全日本卓球選手権大会。
文字通り、日本一を決める大会。
そして、パリ五輪の先行の大会でもある。
伊藤美誠と平野美宇の熾烈な争いに決着がついた。
その後のインタビューから、オリンピックへの思いや重圧は、私たちの想像を越えていると感じた。
この二人も準決勝すら進むことができなかった。
一方で、男子シングルス決勝は6年ぶりの優勝を狙う張本智和と3連覇をかけた戸上隼輔の対決となった。
戸上が8回チャンピオンシップポイントを迎えるも張本が耐えに耐え、最後は、大逆転で優勝した。優勝の瞬間は大喜びではなく、床にひれ伏した。
そのインタビューで「パリオリンピックに向けて」言った言葉が「試合は、ただの答え合わせ。それまでの練習、つまり勉強をしっかりします。」のようなことを言った。思わずメモした。
もう一人、大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒をマークし、19年ぶりに日本記録を更新した前田穂南さん。これで、パリオリンピックに大きく前進した。
張本選手、前田選手に共通していることがある。
それは、困難を乗り越えていることである。
張本選手は、14歳で全日本で優勝。しかし、その後は全く勝てなくなった。それでもあきらめずに努力を続け、ここまで成長した。
前田選手は、東京オリンピックのマラソン代表となった。しかし、そこで、まさかの33位に沈んだ。その後の怪我などもあり、全く成績を上げることもできなかった。しかし、不屈の努力で大会前には「目標はアレ」と言っていた。
この二人に学び、目標を明確にもち、日頃の態度、練習を考えて、努力を継続する、そんな力を子供たちにも付けていきたいものだ。