TATAKAU★SALSA CLUB

楽しく見えるその状況とは裏腹に、実際は踏んで蹴られて肘打ちされて…。結構これってツライのよ。

別世界の出来事

2008-09-26 20:15:12 | ちょっと観て見た
昨日はおたんじょうびおめでと~だったので
ちょっといつもとは違う事をしてみた。

仕事後、ニューキャッスルに行き
バレエの当日券を買ってみたさ。

それも「マシューボーンのドリアン・グレイの肖像」。。。

誕生日に見るもの的にはどうなの?って感じ。
でもまあ、そんなにあることじゃないのでお試しで。


マシューボーンは振り付け師。
彼の振り付けは「あんた、ゲイでしょっ」的。
限りなくエロい。
しかも♂♂。

そして元の話をがらりと変えて自分の作品をつくる。
ぜーんぜん違う話に見えるから面白い。

昨日見たドリアン・グレイは舞台を現代のファッションモデル界にしてた。
肖像画を写真にして。




タダのウェイターだったドリアン
派遣されたバイトのパーティーで知り合った写真家の(男)に


「チミの写真、とったげるよ~」


と言われ、されるがままに。
くんずほぐれつに踊る(ほら、バレエですから、奥さんっ)

この踊りがアタシの笑いのスイッチを押し捲り
ひとり笑いをこらえるのが大変でした。

だって、黒パンツ一丁で踊ってるんだもん、
おかしいんだもん。




んで、その写真がモデルクラブのしゃちょー(女)の目に留まる。


「あんた、モデルとして働いてみない?ここに来て」


んで、しゃちょーにもされるがままにさせちゃう


を手玉に取り
あっというまにトップモデルになる



途中、なんかのつまみ食いもし
とも上手くやってく日々。



そんなにも何気なく訪れる下降の気配

そんな時ナンパしたかなり女王様な(男)。
コヤツがベッドルームで突然死。
その死に行くさまを見て快感を覚える


その後、自分そっくりのBを見かける。


なんやらかんやらあって

を殺してしまう

このシーン、観客が笑えた。
バスタブの中にがいて
に「一緒に入ろう」と誘うんだけど
が「そうかい、んじゃ」って脱ぎだすの。

で、観客は「脱いじゃうの?まっぱになっちゃうの???」とウキウキ(?)。


こんときアタシの前に座ってた推定17歳くらいのお嬢さんたちは
「キャハァ~!」と
奇声を上げてました。


で、あと一枚ってところでが強引にをバスタブに引っ張り込んでほげもげ、でを殺しちゃう


血まみれでのところに駆け込む


が、そこにはBがっ!


Bにを奪われたことを知る


後日Bを呼び出し、ベッドの上でBを殺す


Bが死んだと同時にも死んでしまう。


の死んでる写真をパパラッチに撮らせる



は転んでもタダでは起きないってのが主軸だったんでしょうか。



皆さんご存知のとおり、紳士の国はゲイ率がすーんごい高い。
お客もゲイ率高し。


きっと帰り道は「あともうちょっとだったのにね」
とかいう会話で盛り上がったのでしょうか。



何はともあれ、面白いバレエでした。




アルゼンチン逃亡記~その6

2008-09-17 22:30:02 | 旅・たび・旅行記
アタシは自他共に認める靴好き。

そんなアタシが今回、タンゴシューズ1足しか持って行きませんでした。
それはなぜかというと。

Comme il Fautでタンゴシューズを買うと決めていたから。

もね、ここの靴はほんとに美しいんですよ。
で、靴の画像を流出させない。
上のページに出てるのだって、一部を見せてたり、スタイルを見せてたりするけど
そのもの自体は絶対に出してないですし。

「ウチの靴が欲しくば、買いに来い」みたいな高飛車な態度。
でもねぇ~。
美しいんですよ~!
んで他で売ってるタンゴ靴と比べるとものすごく華奢なの!
ヒールだってピンヒールで8cmくらいあんですよ。
でもね、かかとをしっかりホールドしてくれるので
すごく踊りやすいの。
ヒールもちゃんとついてるので折れる心配なし。(今のところ)
街で見かける「ああ、かかとが斜めになってる」って靴とは大違い。


そんで何が良いって「その靴を履いた後姿がすごくキレイに見えるところ」なのよ!
他のヒトがタンゴを踊ってるのを見るときって
女のヒトの後姿と足元をみることが多いのね、アタシ。(他のヒトは知らんわ)
だから自分の目がいくところが美しく見えるその靴って大切にしたいのよ。



んで、今回はTVの録画も兼ねて行ったComme il Faut。
(TV撮影の話はまた後で)



特別に開店前に店に入れてもらいました。


この店の面白いところは靴のディスプレイをほとんどしないこと。
Web上に靴を出さないってのもそうですが
それはデザインを守る為って言われてます。
(が、新しいデザインが出て2日後には他店に類似品が並ぶって感じか?)

BsAsではヨーロッパサイズと同じなので36とか37とかそんな数字を店員に告げます。
そうするとサイズ確認の為に先ず1足だけ持ってきてくれます。
で、それがあってるとわかると、後から後から
在庫がある限りのいろんな靴を出してくれんのよ。
もー、履いては脱ぎ、脱いでは履く、の女王様気分!


ここはTVの撮影じゃなくても、わんさかと試し履きをさせてもらえまっす。


ここで重要なのが付いてくれた店員のセンス。


古参の店員だと5足持ってきて、お客が「これアタシの趣味じゃない」っていうのがあると
それ系の靴は持ってこず。
「これ好き」って言ったスタイルに近いのを持ってきてくれます。
それが結構重要かも。

で、その古参の店員だと適切なアドバイスもしてくれるし。
無理に売付けようという感じは一切せず。
「客に似合わない靴はうりません」くらいの雰囲気も出てる。
これはすごくありがたい。
(若い店員はそうもいかないんだよね~)


靴選びに熱中しすぎてせっかく出してくれたクロワッサンとコーヒー食べ損ねました。
残念。

アルゼンチン逃亡記~その5

2008-09-03 20:24:10 | 旅・たび・旅行記
今回、個人的団体旅行で一つ良い点を挙げよ、といわれたら
断然

「Parrillaを食べた事」ってなるかも。

Parrilla(パリーシャ)っていうのはね、アルゼンチン式BBQと言いましょうか。

焼き方はこんなです。



これが熱い鉄板に乗っかって出されるの。
どー考えたって「お一人様」じゃ頼めませんわ。

出てくるものはウシの肉(部位はわからず)、腸、チョリソー、膵臓、肋間肉など。

アタシは断然「普通の肉」派なので他の部位は普段なら食べないんだけど
今回はせっかくなのでいろいろと試してみました。

チョリソーはすんごい肉肉しくってしょっぱい。
腸は微妙。(普段なら絶対に食べないのでなんともコメントしがたい)
膵臓は食べたのか食べてないのかわからず。
肋間肉と普通の肉はもっち旨い!

と、全然役に立たない感想…。すんません。


リリアナ曰く
「Parrillaはアルゼンチン人もめったに食べに行くものじゃないの。
仲間と集まる時に食べる、特別な食べ物なのよ」ってことです。

それを聞いてジョーディーたちは
「そっか、サンデーローストだね」だって。


…あんたたち、サンデーロースト、金曜とかにだって食べてんじゃん。
ローストビーフ2切れと茹ですぎ野菜を
こんな豪華な焼肉と比べんな!と突っ込みたかったっす。




さすがにParrillaは一人の時には食べませんでしたが
ステーキはほぼ毎日食べてました。
だって、一番安くて美味しくてハズレがないんだもの。
(ハズレが無いってところがポイント)

肉食ってタンゴのレッスン行って踊る。
その後、アイス食べてミロンガ行って踊る。
そんなスポーツ選手合宿のような日々でしたわい。
(スポーツ選手はアイス食べたりしないんだっけ?)

牛肉もアイスも紳士の国では余り美味しくなくて高いので
国外逃亡した時しか食べられません。
(あ、アイスはハーゲンダッツが安売りの時に食べてるわ)



アルゼンチン逃亡記~その4(毒アリ)

2008-08-31 08:59:04 | 旅・たび・旅行記
今回はちょっと毒アリ。


ブエノスアイレスのミロンガでは踊りたい相手を誘う時
カベセオと呼ばれる「目配せ」をするのが基本的なルール。

ミロンゲーロ(ミロンガで踊る人たち)は席にいる時はもちろん
踊っている間、誰かが自分の近くを通る時、もんのすごい勢いでヒトのことを見ます。
そんで「こいつは誘う価値があるか、ないか」ってのを判断するの。(たぶん)
レーザービームのような視線です。

で、カベセオ。
これが慣れないと厳しい。つか、アタシには厳しかった。
アタクシ、シャイなハポネッサですので、ガン見とかは慣れないんですよ。
(今、疑ったでしょっ!)

でもね、踊れないのはもっと嫌なのでガン見するわけです。
(そう、やっぱりするの)

でもね、同席してるジョーディーのおばさまがたは
とりあえず席に着くと喋るわけですわ。
で、ずーっと喋る。
止まらない。
その相手を始めてしまうと対岸にいる男性を見ることが出来なくなる。
結果、そのタンダ(3~4曲が1タンダ)も踊れない。ってことになる。
でね、「あー、アタシ誘われないわ」とか言うんですよ、あいつらは。

「黙って前向いて対岸の男をじろじろ見ろっ!そんで自分の方向いてる男をGETせよっ!」

と説教したくなりました。



んでね、誘われる時も「踊りたくない相手とは眼をあわせない」っていうルールがあって
普通眼をそらされたら違うヒトにアタックするわけですよ。
でもね、時たまそのルールを無視するおっさんとかいてさー。
とことこ歩いてきて誘うわけ。
で、大体こういうヒトって上手いためしが無し。
ほぼ100%の確率でアタシは断ります。
だって「踊りたくなければ断ってよし」とLilianaに教わったんだもの。
アタシが意地悪なわけじゃないの。
そーゆールールなのよ、おほほほほ。



「すいません、足が痛くて」とかうそつくわけ。
で、その断った10秒後とかに違うヒトと踊ったりする。
そーゆー、人間のやなとこ丸出しの部分もあり。
欲望丸出しって言うの?
「美味しいものしか食べませんから、わたしっ」みたいな。
せっかくBsAsに来てるんだから上手なヒトと踊りたいじゃない?
「踊りたくないな」と思ったヒトってのは自分で何気に見てて
ちゃんとリードできてないヒトだったり
だれかとクラッシュしたりしてるヒトだったりするのよね。
見てないようで何気に見て覚えてるものなのよね。



それにしてもねー。
ゼッケン制を導入してほしいものよ。
おっさんたちってさー、何気に似てんのよ。
特に「このヒト上手い!」とか思ったおっさんは。

女性軍は「他のヒトとかぶらないように」ってのが基本でおしゃれしてくるんだけどさ。
おっさんたちは黒っぽいスーツとか着ててさ。
わかりにくくておぼえにくい時があんのよね。
それにアタシの記憶力は2分くらいしかもたないし。
それにおっさんが勝手に席移動してるときとかあるともう最悪。
どこ見て「踊って!」光線出していいのかわからんくなるもの。
だから見た目、特徴的な上手なヒトしか見れなくなんのよね。

次はメモ帳もってって
「めがね、黒スーツ、ストライプシャツ、トンスラ」とか
踊りたいヒトの特徴をメモっときたいものだわ。


あ!今一個思い出したのが
「カベセオのルールを守らぬオヤジは着てるものがスーツじゃない」率ほぼ100%だ!
そっか、だから覚えやすかったのね。

アルゼンチン逃亡記~その3

2008-08-29 20:18:06 | 旅・たび・旅行記
ミロンガ(タンゴのだんすぱーちー)。
「ブエノスアイレスでは300のミロンガがある、といわれてる」といわれますた。

その中でもアタシが今回好きだったのは
Club GricelとSalon Canning。

Gricelはジイサン系の日(?)、金曜日に行ったんだけど
これがあなどれないのよ。
ジイサンといえど、アルゼンチン男。
夜中の3時だってガンガンに踊るわけ。
(この国にビューティースリープって言葉はきっと無いに違いない)
しかもミュージカリティーのある人はめっちゃ上手い!
ステップもリードもきっちりしてんの。
ほんと、こんなジイサンをイギリスに輸入したいくらい。
もう、ジイサンなんて呼べないくらいパワフルですわ。


んで、Salon Canning。
今まではあまり踊れない「負け」な場所だったんだけど
今回は一人で何回か行ったのでようやく「五分五分」くらいに持ち越せたわ!
中でもうっとりだったのがジム・キャリー似のバルセロナ人。
(名前を訊くの忘れた)
すんごい背が高くて
「今度サタデーナイトフィーバーのコスプレパーティーやるから」
って言われた用意したの、っていうようなクルクルの髪(本物)。


それはさておき、この彼の踊るタンゴがすんごいの。
もう、トリップしました。
どうって言いようが無いんだけど、とにかく良かった。
操り人形になったようにフォローしてました。
いやはや。びっくり。
自分で無理に動く事は全く無く
音楽を聴いてたら終わってました、みたいな。

そんでファビアンも踊ってくれたんだけど
もね、これは夢のようでしたわ。
だって「ファビアン・ペラルタとオーケストラの生演奏をバックに踊る」のよ?
ハンマープライス(そんな番組、あったわねぇ。ナツカシや)ならば
50万円はくだらない商品よ!(アタシ的にはね)
例えて言うなら…ああ、だめだ、良い例えが出てこない。
なんだ?!「ラーメンズとネタあわせ」か?!

ラーメンズ<不思議の国のニポン>





とにもかくにも、Youtubeと雑誌の中だけだったヒトと
実際、それも生演奏の音楽にあわせて踊るって、信じられん状況だもの。
ビデオカメラ持ってなかったことがほんとに悔やまれまっす。

それにそれに!
Salon CanningでMihoさんにいろんな人を紹介してもらえたのもすごくラッキーでした。
紹介してもらった人からまた違う人を紹介してもらったりして。
どんどん知り合いの輪が広がりました。

Hiroshi & KyokoのHiroshiさんとKyokoさんとか。
(Kyokoさん、ちょー顔ちっさくてほっそい!)
メンピンタンゴのKenさんとか。

HiroshiさんとKyokoさんはブログを拝見させていただいて
「Fabianのタンゴは正統派タンゴ」って言葉にひかれ
今回Fabianのレッスンを取ろうと思ったのでした。
そのHiroshiさんとKyokoさん(実物)をFabianから紹介してもらい
なんだか「原因と結果」がごっちゃになって現れて
かなりへんてこりんでオモロイ状態でした。

Kenさんもやっぱりブログを拝見させていただいて
今回、どこのミロンガに行こうか参考にさせてもらったり
どんなダンサーがBsAsにいるのか、どんなダンサーが旬なのか
っていう情報をGetさせてもらってました。
本物のKenさんはKumitaさんが言うようにほっそい!
全然お話しする時間が無かったのがとても残念です。


アルゼンチン逃亡記~その2

2008-08-25 22:57:48 | 旅・たび・旅行記
ファビアンと現在のパートナー、ビルヘニア。



最初にファビアンのクラスを受けにSalon Canningに行った時(8月7日)
その日はちょうど彼らがデモをやる予定だったのよ。
でもね、ビルヘニアが足を痛めてしまいデモは中止。
なので彼らがデモで踊ってる姿は一度も見れず。
残念。
アタシがイギリスに帰った後、8月16日にSunderlandでやったそうよ。
むっき~。くやしい。

ビルヘニアに最初に会ったのは
リリアナとフィルポがデモをやった8月9日のSunderland

Liliana Tolomei & Jorge Firpo


ファビアンのクラスにきてた彼のアシスタントみたいなことをやってるカップルがいたので挨拶に行ったら
一緒にいたのがかわいらしいお嬢さん。
「このヒトがビルヘニアよ」と紹介された。
まぁ~!びっくり。
この人もいたってふっつー。
(ミロンゲーラのおばちゃんのほうが貫禄あって近寄りがたいくらい)
「足、大丈夫ですか?」と訊いたら
「ええ。月曜日のクラスには出るわ」って返事。
そのクラスには絶対行かなきゃっ!と即決。

月曜のクラスは3時間の長いもの。
最初の1時間は男女別れてエクササイズ。
足を痛めていてもビルヘニアが履くのはやはりピンヒール。
足首を重点的にバランスを確認しながらアドルノ(オーナメント)の練習。
それに加えて「出っ尻にならぬよう、腹は開くんじゃなくて引っ込めるの」と。
ほうほう。ピラティスの先生がよく言う姿勢ね。

その後、男子クラスに合流。
別れてやってたパートをあわせる。
若い男の子と試しに踊ったんだけど、この子がまた!すごいのよ!
ファビアンのクラスに来てるヒトだからてっきりサロンスタイルかと思ってたら
バリバリのヌエボ。
でも、リードをちゃんとしてくれるのですんごい踊りやすい!
ボレオってちゃんとリードされるとこんなにやりやすいのね!って再確認。
(ボレオ:軸足の膝の後ろまたは前で反対側の膝下をクルンと回したりするようなステップ。)

その若いお兄ちゃんが踊ってたのはこんな系のタンゴ



その日にやったことはヒロ(モリネッテとも言う。詳しい事はここ参照
フォロアーはヒロ。ひらすらクルクルまわる。
リーダーはその時々でアドルノを入れる。
入れ方はサロンでもヌエボでも、いろんなスタイルあり。

ほへ~。

次に2人のレッスンが受けられると思って14日にSalon Canningに行ったら
「ビルヘニア、こんどは首を痛めて来れないのだよ」といわれた。
大丈夫なのか、ビルヘニアよ!

んで、ミロンガ中、オーガナイザーのMihoさんが教えてくれた事は
Miho:「ファビアンねー。先週大変だったのよ。
    今踊ってるヒト(スペイン人のミロンガオーガナイザー、S嬢)を口説いてさ~。
    もう、周りが苦笑してたのよ」
アタシ:「ん?ビルヘニアって彼女じゃないんすか?」
Miho:「さぁ~。それは本人に聞いて頂戴」

…さすがのアタシでも本人にそれを確認する事はできませんでした。
残念。

Mihoさん曰く
「アルゼンチン男のオンナ選びは1に尻、2に胸、3に顔の優先順位なのよ」とのこと。
確かにファビアンが狙ってたS嬢も立派なお尻をしてましたわ。
ほへ~。


アルゼンチン逃亡記

2008-08-24 08:41:46 | 旅・たび・旅行記
ってタイトル書くと、ほんとに
「会社の金を5千万円横領し、アルゼンチンに逃亡しました」
みたいに見える…。

横領はしてませんが、アルゼンチンに行ってきましたよ。
ホリデーですわ。

今回は去年のアタシのタンゴ修行に感化されたヌーキャッスルのヒトタチ(15人?)と
「個人的グループ旅行」みたいな旅でした。

が、基本的にアタシは「一匹オオカミ」派。
(つか、一人旅しすぎてグループ旅行に適応できない)
みんなの「ねえねえ、あなたはどうするの?」
「一緒に行かない?」という皆の親切が重荷になり
早々にドロップアウト。

「あ、アタシその前にレッスン受けてから現地で集合します」
とかなーりアウトサイダー。

英語とスペイン語しか周りで話されていないって状況もかなーりストレス。
しかもあのヒト達は英語といってもかなーりキッツイ方言
じょーでぃー
しか話さない。
もね、話半分くらいしかわからんですよ。

無口で自分勝手な行動をする東洋女を
皆は「痛いな、こいつは」と思ってたに違いない。
みんな、ごめんよ。
そして、日本の皆さん。
へんちこりんな「日本人像」を一部のイギリス人に植え付けてごめんね。


何はともあれ、今回の修行の目的は
・ミロンガ(タンゴぱーちー)で沢山踊る
・レッスンをできるだけ沢山受ける
・牛肉を沢山食べる
・タンゴ靴を買う

でしたからね。
観光とかは、余り重点置かなかったですよ。
なぜならカゼひくから

去年ブエノスアイレス(以下BsAs)に来たときは
「タンゴ」と「観光」両方したくて
外出しすぎてカゼひいて
イギリスに帰ってきても長引き、医者に行く羽目になりましたからね。
それだけは絶対に避けたかったのよ。
(イギリスの医者はほとんど抗生物質を処方してくれないんだけど
アタシの肺の異音にその時は処方してくれたんす。
そんだけひどいカゼをひいたのよ。)

グループで予定していたスケジュールの他に
個人的に取りに行ったレッスンは
ファビアン・ペラルタとナターチャ・ポベラフ。

この2人、今はペアじゃないんですけど
2006年のタンゴサロンチャンピオンですわ~。



見てお分かりの通り、この時ナターチャ、妊娠してます。
おなかおっきくても、すんごく美しく踊ってます。
はぁ~、すてき。
そしてファビアン。
もね、脚の動きがすごい!にもかかわらず軸がぶれない。
はぁ~、かっちょい~。

最初にとったのはナターチャのクラス。
タンゴチャンピオンのタイトルを持つ女の先生なんて
「とがった怖い人かも…」
とびびってましたが、実際は全く心配なっしんぐ。
「はろ~。私ナターチャよ。よろしくねん」とものすごい普通。
しかし、スタイルは抜群!
その日は寒かったにも関わらず超ミニスカート。
(推定膝上30cm)
脚がすんごい長くて細くて真っ直ぐ!
はぁ~、うっとり。
顔も小さくて背が高い。(推定8.5頭身)
そんな外見に「チャキチャキ姉さん」気質ですから
かっちょいいんですよ。
話すこととかも全然気取ってないの。
ふっつーなの。

レッスンは「カミナンド(歩く)」が中心。
「膝は曲げずに脚は真っ直ぐ伸ばす」
「足は必ず床に着ける」
「前に出した足はカカトから着地する」
と、リリアナ(イギリスで習ってるタンゴの先生)がいつも注意する事と同じ事。
でもイギリスで取ってるクラスでこれがメインになることは皆無。
だってほら、見た目が魅力的じゃないでしょ。
「歩くだけ」なんて。
でもこれが実は一番大切なことなのよね。
タンゴの基本は歩く事だから。

歩く事&バランスを取る事&ミュージカリティーは
アタシが一番習いたい事なんだけど
イギリスでやってるクラスじゃそこまで細かくやってないのよね。
やっぱり見た目が派手なステップを習う方が面白そうでしょ?
だから他の人はステップを習いたがるのよ。
で、アタシが習いたい事は習えないわけ。
それをBsAsで習えてよかったわ~。

ファビアンのクラスも「カミナンド」中心。
脚と足の内側の筋肉に注意を払わなきゃいけないってことがわかりますた。
あとはね
「自分がワインボトルに詰めてあるコルクのように感じる事」
これは姿勢の注意になるのかしら?
胸骨から上は上方向に伸びて
胸骨から下は下方向に伸びる。
そうすると自然と重心は下方向、ただし姿勢は伸びる。と。
ふむふむ。

あ、ファビアンもナターチャに劣らずふっつーのイイヒトでびっくり。
レッスンの後、「みんなで食事に行くけど、一緒に来る?」と誘ってくれました。
もっち、「Si!」と答え、一緒にピザ屋へ。
ピザ屋でも全くふっつーで、ピザを皿に盛ってくれたりしましたよ。
ファビアンとはレッスン後、2回一緒にピザ屋に行きましたが
2回目に行った時に
「あなたはタンゴセレブなのに、なーんでそんなに気取らないのですか?」と
ぶっちゃけ質問をしてみました。
(アタシは空気を読もうとすると読み間違えが多い為、読むの止めてます)
そしたら
「自分はタンゴダンサーである前に自分だから」
哲学的(って言う?)なお答えが。
いやはや、人間的。
(しかし、4時間後にもっと人間的な面も知る事になったけど)


驚くほど長くなったので続きます。
読んでくれてありがとねん。

BUEN VIAJE!

2008-08-01 00:19:12 | 旅・たび・旅行記
明日、8月1日から16日まで夏期休暇。

ちゅーことで、南半球に行ってきます。

カンガルー王国でもキウイ王国でもありません。

タンゴと牛肉の国ですよん。

はい。

今回は微妙に個別団体旅行ってかんじっす。

集合時間とか、守れるんだろうかアタシ…。

なにはともあれ、行ってきま~す。

が~ん!ショック!

2008-07-29 23:22:58 | ちょっとそれってあり?
↓のオルケスタ。

いつの間にか解散してた…。
せっかくブエノスアイレスに行ったら路上Gigを見に行こうと思ってたのに。

大ショック。


お気に入りのオルケスタ

2008-06-08 03:05:07 | ちょっと観て見た
アタシのお気に入りのオルケスタ。

Orquesta Tipica Fervor de Buenos Aires
.
特にお気に入りはピアニスト。
その乱暴な演奏加減とサイボーグみたいな感じがお気に入り。





演奏している曲はBahia Blanca.
アタシの超お気に入りの曲ざんす。

もいっちょ!




あー、うっとり。

これはピアノの背が他のヒトに向けて
というか、ピアニストが他の団員(ていうのか?)に顔向けているけど
他の映像だと






背中向けてんのよね。


これを見比べてわかったことが一つ。

エディンバラに彼らが来たとき
演奏中ピアニストがグルン と真後ろとか見てたのね。
(この時はグランドピアノだったのでピアニストは楽団員の方向いてますた)
アタシは後ろから見てて「はっ?なにやってんの?」と不思議に思ってたんだけどさ。
彼的には(何見てたのかしらんけど)当たり前のことだったのでしょう。

上の映像だとかなりおとなしくピアノ弾いてますが
エディンバラのときはかな~り足が暴れてました。
右も左も。

あ、アタシ、エディンバラにはタンゴフェスティバルの靴売りとして行っとりましたの。
アタシのタンゴの先生・リリアナのお手伝いで。
いやぁ、おもろかったっす。ナニゴトも。


ちなみに、このオルケスタには歌手もおりまする。



歌詞の意味はまーったくわかりませんが
きっと「牛乳買いに行ったら~今日は店がお休みだったぁ~」みたいなことでしょう。
(フラメンコの歌詞だとマジでこういうのアリらしいわよ、奥さん)