金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

支出は支出を呼ぶ。理由のあるなしはさておき。

2024年04月22日 | ライフプランニングファイル
 このところ支出が増えています。一つは物価高の影響。私の場合、目につくのは、山小屋の宿泊料やスキー場のリフト代の値上げです。山小屋の宿泊料については、コロナ対策で宿泊者数を減らした時に宿泊料は大幅に引き上げられました。 現在北アルプスの人気の小屋は一泊二食付きで1.4万円位(涸沢ヒュッテなど)でしょうね。コロナ以前の正確な料金は覚えていませんが、1万円そこそこだったので4割以上の値上りです。
 さて「どうすれば支出をおさえられるか?」という問題を考えようとしたとき、ふと浮かんだのが「支出は支出を呼ぶ」というフレーズでした。
 「支出が支出を呼ぶ」というのは、一種の生活感覚ですが、その中には論理的に明確に説明が付くものと、論理的でないマーフィーの法則的なものがあると思います。
 まず論理的に説明がつくものは次のような例です。
 一眼カメラなど上級機種のカメラを買う(または買い換える)。新しいカメラを買うと、その性能を引き出すために新しい交換レンズが欲しくなる。
 流行りのジャケットを買うとそれに合うシャツやズボンが欲しくなる。
 つまり趣味を拡げたり、ファッションの傾向を変えると当初の支出に加えて予想していなかったような追加的な支出が発生するということです。
 上記の例ほど直接的ではありませんが、自分の支出が配偶者の消費意欲を高め、その連鎖で支出が増えるということがあります。
 たとえば主人が卒業校の同期会で遠方に出かけるなら、奥さんも「私も節約せずに遠方でも同期会に行こう」と財布の紐を緩めるような場合です。
 最後は明確な理由はないけれど、支出が続くというような場合です。
 たとえば歯が欠けた時、「長持ちしますよ」と歯医者に薦められ、保険外治療の高額な医療費を支払った後、洗濯機が壊れて出費が続き、「健康保険の範囲で歯の治療をすればよかった」と後で後悔するような場合です。
 まあ、シニアになってくると、歯の治療や補聴器の購入などお金のかかることが増えてくるようです。また昔から使っていた家電製品なども年をとってリタイアする時期を迎えます。一つ一つの支出の間には何の関係もありませんが、時間の経過という補助線を引いてみると総てのものごとにはつながりがありそうですね。
 ところで意味のある支出とは何でしょうか?支出とはお金を払って品物やサービスを受け取ることですよね。中には金銭的な見返りのない寄付のように何も受け取らないものもありますが、その場合は自己満足を得ていると考えるべきでしょうね。
 つまり意味のある支出とは受け取る品物やサービスがどれ位満足をもたらすかにかかっています。買い物依存症になって買うその時の満足を得ているだけでは勿体ない。反対に欲しいものを買わずに、行きたいところにも行かずに我慢して、ストレスをためたまま人生を終わるのも無意味でしょう。
 支出は支出を呼ぶ傾向があることを頭にいれながら、抑えるところは抑え、使うところは使うというスタンスで物価高の世の中を渡りたいですね。

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奈良国立博物館、常設展でお腹一杯になり特別展(空海)に届かず

2024年04月21日 | 旅行
 大阪に所用があったついでに奈良に行き、奈良博物館を見学しました。この博物館に入るのは初めてですが、HPでシニアは無料だということを知っていたので、いそいそと入館しました。ここでは限られた展示物の写真を撮ることができました。
素晴らしい展示物が多いのですが、迫力の点ではこの金剛力士像にまさるものはありません。この金剛力士像は吉野の金峯山寺の仁王門に安置されているものですが、同門の改修工事に伴い、この博物館に仮住まいされているそうです。
お姿は小さいのですが、表情豊かな仏像も沢山展示されていました。
常設展の内容の濃さに圧倒され、博物館疲れを起こしそうになったので、空海さんの特別展は割愛しました。
そして大きな景色を楽しみながら春日大社へ。
朱色は元気を与えてくれますね。

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世界遺産平城宮跡巡りは電動自転車が便利

2024年04月21日 | サイクリング
所要で大阪にいったついでに奈良を歩いてみました。天気が良かったので広大な平城宮跡を回ることにしました。案内の人に勧められてスタンプラリーをやってみました。
時間が限られていたので電動自転車を借りて回ることにしました。

それでも1時間半ぼどかかりました。

庭園や遺構の展示を丁寧にみればもっと時間はかかります。また自転車で唐招提寺や薬師寺まで往復することも可能です。平城宮跡でレンタサイクルを借りて一日遊ぶというのも奈良の楽しみ方の一つでしょうね。


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「名物にうまいものなし」と言いますが、高遠の桜は天下一品

2024年04月18日 | 旅行記
 今週月曜日(4月15日)高遠城址に桜を観に行きました。立山の雪の大谷を見るというパック旅行はまず中央線茅野駅から高遠に向かうバスで始まりました。
 3,4週間前旅行会社から「高遠の桜は終わっている可能性がありますので、桜目当てで参加された方でキャンセルされる方はお受けします」的な連絡を受けました。私は桜目当てでなかったので、そのままにしておきました。
 その後寒い日が続き、桜の開花は大幅に遅れ、このツアーでは「高遠の桜」と「立山の雪の大谷」を同時に楽しむことができました。
 さて高遠の桜を観るのは2度目ですが、前回は週末に行ったので大混雑の記憶がありますが、今回は平日しかもやや散り始めということでゆっくり桜を楽しむことができました。
ところで桜を観る楽しみというのは、単に桜の花を観るだけではなく、桜とお城やお寺などの建物あるいは桜と雪山の景色を観て写真に収めるところにあると思います。つまり桜の花と何かのコンビネーションであるストーリーを思い浮かべたいということなのでしょうか?
 そういう意味では雪を抱いた中央アルプスの峰々とピンク色の濃い高遠の桜は絶好の組み合わせだと思います。
欲を言えばもっと空が青ければ最高なのですが・・・
下の写真は桜だけを撮った写真ですが面白みがありません。桜はやはり山や建物などと一緒に鑑賞してこそ生きると思いました。
 その点からも高遠城址の桜は天下一品ですね。

 
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善光寺には広角レンズが向いていますね

2024年04月18日 | 写真
 昨日長野の善光寺を参詣しました。2泊3日の立山・雪の大谷見学旅行の最終日で、妙高高原のホテルから善光寺参詣を経て東京に帰る日でした。バスは善光寺の北側の駐車場に入ったのですが、一旦長野駅方面に向かい仁王門を出てそこから参詣することにしました。
 仁王門に向かって左側には「大本願」があります。ここは尼僧寺院で浄土宗の大本山です。
一段高いところに仁王門がそびえています。
仁王像は高村光雲と米原雲海による造立です。

 仲見世でお昼ご飯に蕎麦を食べてから、山門へ。山門登楼、本堂参詣、資料館入館料がセットになって1,200円の入館券を買いました。山門は迫力がありますね。楼閣へ登る階段は急でした。
山門の目の前には本堂が見えます。鳩を防ぐ金網が目障りですね。レタッチソフトを使って消すことができるようですが、使っていないので我慢してください。
本堂では「お戒壇巡り」というご本尊の下の漆黒の闇の世界を壁をさすりながら歩く体験をしました。以前にも一度行ったことがありますが、漆黒の闇の世界ではいくら目を凝らしても何も見えません。
 ご本尊の真下にある「極楽の錠前を探し当て秘仏に結縁する道場」だそうですが、ひたすら歩いていて錠前が分かりませんでした。
 極楽は遠いかもしれませんね(笑)
 それはさておき、善光寺では広角レンズM.Zuiko 9-18mm4-5.6というレンズを使いました。山門など建物が大きいので全容をおさめるには広角レンズが良かったと思います。

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