なんと前回の更新から1年程経過してしまいました。
なんと2010年の年間ベストを一生懸命せこせこやっている最中でパタっとやめるという。。
まああの頃はあれから震災があったりプライベートでも結婚とかいろいろあったり、音楽は聴くので精一杯って感じだったんですよね。。
何か結婚してから「音楽を聴く」ということに関してもスタンスの変化があったりして。
以前はそれこそ話題になっている音楽に自分の耳合わせていくというスタンスだったんですよね。
サーフポップ系だったり、アニコレ経由のブルックリン系だったり、その辺のバンドが新作を出す度に食いついて買っていく的な。
確かに良いのもありましたし、後悔もありませんが、流行を追いかけることが果たして自分としてOKだったのかって言うとそうでもないかなと。
学生の時なんかニッチな音楽を聴いてる自分に酔いたい部分も確かにあって、USインディーとかを聴いてたんですが。。
twitterとかいろいろ情報が入ってくるようになると、全然ニッチでもなんでもないんですよね。
流行に乗っかってるじゃん。。
なんだよ皆知ってるじゃん!しかも上には上がいるもんだと。。
、、、脱線しました。知られていないのを聴くことがいいなんて幼稚なことを言いたい訳じゃないんです。
んでまあ結婚して新居に引っ越すってのもあって、音楽を聴くって趣味に関しても僕の中で若干飽和状態になりかけにもなってました。
それが去年の7月くらい。。
で、軽く転機になる事がありました。
去年の8月の終わりに沖縄の石垣島に旅行に行ったのです。男2人で。
石垣島ってそんなでっかい島じゃないから1日か2日もあれば車で大体見て回れちゃう感じなんですけど、今回ほとんど海沿いの道をドライブしてたんです。
そんときのBGMで僕はBeach Boysの好きな曲をプレイリストにして持ってきてたんですが、その1曲目に入れていた「Don't Worry Baby」のイントロを聴いた瞬間、もう「最高だー!」と車内で叫んでいました。
レンタカーのあまりよく利かないクーラーで汗ダラダラでカーステレオもFMトランスミッターで聴いてますからチリチリこもったロクでもない音でしたが、海沿いの風景のせいか本当に最高に聴こえたのです。
ああ、いくら集めてもいくら金かけてもこの「Don't Worry Baby」に勝てる曲があったかなあと。
(そんなBB至上主義的なことを言いつつもBeach Boys再結成で来るからってこぞってBeach Boys聴き始める感じには、若干んんん?って思う所もあるんですよね。。お前そんな騒ぐ程好きだったっけ?みたいな。祭があるなら全部乗れ的な感じはついてけないですね。質の悪い頑固親父みたいだな。。)
んん?このままだと着地が「これからはBeach Boys関連の音源のみを集めることに集中します。」か「海に合う音楽以外は音楽として認めねえ」みたいな着地になりそうですが、、そんな着地がしたい訳じゃなくて。
要は「もう自分のベースとなる音楽はBeach Boysを始め満足できるレベルで集めた。あとは自分が良いと思ったものを良いと思えるタイミングで自分のペースで買っていけばいいじゃんか」って事です。
それからCDとか買う量がグっと減りました。
まあ元々いろいろ聴きたい聴きたいってのもあるから、年末年始のタワレコ渋谷のバーゲンとかで鬼のように買ったりもするんですけど。。
まあそんな感じで、スタンスの変化もあったせいか2011年のベストも趣向が変わってくるだろうからやりたいんですけど、その前に途中になってた2010年のベストの残りを発表してから始めたいと思います。
1. Vampire Weekend / Contra
2. Ryan Adams & The Cardinals / /
3. She & Him / Volume2
4. Pets / Pets
5. Sally Seltmann / Heart That's Pounding
6.The Depreciation Guild / Spirit Youth
1位のVWに関しては以前少しレビューしました。
2位のRyanは近年のフォーク指向からは想像もつかない突き抜けたロックがすごいハマりました。
3位のShe & Himはもうカバーセンスが最高でデシャネルがかわいすぎってことで。
4位のPetsはベルセバっぽいメランコリーとスウェディッシュのあっけらかんとしたポップさが融合した傑作。
5位のSally SeltmannはFeistの1234のを作った人。New Buffaloとしてアルバムも出してますね。このアルバムはNew Buffaloとかと比べると明らかに曲単位のクオリティが高いし、メロディも良い。ジャケと後半のメロウな感じで少し全体としては暗いイメージもあるけど、少し60sガールポップ的なフレイヴァーもあるので、聴いてて楽しい。
6位のDepreciation GuildはPainsのドラムの人だっけ??電子音ぽさとギターポップがミックスされた感じが好き。シューゲぽいんだけど、ポップなんだよね。これがPains共に言える特徴ですね。
とまあこんな感じです。
ということで2011年度のベストもやります。
読んで頂けたら幸いです。