2号の修行日記

少林寺拳法を修行する筆者の覚書。

いやはや・・・

2007-12-05 05:36:20 | Weblog
随分とご無沙汰を致しておりました。
3ヶ月もほったらかしでしたね。
それでも何人かの方は見に来てくださっていたようで、ありがとうございます。

最近は特に変わったことも無く相変わらず家と会社と道場の3ヶ所をグルグル周っている毎日なのですが、
強いて言えば昔からの友人に誘われて自転車に乗り出したと言うことくらいですか。
ロードレーサーです。
メーカーの物は高くて買えないので、その友人にいらないパーツを譲ってもらったりとか、貸してもらったりとか、オークションで買ったりとかして何とか走れるところまでは出来ました。

後は靴やヘルメットや空気入れなどの備品関係を揃えなければなりません。
が、資金が底をツキマシタ・・・。
ぼちぼち小遣いを貯めて買い揃えます。


さて、少林寺拳法ですが、夏に県大会で予選落ちしたあとしばらく気持ち的に立ち直れなかったのですが
ようやく復活してきました。
武専で色んな先生方に教えていただいてまたその楽しさが実感出来たのが
一番良い薬でした。(笑)

最近武専などで開祖の直弟子や高弟先生の動きを拝見して、
我々の動きとどこかが違うなぁと思うようになったのですが、
それが何なのかがわかりません。
武専の先生方の技も素晴らしいのですが、それとも違う何かオーラのようなものがあるのです。
つい先日の武専でも三崎先生のお弟子さんの東村山のI先生が来られて
基本的な技術を教えていただきましたが、
やはり何か違うのです。
何と言えば良いのか、技が生きているというか、法形即実践、とでも言うか・・・。
法形がそのまま乱捕りで使えそうだし、キレやスピードが段違いだし。

何をどう練習すればあんな風に出来るようになるのかが分かりませんが、
足元をしっかり見ながら一歩一歩積み上げていこうと思いました。

押閂投(内)

2007-08-23 13:17:12 | Weblog

ほんとに久しぶりってか、今月まだ書いてませんでしたね。
えー、元気です。

19日に大会があったので、最近はその練習ばっかりだったので覚書するようなこと
もなく、
ついついほったらかしに・・・。

大会の結果ですか?

予選落ちですよ、「予選落ち」!

いや、頑張ったんですけどね。
予想を遥かに越えたレベルの高さにちょっとびびってしまったのかもしれません。

また来年頑張りますよ。



さて、昨日からまた通常の練習に戻り、「押閂投」の内(表)をやりました。
右前の乱構より開身受、攻者の手首を極め、右手で攻者のひじを押さえ調度攻者が脇
に丸太でも抱えているかのような形にします。
以下は私の想像なんですが、攻者の肘を肩側に、手首を外側に攻め、(あー、文字で
説明するのは難しい・・・。)極めた手首を手前に少し捻るようにしてやるとかなり
効くようです。
攻者のバランスが崩れた所で右足を引きながら転身して投げます。

以上の動作を瞬時に行います。

無理です。(爆)

演武ならまだしも、乱捕りや実践で使えるようになるには相当の練習が必要です。
が、技自体はかなり痛い技なので戦意を喪失させるにはかなり有効な技だと思いま
す。
ま、少林寺の関節を極める技で痛くないのって無いんですが・・・。



余談ですが、19日の大会、最後のビデオはいらんから最優秀の演武を見たかった・
・・。
時間の都合でカットだって。
折角ビデオに撮って勉強しようと思ってたのに。
もうガッカリ・・・。

余談〓
あの報徳拳林会って何者ですか?って報徳のOBってのは知ってるんですけど、
何食ったらあんな演武が出来ますかねぇ?(笑)



相対演練

2007-07-28 13:30:45 | Weblog

ひょんな事から
「紅卍拳の相対ってあるのか?」という話題になりました。
で、得られた回答が
「ありますよ。でも忘れちゃった。」


上げて落す関西芸人並みの手法でやられました・・・。


天地拳の1、2の相対は試験科目にもなっているので拳士なら誰でも(?)知ってい
ます。
あと義和拳、白蓮拳、龍王拳も相対がありますね。
では天地拳の3、4、5、6は?
紅卍拳は?

天地拳はまだ攻撃が想像しやすいのですが、
紅卍拳に対する攻撃となると・・・。

大体、内受した手をなぜそのままにして逆突、蹴込をするのかがわからない。
おそらく牽制の意味があるのだと思うのですが、
教範を見ると最後の拳受も
「相手の金的蹴を仮想して・・・」とあるので
本当に攻者が金的蹴をするのかしないのかもわからない。
となると、内受の手をそのままにしているのも攻者の攻撃を仮想しているだけであっ
て、
実際には攻者は攻撃しないのかもしれない。

って考えると、どこをどう攻撃するのかさっぱりわからなくなりました。


いや、実は演武で使えそうだったらやってみようかと思ったんですけどねぇ。



自他共楽のはずでは?

2007-07-26 16:39:43 | Weblog

少林寺拳法は武道ですから練習にはある程度の痛みを伴います。
特に突いたり蹴ったりの剛法は、もし顔面に突き蹴りが当たっても「受けない方が悪
い」ので
練習も真剣です。
但し、新しく習う技は一度全体の流れを見せていただいて、その後超スローモーショ
ンで動きながら
運歩、体重の移動、身体の捌きなんかを確認しながら身体に覚えこませ、
それから徐々にスピードをあげていきます。

そして関節技や固めなどの柔法。
これは関節を攻めたり固めたりしますので、
ある程度力を加減しないと相手の身体を壊してしまいます。
技によっては一度の練習で2回か3回が限度ってくらい痛い技も。
下手すると関節が外れたり、スジが伸びてしまったりします。
あくまで練習ですので相手の身体を気遣いながら、攻めを効かせるのは一瞬、
という感じになります。


前回の武専で我々予科1年は「片手送小手、指捕連行」(かたておくりごて、ゆびど
りれんこう)と
いう技をやりました。
これは級拳士で習う初歩的な技なんですが、有段者には有段者のかけ方が色々あっ
て、
級拳士の時に習う技とは思えないほどの「使える技」です。
片手を外から掴まれて引いてくるので、片手送小手で引き倒し(?)、相手の親指を
握って捻ります。
またこの指捕が強烈に痛い。

この日、相方はちょっと離れた所にいたので全然別のメンバーで練習してたんですけ
ど、
ある拳士にこの指捕りを力任せにやられたらしく、左手の親指を傷めてしまいまし
た。
一週間以上経った今でも左手で物が掴めないそうです。


どこのどいつか知らないけど、仮にも有段者が指捕りを力任せにやったらどうなるか
分からんかったのでしょうか。
自分もやられてるのだからどれだけ痛いか知ってるはずなんですけどねぇ。

このお馬鹿な拳士のせいで県大会の練習もまともに出来ません。
まぁ、百歩譲って県大会はいいとしても、このまま相方の指がずっと治らなかったら
どうしてくれる。
11年間一緒にいる仲間だから皆と仲良くはしたいけど、こういう利己主義な輩はご
免だ。



先週の話だけれど

2007-07-24 13:18:09 | Weblog
もう一週間以上経ちますが、先週の16日は武専でした。
派遣講師は埼玉の矢島先生。
開祖がご存命の頃、本部職員をされていたそうです。
とにかくこの日は暑くて、終わる頃にはタオルが絞れるほど。
大学生相手に非常に良い練習が出来ました。

そしてこの日はうちの支部から3人、昇段試験を受けに来てて、無事3人とも三段に合格。
本人達も緊張してたみたいですけど、試験準備の手伝いをさせてもらった私も緊張して、もう気が気ではありませんでした。
おめでとうの握手をしようと相手の顔を見た途端、涙が出そうになって危なかったです。
支部長にもかなり厳しく指導されて苦労してたもんなぁ。


それからネットでお世話になっている方が同じ予科一年にいらっしゃって、改めてご挨拶させていただきました。


いやぁ、非常に濃い一日でした。



会社のパソコンから書き込めないので、ケータイからやってみましたが・・・、




邪魔臭ぇーっ!

合掌逆小手

2007-06-24 21:52:36 | Weblog
今日は昨日の練習の話の前に、ひとつの話を紹介したいと思います。

「鏡の法則」(http://coaching-m.co.jp/reportaaa.pdf)と言うその話は私は知らなかったんですけどネットでは最近話題になっていたらしく、
あちこちのブログやサイトで紹介されています。

息子がいじめに遭っている主婦が、ある人物との出会いから息子のいじめ問題の解決はおろか、自分自身も成長するという話。

「商売がうまいなぁ」とちょっと思ったが、いい話には違いないので是非一度読んでみてください。
短いので一気に読めます。

あ、涙腺の弱い方はハンカチのご用意を。


さて土曜日の練習、いつものように基本の後、3段試験の拳士の相手。
ほぼ出来るのだけど、何故かわからんが途中でやめてしまう。
遠慮してるのか自信が無いのか最後に止めてしまうので固めもきっちり出来ているのかよくわからない。
技は少しアドバイスするとすぐ出来るので問題ないでしょう。

自分の練習としては「合掌逆小手」
「合掌の状態から逆小手って、握返とどう違うのかなぁ?」と思っていたのですが、すぐ解決しました。
握返は「合掌引天秤」の返し技と聞いたような気がしますが、
「合掌逆小手」は逆小手の別法で、相手の手首を生かしたまま
切返小手(投げ)の要領で極め、投げます。


非常に、ひっじょ~~~~に痛かったデス。

今まで習った技のなかで3本の指に入るくらいの痛さです。
もう練習するのが嫌になるくらい・・・。

左手は4月に脱臼したところがまだ痛いし、右手はこの間の演武でやった切返小手投の影響でいまだに痛いしまともに練習相手にもなれません。
自分の練習が出来ないのはしょうがないにしても、練習相手すら出来ないのはちょっとつらいです。

はやく治らないかなぁ・・・?

6月度武専

2007-06-11 06:36:28 | Weblog
昨日は6月度の武専で、姫路まで行ってきました。
午前中は座学、午後が実技の講義です。

私は今年入学したばかりなので「予科1年」。
練習する技も級拳士の時に習う非常に基本的な技ばかりです。

昨日は「払受蹴」「十字受蹴」「寄抜(片手、両手)」「巻抜(片手、両手)」でした。


つ、疲れた・・・・。
楽しかったけど♪

天秤投(2種)

2007-06-05 05:48:06 | Weblog
先日の練習は「天秤投」でした。
先生が我々三段の指導の際、ニヤッと笑いながら
「今日はちょっと難しい技やなぁ。」とおっしゃいました。

「この技は言葉では非常に説明しにくい。教範にもほとんど書いてないんと違うかなぁ?」とおっしゃるので後で見てみると、なんとたったの2行。
技を知った上で読むとなんとか理解できますが、知らないで読んだら
何のことかさっぱり・・・。(笑)

自分なりにまとめてみると、
お互いに左で構えたとき、攻者は守者の上段を逆突きします。
守者は乱構から半月受をしてそのまま手首を極め、
左手の腕刀で攻者の天秤を捕り、投げます。

で、攻者の突きが伸びてきた場合はそのまま転廻足を用いて投げ(引独楽投)、
攻者が突きを引いた場合は攻者側に投げます(押独楽投)。

ま、簡単に言うとこんな感じなのですが、これを私が後日見て
この技を思い出せるかどうかは甚だ疑問です。(爆)


そして更に
「この技は天秤を攻めて痛みによって攻者の体を崩し、投げるやりかたもあるけれども、
そのあまりの痛みや肩がはずれるかもしれないという恐怖で少林寺拳法をやめてしまう拳士もいる。
だから私は攻者に痛みを与えない投げ方をしています。」
と続けられました。

で、両方の投げ方を教えていただいたのですが、攻者を痛めて崩すやり方は確かに
めちゃくちゃ痛かったです・・・。
かなり手加減はしていただいたと思うのですが、あれを力任せにやられるかと思うと、ちょっとゾッとしますね。

ってこういう事を書くと、
「それは間違っている。」とか「それはこう投げるのが正しい。」とか
思われる向きもいらっしゃるかもしれませんが、
私はどっちの投げ方が良いとか悪いとか、どっちが正しいとか正しくないとか
言える立場でないし、もしそういう類のコメントをいただいたとしても
何とも言えませんので予めご了承くださいね。
個人的にはふわっと投げる方が好きですけど♪


練習が終わってミーティングの後、さらに教えていただきました。
まだ半月受の後、手首を捕る手に力が入っていて、攻者の体勢が「実」になってしまうことがわかりました。

確かに理屈が理解できても体現するのが非常に難しい技です。

むふふ、あははは、やっぱ面白いわぁ・・・。
出来ないのになんでこんなにワクワクするんでしょうねぇ?(笑)

下受順蹴、外巻天秤

2007-05-31 06:09:54 | Weblog
先日の日曜日、ブロック大会が終了してひとまず演武の練習が終わり
昨日からまた通常の練習に戻りました。

昨日は新一般(中学1年生)に「下受順蹴」を指導、自分達の練習は
「外巻天秤」の研究でした。

「下受順蹴」
これは相手と対に構えたとき、攻者が順の手で中段を突いてきたときの
技ですね。
下受蹴との一番の違いはやはり体の捌き方でしょうか。
八相構から後流水のように捌き後ろの手で下受、順の足で中段に蹴り返します。

理解すると簡単(?)なんですが、「後ろに捌いて後ろの手で下受」というのが
難しいようで、何回説明しても手で受けにいって腰を入れてしまいます。
そうすると順の足で蹴れないでしょうが。
「体捌きだけやってみ。」とか、いろいろ説明の工夫はしたつもりですが、
なかなか伝わらないです。
教えるというのは難しいですねぇ・・・。

「外巻天秤」
これは逆小手が流れた時の変化技。
ポイントは胸を張る事。
巻き込んでお辞儀してしまうと後に回られて大変危険です。
しっかり手首を返し、胸を張って攻者の天秤を攻めます。
教範には腰で攻めるって書いてあるなぁ・・・。
ま、攻者の手がどこにあるかで変えればいいだけの話だと思うのですが。
またいい加減なこと言ってるかも。(爆)

この技は攻者の肘関節を壊してしまいそうで、怖いんですよねー・・・。
なんか思い切って出来ません。
それでも一つ一つ確認しながらやってるとタイムアップ。
ここで終了です。

ミーティングのあと、最近3級に昇級された方に小手抜、切抜の指導をしました。
この方は身体も大きくてめちゃくちゃ力が強い。
だからどうしても抜き技でも力に頼ってしまいがちなんですよね。
それで抜けてしまうから性質が悪い(苦笑)
でもご本人は非常に素直で探究心旺盛な方ですからそれもすぐに改善されるでしょう。
教える方もついつい熱が入ってしまいます。

新しい技はやりませんでしたが非常に有意義な練習でした。

送合掌(二種)

2007-04-30 05:51:48 | Weblog
前々回は仕事で行けませんでした。
前回は初段拳士に「肘抜より前天秤」「対天一」を指導し、
自分は「合掌送」を教えていただきました。
熊手返同様、片手で組んだ状態からの崩し、極めです。
が、これがなかなか。
技を見せていただいた時に、「あー、上膊捕の極めと同じだ」と思ったのですが、
どうやらそれだけではないらしい・・・。
先生がおっしゃるには「三段技にも同じ理屈のがあるから探してごらん」
だそうです。


えー・・・、切返小手・・・・、ですか?


この日は三段が私だけでしたので初段拳士にちょっと手伝ってもらって
練習しました。
この初段拳士には簡単にかかったのですが、
練習が終わって先生にかけさせていただいたらこれが全くダメで・・・・。

「俺って天才・・・?」とか少し思ったのですが、
どうやら違ったようです。(いつものことです。)


この日にはヒントをたくさんいただいたので、またこれも十分に練っていかなければなりません。


追記
タイトルの技の名前が間違っていましたので、訂正しました。orz
拳法一代さん、ありがとうございました。