NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ

NHK受信料支払い義務化反対・公共放送での視聴者の権利拡大・政治権力からの自立を求めています。

引っ越しました。

2009-05-14 13:07:34 | 情報提供
新ブログに引っ越しました。
http://kgcomshky.cocolog-nifty.com/blog/

"医療荒廃の現状"についての投稿を紹介します。

2009-04-17 13:19:52 | 情報提供
投稿者:呼びかけ人メンバー 近藤義臣(群馬大学教員)

最近、ある医者に昨今の医療荒廃の現状と
群馬県前橋市の前橋公園にも、3月末で沢山の職を失う
人々への炊き出し等を行う「派遣村」が3月27日にできた
と教えられました。

その医師の医療関係の資料には次の様な取材記事が載っていました。
1.最近の個人の歯科医院の医師達の多くが、ワーキングプアの
 状況に置かれて、看護婦も雇えず歯科医院の他の仕事もしないと
 生活が成り立たなくなり、廃業せざるを得ない歯科医院も多い。
 (この事は医師仲間の常識になっているとの事で、ある小さな
 新聞社だけがこの状況を詳しく調べて報告している記事も見せて
 頂きました。)
2.昨今の医師不足は、NHKや民放のテレビニュースで報道される
 以上に深刻である。特に若い医師達が眠る時間も取れずに働き続け
 ざるを得ず、無理をし続けている若い医師達が心臓発作等に
 よる突然死や深夜に車で帰宅途中に(恐らく居眠り運転をして)
 自動車事故で死亡したり、勤務に疲れて気力を失い自殺してしま
 う等の正に過労死をするケースが昨今急増している。更に、大きな
 病院に勤務する若い麻酔医達も、自宅に居る間も常に連絡があれば
 夜中でも駆けつける常時緊急体制の下に置かれ、ストレスで夜も眠れず
 終には自殺する事例が発生している。これらの若い勤務医の過労死に
 伴い、働き盛りの医師の不足を更に助長して医療現場の悪循環が起こって
 いる。
3.この様な医療体制の崩壊は、10年以上も前に予想され警告されて
 居たにも拘らず、政府と医療関係省庁は医療費削減だけの押し付けの
 法律や規制を行うだけで、医療体制の崩壊を未然に防ぐ方策を何も
 行って来たと言えず、政府と医療関係省庁の官僚の責任は重大である。

以上の様な状況を私は知り、NHKこそが、これらの状況をニュースや
特別番組にして放映し、日本中の人々に情報を伝えると共に、ジャーナ
リズムの基本にのっとり、医療体制の崩壊で深刻な不利益を被る市民達の
代弁者として、権力者たる政府と医療関係省庁へ警鐘を鳴らし続ける
責務を負うべきであると、私は考えます。
 
「派遣村」が出来ると話題性があるとして、一時はNHKはニュース特集で
放映しましたが、最近のNHKはWBCや民放の様にタレントを入れた娯楽性
の多い番組が目立つようになったと、私の家族は批判しています。
「派遣村」が必要な非常に多数の人々が今も厳然と存在し、これからも増え
続けると予想されています。

先進国の中で貧困率の数字の大きい国の第一位が貧困大国のアメリカで、
第二位が日本、第三位は貧困率の数字が可也小さくなって欧州の国が続くと
いう統計記事を知らされ、私は唖然とせざるを得ません。これらの状況
もNHKが放映し続け、権力者たる政府と関係省庁へ警鐘を鳴らし続ける
責務を負っているはずです。

「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」 として、上記のような事柄を、NHKが日本市民の代弁者として放映し続けるように 働きかけていただきたいと、私は考えているのですが、、、。
---------------------
近藤義臣 群馬大学大学院工学研究科電気電子工学専攻 計測制御エネルギー分野
Home page:
http://www.el.gunma-u.ac.jp/~kondohy/
-----「存在が意識を決定し、意識が存在を決定する」---


記念コンサートに関する申し入れについてNHKから回答が届きました

2009-04-14 20:03:24 | 情報提供
←画像はクリックしてください。
さる4月3日に「NHK問題を考える会(兵庫)」と当会の連名で
NHK福地会長あてに提出した、天皇・皇后成婚、即位
記念コンサートに関する申し入れについて、昨日(13日)、
NHKから回答が届きましたので、お知らせします。

この回答について、当会としては呼びかけ人、運営委員の間
で議論をすると同時に、「兵庫の会」とも意見を交換する予定
です。

天皇・皇后の成婚・即位の節目を祝うコンサートへの参画取り止めをNHKに申し入れました

2009-04-03 19:52:08 | 情報提供
来る4月28日にNHKとNHK交響楽団は日本クラシック音楽事業協会、産経新聞社と共催(実行委員会結成)で、日本経団連、日本商工会議所、経済同友会の後援により、天皇・皇后成婚50周年、即位20周年の記念コンサートをNHKホールで開催することにしている。
 この企画の趣旨は、「天皇・皇后両陛下は今年、ご成婚50周年、そしてご即位20周年をお迎えになられます。記念コンサート実行委員会ではこれを記念して、国内外で活躍する音楽家が集まり、クラシック音楽にご造詣の深い両陛下をお祝いするコンサートを開催します」と謳われている。
詳しくは次のサイトを参照いただきたい。
http://pid.nhk.or.jp/event/PPG0020201/index.html
 しかし、戦後の政治、社会、教育等、様々な分野で極めて政治的、思想的意味合いを帯びた役割を果たしてきた天皇制について、NHKが特定のメディアと共催し、わが国を代表する経済団体の後援を受けて、成婚、即位の節目を祝う催しを行うのは公共放送の性格、役割を逸脱する重大な行為と考えられる。そこで、「NHK問題を考える会(兵庫の会)」と「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は、NHK福地会長宛に、NHKがこの催しへの参画を取り止めるよう求める文書をまとめ、本日(4月3日)、NHK視聴者センター経由で福地会長宛てに提出した。
 また、この文書を今井NHK副会長以下、全理事宛にも提出するとともにNHK経営委員会宛にも提出した。
 以下は、その申し入れ文書の全文である。
***************************************************************
                         2009年4月3日
  「天皇・皇后成婚50周年・即位20周年記念コンサート」の企画に
     関する質問ならびに参画の取り止めを求める申し入れ
NHK会長
福地茂雄 様
            NHK問題を考える会(兵庫)
                    代表 貫名初子
              NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ
                    共同代表 湯山哲守・醍醐聰
 NHKおよびNHK交響楽団は来る4月28日に日本クラシック音楽事業協会、産経新聞社との共催で、日本経済団体連合会、日本商工会議所、経済同友会の後援を受けて表題のようなコンサートを開催すると発表しています。しかし、私たちは視聴者の受信料で運営される公共放送NHKがこのような催しの主催者に加わるのは重大な問題であると考え、以下のような質問と申し入れを行います。これを真摯に受け止め、慎重に検討の上、4月13日までに文書で後掲の宛先へご回答くださるよう、お願いいたします。
               質 問 

1. NHKが天皇・皇后の成婚・即位の節目に因んで、それも特定の報道機関との共催で、また日本を代表する経済団体の後援を受けて、祝意を表する催しを開催したことは過去に例がありません。今回、こうした形の催しを企画することになったいきさつをご説明ください。
2. 今回の企画は放送法第9条以下に列挙されたNHKの業務のどの項のどういう業務に該当するのか、ご説明ください。
3. 主催者が発表した<イベント・インフォメーション>によれば入場無料となっていますが、諸々の開催費用はどこから捻出されるのでしょうか? 受信料の一部で賄われるのでしょうか? それとも他の主催者あるいは後援団体が負担するのでしょうか? 
4. このコンサートは後日、NHKのいずれかのチャンネルで放送されるのでしょうか?
                申し入れ

 私たちの会は以下の理由により、NHKがこの催しに参画するのを撤回するよう申し入れます。

1. 主催者が発表した<イベント・インフォメーション>によれば、この催しは「天皇・皇后両陛下は今年、ご成婚50周年、そしてご即位20周年をお迎えになられます。記念コンサート実行委員会ではこれを記念して、国内外で活躍する音楽家が集まり、クラシック音楽にご造詣の深い両陛下をお祝いするコンサートを開催します」と記されています。
 しかし、天皇制は戦後わが国の政治、社会、教育の中で極めて政治性、思想性を帯びた問題であり続けたことは周知のとおりです。こうした状況の中で、NHKが天皇・皇后の成婚あるいは即位から何周年という節目を客観的事実として報道するのならともかく、天皇・皇后の成婚50周年、即位20周年に祝意を表する催しの主催者に加わることはNHKに求められる政治的公平、不偏不党と相容れません。
2. 今回、NHKが天皇・皇后の成婚50周年、即位20周年に祝意を表する催しの主催者に加わるとなれば、今後、NHKが天皇制に関わる番組制作にあたって政治的公平、不偏不党を貫けるのか、視聴者に重大な疑念を抱かせることになります。
3. 今回のような催しは放送法第9条以下で定められたNHKのいかなる業務にも該当せず、放送法から逸脱した企画であると考えられます。
4. 前記1で記したとおり、天皇制はわが国で現在もなお、極めて政治性、思想性を帯びた問題です。そうした中で、天皇・皇后の成婚・即位の節目を祝う催しの主催者にNHKが加わり、開催費用あるいはこの催しの番組制作費用を受信料の一部で賄うとなれば、それは様々な思想・信条を持つ視聴者の思想の自由、内心の自由を侵害することになり、思想および良心の自由を定めた憲法第19条に違反します。
5. かりに今回の催しの開催費用が他の主催者あるいは後援団体の負担で賄われ、後日、この催しがNHKのいずれかのチャンネルで放送されるとなれば、それはNHKの番組制作費用(の一部)を営利企業あるいはその連合団体の資金で賄うことを意味します。これは受信料を支柱とすることで放送の自主独立を貫こうとするNHKの理念と相容れない先例となるものであり、公共放送NHKの視聴者として容認することはできません。

視聴者のみなさまと語る会~経営委員と共に~in東京」の議事録がNHKより公開されました。

2009-03-31 19:56:16 | 情報提供
(2/28日の当コミュニティの速報版議事録も参照してください。)

平成20年度 第6回
視聴者のみなさまと語る会~NHK経営委員とともに~in東京
(平成21年2月7日開催)
詳しくは以下を見てください。
http://www.nhk.or.jp/keiei-iinkai/hearing/houkoku/h20_06.html

<会 合 の 概 要>

 平成20年度「経営委員会による意見聴取」の第6回目は、千代田放送会館ホールスタジオで実施した。経営委員長と3人の経営委員および会長と3人の理事が出席し、「放送」「経営など全般」の2つのテーマで、公募による参加者52名の視聴者からご意見を伺った。
<会 合 の 名 称>視聴者のみなさまと語る会~NHK経営委員とともに~in東京
<会 合 日 時>
平成21年2月7日(土) 午後2時00分から午後4時30分まで
<出  席  者>
 〔経営委員〕
委員長 小丸成洋、委員長職務代行者 岩崎芳史
委員 井原理代、小林英明
 〔執 行 部〕
会長 福地茂雄、専務理事 金田 新
理事 大西典良、今井 環
 〔視 聴 者〕
公募による視聴者52名
 〔司  会〕
末田正雄アナウンサー
< 場   所 >
 千代田放送会館 2階ホールスタジオ
< 開 催 項 目 >
 以下の通り進行した。終了後、大河ドラマ「天地人」を制作している制作局ドラマ番組部の内藤チーフプロデューサーによるトークショーを開催した。
1 開会あいさつ
2 経営委員による説明
  協会の基本方針その他協会の運営に関する重要な事項について
3 意見の聴取
 (1) NHKの放送について
 (2) NHKの経営など全般について
4 閉会あいさつ
<概要・反響・評価>
はがき・ホームページで受け付ける公募の結果、計84名の参加申し込みがあった。抽選による数の絞り込みも検討したが、会場の収容力の範囲内であることや、できるだけ多くの視聴者の方々にご来場いただきたいという判断から全員に案内を送付することにした。その際、参加者の意見の把握と参加意思の確認のために事前アンケート調査を実施したところ、69名から回答・返送があり、59名が参加すると答えていた。当日は、52名が来場・参加した。
全員が発言する時間がなかったため、当日も意向収集のアンケート調査を行い、52名中45名(87%)から回答があった。回答者の年齢層は、20歳代1名、30歳代4名、40歳代4名、50歳代6名、60歳代11名、70歳以上19名で、各年代層から参加を得た。
参加者の満足度については、「たいへん満足」あるいは「満足」と答えた人が43%、「ふつう」と答えた人が16%、「不満」あるいは「たいへん不満」と答えた人は41%であった。
会合は、「放送」と「経営など全般」の2つのテーマに沿って、末田正雄アナウンサーの司会でスムーズに進行した。最初から参加者の発言を求める挙手が絶えず、予定の2時間を超過する充実した内容となった。
ニュースの内容、視聴者対応、ETV2001問題、国会中継、教育テレビ、受信料制度、経営委員会の議事録についてなど幅広く示唆に富む意見・提言が多数寄せられた。
最後に小丸経営委員長が、「次期経営計画を執行部が着実に実施していくようしっかりと監督していくことが課題である。執行部と適度な緊張感を保ちながら、お互いの権限を尊重し、計画の達成に向けて努力していきたい。」と述べて会合を締めくくった。
続きは以下を見てください。
http://www.nhk.or.jp/keiei-iinkai/hearing/houkoku/h20_06.html

議事録公開 請求について「文書不存在により不開示」の回答です1

2009-03-28 12:09:46 | 情報提供
(画像の拡大は画像をクリックまたはダブルクリックしてください。)
3月4日に提出した経営委員のみの会合等4件の議事録公開
の請求について、今日、NHK情報センターから回答が届きました。
すべて「文書不存在により不開示」の回答です
(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は目下のところ、非公開扱いにされているNHK経営委員のみの会合の議事録などの公開を求める以下4件の文書をNHK放送センター宛に発送した)

議事録公開 請求について「文書不存在により不開示」の回答です2

2009-03-28 11:13:23 | 情報提供
「文書不存在により不開示」の回答です2
3月4日に提出した経営委員のみの会合等4件の議事録公開
の請求について、今日、NHK情報センターから回答が届きました。
すべて「文書不存在により不開示」の回答です
(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は目下のところ、非公開扱いにされているNHK経営委員のみの会合の議事録などの公開を求める以下4件の文書をNHK放送センター宛に発送した)

「文書不存在により不開示」の回答です3

2009-03-28 10:14:36 | 情報提供
「文書不存在により不開示」の回答です3
3月4日に提出した経営委員のみの会合等4件の議事録公開
の請求について、今日、NHK情報センターから回答が届きました。
すべて「文書不存在により不開示」の回答です
(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は目下のところ、非公開扱いにされているNHK経営委員のみの会合の議事録などの公開を求める以下4件の文書をNHK放送センター宛に発送した)

「文書不存在により不開示」の回答です4

2009-03-28 09:15:35 | 情報提供
「文書不存在により不開示」の回答です4
3月4日に提出した経営委員のみの会合等4件の議事録公開
の請求について、今日、NHK情報センターから回答が届きました。
すべて「文書不存在により不開示」の回答です
(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は目下のところ、非公開扱いにされているNHK経営委員のみの会合の議事録などの公開を求める以下4件の文書をNHK放送センター宛に発送した)

「文書不存在により不開示」の回答です5

2009-03-28 08:20:16 | 情報提供
「文書不存在により不開示」の回答です5
3月4日に提出した経営委員のみの会合等4件の議事録公開
の請求について、今日、NHK情報センターから回答が届きました。
すべて「文書不存在により不開示」の回答です
(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は目下のところ、非公開扱いにされているNHK経営委員のみの会合の議事録などの公開を求める以下4件の文書をNHK放送センター宛に発送した)

「文書不存在により不開示」の回答です6

2009-03-28 07:18:45 | 情報提供
「文書不存在により不開示」の回答です
6
3月4日に提出した経営委員のみの会合等4件の議事録公開
の請求について、今日、NHK情報センターから回答が届きました。
すべて「文書不存在により不開示」の回答です
(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は目下のところ、非公開扱いにされているNHK経営委員のみの会合の議事録などの公開を求める以下4件の文書をNHK放送センター宛に発送した)

「文書不存在により不開示」の回答です7

2009-03-28 06:21:34 | 情報提供
「文書不存在により不開示」の回答です
7
3月4日に提出した経営委員のみの会合等4件の議事録公開
の請求について、今日、NHK情報センターから回答が届きました。
すべて「文書不存在により不開示」の回答です
(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は目下のところ、非公開扱いにされているNHK経営委員のみの会合の議事録などの公開を求める以下4件の文書をNHK放送センター宛に発送した)

署名にご協力いただいたみなさんへ御礼とご報告

2009-03-13 20:12:03 | NHK新経営委委員選出問題
署名にご協力いただいたみなさんへ御礼とご報告 2009年3月11日     

 開かれたNHK経営委員会をめざす会
(代表世話人)

松田 浩(メディア研究者・元立命館大学教授)

桂 敬一(メディア研究者・立正大学文学部講師)

野中 章弘(ジャーナリスト・アジアプレスインターナショナル代表)

(参加団体)

NHK問題大阪連絡会

NHK問題京都連絡会

NHK問題を考える大阪市民の会

NHK問題を考える会(兵庫)

NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ

日本ジャーナリスト会議

放送を語る会

 4人のNHK経営委員が選任・再任を迎える昨年12月に向けて取り組んだ私たちの二つの署名活動にご協力いただいた多くのみなさんに厚く御礼申し上げこれまでの活動をご報告させていただきます。
 署名運動の最終集計は、「NHK経営委員の公募・推薦制と古森重隆氏の不再任を求める」署名が15023筆、桂敬一・湯山哲守NHK経営委員候補への推薦賛同署名は、2061筆(日本ジャーナリスト会議集計分を含む)に達しました。


 昨年9月から「NHK経営委員の公募・推薦制と古森重隆氏の不再任を求める申し入れ」の署名活動を始め、10月16日には内閣府を通じて総理大臣に申し入れ書を提出、各政党・衆参総務委員全員にも郵送、記者会見を開いてメディアにも広く知らせました。その後、集まってきた15023筆の署名は数次に分けて内閣府に送付しました。
 同時に申し入れの趣旨に沿って、「開かれたNHK経営委員会をめざす会」では市民・視聴者の代表を経営委員として推薦することを検討、桂敬一・湯山哲守両氏を選びました。   

11月14日には、桂・湯山両経営委員候補を政府推薦候補とともに選任の審議対象に加えることを求めて、総理大臣・総務大臣に申し入れるとともに、桂・湯山両氏が国会内の記者会見で所信を表明しました。
 11月22日には、シンポジウム「開かれたNHK経営委員会をめざして」を開催、元NHK経営委員小林緑氏がパネリストの一人として登壇したほか、関西からの参加者も含め70名の市民を前に桂・湯山候補が所信を表明、交流を深めました。

12月18日には、国会内で「視聴者・市民の候補者と各界・諸政党との意見交換会」を開催、共産党の塩川哲也衆議院議員・山下芳生参議院議員、社民党の重野安正幹事長が連帯のあいさつ、そのほか社民党又市征治副党首の秘書・前田直哉氏、社民党政策審議会・横田昌三氏、民主党池田元久議員秘書・中野利紗氏、外山斎参議院議員秘書・鳥越保浩氏も出席しました。桂・湯山両氏も所信を述べるとともに、お二人への推薦メッセージが川口幹夫元NHK会長、清水英夫BPO初代理事長、ジャーナリスト原寿雄氏、経済評論家内橋克人氏、言論法研究者石村善治氏から寄せられたことも紹介されました。集会にはピアニストのチェ・ソンエさん、多数のNHKOB、北海道はじめ地方からの参加者など各界から多彩な顔ぶれが集まり、実りある意見交換ができました。メディアの取材も、朝日・東京・北海道・赤旗・共同の5社11人を数えました。

 国会での同意人事議決を控えた09年2月17日には、野党各党に再度申し入れを行いました。審議にあたっては、政府推薦名簿のほか桂・湯山両候補を加えて検討すること、各候補の所信表明を求めることを重ねて要請、民主党原口一博衆議院議員とは直接面談意見交換ができました。共産党塩川哲也議員、社民党重野安正幹事長、国民新党亀井久興幹事長にはそれぞれ事務所を訪問、申し入れを手渡しました。

 こうして視聴者運動が大きく展開する中で行われた今回のNHK経営委員の同意人事審議はこれまでにない展開を見せました。11月に政府から提出されたNHK経営委員候補の名簿に古森重隆前委員長の名前はなく、その後の参議院の審議では4名の政府提出候補のうち3名が不同意となりました。再度の名簿提出に追い込まれた政府が2月に提示した3名の候補の中に財界人はいませんでした。最終的には政府提出の名簿が2月23日に国会で同意され市民・視聴者の声は生かされませんでしたが、私たちの今回の取り組みはNHK経営委員選出をはじめとする今後のNHKの市民的改革に向けた視聴者運動にとって貴重な手がかりを作ったと考えます。

署名活動を通じて、15,000を越える人々と公共放送の改革に向けた要求を共有する拡がりを作り出したこと
七つの参加団体と個人によって「開かれたNHK経営委員会をめざす会」が結成され、その後の運動が有機的な連携のもとに展開できたこと
野党各党に対し市民・視聴者の声を届け一定の共通理解を得るとともに、今後の交流の糸口が作れたこと
「開かれたNHK経営委員会をめざす会」では、この取り組みを今後どのように継承してゆくかを議論し、次のステップに進みたいと考えています。

 新たなご提案をまとめることができましたら、再びみなさまに呼びかけたいと思います。

 これまでのみなさまのご協力に重ねて感謝の意を表しご報告の結びとします。

 また、これまで数ヶ月にわたり候補者活動を展開してくださった桂敬一、湯山哲守両氏ならびにお2人に心強い推薦目セージをお寄せくださった川口幹夫、清水英夫、原寿雄、内橋克人、石村善治の諸氏にもこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

候補終了のごあいさつ         

2009年3月11日  桂 敬一

 「開かれたNHK経営委員会をめざす会」から経営委員候補に推したいとのお話しをいただいたのは昨年10月末でした。11月に「めざす会」が、湯山さんと私とを候補として政府に推薦、これに対する賛同を、NHKの改革を求める全国の市民の方々にお願いする運動が開始され、今年3月初めまでに2061名ものご賛同をいただいたことに、喜ぶというより、驚いています。そして、その意味は何なのだろうと、改めて考えます。

思えば、2007年秋、橋本元一会長退任後の会長選任に関し、「めざす会」の母体となった関係団体は、会長の公募推薦制を初めて要求、あわせて共同通信OBの原寿雄さん、NHK出身で当時副会長だった永井多恵子さんを、候補に推しました。いってみれば、これこそコロンブスの卵でした。受信料で成立する公共機関、NHKのトップは、密室で決められるべきものではなかったのです。その経験があったればこそ、これに学んで私たちは、古森重隆経営委員長の不再任を求め、これに成功、ついで経営委員についても公募推薦制を要求、候補推薦の運動へと前進、最初の政府が推した候補4人のうちの3人の不同意を引き出し、2度目の政府推薦候補から財界関係者を除く成果も得られました。

さらに私は、醍醐先生や放送関係の研究者・法律家が、イギリスの公職任命コミッショナー制度に注目、もっと広いフィールドを設定、そのなかで公共放送・NHKについても、中核的な人事は受信者・市民に対してガラス張りの仕組みのなかで決定するようにさせる、とする検討を始められたことを高く評価したいと思います。これもまた、「めざす会」の流れが太くなっていくなかで生まれた成果です。

NHKが本当に受信者のものになる道はこうしてつくられていくのだということを実感しつつ、私ども候補に多数の賛同を寄せてくださった皆さまと、力強い推薦を賜った5名の先生に、心からお礼申しあげるしだいです。

以上

「市民からのNHK経営委員候補活動」ご支援へのお礼

2009年3月10日   湯山 哲守

 本日、NHKニュースの中で新たなNHK経営委員3人が鳩山総務大臣から辞令を受け取る場面が放映されました。昨年11月、桂敬一さんとともに「開かれたNHK経営委員会をめざす会」からNHK経営委員候補に推薦され、私としてはささやかながら精一杯の活動を展開してきましたが、とりあえず私たちの任務が終了したことを実感しました。
 「公共放送と視聴者・市民の間に正しく緊張関係を実現する運動において歴史的な局面で、桂敬一さんとともに市民の候補者に選ばれたことは大変栄誉なことと身の引き締まる思い」と所信表明しましたが、それを実感する日々でした。誠に貴重な経験をさせていただきました。加えて2000人を超える方々から賛同の署名を戴き改めて皆様のご期待が大きかったのだと感じ入っているところです。重ね重ねご支持・ご声援ありがとうございました。
 この4ヶ月間、東京、京都、大阪、兵庫などでさまざまな形で、NHK経営委員会を視聴者・国民にいっそう開かれたものにするべく活動してきました。ともすれば「政治権力に開かれすぎている」NHKの現状を打破するために、その世論作りに寄与しようと微力を尽くしてきました。これからも「NHKを監視・激励する視聴者運動」を継続していきたいと思っています。国民・市民の知る権利を保障するために、NHKを憲法21条の「言論・出版の自由」の発展に寄与させることは日本社会の健全な発展にとって大変重要な課題だと確信します。加えて私自身、民放を含め、ジャーナリズム一般への関心もいっそう深めていきたいと思います。
 改めてこのような場を与えてくださったことに感謝申し上げます。さらにこのような運動が全国的に広がることを祈念してお礼の言葉とさせていただきます。

NHK経営委員会の議事録等の公開を請求しました。

2009-03-03 19:53:05 | 情報提供
本日(2009年3月3日)、「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は目下のところ、非公開扱いにされているNHK経営委員のみの会合の議事録などの公開を求める以下4件の文書をNHK放送センター宛に発送した。
pdfファイルは「醍醐聰のブログ」
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-8515.html
からダウンロードしてください。
開示の求めとその理由 1
「kaizi_seikyu1_200903031.pdf」をダウンロード
(注)古森重隆氏が経営委員長に在任中、頻繁に持たれた「経営委員のみの会合」の議事録の公開請求 開示の求めとその理由 2 
「kaizi_seikyu2_20090303.pdf」をダウンロード 
(注)平成20年6月24日の「日曜日に開催された経営委員の意見交換会」の議事録の公開請求 
開示の求めとその理由 3 
「kaizi_seikyu3_20090303.pdf」をダウンロード  
(注) 平成20年12月22日の経営委員会において経営委員長の選出等について話し合われた経営委員のみの会議の議事録の公開請求(現在は議事概要のみが公開されている。)
開示の求めとその理由 4
「kaizi_seikyu4_20090303.pdf」をダウンロード 
(注)平成20年5月27日、同6月10日、同6月24日の経営委員会の議事録のうち、次期経営計画に関する議事の部分の公開が約半年間、遅れた理由を証する書類の公開請求

今回の開示請求のポイント

1.議事録の公開を義務付けた放送法第23条の二に違反する、あるいは同条を脱法する疑いのある 行為の真相の究明(「開示の求め」1~3) 

 「開示の求め」1~3に付けた「開示を求める理由」に記載したように、「経営委員意見交換」等の名称で経営委員のみの会合を毎回のように持ち――場合によっては日曜日にも開催し――、それについては議事録の公開外とするやり方は、議事録の公開を義務付けた放送法第23条の二に違反する、あるいは同条を故意に脱法する行為ではないかという疑いが持たれるので、徹底した究明が必要である。

2.次期経営計画に関する議事の部分に限って公開が約半年も遅れた理由の究明(「開示の求め」4)
 
 次期経営計画をめぐって、NHK執行部と異例の対立を続け、緊急動議で強行議決した議事に限って議事録の公開が約6ヶ月後になったいきさつが不透明なので、その理由を究明する必要がある。こうした情報公開の大幅な遅延は、経営委員会の終了後、「遅滞なく」議事録を作成し、これを公表しなければならないと定めた放送法23条の二に違反する疑いがある。また、そうした情報を当該議事に関する議決が終わってから公開したのでは、視聴者が次期経営計画について意見を表明する機会を奪うほか、報道機関がNHKの次期経営計画についてタイムリーな報道をして世論を喚起する機会をも逸しせしめる行為と考えられるだけに、徹底した真相の究明が必要である。

(参考)放送法関連条項 
(議事録の公表) 
第23条の2 委員長は、経営委員会の終了後、遅滞なく、経営委員会の定めるところにより、その議事録を作成し、これを公表しなければならない。

会員からの疑問へのNHKの回答

2009-02-22 20:49:14 | 情報提供
(画像をクリックしてください。)

「視聴者コミュニティ」の会員が提出されたアンケートに対して、先日、経営委員会事務局から回答が届いたという連絡を、その会員の方からいただきました。回答文も添えて送っていただきましたのでそれを添付してご紹介します。
質問は次の3点で、それぞれについて経営委員会事務局が関係者に問い
合わせた回答だそうです。

1.「語る会」の会場での小林英明委員の回答は回答になっていない。  
  (注)これは、語る会の会場で私(醍醐)ともう一人の参加者が小林経営委員に
    尋ねた質問――小林委員はETV番組の最高裁判決を引いて、この 
    判決を教訓にして放送現場が独走して法律や倫理に違反した番組
    制作をしないよう、しっかりと監督してほしいと福地会長に求めたが、
    最高裁判決のどこに、放送現場の独走を戒めるような判断が示され
    ているのか説明してほしい、と質したこと――に対する小林委員の
    会場での回答にかかわるやりとりだと思われます。
2.アトラクションは語る会と切り離すべき。
3.視聴者の声を踏まえた検証番組を新設してほしい。