羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

「みんなの野口体操」撮影準備

2024年04月08日 13時39分02秒 | Weblog
5月6日に、お蔵スタジオで動画撮影予定。
出演者の4名の方々には、即座に快諾をいただいた。
スタッフは、演出・撮影(カメラ2台+)・編集・監修等々もすべてうちうちで。

まずは外側から機材の準備を始めた。

 2台目のカメラ用「自撮り棒」
 ワイヤレスリモコン設置はこれから
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「(仮)みんなの野口体操」企画

2024年04月05日 07時46分18秒 | Weblog
「ALSを得て 野口体操とともに オモシロク生きる」 
YouTubeアップを見てくださった方々から、好評をいただいています。

つづいてYouTube「野口体操ch」にアップする「(仮)みんなの野口体操」を企画しました。

体操の得意な方も・そうでない方も、ジェンダーにも年齢にもとらわれず、誰でもが動きたくなるような“「野口体操」紹介シリーズ”を考えています。

野口三千三先生は、「もの・ことば・うごき」のつながりの中で、それぞれの人が、体の動きを自由に探検するワクワク感あふれる授業を、亡くなる直前までされていました。

まずは、野口体操のイメージの一つ、スライムを取り上げたいと思っています。

自分で作ってみるスライム
                
                 作り立てほやほやラメ入りスライム
“もの”の力も借りて、「イメージ力・感覚力」を磨く、野口体操ならではのレッスンの雰囲気をできる限り導入したいと思っています。
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目次(仮)

2024年03月29日 10時35分14秒 | Weblog
ここまでくると先が見えてくるような・・・・!

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『野口三千三伝』全体を俯瞰

2024年03月29日 05時46分08秒 | Weblog
第二部 演劇編の大筋を書き終えたので、一旦、ここまでを俯瞰しようと思っている。


 
第一部 群馬編 東京編
第二部 演劇編 哲学する身体

まずは、ここまで一章ずつ書き加えたり、削ったり、膨らましたりしてから、「哲学する身体」に入るのは、まだまだ先になりそうです。
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「ALSを得て 野口体操とともに オモシロク生きる」字幕をつけました!

2024年03月24日 12時40分10秒 | Weblog
YouTube「野口体操ch」にアップした「ALSを得て 野口体操とともに オモシロク生きる」第1回・第2回の2回分ですが、日本語字幕をつけました。

新井英夫さんと語らう会 前編
        

聴覚がご不自由な方・耳が遠くなっておられる方にもお伝えしたい思いから、字幕をつけてみました。

新井英夫さんと語らう会 後編

        
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「哲学する身体」へのラスト・ステージ・・・・ある体操教師の生涯

2024年03月20日 09時20分32秒 | Weblog
三宅坂・砂防会館ホール800席は観客で埋め尽くされていた。
野口三千三56歳。
仕立て上がりのスーツに新しい靴を履き颯爽とステージに立った。

1970年1月20日「山本安英の会」主催「ことばの勉強会」
『3分間スピーチ』 演題は「“ことばと私”」
前回の大成功を意識しながら、野口は原稿に目を落として話し始めた。
ところが目の中に文字が入ってこない。
あたふたとしながらも、上の空でチャラチャラ(本人の弁)と話し続けた。
そして時間切れとなった。

野口ノートには
「大失敗!」
記されている。

20日の夜から21日の朝まで眠れぬ一夜を過ごす。
その日の夕方には、山本安英から慰めの電話が入ったらしい走り書き。
登壇した翌日の21日から23日まで、びっしりと書かれている文字は、苛立ちながらもしっかりとした筆跡。

23日夜から発熱。
高熱にうなされてほとんど記憶喪失状態になって、そこから復帰して自分を取り戻すまでに3日間。

15ページにわたって、この経験から考えられることなどが書き付けられている。
その言葉の多くが『原初生命体としての人間』第5章 「ことばと動き」に反映されている。

(この事実を知って、この章の意味がようやく理解できるように思える)

******

他人の日記を読むことはあまりにもスリリングであった。
最初は、ためらいがあった。
一旦はノートを閉じた。
日をあらためて読み返した。
今度は、読むことを止められなくなった。
このことは「野口三千三伝」に書かなければなるまい。

31歳、敗戦という「負の体験」
56歳、大失敗という「負の体験」
2段醸造された「野口体操」のしぶとさを書かねばなるまい。

一時は “舞台(演劇)芸術” に生きようとまで思った野口は、1970年1月20日を境に、“体操の教師” へと戻っていった。

体操を通して「哲学する身体」ラスト・ステージへの階段を登り始めたのだ!

これこそが私が書く「三千三伝」の肝だと思った。

群馬師範学校屋上 野口・二十代後半
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野口体操があってよかった!「ALSを得て野口体操とともにオモシロク生きる」第4回 Q&A

2024年03月18日 04時59分27秒 | Weblog
3月18日配信動画は、第4回  Q&Aの時間です。
参加者からの質問に当意即妙に答えてくださった

全4回を通して
野口三千三先生が目指された「使命感・悲壮感のない愛情としての授業」
まさにその言葉を体現したような
「病を得てなお野口体操とともにオモシロク生きる」
新井英夫さん!
丸ごと全身が揺さぶられる濃密な時間を、ありがとうございます。
そして、このシリーズをご視聴いただき、ありがとうございます。

拡散のほど、よろしくお願いいたします。

**********

「ALSを得て 野口体操とともに オモシロク生きる」野口体操ch

語り手:新井英夫
聞き手:羽鳥 操
編 集:安原 祥
監 修:近藤早利

制作・著作:野口体操の会 https://noguchi-taisou.jp
収録日:2024年2月12日


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野口体操があってよかった!「ALSを得て野口体操とともにオモシロク生きる」第3回 体操編

2024年03月17日 05時40分33秒 | Weblog


オンラインを通して参加者と一緒に野口体操をする時間を持ちました。
主だった動きを取り上げています。

   上体のぶら下げ
               
足の裏をつけて上体のぶら下げ
             
新井さんが動画で見せてくれた「真の動き」
戻ってくる腰から膝の曲げ方を補助

他にもいくつもの動きを取り上げています。
30分ほどの体操シーンの最後に、新井英夫さんも登場して話をしています。
「野口体操ch」「野口体操の動きと理論」13回シリーズを、ぜひご視聴してください。
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野口体操があってよかった!「ALSを得て野口体操とともにオモシロク生きる」第2回 後編

2024年03月15日 18時37分16秒 | Weblog
2024年3月16日(土)配信動画は、第2回・「ALSと野口体操」後編です。


新井さんのお話しぶりもますます絶好調!
障がい者の就労問題やヘルパー制度のかかわり、北区の取り組みなど話されています。

前編・後編を通じて、“介護する人・介護される人” おふたりの協働する姿に、驚きと感動の声が寄せられています。
パートナーの板坂記代子さんも野口体操の考え方と実技を身につけておられて、それが見事に生かされいる介助にご注目!

「ALSと野口体操 前編」第1回配信はここからどうぞ!

*****

語り手:新井英夫
聞き手:羽鳥 操
編 集:安原 祥
監 修:近藤早利
制作・著作:野口体操の会 https://noguchi-taisou.jp
収録日:2024年2月12日

次回予告
明日・3月17日(日)第3回「体操をする時間」
実技編(約30分)を10時に配信予定です。
   「上体のぶら下げ」


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野口体操があってよかった!「ALSを得て野口体操とともにオモシロク生きる」YouTube公開

2024年03月15日 04時08分08秒 | Weblog
2023年3月15日(金)午前10時 YouTube「野口体操ch」に新しい動画



2024年2月12日「野口体操の会」主催 オンライン親睦会に、体操家・新井英夫さんを迎えてお話を伺った記録の第1回です。

新井さんは、現在、治療法のない神経難病“ALS”を罹患しながらも、野口体操の指導・ワークショップ・講演等々で活躍しておられます。

病気のこと、介助や介護、日々の暮らし、進行に伴って選択を迫られること等々、ありのままを語り、包み隠さず日常を見せてくれました。

明るく闊達な語り口に、私たちは大いなる勇気と元気をもらいました。
彼が語る一つ一つの言葉から、動画で見せてもらった動きから、生きることの素晴らしさ・生ききることの大切さが伝わってきます。

私たちだけでシェアするのでは勿体ない!
そこでご本人の了解を得て編集し、YouTube「野口体操ch」に公開することにしました。
本日3月15日から18日までの4日間、毎日1本の動画を午前10時に上げていく予定です。

この記録をご覧いただいて、お知り合いの方にご紹介いただけると大変嬉しいです。
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「野口三千三伝」演劇編を書き進む

2024年03月12日 18時57分18秒 | Weblog
「野口三千三伝」第2部 演劇編 目次

プロローグ  「三千三の恋」

1、「岡倉士朗との出会い」ぶどうの会 

2、「野口体操と演劇とスタニスラフスキー」

3、「セルゲイさん ガリーナさんに ロシア演劇大学におけるスタニスラフスキー・システムについて聞く」上世博及監修

4、「演劇と教育」東京藝大テキストとの比較

5、「奇跡の人」でステージ・ムーブメント担当

6、「山本安英の会」の「ことばの勉強会」野口4回登壇のこと

7、「竹内敏晴を支える野口三千三」

8、「演劇人との軋轢」一匹狼で生きる覚悟

エピローグ 「地芝居に懸けた祖父への思い」

以上

毎日新聞記事2つ 『日本語の発見』
ヨガの逆立ち 発言する野口の写真あり
社会学者・内田義彦 野口体操を語る
新聞記事から『学問への散策』岩波書店転載

とにかく1〜8まで、大筋を書いて全体の流れを見てみたい、と思って取り掛かっている。
三月十二日 雨の一日で、「6」まで書き進んでいる。
演劇編を大まかに書いて、その後に肉付けし、単なるリポートにならない「物語」にしていきたい。
ようやくここまで辿り着いた!


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はじまりを歩く 3月9日「健康保険」

2024年03月09日 08時33分17秒 | Weblog
本日の朗読練習。
『朝日新聞「はじまりを歩く」ー 健康保険 東京都 埼玉県越谷市』

日本の宝 皆保険制度のはじまりから

詳しい歴史に、何事も一朝一夕にはならないことを知る。
多く人の熱意に支えられて、今がある。

世界に誇れる日本の「健康保険制度」を維持するためにも、本日の記事を読んでもらいたい。

私の実感としては、70歳を過ぎてから、それ以前に比べて「皆保険制度」のお世話になる機会が増えたような気がしている。
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復活「三千三伝」書き 

2024年03月07日 18時07分24秒 | Weblog
本日から「野口三千三伝」演劇編5「演劇と教育 未来をつくる演劇大学」を書き始めた。
写真:1962年48歳になる前の野口三千三

東京芸大のテキストを活かした講座となったようだ。
参加した学校の先生方に大きなインパクトを与えたことで参加希望が殺到し、予定の講座に加えて一コマ増やすほどであった。

朝食時には、献立にあった生卵を立てたことで大騒ぎになって、食事もそっちのけで皆さんが一斉に生卵たてに興じたという話を聞いている。
当時の先生は、練習に練習を重ねて、両手で立てるという境地まで到達したそうだ!
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弥生 朔日 朝の思い

2024年03月01日 05時02分03秒 | Weblog
来週3月4日から、「野口三千三伝」演劇編の後半へ。
1ヶ月間で、大雑把ながら道筋をつけたいと思っている。

連日、野口ノートを読んでいると不思議な気持ちになる。
コピーをとってくれた佐治嘉隆さんが、生きているような錯覚を抱く。
亡くなってしまったことが信じられない。
次第に、野口先生も佐治さんも、二人がこの世に存在しないことが嘘のような気がしてくる。
人は死んでもその人の行動が「もの」として残っている。
最初のノートが始まった1960(昭和36)年 60数年前から1974(昭和49)年までを一区切りとして、繰り返し読み込んでいる。
野口先生は46歳、佐治さんは13歳くらいだろうか。
私は10歳だった。

街の記憶を辿ってみる。
ざっくりと
新宿・目白・池袋・上野・本郷、お茶の水・神田。
四谷から三宅坂、警視庁の前を通ってお濠端、有楽町、銀座、そして晴海頭。
渋谷・青山。
西は、荻窪、吉祥寺、国立、立川。
東京の街の記憶と時代の空気は子供ながらに残っている。

野口先生の行動範囲とは多少のズレがあるけれど、時代の移ろいを重ねて街を思い出しながら文字を読みとるその時ばかりは、日常から切り離されてなんとも言いようのない空間と時間の次元に生かされる。
浮遊感とも憑依感とも違う。
。。。。。。言葉が見つからない。。。。。。

**********

ようやく目次の全貌が見えてきた。
  弥生朔日の朝のこと
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野口三千三の「独創」から「自然からのめぐみ」

2024年02月28日 15時44分29秒 | Weblog
1961(昭和36)年9月2日『体育講義」(体育理論・体操)
   助教授 野口三千三
  東京芸術大学 音楽学部

「まえがき」
この内容は多くの人達の影響を受けていることと思うが、独創である。自分の考えを確かめたという意味では次の方をあげる。演劇のスタニスラフスキー、数学の小野勝次、ヨガの沖正弘

この記述を読んで以来、「独創」という言葉にとらわれていた。

本日、何回か読んだはずの野口ノートに見つけた言葉にハッとさせらた。
『今日の野口グループレッスンは最高の出来、自分を捨てること、自分の独創だという意識を全然なくすこと、完全に解放すること、小さな人間とは比較にならない自由 とてつもなく大きな自然の力が自分の中に入りそしてなにかのイメージとなり ことばとなり、自分の口をかりて出てゆく、という感じ これこそがほんとうの創造の姿(あり方)ではないのかな』
 1968(昭和43)年5月12日(日)

徹底的に「独創」にこだわり、尊厳をもって「独創」でありたいと探求した結果として得られた境地なのだろう。
このレッスンを受けてみたかった!
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