王還りますまで。(goo支店)

怒りと笑い、優しさと厳しさ、秩序と混乱、上品と下品、陰陽一如。

引越し完了?

2005-08-08 11:17:40 | お知らせ
 またまたお久しぶりの月影です。
 このほど、ある程度の試験も終えて、gooにて構えていた当Blog『王還りますまで』を、ブランチというか、支店というか、一種のバックアップとし、
 その代わりにメインツリーとして、

月影郷「王還りますまで」

とすることとしました。
 今世紀中の構築は無理ではないかとうわさされていましたが、艱難辛苦を乗り越えてなんとか出来たサーバです。なんせ自前のサーバなんで、安定稼動できるかどうかは不安ですので、ここをバックアップとしていくような、そんな運用を考えています。

 ぼちぼち、ネタ仕込みしてまいります。
 よろしくお願い致します。

ただいま引越し作業中です。

2005-07-19 13:36:50 | お知らせ
お久しぶりです、月影のシモンです。
実はドメインとったりサーバ立てたりしてる最中でして、
ここもそっちのほうに引っ越そうかなとか思っています。
実名・匿名論争とかも考えるネタとなりました。
とりあえずドメインを取得して、
月影のシモンという一個人なりがある程度の責任をもって、
表現できる手段を構築中です。
運用の問題もまだ残ってますが・・・。
そんな感じで、決して「飽きて」書いていないわけではなく、
次弾装填中ってことで、
よろしくお願いいたします。

Blog主 敬白

暮らしの適当手帳(Vol.13)「俺とInteropとその他もろもろ」

2005-06-13 11:55:23 | 暮らしの適当手帳
▼みなさんお久しぶりです。月影はこのところ、なんだか知らないくらいバタバタしていました。Blogを書く時間が取れないくらいでした。ってか、仕事時間がBlogを書く時間ってあたりがもうダメダメなんですが。
▼俺のだめっぷりは今更書いてもしゃーないのですが、そのだめっぷりを返上して何をしていたのかと言いますと、『Interop Tokyo 2005』という、IT業界のお祭り・・・もとい、展示見本市に出展するためで御座いました。それの準備だの、その合間に検証だの、なんだのかんだの・・・。
▼帰れば帰ったでぐったりです。お祭り騒ぎはほんとごめんです、なんぼイベントコンパニオンのおねえさんの美脚を鑑賞できるからと言って、普段の通勤時間が15分弱の男に、一週間ぶっ続けで1時間以上もかけての幕張通いはつらすぎです。
▼たしかに、ショートパンツを履いていたイベコンのねーちゃんが、前のファスナ全開にして気が付かないでいたのを見たときには、神の存在を感じました。毎年えっちぃ衣装をイベコンに着せるエロ趣味の良すぎる某NM社さんも、今年も豪快にホームランをやらかしてくれました。だとしても!!
▼言うじゃないですか、「美人は三日で飽きる」って。その点、インターロップは良心的です。言うほどの美人は居なかったので、3日間の会期中は飽きる事はありませんでした。けど、また、言うんですよね、「ブスは顔も見たくない」。
▼というわけで、本日より通常の勤務体制となりました、お疲れ様>俺。「王還りますまで」、本日より通常の営業で御座います。って言ったって、大してかわりゃしないのですが。

絵に描いた「冷やし中華」 ~神保町・中華料理「康楽」~

2005-05-21 02:08:41 | モノ喰うオレ
 実を言うと冷やし中華ってそれほど好きではないんです。鼻に激烈に来る酢のにおい、硬い面、合うんだか合わないんだかわからない具、誰だよサクランボなんか乗っけたのは・・・。
 こんな冷やし中華を否定的に捕らえていた俺の目から、ウロコを12、3枚くらい落としたのが神保町「康楽」の冷やし中華だったわけです。
 まあ、まだ5月ですよ。確かに温かくなったなあなんて思う日が(日によっては暑い場合も)ありますが、月並みの中華料理屋ではまだまだメニューは夏メニューに変わっていないわけですが、俺がたまにいく、神保町はすずらん通りのはずれにある中華料理屋「康楽」では、すでに冷やし中華が置いてあるわけですよ。
 前々から店内に張り出されていた『東京ウォーカー』の記事が気になっていました。どうもこの店、冷やし中華のうまい店らしい。でも、4月や5月で冷やし中華って、そりゃいくらなんでも早すぎるって話で・・・と思ったら、5月20日の最高気温が27度ですよ。夏じゃん。
 そして21日もなんか妙にむしむししていたわけです。晩飯は何にしようかなあなどと、仕事帰りの俺はふらふら歩いていたわけです。丸一日、ネットワーク機器の測定に、ミスを重ねふらふらになっていた俺です。偉く庶民的なつくりの中華料理屋が、なんだか死ぬほど愛しい存在に見えて入ってしまったわけです。
 「いらっしゃいませぇ」と、いつも元気なおばちゃんの声が。1Fのカウンター席は結構いっぱいで、「2階へどうぞ!」など言われ、初めて2Fの席へ。
 席に座った俺は当初考えていた「本日の定食:ラーメンとミニ中華丼」もいいなあと思いつつメニューを物色していると、妙に自己主張しているメニューが目に飛び込んできます。「冷やし中華 一玉700円、1.5玉750円」あらま、こんな時期から冷やし中華を置いているんだ、めずらしいねえ、さすが看板商品だわなあ。
 と、ふと、そういえばここの冷やし中華は『東京ウォーカー』に載ったんだよな、だからなに?と言われればそれっきりだが、まずいことはないだろう。でも、自信満々で出される冷やし中華って本当にうまいのかね?なんて意地悪く考えていたところ、先述のおかみさん登場、「注文、きまりました?」つい言っちゃいましたよ、「冷やし中華1.5玉!」って。
 しばらく待っていたら出てきましたよ、噂の冷やし中華が。キュウリ、卵焼き、ハムの千切りが乗っかって、スライスしたトマト(!)が彩を添え、そして俺には嬉しいカラシてんこもり。
 食べてみるとこれがまた、冒頭で挙げた冷やし中華の欠点を、俺的には見事クリアした作り。程よい麺の固さ、心地よい酢の香り(酢自体は結構好きなほう)、それにわけのわからない果物じゃなくトマトだってあたりが嬉しいじゃないですか。具も必要最低限って感じで好感が持てます。
 見た目もなかなか。あれだね、出身地の違う100人の人間集めて、紙に冷やし中華の絵を描いてくださいって言ったなら、たいていは「康楽」の冷やし中華に重なるものを描くだろうなあ。
 兎にも角にも、5月の半ばにこんな「キングオブ冷やし中華」を食えるとは思えなかったわけです。1.5玉とは言っても、死ぬほど腹いっぱいっていう量ではないけど、食い終わり店を出た後、妙な満足感がありました。値段もいいしね、気取ってなくて。
 そういうなかなか、ツボを抑えた冷やし中華を食べることが出来た幸せな日でした。

Uro-Oboe評論 Vol.004 「東京原発」

2005-05-16 12:13:32 | Uro-Oboe評論
 私の故郷は北海道の南部、渡島半島の南端にある町です。晴れた日に津軽海峡を眺めると青森県の下北半島が良く見えます。どうも縄文人もこの海峡を行き来していたらしく、地元の遺跡からは米の入った土器が見つかっていると言います。これで稲作が行われていた日には、日本の古代の文化概念は結構変わってしまうかもしれませんね。
 さて、このカテゴリー、「Uro-Oboeな書評」だったものを映画や書籍などへの感想、論評をフツーに書くためのカテゴリーにしました。普通、と言ってもうろ覚えには変わりないので、やっぱり適当です。
 いきなり地元の話をしたのは、その対岸にある青森県大間というところに原発を作るという計画が結構前から持ち上がっていて、青森県内は愚か、海峡越しのお向こうさんである北海道函館市でも反対運動が起きたことを覆えているからです。
 泊原子力発電所が出来た時にも同じでしたが、行政や国、電力会社が言っていることは兎にも角にも「絶対に安全です!!」でした。高校生くらいの私は「そんなに安全なら大都市に作ってもいいんじゃないかなあ」などと思い、さらには「なんだったら国会議事堂か皇居の地下にでも原子力発電所を作ればいいじゃないか?」とも思いました。
 だって、大電力を必要としているのは田舎よりも都会なわけですし、それを支えるためにわざわざ田舎の第一次産業をぶち壊して原発つくりに来るんだもの、なんか変だなあって子供でも思いますわ。
 特に青森県の大間や、北海道の函館など、海産物で有名なところですよ。大間沖のマグロなんて近海もののマグロでは最高値で取引される超高級魚だし、ほっけやかれいなどの庶民の食い物だってたくさん取れるわけです。原発できてたって関係ないだろうって?都会の人、知らないでしょうけど、原発が出来たら周りの海の漁業権、漁業組合とかから買い上げられちゃうんですよ、つまり船が近づけない=漁が出来ない。その代わり高い保証金みたいなもんが払われるわけですが・・・・・・今までとってた海産物はどうなっちゃうわけ?つまり、第一次産業としては完全な崩壊ですね。
 昔からそんなことを考えていた私が、ずっと気になっていた映画が今回紹介しますこの作品です。

『東京原発』

 レンタルショップでDVDを発見し、昨日、ようやく見ることが出来ましたが、私としては『大誘拐』に次ぐ自分的ナイス邦画ランキング上位ランクインといったところです。
 あらすじはどうぞ公式サイトへの上記リンクにて確認していただきたいのですが(それ以上に観て欲しいのですが、特に東京の人に)、まさに私が高校生以来ずっと抱えてきた考えを地で行き、かつ上空1万メートル上のアイディアで「おお!」と唸らせる内容と問題提起に、結構ぐっときました。
 まず、役者で見せる映画、と言うのでしょうか。その手の映画、結構好きですが、出演している役者の渋いこと渋いこと。
 主役というか、一番目立つ役どころとして、「東京に原発を誘致する」とぶちあげる天馬東京都知事役に役所広司。彼、色々な役を演じていますが、月影的に一番印象が強いのは三谷幸喜脚本・演出の『巌流島』のヘタレの宮本武蔵です。彼の演じる都知事、明らかにあの石原慎太郎東京都知事のバカジジイを意識した設定になっていますが、物語が進むにつれ全く別人の「狡猾かつ理想を重んじる政治家」に見えてきます。こんな知事、欲しいわなあ。
 都庁の住人として脇を固める役者も、民間のシンクタンクから天満都知事に引き抜かれた副都知事役に段田安則、ネットワーク管理者向けなデータ収集整理マニアの笹岡産業労働局長役に平田満、石橋は叩いて壊してもう一回作って渡らないと気がすまなさそうな佐伯政策報道室長に田山涼成、テレビCMなどのマスメディアだけで世の中理解しようとしているような石川都市計画局長、ミスター“俗物”な大野財務局長に岸部一徳、そして紅一点、行き遅れた資源浪費家の泉環境局長に吉田日出子。
 この顔ぶれをざーっと眺めると、「なんだよこの濃さは!」となりますよね。
 他にも、ぼけてるんだか真面目なんだか分からない原発反対派の榎本東大教授に綾部俊樹、きっと死ぬまで苦労してそうな及川特別秘書に徳井優(『引越しのサカイ』の人だわなあ)、国家機密を携帯で大声で話す松岡原子力安全委員に益岡徹(『巌流島』では武蔵を励まして決闘させようとする佐々木小次郎役だったけな?)、そしてどんどんぶっ壊れていくトラック運転手中村役に塩見三省。
 これだけの役者を芝居させるとなると、物語自体破綻しかねないわけですが、メインの舞台となる会議室でのやりとりはなかなかに面白い。せりふ中心の芝居ってだれちゃいますが、適度なインターバルと別に同時進行しているもう一つの物語ともあいまって、不思議な緊迫感と笑いがこみ上げてきます。
 ネットでの評判もそこそこいいらしく、劇場公開しているところが少ないことを惜しむ声が多いようです。
 作品としてもブラックユーモア溢れる快作だと思います。しかし、私としては作品の持つテーマというか、問題提起がやはり気になります。
 安全なはずの原子力発電所を何故東京に持ってきてはいけないのか?あるいは何故田舎でなければいけないのか?この問いに明確に答えられる推進派ってのは、今まで見たことがありません。
 本当に原発が必要なのであれば、推進派の人たちは少なくともこの作品で上げられている数々の疑問、問題、課題に対して明確に答えられるべきだと思います。無理だとは思いますけどね、そもそもが矛盾しているわけですから、「絶対に安全な原発」。
 いくつかの不祥事があり、さすが「絶対安全」と言い切ることは少なくなりましたが、安全に対する意識が高いとも思えません。
 原発のある地方で、下請けの地元の電気工事の人などが、防護服なしで炉心近くで作業しているというのは、ご当地では有名な公然の秘密ですよね。首都高を放射性物質の運搬に使っているってのと同じくらいに。

 なんにせよいい作品です。田舎で温熱排水で周辺の海流や環境を狂わせるよりも、都会で温水を有効に使ってもらったほうが、ウランもプルトニウムもうれしいと思いますがね(おもわねーよ)。

嗤うでもなし 其の弐拾弐 「世評斜め左斬り」

2005-05-13 10:52:43 | 嗤うでもなし
 今朝、とある友人に「お前のBlogでは、最近複数の出来事を並べて連続で批評していく記事はやらなくなったのか?」と言われ、なんのことだろう?と思ったら、このエントリーのことか?
 まぁ、嫌いではない書き方なのでやってみることにしよう。

◆尼崎・列車脱線事故
 すっかり事故とは無関係なJR関係者の醜聞暴露合戦になってきた感がある。どうせJRのことである、対立労組が互いに相手の情報をマスコミにリークし合っているのだろう、と思っていたら筆者にもそんな噂が実際聞こえてきた。連合系と総連系の叩きあいというのだから、古典的な対立構造だ。大阪市の職員労組といい、最近労働組合のあり方をある意味貶める動きが多い。そして、それらの労組の不始末を、労働組合というもの自体の不要論に摩り替える戯けどもをなんとかしろ。

◆イラク邦人誘拐
 昨日の読売新聞紙面で斉藤さんの経歴やらなにやらを偉く細かく掲載していたが、先に言っておく。元・傭兵だろうが平和活動家だろうが、事件の本質は変わらないということであり、これに対して大新聞が、一貫した論評が出来ないのであれば日本のジャーナリズムは完全に末期と言っていい。すでに「海外で自ら血を流し戦い続けた人間ならば同情し全力で救助せよ」などという呆れた言動もちらほら聞こえる。筆者に言わせれば、元・傭兵の警備員(それも限りなく占領軍の支援部隊に近い存在)であるのなら殊更に狙われてしかたあるまい。同じことをやって軍人が称えられ、一般人が蔑まされるという傾向自体が歴史的にも危険なことだと思う。

◆中国・反日デモ
 エロ拓が「愛と勇気」で以って、この問題は双方で第三の道を探さねばらないなどと抜かし始めた。落としどころのない問題に新たな要素を付け加えてうやむやのうちにしようという、自民党穏健派の中途半端な姿勢が日本最大の狂信的右翼組織としての同党過激派の増長を許したのではないか?その結果生じた問題がはたして「国益」とやらに適うというのか?愛だの勇気だの大和魂だの気合だの、抽象的な言葉が乱舞し始める世相にますます薄ら寒いものを感じる。

◆少女監禁暴行事件
 この手の犯罪が発生すると、世論の中でまずでるのが「ゲーム、テレビ、映画などのメディアに問題がある」というのと、「こんな犯罪者は去勢でもしろ」。この手の論調を良しとする輩はそんなに全体主義国家が好きなのだろうか?画一的かつ厳罰主義の閉鎖された社会がやってくるのをそんなに歓迎しているのか?「だからこそ個人の倫理観が問われるのだ」お説ごもっとも。閉塞し得ないフレキシブルな倫理観を大人たちが示せたことが、この国の歴史にいつあったのか、逆に問いたい。「じゃあどうすればいいの?」と必ず聞かれるわけだが、あえて田中角栄が官僚たちに言い放った言葉を引用しよう、「そういう難しいことを考えさせるために一流大学出のあんたらが居るんだろう」。

◆障害者自立支援法
 この手の業界にいる友人から「いろんなサービスがありますよ、でもお金が払えないのならなにも利用できません。障害者本人に金が無かったら家族からごっそり頂いた上で利用してもらってもいいですよ」という法律だと聞いた。この手の問題を聞くといつも思う、「何ゆえ、我々は国家社会を形成するか?」。社会福祉と教育は国家の拠って立つ所ではないのか?憲法と言う国民から国家への命令を基にして、国家は与えられた権力を行使して国民をより良く生かすよう、勤めるのではないのか?国家が国民相手に商売するなど言語道断である。自立支援でもなんでもない。

 そして法律だけではなく、その憲法も国家が好きな商売をしやすいように変えようとしている。そりゃ武器も売りたかろう、軍隊も出してみたい、アメリカにもっと尻尾も振りたいのだろう、新しいおもちゃを買ってもらった子供がするように、今までじだんだを踏んでも手に入れられなかったものを手にして得意になりたいのだろう。
 全ては抽象的な印象と短絡的な日和見主義による一人だけのガキ大将を目指し始めているこの国に、希望はもはやないのか。

暮らしの適当手帳(Vol.12)「『俺がハマーだ!』とハードボイルドと」

2005-05-10 11:21:51 | 暮らしの適当手帳
▼GWを経てダメぶりに輪をかけた月影です。スナックのねーちゃんにはしてやられ、ツーショットチャットの相手からたしなめられ、見知らぬねーちゃんからすごまれ。
▼あんまり腹が立つんで会社の懇親会の2次会で、某支社から来ていた同い年のK嬢に「スカートの中、見えてたよ?」と小声でウソをつぶやき狼狽させて遊んでいました。「私そんなキャラじゃない!!」などとあたふたしてました、あははは。あ、結局ウソだってこと伝えるの忘れてた・・・。
▼さて今回はハードボイルドについて、取り上げます。俺にとってのハードボイルドの原風景は、ハンフリー・ボガードでもなく、マイク・ハマーでもなく、松田優作でもなく(あ、やっぱりこの人の『探偵物語』かも・・・どっちよ)、最近気づいたことなんですが、スレッジ・ハマーなんですよ。誰だそりゃ?と思ったあなた!三遍回ってわんといって顔でも洗ってきなさい!
まあ、こんな感じですが、実は幼少のみぎりに見て以来、全く見ていません。そのうち、気が向いたらDVDを買ってみようとは思っていますが、その前に、腕一本は冷凍できる冷蔵庫と、小動物乾燥用の電子レンジと、リモコンバイブ(自分用)の購入が先なので、予定は決まっておりません。まかせてください、わかってやっとるんです。
▼幼心に残った印象は「馬鹿は休み休み言っちゃいけない、とことんまで突っ走るのが馬鹿なんだ」ということです。ませたガキですね、目の前に居たら逆さ釣りにして永代橋の上から水中へゴムなしバンジージャンプさせたくなります。そのうえこのガキ、訪問先の親戚の家で、その家の子供らと「ハマー」となんとかレンジャーだったかのどちらを見るかでもめてます。
▼ハードボイルドなんて、かっこいいわけなんかないのです。大抵かっこいいと思われたり、素敵と思われたり、いいことだと思われることをやるのは、誰にも知られないようにする人種をハードボイルドな人たちって言うんだと思います。そう俺は信じてますよ。見えないものをどうやってかっこいいと思うの?
▼空気ですよ、空気。あなたが旦那/女房とのセックス以上にタダだと思っているその空気には、多くの情報がつまっとるわけです。相手がハードボイルドな人かどうかを知るためには、まず相手の空気からそれを知るという知的でセンシティブな感覚が必要なんです。つまり、ハードボイルドでいること以上に、相手がハードボイルドだと知ることのほうが高度だってことですよ。
▼ってことで、あたしはそんな一歩上を行く男を目指しているので、会った人は全てハードボイルドな人だと思うことにしています。なんて知的な態度なんだ!痴じゃないぞ。
▼ハマーを思い出しながら文章を書くと、なんとなく羽佐間道夫サマを意識しちゃいますね。影響されやすいんですよ、近所の女の子に生理が来ると、俺も国民年金の催促が来ちゃうくらいですから。
▼まあ、そんなこんなでハードボイルドってなんだろうってことで、「俺ハマ」を語ろうとしたら、案の定むちゃくちゃな内容になってしまいましたが、これもわかってやっとります!
▼なんでこんな文章を書いたかと言うと「レイモンド・チャンドラーの世界」というページにハードボイルド診断というコーナーがあったので早速診断してもらったところ、

あなたのハードボイル度は 69.75% です。



マイク・ハマー  タイプ



貴方は現代に取り残された数少ない

真性ハードボイルド者です。

自意識過剰で独善的、

他人の言葉には耳を貸さず

己の信ずるところを邁進するタフな精神力の持ち主。

社会生活においては他者との衝突は避けられず、

謂れのない不利益を被ることも多いはず。

まだ多少なりとも幸福願望が残っているのであれば

今が更正する最後のチャンスと思われます。

今すぐ、かかりつけのヤミ医者に

相談してみる事をお勧めします。



▼更生するチャンスとまともな恋愛なんて大学時代にとっくに捨てた月影でした。だから俺はマイク・ハマーよりスレッジ・ハマーのほうがいいんだよ。供は「いいちこ」と「ピース」でいい。

F.P.A.T. Rev.4.005 「PHS中継局JW1がやってきた」

2005-05-07 20:09:45 | F.P.A.T
◆東京の自室より地元のほうが電波が良かったPHS

 なんのかんので、4年以上もPHSユーザである。それも、どこでどういう風に決めたのか忘れてしまったのだが、NTTでも無ければアステルでもなく、DDIポケット、つまり今のWILLCOMである。
 私は周囲に対してだいぶ前から「PHSは生き残る、それもちょっとすごい進化をして、な・・・」と予見じみたことを言ってきたのだが、最近の定額通話やモバイル関連の取り組みなどをみるにつけ、私自身の予見は決して外れてはいなかったと思う。
 さて、自慢話はおいておいて、PHSは昔から中継局が多く設置されていない地方では非常につながりにくいという問題があった。
 さらに、ビルや建物が込み入った場所も同じである。通常の携帯電話はでかいアンテナを立てて強力な電波で広くカバーしようという仕組みなのに対して、PHSは至る所にアンテナを設置して、細かくカバーするという仕組みである。
 となると、金はかかるがでかいアンテナを一本立ててしまえば終わりなのが携帯であるのに対して、一台当たりは比較的安価なアンテナをこまごま設置していくのがPHSだ。当然、地方にいけばいくほど、そんな細かい作業はなかなか進まないので、地方ではつながりにくい、はずだった。
 私の地元でもかなり心もとなかったはずの通信エリアが、この間帰省したときには、どこに行ってもほぼバリ5(PHSの受信強度は5段階)なのである。ふと近所を眺めると、こっそりとPHSのアンテナらしきものがあるじゃないか。電話をかけても、踊ろうが寝ようが体操しようがほとんど切れないのである。
 東京の自室だとそうはいかない。電話中はほぼ、一定ポーズをたもったままである。そうじゃないと、いきなり切れてしまうからだ、微動だにできないのである。
 職場は内線そのものがPHS(そのうえWILLCOM)のせいか、まったく気にならない。私の身近で一番電波の悪いところというのが、他ならぬ自分の部屋だったということである。
 地元より悪いって、どうなのさ・・・ということで、ついにPHS中継局JW1の登場である。

◆俺の苦労を返せ、劇的な差に衝撃を受ける

 無線などをやっていた/やっている人だと、レピータと聞いたら「中継局のことだろ?」となる。電波を中継してより遠くと交信できるようにするために設置されたものが、いわゆる中継局、レピータである。
 今はほとんど見られないアマチュア無線でも、地域の有志が山の上などにレピータを設置し運営する場合がある。
 携帯電話の場合は電波の出力が非常に強いため、おいそれと個人では中継局を作ることなどできはしない。それに対してPHSの電波の出力は弱いため、制限付きではあるが個人でも設置できるようだ。
 それが今回私が手に入れたJMEW1011、松下電工製のPHS用レピータである。購入したのではなく、1万円を預けて、レピータを借り受け、WILLCOMに成り代わりユーザが設置する、という形である。
 箱から取り出し、電源をいれ、電波状態が良好な場所を探す。たいていは、窓際などに設置すれば問題ないわけで、実際私の場合だと、窓際では3つの強さのうち、ランプが2つ点灯する状態だった。
 さあ、問題のPHSである。今まで、寝転んでは切れ、背伸びをしては切れ、振り向いては切れしていた状況は改善されたのか?
 さっそく、117に電話してみる。寝転ぶ、背伸びをする、振り向く、暴れる、踊る・・・・・・あれ、ぜんぜん切れないぞ?
 余りにもあっけなく問題は解決したので、拍子抜けした感はあるが、改善振りは劇的といっていい。なにゆえWILLCOMはこのレピータの存在をもう少し宣伝しないのだろうか?
 こんなに変わるものだったらもっと早めにやっておけばよかった気がする。今日は自転車を買ったついでにレピータも手に入れてきました、という話である。

F.P.A.T. Rev.4.004 「Poderosa公式リリースが出たよ」

2005-05-06 13:42:22 | F.P.A.T
◆ターミナルエミュレータ『Poderosa 3.0.0』、ついに登場

 いやはや、ついに出たか、という感じである。以前から何度か紹介していた『Vara Term』のオープンソース化&後継ターミナルエミュレータである『Poderosa』が、公式サイトにて、正式リリースである『3.0.0』を発表していた。
 表示などのバグ取りがベータ版で頻繁に行われていたが、どうやら一段落ついたらしい。しかし、相変わらず『.net Framework』のSP1ででの不具合は解消できていないということであるが、この現象が発現しないユーザ/マシンにとっては、ついに『Tera Term Pro』や『Putty』以外の大きな選択肢が増えたこととなる。
 改めて紹介するまでも無く、TelnetやSSH1/2に加え、シリアル、Cygwin、マイクロソフトの『Service for UNIX』など、接続の方法も多様である。こと、『.net framework』などをかじっているユーザにとっては、かなり高度な動作をPoderosaのマクロで行えることも魅力だと思うし、前時代的なインターフェースであったTeraTermなどと比べると、タブウインドウ方式やXP準拠のインターフェースなど、
 私自身が、なによりありがたいと思っているのは、多様な接続方法と以外にベーシックな部分で細かい操作性だ。このエントリーでも紹介したように、コピー&ペーストしても入力が変にならない、また、Telnetででのコマンド送信や接続のステータス確認など、従来のターミナルエミュレータでは「この機能さえあれば、ちょっと便利なんだよなあ」とぼやいていた部分が、かなり解消されていると思う。
 これからの同アプリの課題は多いとは思うが、いかんせん、使いやすい&使えるアプリだけに、プロジェクトメンバーの皆様には、さらなる完成度を目指して頂きたいところだ。

 と、これ以外の記事は、まだ連休ボケが抜けていないので、後日に。

海外映像作品吹き替えメイン主義宣言!

2005-04-26 02:26:31 | 吹き替えメイン主義
 新カテゴリーです。このカテゴリーはいつか作ろうと思っていたのだ。そう、LOTRの字幕騒動と、あまりにもの字幕のダメダメ加減に愛想をつかした俺は、「バカ野郎!!英会話のお勉強をするために映画を観ているんじゃねーんだ!!愚直な吹き替えのセリフのコメディなんぞ笑えねえ!3時間、4時間もある尺の映画の字幕なんぞ追ってられるか!!」という悟りの境地に達したわけですよ。
 それからと言うものの、DVDを借りてきた場合、まずプレーヤーで再生した後にする作業は、副音声と字幕を、全て吹き替えに設定すること。特に長尺の映画と、コメディものに関しては、迷わずそうしている。会話のボケとツッコミを文字にすることほどネタを潰すことになるのだ。アメリカンジョークならびに各国ジョークなぞ、愚直に訳されても面白くもなんともないし、それって原作者やら監督の意図するところなのか?
 何度か取り上げている『指輪物語』の原作者である偉大なる20世紀のイルーヴァタール、トールキン教授は各国語に自分の著作が翻訳される場合の細かい指示を出していた。「固有名詞は極力、各国の言語に訳されるべきこと」、その指示に忠実に従ったのが瀬田貞二先生だ。どっかのバカがカタカナで「ミドルアース」なんて芸もなく書いちゃったが、何ゆえ瀬田先生が「中つ国」と訳されたかを鑑みろってんだ。
 つまり、英語のジョークは英語をある程度理解している人間にとって笑えるものがほとんどであり、その英語をそのまま訳したり、音訳したところで何の意味がない場合が多いわけだ。逆に日本語の小噺を英語に訳してもさっぱりなはずだぞ?「隣の空き地に囲いが出来たってねえ」「へぇ」。これが英語なら「The wall was made in the next vacant lot. 」答えていわく「It is so. 」。なにがおかしい?隣の空き地に壁が出来たことに対して、それを伝えられた側がその出来事を知ったことが肝ではない。「囲い」と「へぇ」が「壁(へい)=囲い」という意味を重ねて、冗談として成立させようとしていることが肝なのだ。アメリカンジョークもロシアンジョークもユダヤジョーク、チャイナジョークも全部その言語において初めて意味を成すものが多いのだ。
 つことで、俺はコメディに関しては、もう今後絶対吹き替えしか見ないことにした。そう思うのは以上の理由だけじゃない。吹き替え声優が、まじで面白いし、かっこいいからだ。
 この国には、職人的声優(いや、そもそも俳優の類は全て職人のはずであって、中途半端なアイドル的存在ではないと思ってきたのだが、昨今の状況は・・・敢えて言うが、女性の声優は、俺の中での若手は林原めぐみ、日のり子、三石琴乃、かないみか、この近辺しか認めてない)がちゃんといるし、彼らは吹き替えという作業を通じて、海外の作品の面白さを5倍にも10倍にもしてくれてきたのだ。
 そんな中で代表格をあげろ、と言われたら、羽佐間道夫、榊原良子、野沢那智、青野武、塩田朋子、内海賢二、若本規夫、森山周一郎、大塚周夫、大塚芳忠、山寺宏一、若山弦蔵、勝生真沙子・・・・・ってまじキリがねーじゃねーか!!!
 ともかく!俺はこの人らのことは、俺は出演俳優に並ぶ存在だと思っている。もうさ、男として、榊原良子さんの声で耳元囁かれた日には、キザだとか変態とか言われても、その場で絶対に鼻血出しながらキスしちまうでしょ?羽佐間道夫と野沢那智と若元規夫と山寺宏一がいっぺんに出てくるっていう作品が手に入ったら、もうひとしきり狂喜乱舞してビール1ダースとタバコ1カートンとビーフジャーキーと布団を用意して完全没入モード突入でしょ?これで小林清志のシブさで締めて、堀川亮が予想もしないようなボケっぷりを発揮してくれたらあたしゃもう、ほんと、首都高全速力でマラソンしてそのままはるか地平に消えてやりたいですよ、ええ。それを考えたら、富山敬や塩沢兼人が亡くなったってのは、ほんともったいないっていうか、哀しくてやりきれんのですよ。
 ちなみに俺の敬愛するショーン・コネリー卿は若山玄蔵、ジム・キャリーには山寺宏一、アーノルド・シュワルネッガーには玄田哲章、これ以外認めていません。ってかほんとキリがない・・・。家弓家正もいいなあ、サルマンの声、あの人以外いねえよなあ、イアン・マッケラン卿には有川博が俺の中で落ち着いてきたぞ・・・。

ともかくだ!!!

 俺は洋画吹替の声優を愛する!擁護する!!これをメインとする!!!分からん奴はわからんままでいいのだ。ぴんとこない字幕なぞ、二の次だ!

 なんていう、ずいぶんとヒステリックかつ、中身のないエントリーでした・・・。