Seaweed Child

野球とサッカーと海と山とつれづれなる日々の日記

W杯とわたし

2010-08-13 | 見るサッカー
3ヶ月ぶりの更新。この3ヶ月いろいろあったわけだけど、W杯については避けて通れまい。
ってことで、W杯について総括感想です。
サッカーに対してってことではなく、あくまで「W杯と自分」というところの総括です。

今回初めてアフリカ大陸で行われたサッカーW杯。
私の記憶にあるW杯の印象度ランキングでいうと。
 1位:02年日韓大会
 2位:06年ドイツ大会
 3位:98年フランス大会
 4位:10年南アフリカ大会
 5位:94年アメリカ大会
ってことで、実は4位と低め。
それはなぜ??

まず、出場国と選手について。
私、日本以外応援したい国といえば昔からオランダで、だから今回オランダが出れたことに、日本と対戦することにとても楽しみに思っていました。
が、始まってみると、今回のオランダはどーしても好きになれなかった。。。
全然美しくなく、ステキじゃなかったし見てて夢中になれなかった。
トータルフットボールの影はなしと評判は聞いていたけど、それにしてもあの決勝はなかったでしょう・・・と。
今回見てて面白かったのは、チリとアメリカだけど、次も見たい!って感じでもなかったし。

そして日本に関しても、カメルーンに勝利したことで日本全体が盛り上がったのはいいけど、日韓大会のようなああいう高揚感というか、涙するくらいの興奮に浸ることはできなかったのが実情。
面白い試合内容なんて日本には望んではないので勝ってくれれば全然OKなんだけど、それにしてもつまらない内容でそれも多少あったかもなぁと。
でも一番は、日本のサッカーに対して冷めた目で見てしまうようになってしまったこと(これは諸事情で仕方ない)とともに、「みやもとくんラブ!」的なミーハー精神で見れる選手がいなかったこと(大事よ!大事!)かと思われます。

そう、ミーハー精神、異性のスポーツを見る上でとても大事な要素ですよ!
愛ちゃんがいたからこそ卓球の試合がテレビ中継されるようになったわけだし、浅尾美和がいるからこそビーチバレーの認知度があがったわけだし。
でも今回の大会においては、私的に心を奪われるようなイケメンがいなかった。。。
しいていえばウルグアイのフォルランくらい?
みんなクリロナがイケメンっていうけど単なるチンピラにしか見えないし、フェルナンドトーレスなんてソバカスだらけのガキにしか見えないっすよ。

でもね、何よりも、そう何よりもテンションが低かったのは、参加意識の問題だと思います。
いや、参加するための努力の度合い、かもしれない。

実際1位の日韓大会は、韓国で見た開幕戦を皮切りに5試合観戦し、そのためにすっごいがんばったわけですよ。
ホントあのときはがんばった!
寝ずにチケットWEB申し込みのボタンを押しまくっていたっけ。
いろんな人と協力しあって、スペイン経由だと取れるとか早朝ならつながる、とか情報を交換しあってさ。

ドイツ大会も現地観戦。
チケットは苦せずして手に入ったけど、そこからモロモロの手配とかすごいがんばっていた。
現地でも行ける限り、試合が開催される会場まで足を運んでチケットとれないか交渉したりしてたし。

じゃあ現地に行ってないフランスは?っていうと、それはそれで見るためにがんばっていた。
当時は地上派で試合を全然流してなかったので、WOWOW入ってる先輩の家に女房子どもがいるというのにおしかけて行って見たり、友達の友達という人に話しをつけてもらい深夜にお邪魔して観戦したり(今思うと「はじめましてー」って来た見知らぬ女子をよく深夜家に入れて観戦させてくれたよなあ~。本人は特にサッカー興味あったわけでもなさそうでガーガーベットで寝てたのに。ってか、私も「話は聞いてます」とは言ってくれたもののよく見知らぬ男子の家に突然行って観戦したよねー。笑)。

それを思うと、当初から行く気がおきなかった南アフリカでチケットの努力をすることもなく、観戦自体、家にスカパーを入れてしまったのでどっかに見に行くことをしなくてもよく。
努力せずとも見れる環境にあったことが、テンションを低くしていたのかもしれない。
オランダに魅力がないことよりも日本代表への情熱がないことよりも、ね。

って考えると、W杯って4年に1度のお祭りなのよね。
五輪同様「参加することに意義がある」なんですよ。
確かに楽しい1ヶ月ではあったけど、一度味わってしまった心から湧き上がるハイテンション祭り気分を求めるのならば、現地に行くしかないとわかったW杯ではありました。


次はブラジルかあ。。。

結局、女はキレイが勝ち だそうです

2010-05-08 | 
勝間和代さんとひろゆき氏との対談。
「寝不足だったのであんな対談になってしまってすみません」
とひろゆき氏が自身のブログであやまったかと思えば、
「ひろゆきさんには、お忙しい中わざわざ、いらしていただいたにもかかわらず、私が至らなかったため、博之さんご本人に、そして、多くの視聴者の方々に不快感をもたらしてしまったことを、心から、お詫びします。」
と勝間さんも自身のブログで謝るという、展開に。

ってことで、どんなだろうと対談の様子を動画で見たり、テキストにおこしてあるものを読んだりしたんだけど、自分の意見が伝わらない、同意してもらえない、論破されそうという状況になると話題を変えそれでもダメなら人格否定っていう勝間さんを見て、ネット上での匿名性については、彼女の意見はとてもよくわかるのだけれど、あんな言い方してたら誰も賛同してくれないよーと思いました。

そして何よりも幸福論について。
お金が稼げない=不幸という持論の図式ですべてを語るから、じゃあ専業主婦は?じゃあ介護が必要な人は?じゃあ貧乏だけど好きなことをして生きている人は?ってなると、彼女にとってはすべて不幸で、そこから脱却するには努力!努力!努力!、努力して金を稼ぎましょう!ってたきつけてきそうな気がする。

去年かな、テレビに婚活のカリスマみたいな女の人が男性向け婚活講演みたいなのをどっかの大学でやってるのを見たんだけど、
「結婚したかったら年収600万以上ないとだめ」
的なことを彼女が言ったら、
「ボクは将来介護の仕事がしたいと思っているんですが、それだと年収600万円いきません。介護の仕事をすると結婚できないのでしょうか?」
と学生が質問してきたわけ。
彼女は一瞬言葉につまり、
「年収600万円以上の愛を相手に与えればいいのよ」
みたいな、はあ?っていう感じのテレビカメラが回っていることを意識した答えをしたの。

なんか、勝間さんを見ていると同じ質問をしたくなる。
彼女はきっと、お金のなさは愛でカバー、なんて絶対に言わないんだろうなあ。^^;

日本人の幸福度を上げたいんだったら、
「お金が無い=不幸」 みたいな考え方を
他人に強要しないほうがいいと思うんですよね
と、ひろゆき氏が自身のブログで言っているけど、ホントその通りだと思う。

まあ私的には、彼女の主張に見え隠れする「私ってキレイ」って感覚に相当ヒク。
男ばっかの進学校でまあまあな女子がモテて勘違いするのと一緒だなって。
ぶっちゃけ、おばちゃんにしか見えないけどね。
「結局、女はキレイが勝ち」というタイトルの本を書いちゃうところで、恥ずかしさいっぱいですわ。

木村コーチに敬意を表して・・・

2010-04-11 | 見る野球
献花してきました。
ちょうど今日、中日vs巨人の試合に行く予定だったので。
このチケットを取ったとき、まさかこんなことになるとは思ってなったのに・・・。
人生ってはかないです。

こういう若い人が亡くなるとよく「いつ死んでいいように悔いが残らないように生きよう」という人多いけど、私は「私の周囲の人が私への悔いが残らないように生きよう」って感じ。
どうせ死んじゃったらそこで終わりなわけで、悔いもないもないじゃない?
この先まだ人生がある残された人たちの悔いの方が心配な気がしちゃいます。

さて、今日の試合。
悔いだらけですね。
今年最初に見た試合が負け試合なんて・・・。
次こそっ!

真央ちゃん、そんなに泣かないで

2010-02-27 | 見るフィギュアスケート
まずは、新聞のコラムの抜粋から。

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「長かったというか、あっという間だった」。

直前の4分間に、バンクーバーに至るまでの4年間が重なって見えたに違いない。
「いまの自分にできることはすべてできた」。
そう敗北を受け入れる勇気は、簡単にまねできるものではない。

銀メダルの表彰式では懸命に笑顔を見せた。
その19歳の姿に、目が覚める思いがした年長者は多いのではないか。

仕事で失敗したのは、職場環境が悪いから。
会社の業績が落ち込んだのは、社員の働きが悪いから。
企業社会には、無数の言い訳が渦巻いている。
自分の試合結果から目をそらす大人では恥ずかしい。

真剣勝負をしているのかと自問しつつ、遠い銀盤へ拍手を送る。
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五輪女子フィギュアのフリーの真央ちゃんへの感想は、まさにこのコラムにつきます。
そんなに泣くなよ~と言いたくなるほどのインタビューは胸に迫ります。

っつーか、負け惜しみではなく、キムヨナの点数ってあんなに高くていいの?って感じ。
私は素人だけど、海外も含めていわゆる専門家的な人たちも首をかしげてる状態とか。
キムヨナは、苦手なトリプルループをやらないなど無理のない自分の実力の70%~80%の内容を、100%で演じた戦略の勝利、とのこと。
五輪は芸術を極める場ではなく、試合だなのから仕方ない。
そういう意味で、真央ちゃんのコーチのタワソワは、時代遅れと言われても無理はないのかも。

「真央がトプルアクセルに挑戦してくれて私も勇気が沸いたわ。真央ありがとう」
お母さんを直前に亡くし、気丈に演技を終え銅メダルを取ったロシェット選手のコメントです。
なんだか、プルシェンコが4回転に挑戦した高橋をねぎらったのに似てる。
ロシェットの高い加点もちょっと・・・だけど、それが同情票ではないことを願いたい。

で、あれだけ嫌ってた某選手、まあ安藤美姫だけど(笑)、試合後のインタビューを見てちょっと見方が変わりました。
悔しさをにじませつつ晴れやかな笑顔で次への挑戦を口にしたから。
あれでまた、あ~だこ~だ言い訳とか、実は~~とかって苦労話を披露されたら、また嫌いになってたんだけどね。
4位の長洲未来の
「元世界王者の安藤さんに勝っちゃった~~。すごくうれしい」
という発言の後押しもあったかも。
長洲さん、まだ16歳という年齢とはいえ世界という表舞台で勝負しようとするなら、相手への敬意や言葉には気をつけましょうね。
と、おばちゃん的に心の中で注意してみたりして^^;。

私は強い人が好き

2010-02-21 | 見るフィギュアスケート
弱い人間に対してわりと辛辣になってしまいがちな私。
それは強い人間に対する憧れが大きいから。

最近、浅田真央ちゃんが好きです。
前から好感を持っていたのだけど、今さっきNHKでやっていた真央ちゃんの特集を見て、さらに好きになりました。

今回のフリーの曲はラフマニノフの「鐘」。
荘厳ではあるけれど、ある意味重苦しい曲。
振り付けもこれまでの軽やかな感じはなく、表情も怖い顔をしたり、衣装も黒や赤を基調としてものになっていて、これまでの真央ちゃんとはかけ離れているもの。
それに対して彼女は
「今までと同じことをしていても仕方ないから」
と果敢に挑戦していきます。

表現力とジャンプの両方がためされるかなりハードルの高い内容。
振りが難しい分ジャンプに意識がいきにくくジャンプに狂いが生じしてしまい、大スランプに。
2度のグランプリシリーズでの失敗をみて、タラソワコーチ(ロシア人のコーチ。これまで金メダリストを7人育成)は彼女に聞いたそう。
「鐘のままでいいの?」と。
それに対して真央ちゃんの回答は
「このままでいい」。
この曲を一度も完成させてないまま、五輪で勝つために曲を変えて本当にいいの?
これまでやってきたことをムダにさせてしまうのはもったいない、と。

勝つために直前で曲を変えるのはよくあることで、そういう選手は多々います。
きっと周囲にいろんな事を言われたはず。
そんなんで勝てるのか? 
曲を変えたほうがいいのでは?
コーチを変えたほうがいいのでは? と。

それでも信念を貫いてこの曲でいくと決めた彼女は、2ヶ月間、ひとりで「鐘」を滑り込んで完成させていったそう。
その強靭な精神力!

失敗した後「実はどこどこが怪我で~~」とか言ってインタビューで泣きじゃくる某選手とは大違い!
ちなみにその選手、ケガで最後まで滑れないことを承知でリンクにあがり、案の定途中で泣きながら演技をやめて場内の同情をかい、悲劇のヒロイン気分に浸っていたのを見て以来、嫌いになりました。
あの濃いメイクやド派手な衣装も、清潔感なくてイヤ!
セクシーや妖艶といった言葉をはき違えているとしか思えない。
キムヨナの妖艶さのが、全然かっこいい!

と、ちょっと話がズレてきましたが、、、^^;そう、真央ちゃん。
去年のフリーの「仮面舞踏会」も、実はすごい難しい振り付けで男子が滑るような内容だったそう。
そしてそれもタラソワコーチが考案したもの。
そのときのビデオを見ながら、タラソワコーチは繰り返しこう言ってました。
「あなたは強い人間。世界で一番強い人間」
と、涙を流しながら。。。
自分の課した過酷な課題を、苦しみながら果たした彼女に感謝していたのだと思います。

失敗しても涙をぐっとこらえ、けっして言い訳をしない真央ちゃん。
そんな強い彼女にとても憧れます。
オリンピックの女子フィギュアは24日水曜日から。
ステキな「鐘」を滑りきって欲しいです!