トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

砂漠の砂埃がトルコ西部を蔽った

2024年04月25日 | 国内
4月25日 北アフリカからの強い南風が運んできた砂埃が、トルコ西部を蔽い、空気を汚染し、視界を狭めています。

 Hurriyet

リビヤからの熱風が、イスタンブル、イズミル、アンタリヤ、ボル、テキルダー、ムーラなどの都市を飲み込みました。「国立大気観察ネットワーク」によると、微粒子状の物質の含有レベルの増加が見られ、その量は、世界保健機構の基準をわずかながら超えているそうです。

ボアジチ大学の気候研究センターのムラト・テュルケシュ委員は、これら大気の現象は、サハラ砂漠からの強風によって運ばれてくる砂埃が原因だと説明しました。

「この地方で生まれる中緯度低気圧によってできる嵐は、南からの熱気とともに砂埃を運んできます」とテュルケシュ氏は説明しています。「現在、低層の雲と、部分的に中層の雲によって、バルカンと西アナトリアは砂埃に蔽われています」

この影響は24日間で部分的に消えると思われるが、海岸地方と南アナトリアはもう2日間つづくだろうと、テュルケシュ氏は言っています。

テュルケシュ氏は、気候変動によって中東と南西アジアでは、このような現象が頻発していると語り、トルコ西部と南部では、さらに影響が大きくなるだろうと示唆しました。

気象学の専門家オルハン・シェン氏は、イスタンブルは強風のため影響は少なく、健康を害するレベルにはならないだろうと予想しています。


チャナッカレでAnzac の兵士を記念する暁の式典が行われた

トルコ・エーゲ海岸のガリポリ半島で、4月25日、第1次世界大戦中に戦死したアンザック(Anzac)の兵士たちに敬意を表する例年の「暁の式典」が行われました。1915年、戦いはトルコの勝利で終わりました。

 Hurriyet

トルコ北西部ガリポリ作戦の109周年を記念して、オーストラリアとニュージーランドからの多くの来訪者たちが、夜間、チャナッカレ市の中心からガリポリ半島に渡り、彼らの先祖の戦死者たちを記念するイベントに参加しました。このイベントは長年つづいています。

Anzac とは1915年、英国軍のかわりにチャナッカレで戦った「オーストラリア(Australian)とニュージーランド(New Zealand)軍(Army Corps)」の頭文字をとった略称です。

チャナッカレ戦争は、1915年、チャナッカレのガリボル(ガリポリ)地区で起こった連合軍とトルコ軍の戦いで、トルコが勝利しました。オーストラリアでは、4月25日は「アンザック・デー」として知られ、オーストラリアとニュジーランドの兵士たちを記念する重要な公休日となっています。

式典に参加した人々は寝袋や毛布にくるまって夜の明けるのを待ちながら、式場にセットされた巨大スクリーンに映し出される記録映画を眺めていました。

イベントでは、オーストラリアとニュージーランドの軍楽隊の演奏の他、賛美歌も流されました。午前5時57分、花輪献上式につづいて、オーストラリアのリチャード・マールス副首相とニュージーランドのウインストン・ピータース副首相のスピーチがあり、記念日の重要性が語られました。

トルコ歩兵隊のファティフ・クルトギョズ中佐が、近代トルコ創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクが、ガリポリ作戦で戦死した外国人兵士たちの家族に宛て書いた手紙を読み上げました。戦死した兵士たちへの黙祷の後、トルコとオーストラリアとニュージーランドの国家が演奏されました。

Anzac 湾での式典は、牧師による祈りで終わりました。


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トルコ西部チェシュメのハーブ祭に人々が集まった

2024年04月22日 | 国内
4月23日 今年、イズミル県チェシュメ地区で催された「第13回アラチャトゥ・ハーブ祭」には大勢の人々が参加し、活気あふれるシーンが見られました。

 Hurriyet

チェシュメ初の女性市長ラール・デニズリ市長が 先導した祭の行列は、アラチャトゥ・チャムルク通りから始まりました。観光ホテルのアニメーション・チームや「チェシュメ市営バンド」など、さまざまな団体が行列に参加し、民族衣装に装った人々も見られました。

デニズリ市長は、祭りに参加すれば、さまざまな体験ができると強調し、アーティストによるストリート・パフォーマンスのような活動もOKだと言いました。

祭の主催者たちの目標は、地元の職人や物つくりの支援に重点を置き、フェスティバルの精神に活力を与え、地域の文化や伝統を活性化する場を確保することにあると、デニズリ市長は語りました。

デニズリ市長はフェスティバルをアラチャトゥぜんたいにひろげたいと言っています。「私の夢は単に街をにぎやかにするだけでなく、この祭りをアラチャトゥぜんたいのものにすることです。将来は、私たちはアラチャトゥのさまざまな特性を活性化し、商人たちがお金を稼げるようにするコンセプトを考えています」

「チェシュメの初の女性市長として、私は選挙期間中からフェスティバルを計画し、熱くなっていました。私の最大の目標はエンタテイメントで女性の特性を示すことでした。私はそれができたことを誇りに思います。祭の反響があったことを喜んでいます」デニズリ市長は付言しました。

フェスティバルは「祝福されたアザミ」をテーマに組織されました。会場のスタンドでは、エーゲ海地方のおいしいハーブが提供され初日から大きな興味を呼んでいました。


レストラン・ボイコットの呼びかけに、消費者は賛否両論

法外な値上げをするレストランやカフェへのボイコットの呼びかけが起こっていますが、消費者も、店の経営者も、さまざまな反応を見せています。

 Hurriyet

ソシアルメディアのユーザーたちが、高騰する価格への不満を表明するために、4月20日、21日に、レストランやカフェをボイコットしようと呼びかけました。

イスタンブルのさまざまな場所のカフェやレストランに行ってみると、めだって空いている店も、顧客が行列待ちしている店もありました。ベシクタシュのアカレトレルの高級レストランでは、散発的に満席になっていました。

同様に、居酒屋は、昼間はがらすきでしたが、夜は予約でいっぱいでした。タクシムのカフェはもっと混んでいて、長い行列ができている店も何店かありました。

ボイコットの呼びかけに懐疑的な店のオーナーもいました。「正直に言って、ボイコットができるとは思いません。週末ですよ。たいていの人は、雨が降っても出かけますよ」とベシクタシュのあるレストランのオーナーは言いました。

消費者たちはボイコットは支持するが、解決策にはならないと見ています。「ボイコットの呼びかけは知っているし、支持します。でも、私たちが2日間 出かけなかったとしても、なにが起こるでしょう? 多分、意識は高まるでしょうが、持続可能にはならないですね」と、ベシクタシュのカフェに友人とすわっていた市民の1人は言いました。

朝食が人気のオルタキョイの店のウエイターは、消費者が急に減ったと指摘しました。ふだんより空いているのは天候のせいだという人もいました。アリ・ウヌヤクさんは「ウチの店は週末は席を見つけるのも大変です」と言いました。「今日は静かですが、寒いからで、ボイコットのせいではないでしょう」


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エルドアン大統領がハマスの指導者とイスタンブルで会談

2024年04月21日 | 国際
4月 22日 エルドアン大統領は、土曜、中東の緊張が高まる中で、ハマスの指導者イスマイル・ハニーヤ氏をイスタンブルに迎えました。

 Hurriyet
ハマスの指導者イスマイル・ハニーヤ氏(左)とエルドアン大統領


ボスフォラス海峡沿いのドルマバフチェ宮殿での会談は、午後2時半に始まり、約2時間半つづきました。ハカン・フィダン外相、イブラヒム・カルン国家情報局長官、ファフレッティン・アルトゥン広報総局長、エルドアン大統領の首席外交政策顧問アキフ・チャーアタイ・クルチ氏も会議に出席しました。

会談では、休戦の設立と、ガザへの緊急人道支援物資の提供が話し合われました。「われわれは、われわれとハニーヤ氏の間の問題を話し合うだろう」と、エルドアン大統領は、金曜、記者団の質問に答えて言いました。

ハニーヤ氏はイスタンブル訪問前、トルコのハカン・フィダン外相とカタールで話し合っています。フィダン外相は、パレスチナ国家の設立後は、ハマスが政治体制として活動することを認めたと明かしました。


エルドアン大統領、13年ぶりにバグダードへ

エルドアン大統領が月曜、バグダードの国際空港に着いたと、国内メディアが報じました。エルドアン大統領のバグダード訪問は13年ぶりです。

 Hurriyet

ハカン・フィダン外相、アリ・イエルリカヤ内相、ヤシャル・ギュレル国防相、ファフレッティン・アルトゥン広報局長官、大統領の首席顧問アキフ・ジャーアタイ・クルチ氏も、大統領に同行しました。

この訪問は、テロとの戦いでの協力を強化し、両国の多面的な関係を増進する、きわめて重要なチャンスと言えます。大統領の旅程には、首都バグダードとエルビルでの重要な会議が予定されています。会談で最も重要な問題はPKKの脅威です。両国が協力してPKKに対処することは絶対に必要です。

今回のハイレベル会談では、エルドアン大統領と、イラクのアブドゥル・ラティフ・ラシド大統領、ムハムマド・シヤ・アルスダニ首相との対話が予定されています。国内メディアによると、安全保障、エネルギー、貿易、水管理、運輸、保健などに関して、戦略的枠内で合意がなされ、調印されると思われます。

ほぼ20件の問題が、両国閣僚によって合意署名されると思われ、今後の協力の基礎が固まるでしょう。これら合意事項を有効に実施するために、省庁間に執行委員会が設立されるでしょう。


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「ギリシア首相の訪土は両国の結束強化のため」エルドアン大統領

2024年04月20日 | 国際
4月20日 ギリシアのキリアコス・ミツォタキス首相の訪土は、トルコとギリシアの結束を強化するチャンスだと、エルドアン大統領は言いました。

 Hurriyet

「この訪問はトルコ=ギリシア関係の重要なステージになる」と、エルドアン大統領は、19日、イスタンブルで記者団に語りました。ギリシアのカティメリニ紙によれば、5月13日に予定されている会談は、両国関係を大きく改善するための戦略が中心に話し合われるだろうと、エルドアン大統領は言っています。

ギリシア首相のトルコ訪問は、昨12月のエルドアン大統領とギリシア首相の会談につづくものになります。昨年の会談で、両首脳は外交関係に「新しい頁」を開くことで合意しました。「高等協力会議」の際に行われた昨年の7年ぶりの会談は5時間に及びましたが、今回の会談は、両国の歴史的な緊張関係のターニングポイントになるかもしれません。

この会談で、エルドアン大統領とミツォタキス首相は、友好と良き隣国関係のための無拘束宣言に署名しました。この合意は「連帯の精神」を育もうという両国の意向の現われです。また、相互の法的立場への敬意を再確認し、平和を維持し、友好的協力を促進するための礎石として、国連憲章にも沿ったものとなりました。

エルドアン大統領はまた、記者団に、4月22日、ドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイヤー大統領がトルコを訪れるが、これは彼の大統領としての初のトルコ訪問になると語りました。この訪問は両国の外交100年記念と一致しました。


イラン=イスラエルの緊張の高まる中、トルコは紛争の拡大を警告
Hurriyet

トルコ当局は、イラン=イスラエル間の緊張が、恒久的な紛争に拡大するかもしれないという懸念をくり返し語り、全関係国に紛争の激化を抑制するよう要請してきました。


「最初にイスラエルがダマスカスのイラン大使館を攻撃したことから両国間の緊張が高まり、恒久的な紛争に転じる危険が見られる」と、トルコ外務省は4月19日の声明で言いました。イスラエルがイランをターゲットに攻撃をかけ、イランがその報復として、4月13日、ドローンとミサイルでイスラエルを攻撃しました。

敵対する両国間の緊張は、4月1日、イスラエルがダマスカスのイラン大使館を攻撃し、イラン軍の将校を殺害したことから始まりました。「われわれはこの事件を綿密にフォローしている。われわれはすべての関係国に、紛争の拡大につながる行動を抑制するよう要請する」とトルコ外務省は言っています。

トルコは2023年10月の中東危機の勃発以来、関係諸国、とくにイスラエルと、これを支援する欧州諸国に勧告してきました。早急に休戦にならなかったら、イスラエルとハマス間の紛争は、中東の他国に拡大するかもしれません。

トルコ外務省の声明はまた、すでに34000人のパレスチナ人が死亡しているイスラエル=ハマス間の騒動を解決することを最優先すべきだと言っています。


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マニサでサクランボの収穫が始まった

2024年04月19日 | 国内
4月19日 北部で最初にサクランボが栽培された場所として知られるマニサのサクランボ生産者たちは、シーズンが始まった喜びにあふれています。

 Hurriyet

生産者たちは豊かな実りと満足のいく価格を予想し、今年の収穫は標準を上まわるだろうと期待しています。シーズン最初のサクランボが摘まれるシェフザデレル地区のサンジャクルボズキョイの果樹園では、生産者たちが懸命に働いています。

地元生産者のイリアス・ジョシュクネルさんは、早い収穫に満足し、これからの豊作への期待を語りました。「私たちは4月13日に最初の収穫をしました。今日は3回目の収穫です。収穫シーズンは2か月。サクランボの品種もさまざまです。私たちは収穫と市場価格に関しては楽観しています。サクランボ栽培の仕事はきついので、労賃も高くなります。サクランボの価格は平均1キロ100~150リラ(3~4.6ドル)を下まわらないよう願っています」

シェフザデレル地区のサクランボは、味だけでなく、経済的にも評価され、収穫の多くはヨーロッパ諸国、ロシア、東方市場、イラクなどに輸出されています。

収穫シーズンの始まりには式典が催され、シェフザデレルのギュルシャア・デュルバイ区長を初め、地元名士が出席しました。デュルバイ区長はスピーチし、持続可能な農業の実施について語り、さいさきのよいシーズンを祈願しました。

スピーチの後、今年の最初のサクランボが売りに出されました。イリアス・ジョシュクネルさんのサクランボ30キロが売りに出され、1キロ500リラで売られました。


エスキシェヒルはトルコでいちばんIQの高い県

「知能テスト・センター」が行った最近の調査では、エスキシェヒルがトルコでいちばん賢い県となりました。

 Hurriyet

この調査は全国の120万人のIQ成績を分析し、各地の知的能力を比較したものですが、その結果はエスキシェヒルが群を抜いて優れ、平均IQは」105.20でした。

住民たちが誇らかに証言しているように、エスキシェヒルが「教育県」と言われるほど、素晴らしい教育環境になっているのは、高学歴の外国人を迎え入れ、知的発展と交換に努めているためでしょう。

エスキシェヒルの住民の1人、オズギュル・オズユレクさんは、社会的交流と知的進歩の相関関係を力説し、この都市の緊密なコミュニティと活力ある社会環境が、人々の総合的な知性に貢献しているのだと言いました。「高いIQは快適なコミュニケーションから生まれます」

もう1人の住民、セルダル・サラナさんは、認識能力の形成における教育の役割を強調し、エスキシェヒルには、知的進歩を促進させる教育の基盤がしっかりできていると語りました。


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イード休暇中、トルコ人たちはギリシアの島々に押し寄せた

2024年04月18日 | 観光
4月18日 ギリシアがトルコ人に対して到着ビザ制を始めたため、イード・アルフィトルの9日間の連休に、約20,000人のトルコ人がエーゲ海の島々を訪れました。

 Hurriyet

ギリシアの島々を訪れたトルコ人の数は、昨年同期に比して20%も増加しました。連休の初日には、3800人のトルコ人がギリシアのレスボス島を訪れましたが、昨年はたった390人でした。

キオス島を訪れたトルコ人数は、2716人から4993人に増加しました。イード休暇中、ロードス島を訪れたトルコ人は6000人でしたが、昨年は2320人でした。サモス島は2851人、コス島は3300人のトルコ人ツーリストを迎えました。昨年4月初め、これらギリシアの5島を訪れたトルコ人は5969人でした。

トルコ人ツーリストのギリシアの島々への興味は、夏はもちろん、4月23日の子供の日も、イード・アルアドハもつづくだろうと、トルコ旅行社協会のエンギン・ジェイラン氏は言いました。ジェイラン氏によると、トルコ国内旅行はインフレのため高価になっていますが、ギリシアの島での休暇はトルコ人にとってよりお手頃といえます。

トルコ人ツーリストは、チャーター便で島へ来るツーリストたちの2倍消費してくれると、北エーゲ海地方のギリシアのコスタス・ムートズーリス知事は言いました。


CHPの指導者が中東の緊張緩和を支援すると誓った

最大野党・共和人民党(CHP)の指導者オズギュル・オゼル氏が、諸国間の緊張が高まる中で、中東の紛争の緩和を目的とした活動への確固たる支持を誓いました。

 Hurriyet

「われわれはつねに平和を唱え、人権と抑圧された人々を擁護している」と、オゼル氏は、4月17日、フランスのストラスブールで開かれた「欧州評議会の社会党・民主党・緑の党の議員総会」で明言しました。

オゼル氏は4月15日、ラマッラ(パレスチナ自治区ヨルダン川西岸に位置する都市)訪問を予定していましたが、両国間の緊張の高まりで空域が閉鎖されたため、ラマッラ行きは延期されました。

4月13日、イランがイスラエルに直接攻撃を開始し、多くのミサイルとドローンを発射したため、緊張が高まりました。イランは、4月1日にイスラエルがダマスカスのイラン大使館を攻撃したことへの報復として攻撃しました。イスラエルのイラン大使館攻撃によって、2人の将軍を含む革命防衛隊の7人が死亡しました。

「ガザでは人道的悲劇がつづいています。われわれはイスラエルとイラン間の緊張の激化を懸念し、見守ってきました」とオゼル氏は言いました。「中東の緊張が高まっているいま、わが党のなすべきことは、緊張を緩和するためのあらゆる活動の先駆者になることです」

オゼル氏はこの現状を終息させるために、ヨーロッパの社会民主主義諸党と協力する用意があると言い、近代トルコとCHPの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの信条「国内に平和、世界に平和」を実践していくと力説しました。


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起訴状がイスタンブルのISIL-Kのネットワークを明らかにした

2024年04月17日 | 国際
4月17日 最近、受領された起訴状が、イスタンブルのISIL-ホラサンによる一連のテロ活動を明らかにしました。彼らの活動計画には、国会議事堂や、市内の軍の宿舎の攻撃から、メンバーを募集するネットワークまで含まれていました。

 Hurriyet

イスタンブル検察は、バシャクシェヒルのテロリスト組織「ISIL-ホラサン(ISIL-K)」のメンバー訓練センターを運営していたとして、12人の容疑者(うち6人は逮捕された)の取り調べを始めました。

イラン、テュルクメニスタン、アフガニスタンの一部を含む地方の昔の呼称から名づけられたISIL-Kは、2014年後期にアフガニスタンに出現し、極端な残虐性でたちまち評判になりました。

ウズベク、キルギス、コーカサス出身の者たちが、バシャクシェヒルに不法の宗教センターを設立し、シリアとアフガニスタンのテロリスト組織と緊密な連絡を取っていたことを、起訴状が明らかにしました。

起訴状によると、訓練センターの教師の多くはアラブ国籍で、宗教教育を装って、学生たちにISILのプロパガンダを教え込んでいました。組織のリーダーたちは、洗脳された者たちをISIL-Kに参加させるために、トルコ経由でアフガニスタンに送る計画でした。

起訴状によると、センターの寄宿舎にはウズベキスタン、タジキスタン、コーカサス、イラク、エジプト出身のメンバーが住み、16~17歳の約70人の子供たちが寄宿教育を与えられていました。子供たちの何人かは、シリアでテロリスト組織のメンバーとして活動中に殺害されています。

ISILのテロリスト・メンバー9人は、2023年6月下旬、イスタンブルで会合を開き、国会や、軍の宿舎、イスタンブルの警察署などの攻撃について話し合っていました。

検察はテロリスト組織のメンバーであったことに7年半から15年、武器の無免許所有に対して半年から4年半を求刑しました。容疑者らは5月に、2回目の審問のため出廷します。


トルコ当局は気温の上昇に備えて対策をとっている

全国的に気温が例年を上まわり、30度を超える地方も出るだろうと予想されるため、当局は暑い季節に備えて対策をとっていると、メフメト・オズハセキ環境・都市化・気象変動相が発表しました。

 Hurriyet

オズハセキ環境相は、高齢者や持病のある人々はとくに注意するよう市民を促し、まもなくやってくる今夏の熱波を考慮して、トルコ国立気象庁のガイダンスに留意するよう勧告しました。

「気象庁の天気予報によれば、気温の上昇は全国的と予想されます。気温は例年より4度から10度高くなると予想され、地方によって30度を超えると思われます」と環境相はソシアルメディアで発表しました。

4月の気温は、南部アダナ県では記録的に上がり、39度に達しました。オズハセキ環境相は、健康を脅かす、焼けつくような暑さのほか、暑さによる森林火災を防ぐために、全市民が注意深く行動するよう警告しました。

トルコは毎年の夏の森林火災に備えて包括的な対策をとっています。EUの「コペルニクス地球観察計画」が昨年発表した地図によると、トルコの地中海地方と南エーゲ海地方は「きわめてリスクの高い地方」と認定されました。これら危険な地方では、消防隊が常に油断なく備え、出火に迅速に対応しています。

気温の上昇は水位の低下のサインでもあります。トルコの穀倉地帯として知られるトラキア地方では、地下水の水位が85%まで下がりました。イスタンブルでは、昨年、例年を超える気温がダムの水位を下げる原因になりました。


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トルコはイスラエル=イランの緊張とガザ危機の解決を模索

2024年04月16日 | 国際
4月16日 トルコは、アメリカの外相や情報機関とハイレベルの会議を行い、イスラエル=イランのエスカレートする緊張の解決の道を見出し、ガザ危機に対処する外交活動に努めています。

 Hurriyet

国家情報局(MIT)のイブラヒム・カルン局長は、CIAのウイリアム・バーンズ長官と、ガザの休戦交渉を中心に話し合いました。この会談は、イード・アルフィトル中の4月13日、イランのイスラエルへの攻撃の前に行われました。イランの報復によって、中東の緊張はさらにエスカレートする懸念が増しています。

アメリカのCIA長官との会談後、カルン局長は4月14日、ハマスの指導者イスマイル・ハニーヤ氏と話し合い、対話と緊張緩和の必要を力説しました。会談は、ガザの休戦交渉、人道支援物資の配布、人質交換の可能性が中心になったと、治安ソースは言っています。

また、トルコのハカン・フィダン外相は、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官にトルコの懸念を伝え、イスラエル=イランの緊張解決において、休戦が極めて重要であることを強調しました。フィダン外相はまた、危機のエスカレートに関するトルコの懸念を強調し、さらなる緊張状態になるのを阻止するために、明瞭なメッセージを送ることの重要性を力説しました。

フィダン外相は4月15日、国連のアントニオ・グテーレス事務局長とも電話で話し合いました。2人は中東の現状について討議し、ガザの現状の他、キプロス問題や、黒海の海上治安についても意見を交換したと、治安ソースは言っています。


「イスラム世界はイスラエルの残虐性に対して行動すべきだ」エルドアン大統領

トルコはイスラエルとハマスを休戦させるために、外交的圧力を強めているが、イスラム世界は、ガザのパレスチナ市民に対するイスラエルの残虐行為を止めさせるために努力すべきだと、エルドアン大統領は言いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は4月15日、カタールの首長シェイク・タミム・ビンハマド・アルタニ氏と、電話で、中東の現状とガザの人道的悲劇について話し合いました。

広報局の声明によると、エルドアン大統領は、イスラム世界はイスラエルの残虐な攻撃を止めさせ、イスラエルに人道に対する犯罪の責任を取らせるために、力を合わせて努力するべきだと、力説しました。

大統領はまた、中東にひろがる緊張を阻止し、イスラエルを抑制し、常識を持って行動することが極めて重要だと語りました。この会談は、イスラエルに対しイランが報復攻撃をした後に行われました。イランの報復は、イスラエル=イラン間に戦争が起こるかもしれないとい恐怖をもたらしました。

トルコのハカン・フィダン外相は4月17日、日帰りでドーハを訪れるだろうと、4月16日、外務相が声明文で発表しました。
フィダン外相はカタールのシェイク・モハムメド・ビンアブドゥルラフマン・アルタニ首相兼外相と、ドーハで会うでしょう。会談では、両国の関係と、パレスチナと中東の状況について話し合うでしょう」と、声明文は言っています。

フィダン外相はドーハで、ハマスの高級官僚らとも会い、イスラエルとの交渉について話し合うでしょう。トルコは、ガザでこれ以上の死傷者を出し、中東に紛争がひろがるのを回避するために、全関係国が休戦へ向かって努力するよう勧告してきました。


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エルドアン大統領がイスラエルの戦争に反対する行動を国際社会に促した。

2024年04月15日 | 国際
4月15日 エルドアン大統領が、包囲されているガザの病院、学校、モスク、教会へのイスラエルの爆撃を非難し、国際社会に呼びかけました。

 Hurriyet

「人道によって、ガザのこれ以上の国際法違反を止めなければなりません」と、エルドアン大統領は、4月13日、フランシス・ローマ教皇への手紙で言い、市民は戦争のターゲットにされてはならない」と主張しました。

大統領の手紙は、13日、イランがイスラエルへの一連の報復を始める前に送られ、中東でエスカレートする緊張を訴えました。アブラハムを祖とするすべての宗教は、殺人を罪としていると、エルドアン大統領は力説し、「病院、学校、モスク、教会への意図的な爆撃に対して声を挙げなければならない」と、国際社会に勧告しました。

聖なる月ラマザン中も、ガザの市民たちは人道支援を妨害され、飢餓の恐怖に耐えてきたと、エルドアン大統領はガザの悲惨な状況を非難しました。「ガザでのイスラエルの無差別攻撃や、ウクライナ戦争の世界的影響など、われわれが直面している問題の解決には、国際社会の結束と協力が必要です」

中東の永続的な平和と安定の達成は、パレスチナとイスラエルの紛争の解決にかかっていると、エルドアン大統領はくりかえし言いました。


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5日間で1100人の不法移民が捕まった

2024年04月14日 | 国内
4月14日 イード休暇中、治安部隊は不法移民を対象にした5日間の作戦を行い、全国で1,117人の不法移民を逮捕したと、アリ・イエルリカヤ内相が発表しました。

 Hurriyet

イエルリカヤ内相は、4月12日、ソシアルメディアXで、「盾ー19」と名づけた作戦では、移動移民検問所による調査も行なったと言っています。知事室と内務省移民局の協力のもとに、警察、憲兵隊、沿岸警備隊からなる法執行隊が、イード連休初日の4月6日から4月10日までの間に、約22,700人の外国籍者の身元確認と入国許可確認を行ったと、内相は語りました。

執行チームは30の大都市で、イスタンブルの103台を含む162台の移動移民検問車を使って、外国籍者の検査を行いました。移民検問車には、治安職員、通訳、移民問題の専門家が待機していて、不法移民容疑者の指紋を採取し、身元をチェックしました。その後、データベースによって、外国人の居住許可に関する書類が精査されます。

5日間の検査で、1117人の外国籍者が、不法入国あるいは居住許可切れと認定され、送還のために移民局に送られました。イエルリカヤ内相は、不法移民と密入国の組織化を阻止するために、全国で行われている作戦について語り、トルコが不法移民の目的地あるいは通過ルートにされることは許さないと明言しました。

昨年の統計によると、2023年には3,700人の密入国者が逮捕されています。


トルコはイランにこれ以上のエスカレーションは望まないと言った

4月13日のイランのイスラエルに対する攻撃の後、トルコはこれ以上のエスカレーションは望まないと、イランに通告しました。

 Hurriyet

外交ソースによると、トルコのハカン・フィダン外相は、4月14日、イランのホセイン・アミラブドラビヤン外相と電話で話しました。フィダン外相は、イスラエルに対するイランの報復後、アミラブドラビヤン外相に、トルコはこれ以上のエスカレーションは望まないと話したと、外交ソースは言っています。

フィダン外相はまた、緊張が増すような対応は止めなければならないというトルコの期待を表明しました。イラン外相はフィダン外相に、「イランの報復作戦は終わった。イランは攻撃されなければ、新しい作戦を始めることはない」と強調しましたが、イスラエルが攻撃してくれば、イランの攻撃はさらに激しくなるだろうと明言しました。

フィダン外相はまた、英国のデーヴィド・キャメロン外相と、イランとイスラエルの緊張について、電話で話し合ったと、ソースは言っています。

トルコはイスラエルとハマスの紛争の拡大を阻止するよう、全関係国を促してきました。イスラエルがダマスカスのイラン大使館を攻撃し,イラン軍の高官が死亡しています。その報復としてイランはイスラエルを攻撃しました。トルコはイスラエルの攻撃を国際法違反として非難しています。


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