今日はK夫妻と北ノ又川源流踏査ステップソールツアーです。
この間、源太ヶ岳の全層雪崩をお伝えしたばかりですが、登山口に向かう途中、今朝は畚岳でも全層雪崩を確認出来ました。
ツアーは、黒谷地口付近から北ノ又川右岸の稜線を下り、まずは以前確認したアオモリトドマツの巨木を目指します。
時折、沢の渡渉箇所がありますが、今シーズンのスカスカの積雪状態も考慮して、場所選びはかなり慎重に。
滑走快適度の高いツアーではありませんが、斜度のあるところでは、ターンをビシッと決めたいですね。
結局、目指す巨木を発見出来ず、視界の範囲内の太そうなアオモリトドマツを計測してみると幹回り2m43cmでした。残念ながら3m越えは無し。
ですが、クマが冬眠で使ってそうなダケカンバを発見!新めな爪痕多数。トントンしてみましたが、不在でした。
目指していた巨木を確認は出来ませんでしたが、それでも八幡平山頂付近のアオモリトドマツに比べ圧倒的樹高の林は、神々しさに包まれています。
目的地まで北ノ又川沿いに標高を下げた後、今度は黒川沢左岸を蓬莱沼へ目掛け登り返し。蓬莱沼手前には湿原があるので良い目印です。ここで右岸に渡りたいのですが、微妙なスノーブリッジが一箇所だけあり、速やかに渡渉。
渡渉から蓬莱沼はやや目標を失いやすいので、まずランドマークとなる場所を経由して蓬莱沼。GPSアプリの発達で、読図力が必要なくなりつつあるように思いますが、ところがどっこい、機械は壊れる、電池が切れれば動かなくなる。常に現在地を確認出来る場所を経由しながら歩くルート取りが確実です。
蓬莱境から上では、以前見た噴水を見つけられるか歩いていましたが、、、、
ありました!突如現れる不思議な噴水!以前は中を除くことが出来ませんでしが、今日、この噴水の正体を確かめると、、、源太清水から藤七温泉への水道管のクラックから水が噴き出していたのでした。こんな山の中に噴水って不思議でしたが、いざその正体が分かると、少々がっかり。。。
岩手県側無料駐車場下部へ最後の登り。
けっこう良い斜面なので、ちょっと登り返して滑りましょう。
ここまで結構歩いて疲れていたとは思いますが、一旦ザックを置いて身軽になれば、まだまだ登れる!
反復練習の重要性を確認して、長い1日が終了。大変お疲れ様でした。