めてみるべきだと
思っています。
それと、決着をつけなければならないことも
ひとつあるのです。
本当に恐ろしい、そんな春です。


暗い文章ですね、ほとんど独り言です。
そろそろまた映画を観なければ、このブログも
意味不明のものになってしまいますね。

映画を観ましょう。

いい目にひかれるんです

2011-03-08 18:55:13 | 映画
しはいにんになるまでは、不規則な勤務体系のため、
テレビドラマをほとんど観ることができませんでした。
しかし、最近は夜の勤務も減り、さらにTVに録画機能が
ついているため録りだめも簡単にできるので、観る機会が
増えました。

さらにさらに、映画化されるドラマも多いので、
気になるものは積極的にチェックしています。

そんななか、最近はまっているのが「外交官黒田康作」。
織田裕二主演です。

「SP」もそうですが、主演俳優の目が良いです。
織田裕二はあまり好きではなかったのですが、
この作品の彼はとても好きです。
目に力があります。
「SP」の岡田くんと同じ、すべてを知っているような目です。
そして、信念をもっているような目です。


先日、親友からもメールがあり、ちょうど自分と同じ
悩みをもっていてびっくりしたのですが、
最近自分の生き方に迷っています。
自分ってなんだろう、という迷いです。
30代にもなって今さらなのですが、
がむしゃらに突き進んでこの地位まで来て、
さてどうしよう、ということです。
親友は子育てに尽力し、ぶちあたっているようです。


そうすると、信念を強くもち生きている主人公たちに
強くひかれるわけです。
それは、ときには周囲に迷惑をかけ、周囲に理解されません。
でも、最終的にはその信念が、そのひとを生かしているのです。

簡単に言うと、存在意義、というものでしょうか。



「外交官黒田康作」は、この夏、「アンダルシア」として
映画化されます。
「アマルフィ 女神の報酬」の続編との位置づけです。
「SP」は言わずともがな、今週末完結するわけです。


ああ、楽しみ。
いまのわたしの仕事はこれをお客様に観ていただくことです。


ちょっと後ろ向き

2011-02-24 23:39:04 | 仕事
やっと『白い巨塔』5巻を読み終わりました。
読み始めるとすごい速さで読めるのですが、
静かなところで読みたいなどと考えてしまい、
なかなか時間がとれませんでした。


東京出張の帰りの新幹線内で読み終えました。

会議中も、ずっと財前教授の生き方について考えていました。
大学病院内のことを描いていますが、なにも医療に限った
ことではありませんよね、こういうことは。
生き方は、自分で選ぶものだということです。
医療に携わる方の日々ある重圧などは正直、映画館の
しはいにんにはわかりません。
責任の重さが違います。

ただ、仕事に対する想い、取り組み方、そしてそれが
如実に反映するのが自分の人生。
それは、どんな環境にあったにせよ、やはり自分が
選ぶものではないのかと思いました。
もちろん、そこに正解など存在しません。



今、母の体調で心配な点があるので、さらに心に響きました。
母はよい医者に診ていただきたいものです。



ところで、今回の出張は、全国のしはいにんが集まりましたが、
相変わらずすごい人と自分の差を思い知らされ落ち込みます。
自分の仕事のやり方はまだまだ甘くて。
でも、これ以上やりたいとも思っていないのではと
逃げてみたり。

同じ「しはいにん」という肩書でも、やっている内容は
全然違うのです。
毎年、自分はこの仕事に向いていないのではと考える、
そんな会議なのでした。


きっと、そんなことを考えてほしくて開催されている
会議ではないのですが。



自分の生き方は自分で決めないと。
今さらですが、きちんと考える時期が来ているのだと思います。
悩みが深すぎて、闇の中にいるようです。

またもや別れの季節が

2011-02-10 18:16:28 | 仕事
また別れの季節がやってきました。
特に転勤の辞令がこの時期に集中しがちなのは
年度が切り替わるからです。


今日で一人女子仲間が退職しました。
そして自分の職場からはひとり転勤していきました。

さみしいです。
会えなくなるわけじゃないけれど、そういう問題では
ないんですよね。

ずっと同じメンバーで仕事したいような気もするし、
変わることがいいような気もする。
でも情というのは誰にでもありますよね。



落ち込んでいても仕方ないので日々また頑張ります。
先日、世界弾丸トラベラー!を観ていたら、
テーマ曲ができあがっていてとてもよかったです。
そして「旅に出よう」と思いました。
自分の意思で動ける自由を持っているありがたさを
活かさないとね。

といっても、休日がとりにくいのがこの仕事の難点。

だれか、しはいにんに休みを!
映画館って毎日営業必要ですか?
ちょっと休みたいんですけど、だめ?

憧れのおじい、おばあ

2011-02-08 20:05:04 | 映画
お金を最近使い過ぎて反省し、休日は職場で
映画を観て過ごすに限る、というわけで、
二日連続鑑賞してきました。


まずは、「アンストッパブル」。
部下たちが絶賛していたので観たくなったんです。
もうすぐ上映終わりますけれど。
面白かったです。
力が入りました、観ている間中。
そしてなんだかじーんとしました。
珍しいです。こういう作品で感動するのは。
下手に感動させようとしていないから
逆にいいのかもしれないですね。

さすが、男たちを描かせたら一級のトニー・スコット監督です。



そして、これは非常に観たかった「RED」。
関西の成績がやたら良い作品です。
関西人にうける映画です。
観て納得。
めちゃくちゃ面白いです。

まず、ブルース・ウィルスが最高です。
もう相当お歳だし、それもネタのひとつですが、
やはりかっこいいですね。
設定に無理を感じないのはさすがです。
そして、マルコビッチも最高!
忘れられない名場面があります!
あの場面を観るだけでも映画館に足を運ぶ価値あり。

なにより女性にとってうれしいのが
ヘレン・ミレンの大活躍。
意外とおばあちゃんがアクションで大活躍ってないですよね。
もう、憧れの存在です。
しはいにんもあんなおばあちゃんになりたい。
「わたし、殺しが得意なの」って・・・。


関西人はブルース・ウィルス好きですよね。
少なくともしはいにんの周囲の方はそうです。
関西人なら観るべし。
もう一度観たいな・・・。

「縁」とは・・・

2011-02-01 23:39:47 | 映画
久しぶりに映画を観ました。
「ソーシャルネットワーク」、すごく観たかったんです。


面白かったです。
男性の起業のきっかけは、きっと殆どこんなことなのではと
思って笑えました。
そしてちょっと切ない。

最近社長さんと知り合う機会がたまたま多かったのですが、
彼らに共通しているのは、やはり何か違う、ということ。
悪く言えば癖があるんですよね。
近くにいると正直しんどいと思います。
でも、やはり彼らのまわりには人が集まるんですね。
あと、なぜかパーティーが多い。
これも特徴かもしれません。


一般的な感想ではないと思いますが、しはいにんとしては
そういう見方をしてしまいました。
おすすめです。
頭の良い方にとくにおすすめです。
そういえば、うちの会社で一番頭がよいのではと思われ、
そして悪いことばっかり考えているしはいにん(親しみをこめて)も
絶賛していましたね、この作品。




さて、久しぶりに映画を観れたのは、少し仕事が落ち着いたから。
ずっと頭を悩ませていたことが解決しそうになってきたのです。
窮地を救ってくれたのは、転勤前にいた場所で
お世話になった方でした。
たまたまその方が結構地位と権力をもっておられたので、
ずっと悩んでいたことにその方が「あの子のことなら」と
口添えしてくださり、話が進んだわけです。
わざわざお電話も下さいました。

その方は、私よりも先に転勤されたのですが、そのときに
心をこめたプレゼントを個人的に贈り、お手紙も添えていたんです。

「いつか役立つだろう」とか邪まな気持ちでやったことではなく、
本当にその方のことが好きだったからそうしたのです。

それが、今になって不思議な縁で活きてくるとは。
純粋な気持ちのほうが、こういう結果になるんですよね、意外と。
感謝、感謝です。



SNSがこれだけ普及したとしても、やはり人とひとの縁が
人を結ぶのではないかと思うのです。