22歳からの貯蓄学

「22歳からの貯蓄学」というブログですが、今や30代。貯蓄・投資・投資信託・年金などの話題が中心です。

新社会人に知ってほしい!3つのお金の話(2024年春)

2024-03-28 17:00:00 | お金とのつき合い方(新社会人向け)
新社会人の皆さん!入社おめでとうございます!
私は新社会人になる際に色々とお金周りのことについて準備をしたのですが、
今振り返ってみると「こうしておいて良かった!」「こうしておけばよかった...知らなかった...」
ということがあるので、今回は3つに絞って新社会人に知ってほしいお金の話をしようと思います。

1つ目「貯める仕組みを作ろう!」
私が社会人になる時に取り組んだのは「お金を貯める仕組みを作る」でした。
大学生時代のでアルバイト経験で分かったのですが、私はお金があると使ってしまうタイプ。
なのでお金を貯める仕組みを先に作っておかないと、自分の社会人生活がガタガタになると感じていました。

私が実践しているお金を貯める仕組み。それは「お金を隔離する」ことです。

私は今、3つの銀行口座を主に利用しています。
【口座1(メガバンク)】給与が入る口座。ここから住宅費や光熱水費といった固定費やクレカ代も引かれる。
【口座2(ネット銀行)】自分の食費(ランチ代)や交際費などを一時的に貯めておく、普段使い用の口座。
【口座3(メガバンク)】貯金用の口座。

口座1に給与が入ってきたら口座2と3に振り分けるようにしており、ATMなどで出し入れするのは口座2のみです。
そして口座3は入金するのみで、基本触らないようにしています。

こうやって貯める用のお金(口座3)を隔離することで、着実に貯金できるようにしています。
(そして、もし投資を始めたい方であれば口座4として証券会社の口座を作り、投資用として隔離しておくといいと思います)

2つ目「社会人2年目に取られる税金は増える!」
社会人になると、税金との関わり合いが(嫌でも)増えます。


給与明細書の例(当社もですが、最近は電子化してるところが多いはず)

よく「初任給は○○万円」という話を聞きますが、実際に給与をもらうときにはいろいろなものが引かれています。
上の明細書では支給額20万円をもらっていますが、健康保険料や所得税などが引かれているので、
実際に入金される金額は15万3,000円です。
実感としては、支給額の7~8割が実際に手にできる金額になるイメージです。

そして、所得税や健康保険料・厚生年金保険料などは社会人1年目から納めますが、住民税は前年の所得に応じて払うことになるので
去年まで所得なしの学生だった新社会人は住民税がかかっていません。引かれるのは社会人2年目からです。
ですので2年目の支給額が新社会人の時と全く同じ金額だった場合、住民税の分だけ手にできる金額は減ることになります。

※わかりやすさ重視のため、ここでは基本給以外の支給はないものとしています。
税金の金額も、分かりやすさ重視のため実際の納税額とは異なる部分があります。

3つ目「クレカの使い過ぎに注意!」
ここ数年でクレカ決済ができる店が増えたおかげで、私自身、現金を使う機会は劇的に減りました。
使っているとポイントも貯まりますし、クレカはとても便利です。

だけどクレカの場合、いくら使ったのか分かりにくくなるので使い過ぎてしまうことがあります。
これは私自身の失敗談ですが、一時期、独身時代に色んなところ(自主規制)で遊び歩いていたら
自分でもビックリするぐらいの金額を使ってしまい、出たばかりのボーナスを取り崩すはめになったことがありました。
(口座3の貯金には手を付けずに済みましたが...)

クレカはとても便利ですが、使った合計金額が分かりにくくなってしまうのが難点です
今はアプリでクレカの利用金額を気軽に確認できるようになっているので、自分がいまどれだけ使ったのか
新社会人の皆さんにはしっかり把握して欲しいと思います。

それでは新社会人の皆さん!お金に関するスタートダッシュを決めて、良い社会人生活をお送り下さい!
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日経平均が史上初の4万円を突破!

2024-03-04 17:30:00 | 日記
ついこの間「日経平均が34年ぶりに最高値を更新!」と驚いていたら、
あっという間に日経平均が史上初の4万円を突破していました。
1月に入ってからの株式市場の上昇には驚かされるばかりです...。

でも、以前の記事に書いた通り、1989年12月末に(バブル景気の)史上最高値をつけていた日経平均は年明けから下落。
1990年4月には2万8,000円台と、4か月で約3割下落していたということは忘れないようにしたいと思います。
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【レビュー】改訂版 お金は寝かせて増やしなさい

2024-03-04 00:00:00 | ブックレビュー
水瀬ケンイチさんより、新刊「改訂版 お金は寝かせて増やしなさい」を献本して頂きました。
ありがとうございます!

インデックス投資の実践方法や水瀬さんの20年間の投資実践記など面白いコンテンツが満載ですが、
個人的に一番印象に残った箇所は「インデックス投資の出口戦略① リアロケーション」のパートでした。

私自身も新社会人からコツコツと投資を始めて約15年が経過し、総投資額もそこそこ大きくなってきました。
また、ここ10年の好調な株式市場の恩恵を受けて、リターンも当初の想定以上のものとなっています。

ブログには記載していませんが、ときどきイーノさんが運営されているブログ「ファンドの海」の運用結果の予想機能
を使いながら65歳で6,000万円という目標への道筋を確認しています。

結果として、目標達成の確度は投資開始時より高まっている状況ですが、最近、「私の投資は『老後を安心して暮らせること』
を目的としているので、目標達成の確度が高まっているのなら、リアロケーションで資産配分の変更を行い、
リスクを落としてもいいのではないか?」と感じるようになりました。

ただ、「まだ30歳代で働いている状況の中で、株:債券=7:3という割合を変える必要性はあるのか...?」
など日々自問している状況です。

「リアロケーションは上げ相場のときにこそやるのが有利」というのは分かっているのですが、
自分のポートフォリオのリターン(とリスク)に直結する行動ですから、慎重に考えたいと思います。
(年齢や子どもの進学など、何かきっかけが無いと決断するのは難しそうですが...)
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日経平均が34年ぶりに最高値を更新!

2024-02-22 17:30:00 | 日記
本日の日経平均株価(終値)がついに、これまでの史上最高値だった3万8,915円87銭を更新して
3万9,098円68銭で取引を終えました。

このブログを始めた2009年5月末の日経平均は9,522円50銭でしたので、
このブログを始めてから約15年で約4倍になったことになります。

リーマンショック後の2008年~2009年に就活をしていた身としては、
日経平均最高値は「はるか昔の歴史」のような記録であり、投資を始めた当時、
「もう二度と更新されることは無いんだろうな」くらいに思っていました。

それがこうやって更新される日が実際に来るとは...。感慨深いです。

なお、1989年12月末に(バブル景気の)史上最高値をつけていた日経平均は年明けから下落。
1990年4月には2万8,000円台と、4か月で約3割下落しています。

上昇にしろ下落にしろ、相場を読むというのはやっぱり難しそうです。
日経平均史上最高値更新に感慨は抱きつつ、今月も投資方針書に沿って淡々とコツコツ投資を続けていきたいと思います。
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投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023へのご参加、ありがとうございました!

2024-01-21 07:00:00 | インデックス投資ナイト/ FOY
無事、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023の表彰式が終わりました。
投票や表彰式にご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました!


今年も上位3ファンドは安定した人気を集めていましたね。
来年は新NISA開始に向けて設定されたファンドの実績も出てきますので、
ランキングにどのような変化が出てくるか非常に楽しみです。
また、アクティブファンドも結い2101が7位、ひふみ投信が10位に入ってきました。
ランキングではインデックスファンドが多数を占めていますが、アクティブファンドがさらに上位に食い込めるか
注目していきたいと思います。

あと、今回私も出演した第1部では投資信託の一物一価問題を取り上げました。
投資信託の一物一価問題とは、同じ指数に投資するインデックスファンドで費用(信託報酬)の差が生じている問題です。
個人的には、対面販売とネット販売ではかかるコストに差が出るのは当然であり、販売形式の違いによる「多価」は
やむを得ないと考えています。
しかし、同じ運用会社の中で9個や10個も費用の異なるファンドがある現状は、
本当に受益者にとって最善の状況となっているのか?と思ってしまいます。
この点についてはぜひ改善して頂きたいと思います(期待も込めて、ブログにも書かせて頂きました)。
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