ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

2017/12/03 旧古河庭園に秋バラと紅葉を観に行った!

2017-12-05 23:52:01 | おでかけ、旅行

 急遽、玲小姐さんのお声がかかった。私が散策のリクエストをしていた旧古河庭園に秋バラを観に行こうという企画が急浮上。この指とまれで4人が現地に集合した。
wikipediaの「旧古河庭園」はこちら
 「錦秋染まる旧古河庭園」と銘打った公開が11/18~12/3ということで、この日を最後に今年の薔薇は切ってしまうとのこと。イギリス風の洋館が高台に建っていて、斜面のイングリッシュガーデンに薔薇の植え込みがある。名残のバラ園かと思いきや、けっこう見応えのある色とりどりの大輪のバラ、小さいバラ、一重のバラが楽しめた。

 天気も快晴で青空をバックにして入園者はみんなスマホやカメラを向けて撮影を楽しんでいた。私も古い方のデジカメだったがけっこう綺麗に写っていて嬉しかった。バラの名前もいろいろあったが、プリンセス〇〇系だけでなく、ドイツの「ヘルムート・シュミット」とか品種が確定した時代の首相の名前などもあって驚いたり、第二次世界大戦後、平和の願いを込めた「ピース」という命名の説明パネルに感心してしまったり、とじっくり見て回って楽しんだ。

 更に低いところに立派な日本式庭園が広がっていたのが予想外だった。明治~大正期の作庭の名人「植甚」が作った庭ということだが、凝ったつくりで回遊しながら様々な眺めが楽しめる。心字池に紅葉が写りこんでいるところを撮影したのが下の写真。茶室では裏千家のお抹茶席が設けられているというのでしっかりいただいた。

 日本式庭園を堪能し、出入り口に戻ろうと上り坂を上りきった所にしっかり売店があり、最初にしっかりチェックしてあったバラアイスが!しっかりと食べて締め括った。

2017/10/27 ソウル&百済世界遺産地区の旅行に出発

2017-10-27 09:21:09 | 観劇

妹とまたまた韓流旅です。楽しんできま~す。

2017/10/14 猿之助、怪我で休演だが「ワンピース」再演公演show must go on!

2017-10-16 23:59:29 | 観劇

 主役の猿之助が開幕4日目の昼の部の終了直前に花道のスッポンからせり下がる時に二役の女形のドレスの袖がひっかかって開放骨折する事故が起き話題になったスーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」再演の若手抜擢特別マチネ公演を10/14(土)で観劇。先行予約ができるのにうっかりして遅くなり3階の右袖席の前方で観たので上手はよく見えないものの花道や宙乗りは楽しめた。
 猿之助が演出している時に代役をし抜擢公演の主役になっていた尾上右近が通常公演と特別マチネのいずれも主演。猿之助が演出なので舞台稽古は右近が代役をしていたこともあり、休演なしでshow must go onが可能に!猿之助が松竹幹部にかけあって若手抜擢公演を実現していたのは慧眼だった。
 猿之助の人脈でゆずから楽曲を提供され今回からはゆずがセルフカバーした音源使用とライブ参加グッズであるタンバリンを公演公式グッズにも導入。

 第二幕幕切れ前の宙乗り場面のみ舞台の上でも客席でも使って一体となって盛り上がる(1階など総立ち)。この写真は友人が貸してくれたものだが、11月で通常公演を観るので買うかどうか悩み中。
通常公演チケット代金は抜擢公演との差額を返金してくれるということで、それを充当しようかな。

(追記)
 通常公演を11/12(土)に観劇。数日前にはカーテンコールに猿之助がサプライズ出演したということで、舞台写真が出ていた。早く治って元気に舞台で活躍する姿が観たいものだ。
 さて、2ヵ月で13公演の主演予定が2ヵ月まるまる主演することになった尾上右近、すっかり舞台で芯をつとめることで自信にあふれ、ハンコックの美しさに磨きがかかり、若さが輝く堂々としたルフィになっていた。巳之助のボン・クレーもパワーアップ。隼人はマルコで客席上のフライングも加わって見せ場が増えた。新悟のサディちゃんは細身の長身が生きてバタ臭い顔も似合ってびっくりするほど綺麗だった。巳之助のゾロと隼人のサンジ、新悟のナミと同じ世代で揃い、4人のチームワークのよさが伝わってきて気持ちがいい。
 市川右近くんのチョッパーは10/14で観たけれど、思わずダブル右近のツーショットの舞台写真を買ってしまった(^^ゞ右團次の白髭はいつもの歌舞伎よりカッコイイのは師匠を意識せずにのびのびと演じられるからだろうか。平岳大のエースとシャンクスは歌舞伎役者に混じっても遜色なく、長身と鼻の高い顔立ちでその動きも含めて大人のカッコよさ。
 チケット代の差額を返金してもらわなくてもよかったくらい、満足できる舞台だった。結局タンバリンは買わず・・・。ごめんなさ~いm(_ _)m

「スポーツ報知」10/10付けの記事はこちら
>六代目尾上菊五郎のひ孫にあたり、父は清元延寿太夫、母方の祖父は鶴田浩二という血筋だ。尾上菊五郎のもとで修業し、主に女形・・・来年は清元でも父延寿太夫の前名、清元栄寿太夫を襲名することになっています。右近を名乗る前に本名で玉三郎に抜擢されて歌う役で出ていてとっても歌が上手なのでそちらも期待できます。

2017/05/27 追善、襲名、初舞台、初お目見得ありの歌舞伎座團菊祭大歌舞伎千穐楽

2017-05-31 23:59:53 | 観劇


不定期記事アップで恐縮ですm(_ _)m
5/27(土)は歌舞伎座團菊祭大歌舞伎千穐楽。夜の部の1本目も襲名披露演目で遅れ気味なので走った。陽のあるうちに「本日千穐楽」の垂れ幕のある正面を撮影。幕間に襲名の祝幕とそのデザイン画と幕の収納箱の展示も撮影。
 七世尾上梅幸23回忌と十七世市村羽左衛門の17回忌追善とそれぞれの曾孫のまほろちゃん(寺島しのぶの長男)の初お目見得と坂東亀三郎の初舞台ということで、ロビーには写真とお花の台やご挨拶のパネルが出ているのを終演後に撮影。

 「壽曽我対面」の幕切れの前に襲名口上があり、座頭の菊五郎の引き合わせで坂東彦三郎家の4人がそれぞれ襲名口上があった。この家の一番大きな名跡が羽左衛門だが、十六世の息子が襲名しなかったのは大怪我→脳炎→リハビリということで大変な役者人生の中でそういう時代を担えなかったということを観劇仲間の先輩からお聞きしていた。
 彦三郎は隠居名の初代楽善となり、新彦三郎が精進次第で羽左衛門を襲名できるかどうかということを見守りながら観劇することになる。こういうことも含めて観続けるということが伝統芸能を社会の中で大事にするということだと思う。
 さて、現実の世界でも大事な活動を継承していくためには、伝統芸能が古い演目を大事に演じながら現代と切り結んで楽しめるチャレンジをしている姿勢に学ぶことが多いと思っている。


2017/03/04 人形のまち岩槻の久伊豆神社と「まちかど雛めぐり」散策

2017-03-06 23:15:06 | おでかけ、旅行

3/4(土)、玲小姐さんの歴史散策で人形のまち岩槻の久伊豆神社と「まちかど雛めぐり」散策に行ってきた。

6人が参加し、東武アーバンパークラインの岩槻駅からタクシー2台に分乗して久伊豆神社へ。私の育った越谷市にも久伊豆神社があり、「元荒川流域を中心に分布する神社」ということで地縁ありということで親しみを感じて楽しみにしていた。
以下、wikipediaの「久伊豆神社」から引用。
「創建は古く、一説には約1,400年前欽明天皇の時代に土師氏が出雲から久伊豆明神(大己貴命)の分霊を勧進し岩槻に社殿を建立したのにはじまるとされている。1457年(長禄元年)、太田道灌が岩槻城を築城した際、当社を岩槻城の鎮守とした。
久伊豆神社は、埼玉県の元荒川流域を中心に分布する神社である。祭神は大己貴命(大国主)である。久伊豆神社の分布範囲は、平安時代末期の武士団である武蔵七党の野与党・私市党の勢力範囲とほぼ一致している。」
 
「武州岩槻総鎮守 久伊豆神社」のHPはこちら
「ふるさとの森」にもされている参道は照葉樹中心のけっこう立派なもの。神社に入ると朝香宮ゆかりの孔雀が羽を広げて出迎えてくれる。
「まちかど雛めぐり」の時期なので、神楽殿には雛人形が飾られていた。御朱印をお願いし、お守り売り場には「福まゆ守り」ということで、お蚕さんにシート状に糸を吐かせて作った透かしを挟んでいて綺麗だったので思わず「心願成就守り」を買ってしまった。その他、境内に設けられた鯛御籤が面白すぎて、ついつい黒い鯛を釣ってしまったが、結果は「吉」。なかなかの営業努力をしているとお見受けした。


タクシーカードをもらっていたので電話を入れて2台来てもらって次の目的地の「岩槻愛宕神社」へ。今年から「大雛壇飾り」を始めたらしい。桃の節句の前後3週間の週末開催ということで「岩槻中心市街地まちづくり協議会」の皆さんが総出で飾りつけをされたようだ。ご祝儀の貼り紙もされていて、テントが張られて甘酒がふるまわれていた。私も一杯いただいてランチ前のエネルギー不足のレスキューになった。感謝m(_ _)m
「岩槻だいすき!」さんのブログの記事はこちら



冒頭の写真は最上段のお雛様の後ろからの撮影分。お内裏様とともにかなり大きな人形だった。

集合時間が遅かったのであてにしていたお店のランチタイムが終わってしまい、岩槻区役所も入っている駅前ビルの中にあったサイゼリヤで昼食。
その後、東玉本店で売り物のお雛様を見学して終了。それにしてもこの日の参加の6人は全員娘をもつ母親メンバーが揃っていて、それぞれの娘と雛人形についてのおしゃべりをしながら散策したのが面白かった。ちゃんと真面目に飾るのは娘が小さい時だけで、今も飾っているのは簡単な男雛女雛のセットというあたりが共通していた(笑)

2017/02/28 台北2泊3日旅行で台湾の今の状況がよくわかった

2017-02-28 23:59:05 | おでかけ、旅行


 2/24(金)からの台北2泊3日旅行から無事に帰ってきた。韓流ファンの妹2と4回の韓国旅行をしてきたが、朴大統領の弾劾を求めるデモが続いていて、ソウル市内観光の渋滞を避けたいので一度、台湾にしてみようということにしたのだった。
 昨年11月には早割で予約を入れ、私は『地球の歩き方 台北 2017~2018』が11/26付けで出たのを買ってきて予習。妹は『るるぶ』派で、さらにネット検索でブロガーさんの記事なども読み込んで行動計画を立てる担当。私は帰ってきてからフォトブックを作成する方を担当しているので「復習担当」ということになっている(苦笑)
台湾では3日続けて雨。気温も少し前まで20℃台だったのに私たちが行く直前から10℃台というあまり嬉しくない天候だった。それでも妹が一番やりたかった願い事を書いた天燈上げというメインイベントもできたのでよかったし、私としては2日目の台北市内のオプショナルツアーで故宮博物院見学ができたので満足できた。他にもやりたいと思っていたことはほぼやってきたので満足できた。

 『地球の歩き方 台北 2017~2018』の編集後記の冒頭に以下のような一文があった。
「新しいリーダーを迎えた台湾、奇しくも同じタイミングでこの本もリニューアル改定を迎えました。これからも台湾と日本の相互交流がさかんでありつづけることを願ってやみません。」
 巻末のコラムの「台湾の歴史」では、「オランダによる統治」、「鄭氏、清朝による統治」、「日本による統治」、「中華民国の時代」という流れで通史が理解できた。歌舞伎の「国姓爺合戦」の和藤内=鄭成功が出てきた!
 日清戦争に負けた清国から台湾を割譲された日本の統治政策が成功したことが親日感情のもとになっている。日本撤退後、中国の内戦の末に負けた国民党の蒋介石が台湾に遷都する形で統治し、国府軍が不当な弾圧を加えたことに抗議したデモ隊に発砲、大きな反乱となった。それを蒋介石が武力鎮圧し、台湾人エリート層の数万人が殺された。それを「2.28事件」といい、それを悼む日がまさに2/28の記念日だとわかった。
 もう一つのコラムの「台湾を理解するための8つのトピック」で、「本省人と外省人」、「台湾の人は日本が好きなのか」、「国民党と民進党」、「複雑な中台関係」、「ひまわり学生運動」、「新しいリーダー、蔡英文総統」などの項があり、今までよく理解していなかった台湾の状況がよくわかった。
 その上で今回旅行をしたので、ガイドさんの話のはしばしに出てくるような複雑な国民感情なども含めて今の台湾の状況が実によくわかった。

 2日目の2/25のオプショナルツアーのガイドさんが「今日から台湾は4連休です」と切り出されて、「2.28記念日までの4連休ですね」と即、切り返すことができたのだが、奇しくもそんな時期の旅行になってしまったのは偶然だったのだろうか・・・。
 あちこちが現地の人々でいっぱいだった。地下鉄(MRT)の台北駅近くのコスモスホテルに宿泊し、フードコートで食べようと思って地下鉄で出かけた話題の台北101も人が多すぎてすぐあきらめ、台北駅に取って返して駅ビルのフードコートで食事をとった。その機転が効いたのも妹2の万全な予習の賜物だった(苦笑)。そういうことも含めてよい思い出になるだろう。


2017/02/24 台北2泊3日旅行に行ってきます!

2017-02-24 09:00:48 | 観劇
妹2夫婦と行ってきます。台湾は初めてです。
今回はANAのNH851便(羽田→台北松山空港)に乗ります。

2017/02/20 「歌舞伎の日」に勘太郎・長三郎兄弟の初舞台「二人桃太郎」の話題

2017-02-20 23:57:33 | 観劇


 『週刊女性自身』で2/20が「歌舞伎の日」ということにちなんだ記事があったので、ネット検索してみると、1603(慶長8)年に京都四条河原で歌舞伎踊りを始めた出雲の阿国が1607(慶長12)年2/20に江戸城で将軍徳川家康や諸国の大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露したことからのようだ。前者は何月何日という記録がないのだろうが後者は確実に記録があるだろう。他に1889(明治22)年の11/21に東京木挽町に歌舞伎座がオープンしたことを記念して11/21を歌舞伎の日とする情報もあったが、さすがに歌舞伎座開場だけでいうのは難がある。
 今月の歌舞伎座は出雲の阿国一座が江戸に出てきて小屋掛けすることを許されるのを芝居にした演目あり。しかしなんといっても十八代目中村勘三郎の孫兄弟の初舞台・襲名披露が話題。十八代目の初舞台が桃太郎、子の勘太郎・七之助の初舞台が二人桃太郎、そして孫の勘太郎・長三郎も二人桃太郎で初舞台ということになった。チケットの先行予約日にうかうかしていたら休日の夜の部の3階席は売り切れてしまい、2/15(水)にフレックスで早上がりして観るはめになった(^^ゞ

 上の写真2枚は襲名披露の祝い幕とそれをおさめた箱のロビー展示。野田秀樹演出作品の衣裳デザインでおなじみのひびのこづえさんのデザインでその画も箱の前にあり。二人桃太郎のスチール写真で「猿若祭二月大歌舞伎」の特別ポスターも作られている(下の写真)。
 芝居半ばで菊五郎の引き合わせによる襲名披露口上あり。おともの犬猿雉の姿で染五郎、松緑、菊之助も口上を述べたのが珍妙。兄弟の二人桃太郎は5歳の兄はしっかりし、3歳の弟はお兄ちゃんについてようやくという感じではあったがまぁ合格(笑)
 こうして伝統工芸の継承と同じように家の場で伝統芸能も継承されていく。その家に生まれたからと言って親の七光りでは通らない厳しい世界だ。才能のないものは役者としては廃業ということにもなる。「継承」ということについて考えさせられる。

歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」の「江戸歌舞伎三百九十年 猿若祭二月大歌舞伎」の情報ページはこちら

2017/01/07 当ブログ59万アクセス達成の御礼m(_ _)m

2017-01-07 00:24:39 | 観劇


 2017年に入って1/6あたりに59万アクセスを超えたようです。皆様に御礼申し上げます。
 冒頭の写真は、2016年4/16から2泊3日で妹2と二人でソウル・安東旅行に行った時に、梨大(梨花女子大学のあるエリア)にある「CAFE DRAMA」で韓服体験をした際のもの。妹2がネットで予約してくれていて、当日の天気が雨模様だったので繰り上げて早く行ったけれどすぐに対応してもらえました。撮影したデータはCDでもらえるが、その中のベストショットを額に入れて持ち帰ることができます。2人の額と韓流スターさんの写真の額を並べて撮影してみたもの。御礼の気持ちをこめてのアップですm(_ _)m

 旅行の前にNHKBSで始まった韓流ドラマ「イニョプの道」の宣伝のための特番でレポーターがお笑い芸人さんが「CAFE DRAMA」で韓服体験をする様子が映し出されていたので、当日にスタジオのスタッフさんにその話をしたところ、その日のスナップ写真を見せてくれました。


 この「カフェドラマ」は、「MBC文化放送」と特別なライセンス契約があるということで、実際にドラマで使用された衣装を着せてもらえます。これまでのなんちゃって衣装と違ってずっしりと重たくて、自分たちのデジカメでお互いに撮影しあうこともままならず。この日のスタジオは貸切状態だったので、スタッフさんにずいぶんたくさん撮影してもらいました。
 韓服体験を極めたような満足感がいっぱい。この旅行の写真をフォトブックに仕上げるには9月末までかかりましたが・・・(苦笑)

 今後も不定期に更新させていただきます。

2016/12/26 歌舞伎座十二月大歌舞伎千穐楽第3部を観劇

2017-01-07 00:12:23 | 観劇
 歌舞伎座十二月大歌舞伎千穐楽第3部を観劇して少し書いたものがあるので記事アップさせていただく。

 歌舞伎座は、昼の部、夜の部の二部制が通常だが、若手が始めた8月の納涼歌舞伎は三部制にすることで拘束時間も短く、チケット代も安くできて歌舞伎観劇初心者にも観てもらいやすくしていた。今年は12月も三部構成になり、若手役者が活躍する公演だった。
 第1部と2部を12/24に観たが絵本が原作の「あらしのよるに」も立派に歌舞伎作品に仕上がっていたし、ストーリーに泣かされた。冬休みに入ると子どもも大勢見に来ていたと聞いている。

 

 第3部は千穐楽を観劇(18:30開演)。第3部だけは玉三郎が芯をつとめる「二人椀久」と「道成寺」の2つの舞踊。
 道成寺は「京鹿子娘五人道成寺」という特別バージョン。勘九郎、七之助にかなりの場面を踊らせ、梅枝、児太郎にも一場面ずつもたせ、玉三郎は2つの場面をじっくり見せる。5人の花子が揃ってのフォーメーションも見事で、舞台を楽しみながら芸の継承の場面に立ち会わせてもらっている実感もあった。
 「二人椀久」では勘九郎が立役で踊り、第3部は勘九郎の立役と女方の踊りの堪能させてもらえた。いま、猿之助、菊之助とともに両方踊れる役者だと確認。玉三郎の薫陶に予想以上に若手が応えていて、観劇仲間3人で興奮しながら劇評しあって有楽町まで歩いてそれぞれ帰宅。伝統文化の「継承」の努力に見習って自分たちの仕事や活動についても後世にしっかり伝えたいという決意を固め直した。

 2枚目の写真は職場を出て最寄駅に着く前にイグナチオ教会のステンドグラスに灯りがともっているのを撮影できたので一緒にアップしておく。