埼玉フェミネット 「買春疑惑」議員の辞職を求める署名実行委員会

埼玉県内のジェンダー・フェミニズムをテーマに、男女共同参画の実践を求めて行動する。

《報道》「買春疑惑」議員に辞職を求めて3年

2007年07月09日 | Weblog
●朝日新聞埼玉版 07月09日
女性が動く・女性が選ぶ<上>
【買春疑惑6議員に辞職求め3年】
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000707090002
 未明までかかって参議院で改正国家公務員法などが採決され、各陣営が一斉に参院選に向け走り出した6月30日。自民の衆院議員中森福代(57)は、立候補予定の古川俊治(44)を招き、さいたま市浦和区で集会を開いた。集まった約560人の支持者のうち、約8割が女性だ。
「小手先の対応ではだめ。日頃から心をこめて接していれば、女性はついてきてくれる」。中森は女性支持者対策に絶対の自信を持つ。
 自民には苦い思いがある。4月の県議選で、「夜遊び疑惑」の現職4人が落選した。中森は「疑惑が事実だとすれば、議員以前に人間としての問題。落選は当然」と突き放した。

   ◆

 03年12月、公費による東南アジア視察旅行中に、自民5人、無所属1人の県議が、タイ・バンコクで買春した疑いがあると、テレビで報道された。
 放送から10日後。さいたま市在住のミニコミ誌編集者、小高真由美(43)、八潮市議の矢沢江美子(60)が中心となり、女性有志約30人による報道の「検証会」を開いた。「驚いた」「許せない」。女性らは「『買春疑惑』県議の辞職を求める署名実行委員会」を結成。辞職を求める署名活動を始めた。

 翌2月の県議会で1万5千人分を超える署名とともに辞職を求める請願を提出したが、自民の反対で否決された。さらに、辞職するどころか、疑惑の県議たちが05、06年とたて続けに議長に就任する。小高は「活動を続けざるを得ない状態だった」。
 駅頭でのビラ配りや署名活動は、今年3月の県議選告示日直前まで続いた。配ったビラは、3年間で約25万枚になった。
 迎えた投開票日。開票が進む午後10時半ごろ、県議選南8区(さいたま市桜区)に立候補していた小高は、開票所となった同区の体育館で、携帯電話のニュースサイトをのぞき込んでいた。「夜遊び疑惑」の県議が続々と落選していく。自身の落選はそっちのけで、興奮しながら支援者と手を取り合った。

   ◆

 「正直言って、ものすごく影響があった」
 疑惑を持たれたある元県議が重い口を開いた。
 自身の選挙区で配られたビラを見て驚いた。元のビラにコピーを重ねたらしく、字がにじんでいた。元は両面印刷のはずが、片面だけのものも。疑惑の県議6人の顔写真のうち、自分の写真だけがふちどられ、強調されたのもあった。
 ライバル陣営に利用されることは覚悟していた。政策面では自信があったが、落選――。
 「スキャンダルは、政策の話題よりずっとインパクトが強い。選挙は相手の弱点をつくことがすべてだからしょうがない」

   ◆

 女性有権者の声も厳しい。疑惑県議が落選した、ある選挙区。4年前の県議選で自民候補に投票した50代の主婦は、テレビの報道に驚いた。「私たちの税金で行ってるのに、何てことを」
 今回の県議選では「世代交代を」との思いを込め、別の若手候補に票を投じた。「訴える政策が同じなら、スキャンダルのない候補に入れたい」と主婦は話した。
「辞職を求める会」の運動に、自民県議団内には「反主流派の差し金ではないか」との声も上がった。疑惑の6人のうち5人は主流派だった。「反主流派から援助を受けなければ、資金も人も足りるはずがない」。落選した元県議は疑念を抱く。

 しかし、同会代表の矢沢は「自民県議団に派閥抗争があることも知らなかった」と否定する。「女性だからこそ、『これだけは許せない』と、損得抜きで素直に活動できた。男性から見ると変だと思われるのかも知れないけれど」
 矢沢は今年5月、6人中4人落選の結果を受け、同会の活動休止を発表した。
 参院選埼玉選挙区に立候補を予定する7人のうち3人が女性だ。矢沢は言う。「女性候補を人気集めに使うのは政党の論理。政党がその候補をどう活用するのかを考えて投票したい」(敬称略)

   ◇
 4月の統一地方選から参院選につながる亥年の選挙。選挙をめぐり、選ぶ女性たちと選ばれる側の動きを探った。

《報道》埼玉県議会自民党会派の混乱 「買春疑惑」議員落選の余波大きく

2007年05月03日 | Weblog
●東京新聞 5月2日
【県議会会派 自民で2種類届け出】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20070502/CK2007050202013158.html

 県議選で当選した県議の会派届締め切り日の一日、自民から構成人数四十人と五十三人の二種類の会派届が出され、四十人の構成メンバーが重複する異常事態になっている。議長・副議長をほぼ独占してきた“主流派”と“反主流派”が無所属で当選した県議の会派入りの手続きをめぐり対立。八日に各派代表者会議、二十二日の初議会を控え、議事日程に影響が出る懸念も出ている。

 自民は現職の当選が四十人にとどまる大敗を喫した。無所属の新人や元職を無条件に取り込みたい主流派が、自民県議団会議の決定を経ずに、正副議長経験者を集めた会議で計五十三人の会派入りを決定。対して、反主流派は「入団には『団会議での三分の二の了承』を定めた団規約を無視している」と反発。「けじめのないやり方で、今夏の参院選・知事選に向け、一致団結した体制がとれない。自民現職を中傷して当選した人もおり、“審査”なく入団させるのはおかしい」と批判。

 主流派が出席しなかった四月二十八日の緊急団会議で、現職当選のみの四十人の会派届を決め一日朝、会派届を提出した。しかしその十分後には、主流派からの五十三人の会派届が出され、議会事務局は「前代未聞の事態」と困惑。四十人の会派届の取り下げを要請したが断られ、当初発表する予定だった各派の構成のリリースも出せなかった。大型連休期間中に、会派人数で会派ごとに区切る議会棟の壁面工事に入る予定だったが遅れそう。議事日程への影響が懸念されている。ただ、両派とも会派を分裂させる意図はなく、今後、話し合いを進める予定という。

 自民以外の会派構成は決定した。民主・無所属の会(高橋努代表)は、民主公認・推薦二十一人に、いずれも諸派新人で当選した茅野和宏氏(54)=南21区、丸山真司氏(64)=北3区=が加わり計二十三人。公明(山本晴造代表)は現職当選者の計十人。新会派の無所属刷新の会(鈴木正人代表)には鈴木氏と、いずれも無所属新人で当選した小野克典氏(38)=南14区、中屋敷慎一氏(47)=南16区、舟橋一浩氏(35)=西8区=の計四人。社民は、佐藤征治郎氏(67)=南12区=の一人。共産は、柳下礼子氏(60)=西1区=の一人。


《速報》「買春疑惑」議員6人中4人落選!

2007年04月09日 | Weblog
「買春疑惑」議員 6人中4人落選!

2007年4月8日 23:26:42
NHK開票速報より
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/html/senk/11/jyo115.html
「買春疑惑」議員 6人中4人が落選!
鴻巣市選出の成塚常吉議員落選! 開票97%
春日部市選出の佐久間実議員当選確実 残念 開票99%
        ↑
      いちばん落としたかったのに・・・くそ!

On 2007/04/08, at 23:11, wrote:
NHK開票速報より 開票99%
児玉郡選出 田島敏包議員落選!
吉川市選出 蓮見昭一議員当選 残念

On 2007/04/08, at 23:01, wrote:
NHK開票速報より 開票99%
戸田市選出の細田徳治議員落選!
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/html/index.html

On 2007/04/08, at 22:40, wrote:
NHK開票速報より 開票99%
入間市選出の斉藤政明議員落選!
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/html/index.html
更新日時:4月8日 22:19

■6人中何人落ちるかな?
落選4人 当選2人・・・っていうことは、勝率67%!

「買春疑惑」議員は直ちに辞職せよ!

2007年03月11日 | Weblog
■私たち有権者は忘れない!
 6名の埼玉県議会議員が2003年11月に、海外視察としてベトナムやタイなどに「夜遊び」慰安旅行を行ったところを日本テレビのスクープされた。「特捜プロジェクト」が緻密な取材を行い、全国放映されたのは、同じ年の12月のこと。放映当時は大変な話題になり、テレビ局や県庁にも県民からの抗議の声が相次いだのです。
 私たちはビデオ検証会を直ちに開き、議員辞職を求める実行委員会を立ち上げ、約1万6千筆の請願署名を県議会に提出したが、継続審議になり、結局請願は不採択になった。あれからもう3年たつが、私たちはこれまでねばり強く請願署名を集め、県議会に提出し、最後には紹介議員もいなくなり、陳情に切り替え、「買春疑惑」議員たちの辞職を訴え続けてきました。自浄能力を失った県議会は、「買春疑惑」についての反省もなく、不祥事としての自覚さえ欠いています。

■税金で「夜遊び慰安旅行」
 この海外視察は、税金を使った「夜遊び慰安旅行だった」と自民党議員たちの間で噂されていたのです。当時、民主党出身の上田清司知事と自民党県議団の執行部の橋渡しをしたは、佐久間実議員(現・無所属)だとされています。朝日新聞が現地まで取材に行き、それらを検証する連載記事を書いています(ウェッブに長らく掲載されていましたが、現在はなし)。
「買春議員」たちは議員辞職するどころか、2代続けて県議会議長になり、監査委員や議員運営委員会のの委員長など県議会の重要ポストに就いています。こうしたまったく反省のない振る舞いは、2月9日「ワースト議員特権コンテスト」で埼玉県議会が、ワースト3位に輝き、全国に埼玉の恥をさらし続けています。

■街には上田知事とのペアのポスター溢れる
 3月30日は県議会選挙の告示。このところ「買春疑惑」議員たちは選挙の準備に忙しく、街には上田知事とペアの顔写真入りのポスターが溢れ、各地で決起集会などが行われています。
 3月3日、ひな祭りの日に、春日部選出の佐久間実議員の県政報告・女性千人集会が春日部市民文化会館であるとの情報を得て、その会場前に数人でチラシ撒きに行って来ました。開場の午後1時頃から、チラシを撒き始めたのですが、参加者からチラシを撒かれていることがスタッフから本人に伝えられたようてで、会場前の公道でチラシを撒いている私たちの前に10分も経たないうちに、血相変えて抗議に来ました(証拠写真あり)。
 その後も、そのスタッフたちによる執拗な私たちに対する言論活動の妨害の連続でした。まず、チラシまきをしている私たちのメンバーのチラシを100枚ぐらい、無理やり奪い取り、一部を破り捨てました。そして、チラシを受け取った人に「違法ビラですら」と次々チラシの回収を次ぎつぎと行い続けます。

■チラシ撒きに対して「名誉毀損で訴えるぞ」との脅し
 一度開演の2時には、チラシ撒きを中止し、再度3時から再開しました。それ以前からの同様の行為ですが、チラシをまいているメンバーにストーカーとしてつきまとい、集会参加者はもちろんのこと、通行人に対して撒いているチラシに対しても「違法チラシだから」と回収を続けます。
 佐久間陣営スタッフは「あいつらは狂っている」「おまえら、どこから金もらっているんだ」「名誉毀損で訴えるてやる」等々と言いながら、チラシ回収で妨害行為を続けます。妨害されるためこちらも、「私たちは憲法で保障されている言論活動をしています」など、いろいろと言論戦で応酬せざるを得えません。
 集会中に「買春疑惑」や撒かれているチラシについての弁明があった模様で、会場から少し離れたところでチラシを撒いていると、受け取りは良好でした(見るな!と言われると何が書いてあるが見たくなるもの)。
 一方の出入り口でチラシを撒いていたのですが、途中で「あんたらのひとりが“暴力行為”を行った。警察に連絡したので、正面に来てほしい」と告げられ、その指示に従いました。そうしたら、ひとりがこれ見よがしにケータイで、警察に連絡をとっているかのような見え透いた偽装工作をするのです。

■駅前の街宣に対しても「違法行為だ」と脅し
 その後、会場前を撤収し、春日部駅前で街宣を4時10分くらいから始めました。支持者からの私たちが街宣しているとの連絡があったようで、執拗に妨害していた4人が品川ナンバーの車で駅前に乗り付けてきました。
「駅前での街宣活動は違法行為なので、即刻止めるように。今警察に連絡したから」との脅しを再・再度再開しました。こちらは「どうぞ、警察官を連れて来てください。駅前に交番はないんですか?」・・・ちなみに誰も来ません。
 脅しをかければ、いそいそと退散すると思っていたようですが、どうも執拗なチラシ撒きに手を焼いていた様子です。なにしろ、当該のご本人が私たちの目の前に現れたぐらいですから、不意打ちをくらってパニックになったのでしょう。

 なお、これまでの経緯を、詳しくお知りになりたい方は、このブログに記載されていますので、ぜひ、バックナンバーをお読みください。


アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」の声明

2006年07月25日 | Weblog
埼玉県知事 上田清司様
                 
■上田埼玉県知事の「従軍慰安婦はいない」発言と見解に抗議し、撤回と謝罪を求めます

 上田埼玉県知事は、6月27日の県議会本会議で、小島信昭議員(自民党)の埼玉県平 和資料館に関する質問に答えて、「古今東西、慰安婦はいても従軍慰安婦はいない。 民間の業者が連れていったりするのであって、軍そのものが連れていったりするわけ は絶対にない」「自虐的な感情を出させることなく、真の史実、日本の正確な立場を 学べるようにすることが大切だ」と述べました。そして県平和資料館の展示年表にあ る「1991年 従軍慰安婦問題など日本の戦争責任論議多発」という箇所を取り上げ、 「こうした間違った記述は修正しなければならない」と発言しました。さらに7月3日 には「軍に強制的に徴用された女性がいたという証拠はない」という「見解」を報道 機関に文書で発表しています。

 私たちは平和と非暴力、平等の社会の実現を願い、日本軍による戦争被害と加害事 実を集めた資料館を作り運営している立場から、県知事が歪曲された歴史観と誤った 事実認識のもとに暴論・暴言を吐き、県の平和資料館展示への介入を行うことに強く 抗議し、発言の撤回と謝罪を求めます。

 県議会での知事の発言は、1991年に日本政府が国会で行った「慰安婦は民間業者が 連れ歩いたものであり、軍と国家は関与していない」という答弁と同様の内容です。 この政府答弁は、韓国の「慰安婦」被害者の激しい怒りを呼び、被害者が沈黙を破る きっかけとなり、「慰安婦」問題を戦後補償問題、女性の人権の問題として浮上させ ていく発端になりました。その後、日本政府は、日本軍の証拠文書が発見されたこと で軍の関与を認めざるをえなくなり、2度にわたる調査を行いました。そして93年には 慰安所の設置・管理、「慰安婦」の移送、徴集などに軍や官憲が関与していたことを 認め、「歴史の真実を回避することなく、むしろ歴史の教訓として直視していきた い」という官房長官談話を発表しました。これは今でも日本政府の公式見解です。

 知事は本会議での発言に対して、日本政府の対応やその他の多くの調査・研究、 「慰安婦」裁判の判決文で認定された軍の加害事実などを各方面から指摘されて、 「慰安婦はいた。慰安所もあった。しかし、軍が徴用した従軍慰安婦がいたという証 拠はない」という「見解」を発表しました。ここでは「証拠もないのに『従軍』慰安 婦という言葉を使うのは慎むべきではないかということを、私は訴えたいのです」と 述べています。

 戦後に作られた「従軍慰安婦」という呼称は、被害女性から「自分たちは進んで従軍 したわけではない」として反発を呼びました。私たちは'いわゆる'の意味をこめて、 括弧をつけた「慰安婦」を使うことが多く、「慰安婦」制度の主体と実態を明確に表 すために厳密には「日本軍性奴隷制」とも言っています。しかし知事の「見解」は議 会発言と同様、「慰安婦」に対する日本軍の関与と加害性を否定しようとする意図で あることは明白です。

「慰安婦」にされた女性たちの徴集には、さまざまな強制的な方法が使われました。 軍は自ら選定した業者に女性を集めさせたり、憲兵や警察が深く関わったケースもあ りました。植民地だった朝鮮や台湾では女性をだましたり、就業詐欺や甘言によって 連れ出すケースが多く、誘拐や暴力的な連行もあります。こうして集められた女性た ちを日本軍が移送し、各地の慰安所に送り込んでいたことを示す資料はいくつも発見 されています。

 例えば内務省警保局の1938年11月4日付「支那渡航婦女に関する件伺」には、中国南部 を占領した第21軍の参謀と陸軍省の徴募課長が400名の「慰安婦」の徴集を要求したこ と、内務省では各都道府県知事に命じて警察に業者を選ばせ女性たちを集めさせる、 と書かれています。台湾総督府では300人の女性の渡航手配を済ませたこともわかります。

 一方、中国やフィリピン、東ティモールなどの占領地では軍が直接、討伐の際に女性 を拉致・監禁したり、地元の有力者に命じて「供出」させるケースが多くみられま す。中国の山西省性暴力被害者損害賠償請求裁判では、東京地裁・東京高裁の判決文 の中で、日本軍によるこうした加害行為を「著しく常軌を逸した卑劣な蛮行」と断罪 し、立法的・行政的な解決が望まれる旨の付言がなされました。

 埼玉県平和資料館は、子どもたちに戦時下の生活を追体験できるような工夫がこら されている資料館です。入り口近くに掲載されている年表の1991年に「従軍慰安婦問 題など日本の戦争責任論議多発」という記述がありますが、これのどこに誤りがある のでしょうか。実際、この年には「慰安婦」被害者・金学順さんが韓国で初めて名乗 り出て、被害者が次々と立ち上がりました。金さんたちが日本政府を相手取った裁判 を起こしたこともあって「慰安婦」関連の報道が急増し、日本の戦争責任に関する議 論が活発に行われるようになりました。このように調べればすぐにわかるような事実 さえ隠蔽し、展示から削除しようとする姿勢は、平和構築のために作られた平和資料 館への不当な介入に他なりません。

 日本では1980年代に各地で開かれた戦争展や歴史博物館の積み上げの上に、90年代に は本格的な平和資料館が続々と誕生しました。そのひとつである埼玉県平和資料館へ の県知事によるこうした暴言と介入は、アジアの被害女性たちに対するさらなる侮辱 であり加害行為であるだけでなく、これから戦争と平和を学ぼうとする若い世代に対 して歴史を歪曲し隠蔽することになり、未来に向けての犯罪的な行為でもあるといえ ます。私たちはこのような発言を決して許すことができません。

 知事は「慰安婦」の被害と加害の事実に真摯に向き合い、これまでの不見識な発言を 撤回し、謝罪を行い、二度とこのような発言と不当介入をしないと誓うよう強く求め ます。
 

2006年7月24日
          アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」



韓国挺身隊問題対策協議会の発言撤回声明

2006年07月14日 | Weblog
■上田清司埼玉県知事は「『従軍慰安婦』はいない」という発言を撤回し謝罪せよ!

去る6月27日、上田清司埼玉県知事は、県議会の場において「古今東西、慰安婦はいても従軍慰安婦はいない」という甚だしい妄言を口にした。彼はまた「民間の業者が連れて行ったりするのであって、軍そのものが連れて行ったりするわけは絶対ない」と主張した。何という非常識極まりない発言か。上田清司知事は、過去10年間、聞く耳を持たずに過ごしたというのだろうか。

1991年、故・金学順(キム・ハクスン)氏が元日本軍「慰安婦」として名乗りをあげて以来、現在に至るまで、韓国だけでも230名にも及ぶ日本軍「慰安婦」被害者が過去の日本の犯罪を告発している。そして、韓国挺身隊問題対策協議会は1990年11月の結成から16年間、その被害者たちと共に毎週水曜日にはソウルの日本大使館前で日本軍「慰安婦」犯罪を伝えその問題解決を求める集会を、700回以上に渡って取り組んできた。

去る1993年の段階で、河野元官房長官の談話により、日本政府による直接・間接的関与と強制性が認められている。国連人権委員会、国際法律化委員会(ICJ)、国際労働機関(ILO)などの国際機関は、すでに何度にも渡って、日本政府に対し、日本軍「慰安婦」被害者への公式謝罪と法的賠償を行なうべきであると勧告している。それにもかかわらず、唯一日本政府だけが知らぬ顔で背を向ける姿勢で一貫している。

そればかりではない。日本軍「慰安婦」制度は、世界的にも異例なものとして、軍と政府が介入した組織的かつ体系的な性奴隷制度であるため、いかなる名目からも、どんな戦争状況であっても、日本軍「慰安婦」のような犯罪は引き起こされてはいけないというのが国際世論である。

歴史は記録され、後世に受け継がれるものである。違うと否定し、無かったと偽ることによって、真実が消え去るわけではない。日本政府、そして日本の公的立場を担う政治家たちは、これ以上、歴史に対する歪曲と妄言をくり返すことによって、被害者の心に再び傷を与えることのないよう、強く求める。更に、日本軍「慰安婦」制度をはじめとする植民地・戦時下の過ちに対する正しい真相究明と、それに伴う法的責任の履行を通して、後世に責任を果たす国家として、国際社会に恥じることのない真摯な姿を示すよう求めるものである。

-日本政府と政治家は、日本軍「慰安婦」 問題を全面的に認め、真相を究明せよ!
-日本政府と政治家は、日本軍「慰安婦」被害者に公式謝罪し法的賠償を実施せよ!
-日本軍「慰安婦」被害者の心に再び傷を与えた上田清司埼玉県知事は、自らの発言を撤回し、辞職せよ!

                      2006年7月10日
                      韓国挺身隊問題対策協議会


VAWW-NETジャパンの抗議声明

2006年07月07日 | Weblog
埼玉県知事 上田清司様

 歴史の事実を歪曲する上田県知事発言に、強く抗議します!!


 去る6月27日、上田清司県知事は埼玉県議会で、「古今東西、慰安婦はいても従軍慰安婦はいない。民間の業者が連れて行ったりするのであって、軍そのものが連れて行ったりするわけは絶対ない「自虐的な感情を抱かせることなく、真実、日本の正確な立場を学べるようにするのが大事」と発言し、埼玉平和資料館に展示されている年表の記述について、「こうした間違った記述は修正しなければならない」として展示の見直しを要請しました。

 私たちは上田知事の事実認識のなさに呆れると共に、歴史事実を歪曲する発言を県議会という公的な場で行い、被害者を冒涜し、「慰安婦」問題を封印する発言を行ったことに対して、強く抗議します。


 貴方は「(慰安婦は)民間業者が連れて行ったもの」「日本軍が(「慰安婦」を)連れていったりするわけは絶対にない」と言いますが、何を根拠に「絶対ない」というのでしょうか。「慰安婦」が入れられていた慰安所は民間業者の慰安所ではなく、日本軍が設置した慰安所です。
 日本軍が慰安所を開設したのは、1932年の上海事変時です。このことは自ら慰安所の設置に当たった岡村寧次上海派遣軍参謀副長の回想録(「岡村寧次大将資料集」上巻・戦場回想編)にも明確に記されています。
 1937年に日中全面戦争が始まると、日本軍は慰安所設置を拡大していきました。当時、上海派遣軍の参謀長であった飯沼守の日記には、「慰安施設の件方面軍より書類来たり 実施を取り計らう」とありますが、他にも日本軍の指揮・命令・関与を示す資料は多数発見されています。慰安所の設置と「慰安婦」徴集の指示は派遣軍や参謀部などが行い、陸軍で言えば陸軍中央が慰安所制度の統制に関わっていたことはすでに明らかにされているのです。
 貴方の発言は、過去十数年の調査・研究の成果を全く見ていない不認識極まりないものです。


 日本軍の関与と責任についてですが、93年、日本政府は被害者や元日本兵、関係者の証言や軍関係資料などの調査に基づき、河野洋平内閣官房長官談話を発表しました。その内容は、「慰安所は日本軍の要請で設営されたもの」、「慰安所の設置、管理及び『慰安婦』の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した」、「慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあった」、「慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった」、「(朝鮮人女性について言えば)募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた」、「慰安婦」の移送については「旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した」など、日本軍の主体的関与と強制はすでに日本政府が認めているものです。

 その後、談話や被害者の証言を否定する人々が出てきましたが、それに対して河野氏は、「被害者の証言は、体験した人でなければ語り得ないもの」「被害者でなけば到底、説明することができないような証言があることは重く見る必要がある」「本人個人の自由意志でどこにでも行ける、つまり、もういやになったから辞めますということができたかというとそれはどうもできないという状況まではっきりした」と語っています。(なお河野談話は、現在もなお日本政府の公式見解です。そのことは、小泉首相も参議院予算委員会ではっきり認めています)

 河野談話には「我々はこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。我々は、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する」と記されていますが、貴方の発言は、歴史の真実を回避しろと言っているに等しいものです。悪いことをしても、自国にとって不都合なことは教える必要はない というのが、貴方の歴史認識への姿勢です。
 貴方は子どもたちに、身内が罪を犯しても、それを認めることは身内にとって自虐的なことだから認める必要は無いと教えるのでしょうか。貴方のそのような姿勢がアジアの人々の不信を増大し、信頼ある関係の構築を閉ざし、ひいては同じ過ちを繰り返していくのです。


 貴方は、埼玉平和資料館の年表の記述について見直しを要請されましたが、91年に「従軍慰安婦問題など日本の戦争責任論議多発」という記述のどこが「真実ではない」のですか? 日本社会を揺るがすほどの大きな出来事を忘れているというのなら、当時の新聞記事を確認してください。「真実」を主張するのなら、事実に添った発言を するべ きです。


 歴史の事実を捻じ曲げ、「慰安婦」被害者を冒涜する貴方の発言は、半世紀以上も苦しんできた被害者の傷に更に刃を向ける二重の加害です。公権力の立場をもって被害者を冒涜し、加害を封印しようというその発言を、私たちは断じて許すことはできません。

 私たちは戦争も女性に対する暴力もない平和な世界、人々の人権が尊重される社会の実現を心から願っています。そのためには、未来を築く世代に過去の過ちを隠すことなく伝え、歴史を教訓としていくことが大切だと考えます。埼玉平和資料館で、「慰安婦」問題をきちんと伝えていく努力がなされることを心から願うと共に、即刻、上田知事が発言を撤回するよう強く求めます。


 2006年7月3日            

                「戦争と女性へ の暴 力」日本ネットワーク
                ( VAWW-NETジャパン)


「従軍慰安婦いなかった発言」上田知事の見解

2006年07月07日 | Weblog
■いわゆる従軍慰安婦問題に関する私の考えについて
                      平成18年7月
                      埼玉県知事 上田清司

 平成18年6月の埼玉県議会定例会における、いわゆる従軍慰安婦問題
に関する私の答弁について、様々なご意見をいただいています。
 ここで、改めて私の発言について説明させていただきたいと思います。

 慰安婦と呼ばれる方々は、筆舌に尽くしがたいほどのつらい体験、絶望的
な日々を送られたことと思います。
 耐え難い思いをされた女性の心情を思い、あらためて深い憤りと悲しみを
感じざるを得ません。
 女性の尊厳を踏みにじるこのようなことが、二度とあってはならないと強く
思います。
 
 答弁では、「慰安婦はいたが、従軍慰安婦はいなかった。」と簡潔に申し上
げました。
 私は、慰安婦と従軍慰安婦との違いは、軍として女性を徴用したかどうかに
あると考えています。
 ところが、軍として女性を徴用したことを立証する証拠は、政府の詳細な調
査によっても、一切見つかっていないのです。
 このことは、当時の内閣官房長官であった河野洋平氏も認めているところ
です。

 慰安婦はいた。慰安所もあった。軍が何らかの形で関わったこともあった。
しかし、従軍慰安婦、すなわち軍に強制的に徴用された女性がいたという
証拠はないのです。

 しかし、政府は平成5年8月4日の「慰安婦関係調査結果発表に関する
内閣官房長官談話」において、強制連行を事実上認めた政府見解を示し
ています。

 証拠がないにも関わらずこのような談話が出された背景には、外交上
の思惑が隠されていると思われます。
 すなわち、歴史問題に関する当時の日韓両国の緊張関係の中で、事実
関係の解明よりも、まずは女性たちの名誉回復を図ることで、両国間の関
係を改善したいという思惑です。

 その経緯については、当時の官房長官であった加藤紘一、河野洋平の
両氏、そして内閣官房副長官として歴代内閣を支えた石原信雄氏の証言
をもとに、櫻井よしこさんが文芸春秋(1997年4月)に詳細にまとめられ
ています。
 そのなかで石原氏は、こう証言されています。
    「私共は資料があるといえばどこにでも飛んでいって調査しました。
    各省庁に資料提出を求め、その他にも国立国会図書館、アメリカ
    の公文書館、様々な研究機関も、八方手を尽くしました。警察関係
    の各所にも求めました。けれども、韓国側が気にしている強制的に
    徴用したというのが、文書ではどうしてもないわけですよ。」
    「当時、彼女たちの名誉が回復されるという事で強制性を認めたん
    です。」
     (櫻井「強制性はいわば善意で認めたのですか?」)
    「そうです。両国関係に配慮してそうしたわけです。」
 
 また河野洋平氏は、平成9年3月31日の朝日新聞のインタビューの中で、
「政府が聞き取り調査をした軍人、軍属の中にも強制連行があった、と証言
した人はいたのですか?」との質問にこう答えています。
     「直接強制連行の話はなかった。しかし、総合的に考えると、『文書
     や軍人・軍属の証言がなかった。だから強制連行はなかった。集
     まった人はみな公娼だった。』というのは、正しい論理の展開では
     ないと思う。」
 
 ここでいう正しい論理とは、一体何なのでしょうか。
 傷害事件が起きたとしましょう。犯人らしき人が捕まった。証拠は一切ない。
この論理では、被害を受けた人々の心を慰めるために、犯人らしき人を犯人
にするようなものだと思います。
 
 外交は生き物です。様々な交渉や妥協が必要なことは認めます。
 しかし、日本国民の名誉に関わることに関するこの問題に関しては、断固
として筋を貫くべきであったと私は考えます。
 後世の日本政府が証拠もないままに、日本軍は強制的に徴用した、いわ
ゆる従軍慰安婦を同行させながら戦っていたと認めた今の状態が続くと
なると、祖国や家族を守るために命をかけて戦った英霊はうかばれない、
英霊の家族にしても耐えられないと私は思います。

 繰り返しになりますが、慰安婦はいた。慰安所もあった。しかし、軍が徴用
した従軍慰安婦がいたという証拠はないのです。

 証拠もないのに容易に「従軍」慰安婦という言葉を使うことは慎むべきな
のではないかということを、私は訴えたいのです。


海外「夜遊び」視察議員に批判的な自民党議員もいた!

2006年06月14日 | Weblog
■「県政ウォッチングの会」アンケート結果
 埼玉県議会2月定例会開会中に「県政ウォッチングの会」では埼玉県議全員に、「買春疑惑」議員が議長に立候補した時の対応等のアンケートを行ったということです。
 その報告をウォッチングの会の方にお願いしました。

■「買春疑惑」議員から、2代目議長の可能性?!
 今年の埼玉県議会2月定例会でも、昨年に続き、議長は「買春疑惑」議員(「産業・防災アジア行政視察」に参加した議員)の中から選ばれる可能性が高い、という情報を得ました。
 そこで、私たち「県政ウォッチングの会」(栗原公喬代表)では3月23日を締め切りとして、アンケートを行いました。
 県議91名に郵送したところ、回答は、自民党5名、共産党4名、民主党4名、無記名1名の計14名からありました。
 5名の自民党の議員からは「買春疑惑」議員に対する批判的な回答が寄せられ、自民党内部が決して一枚岩でないことがわかります。公明党、地方主権の会の議員からは残念ながら、ひとりとして回答を得ることができませんでした。
 アンケートの回答を、発表させていただきます。


■アンケート
1.海外視察中の「産業・防災アジア行政視察団員」の破廉恥行為について、県議会は2003年12月議会で関係議員に対し、「海外行政視察に係わる関係議員に自戒反省を求める決議」(以下「自戒反省決議」)を可決しました。この「自戒反省決議」により、県民が求める真相究明、説明責任、議会への信頼回復ははかられており、県民は納得していると考えていますか。記号に○をつけて理由をお書きください。

A 県民は納得していると思う
B 県民は納得していないと思う
C その他( )
理由( )

2.「産業・防災アジア行政視察団」の議員の「夜遊び」問題については、県議会として「みぞぎ」はなされたとお考えですか。記号に○をつけて理由をお書きください。

A なされている
B なされていない
C その他( )
理由( )

3.「産業・防災アジア行政視察団」の議員が、今議会(2月議会)で昨年同様、議長に立候補した場合、議長選であなたはどのように対応しますか。( )


●お名前と所属会派名をご記入ください。
お名前( ) 所属会派( )

※アンケートのご協力、ありがとうございました。

【以下、アンケートの回答です。皆さま、よく読んでくださいね!】


◆アンケート回答◆

●自民党
★竹並万吉氏
1-B 県民は納得していないと思う
理由 テレビ放映は事実を歪曲したもので、名誉毀損で告訴するとか、きちんと説明責任を果すといいながら、結果において適当にゴマ化しているため
2-B なされていない
理由 これだけ世間の顰蹙を買った事件の当事者である以上、一時期の登院停止とか、役職の一時辞退程度で済まさず、公式な選挙という洗礼をうけて、はじめて「みそぎ」といえる。
3 投票をボイコットするか、適任者に投票する

★田中千裕氏
1-B 県民は納得していないと思う
2-B なされていない

★遠藤俊作氏
1-B 県民は納得していないと思う
理由 県民に対する責任ある説明を怠っている
2-B なされていない
理由 日本テレビに対し中傷的な放送であると言いつづけているが彼等は弁護士を通じて告訴し、正当性を証明すると言い続けて来たがその後の報告をしていない
3 関係議員の議長等の役職は認めない

★峰岸光夫氏
1-B 県民は納得していないと思う
理由 議会で自戒反省の決議がされたのだから当期については役職を遠慮すべきであり、自戒反省の態度がみられない。県民に対する説明責任はなにもしていない。
2-B 次の選挙で当選してくるまでは「みそぎ」は受けていない。
3 議長選はボイコットしたい。しかし同志の議員の票がへってしまうので迷ってしまう。

★秋山清氏
1-B 県民は納得していないと思う
理由 一、説明責任を果していないから。
一、自戒反省をしてるとは思えない。
2-B なされていない
3 団の決定に従わざるを得ない

●共産党
★山岸昭子氏
1-B 県民は納得していないと思う
理由 「自戒反省決議」に沿った行動をしているとは思えないこと。真相究明もされていないこと。
2-B なされていない
理由 「アジア行政視察団」の議員が議長の役職など県議会の役職に就任し、自らの説明責任を果していないことです。
3 わが党は、これまでも、1度も自民党の議長候補に投票したことはありません。「アジア行政視察団」に関係する議員に今後も投票はしません。

★河村かつ子氏
1-B 県民は納得していないと思う
理由 税金の使い方は、クリアーでなければならないから。県民から選ばれた議員は道義的規範は守らねば。言ったこと、やることが相反する。
2-B なされていない
3 投票しない。共産党は、いつも独自候補者を立てている。

★角靖子氏
1-B 県民は納得していないと思う
理由 2003年12月議会では、地方主権の会が提案者となった「海外行政視察に係わる関係議員の辞職を勧告に関する決議」に山岸団長が賛成討論を行った。自民党・公明党はこれに賛成せず「自戒反省を求める決議」を提案し、多数決で採択した。しかし、決議の内容は未だ実施されていない。
2-B なされていない
理由 2005年12月議会に「罰則のある政治倫理条例の制定」を求める請願に賛成し討論したが、多数決で否決された。
3 容認しない。党議員団として立候補者をたて対抗する。

★守屋裕子氏
1-B 県民は納得していないと思う
理由 真相について、県民の納得するような説明が得られていないこと。
2-B なされていない
理由 一年後の期間を経て、委員会の委員長など役職につくことは問題であり、委員会においても委員長選挙をおこなってきましたが、12対1(日本共産党)で数の力で選ばれてしまっています。
3 私たちの会派は独自に議長に立候補者を出して、議長選をおこないます。

●民主党
※民主党の回答は4名の連名でした。
秦哲美氏
高橋努氏
当麻よし子氏
山川百合子氏
1-C その他 議会の信頼回復に引き続き努力して参ります。
2-C その他 全力で倫理条例の制定を図ります。
3 慎重に対応します。

●無記名
1-C 関心を持っていない
理由 あくまでプライベートな問題でテレビの視聴率稼ぎ
2-A なされている
理由 県議会としては不問に処する決断をしている
3 あくまで人格、識見を参考にする
*未確認団体に氏名会派等は公表すべきではない


    

埼玉県議会“政治のポルノクラシー化”

2006年03月26日 | Weblog
■定例県議会最終日・3月24日のドキュメント
 2003年12月に日本テレビの「報道・特捜プロジェクト」で放映された、タイ・バンコクなどで海外視察中に埼玉県議の「買春疑惑」行為に県民は怒った。約15,000名の請願署名を集め、議員辞職を迫ったが、それを果たせなかった。
 それどころか、昨年「買春疑惑」議員が、埼玉県議会議長に就任。そしてまた、今年も2代続けて「夜遊び議長」が決まった。
 
 午後、議長選の行われる本会議を傍聴するため、議会棟に入ったところ、緑の腕章を付けた3人の県職員に「どこに行くんですか?」と声をかけられた。各会派の議員控え室に、声明文と資料を届けるために「各会派の控え室に行きます」と言った。が、ぴったり3人の職員はストーカーのように張り付き、エレベーターにも同乗し、ずっと後を付け、控え室そばで待機。こちらがエレベーターで移動すると、彼らは階段を駆け上がる。こうした主権者のロビー活動を妨害する、議会事務局の態度は尋常ではない。

 本会議では、議長選という名ばかりのセレモニーをずっと傍聴していた。
 知事という権力者から利権に与ることが、政治だと勘違いしている自民党議員たちは、節操もなく権力者にすり寄ることしか考えていないようだ。それに、野党議員もまったくの腰砕け状態で、批判勢力になり得ていない。
 セレモニーが終了し、めでたく2代目の「夜遊び議長」が誕生した瞬間、傍聴者のひとりが「買春疑惑議長!」とヤジを飛ばした。それに呼応するように2、3回「ヨッ、2代目、買春疑惑議員の誕生!」と議場にヤジが飛ぶ。その瞬間、議場の雰囲気が明らかに変わった。一般的にいって議員たちのヤジはかなりひどく、普通なら傍聴席に向かって「うるさい! 静かにしろ」と罵倒されるはず…。

■埼玉県議会“政治のポルノクラシー化”
 娼婦政治とは、10世紀半ばのローマ教皇庁で起きた堕落政治のこと。この時代の教皇たちは、売春婦などの女性によって強い感化を受けたが、これを“政治のポルノクラシー化”という。K首相をはじめ自民党幹部など今の日本政府は、政治のポルノクラシー化が大変進んでいる。
 県民からいまだに批判の多い「買春疑惑」をなおざりにする政治家に、有権者は地方自治を委ねてしまってよいのだろうか。