やっぱり働くペンギン

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2015年総括

2015年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム
昨年にならって今年の総括を。


【仕事】
本業以上に、副業の方が忙しかった今年。。。本業は来年の4月に大幅改定が予定されており、それによっては報酬が少なくなる可能性もあり。
今年は本業の勉強が結構おろそかになっていたので(とはいえ、新規製品がいくつか出たおかげで、個人的には勉強にはなって助かったが)、来年こそ、研修制度取得して、ステップアップしたい。まあ、昨年から、今年は助走期間と決めていたので、来年こそ、そろそろ本格始動したい。

【家庭・子育て】
今年はPTAは頑張った。自画自賛。ただ、来年は今年度の引継が残っているので、その残務整理を3月までにしなければ。
4月以降は新しいPTAに挑戦したい。
子どもたちはピアノコンクールはいまいちな結果だったが、それもまたよし。そんな年もあるよねっていうことがわかった。なにしろ、練習時間が去年より足りなかったので、それはそれで当然の結果ともいえる。
長女は春期講習にはいったものの、塾には通わず。自宅学習でなんとかなった。
ショッピングモールの件は、今年も、子供達でいくグループをよそめに、うちは行かせないことに成功した。
まあ、来年は長女も中学生だし、止めても振り切っていくだろうし。それは仕方あるまい。
来年はスマホとか携帯が欲しいって言い出すだろうなと予想しているが(すでに持っている小学生多しだし)、うちは禁止することにした。
ハブられてもまあいいかな。どうしてもってわけではないだろうに。
成績が落ちることを覚悟で持たせる勇気もないしなあ。あと、持たせるからにはこちらが管理しないといけないのも正直めんどくさい。ショッピングセンターや映画に関しては、たまにはご褒美で子供同士で行かせることにもなるだろうなあ。

【人間関係】
 特筆すべきこともなく、職場も家庭も順調といえるだろう。えへへ。ホント、職場の皆さんにはめぐまれているので、感謝してもしきれない。

【経済状態】
時給もアップしたので、来年はもう働く時間をどんどん増やすのみ。

【趣味・教養】
スポーツクラブに正式に入会。やっと45分の初級コースで息切れしないで踊れるようになった。が、まだ中級コースは無理。筋トレもしているので、多少健康に。ただし、体重は一向にへらない。

【健康】
昨年末は親戚が肺塞栓で即入院になったが、幸運にもすぐに退院でき、その後も順調。母が加齢黄斑変性の手術をした。これも、高校の友人(女医)にセカンドオピニオンを聞くために、どこの病院にいったらよいかを教えてもらい、とても助かった。ありがたや。

 で、自分も去年ぐらいから更年期障害っぽいので、サプリを飲んでいて、それが割と聞いている気がする。片頭痛は相変わらずあるが、なんとか服薬で抑えられるし、サプリのおかげか、多少は服薬を少なめにできた気がする。

そして、健康に関しては、これが一番まずいのだが、私もオットも、人生最大のコレステロール値悪化ときたもんだ。LDL値も最悪。。。。はあっ。本来なら服薬開始する値。。。。
来年はダイヤモンドコートのフライパンを買って、油も一番高給のオリーブオイルでも使うかな。。。
多分加齢のせいなんだろうと予想。
ただし、それ以外の健診の値は特にわるいところもなく、婦人科健診も上も下も問題なく、慢性胃炎についてもピロリ菌は発見されなかったし、胃カメラでも異常所見無で問題なし。
結構辛い健診だったが、結果はLDL値以外はオーライ。

あとは、子供達、12月に肺炎チックになり、抗生物質投薬。多少微熱もでて、二人とも皆勤賞を逃しましたが、これも別に結果的にはもうやめてほしかったので(無理して学校にいってほしくもないし、病原菌をまきちらすなんてこともしてほしくないので)、かえってもうこれで安心して休めるのでよかった。。。。皆勤賞って意外とプレッシャーなんだよね。

まあ、あとは来年も健康でありたい。インフルとかやめてほしいといったところか。。。。
コレステロール値改善しないとなあ。。。。

そんなわけで、みなさまも、よいお年を。

読書記録2015秋

2015年12月03日 | 本と雑誌
「ウドウロク
アサイチの番組が好きだからか、有働さん、私はすきだなーとおもって読んだのだが。このお方、友達にいそうなタイプで、同期や先輩女性からも憎めないような気がする。。。。後輩女性だとむずかしいかもしれないが。
本音で書いているのも好感が持てるところかも。
「好きになった男が、浮気して二股かけて、結局自分じゃないほうを選んで、自分はカッコ悪くなる自分がいやで、身を引く」というエピソードや、お見合いをしたけれど、相手がかっこよすぎて断ったとか、ざっくばらんな本音が楽しいのかも。
イノッチとのエピソードも好感がもてるし、元彼の思い出の品を処分したくだりも笑えた。。。

「朝が来る」

ドラマの「コウノドリ」でも取り上げられていた、特別養子縁組の話。とてもおもしろかった。
初めのところで、武蔵小杉のタワマンにすむ幼稚園ママのいざこざ、子供の怪我した、けがさせたって言うママ友トラブルの話か?っとおもいきや、そういうわけではなく、それはあくまで伏線であった。
特別養子縁組の基準(今は緩和されているところもあるよう)に、「養子が成人するときに定年60歳であるという条件で、養親の年齢制限が40歳」「共働き不可、専業主婦優先」「養子の年齢が0歳から3歳(ぐらいだったはず、うろおぼえ)」「障害の有無や性別をしらないままで受け入れることが条件」など。
この本の中では、共働きの女性が養子を迎えることになったのだが、以前、この話がNHKニュースになってつぶやいたときに、某フォロワーさんから「実際に養子を育てるのに、共働きは難しい。専業主婦に限定している理由があるのもわかる」という意見があって、この本を読んでなるほどと思った。
男性不妊についてもかかれていて、全然知らなかったため、「うわっ、痛そう」という率直な感想。
特別養子縁組の手続きに時間がかかり、戸籍に入らない間、生まれたての子供がすぐに我が家にくるというのに、産休が取れないというジレンマも載っていたし。
こちらの都合で養子と離縁はできないらしく、この本を読むことで、養子縁組の制度は「子どもが欲しい親のための制度ではなく、めぐまれなかった子どもを幸せにするための子供のための制度」ということがよくわかった。
本の中で、「普通の子は普通に育てられているので、特別養子縁組の子はいろんな事情で普通に育てられない、普通じゃない子どもなのだ」とあったが、本当にそれを覚悟しないと、とも思わされた。


「なりたて中学生 初級編」
「なりたて中学生 中級編」
現時点ではこの2冊だが、3部作を予定とのことなので、上級編も発売されることが予想される。実は、子供のために図書館で借りたが、おもしろかった。小6~中学1年生のいわゆる「中1ギャップ」になりそうな時期の話で、現実味をおびている。
主人公が、小5から2年間は親が家を学区外に新築したことで、小学校は学区外通学できたが、中学で、敵対していた隣の中学に1人転校生として、入学するという話。この話もリアリティがあって、すでに賃貸で住んでいた小学校区は、地価も高く、新築するとなると、隣の学区の安いところしかなかったというぶっちゃけばなしを親が話すシーンもあり。。。
よくあることで、隣り合う学区だと敵対するのは、うちのあたりの話でもよく聞くし、純粋な転校生ならば、まわりからちやほやされることもあるが、入学時となると、まわりも入学おめでとう気分で、転校生なんて、見向きもされず、かといって、同じ小学校出身者同士固まるから、すでに友情が構築している中に飛び込んでいくのは、転校生と同じで、、、、みたいな話。
中級編では、部活動や委員会活動、中間テストがはじまる、という、リアルな話ばかりで、最後の「体育祭」については、「わかるー、活躍する子の陰で、私も体育祭嫌いだったし、団体行動が苦手だったわ」というまさにあるある話。
この小説を読んで、「公立中学もいろんな子がいて、悪くないな」と、まさに思える内容であった。

テレビ覚書

2015年11月29日 | テレビ番組
2015年11月18日(ちょっと前になるが)に放送されたほんまでっかTVで、学校のウソ、ホントという内容でいくつか紹介されていたこと。

・学校は週4授業の方が算数の成績があがる。
アメリカでの実験で、授業数は変えないで、週5を週4にしたところ、算数の成績が上がったという事実。しかし、これが日本でもそうなるかは(すでに日本人が勤勉にできていることから)、結果はわからないとのこと。
→睡眠で学習が定着するのと似たように、ずっと繰り返し勉強するあいだに休息で定着させるということなのかも。。。日本でそうなるかはわからないけれど。

・国語の成績は、細かい字をかくとあがる。
1ページにびっしり視覚情報があるほうが、成績があがりやすいとのこと。
2号さん、ノートにびっしり自作の小説を書いているが。。。。功を奏するかは謎。ちなみに目標はちょっとしたコンクールの賞→それをつみかさね直木賞→最後は芥川賞らしい。。。。。頑張りたまえ。


・最初から教科書をひらいて勉強すると成績があがらない
これはわかる気がする。算数の教科書には解法がしっかり載っているので、いざテストになって白紙から解きましょうとなると、解けないことが多数あるようで。。。
なので、最近の授業では、教科書を机にしまって、とか、閉じてという状態から初めて、最後に開かせる授業が多いのだそう。

・男子を前、女子を後ろに座らせると、クラス全体の成績があがる。椅子をバランスボールにすると、集中する生徒が増える。
まあ、男子は幼いからなあ。。。。テレビでは音で情報を入手するのが、女子の方が幼少時代は得意だからという結論だったが。

・人前での発表が苦手な子には、あこがれの人を想像して、モノマネすると、緊張がほぐれる。

・子供の頃の勝ち負けの記憶が鮮明な人ほど、将来成功する。負けたことを覚えているとよい。
→これはまさに私が。。。。負けた事だけは忘れられないなあと。成功したかどうかはわからないが、原動力になったことは確か。
ハーバード大の調査で、企業家や社長を調査したところ、子供の頃の勝ち負けの記憶が鮮明な人が多かったという。
40m走を1人で走るのか、誰かと競争して走るのかで、タイムの違いを見て、競争心が効果的かどうかを調べる調査で、残念ながら日本は1990年は競争心の高い国2位であったのに、最近の2014年の調査では、ベスト3には入らなくなったとのこと。

・多少危険なことを幼少時代にやった子のほうが将来 創造性、社会性、心の強さが高まる。また、母親が不安そうな表情でみまもると、子供の友だちが少ない。
母親は笑いながら、「だいじょうぶよー」と声掛けした方が、社交性がたかまり、友達がふえるとのことだった。


成長記録2015

2015年11月28日 | 育児日記
2015年も残りがすくなくなってきたので、最近の1号、2号の成長記録(っていうほどかわいい年齢ではない。既に)。

・先日、最近帰りが早いオットがいなかったため、2号が「今日はお父さん、帰ってこないの?」と聞いたので、「そういや、ここ数日、忙しそうだよね」と私が答えたところ、「よかったね、これでクビにならなくて済むね。会社から頼りにされているんだよね?」と(普段私が「クビになるんじゃないか、頼りにされていない」とぼやいていることが織り込み済みなのか?)。
翌日、実は、頼りにされて残業していたわけではなく、単なる飲みだったことが判明し、朝食のときに、2号が「そういえば、会社って帰りの会とかあるの?帰るときはどうやってかえるの?飲みに行くときは、『これからいくぞ』って誘うんだよね?」と。
そうだよね、小学生にはどうやって帰るかってわかんないよねと。
「まあ、なんとなく、荷物をかたづけはじめて、お先に―って挨拶して帰るパターンがおおいんだけど、若い時は、先輩に『なにかやることあったら手伝いますよ』と申し出て、『いいよ、帰って』っていわれたらお先にって帰るパターンかな」と話した。
ベルサッサとかベルサーとかいう言葉もなくはないが、昔の話だし、ベルがなる会社はすくないんじゃないか?とも。
ちなみに、今の母の仕事(その昔は会社員だが、今は違うので)だと、お隣から、「終了です」っていうFAXや電話があるのでそれがないと帰れないという話もしておいた。

・その2号、咳がひどく、薬をのんで寝るときに「効くかな?」というので、1号が「効くとおもってのめば効くんだよ」と。そして、そこで、2号が「そいういうのをプラシーボ効果っていうんだよね?」と。
何で知っているのかをきいたら、小説「ないちゃいそうだよ」(子供向けのラノベみたいな青い鳥文庫の本)にのっていたと。
ちなみに、翌日夫にきいたら、知らないと。。。
私は実は、大学入学後の一発目の授業で知ったのでした(たぶん私も知った時期は周囲に比べると遅い)。

・先日、あさのテレビで、テーマパークで誕生日を申し出ると、胸にシールをはってくれて、各所でおめでとうと声をかけてもらえるとやっていたが、我が家も何度もテーマパークにいっているが、誕生日は家族全員冬生まれ(厳寒期ともいう)。テーマパークも1年で1番混んでいないという話の時期ですし。。。
ってなわけで、多分、一生、シールをはってテーマパークに行く事はないんだよなあと。10月に訪れたときも、これみよがしに「ハッピーバースデー」といわれている子をみかけて、うらやましい目でにらんでいた我が家のメンバー。。。。
私自身、12月生まれで、久々に免許の更新に行ったのだが、更新手続きは1か月前からできるものの、その日から1か月後に、警察署にもらいにいくので(運転免許センターならば即日発行なのだが、いかんせん、どの県でもこのセンターは不便なところにあるのが事実)、毎回毎回、くそ忙しい年末に、もらいにいっている。。。。で、「誰だよ、12月に産んだ人は。。。」と親に怨み節を思うのだが、うちのお子たちも、おそらく、「誰だよ、1月の年始に産んだやつは。しかもセンター試験と重なった」とか「卒入学シーズンで忙しい時期に生みやがって。不合格通知が誕生日に来たよ」とうらまれるのだろう。。。(オットも誕生日に不合格通知が来た経験アリ。。。)
ちなみに、義父が忙しい入学シーズンの誕生日で、子どもの進学や入学で忙しく、何度か忘れそうになったことがあった。プレゼントにうるさくない人なら謝ってすむかもしれないが、オットが小学生の頃、ゴルフボールをプレゼントして、「こんな消耗品をプレゼントにするバカがいるか」と激怒されたエピソードをもつプレゼントにうるさいお方なので、いつもヒヤヒヤ。。。
誕生日ってホント、暇な時期や行楽シーズンがいいのになあと常に思うのであった。
(ちなみに冬生まれの我が家はクリスマスシーズンとダブるというデメリットもある。。。私もクリプレと一緒にされた覚えもあるし、1号はクリスマスケーキの予約しかうけつけないといわれたこともあった)。

・何かのドラマ録画をみていたときだったか、1号と2号が「生きているってしあわせなんだよね、産まれてくるだけで」みたいな話になったので、「ええ?産んでくれなくてもよかった、産まれたくなかったって言う人も世の中にいるのよ」と諭した。
そして、思い出す、「そういう、1号も昔、そんなこといってたよと。。。。」
実は、その事実、この過去記事にのこっていた。(クリックで飛びます『1号の悩み』→これ読んだら「死にたい」って、小1にして言ってますがな。。。。しかもそんな衝撃のせいで、コメント欄が大盛況じゃないか。。。

ということで、その話を1号にしたら、「ああ、やっぱり撤回、修学旅行が生まれて一番楽しかったから」と。
あれま、よかったね。修学旅行が楽しくて。あと、人生で2回ほど、修学旅行がありまっせ。

そうそう、今の時期、喜んで録画してみているテレビは「嵐にしやがれ」と少し前まで「表参道高校合唱部」と今は「コウノドリ」です。。。

紙に書いて理解することと、体が勝手に動くこと

2015年10月07日 | 育児日記
もうすぐコンクール。今年は学年もあがったこともあって、入賞すら難しいと思われる状況。
先日のレッスン後に、なにやら2号がシコシコと机に向かって書いていたのを後から盗み見たら、レッスンで先生に言われたことをノートに書き留めていた。

内容はこんな感じ。
・全体的になめらかに。スローで練習。肩の力を抜く。
・レガートとスタッカートを組み合わせた練習をする。
・ペダルを踏みながらクレッシエンドしていく。たたきつけない。
・最後は疲れているようにひかず、気を抜かない。

などなど。
実際にはこれの3倍ぐらい(繰り返しもあったが)、書かれていた。

おおっ!!と驚いたし、私自身、こういうレッスンノートをつけたこともなかったので、すごいなあと親バカながらに感心したが、冷静に考えると。

ちょっとまてよ。

私の時代でも、先生のレッスンを録音して、帰ってから聞きながら練習していた子もいたし(主に音大志望の子)、今も、レベルの高い先生に通うと、レコーダーなどで録音しながらレッスンする子もいるし。
で、それは当然帰ってきてから聞くという作業が伴う。

私は現役時代に予備校に通ったが、そこでも、授業をレコーダーで録音していた子もいたなあ。。。(もう20年以上前になってしまうが)

と、ふりかえり、私って、そういうことが面倒なので、しなかった人だ。
あとで、再び聞くという作業が、時間がもったいないというか。

つまり、そこで、その場で理解したり、集中して聞けば、1回で済むんだよ、とおもっていたのだよ。当時から。
録音しちゃったら、聞けばいいけれど、結局安心して聞かなかったりするんじゃないかなと。

ピアノにしても、理解していれば、弾きながら「ここはこんなことを先生に言われたっけな?」と思い出しながら、弾くような気もするし。

2号の作業は間違っていないし、覚えていたいためなら書き留めるのも悪くないだろう。
最近、テレビで見たのは、陸上競技なども、ノートをつけて、今日はこんなことをやって、こんな感じだったから、と、あとで振り返って、もうちょっとこうしたら、タイムが伸びるなどと、やるっていう方法もあると見たし。
そう考えると、悪いことではない。

が、運動などもそうだけれど、理解して、紙に書き留めることよりも、体が勝手に覚えることってわりと重要なのでは?と思ったのである。
芸術家肌だったり、天才肌の運動神経のいい人などは、頭が理解することよりも、体が勝手に動くみたいなこともあるのではないか?と。

実際に、2号がそのあと、家で練習した時は、どちらかというと、ボロボロなかんじ。理解は進んでいるが、その通りに指が動かせず、結局基礎練習を繰り返すという。。。。

なんでもそうだが、まずは、理解、そのあとに、体が勝手に動くようになるまで、叩き込むという感じか???
繰り返し、何度も何度もっていうのが、1度でうまくいかない凡人には必要なのである。

コピペと作文

2015年08月29日 | 育児日記
前々回、夏休みの宿題で、作文について書いたのだが、そのあとに、某専門分野のコラムでとある記事を読んだ。
その記事は、出向で非常勤講師をとある大学でやっている教授が書いていたものなのだが、学期末の授業が台風で休講になり、かわりにレポート提出を義務付けたところ、常体と敬体がごちゃ混ぜになっていたり、誤字脱字が多いものばかりで、「これが本当に大学生なのか?」と呆れたとの内容。

実は、うちのお子たちも、夏休み読書感想文講座にぶちこんで、赤ペン添削していただいたところ、この「常体と敬体」のご指摘と、誤字脱字のご指摘が山のようにあった。まあ、大学生で指摘されるならば、小学生もそりゃそうか、とも思ったが。

そして、そのコラムの最後には、その2つのひどさよりも、一番おどろいたのが、コピペの多さだったとのこと。。。。
今回のレポートが「なぜ、その学部を専攻し、どんな職業人になりたいか」という、簡単なお題だったのに。。。とのこと。

これについて、私達の大学のころは、かれこれ20年ぐらい前になるので、コピペしようにも、ネットワークがここまでなくて、元の論文や作文自体を検索することすらほとんど不可能。
そして、大元がみつかったところで、コピーもペーストもできるわけもなく、手で書き写すのが関の山。。。

そんな時代ならば、コピペなんてできるわけもなく、できたとしても、結局書き写すならば、ところどころは引用しても、自分の言葉で書いたり、編集したりしただろう。

今や、コピペの原本はネット上にあふれかえっているし、そこを切り貼りすることなんて、数秒の時間で簡単にできるわけで。

コラムの著書の先生は、コピペの文章は読めば簡単にわかるとのこと。また、学生同士でしめしあわせたかのように、似たようなコピペも多く見受けられたと。

近頃、夏休みの宿題に限らず、作文に力をいれているものが多い気がしたのは、こういうことなのかなと。
たとえば、大学の受験にも論文を課す学校もあるが、この教授がおっしゃっているように「まずは自分の言葉で書く」っていう作業がやりにくい世の中になりつつあるのかと。

このコラムを読んで、本当にどんな大学でもそんなにコピペが多いものなのか?それともその大学に限ってのことなのか?と疑問に思ったが、いずれにしても、作文を書くことって大事なのかも、と思った次第でした。


事件にモヤる

2015年08月22日 | 育児日記
例の事件の悲しい結末にモヤる。
特にニュースコメンテーターには「えっ?」という感想も。

・「スマホをもたせるのはどうか?」→そりゃ、持たせないならそれの方がいいにきまっているけれど、すでに持ってしまった子たちがグループ組んでLINEやっちゃっているのが現状だったら、そこをどう使うか?の方が問題なのでは??
むしろ、今回の件で、LINEである時間までの足取りをつかめたわけだけれど、逆にこの学校ではやっていない子の割合ってどれぐらいなんだろう?もしかして、やってない子が仲間外れになったりしないのかな?と不安にもなった。
それに、今回はたまたま中学生だったけれど、これが高校生なら、LINEのやりとりなんて、もしかして、当然のようにやっている時代なのかも?とも思ったが、どうなんだろう?(うちはまだ小学生なので実態はわからないが)

・「LINEはなりすましが問題」→いや、今回の事件は、犯人がスマホを奪って、返信しているかもしれないという話の流れで、なりすましの問題ってそういうのをいうわけじゃないのでは??

・(私じゃなくて本人だったら「うち」を使うという友達の話に対して→)「うちって関西弁ですよね」→いやちがいます。今どきの中高生の女子は、全国的に「うち」っていうんだよね。

・「夜中に外出している子供をみたら、地域で助けなくてはならない」→そりゃそうなんだけれど、じゃあ、それを見かけたら、声をかけれるのか?とも自問自答。
いや、もしかしたら、声はかけることができて「早く帰りなさい」ぐらいは言えたとしても、そんなんじゃ、帰らないだろうし、かといって、泊めてあげるとか、親御さんを知っていたら、そこに電話して、「お子さん、出歩いてますよ」って言ってあげるとか。。。。うん、本当はそうしないといけないのはわかるし、そうするかもしれない。
けれど、たとえば、たまに1回ぐらいなら、それはできても、毎回毎回のことだったら、学校に通報できるだろうか?とか。親御さんに連絡しても、親御さんが無関心だったり、電話にでなかったら、自分の家に泊めてあげられるだろうか?とか、1度ぐらいなら泊めてあげることはできても、毎回毎回泊めてあげられるだろうか?とか。。。。。
今の子は塾にも夜遅くに通っているだろうし、親御さんが残業していたり、共働きだったり、家庭の事情がいろいろあったりってのは容易に想像できるし、そういう子がお友達やクラスメイトにいたら、本当に手を差し伸べることができるのだろうか?とか。。。

昔は「そういう子、近くにそんなにいなかったよね?」で済んだ話なのかもしれないけれど、こういうのはもうすぐそこに、身近にあるような気がして。

だから、「親が悪い」で済まされることではなくて(もちろん親御さんの責任はあるのだけれど)、お友達や知り合いにそういう子がいた場合、どうすればいいんだろうなあ?防げるのかなあ?と考えてみたり。。。

モヤモヤするのでありました。

夏休み宿題とコンクール

2015年08月22日 | 育児日記
ほったらかしにしすぎているブログなので、思い立って更新。。。

夏休みもとうとう終了。今年でとりあえず小学生の夏休みが終わる人が一人。。。(来年からは中学か)。

小学生の夏休みも6回目となると、もう、慣れてきて・・・とおもう部分もあるが。
とりあえず、今週やったのは、ぞうきんを購入、絵の具の足りない色を購入・・・とおもったら、墨汁が足りてなかったことに今頃気が付く。
また来週買いに行かねば。

で、買ったものには名前を書いてくれるようになったので、低学年よりはマシか?
もちろん私が言わなければ、やらないが。

閑話休題。

夏休みの宿題は、うちの学校は少ないので、6回目となると慣れてきて。
作文系のものは、ここ数年は、地域で主催してくれている「作文教室」みたいなところに数回通ってもらい、なんとかまとめてもらっている。
私はほとんど目を通さなくて済むし(地域の皆様、ありがとうございます)。その他も、賞を狙うレベルじゃないと諦めて、とりあえず提出することを目的にしているので、本人たちの自主性にまかせるのみ。賞を毎回もらっているような子は、もっとレベル高そうだが。。。
(ちなみにうちもまぐれでもらったことがあるが、低学年はまぐれはあるが、高学年になると、まぐれはなさそうな・・・)


とりあえず、我が家では「参加賞のもらえるコンクール」ってのが、少しでもモチベになればと思っている。

いままでもらってよかった参加賞はこちら(ちなみに学校から案内があって提出しているので、我が家は提出先は学校)。

MOA児童作品展(リンクは鈴鹿児童作品展→こちら


あと、学校以外の案内で、提出してもらってよかった参加賞はこちら

郵便局「手紙作文コンクール
」(リンクはこちら

こちらは学校に提出していないので、簡単に出せるし、うちは、外国に住むお友達に充ててハガキを書いて、それをコンクールに提出し、コピーしたものを友達に送るようにしているので、一石二鳥。


他にもみつけたのは、以下のリンク。ご参考までに(こちらはうちは提出していないので、詳しい内容はわからず)

「親野智可等 親力講座 絵や工作のコンクールに応募しよう」

「御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える頭のいい子の育て方」を読んで

2015年04月26日 | 保育園
「御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える頭のいい子の育て方」(西村則康)


タイトルを読んじゃうとすげー秀才を育てる本かと思いきや、とてもそんな内容ではなかった。
著者のfacebookページをみると、なるほど、この本の内容も少しわかるような気がして。(facebookページはこちら「西村則康の理系脳」
ほとんどが、イベントの案内だが、そのイベントも野外活動とか、畑や創作などが主であるし、これが勉強と直結するのか?というような内容。いやいや、この本を読めば、これが勉強に直結するってこともわからなくもない。お近くでイベントがあるかたは参加されるといいかも。。。うちの近くでもないかな。


話はそれるが、この本を読む直前に、全国学力学習状況調査を受けた1号さん。
新聞にも回答が載っていて、ホームページの案内も載っていたので(ホームページはこちら→国立教育政策研究所
ノートに問題をはって、回答を書かせ、答えあわせした。

それでわかったのだが、このテストは調査が目的であるため、解答や分析は8月には返ってくるのだが、それではすっかり忘れているだろうし、どうせやったのなら、そのテストも定着してほしいと思って答えあわせもやったが、学習を定着させるというよりも、調査の色が濃い(当然か)。
だから、1教科でも、いろんな範囲からの出題であるし、どこが日本国民が苦手かをみるために、問題にも特色が多い。だが、教科書の範囲内からということで、よく考えれば解ける問題も多い。
だけど、問題の量は多いし、学校の先生もいっていたが、ここ数年、どんどん難しくなっていて、それは小学生だけではなく、中学、ひいては高校でもその傾向があると。ゆとりを脱出した感が強い。
だから、単純な計算とか、記憶で解ける問題が少なくなっていて、やたらと問題の文章が長い、文章題が多く、また、算数の問題も文章で答えさせる、マークシートの回答が少なくなっていた。
そして、この算数の文章で答える問題がとけたら、中学の数学の証明問題はわりと簡単に解けるようになっているなというのが私個人の感想。とかく、問題の内容が深いなあと思わせる部分がある。

で、うちの1号、みんなが「問題読むのにも時間がかかったし、解くのにも、文章で書かせる問題が国語も算数も多くて、文章考えていたら時間が足りなくなった」という中で、時間はなんとか配分できたとのことだった。これはひとえに、春期講習で通った塾で「時間配分を気にするテスト」をいくつか受けさせてもらったかいがあった。

が、一方で、間違いがかなり多くて(よく読めば満点とれるような問題ばかりなのだが)、この本を読んで良かったと思う点があった。
それは、時間配分ばかりに気を取られ、問題をよく読んでないことが多いということ。
この本にでてくるタイトルを引用すると「100点満点中30点なら思い切り褒める」とか「子どもが得意なでまかせ思考は危険」とか「合格する子はテストで完璧なんて目指さない」というところか。
だいたい、合格を目指すには7割程度を完璧にとれるところから始まるというのには、納得だ。

そのほかにも、納得だったタイトルは
「英才教育のほとんどは間違っている」
「要領のいいだけの子は中学受験で伸びが止まる」
「猛勉強と成績の伸びは比例しない」
「文系の親がよく間違えるがんばればなんとかなるという妄信(この中で「大学に進学する割合が8割が文系」というのには驚いたが)
「接続語が使える子は算数ができるようになる」
「小4までになるほどが3000回いえるか」
「キッチンは子供にとってのスーパー実験室」
「リビングは適度に散らかしておけ!」←これが一番できている私!!

あと、全国学力調査でも失敗したなーと思った点で、時計の問題が、デジタルではなく、アナログになれていたら、簡単にとけたであろうに。。。という問題があった(実はその後、小4の2号が簡単に解けて、負けた1号)。
この本の中にも、その話があった。

時間配分も大事だけれど、しっかり問題を読むクセをつけるとか、普段からの会話で接続詞や、助詞、てにをはをしっかり伝えることも、学習能力アップに大事だなあと思わされた内容であり、収穫であった。





「灘→東大理IIIの3兄弟を育てた母の秀才の育て方」を読んで

2015年03月23日 | 本と雑誌
「灘→東大理IIIの3兄弟を育てた母の秀才の育て方」

うーん、と、うなるような内容。3兄弟とあるが、実際には3人の兄弟と長女がいて、4兄弟だそうだが、長女のことについては、ほとんど触れられておらず。となると、女の子は、どこの大学いったのかな??と気になる。

賛成だった内容は
・「テレビ(ゲーム)とおやつ(カップラーメン)は非日常(ゲームも非日常で、テレビやゲームは2階のすみっこの部屋において、わざわざいかなくてはいけない状況をつくったそうだ)」
・兄弟は平等、「お兄ちゃん」と呼ばない、呼ばせない(うちは下の子にお姉ちゃんと呼ばせちゃってるなあ)
・ちょっと待ってねはNGワード(これは他の本にも書いてあるな)
・テストは100点を狙わせる
・受験に不要な科目でも手を抜かない、入試に関係ない副教材にはしっかりとりくむ
・英検を英語の副教材として活用する
・「浪人してもいいよ」とは言わない

(個人的に)モヤモヤした内容は
・靴下をはかせて朝は起こす
・お手伝いはさせなくていい
・皆勤賞より成績が大事
・年賀状はクラス全員に出させる
・子育てには出せるだけのお金をかける

まあ、確かに3兄弟が理IIIにいくということは並大抵の努力ではないのだろうと思うので、こういう家庭もあるなとおもって読めばという感じかな?

卒業は通過点

2015年03月22日 | 日記・エッセイ・コラム
卒業式シーズンだけれど、卒業式によい思い出が無い私。このことについて、ブログには書いていなかったことをブログ内検索して初めて知った(つぶやきではつぶやいたことはあったが)。
このブログは内容に偏りがあって、この10年で難度も何度も同じ話題を繰り返しているものが多いのに、卒業に関して書いたことがなかったとは、本当に良い思い出がなかったんだなーと。

中学だけはそれなりに良かった気もするが(忘れた)、高校の卒業式は、本命の大学の入試が卒業式の翌日で気が気ではなかったし(結果的にそこには落ちたし)、大学の卒業式は、某試験が控えていたので、気分がのらず。で、その試験も落ちた。バカ騒ぎしていた同級生がスマートに受かっていたのも印象的。「気分だけ焦っても仕方なかった、だったら卒業をもっと楽しんでおけばよかったんだ」と、大人になった今は思えるのだが。

で、その中でも一番、悲しかった卒業式は小学校。
初めから終わりまでずーっと泣いていて、同級生にも笑われた。

あの時の気持ちは忘れられない。
この前子供に初めて話したのだが、友との別れとか、恩師への感謝とかそんな気持ちで泣いていたのではない。
ただ単に悔しかっただけ。ずっと悔し泣き。

そう、卒業式に弾くピアノ曲のオーディションで落ちてしまったことで、自分が弾けないことが、もう悔しくて悔しくて。
それまで、ピアノを習っていた理由が「卒業式に弾くこと」だったため、その落選からピアノも嫌になり、先生を変えたという。。。

しかもそのオーディションが納得いかず、親のコネ(親がPTA役員だったり、音楽の先生だったり)や、何事にも積極性のある子が選ばれていたから。正直、技術では私が上手かったと、今でも自負している。
今でも印象にのこっているのは、仰げばとおとしは、ペダリングが重要で、ベタベタペダルを踏む曲ではないはず。
ただ踏んでいた子が選ばれて、今でも憎たらしい。。。

と、あれから4半世紀以上たった今、こんなに恨みつらみがまだ積もっている時点で、どうやら私は、怒りを原動力としているのだなあと実感。
それって、執着心がすごくて、すごい嫌な奴なのかもしれないけれど、まあ、原動力がないよりはいいかなとも思う。

でも、この思い出は自分だけが引きずるものであって、子供に強要しちゃいかんな、とおもっていたので、今まではなさずにいたが、先日、1号が4月の入学式で弾く曲を他の子が弾くことになったそうで話してしまった。
いつも、発表会や音楽会で弾くメンバーが2人いるのだが、その2人にならなかったこともあり、なぜ?と思って聞いたら、1人は忙しい理由で辞退して、もう1人も辞退したと。もう一人はいろいろと積極的に立候補するタイプなのだが、理由が「私、弾くのは卒業式までとっておきたい」とのこと。

はあ、今回は簡単な曲だからね。計算高いところも彼女らしい。。。

そして、「他にいませんか?」と先生から聞かれ、多分3番手にいつも位置する1号にも視線を感じたそうだが、そのタイミングで「やりたい」という子がいたそうな。
1号も、消極的なこともあり「簡単な曲だから弾くのめんどくさいからやりたい子にやってもらうほうがいいよね?」とのこと。そうですか。
その割には、「ねえ、これ何の音?」と、左手のドの音が読めなかったのを1号に聞いてきたらしく。。。大丈夫か?その子??
ちなみに、積極的に立候補する子も、いつも1号に休み時間に「ちょっと聞いてくれる?これでいいよね?」とアドバイスを求めるらしい。

今は、ピアノもうまい子がたくさんいるし、1号が3番手だとおもっているのも勝手な判断で、実は、4番手、5番手、6番手は幼稚園時代、集団クラスで同じピアノ教室だった子なので、その子たちも好敵手なぐらいうまいのだから、3番手とも言い難い。

だから、私も親のプレッシャーを与えてはいけないので、「伴奏者になるのは、中学の合唱コンクールでもいいから、別に立候補しなくてもいいんじゃない?コンクールの曲の練習を一生懸命やってたほうがいいし」と逃げ道をつくってあげてはいるのだが。。。

ということで、話はそれてしまったが、卒業というのは通過点であり、もちろん恩師や友達に感謝する気持ちは必要だけれど、感慨に浸るだけではなく、尾崎豊のように「卒業していったい何わかるというのか?」というのでもいいんじゃないかな?と思うのだった。「本当の自分にたどりつけるだろう?」って、本当のことがわかるのは、卒業して何年も経ってからのことだったりするのだよと。。。うーん、我ながら、あまのじゃくだ。

「子どもの携帯電話」と「世界に1つだけの子育ての教科書」を読んで

2015年03月21日 | 本と雑誌
先日、学校から携帯電話についてのお手紙を持ち帰ってきた。
それによると

「1日1時間まで」「夜の9時まで」「フィルタリング」「個人情報をのせない」などのきまりごとが。

実際、中学生でも、持っている子はスマホだったりするし、1日1時間と言っても、親がそれ以上の時間を使っていたら、子供を説得するのは不可能だろうし(耳が痛い)、こどもってそもそもどれぐらい使うんだろうか?とおもってみたり。
テレビでも、契約者が親なら、子供は端末を借りているという意識で、居間でつかったり、いつでも親がのぞけるようにしておいたり、フィルタリングかけたり、時間の制限をつけるべきだとやっていたが。
夜の9時までとか、居間で使うという約束事やきまりが、守れている子ってどれぐらいいるんだろうね??ともおもいつつ、我が家も当分持たせない方針で行こうとおもっている。できれば中学卒業までは持たせたくないなーと。

そんな時に読んだ、この本
「世界に1つだけの子育ての教科書」


ここにも、「中学生で携帯を持つ子は7割だが、わずか3割に入ることは、宝くじに当たるよりは確率が高い」とあった。親のこういう意識って大切だなあとおもう次第。
愛知県刈谷市の「夜9時以降は携帯を親が預かる」というお願いに対し、ただの「お願い」を発するだけなら、そんなお願いはしないほうがマシ、なんの罰則も科せられないので、本気でこういうことを実施したいのなら、夜9時以降は圏外になるように携帯会社と交渉してみたいところだが、しかし、そこまではできないのが現実ともあった。うちの学校もお願いレベルだしなあ。。。でも、お願いすらないよりは、まだマシなのかな??
まあ、罰則も科せられないけれども、せめて、我が家だけは、こういうルールを徹底しようとおもったのでした。

この本は、ちょっと過激な内容もあったり、見開きが逆の右側になっていたりと、一見変わった本ではあるが、読むと、納得させられることが多々ある。
最初の章で「暴力には入院」という過激な内容もあったのだが、追記に長崎の佐世保の事件についてのっており(比較的新しい本なので、まだ最近の事件なのに載っていた)、「暴力行為では一緒に住めなくなるんだよ、施設や病院で生活しなければならないんだよ」という覚悟があれば・・・との話であった。

嫌子、好子、行動随伴性というような心理学用語もでてくる。また、イネイブリング(enabling)というような、ある行動ができるような状況をつくってしまうこと、イネイブリングする人のことをイネイブラーとよび、イネイブラーにならないようにする、ということについて書かれている。インターネットの使用は飲酒や禁止薬物と同じ考えとのことだった。

さて、この本を読むきっかけになったのは、ツイ友さんのぴーたんさんの「毎日が発見」のブログ記事「【目からウロコ、題名に偽りなし!】本・世界に一つだけの子育ての本 」を読んだから。
本の内容については、こちらのブログの方が拙ブログよりも詳しいので、こちらも読んでみてください(題名クリックでリンクに飛びます)


読書記録(中学受験本やその他etc)その2

2015年03月20日 | 本と雑誌
前回書ききれなかった読書記録

もしも中学受験をめざすなら 必ず役立つ我が家の体験記

こちらの本は、とあるご家庭の受験体験なので、ある意味、臨場感にあふれて、役に立つような気がした。そもそも、この本のお子さんが中学受験をめざすことになったきっかけから始まるのだが、そのきっかけが「いじめ」。
まあ、こういうこともあるよなあ、、、という構成内容なので、他の本よりもなるほど、と思う部分が多かった。最後の結末の大どんでん返しも面白かった。ドラマみたいで。。。
あと、この本は長男の体験記だそうだが、その後、次男や長女も中学受験したご家庭なので、データ量が豊富である。すでに長男さんは、大学生とのことで、なるほどなあ、年月がたってみて、書こうと思った内容だったんだろうなあと思えた。たぶん、長女や次男は普通の受験だったのでは?とも思う。

公立vs私立 データで読む「学力」、「お金」、人間関係

そもそも、私立学校はなぜできたのか?というルーツの説明もあり、学力や、お金、コストとリターン、人間関係ととりあげられている。正直、こうやって比べると、私立が圧倒的に勝つのか?とおもったけれど、内容を読んでみたら、そういうわけでもなく。
著者のあとがきに、学費の格差があるので、家計に経済的余裕のない子弟は公立に進むのが無難とあり、ホッとする内容であった。
国立大学vs私立大学についても、ノーベル賞は国立からしかでておらず、教授1人に対する生徒の比率も、国立の方が圧倒的に少なくて充実しているという事実。科研費も国立に配分が高いということで、国立出身の私はこういう本があると、ホッとするのであった。
大学以外でも、経済的に無理して私立に行く必要はないのよね、と思えた。

公立中高一貫校

この本は図書館で読んだ後、早速お買い上げ。3種類の世界地図のなかで、下の2つが一番上の見慣れた地図とはちがい、回転していたり、右に移動いたりと、どうしてそうなのでしょう?という公立中高一貫の問題がのっていたり。
早速、子供に問題を出したが、他の2種類の違いにきがついたものの、なぜ、そうなっているのかはなかなかわからず。地図上に「日本」の文字のヒントがあるのに、それでも難しかったようだ。
こういう問題のように、公立中高一貫の問題は、多様性を認める内容を作文に書かせたり(ベビーカーを電車でたたまずにのることをどうおもうか?など)、異文化を理解する力を試すような問題だそうだ。
そのほか、道に迷って困っているおばあさんを助けるのか、それとも、自分が初めて務めた美化委員長として、朝遅刻せずに掃除に行くのか?の理由を書かせる作文など、大人でもよく考えてかかないと、まとまりのつかない文章になりそうな問題もあった。
著者が言うには、公立中高一貫校は、私立の中高一貫と同じような実績を出すけれど、学費が安いという点で、税金を投入しているからこそ、将来、公務員のように、「公共性・公共心」が意識されているとのことだった。(以下引用)「他者を牽引するのみならず、他社との対話、調整を通じ、社会の中で公共性を実現できる子供が求められている」とのこと。
また、ここで出てくる作文の問題は、センター試験にとってかわると噂されている論文の試験など、大きくなった時にも役立ちそうだなあと思えた。

社会不満足

様々な人との対談についての書きおこし。病児保育フローレンスの駒崎さん、ワークライフバランス株式会社の小室淑恵さんなど、ツイッターの有名人が目白押し。駒崎さんの「半径5メートル以内の世界を良くしていく」、小室さんの項の「日本経済の起死回生の一手はしっかり休むことにある」という言葉に、勇気をいただく気分でした。


読書記録(中学受験や塾の本)その1

2015年03月18日 | 本と雑誌
塾を検討するにあたっていくつか読んだ本のちょっとしたレビュー(覚書)ちなみに全部、図書館本だが、図書館も数年前まではこんなに受験本がなかったのに、結構仕入れているということは、田舎でも、需要があるということなのか?と思った。

まちがいだらけの塾選び
首都圏と関西圏の塾が多く載っており、地方には関係ないという感じかな。ただし、いろんな観点で選ぶということは参考になった。中には、夕飯を家で食べられる設定時間の塾もあるということを初めて知った。

合否は二の次中学受験
結局二の次といいつつ、合格したから、言えるんだよなと思う部分もアリ。。。2人の娘が東大に合格しているので、どの家庭でも、どの子にも言える。。。というわけではないなという感じ。

中学受験に向く子、向かない子メリット、デメリットが列挙されていて、なるほどなと思う反面、この書き方ではデメリットではなく、メリットが強調されているような、、、とも。サブタイトルが「迷っているなら受験させなさい」だから、当然か?
受験を選んだ場合の、学年ごとのスケジュールは参考になるかなと。

ヤル気にさせる母のひと言 中学受験
役に立ったのは、算数のケアレスミスが多い場合、計算用紙を上手に使い、答えの見当をつけるということ。計算は余白に読める字で整理して書く、答えはある程度見当をつけてしまうということはなるほどと納得。

カリスマ塾長直伝 中学受験に大成功する「家庭の戦略」
納得したのは「大人をうらやむ子どもでいい」というところ。携帯や遊びを大人はいいが、こどもには禁止し、「僕も大人になって早く遊びたい」とおもわせるように、というのは、なるほどと。ただし、早稲田アカデミーという塾の創設者が著者であるために、結局、中学受験を賞賛し、塾の良さを説いている本である。

中学受験という選択
意に反して、やらされているものならば、勉強にかぎらずかわいそうだが、スポーツでも勉強でも、自分の意思でやりたいと思う子には、かわいそうなわけではないとの主張。ある女子校の校長は、公立中学が水道水で、私立中学がミネラルウォーターと言ったとのこと。お金はかかるが、一度知ってしまった「自分に合った水を選ぶ」魅力は簡単に手放せないとのこと。

間違いだらけの中学受験
上記の本と同じ著者なので、受験を賞賛している立場の本。東大合格者数や偏差値だけでは、学校の学力を測れないとある。わが子にあえば、偏差値よりも校風という主張。
結局同じ大学に進学するにしても、多感な時期に見聞きした体験が違うから、私立はその分、良さがあるという結論だが、だったら、お金を使わなくて済む、公立という選択肢はないのかな?とも思った。

中学受験 横田増生
自分のお子さんの中学受験と塾をやめさせた経験に基づき、似たような体験談が載っていたり、結局は所得格差が教育格差につながる問題に触れて、埼玉県の、貧困世帯へのボランティアの学習塾や、習志野市の同じような活動も取材されていた。
結局は、中学受験は塾と私立の子供の奪い合いによるもので、子どものいる家庭の平均年収は600万円台なのに、私立中高一貫校を受ける世帯の平均年収が700万前後ということは、半分以上が受験できないという事実と、それについての、経営者の回答が要を得ない、説得力に欠けているということが書かれていた。桜蔭中学から国立大学まで1000万円以上の教育費がかかった子を見ても、中学受験は商業主義の色合いが強いとも書かれていて、「塾の合格実績を上げるにはどうやって教えるか以上に、どうやってできる生徒を集めるのかが大切」という言葉にも疑問を感じた。つまり、低学年から塾に通わせても無駄に終わる場合もあるんだろうなという事実も書かれていた。著者が教育の機会均等を願っているという点では、好感のもてる内容であった。

これ以外に、これらの本の中か、その他の読んだ本の中にあった言葉で共感したのだが、
「男女別学、特に女子校は、女子だけの中でイニシアチブをとれるという利点」という点は、別学のメリットとして、初めて納得した点であった。共学だと、女子はイニシアチブをとりにくいわけで。。。

認定こども園の返上ニュース

2015年03月17日 | 少子化について(制度)
来年度から、認定こども園が「新制度」に代わるそうで、もめているというニュースをいくつか見かけた。

「認定こども園に『認定』返上の動き、補助見直しで減収も 国の新制度がつまずく恐れ」(現代ビジネス、毎日フォーラム)

(以下引用)
「新制度では大幅な減収になる」「このままでは認定こども園を返上するしかない」。同様の悲鳴が、全国の認定こども園から上がったのをきっかけに7月、全国の345園が加盟する最大の業界団体、NPO法人全国認定こども園協会は、会員を対象に、新制度移行に向けた緊急調査を実施した。回答した181園の30%にあたる55園が「認定こども園の返上を視野に検討している」と答えた。


「新制度で揺れる認定こども園」(NHKニュースおはよう日本 2015年1月14日)
(以下引用)
「これまで認定こども園は、国の複数の官庁や自治体にまたがって管理されていました。
新制度は、これを内閣府に一元化することで手続きを簡単にし、補助金も統一することで、無駄を省きながら認定こども園の数を増やそうというものです。
しかし、待機児童の多い東京の場合、私立幼稚園母体の認定こども園の3割以上が認定を返上する事態に陥っています。
全国的に見ても、政府が行ったアンケートでは、新制度で認定こども園になろうという幼稚園は1割程度しかありませんでした。
認定こども園は、働いている人しか預けられない保育園と異なり、誰でも利用できるのが大きな特徴です。
今回の問題は働く母親ばかりでなく、これから働こうという母親にも影響を及ぼしています。」



実は、このニュースはネットかなにかでみて、私も知っていたが、近所の幼稚園児を抱えた友達に聞いたところ、この問題が身近でもあるそうで。。。

上にあるニュースでも取り上げられているように、近所の幼稚園からこども園にかわったところが、認定を返上していたり、認定を返上しなかった幼稚園では、保育料が所得によってきまる制度に移行になるため、高額所得者の保育料は必然的に値上げになるかもしれないという話があるそうだ。そうなった場合、転園者が続出し、園の運営にも影響するかもしれないと。
あと、もともと幼稚園だった園の場合、保育料に英語やパソコンなどの授業が今までくみこまれていたのが、別料金になり、必然的に負担する保育料が実質あがってしまうところもあるとか。

なんだかなあ、ニュース記事にもあるとおり、こども園を増やす目的は、そもそも待機児童の解消じゃなかったの?とおもうわけで。
結局そのためには、民間に負担を要求するというお粗末な内容なのか?税金をそこに投入するわけにはいかないという結果?

今の日本に滑沢な財源がないことは重々承知だし、いままでもそれがネックって言うのは何度も聞いてきているが、結局、その負担は我々に・・・っていうことなんだなあと。

運営する園側も、将来を見越して、多少減益だろうが、保護者に負担を強いろうが、今後の日本のために、と新制度を受け入れる園もあることだろう。
先生のお給料も据え置きだったりとか。。。園の運営を自助努力とすることで、つぶれる園がでないか心配だし、働くお母さんの見方をするばかりに、先生の給料が減ったり、園児が転園していなくなったりでは、なんだかかわいそうとも思えるのだが。

うちは待機児童を何度も味わって、不承諾通知も何度も頂いたけれど、それも遠い昔になりつつあるのに、まだこの問題は解決されないのよねえと、改めて、悲しく思うのであった。待機児童の解消にこども園が一役買ったとしても、これでは、保護者の負担が増えることによるものなんだなと、なんだかモヤモヤするのである。結局、財源が問題なんだよね。。。