超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

「超進化アンチテーゼ」10周年に寄せてその①~2009年を振り返る

2019-02-18 23:59:01 | 日記









このブログを作ってから今日で丸々10年が経った。







今は2014年に新ブログに移行しているとはいえ、
まさか10年後も変わらず同じことしてるとは思いませんでした

とはいえ、
この10年で結構色々なものが変わっていって・・・
やはり一番は体力の低下によるインプット作品の減少と傾倒化でしょうか
以前のようなバイタリティとフットワークの軽さはもう既に「無い」と言って良いです

それと、
この10年で色々と失ってしまったものも多いですね
一番はやっぱり「純粋な気持ち」でしょうか
これはね、
もう序盤からポロポロ零れていってヤバかったんですけど(笑
うん、でも、
今でも「普通に」更新出来てるのがまあそれなりに楽しめてる証拠なのかなあ?
正直、10年前の自分が今の自分を観て「変わり過ぎ」って思うのかもしれませんけど・・・
少なくともちょっとずつちょっとずつ老害化はしてるんでしょうねえ

ただ、
その代わり「得たもの」もしっかりと有ります
それは長くやって来たからこそのご褒美なのかもしれませんが。。
そういうロスト&ファウンドをこの記事シリーズでは改めて振り返っていきたいと思います。






2009年は・・・若かったですね(笑
まずそれかよ!って話なんですが、まあ20代前半でしたからね、まだ
この頃は、仕事終わってから千葉に漫画買いに行って、夜にその本のレビューとかを書く・・・みたいな、
とんでもない事をしてましたからね
今じゃそんなん無理ですね
ぶっちゃけ駅のキオスクで雑誌買って電車や休憩時にチェックして、
その中から好みの漫画の感想を書く、、、ので精一杯ですから。今はね。
実際それが最も反応良いし、自分も書いてて面白い。

けど、
この頃はそういうの度外視だったというか、
とにかくクオリティとか一切気にせず見栄もゼロで自由に書いてた気がする
それ故に、やってる事のレベル自体は相当低かったような気はするけど、
逆に言えばそれはある意味評価とか体裁に縛られてない~って事なんですよね
この頃は本当に全部の記事が自己満足でした
でも、
だからこそ“純粋に楽しい”って思えた
最初で最後のブログ時期だったんじゃないですかねー
今この頃なみに全裸で更新出来てるのか?って言えば疑問ですけどね

元々Amazonのレビュー主体だったせいで、
記事のタイトルも記事の分量もかなり適当で、
今思えばだから全然アクセスとかに繋がらなかったのかもしれないです
2009年はまだアマゾンのレビュアーランキングとかめっちゃ気にしてて、
この年にベスト100レビュアーになって嬉しかった記憶があります
そう、
この時期のアマゾンレビューは本当に楽しかったのです・・・(遠い目)。

当時、
アマゾンでエロ漫画中心にレビュー書いてるアリス缶詰(うろ覚え)という方がいて、
その人がブログ立ち上げていっぱいコメント貰ってるのを見て、
「もしかしたら自分も・・・?」みたいな気持ちになり、
立ち上げたのが一つのきっかけでしたが、
そこから同じアマゾンレビュアーだったこおろぎさんと繋がったりもしたのも良い記憶です。
自分がブログ立ち上げて即こおろぎさんが同じgooでブログ立ち上げたんで、
なんか運命的なものを感じつつ、
あの頃はお互いしのぎを削ってたなあ、、、っていう想いですね

昔は、アマゾンのレビューって正直バトルでしたからね。
どちらがより良いレビューを書いて共感を得るか・・・っていうね。
ブログは、そこから解放されて伸び伸びと書ける避難所みたいなものでしたね。
避難所っていうか、自由帳、、、みたいな感じかなあ?



取り敢えず毎日更新することは決めていて、
で、
今でも毎日更新出来ている・・・のは自分の誇りの一つ、ですが
2009年は、特に最初の方は何を書けばいいのかいまいち分からず手探り感覚でした
途中からジャンプの推し漫画の感想やアニメの各話感想、ライブレポートを書くようになって来て、
今振り返るとブログ設立初年から一応ある程度の土台は作れてたんだなあ、と思う
これらは未だにどれも定期的にやっている事ですからね。

今から考えると有り得ない量の雑記の数ですが、
当時はツイッターやってなかったしやる気もなかったんでわざわざブログで記述したりしてました
当時は短文で済ましちゃうツイッター毛嫌いしてたんですよ。
今はまとめブログ全盛なんでやらざるを得ないんです。
埋もれちゃうんでね。


2009年はミュージックスクエアが終了したり、
ブログを始めたり、
出会いがあったり、
本格的にライブに行き始めたり、
今のブログスタイルに繋がる基礎が出来上がったり・・・と、
設立、という以上に何もかもが「始まり」の年だったような気がします
そういえば「犬が吠える」の解散もありましたね
音楽で言えばノベンバ、ピープル、オウガ、ロストエイジあたりが高い評価を得ていて今でも頑張っています
アニメは東京マグニチュード8.0、けいおん!、咲が印象的でしたね
漫画は河下さんの最後のジャンプ連載「あねどきっ!」を応援してました
ほかにも、
自分のレビューをよく読んでる。という方とメル友になったり、、、と
何気に激動の一年でしたね








正直、
「10年あっという間でした。」とは到底思えません
この頃を振り返っただけでも今の自分とは全然違いますし、
交流していた人物も違かったりするので・・・

・・・・・懐かしいですね、うん。
ある意味一番幸せな時代だったのかもしれません。
という訳で次は2010年編に続きます!



初志貫徹!

2017-11-01 23:21:16 | 日記






今やってるブログ「Neverending Cult」で久しぶりに完全毎日更新を達成した
10月分ですね。


毎日きっちり更新する事で日々の生活のリズムにも繋がる・・・という事で
相変わらずコツコツ毎日何かしらの記事を更新しています
ただ、時間は無限ではないので
「今興味があること」との兼ね合いで、
どうしても「昔やってたこと」が出来にくくなってたりする現状もあります

だけど、
一度好きになったもの、愛したものは変わらずにずっと大好きですし、
きっと時期がくれば帰って来るもの、、、だと思います
なんだかんだ活動自体はずっと続けてるんで、
この先も自分の体力と戦いながら(笑)。色々とやっていくつもりです 取り合えず、時間がもっと欲しい(笑

お金よりも、時間が欲しいです・・・(切実)。




なぜブログをやめてしまうのかを考える

2017-09-01 20:28:54 | 日記








①生活環境の変化

俺もあの頃と比べて変化したっちゃあ変化はしてるが、
それでもなんだかんだ続いてるな・・・。体力も意外と大丈夫。
という事は、やはり結婚云々とか仕事が忙しくなってきた、とかかな。



②情熱の衰退

人はオヤジになればなるほど、ババアになればなるほど、物事に興味を失くし生活に終始するようになる
そもそも趣味自体も変わっていくものだから、漫画やアニメ、
音楽やゲームなどのコンテンツは飽きられやすいのかもしれない。



③更新が面倒くさくなった

これも大きいんじゃないですかね。
俺の場合、好きなもんがマイナー多めなんで
応援したい~というある種事情含む更新スタイルなんで、
元々マジョリティの範疇でやっている人はそういう目的もなく、
義務化や停滞していく状況に耐えかねてやめてしまうのかもしれない。



④ツイッターに移行?

だが、結構な確率でツイにも居ないパターン、
ツイすら辞めてるパターンが多いんだよな。。
昔はこのブログで散々苦しんでたりもしたけれど、
逆に言えばあれを乗り切ったからこそ奮闘出来る今があるのも事実なんですよね。








ただ最近思うのは、
「終わり」が行方不明とか突然バッタリと止まる~とかじゃ寂しいよな。ってこと
潔く「完結します!」とか、そういうのあってもいいと思うけど、
それすら面倒くさくなってしまうんですかね・・・。

それと、
未だに俺が毎日更新出来てるのは、
なんだかんだで手応えがあったからなのかな。。とも感じます
俺のブログに影響されてくれた方が出て来たり、応援してる作品がイイ感じになったり。。
そういう意味ではちょっとだけ恵まれてる部分もあるのかもな。とふと思いました

まあどんな状況になっても「なんだかんだ」続けていけたらいいですよね。
ブログ界のフラカンや怒髪天を目指したいですね(笑
ブログ界のミスチルやバンプになれないのはもうとっくに分かってますから。
それはまあ、他の人のを見て、って話ですね。ここも思い出した時に更新する予定です。
今毎日更新している新ブログも大事ですが、
ここも思い出の場所ですから。たまに手入れしなきゃね。




がんばってます。-2016年最後の更新-

2016-12-22 01:54:57 | 日記







そう。今年はまさかの年1更新だったのです。
シロップの全曲レビューがまったく進まなかったのです。
今、毎日頑張って更新している新しいブログを軌道に乗せる為に、
いつの間にかこのブログにはスポンサーサイト(笑)がよく載るようになってしまいました
そこは大いに反省すべき点であります。

これが、2016年最後の更新になると思うんですが、
新しいブログでは毎日力を込めて更新させてもらっていて、
シロップのライブレポなども書いています


俺は、
1回の更新に(自分でも言うのもなんですが)かなりの思いを込める、出来得る限りの熱量を込めるタイプなので
絶対に一度書いた記事は消したくないし、ずっと大切にとっておきたいタイプなのです
何故なら、
他人よりも「それが好き」とか「この気持ちは嘘ではない。」という気持ちに確信をもってやっているからです
だから、いつの間にか消えてたり、出来る事ならスポンサーサイトさえ出したくないのです
ただ、今やってるブログがやっぱり優先なので、必然的にここの後始末はどうしても遅れてしまいます

やり続けること、
初心を忘れないこと、
成長し続けること・・・
途中で投げ出すのは、カッコ悪い。
いつまでも「当然のように」続いてるのがカッコいい。
自分はそう考えます
途中でやめるのは自分の美学に反するからです
「あ、この人まだやってたんだ。」って思われるくらいがちょうど良いんですよ。

本音を言えば、ずっとここで活動したい想いがありました
ただネットで感想を書く事が純粋に怖くなってしまったので、再スタートせざるを得ませんでした
今もそんな意識が完全に抜け切ってるか、といえばそんなこともないんですけどね笑

でもやっぱ、お行儀がいいのって、一見いいことのようで、実は全然良い事ではない。
他人の存在を理由に自分を擦り減らしたり、誤魔化してるだけですから。
俺は、もっと自分に正直に生きたい
もっと自分に素直に生きていたい。ただそれだけです。


実は、このブログを完全に放置する気はないんです
始まりの場所・・・はアマゾンさんですけど(笑
ただ、拡がった場所ですから
大切に管理していくつもりです
気が付けば、同時期のブログはどこも404かスポンサーサイトの嵐です
誤解を恐れずに言えば、フラカンや怒髪天のようなレビュアー、感想ブロガーになっていきたいです
いまいちパッとしなくても、がむしゃらに続けて、たまになんかご褒美をもらう的な・・・ね笑
来年でこのブログも8周年です
そう・・・100%10年目までキープさせる為に来年は隙を見てシロップの全曲レビューを少しずつ埋めて行きましょう
あとはもう完全な零細ブログになったので、
妙な懐古記事を書いたりして新しい利用方法を試してみるのも面白そうです

気が付けば色々な人がいなくなりました。
ただ、自分はずっと在り続けたいと思ってる。
それだけの話ですね
今年の更新もいよいよ大詰めなので「Neverending Cult」もよろしくお願いしますね!
あの新ブログを立ち上げてから2年ちょっと経ちましたが、気分としてはずっとリハビリのようなものでした
しかもまだ(自分の中では)終わった感覚もないです。
繊細過ぎる神経も困りものですね・・・もっとタフに、男らしく生まれれば、
そういう性格だったならば打たれても立ち上がるブログをお見せ出来てたでしょう。
でも、自分の弱さを認める事も時には重要なことなので。
無理せず、マイペースに歩んで行くつもりです。
皆様も、一年の締め括りどうかお元気で。
では、ネバカルでまたお会いしましょう。新年の挨拶もここでも一応書く予定です。






ちなみにこのブログは自分で読み返したりもします
この間「これゾン」の感想読み返してて「結構イイな。」と自画自賛気味になってしまいました(笑



syrup16g全曲レビューその66「明日を落としても」

2016-07-22 22:20:55 | Syrup16g全曲レビュー











明日を落としても            「Free Throw」
                    「delayedead」収録













たまに、この世のどこにも自分の居場所がないような感覚に陥る時があります
誰にも通じず、誰にも伝わらず、誰とも分かり合えない
それは(肌で)知りたくなかった事実、
だけど、確かにそこにある現実・・・。
取り繕えば、波風立てないように頑張れば、そこそこマシな日常が得られますけど
本当の自分すら必死に隠して我慢しなきゃいけないような人生って何なの?って思う時があります

正直に書けば、
彼のような感覚が欲しかった
彼女のようなセンスが欲しかった
そう思ってしまう時もあります
なんで自分だけここまで他人に怯えて過ごさなきゃいけないのか、なんて間違った事を思ってしまう時もあります

自分の限界を知る、、、という事は想像以上に残酷で悲しい事です
頑張れば頑張っただけ都合の良い様に利用されて
頑張らなければ勿論何も無い
あの時、
誠意を尽くした結果が「これ?」っていう、どうしようもない事実が目の前に、意識の中に転がってると
もうどうしようもなく悲しい、、、やり切れない気分になって涙がポロポロと零れて止まらないんです。

一度や二度の失敗で~とは言いますけど、
人生には「これを逃したらダメ」ってチャンスがあるんです
それを逃してしまった、不条理に奪われてしまった・・・と思うと
中々立ち上がる気力も
もう一度頑張ろうって気持ちも沸いてこない
そんな時に最大限に作用してくれるのがこの「明日を落としても」なんですね。



つらい事ばかりで
心も枯れて
あきらめるのにも慣れて

したいことも無くて
する気も無いなら
無理して生きてる事も無い




本当は誰もが辛いことなんて分かってる
だけど、それで自分の辛さが不意になるなんてことはない
なぜなら、
この痛みも、
この悲しみも、
きっと他人には分からない
あなたには分からない
自分だけのものだから
自分だけの痛みだから
それを他人と比べて「まだ自分は恵まれてるな~」で済む方がおかしいと思う

神様は手を抜かない、って言葉には「なるほど。」とは思うけど、
せめて頑張った時だけは、
誠意を見せてる時だけは、
後押ししてくれたっていいじゃないですか?
そんな事もついつい考えてしまう
なぜ自分だけ?
そう考える事は愚かな事だとはっきりと思います
だけど、理屈としては分かってても、周りが上手く行って
自分だけ不条理で不意になってる現実があったらそりゃ泣きたくなりますよ
踊らされっぱなし、騙されっぱなし、後だしジャンケンされまくりでもうどうしたらいいのかも分からない
こんなに辛いことや嫌なことでめいっぱい包囲されてしまうなら、その上で成り立っている「生」にどのくらいの価値があるのか?って話ですよね

このまま無理して我慢して生きたとして、一体何が幸せなのか
取り繕って、偽って、それで得た日常に一体何の価値があるのか
もう完全に分からない
どう仕様もない
だけど、はっきり言ってそういう人間になってしまった
鼻クソや路傍の雑草みたいに思われる人間になってしまった・・・という事なんですよ
頑張れば頑張るだけむしろ幸せから遠ざかって行く気がして、それを考えるとこういう気持ちにもなるよね、、、って個人的には思います。


泣きたい時には泣けばいいし、
悲しければめいっぱい悲しめばいい
なぜ、
つらい時に笑わせる?
つらい時に前を向かせる?
それで救われるか・・・って言ったら俺は救われない
せめて、悲しい時は悲しいままに
泣きたい時はポロポロと泣いていたい
マイナスにぶつけるプラスは不意になるだけ
ならば、マイナスにマイナスをぶつけてこんな気持ちを完全に昇華したい。って思う(そういえば昇華Tシャツありましたね)
そういう気持ちにさせてくれるのがこの曲です、という事なんですよね。つまりは。

自分の限界を知る、というのは
もう人間のセンスの問題ですから
素直に生きていれば、自分のダメなトコロなんてボロボロ出て来ます
愛せない理由も愛されない理由もそりゃもう山ほど出て来ます
だとしたら、そんな自分に見切りを付けて身投げしたっていい
そんな気分の時に聴くと最大限に作用してくれる、
自分にとってはそういう曲でもあります。
もう何もかもを諦めて、
遠い世界へ―――。
限界まで追い詰められたら、それも一つの手だと思うんですよね。
時折そういう気持ちに本気でなったりもするので、その意味でも沁みついて離れない、聴き手の心に最大限に響いてくれる名曲なのではないかな。と
この曲に関してそう・・・はっきりと思います。



アコースティックギターがバンドアンサンブルに気持ち良く絡むアレンジが小気味良くて聴いてて単純に美しさを感じる曲でもあります
歌詞は重たいけど、メロディと演奏はとてもポップで、聴き心地がよくて、だからこそスッと心に入って来る良さがある
純粋に「良い曲」だからこそ、素直に歌詞が頭に入って来る、というのもあると思うんです
この曲はsyrup16gの楽曲の中でも特にそれを強く感じる楽曲の一つです

そして、間奏の泣きのギターソロがまた素晴らしい
悲しみという根源的な感情の美しさを
これでもか、とまで表現しているサウンドは聴けば聴くほど堪らない気分になってきます
音で感情を表現する、という部分にまで踏み込んでいる楽曲なのでセンセーショナルな歌詞も重要ですが
それ以外の部分にもまた注目して聴いて欲しい一曲になっている、と思います。


ただ、どうしたって
どう言い訳したって、
結局誰がどうしてくれるもんじゃない
最終的には、自分で明日を拾うしかない。
そういう事も(間接的に)示唆してくれるような、
そんな一曲でもある・・・とも個人的には思っています。
逆説的には、ある意味どん底からの再起を促す様な楽曲でもあると感じる。
それもまた(いちファンとして)非常にsyrup16gらしくて素敵かと。













どうしようもなく悲しい気分になって、
どうしようもなくこの曲が聴きたくなったので、
久々に書きました。
また、そういう気分の時には全曲レビュー書くと思うので
気が向いたら見てやって下さい。

人間はどこまでも無責任で、冷たくなれる。
ゲームをリセットする感覚で人間関係も不意に出来る。そんな残酷な現実は・・・忘れないで下さい。それだけはどうしても伝えたかった。