佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

ワシントン便り 2011.10.15

2011年10月15日 11時24分42秒 | 研究会・学会
今日(こちらの金曜日)はセミナーの最終日でした。長かったような、あっという間だったような。
前日の講義の最後にAIRPのチーフの方の挨拶やピザパーティーがあったので、今日は特に長々とした挨拶はなく、あっさりとした最後でした。



言葉を交わした人は指で数えるほどしかいませんが、会場を後にする参加者たちを見て、ちょっとした寂しさを感じました。



結構立派な修了証を頂きました。昔何かのセミナーで頂いた修了証をうっかり鍋敷き代わりにしたことがあったので、今度は大事にしまっておこうと思います。

明日はアパートの掃除や荷造り、また少し観光をして、明後日(こちらの日曜日)にこちらを発つ予定です。

それでは。




ワシントン便り 2011.10.13

2011年10月13日 10時08分08秒 | 研究会・学会
今日は脳室内腫瘍、脳の血管奇形、母斑症、脳と脊椎の奇形についての講義がありました。英語の聞き取りに関しては、依然として日本語とは大きな差がありますが、日本で使っているのと発音が異なる単語(たとえばピロリ→パイローライ、ヘルペス→ハーピスなど)を理解するのが早くなった気がします。



いつのことか覚えていないのですが、牛肉で世界一おいしいのはアルゼンチン牛だと聞いた(あるいは何かで読んだ)記憶があり、一度食べてみたいと思っていました。日本ではアルゼンチン牛は輸入されていないらしく、アメリカならあるのではと思って探してみたのですが見つけきれませんでした。ちょっと無理がありますが、アルゼンチンがないなら隣の国のブラジルで、ということでシュラスコという料理を食べに、Fogo de Chaoというレストランに行ってきました。シュラスコとは鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺し通し、荒塩(岩塩)をふって、炭火でじっくり焼いた肉料理です。写真のようにウェイターさんが、焼いた肉をそぐように切って、客が食べたい量だけとって食べます。肉は牛肉(サーロイン、ヒレ、リブアイ)、ラム、豚、鳥、ソーセージと種類が多く、目移りしてしまいます。シカゴにもあるようなので、RSNAに行かれる予定の方は機会があればぜひ行ってみてください。

ワシントン便り 2011.10.12

2011年10月12日 10時55分00秒 | 研究会・学会
早いもので残すところ1週間を切ってしまいました。



木の葉の色もいつの間にやら変わり始めていました。

今週からは主に神経系と頭頸部領域の講義が行われています。側頭骨の講義では、他の部位の講義と違って正常解剖の解説が詳しく行われました。私も入局して間もないころに側頭骨のCT(しかも当時はフィルム)の読影で、解剖の理解に非常に苦労した覚えがあります。やっぱり難しいと思うところはだいたい共通しているんでしょうね。

今日となりの席に座っていた人がボルチモアから来ていると言っていたので、ひょっとしてN先生が留学してた所かと思って聞いてみましたが、違いました。



昨日(こちらの月曜日)の夜にアイスホッケーの観戦に行ってきました。アイスホッケーは初めて見ましたが展開が速いし、当たりも激しくてエキサイティングでした。試合も拮抗していて手に汗握る展開でした。最後はサッカーで言うところのPKまでもつれ込み、ホームチームのワシントン・キャピタルズが勝利しました。

ワシントン便り 2011.10.10

2011年10月10日 11時12分23秒 | 研究会・学会
週末はアメリカ歴史博物館とナショナルギャラリーに行ってきました。
歴史博物館では科学、人々の生活、政治、戦争、エンターテイメントなどのテーマごとに、歴史に沿った展示がされています。歴代大統領に関する展示もたくさんあって、来館者の関心も高そうでした。また、特に人気だったのがファーストレディーのドレスを展示したコーナーでした。



ナショナルギャラリーの目玉は、ヨーロッパ以外では唯一のレオナルド・ダ・ビンチの絵画「ジネブラ・デ・ベンチの肖像」です。



これがその絵画です。厳重にガードされているわけではなく、混雑もしていないので間近でゆっくり見ることができました。

他にもゴッホやフェルメールなど日本でも人気の高い画家の絵画をたくさん見ることができました。下はゴッホの絵画です。


ワシントン便り 2011.10.8

2011年10月08日 11時31分53秒 | 研究会・学会
ここ数日は比較的暖かく、良い天気が続いています。
今日は代謝性骨疾患、軟部の脂肪性腫瘍、骨壊死、肺の血管炎・肉芽腫性疾患、乳腺の良性腫瘍と悪性腫瘍についての講義がありました。やっぱり今日も出席者が少なかったです。
今日のクイズ症例で、ある呼吸器感染症が出されました。詳しい病歴は覚えていませんが、全く健康だった人がわずか1日で急激に発熱、呼吸困難を来し、挿管まで行われました。CTでは著明な縦隔リンパ節腫大。私はまったく見当がつかず、解答を待つことに。解答のスライドが出され、Answer: Anthraxと。答えを見ても??で、iPadで調べてみると「炭疽症」でした。



今日は講義が終わってから国会議事堂、ワシントン記念塔などを観光しました。国会議事堂は一部ですが、無料で内部の見学もできます。
写真はライトアップされたワシントン記念塔です。初代大統領のジョージ・ワシントンの偉業を称えるため建造されたもので、ワシントンDCで最も高い建築物です。塔の最上部には展望階があってDCを一望できるのですが、8月23日に起こった地震で損傷した部分があるらしく、残念ながら現在は入ることができません。



夕食は”Ben's Chili Bowl”という店で、オバマ大統領も食べたというチリドックを食べました。

ワシントン便り 2011.10.7

2011年10月07日 10時41分21秒 | 研究会・学会
今日は卵巣の非腫瘍性病変、臓器移植(腎臓、膵臓、肝臓)、膀胱・尿管、肘関節のMRI、関節の結晶沈着症、滑膜疾患、骨軟部の血管性病変についての講義がありました。

今回私が参加しているAIRP 4week courseでは、参加者全員に症例の登録(画像と病理の対比がなされているもの)が義務付けられており、私も泌尿器科分野から一例、画像、病理、病歴のサマリー、考察等を提出しました。内容が優れたものはBest Caseとして表彰され、Radiographicsに掲載されます(他の雑誌に投稿予定の場合を除く)。医局の先輩のN先生は以前にこのセミナーに参加したときに骨軟部の症例(大腿部リンパ浮腫に合併した血管肉腫)を提出して、Best Caseに選ばれています(Radiographicsではなく、Skeletal Radiol. 2000 Jul;29(7):413-6.に症例報告されています)。

今日の骨軟部の血管性病変の講義で、大腿部リンパ浮腫に合併した血管肉腫の画像が出てきたのですが、N先生が受賞したときの画像だったかもしれません。スライドの撮影は禁止されているのでお見せできないのが残念です。



今日は講義が終わって、フィリップス・コレクションという美術館に行ってきました。フィリップスさんという方の邸宅を改築した美術館で、所蔵している絵画もフィリップスさんが所有していたものだそうです。ピカソ、ゴッホ、ルノワールなど印象派や比較的近代の絵画が展示されていました。上の写真は美術館の代表作である、ルノワールの「舟遊びの昼食」です。



館内では生演奏が行われていて、ワインを片手に音楽を聴きながらちょっと優雅な気分になりました。



夕食は美術館の近くのギリシャ料理のレストランに行きました。ギリシャ料理は昨年のRSNAのとき以来2回目です。ギリシャ料理ってどんなものかと聞かれてもちゃんと説明できないのですが、今日食べた感じではトルコ料理に近いのかもしれません(シシカバブもあったし)。

ワシントン便り 2011.10.5

2011年10月05日 07時56分43秒 | 研究会・学会
今日は腹膜疾患、骨Paget病、骨と軟部組織の線維性疾患、関節のMRI(膝、手、足関節)の講義がありました。日本ではまれな骨Paget病ですが、1コマすべて使ってこの疾患を取り上げており、こちらでは精通しておくべき疾患のようです。
毎日ではありませんが、講義の最後の1コマor2コマを使ってクイズ症例が出されます。テンポよく進むのはいいのですが、答えを口頭でしか言わない先生もいて、答えがわからないことがたまにあります。


亀の甲羅のほかに、スミソニアン自然史博物館で興味をひいたものを2点紹介したいと思います。



この写真の左端の人が入っているカプセルのようなものが分かりますでしょうか?実はこれ、チリで起こった落盤事故の時に鉱夫たちの救出に使われたものです。



このイヤリングはフランス革命で有名なマリー・アントワネットのものだそうです。どのような経緯でワシントンに来たのかはわかりませんが、すごいですね。


ワシントン便り 2011.10.4

2011年10月04日 10時31分43秒 | 研究会・学会
早いもので3週目に突入しました。
今日は縦隔疾患、胸膜疾患、血液疾患と全身性の骨疾患についての講義がありました。
先週末から急激に寒くなり、9月から10月を飛び越えて11月になったような感じです。ほんの一週間ほど前までアイスクリームを食べていたのがウソのようです。少し風邪をひいてしまいました。会場でも鼻をかむ音がよく聞こえるようになりました。



ホワイトハウスにはまだ行ってないのか?との声そろそろ聞こえてきそうな頃ですが、大丈夫です。すでに行ってます。内部の見学はできないので、鉄柵の外から眺めるだけです。鉄柵は運動神経がいい人なら乗り越えられそうな高さです。ただ、常に警官が見張っていますが。

ワシントン便り 2011.10.3

2011年10月03日 10時09分44秒 | 研究会・学会
週末はスミソニアンの自然史博物館と航空宇宙博物館(本館)に行ってきました。スミソニアンは、全部で19の博物館、美術館、動物園からなり、ワシントンDC観光の目玉といえるところです。また驚くべきことに入館料が無料です。



これは自然史博物館で撮った亀の骨格の写真ですが、初めて見ました。甲羅が肋骨みたいだなと思って後で調べてみたら、やっぱり亀の甲羅は肋骨が変形したものだそうです。自然史博物館でこれが一番衝撃でした(他の展示物が大したことない訳では決してありません)。




航空宇宙博物館では歴史に名を残す飛行機や宇宙船などが多数展示されています。ここもワシントン観光では外せないところです。上の写真はライト兄弟が初飛行を成し遂げた飛行機です(本物です)。



月の石にも触ってきました(こちらも当然本物です。石のレプリカを置かれてもね)。


ワシントン便り 2011.10.1

2011年10月01日 08時01分57秒 | 研究会・学会


今日は快晴で、外出したくなるような良い日でした。そのせいか、あるいは単に週末だからなのか、出席者がいつもより少なかったです。今日の講義は乳腺(石灰化、まれな乳癌)、骨の軟骨性腫瘍、核医学(甲状腺、胆道系)でした。講師の先生で一人、やたらとオーバーアクションの方がいて、マイクに近づいたり離れたりを繰り返しながら話すので、音量の変動が激しく、ちょっとツラかったです。



この写真はお昼に食べたクラブケーキサンドイッチです。11ドルとちょっと高いですが、納得のおいしさでした。


話が変わりますが、飛行機の乗り継ぎがいつも不安です。次の飛行機に間に合うのか、荷物は届くのか、心配になります。

ロチェスターへは、見学の前日の夕方から、ワシントン~シカゴ~ロチェスターと乗り継ぎで行きました。ワシントンの空港で、いつものように、ちょっと不安を感じながら搭乗しました。すると機内のアナウンスで”~wing~”と流れました。ほとんど聞き取れなかったのですが、ため息をつく人や頭を抱える人がいたので大体察しはつきました。1時間遅れの出発でしたが、シカゴ発の便までは40分あったので問題なく乗れ、「これだから乗り継ぎは・・」と思いつつもほっとしていました。ところが、ロチェスターで、荷物が届いていないことが発覚。スーツ、シャツ、ネクタイ、お土産などが入っていたのに、到着は翌日の9時半くらいとのこと。K先生とは8時にお会いする約束だったので、やむなくカジュアルな格好で見学に行くことになってしまいました。カジュアルとはいっても比較的まともな服装で行ってたのでまだよかったのですが、スミソニアン博物館で買ったパーカーで行こうかなとも思っていたので危なかったです。