すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

黒谷地整備 4/18

2024-04-18 19:56:36 | 八幡平(積雪期)

今日は黄砂で裏岩手連山も霞んでいます。黄砂が去った後は、真っ白い雪原は砂丘の様相を呈するか?

このところ、雪上を歩いて感じる積雪内部のスカスカ感。黒谷地口から黒谷地の間のルート取りは、今シーズンは早めに夏道通りにして、不測の事態が起きないように対処。

まずは、黒谷地口の雪の壁を掘って階段作り。徐々に斜度の緩い階段に仕上げていきます。

傾斜を緩くすることで、段が無くなっても、登り下りも怖くありません。

階段作りが終わったら、竹竿の差し直し。晴れていて、視界が良い時には、竹竿通りに歩く必要はありませんが、竹竿通りに歩いてもらえれば安全です。

融雪が進んで、黒谷地展望デッキの支柱が露出してきました。

必要なところにはステップを掘って、歩きやすさも確保。

アスピーテライン黒谷地口付近コーナーの橋から、黒谷地湿原に比較的まっすぐ差していた誘導用竹竿は、途中まで夏道に近いところに差し直し完了です。これから融雪にしたがい、木道の露出に対応しながら竹竿管理も重要任務です。

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八幡平 4/17

2024-04-17 18:58:29 | 八幡平(積雪期)

今日は八幡平山頂付近は濃いガスに包まれ視界不良。4/15にアスピーテラインは開通しましたが、こんな日は人影まばら。

今朝はサラッと雨降り。雪はザクザクでスカスカ。スニーカーでお越しになっても、ズブズブと潜りますので、お越しの際にはしっかりとした装備でお願いします。

鏡沼のドラゴンアイは、まだ気配なし。

融雪スピードは例年になく速いです。山頂標識「八幡平山頂」の「八幡平」まで露出。

とにかく積雪内部はスカスカです。山頂デッキ周りの除雪も先回りしてやっておかないと、踏み抜きが厄介なことになりそうです。

こんな濃いガスの日には竹竿が頼り。差し直したり、ピンクテープを付け替えたり。

ガマ沼分岐付近も融雪が進んでいます。場所によってはズボッと膝ぐらいまで潜ったりします。

見返峠W.Cの案内板も露出してきたので、案内図がしっかり見えるまで掘り出しました。

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北ノ又川源流踏査 ステップソールツアー 4/16

2024-04-16 19:11:05 | 八幡平(積雪期)

今日はK夫妻と北ノ又川源流踏査ステップソールツアーです。

この間、源太ヶ岳の全層雪崩をお伝えしたばかりですが、登山口に向かう途中、今朝は畚岳でも全層雪崩を確認出来ました。

ツアーは、黒谷地口付近から北ノ又川右岸の稜線を下り、まずは以前確認したアオモリトドマツの巨木を目指します。

時折、沢の渡渉箇所がありますが、今シーズンのスカスカの積雪状態も考慮して、場所選びはかなり慎重に。

滑走快適度の高いツアーではありませんが、斜度のあるところでは、ターンをビシッと決めたいですね。

結局、目指す巨木を発見出来ず、視界の範囲内の太そうなアオモリトドマツを計測してみると幹回り2m43cmでした。残念ながら3m越えは無し。

ですが、クマが冬眠で使ってそうなダケカンバを発見!新めな爪痕多数。トントンしてみましたが、不在でした。

目指していた巨木を確認は出来ませんでしたが、それでも八幡平山頂付近のアオモリトドマツに比べ圧倒的樹高の林は、神々しさに包まれています。

目的地まで北ノ又川沿いに標高を下げた後、今度は黒川沢左岸を蓬莱沼へ目掛け登り返し。蓬莱沼手前には湿原があるので良い目印です。ここで右岸に渡りたいのですが、微妙なスノーブリッジが一箇所だけあり、速やかに渡渉。

渡渉から蓬莱沼はやや目標を失いやすいので、まずランドマークとなる場所を経由して蓬莱沼。GPSアプリの発達で、読図力が必要なくなりつつあるように思いますが、ところがどっこい、機械は壊れる、電池が切れれば動かなくなる。常に現在地を確認出来る場所を経由しながら歩くルート取りが確実です。

蓬莱境から上では、以前見た噴水を見つけられるか歩いていましたが、、、、

ありました!突如現れる不思議な噴水!以前は中を除くことが出来ませんでしが、今日、この噴水の正体を確かめると、、、源太清水から藤七温泉への水道管のクラックから水が噴き出していたのでした。こんな山の中に噴水って不思議でしたが、いざその正体が分かると、少々がっかり。。。

岩手県側無料駐車場下部へ最後の登り。

けっこう良い斜面なので、ちょっと登り返して滑りましょう。

ここまで結構歩いて疲れていたとは思いますが、一旦ザックを置いて身軽になれば、まだまだ登れる!

反復練習の重要性を確認して、長い1日が終了。大変お疲れ様でした。

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松川渓谷遊歩道整備 4/15

2024-04-15 19:58:33 | 八幡平(里)

今日はアスピーテラインの開通日。昨日まで、開通前の作業は終わっているので、今日は松川渓谷遊歩道の整備です。

雪も融け、遊歩道の落ち葉清掃にはちょうど良し。

行楽客の歩く遊歩道です。歩きやすく整えておきたいです。

熊手と竹箒で綺麗にしていきます。

半分埋まった水切りも、土砂を取り除いておきましょう。

森の大橋から松川玄武渓谷の入口までの短い距離ですが、秋の紅葉の時には、結構賑わう遊歩道。綺麗にしておきたいです。

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黒谷地口〜茶臼岳〜茶臼口 4/14

2024-04-14 19:45:40 | 八幡平(無雪期)

アスピーテラインの開通を明日に控え、今日は黒谷地口から茶臼口までの作業で万全を期す。

黒谷地から茶臼山荘方面へしばし、竹竿で誘導している区間があるので、まず差し直し。

ピンクテープを付けてから時間も経過しているので、融雪にしたがい付け直し。

茶臼山荘の除雪作業の後、茶臼岳へ。まだ夏道が露出していないので、滑落や転落の危険のない、安全なところを歩いてください。

茶臼岳山頂は半分露出。

山頂から前山〜茶臼口方面登山道はほぼ雪の下です。茶臼口から茶臼岳登山は経験者。初心者は黒谷地口から往復が無難です。

雪が柔らかいので、尾根通しの急な下りは恐怖感なく下山できますが、クラックには注意です。

前山鞍部から茶臼岳を見上げると、大きなクラックが3本確認出来ます。滑走に際してましては、十分注意してください。

前山にもクラック。かなりクラックが広がってきていますので、前山東斜面の滑走はオススメ出来ません。また尾根上にもクラックが開き始めています。

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八幡平 4/12~4/13

2024-04-13 17:56:16 | 八幡平(積雪期)

この時期は強力な紫外線に雪面からの照り返しも加わり、連日の好天でお顔が真っ黒です。

昨日のメインの作業は陵雲荘の除雪作業。デッキの除雪をするにあたり、デッキ前の除雪から始めます。こういう時には作業手順が大事です。

デッキ前の除雪を完璧に仕上げておけば、デッキの除雪も効率的です。

少し水の染み出しの見える八幡沼。

そして今日。自然公園財団の方々が昨日から作業を始め、鏡沼周辺の規制ロープも設置済みです。今年もドラゴンアイ目当ての行楽客でごった返すのでしょうか。

鏡沼分岐から八幡平山頂の竿差しも完了しています。

今日は自然公園財団の方々も、竿差し作業や陵雲荘の清掃作業です。

昨日やり残した除雪作業は本日終了。

気温が高めで推移しているので、融雪も進んでいます。誘導用の竹竿の点検もしっかりやって、悪天時の道迷い遭難が無いようにしたいです。

竹竿は源太森まで差してあります。源太森から黒谷地まではピンクテープで対応。

完全の登山道が露出するまで、融雪にしたがいピンクテープを付け替える必要があります。

視界の良い時は、竹竿の必要性を感じないかも知れませんが、一旦ガスると竹竿が頼りです。手を抜かず、今日の作業完了。

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ステップソールツアー@松川温泉〜三ツ石山〜ニセ小畚〜松川温泉 4/11

2024-04-11 21:01:53 | 裏岩手縦走路

朝方はこの時期とすれば、けっこうな冷え込みでしたが、日中は昨日よりも気温上昇予報。

今日は松川温泉から奥産道から三ツ石山、ニセ小畚と回るステップソールツアーです。

奥産道終点からは、Sさん、Y子さんに、このツアールートの要所でどういう対応をするべきかというようなことを確認しながら三ツ石山荘を目指します。

最終的には、この辺を一人でほっつき歩けるようになってほしい。視界の範囲内の情報をどう処理していけば、目的地に正確に辿り着けるか。

要所を抑えて歩ければ、目的地にどんぴしゃり。三ツ石山荘には設定時間より早めに到着。

心配された稜線に出てからの雪質は、ステップも利いて良い感じ。シール無しでも平気です。『THE DAY』と言うには大袈裟か?とりあえず控えめに言って『THE  NEXT DAY』ぐらいで。。。時間に余裕もあったので、今日は三ツ石山の山頂まで登ってからのダウンヒル。

滑ってみれば、今春の 『THE DAY』確定。

春のシーズンは、これ以上のコンディションは無さそうです。

フィルム的な雪質で、登り返して3本滑って大満足。

こんなに良いコンディションにも関わらず、我々しか滑走者はいません。人がいないのが一番。平和が一番。

シュプール鑑賞はもれなくセット。

三ツ石山東斜面を後にして、裏岩手縦走路を北上。

まだ雪の下の三ツ沼を経由してニセ小畚へ。

今日はニセ小畚も山頂からダウンヒル。

奥産道へのダウンヒルは、まずはチャレンジコース。

標高が下がってもストップ雪にはならず、良いチャレンジが出来ました。

チャレンジした後は、目的地点へ軽く登り返し。ステップソールならではのルート取り。

奥産道手前の急斜面のブナ林。先を読んで、早めに動く。

木を見ずスペースを見る。今日は最後までしっかり滑った感のある1日でした。

お二人ともお疲れ様でした。

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八幡平 4/10

2024-04-10 17:33:25 | 八幡平(積雪期)

昨日は生憎の天気でステップソールのツアーも中止にしましたが、今日は晴れ。アスピーテライン開通前の業務も着々と進めております。

担当分の誘導用の竹竿差しは終わり、次は補助看板の設置。積雪機には固定の看板類も雪の下に埋まっているので、補助看板無しでは、行楽客の方は歩けません。

うっすらと積雪、そして霧氷。

鏡沼のドラゴンアイはまだ雪の下です。昨日の降雪の前は、うっすらと水の染み出しもあったようですが。。。

補助看板を設置していきますが、これからはこの手の看板類の管理が重要任務の一つ。

八幡平山頂標識は「八幡平山頂」の「八」まで露出。

エビの尻尾がびっしりついた誘導用竹竿の点検をしながらのパトロール。

八幡沼も昨日の積雪前は水の染み出しがあったとのことでしたが、真っ白。今シーズンの雪の積もり方からすると、積雪内部がスカスカなので、一旦解け始めたら早そうです。

強風とともに積もった雪は、あるところと無いところが極端です。

アスピーテラインの除雪作業も急ピッチです。

スキーヤー、スノーボーダーの便宜も配慮し、毎年モミ山下部のステップも掘っております。

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ステップソールツアー@源太ヶ岳 4/8

2024-04-08 20:45:45 | 源太ヶ岳

今日は源太ヶ岳へステップソールツアー。全層雪崩の現場を見ておいた良いんじゃないですか?との提案を快諾していただき、今日のツアーです。

正しく恐れることが大事です。画面を通して見た情報と現場での肌感覚とでは、かけ離れたものがあります。

気温も湿度も高め。ステップも良く利きます。休み休み、キックターンの練習もしながら登っていきます。

デブリの最末端まで来ると、その規模の大きさにびっくりします。画面からは伝わらないこともたくさんあります。

山頂直下のデブリ末端まで来れば、破断面も確認出来ました。割れ残り側には近づかず、極力危険を排除しながら。

今日の光景を目に焼き付けて、今後の山中での行動にも活かしてほしいです。

スキーで山に入るには、滑走技術の向上も欠かせません。

ゲレンデで出来たことが出来なくなるのが山。今日は講習的なことも試みながらのダウンヒルでした。

せっかくなので、上倉沼の裏ドラゴンも立ち寄ってみました。ステップソールなら、さっと行って、さっと戻って来れます。便利ですね。

ストップ雪のダウンヒルでは焦りは禁物。回す気満々禁止令です。

前進速度が遅い時には、こちらもスローモーションで対応したいですね。

お疲れ様でした。

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ツール・ド・茶臼岳ステップバイステップツアー 4/7

2024-04-07 20:33:53 | 八幡平(積雪期)

今日はY子さん、Sさん、Oさんのお三方とぐるっと茶臼岳周遊ステップソールツアーです。

スタートは御在所。大黒森ゲレンデを通過して大黒森と恵比寿森の鞍部までキャット道をひたすら登る。気温高めで、ステップも良く効きます。

大黒森恵比寿森鞍部からは尾根通し。今日は谷向きのキックターンの出番なし。

こちら側からのアプローチは皆さん初めてだったので、一人でも歩けるように、このコースの要所を押さえつつ。

ウェルカムツリーを潜れば、茶臼山荘はもうすぐです。

茶臼山荘までは時間通り。風も穏やかで小屋のテラスで小休。

山頂直下のにはクラックが入り、滑走が済んだら即移動。

ストップ雪は難しい。前に進む速度が遅い時には、こちらもそれに合わせてスローモーション。

ズレない雪の難しさとも違う、このストップ雪の難しさに合わせるには側圧ですかね。

ステップ板の良いところ。いちいちシールの着脱要りません。ちょっとの登り返しも苦にならない。

今日は前山をさらりと通過して、モミ山の南へ移動して、普段はあまり滑らないコース、皆さん未踏の地へ。

モミ山のメインバーンよりも斜度も緩く、コンディションも良く、ご満悦だった思いますけど?

なんせ人が少ないところは平和です。平和が一番。

ステップだからこそ可能なコース取り。人口密集地を避けて通れます。

最終的には鉱山跡へスパッと到着。

ラスティー講習でも、大黒森、茶臼岳、モミ山、鉱山跡、全部よく行く場所ですが、繋ぎ方次第でかなりの歩いた感と滑った感。

今日のツアー、題して、「ツール・ド・茶臼岳 ステップバイステップツアー」と、下山後に命名。このエリアの地図が、立体感を持って認識出来たのではないでしょうか?

皆さん、大変お疲れ様でした。

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