ひとりごと

心のつぶやきをちょっとだけ……

金環日食

2005年10月03日 | つぶやき
北アフリカなどで金環日食、3日夕に映像ネット中継 (読売新聞) - goo ニュース

先ほど、ニュースでも放映していました。
スペインマドリッドなどで美しい金環日食を観ることができたようです。

きれいです。
宇宙の神秘を感じます。

それにしてもネットってほんと便利です。

三割高下にむかえ...は難しい

2005年09月30日 | ECONOMY
連日、日経平均が年初来高値を更新中。
持ち株の一つがようやく三割の含み益を得ました。(^^)//""""""

私自身の株式投資の基本スタンスは、中、長期保有。
三割を超えたら利益確定、即売り...のつもり。

ただ、実際、三割を超えるとなかなか売り時が難しいですよね。
もっと上がりそうな気もするし、今にも下がりそうな気もする。

とりあえず、明日も指し値を入れ、天井を狙わず、程ほどのところで利益確定したいと思います。

これ、何?

2005年09月23日 | つぶやき
ずっと探していたんです、ドアストッパー。
近くのロフト、で発見。
うれしくて小躍りしそうになりました。(o^^o)

ストッパーの役割とは全然関係ないハリネズミの形をしております。
踏まないように、との注意書きがあるように、背中が結構つんつんしています。
その分ホコリにまみれることもなく、大活躍中です。

銀色のフィレンツェ 塩野 七生 (著)

2005年09月22日 | BOOK
銀色のフィレンツェ -メディチ家殺人事件- 塩野 七生 (著)

ヴェネツィアの貴族マルコ・ダンドロは花の都フィレンツェを訪れる。
かつての共和国と栄えたフィレンツェは今や大国スペインを後楯にする公爵の独裁下にあった。
その専制君主をめぐるメディチ家の陰謀に巻き込まれるマルコたち。
16世紀前半、翳りゆくイタリア・ルネサンス期を描く絢爛たるルネサンス歴史絵巻第二部。


『緋色のヴェネツィア』『銀色のフィレンツェ』『黄金のローマ』の三部作、第二弾である。
タイトルにある銀色とはフィレンツェを流れるアルノ河からきているらしい。

冒頭、主人公マルコはフィレンツェをも目前にしながらもすぐには入らず、
フィレンツェ郊外のフィエゾレ、聖ミケーレ修道院に入る。
フィエゾレという街、現在ももちろん存在する。
今はフィレンツェの駅からバスで簡単に訪れるのできる街である。
マルコ自身もフィレンツェの街を一望しているが、今もある聖ミケーレ修道院、入り口近くの絶壁からフィレンツェの街を望むことができる。
フィレンツェの街はやはり美しい...。

さて、フィレンツェと言えばメディチ家。
フィレンツェの街を散策すれといたるところにメディチ家の紋章に巡りあう。
物語はあのロレンツィオ・イル・マニーフィコ(偉大なるロレンツィオ)と呼ばれた彼の死後数十年。
メディチ家のフィレンツェ支配も形を変えつつあったころのものである。
後にフィレンツェ大公として名を残したコシモ・ディ・メディチの若き時代。
彼が私邸として使ったピッティ宮は今はラファエロの美術館として観光客であふれている。
そのピッティ宮、実はコシモの肖像画が数多く飾られていたりなどする。
(大好きなこの美術館、フィレンツェを訪れた際には必ず寄ってます。)

表紙の絵は
ボッティチェッリの「春」から。
この絵はもちろん、ウフィッツィ美術館に。
フィレンツェ、ルネサンスの最盛期を表すこの絵。

このお話はこのフィレンツェの春がようやく冬の時代を超えようとしているそんな時代を表しているのかもしれない。

緋色のヴェネツィア 塩野 七生 (著)

2005年09月08日 | BOOK
緋色のヴェネツィア -聖マルコ殺人事件- 塩野 七生 (著)

16世紀前半、海の都ヴェネツィアはトルコ、スペイン、神聖ローマ帝国の3強大国に挾撃され国家存亡の危機に瀕していた。
国難にあたる若きヴェネツィア貴族(マルコ・ダンドロ)と謎のローマの遊女(オリンピア)、貴婦人との秘めた愛を胸に野望を抱く元首の庶子(アルヴィーゼ)…。
権謀術数が渦巻く地中海世界を描いた、ルネサンス歴史絵巻第1部。

『緋色のヴェネツィア』『銀色のフィレンツェ』『黄金のローマ』の三部作、第一弾である。
作者自身が真の主人公は人間ではなく都市であると言っているように、
架空の人物を創作しながらも、この時代のヴェネツィアの史実を忠実に物語に織り込んでいる。

冒頭に出てくる聖マルコ寺院、元首公邸、聖マルコの鐘楼、などなど21世紀になった今でも変わらぬ姿をとどめているヴェネツィアの風景。
ヴェネツィアを歩くとこの道も主人公マルコが歩いたのかもしれないなどとついつい思ってしまう。
そんな気分にさせてくれるほど、ヴェネツィアは今も変わらない姿をとどめている。
主人公、マルコ・ダンドロは架空の人物であるが、実際に大運河沿いに
ダンドロ家が存在し、今はホテルになっているらしい。

文庫本化の際、表紙カバーに選ばれたのはティツィアーノの「灰色の眼をした男」。
この絵はフィレンチェのピッティ美術館に展示されている。
ピッティ美術館でこの絵に巡りあったとき、まるで主人公のマルコ・ダンドロに会ったような気がしたものである。

作者のいつか余裕ができたらこの三部作の続編を書いてみたいという言葉に密かに期待している。