河底表現が出来たので「ディープウォーター」を流し込みます。
A液60ml+B液30mlで90ml。
ここに色付けで「モスグリーン」2滴、「ネイビーブルー」1滴、チョッと濃い目の色になってます。
急流表現を挟んで2段になっている最上流に流し込み。
いい感じに流れ込んでいたのですが、じわじわと下流側に漏れ出しました。
最上流からその一段下、さらにその下の中流域に急流表現プレートの下からしみ出してきました。
若干粘度があるので黒染めした小石をばらまいて、その下をKATOの車両セット付属のプラドライバーで堰止め。
何とか流出が止まりました。
KATOのドライバーはこの手の素材がくっつかないので、作業用に重宝してましたが、まさかこんな使い方するとは(^^;)
上流域川底の大きな岩となる「ウッドチップ」が固定できました。
これだけでは単調なので石の素材を追加します。
モーリンの「Rストーン」を絵の具で黒染めしたものです。
まず「No.525(小岩)」で大まかに川底を埋めていきます。
さらに「No.43(河原の石・中)」。
粗方、石で川底を覆えたので、再びグロスポリマーメディウムを流し込んで固定。
写真は川の上流側から見たものです。
よく見ると川底のスタイロフォームが見えますが、これも黒く塗ってあるので遠目には解りません。
レイアウトの場所的に、意図的にのぞき込まないと見えない場所ですし、川の一番上流ですから遠景処理として十分だと思われます。
スタイロフォームと木粉粘土、木工ボンドの目止めではらちが明かないので、グロスポリマーメディウムで川底と周囲等を固めてしまう事にしました。
川底等の造成表現を兼ねての作業、最上流のあたりは岩の崖に挟まれた谷底の急流イメージです。
100均モノの鉢植えなどに使う「ウッドチップ」を絵の具で黒染めしたおいたものを置いていきます。
ごつごつした岩の間を水が流れる渓谷です。
水の流れと大きめの岩が、急流の岩場を構成しているイメージで「ウッドチップ」を配置。
水で薄めて中性洗剤を混ぜたグロスポリマーメディウムを流し込みました。
しみ出して漏れないと思われるくらいに、やや固めに薄めてあります。
工作を続けるうちに、段々とグロスポリマーメディウムの粘度の加減が解ってきたので、ウッドチップの隙間に流れ込みつつ、それ以上は止まってくれるくらいを狙って薄めています。
岩場の急流部分を別パーツで作った物を設置。
周囲の緑化と並行して作業してます。
急流パーツの裏面に木粉粘土を盛って所定の位置に置きます。
概ねの形状を合わせて作ったのですが、まぁまぁ隙間があるので水溶きした木粉粘土を隙間に詰めてベースと一体化かせていきました。
数日おいて固まったところで水漏れテスト。
水で薄めたグロスポリマーメディウムを、上流側に流し込み。
なんとなく想定してましたが、急流下のスペースに漏れ出してきました。
もうちょっと手当てが必要です。
木粉粘土にざっくりと着色。
水彩絵の具で黒味の強い茶色で染めておきます。
緑素材を張り付けた隙間が目立たなくなればいいかくらいの感じ。
乾いたところでフォウリッジを2色まだらに張り付けていきます。
場所的に遠景処理でいいので、細かい枝ぶりとかは無く、緑色の塊の集合体の表現です。
山の稜線を変更したときの継ぎ目も隠しておきました。
崖になっている樹皮の隙間にも張り付けました。
岩肌でもちょっとした隙間から木々が生えてくる感じです。
河底は斜めに彫り込んでいるので、スタイロフォームを積層した境目が有ります。
その辺りを木粉粘土で目止めしました。
護岸壁はスチレンペーパーで作った物を接着してありましたが、川底との境目の目止めをしておきます。
ここはジェルメディウムをなすりつけて封鎖。
どうせ川底になるので形状は気にせず盛っておきました。
ひととおり乾いたところで、全体に水で薄めたグロスポリマーメディウムを流し込んで、川底面をコーティングするように固めていきます。
中性洗剤を混ぜてあるので、川岸の植栽にもどんどん染み込んでいきますが、これも水辺の一角なので問題無いと想定。
護岸は割といい感じに納まってきました。
液漏れ防止を考えつつ川底の下処理をします。
橋脚の基台の周囲は位置決めの関係から、周囲がすき間だらけです。
ここを埋めるのに、まずスタイロフォームの切れ端で大まかに埋めていきました。
さらに木粉粘土を隙間に押し込み、最後に水溶きして木工用ボンドを混ぜた木粉粘土で、表面をカバーしていきます。
水漏れ対策で流し込んだグロスポリマーメディウムが固まって、再び水を投入してテスト。
無事に水漏れが無くなったようで、ホッとしました。
こちらの水素材投入は後回しにして、中流域の工作をすることにしました。
川岸のコンクリ護岸パーツを所定の位置に張り付けます。
接着剤はゴム系です。
川底やパーツの周辺はざっくり黒っぽく塗ってあります。
その周囲に100均素材の人工芝もどきを、場所に合わせて切り出し。
コンクリパーツの周囲を覆うように張り付けました。
境目や護岸の角々に緑系素材の屑をまぶして、見た目が単調にならないようにニュアンスをつけました。
グロスポリマーメディウムで川底が固まったところで、再度水を投入してみました。
やっぱり漏れ出しました。
漏れ出した水を見てみると、白濁していて木工用ボンドが溶け出したものと見受けられます。
地形のベースになっているスタイロフォームを積み重ねるのに木工用ボンド。
そこに砂利や水草をおいて固定していくのも木工用ボンド。
このレイアウトでは木工用ボンドを多用してきましたが、このような事態は想像もしていませんでした。
テストピースの実験で、木工用ボンドは固まっていても水にぬれると溶融してしまう事が解ったので、このレイアウト上のどこかスタイロフォームの積層で、木工用ボンドが溶け出して隙間が出来ているのだと推測しています。
「水」でなく若干の粘度がある素材ならば、この地形造作のやり方でも漏れ出し無しで行けそうだと考えてます。
今回の下流域は狭く囲まれた地形なので、もう一息周囲を固めてバスタブのようにしてしまいます。
周囲の水草表現の辺り、石垣やコンクリなどの擁壁の境目辺りを狙って、水で薄めて中性洗剤を足したグロスポリマーメディウムを流し込みました。
中性洗剤が効いて、隙間に浸透しながら固まってくれることを期待してます。
水漏れテストピースで、水が漏れ出すスタイロフォーム隙間に目印をつけて、ディープウォーターを流し込むテストをしてみました。
なんとなく予想してましたが、漏れ出しはありませんでした。
液状素材の粘り具合の程度問題で、隙間のどこかで染み込みが止まるんだろうと想像してます。
ちゃんとした実証実験ではないので、定量的にはっきりしないのはしょうがない所です。
ちなみに「テストだから」と割とざっくりと「A液」「B液」を混ぜたら、混合比が良くなかったらしく、表面が粘ったままネバネバ感の残る物体となりなした。
「ちゃんと混合比を守らないとだめだよ」と経験値が上がりました(^^;)
水はダメでもある程度粘り気があれば良さそうだと決めつけて次の作業に入りました。
川底にグロスポリマーメディウムを流し込み。
表面を大体覆うくらいです。
はたしてこれでなんとかなるでしょうか・・・?