行って来ました。鎌倉近代美術館。インダストリアルデザインの異才ジャン・プルーヴェの企画展があるらしい。不勉強なので名前は知らないが、工業デザインということでちょっと興味が湧いたし、ここのところ美術館に足を運んでいなかったので。腰が痛くて遠乗りは無理っぽかったこともあり、手軽な鎌倉へ昼前に出発した。
辻堂大平台から引地川を下り、鵠沼消防署横に出て、134号線を若宮大路入り口の滑川三叉路からあがる。動かない車の列をゆっくり抜けるようにして三の鳥居前で自転車をおりてくぐる。きょうは晴れ着とかブレザーを着た子供達をつれた家族が多い。七五三のお参りなのかな。
出店の並ぶ境内のなかを少し進んで左に曲がると美術館の建物が目の前に。本殿までの路をすこしはずれただけなのに喧噪はこちらまで届かない。ひっそりとした感じがする。でも目の前はすぐ八幡宮の別の入り口だ。人が忙しくよぎっている。
入り口のそばには駐輪場がちゃんとあって、バイクや自転車でも来られるようになっている。美術館にはいらなくても停められそうなので、八幡宮へ散歩に来たときに使わせてもらおう(^_^;)
1階の入り口脇でチケットを求め、2階のエントランスから入場というちょっと変わった造り。エントランスの扉は、これが近代美術館なのかなあと思ってしまうようなふつうの扉。なにか古い病院のようだとか考えながら受付でチケットをもいでもらう。ここもまたなにかの事務所の受付のようだ。
展示室が3つあり、それぞれは外気にふれる短い廊下でつながっている。展示室2から3へ移動する途中で、平家池を臨む休憩所を通る。池のむこうがわから建物を臨むと写真のような見栄え。坂倉準三の代表的な建築物という。1,2本たばこをつけて、最後の部屋に。
壁の説明文をあまりくわしく読まなかったので、だいたい30分くらいで終わった。
鋳鉄や鉄を主材にしたごつい造りの椅子付き2人用机とか、そうかと思うとアルミ材を多用した屋根の付いた建物など。建物にはそれほど興味が湧かなかったが、机とかキャビネットなどの家具とかは、昭和40年ぐらいに高校や大学で使われていたような感じがあって、それなりに郷愁に誘われた。フレームのごつい自転車もデザインしたようで、展示されていた。
家に帰ってからチケットをみると、上の方になにか半券がまだついている。
いっしょにもらってきた案内書に鎌倉別館にも入れるとあった。電話して訊くと、入れるけど当日のみとのこと。先に言ってください。(TДT)