記日きつい思れぐま気 from バンクーバー

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む30代男性の日常。バンクーバー関係ないことも多々あります。

livedoor Blogに引っ越しました

2013-09-27 12:01:03 | バンクーバー・雑感
引っ越し先

丸8年お世話になってきましたgooブログからlivedoor Blogに引っ越しました。理由といたしましては一も二もなくgooブログが使いづらいことでありまして、ずっと引っ越したいなと思い続けておりましたが引っ越し作業もなんとなくめんどくさそうとかきっかけをつかめずズルズルとここまで来た次第であります。

何が使いづらかったのかというと、いちばんはgooではiframeタグが使えない、ということ。使えないと何が問題かというと、YoutubeやGoogle Map、Amazonアフィリエイトを貼ろうとしても簡単に貼れないんですね。なのでわざわざタグを変換させて使ってきたり諦めたり。まあそんなに頻繁に貼るものでもないし、変換作業もものすごく手間でもないというのがここまでズルズルきた理由でもあります。
他にも気に入らないところはちょこちょことあるのですが、まあさほど大きく影響する話でもないのでここでは割愛。ただ積み重なったものがある、というところではあります。

で、今回なぜ急に引っ越したのかと申しますと、livedoorでドメイン無料開放というのをやってまして、"ogasin.blog.jp"というシンプルで素敵なURLを取得できてしまったので「じゃあ引っ越すか」と。きっかけはいつも突然に。そんな理由でございます。もちろんlivedoorではiframeタグもちゃんと使えます。ていうか使えないのがそもそもありえない感じなんですけどね。

とはいえ、使ってみたらlivedoorが鬼サイアクとかそういうリスクもなきにしもあらずなので、当面はgooの方も残しておく次第であります。ただし更新はlivedoorにしぼってやっていきます。

そんなわけで、これからも細々と更新していく所存でございますので何卒よろしくお願い申し上げます。


なお、当初懸念しておりました引っ越し作業ですが、驚くほど簡単かつ呆気なく完了いたしました。驚くほどっていうか驚きました。コメントにタグの名残が残ってたりしてますが、コメントまで引っ越せただけで満足なので文句は言うまい。いやしかしすごいですね。大したもんだ。

あと、地味にタイトルを変更しました。
前は自分で見つけやすいように逆読みにしていた(記日きつい思れぐま気)のですが、URLが簡単になったことだし普通にしました。 また気が向いたらもう少しまともな名前に変更するかもしれません。

引っ越し先
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ベアフットランに挑戦してみた

2013-09-24 11:57:04 | Weblog
ベアフットというのは裸足のことです。なのでベアフットランは裸足でのランニング。まあ初回なのでランニングではなくウォーキングにしておきましたけど。

何で突然そんなものに挑戦したのかというと、そもそも前から少し興味がありました。きっかけはBorn to Runという本。前に当ブログでもご紹介したのですが、内容をすごく簡単にまとめると「人間の身体は走るためにできてる、だからショック吸収の靴なんていらないよ!」というもの。走り方としては、ランニングシューズをはいたときにするような踵からの着地ではなく、つま先から着地することで足首で衝撃を吸収して膝へのダメージを和らげます。踵で着地するとその衝撃がダイレクトに膝にきますからね。実際、陸上生活する動物で踵から着地して歩くものはとても限られています。その辺についてはこの動画がわかりやすいです。
人の足の骨と動物の足の骨(217秒)(NHK for School)

ただし、この走り方、普通の走り方とは違う筋肉を使うので慣れないと結構辛いんだとか。あと、さすがに裸足で走るのって足の裏を切ったりしそうで抵抗があります。そのためのベアフットラン用のジョギングシューズも販売していますが、結構高いし用途が限られ過ぎてて保留したままになっていました。

それを突然思い出させたのは、先日参加したツアーでガイドのお兄さんが山道を裸足で歩いていたから。「痛くないんですか?」ってきいたら「ベアフットランニングしてるからね」と。で、Born to Runの話をしたら当然ご存知で盛り上がりました。彼もウルトラマラソン(42.195kmを超える距離を走る異常なマラソン)に出場しているそうで、100マイル走るとかおかしなことを言っていました。ビブラムとスポンサー契約もしていて、ファイブフィンガーシューズも家にたくさんあるそうな。すげえ。


逞しいふくらはぎが素敵

で、彼を見て僕もちょっくら試してみるかなあ、と思いながら数週間。ようやくトライした次第であります。近所の公園にはガラスの欠片とか落ちてなさそうだしね。

前置きが長くなりましたが、そんなわけで初ベアフットランの感想。うん、まあこんなもんだよね、って感じ。思ったほど新鮮な感覚はありませんでした。ただ、「なんか健康にいいことしてる気がするなあ」というヘンな快感があったことを申し添えておきます。次回はもう少し距離を延ばして様子を見てみたいところです。

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
日本放送出版協会


[ビブラムファイブフィンガーズ] Vibram FiveFingers KSO M148 Black/Black(ブラック/M40)
Vibram FiveFingers(ビブラムファイブフィンガーズ)


裸足ランニング―世界初!ベアフット・ランナーの実用書 (ランニングBOOK)
ベースボールマガジン社
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バンクーバー事件簿

2013-09-18 11:13:02 | バンクーバー・雑感
バンクーバーでの生活も早1年半が経過し、大抵のことでは驚かなくなってきたのですが、びっくりすることが三連発あったので記録として。

その1:コイン詰まり事件
プールのロッカーはクォーター(25¢硬貨のこと)を入れて鍵をするんですが、たまたま使ったロッカーが壊れていてコインが詰まってしまいました。なんだよーってんでドンドンと叩いたりしてたらそばにいたおじさん達が声をかけてくれて、事情を説明したら「コインもう1つ入れてみたら?」と。でももう持ってなかったので「ないんだよねー」って返したら「じゃあ俺の使えよ」ってんで財布からコインを出して、追加で入れてくれました。いやー、無理でしょーと思ったんだけど親切でやってくれてることだしありがたく見てたらやっぱり詰まりました。あーあ。他のおじさん達も鍵で中をガシャガシャやってみたり叩いたりとしてくれたんだけど詰まりは解消せず。仕方ないのでもう水着に着替えちゃってたんだけどスタッフのところに行って伝えました。そしたら
「じゃあ別のロッカー使えば?」って。
え?あれ?僕のクォーターはどこ行っちゃうの?返してもらえないの?もう持ってない旨を伝えたら「えー、ホントに持ってないのー?」って。いやさ、よしんば持っていたとしてもだ、それはおかしいでしょうよ。結局スタッフがコインをくれて、他のロッカーを使うことになりましたがなんだか釈然としませんでした。


その2:クォーターちょうだい事件
なんやかやあったものの小一時間しっかり泳いでロッカールームで着替えてたら、おじさんが別のおじさんにロッカーに使うクォーターをせびってました。まあ、ちょいちょいいるんですよ、「あー、俺クォーター持ってねーやー、誰かくれない?」ってお願いしてる人。僕も前にちょうだいって言われたことあります。あげました。
でもそのおじさん、ほとんど恐喝まがいでせびってました。「俺さ、クォーターないんだわ。くれない?わかるでしょ、クォーター。くれよ、な。」って。いやいや、お願いの仕方ってものがあるでしょって思いながら眺めてました。あげるほうのおじさんも「もー、しょうがないなー」って感じで渡してました。当事者じゃないし別にいいんだけど、なんか色々びっくりしました。


その3:どいてちょうだい事件
娘を迎えに行って、道路脇のちょうど駐車禁止区域との境のところに車を停めました。まだ少し時間があったので車の中でぼんやりしていると、後ろに車が来て駐車しようとしています。「あらら、そこは駐車禁止区域なのになー」と思って眺めてたんですが、おじさんは気にすること無く停めて車を降りようとしてたので、親切心で僕も車を降りて声をかけてあげました。
「そこ、駐車禁止区域ですよ」って。そしたら、
「じゃあ、そこどいてくれない?」って。
え?なんで?俺が?どうして?あまりにびっくりし過ぎて、罵声を浴びせることもできず、"No way"(無理ぃー)と返事するのが精一杯でした。後から考えたら「バカなの?」の一つも言ってあげれば良かったんですが、人間、びっくりし過ぎると思考停止しますね。相手してても無駄だと思ったので車に戻ってまたぼーっとしながらミラーで後ろを見たら、おじさんは
「車いつ動かしてくれるのかなー」ってハンドル握りながらこっちを見つめて待ってました。
ないわー。100%ないわー。でも僕は優しいのでシートをバタンと倒して動かす意思が全くないことを示してあげました。おじさんもさすがに諦めて少し離れた場所に停めに行ってました。前の2つのびっくりが打ち消されるくらいの特大のびっくりで、今日はびっくりの猛打賞だなと。広島カープのCS進出を祈りながらそんなことを考えました。おしまい。
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野生のシャチを見てきました

2013-08-21 18:43:19 | バンクーバー・雑感
ホエールウォッチングツアーに参加して野生のシャチを見てきましたよ。

とても久々のブログ更新になりました。書きたいことはたくさんあるんですが、なんかモチベーションが上がって来ず。ただ、今回はどうしても書きたかった!この喜びを誰かに聞いてもらいたかった!ということでツアー体験記、始まります。


ホエールウォッチングといえばアメリカに住んでいた子供の頃に両親に一度連れて行ってもらったのですが、荒れ狂う海で激しい船酔いの中、遠くの方で潮を噴いたのが見えたとか見えなかったとかそんなレベルでした。そのトラウマもあってホエールウォッチングツアーに良い印象を抱いてなかったのすが、なんでもこの時期のビクトリア周辺にはシャチの家族が定住しているので98%くらいの確率で見られると知り参加を決意しました。

参加したのはEagle Wing Toursというところ。ビクトリアから出るツアーは腐るほどあるのでどこが良いか調べていたら、Yelp(海外の口コミサイト)やトリップアドバイザーでも評判が良かったことからこちらに決定。コメントには「他のツアーを調べる必要なし!いますぐ予約して!」とか書いてあって、これは期待が持てるなと。

ところでこのツアー、他のところが$100未満の料金が多い中、$125と強気の設定。その根拠は
・他社が3時間のところ、EWTは3時間半。つまり、より遠くまで行くことができます。さらに、ツアースケジュールを詰め込んでないので、延長することも気にしません。なのでちょっとした嬉しいハプニング(通常より遠くで珍しいものに遭遇できることが判明、とかね)が発生すると、乗客の都合を聞いて問題なければ突っ込んじゃいます。実際、今回参加したツアーでは結局4時間半の参加となりました。お得!
・シャチの群れが見られる確率はとても高いとはいえ当然見られないということもありえます。そこでもし見られなかった場合には20%の返金、または次回無料という保証がついてきます。20%返金されれば他社と大差ないので、まあいいかという気持ちになれますね。

ツアー開始30分前にFisherman's Wharfにあるツアーデスクに集合し、支払いをしてしばらく待ちます。15分前に説明開始。まず防寒具が渡されます。僕は寒がりなので防寒対策はばっちしだったのだけど、せっかくなので用意してくれたものを着用しました。ボートはかなり速く、海上の風はとても冷たいので防寒具は必須です。貸してくれる防寒具はパンツとジャケット、手袋、帽子、あと風よけのサングラス。ジャケットは救命具を兼ねているそうです。必要に応じて防風仕様のブランケットも貸し出してくれます。全て料金内。

防寒具のサイズ合わせが済んだら当日のツアーの説明。どこで何を見る予定か、ざっくり教えてくれます。説明してくれたのはツアーのキャプテンであり海洋学者のジェフ。貫禄があってダンディなおじさんです。あと同じく海洋学者のおばちゃんも同行します。二人ともとても親切丁寧にわかりやすく解説してくれたのでとても面白かったです。時々何を言ってるのかわからなかったけど。参加する際は事前にシャチやクジラについてWikipediaで勉強しておくと、より楽しめると思いました。



この日の予定ではHumpback whale、ザトウクジラが確認されているのでそれを見て、そのあとアザラシやセイウチの群れを見てからシャチの群れを見に行く、という説明がありました。

そしていざ出発。外洋に面していないので波は穏やか。普通の人ならまず酔わないレベルでした。船酔いしやすい僕は酔い止めをがっちり飲んでいきましたが。




激しい波しぶきをあげながらボートは海上を疾走します。マジで寒いです。

20分ほど行ったところでザトウクジラの親子に遭遇。ブシューって潮を噴きながらゆったりと泳ぐ姿に大興奮!





ところでカナダの法律ではシャチやクジラに100m以上近づいてはいけない、ということになっています。ただし、止まっているところに向こうから近づいてきた場合は別。そこで問われるのがキャプテンの腕です。いかに進路を予測し先回りするか。上手くいくと本当に至近距離で見ることができます。ちなみにアメリカではその距離が200m以上ということなので、カナダで見た方が間近で見られるチャンスは多そうですね。




My双眼鏡でしっかり観察。

しばらくザトウクジラを追いかけまわし、写真を撮りまくります。こんなでっかいのと一緒に泳いだらどんな気分なんだろうなあと夢は膨らみます。


深く潜るときはこのように尾を水面に出して急潜行します。

ザトウクジラとお別れしたあと、ジェフから報告と相談が。近海に住んでいるシャチはResidentと呼ばれる定住型のシャチなんだけど、少し遠いところにTrangientと呼ばれる回遊型のシャチの大きな群れが来ていることが判明した。ただ、前者は近くなのでアザラシ達も見ることができるけど後者は遠いのでアザラシは諦めなければいけない。さあ、どっちをとる?と。
なんという究極の選択!!ただこれにはさらに条件があり、前者はアメリカ領海内にいるので200mまでしか近づけない上に群れの頭数は6頭、後者はカナダ領海内なので100mまで近づけ20頭。これで心は決まりました。ほぼ満場一致でTrangientを追いかけることに。(アザラシが見たかった女の子2人にはちょっとかわいそうでしたが)

30分くらい海上を突っ走り、群れに接近。大きな雄や数頭の雌のグループが悠然と泳いでいました。興奮、というか感動。感動しまくりながらシャッターを押しまくります。この日、4時間半で600枚くらい撮りました。シャチを追いかけながら、ガイドさん達が色々とシャチの生態を説明してくれます。僕はシャチはあまり詳しくないので突っ込んだ質問ができなかったのですが、一人すごく詳しい方がいてガンガン質問しまくってました。楽しかったろうなあ。


















ブリーチングという水面に身体を叩きつける行為。なぜ行われるのかははっきりはわかっていないそうです。

ものすごく運が良いと、フェリーやキャンプ場からも見ることができます。フェリーからはシャチが見えることを知らせるアナウンスが外まで聞こえてきました。お客さん総出。そらそうだ。





がっつりシャチを追いかけ回しまくり、みんな満足して港に戻りました。ツアーデスクで今日のおさらい。どこで何を見たか教えてくれます。



本当に素晴らしいツアーでした。次回行くことがあったら、また必ずこのツアーを申し込むでしょう。すっごくオススメです。


おまけ
帰ってきてからシャチについてWikipediaで調べてみました。ツアー中に説明してもらったことも書いてあり、「おー、ホントだー」って感じでした。以下、面白いなと思ったポイントを箇条書き。
・ResidentとTrangientは同じ「シャチ」というだけで交雑は数千年以上ないそうで、遺伝子的にも全然違う種だそうです。
・Residentはサーモンなどの魚を食料とするのに対し、Trangientは魚には一切目もくれず、アザラシやクジラ、イルカなどのほ乳類を食料とするとのこと。シャチ全体で見れば何でも食べる雑食さんなのですが、個体を見るとかなり偏食の傾向が強いそうです。
・武器を持つ人間は別にして、天敵が一切いない海の王者、食物連鎖の頂点に立っています。
・そんなに強いのに、獲物を把握するための音波を出したりその音波を圧縮して放出して魚を麻痺させるという飛び道具まで搭載。
・さらに頭が良くてチームワークを駆使してハンティングをします。
・1匹の雌が産む子どもは5年に1匹だそうです。まあ上記の無敵さに加えてそんなポンポン産まれた日には海の生き物がいなくなってしまいますからね。

知れば知るほど憧れてしまうシャチさん。社畜から1字とっただけでこんなに素敵な生き物になれるんですね。社畜のみなさんも頑張りましょう。(←よくわからないまとめ)
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乙武さん事件で思ったこと

2013-05-21 22:10:05 | Weblog
五体不満足などの著書で有名な乙武さん入店拒否事件論争が一部でえらいことになってます。詳細は下記まとめなどをお読みください。

乙武洋匡さん、銀座の「TRATTORIA GANZO」に「車椅子だから」と入店拒否される(追記あり)

事情はよく知らないけどまとめを読むのもめんどくさい人のために簡単にまとめると、

1)乙武さんがイタリアンレストランを予約し友人女性と訪れる
2)ところがそのレストランは車いす利用者は事前承諾が必要で(ホームページに明記)、乙武さんはしていなかった(のちに食べログで見ただけだったことが本人ブログより判明)
3)さらにレストランはエレベーターが使えない2階にあり、自力で入店することは困難
4)友人女性が入店の協力を店員にお願い
5)しばらく待った後店員が協力しようとしたところ、店長がそれを引き止め、2を理由に協力できないことを申し出る
6)そこをなんとか、とお願いするも冷たくあしらわれる
7)あまりの冷たい対応に怒りの乙武さん、Twitterにて店名を晒して非難
8)「障碍者差別!」「事前連絡しない乙武は何様」などの双方入り乱れた論争に発展
9)レストランが謝罪文をホームページに掲載、また乙武さんが自身のブログにて詳細な事情説明、事前連絡をしなかったことや店名晒しを詫び、事態の収束を図る ←いまここ

まあこの件についてはあちこちで色々書かれてるんで今更僕がえらそうに書くこともないんですが、バンクーバーにいるから見えることもあるかなと思いましてちょっと書いてみる次第です。

色々なところを眺めていて挙がっている意見としてはざっくり下記に大別される気がします。
乙武さん擁護派
・乙武さん本人のみ運べば済んだんだから周囲に協力を仰ぐなどして対応するべき
・車いすであることを理由に入店拒否するのは差別(実際は事前相談していれば可)
・断り方が悪い(店長の過去のツイートなどからも人格攻撃に発展)

お店擁護派
・車いすの人が事前に電話確認するのは常識
・運んでもらうことを頼むのは図々しい(運んで怪我させた場合の責任論も)
・店名を晒すのは本人の影響力から考えてもやり過ぎ
・有名人だからと図に乗っている

僕個人の意見としては、「お店が入店を断るのは仕方ないにしても断り方は良くなかった、だからといって乙武さんも店名を晒すのは大人げなかった」といったところでしょうか。まあ本件については双方謝ってシャンシャンになってるのでどっちが良い悪いというのは置いといていいのかな、と思ってます。

で、書きたいのはここから。
この件についての意見を色々と眺めていると「乙武さん側も配慮があってしかるべき」という意見が目立ちます。「車いすの人は特殊なんだから、それを前提に行動すればお互いスムーズに事が運ぶでしょ」ということです。お互いのことを慮る習慣がある日本人ならでは、という感じでありましてとても良い習慣ではあるんですが、この考えに基づくと「車いすの方は常に周囲に配慮を求められる」ことになります。迷惑をかけるんだから当たり前、というところでしょうか。でもこれって「障碍者であることを理由に配慮を求めている=障碍者差別である」という発想が欠けてるんじゃないかな、と思うんですよね。

このあたり、障碍者(を含む社会的弱者)に対する考え方がカナダやアメリカ(ヨーロッパは知らないけど多分似たようなもんだと思う)と比べると驚くほど違う(というか遅れてる)なと感じさせられます。となんだか知ったようなことを書きますが、僕自身バンクーバーに住むまで多分これらの意見とそんなに大差なかっただろうなと思うんですけどね。

カナダやアメリカの人達(少なくともバンクーバーの人達)は彼らを手助けするのは義務、と認識していますし、日常習慣としてそれが根付いています。だから車いすの人がバスに乗ろうとしたらみんな当たり前に手伝います。「誰か手伝ってくれる人いませんかー」なんてことは誰も言いません。当たり前だからです。

これは妊婦やベビーカーなどの子連れ、お年寄りに対しても同じです。みんなものすごく当たり前に席を譲ります。寝たふりをした人も気付かずにスマホをいじってる人もいません。全身タトゥーでピアスいっぱい開いてる怖そうなお兄さんも含め我先にという感じで席を譲るんです。(いくら当たり前といっても、もちろん譲ってもらった側はお礼を言いますよ。)

1年くらい前に日本で「満員電車におけるベビーカー論争」が起こっていましたが、これもこちらだったら論争になることすらありえないことだと思います。「なんでベビーカーの人は満員電車で遠慮をしないといけないの?」って疑問に思われることでしょう。別にそのお母さんだって好き好んで満員電車に乗ってるわけじゃないでしょうから、何人かが降りて乗れるスペースを空けてあげればいいだけの話です。東京なんて次から次にバンバン電車が来るわけですから、降りたところで到着時間に大差はないでしょう。まあ、こっちの人達の場合、それで遅刻したところで「仕方ないじゃん」という開き直りとそれを許容する余裕(ルーズさとも言う)も相まって行われている可能性は大でありますが。少なくとも自分がそういう場面に居合わせたら降りて次を待つ(あるいは隣の車両に乗り換える)くらいの余裕を持ちたいところです。

日本という国は街はキレイだし食べ物は美味しいしサービスも良くてすごく暮らしやすい素晴らしい国だと思うけど、それは健常者としての視点であって、そうでない人達からすると案外暮らしよくない国なのかなあと思ってしまいました。今回の議論をきっかけにもっと社会的弱者に対するスタンスが改められて日本がもっと住み良い国になったら嬉しいな、となんか綺麗事を書いて本エントリーのまとめといたします。

おまけ)
本件に関する意見で個人的に興味深かったもの
@tyk97さん連続Tweet:乙武さん入店拒否の件から考察する「グローバルいんちき」というプロトコル
車椅子ユーザーあゆさんの『車椅子での入店拒否について』
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カメラ好きは大量の写真を保存するためにFlickrを使うことをオススメします

2013-05-20 22:53:06 | カメラ&ガジェット
1年半くらい前にも同じことを書いたのですが、Flickrの仕様変更を受けて改めて書こうかなと。

前回の記事はこちら。
写真を保存しよう

前の記事を要約すると、
・デジカメで撮った写真(画像データ)をパソコンのハードディスクにだけ保存しておくのは危険。
・外付けHDDにバックアップをとるのは基本だけど、地震とかあったら共倒れ。
・なのでクラウドを活用した方がいいよ、Flickrよさげだよ。

ということでした。で、僕はFickrのProという有料サービスを申し込んでいました。こちらのサービス、年間25ドルくらいで容量無制限に写真がアップロードでき、ダウンロードも自由、というものだったのですね。他のクラウドサービスに比べると預けられるのが写真限定(JPGのみ・RAW不可)という縛りはあるものの値段は安いということでこちらにしました。

で、今回Googleから移籍してYahoo!のCEOになったマリッサ・メイヤーっておばさんがしてる各種改革の一環でFlickrも仕様変更になりました、ということです。どのようになったかというと、Proのサービスはなくなり、広告付きだけど無料で1TB(テラバイト・ギガバイトの1000倍)の容量が使えます、ということだそうです。この1TBが多いのかどうかというと、まあ普通の人には十分過ぎる量じゃないでしょうか。年間1万枚の写真を撮ったとしても、画像サイズにもよりますが10~20年くらいは保つんじゃないかと。Flickrのサイトには、"6.5Mピクセルの写真で57万枚分"とうたっています。最近のカメラは(ケータイのものでさえ)10Mピクセル超えが当たり前なのでその計算はどうよという感じもしないでもないですが、それにしてもたくさん保存できますよね。

詳しい紹介記事はこちら。
Yahoo、Flickr Proを廃止。広告嫌いとプロ向けに新たな有料版を提供(TechCrunch)

今回のアップデートで、iPadなどのタブレットでの閲覧もしやすくなったらしいです。まだ試してないけど。まあほとんど写真を保存するためだけに使ってるような感じですからいいんですが、せっかくなので使ってみようかなあ。

そんなわけで、まだ利用してない人は何かあってデータが全部吹っ飛ぶ前にアップロードしておいた方がいいと思いますよー。
ちなみに、FilckrのアカウントはYahooID、GmailまたはFacebookのアカウントを持っていれば取得できます。レッツトライ!
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娘の歯磨きとフロスの話

2013-05-19 18:32:19 | Weblog
5歳の娘の仕上げ磨きは基本的に僕の仕事です。幼児用歯ブラシの中でもヘッドの小さいものを選んで使っています。正直、めんどくさいなーと思うことも多々あります、特にお酒を多めに飲んだ夜とか。でもまだちゃんと磨けない子どもの歯の管理は親の責任なので、頑張ってやっている次第です。

ただ、ホントにめんどくさいので、早く引退したいなーなんて思いまして、いつ頃まで仕上げ磨きが必要なのか調べてみたところ、9~10歳くらいまで必要なんだって!!!!!道程のまだ半分かよ!
なんでそんなに長く必要かというと、乳歯から永久歯に生え変わったあとも、しばらくまだ歯が柔らかい状態なんだそうで、その間は虫歯になりやすいから親がしっかり仕上げ磨きをしてあげないといけないんですって。もちろん乳歯のときも同様です。ちょっと気が遠くなりそうでしたが、仕方ないので頑張ります。

あと、歯医者さんに半年に一度検診に行ってるんですが、フロッシングを毎晩ちゃんとやるように指導を受けました。子どものときにフロッシングなんてした覚えないけど、しないとダメだって。でもフロスって指に巻き付けてやるには子どもの口は小さ過ぎるんですよねえ。しかも僕は手先が不器用だからなおさら難しい。みんなどうしてるんですかね。

ていうか、僕自身もフロッシングをちゃんとやってなかったです。理由は同じ、奥歯がちゃんとフロッシングできないんですよねえ。で、日本にいたときにかかりつけの歯医者さんに相談したらY字型のフロスを紹介してくれました。

ウルトラフロス(ライオン)

歯科医用なのかな、あまり一般で売ってませんが、これはいいです。マジでいいです。Y字型なので、普通の糸ようじより圧倒的にやりやすい。自分のはもちろん、娘の小さな口でも問題なくできます。最初の頃は自分専用で使っていたんですが、娘のフロッシングもこれでやればいいんだと気付いてからぐっと負担が減りました。これ、本当にオススメ。持つところも動かしやすいように工夫された作りになっていて、日本人の仕事だなあと感心します。お値段は少し張りますが、洗って繰り返し使えるので実際はそこまで経済的な負担もありません。

普通のロールタイプのフロスが苦手な方は是非一度試してみてください。

ライオン DENT.EX ウルトラフロス 10本入 S
ライオン
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僕がGoogle+に望むこと

2013-05-18 17:03:49 | カメラ&ガジェット
現在、僕がいちばんよく利用しているSNSはFacebookで、その次がTwitterです。前はTwitterの方が多かったんですが、最近重たくて(僕のPCやスマホのせいなのか、全体的にそうなのかよくわからないんですが)少し億劫になってしまってます。軽ければTwitterの方がしょもない話ができて好きなんですけどねえ。

で、Google+はほっとんど触ってません。友達の更新もはるか昔に途絶えたままという過疎状態。まあ無理して使うこともないんですが、Google+の良さってサークル機能※なんで、ホントはもっとFacebookにとってかわっていい気がするんですよねえ。ユーザーが増えれば一気にひっくり返る可能性もあるとは思いますが、その前にGoogleが飽きてサービス終了してしまいそうな気もします。

※サークル機能とは
知り合いをサークルに登録してカテゴライズすることで、見せたい相手だけに投稿することができます。家族の写真は家族にだけ、とか。しかも同じ人を複数のサークルに登録することも可能です。同じ会社というサークルと同じ部署というサークルを別に作成、同じ部署の人は同じ会社にも登録する、というのも可能なわけですね。このへんはGmailのラベル機能と同じです。

なんで今更Google+がどうのこうのと言い出したかと申しますと、スマホをAndroidにしたからです。実は日本から帰ってくる飛行機の中でiPhoneを紛失してしまいまして、予算の都合上Nexus4にせざるを得なかった、というのがその理由であります。iPhone、愛してたのになあ。

それで、iPhoneで撮った写真はiCloudで自動バックアップされるんですが、Androidで撮った写真はGoogle+とDropboxに自動バックアップされる設定になっています。ここで、Google+が出てくるわけです。

で、で、表題の件なんですが。
僕はGoogleサービスのヘビーユーザーでして、特にGmailとカレンダー機能はもうなくなってしまったら激しく困るレベルで愛用しております。
それで、Google+はカレンダー機能ともっと連携してくれたらなあと。今でもGoogle+で立てたイベントはカレンダーに反映するようなんですが、日記的な使い方ができるように普通の投稿も反映させてくれないもんかと(もちろん、設定で反映の有無は自由にできる、という前提で)。そうすると、もっとGoogle+を活用するんですけどね。FourSquareでもチェックイン情報をGoogleカレンダーに反映させられますが、他のはできないですし。あと、写真も「その日撮った写真」というふうにカレンダーからリンクを貼ったりしてくれないものかと。

カレンダー機能はFacebookにはないGoogleの強みなので、Googleさんは上手く活用したらどうかと思いました。Googleカレンダーは利用者もとても多いので、これを導入することで結構利用者が増えるんじゃないかと思いますがどうでしょう。
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パスタのゆで汁に塩を入れるとか入れないとかコシがあるとかないとかって話

2013-05-17 16:52:20 | Weblog
先週末あたりだったか、やたらと見かけた話題でありまして、今更感が強いのですが色々思ったことをまとめてみました。

事の発端はこちらの記事。
スパゲティをゆでるときは塩なしでOKです(プレジデントオンライン)

要約すると「スパゲティを茹でるときにゆで汁に塩を入れても入れなくてもコシは変わらないことを科学的に証明したよ」というものです。で、ネットでは「知ってたわー、ずっと前から知ってたわー」とか「ていうか塩味つけるためだろjk」とか色々とご意見が出ていた模様です。

で、ちゃんと検証してる人もいました。
All Aboutの土屋さんは、今回の記事が上がるだいぶ前に検証記事を書いてました。先見の明がある!(違う)
ゆで汁に塩を入れないでパスタを茹でるとどうなるか(All About)
結構丁寧に検証されていて、なかなかの良記事。

今回の記事を受けて書かれた検証記事はこちら。
【検証】パスタをゆでるときに「塩あり」と「塩なし」では何が違うの? どう変わるのか試してみた(ロケットニュース24)

まあ個人的には入れなくてもいいんじゃね?とは思いましたが、感情的な話ではなくきちんと検証されてるのを見るとなんだかホッとした次第です。とりあえず次回は塩を入れずに茹でてみます。

さてさて、それで思ったのは、こんなに「コシ」にこだわるのは日本人くらいなんじゃないかなあと。知らんけど。イタリア人でも地域によってはグダグダパスタが出てくるらしいです。
もちろん僕は生粋の日本人で、グダグダに茹だったパスタなんざ食べたくないアルデンター(アルデンテを好む人。いま作った)なんですが、海外(ていうか北米)でパスタを頼んだことがある方はご存知の通り、グッダグダにしっかり煮込まれたものが出てくることが多々あります。こちらで聞いたのは、なんでも中国人は麺類はグダグダを好むそうで、それに合わせて東洋人には(見分けつかないからね)洩れなくしっかり煮込んで出してくれるのだとか。超余計なお世話!でもそういえば中華料理屋さんで食べる麺類ってどれもコシがない気がします。

そうなってくると世界的には麺にコシがあった方がウケるのか、ない方がいいのか、どっちなのか気になります。北米の人って味にあまり拘らないからで、ヨーロッパだとまた違うんですかね。知ってる人いたら教えてください。バンクーバーは中華系の人が多いので、そんな理由で讃岐うどん屋さんがない(出してもウケない)のかなとか色々と想像は膨らみます。

さらに想像は膨らみ続けます。コシがないうどんといえば伊勢うどん。あの独特の太くてもっちりとした麺と甘辛いタレは海外では案外ウケるんではないかと。僕も大好きなんですが、あまりメジャーじゃないですよね、伊勢うどん。でも美味しい(と僕は思う)ので、お伊勢参りの際には是非お試し下さい。赤福もいいけど伊勢うどんもね!
どうでもいいですが、江戸時代に伊勢神宮へ参拝した人の数は最大450万人、日本人の5人に1人が参拝していたそうです。割合的には現在の東京ディズニーリゾートと同じくらいの集客力だそうで、中には子どもだけで行ったりしていたとか。行方不明と騒いでいたら、数ヶ月して帰ってきてお伊勢参りしてたって話もあったそうです。徒歩ですよ?

話がそれ過ぎました。コシの話だけに話の腰が、いやなんでもないです。

コシの話に戻りまして。前に美味しい水餃子の皮の配合について書きましたが、これの元となったのは冷凍讃岐うどんの話でした。冷凍讃岐うどんにはコシを出すためにキャッサバ粉を配合しているそうです。で、本当の讃岐うどんは当然キャッサバ粉なぞ入れません。ではどうしてコシが出るのか。これは長年の謎だったのですが、こないだ日本に帰ったときに買ったdancyuに出てました!
なんでも、こねる段階で何回も折っては伸ばしを重ねることで幾重もの層ができ、それがコシを生むんだそうです。でも途中途中でしっかり寝かせないといけなくてめんどくさそうなのでまだ試してません。また試したら書きたいと思います。

dancyu (ダンチュウ) 2013年 04月号 [雑誌]
プレジデント社


とりとめのない話をグダグダと書いて茹で過ぎのパスタみたいになってしまいました。おしまい。
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ゾウアザラシがやってきた!

2013-05-16 16:58:09 | バンクーバー・雑感
ひょんなことからゾウアザラシがウエストバンクーバーの海岸に来ていることを知りまして、早速見学に行ってまいりましたよ。

ゾウアザラシが来たというニュースはこちら。
Elephant seal moulting on West Vancouver beach(CBCnews)

解説によると、ゾウアザラシは換毛(毛の抜け変わり)のために海岸に3週間ほどねそべるらしいです。この辺についてはこちらのブログのエントリーが詳しかったです。

ゾウアザラシのかけら(a little something to say from California)

へー、こんな風に抜けるんだーととても興味深いエントリーなのでよろしければ是非読んでみてください。このブログに出てくる場所は換毛のためにゾウアザラシがたくさん来てるようですが、ウエストバンクーバーの海岸はニュースになるくらいだから珍しいようですね。

で、今回の出現ポイントはAmbleside beachといってバンクーバーのダウンタウンからライオンズゲートブリッジを渡ってウエストバンクーバーに渡って割とすぐの場所。我が家からだと車で30分くらい。お天気も良かったし、野生のゾウアザラシが見られるチャンス!とノコノコと行ってまいりました。

周囲はフェンスで囲われていて、人がむやみに近づかないように配慮されています。僕の他にもチョロチョロと野次馬が来ていました。


フェンスの前には注意書きが。


こんな場所でぐったり。


アップ。


違う角度から。


ビーチは平日ということもありのんびりした雰囲気で、時間があればもっとゆっくりしたいくらい。




やっぱりバンクーバーは本当に自然と隣り合わせだなあと改めて思ったのでした。この夏は自然を満喫するぞー!
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