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日常のつぶやき

無題

2024-02-14 16:04:00 | Weblog
再び戻ってきた。
病室というのは、何故か治療する意欲を削ぐ気がする。

同じ景色。
同じ毎日。
刹那的に生きる意味のようなものを見失う。

戻ってきて、それはここでも同じ事に気づく。
同じ景色。
同じ毎日。
1人静かな部屋。


一年経って。
一年経って、それまでの幸福と時間を振り返る。

1人ではない部屋。
寝室では隣から聞こえる寝息。

呼吸の音を聴いて。
身体越しに心臓の鼓動が聞こえて。
体温を感じて。
寝顔を見て、安堵した気持ちで自身も再び眠りにつく。

確かに生きていた。
2人とも。
生きていたんだ。

あの瞬間。
温もりは突然消え失せ、鼓動が止まり、呼吸は聴こえなくなった。


生きていれば。
生きてさえいれば、また、と。
ただ待っていた。待っているはずだった。

ある時。
本当に2人は消えたのだと。
そう理解した。
唐突に。


一年は。
同じ日々の繰り返し。
身体の負担を感じながら、同じものを少量食べ、ただ眠る。

それでも。
あの優しい声と、愛しい姿を毎日思い出し。
毎日独り語りかけていた。
ただ、独り語りかけていた。

生きていれば。
生きてさえいれば、きっとまた。
そう願っていた。

記憶と暮らしている。
ただの記憶。君の記憶。君との記憶。

指輪が独り寂しそうに佇んでいる。
何故か戻ってこなかった片割れはどうしているだろう。
そう呟きながら、帰りを待っている。
記憶の中で。記憶の日々を。

きっとまた同じ。
同じ繰り返しの一日。
私はこのまま死んでゆくんだろうか。
果たして何の意味があるんだろう。

何のための時間だったのだろう。




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自分だけじゃなかった

2023-12-20 00:23:47 | Weblog
そうだ。
こいつらも大事な家族と離れ離れになったんだ。
自分を投影しているのは分かっているけど。
何か不憫で。すまない。
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精一杯だった日

2023-12-19 13:46:07 | Weblog
明日でちょうど一年になる。
人生で最も虚勢を張っていた日。

彼女が家を出て、車に乗り込み、その姿が見えなくなるまで。
精一杯笑って手を振った。

本当はこうなる事がなんとなく分かっていたけれど。
最後に会話できる時を信じて。

視界から車が消えた瞬間、ただひたすら泣いた。
あの一連の瞬間瞬間を克明に覚えている。
きっと忘れる事はないだろう。

いつもなら。
一緒にクリスマスを過ごし、新年を迎えるのに。
そう思っていたあの日。

来年の今頃はどうなっているのだろう。
そう思っていたあの日。

会話する機会さえ無慈悲に奪われ。
あげく裏切られてさえいたなど、想像できるはずもなかった。

私はこの一年、はっきり言って最低の年を過ごした。
あらゆる意味で。

自分がしていた事は、ただ思い出を振り返ったり、考えることだった。
祖父が亡くなり、自身も体調を崩し、好きだったことをする気にもなれず。

ただひたすら苦しいだけの日々だった。
今もそれは変わっていない。

私は今何をしているのだろう。
何故こんな無意な日々を過ごしているのだろう。

窓の外を眺めながら、そんな事を考えている。
ふと、あの車影が見える気がする。
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何故

2023-12-13 01:49:31 | Weblog
今更になって。

荷物が届いた。
ネットで注文した品だろう。
恐らく間違えて以前の登録先のまま発注したのだろう。
宛名はもう居ない妻のものだった。

無神経というか。
酷く気分が悪かった。



時々かつての写真とか、動画をスマホが薦めてくる。
ライブラリに残っていないものまで。

かつて妻が私に送った動画。
家族のように可愛がっていたぬいぐるみ達に声を当てて。

そんなに昔じゃない。
けれど、はるか以前のように感じられる。

妻の声で。
彼らが私を呼ぶ。

何故今更。
どうしてだよ。
俺はずっと。。。やっと。。。
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Time limit

2023-12-06 09:13:04 | Weblog
The time has come and finally understood she's disappeared and gone.

I've thought of you actually, and been myself since we've met.

Never change likely used to, even though you've gone far away, I am here where make me myself.

If time passes like this, you'll not be aale to be anyone, any existence and there's no shining future...

It's worthless and makes me very sad.
Now, I don't want that, it's too sad,
so it won't be like that...

I'll start.
I'll punish you even if hurting you and also me so that you restart and regain yourself.

There's no need to say, exchange opinions, this is decided fate.

Hoping, you know who you are.

You know that, this will be good opportunity.

Truly loving you, my tiny wife.
You are one in a million as ever.
As ever... just like wish engraved on engage ring.

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追憶

2023-12-05 23:46:45 | Weblog
今夜は2人で眠る。
寒い夜。
妻と2人で眠る。
明日の朝。
目が覚めるまで。
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再開

2023-11-30 23:39:50 | Weblog
しばらく触っていなかったけれど。
また再開してみようかな。

うん。
やることが終わったらそうしよう。
それがいい。その方がいい。

やりたかった事。行きたかった場所。
やればいい。行けばいい。
2人で。
ずっとそうしたかったんだから。
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変わらないよ

2023-11-30 13:08:42 | Weblog
何回か書いたこともある。
彼女は弱虫で、とても危なっかしい所がある。

ふとした時に、大切なことを見失って、失敗したりしてしまう。
時々、そんな時には悔しそうに泣いていたりした。
その度に私は一生懸命伝えようとした。

頑張る、とは無理をする事とは違う。
誇る、とは固執する事とは違う。
輝く、とは自分を着飾る事とは違う。
夢を追う、とは夢を見る事とは違う。

私も、自分に言い聞かせていた事がある。

見守る、とは側にいるだけとは違う。
支える、とは優しく甘えさせるだけとは違う。
寄り添う、とは意見を肯定するだけとは違う。
愛する、とはこれら全てを理解し、相手を思うこと。

昔、父が言っていた。
「愛している、なんて言葉は軽々しく言えたものではない。少なくみても10年その人を見守り、支え、寄り添ってからにしなさい」

私もそう思ったから、そうであろうとした。
彼女もその言葉の重みを感じていたようだった。

20年余り。私はきっと多分、その言葉の意味をより深く実感している気がする。

ともちゃん。
俺は何も変わらないよ。
出会った時も。一緒にいた時も。夫婦でいた時も。そうじゃなくなっても。

それは多分、ずっとそう思ってきたから。
それは多分、そういう人に出会ったから。

変わらないよ。


彼女は弱虫で、危なっかしい。
時々弱さに負けて、流されてズルをしようとする。

でも私は知っている。
本当はただ寂しがり屋で、自分を見て欲しくて。
本当は賢くて、とても優しいってこと。

それだけは変わらないことを、私は信じている。
例えどんなにフリをしていても。

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気がかり

2023-11-30 11:04:09 | Weblog
まぁ、そういうものなのかもしれない。
この段になってなお、体調は悪くないだろうか、などと危惧している。

昔から身体は決して丈夫でなく、不安な所が多々あった。
私も往々にしてそうで、よく同時に体調不良になったりした。

身体だけは大事に。
そう願う。
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楽しい夢

2023-11-29 23:04:16 | Weblog
少しうとうとしていた。
夢、とも言えないようなまどろみの中で。

いい夢を見た。
私がずっと望んでいた世界。

私が最初からずっと続いて欲しいと思っていた世界。

皆んないて、みんなで楽しく話して。
いい夢だった。

プレゼントかな、あいつらからの。

そう言えば、あいつらのこの先もどうなるんだろ。
でもどんなになっても。
お前たちは大事な家族だから。
それはずっと。変わったりしないから。
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