タイ映画 & アジアな毎日  Thai Movie & Asia Entertainment Diary

主に最新・最速タイ映画情報の掲載とアジア全般のポップカルチャーを楽しむ日々をのんびりと語る日記です。原稿依頼歓迎!

「タイ映画&アジアな毎日」アメーバブログに移転しました。

2011-02-07 01:02:11 | Weblog

 いろいろ考えた末、このブログをアメーバブログに移転しました。

 http://ameblo.jp/siratamakothaimovie

 みなさまのブックマークは、順次新しいブログに登録しなおします。アメブロの方は読者登録

 していただけると、嬉しいです。

 移転の理由は、いろんなブログの中でもアメブロをやっている人が多そうだと思ったからで

 す。 情報交換や、あるいはタイ式エンタメの魅力をもっと広く伝えるのにはいいかも。

 あと、ブログデザインのカスタマイズが簡単なところが魅力です。トップ画像を自分の好きな

 映画のバナーやポスターにできるので、毎月イチオシの作品を紹介していきます。

 こうしている間にもどんどん情報が蓄積されていって.....

 マイペースかつなるべくタイムリーに新しいブログでも頑張っていきます。

 また新しいブログで交流しましょう。

 白田 麻子

 


ブログをお引越しする予定です。

2011-01-08 21:52:45 | Weblog

 あけましておめでとうございます。出遅れた感がありますが、今年もよろしくお願いいたします。

 昨年は本業が立て込んでいて、ブログの更新があまりできませんでした。今年もどうなるか未定ですが、日本国内でのタイ式エンターテイメント情報の火は絶やさず、更新していきたいと思います。

 今月中にブログの引っ越しを考えています。

 その時はまたお知らせします。

タイ式芸能ライター 白田 麻子(しらたまこ)拝

 

 

 


「闘え!ジージャー」 NHK アジアンスマイル 12月14日放映

2010-12-14 00:05:01 | タイ映画

タイが世界に誇る、最強のアクション女優、ジージャーのドキュメンタリーの放映日が決定しました。この記事を再掲載します。地上波でも放送します。

【BS1】

12月14日(火)NHK BS1 午後6:00~放映

再放送予定

12月18日(土) 午後5:30~5:50

12月20日(翌週 月) 午前9:20~9:40

【地上波】

12月19日(日) 午前5:30~5:50

アジアで頑張ってる若者を追ったドキュメンタリー番組、アジアンスマイルに、タイの最強アクション女優、ジージャーが登場!

    NHKアジアンスマイル公式サイト

2009年大阪アジアン映画祭オープニング上映で、観客大興奮!その後、日本でも公開されたアクション映画 「チョコレート・ファイター」の主演女優です。

   チョコレート・ファイター公式サイト

阿部 寛さんとの共演も話題になりました。

監督は「マッハ!」のプラッチャヤー・ピンゲーオ氏。

この番組で、ジージャーの今が分かります。ジージャー、また日本にプロモーションで来て欲しい。


第8回国際文化フォーラム「文化の多様性と東アジア」東京・奈良・福岡

2010-11-17 23:53:02 | Weblog

 文化の秋、仕事の秋です。今日は情報掲載だけで、失礼します。

 http://www.bunka.go.jp/culturalforum/nittei/


 特に奈良のセッションでは、映画評論家の佐藤 忠男さんの貴重な基調講演に、「ブンミおじさんの森」でカンヌでグランプリを受賞したタイのアピチャッポン・ウィーラセータクン監督、日本からは河瀬 直美監督......など、映画好き、特にアジア映画好きにはたまらない豪華メンバーがそろった豪華な講演会です。


タイのロック歌手、ナカリン・キンサックのMVのヒロインに小澤マリアさん

2010-10-23 02:22:56 | Music
「ポット・ヘック」(勇気が出なくて)byナカリン・キンサック 恋する男子への応援バラード

 MVが youtubeに公開されました。

 「ポット・ヘック」(勇気がでなくて)パーン・ナカリン・キンサック  

 メイキングも公開されています。

 ミュージックビデオ 撮影メイキング 

 解説はのちほど。

実は日本って、面白い。日本文化を体験するAdventure Japan のツアー

2010-10-23 01:26:02 | Weblog
山形の食を巡る、明治創業老舗料亭の平成のおもてなし 11月6日(土)~7日(日) 

 日本を再発見して冒険しよう、というコンセプトで英語・タイ語・中国語・フランス語・そして日本語で季刊で発行している旅行フリーペーパー

 Adventure Japan

刊行してからあっという間に2年。世の中に外国人向けの観光フリーペーパーはたくさん出ていますが、Adventure Japan 略してAJは、何度も日本に来るリピーターの観光客で、深く日本の文化を知りたい、季節の美味しいものを食べたいといった方々を対象にしています。

 そして、日本人も意外と日本のこと知らないんじゃないか、ということで日本語も表記しています。白田も、翻訳監修でか関わっているのですが、読みながら、え、知らないことばっかり、とかこんなに美味しいそうなものがあるの?と楽しんでます。

 そんなAJですが、本を飛び出して日本文化を知るツアーを数回催しており、好評です。近日中のツアーのチラシを紹介します。外国人のお友達も誘って、ぜひ。



 

 

「カメリア」東京国際映画祭(TIFF)チケット譲ってください!

2010-10-23 00:52:26 | タイ映画
 小澤マリアさんのMVがYoutubeにあがったら、続きの話を書きます。

 で、根性が足りず、Yahooオークションでも取れなかったのですが、

 東京国際映画祭で上映される「カメリア」

 万が一行けなくなっちゃった方がいたら、譲ってください!1枚でいいです。

 まあ、韓国映画のファン、行定監督のファンも多数いらっしゃるので
 ダメモトで書いてみました。当日券も出るのですが、難しいでしょうね。

小澤マリア タイのロックの大御所、ナカリン・キンサックのMVのヒロインに大抜擢

2010-10-21 23:13:59 | タイ映画
  タイの大手音楽会社GMM GRAMMY(日本のAvexのような音楽会社)の中でも、多数の人気ロックバンドを抱えるレーベル、genie recordsは、日本、そしてアジアで大人気のAV女優、小澤マリアさんを、ロックの大御所、ナカリン・キンサックのヒロインに大抜擢した、と10月の上旬に発表。

 genie recordsのニュース(タイ語)写真と予告編あり。


 小澤マリアさんのコメント(英語)
 
小澤マリアさん出演のミュージックビデオは、日付変わった0:15分(タイ時間) 5チャンネルの音楽番組 Five Liveで初公開!

MVの詳細については、見てから話しましょう。

278分の長編日本映画 「ヘヴンズ ストーリー」公開中

2010-10-19 22:29:54 | Movie
 現実に社会で起きている事件を思わせるような内容で.....

 ある日何気ないメールが来て、勧められた日本映画「ヘヴンズ ストーリー」(現時点で、未見)。タイトルを気に留めなかったのですが、ふと

 「ヘヴンズ ストーリー」公式サイト

の作品解説を読んでみて、もの凄くひっかかりました。この内容なら4時間以上の映画になるのも納得です。長いだけでなくて、演技派俳優さんが多数出演されているのも気になる。

 ただ正直この映画を見に行くのに、結構思いっきりが必要なのです。長いし。Twitterによれば、監督、俳優さんなどトークショーが何回もあるということなので、これをお目当てにして見に行くのがいいかなと個人的に思ってます。

「ヘヴンズ ストーリー」twitter

10月23日(土) 光石 研さん舞台挨拶

訂正:シネパトスの回は無くなったそうです。

ユーロスペース 18時の回 上映前

twitterからの最新情報でした。

10月17日(日)タイ関係のドキュメンタリー3本@ポレポレ東中野

2010-10-16 03:04:59 | タイ映画
 山形ドキュメンタリー国際映画祭で上映された作品を、東京で一挙上映中ですが、17日(日)は、タイを舞台にしたドキュメンタリーが3本上映されます。


 ドキュメンタリードリームショー 上映スケジュール

11時~  直井 里予監督トークあり

 タイを舞台に、精一杯生きる人々をフラットな視点で撮り続ける直井里予監督のドキュメンタリー。前作「昨日 今日 そして明日へ....」の続編。

 「アンナの道ー私からあなたへ・・・」

  映画公式サイト

 そしてこのたび、この2本「昨日 今日 そして明日へ....」と">「アンナの道ー私からあなたへ・・・」の映画の背景をまとめた本を監督が執筆、出版されました。

 「アンナの道 HIVとともにタイに生きる」

 HIVというタイトルによる暗さは全くなく、生きる元気がもらえる、そんな映画と本です。本はこれから私も読みます。

13:30~ 共同監督 コン・リッディー(バンコクポスト映画担当記者)トーク

「改宗」

 イスラム教徒と言えば、タイ深南部の国境紛争のイメージがありますが、イスラム教徒だってふつうの人間。タイにいるイスラム教徒の日常を、自らもイスラム教徒である3人の監督たちが切り取った作品。バンコクで働く仏教徒の女性が、イスラム教徒の男性と恋をして、改宗する話。なんと女性は、ダコタイ版の元編集長。

16:00~ コン・リッディーさんトーク

 先日、アピチャートポン監督作品のトークをコンさんがやってたのを聞きましたが、さすがバンコクポストの名物映画記者、話がとても面白いです。

「稲作ユートピア」



東京国際映画祭で上映されるタイ映画 「ハイソ」「カメリア」

2010-10-15 23:45:56 | タイ映画
 既にご存知の方もいると思いますが、今年の東京国際映画祭で上映されるタイ映画は1本とオムニバスの中の1本です。

 なんと、平日以外の2回の上映の前売り券は既に売り切れています。

 
 「ハイソ」

 は、いわゆる商業映画ではなく、日本ではミニシアターでかかるような実験映画出身の監督。しかし、今回は商業映画でも大活躍の人気俳優、アナンダーが主演。カンヌで受賞したアピチャートポン監督以来、この系統の作品がこれからタイでもどんどん出てくるでしょう。
 
 そして、個人的にすごく見たいのにチケット逃したのが

 「カメリア」の中の「アイアン・プッシー」

 2003年にTIFF「アジアの風」で上映された「アイアン・プッシーの大冒険」のシリーズ、
プサン編。アーティストのマイケル・シャオワナーサイ氏が、タイのいろんな映画監督と組んで撮ってるシリーズ。主役はゲイのアイアン・プッシー(マイケル主演)プサンでどんな風に大暴れするのか、見たいんでダメなら当日券に並ぶしかないです。

 ウイシット・サーサナティアン監督のFacebookに撮影の様子の写真が掲載

tiff の Twitterで本日10時から若干チケットの追加販売が出るとのことです。

タイで公開中。注目のタイ映画3本!!!

2010-10-10 01:23:45 | タイ映画
 現在タイで公開中のタイ映画は、今年の注目作品で充実した内容。シラタが実際に見て、面白いと思った作品ばかり。おススメの順番は、①、②、③ですが、公開の時期は③、②、①なので、③から見にいかれた方がいいかと思います。

 上映情報サイト

 Major Cineplex上映情報


SF Cinema City 上映情報


① 「インシーデーン」(赤い鷲/Red Eagle)



อินทรีแดง(Red Ragle)予告編

(あらすじ)
 2016年のタイ。タイは政治・経済面で不安定な社会状況に陥っていた。そんな中、地方都市では、(地方を犠牲にし)国の発展のためという大義名分で、原子力発電所の計画が進められていた。タイの富豪の一族の子女、ワッサナーはNGO活動をし、この計画に反対していた。彼女は現首相の元婚約者でもあった。そんな不安な社会状況の中、法では裁けない悪人を自らの手で裁く「インシーデーン」(赤い鷲)と名乗る暗殺者がいつしか現れるようになった。彼は殺人現場に、自らの名刺を残していく。当局は、若手刑事のチャートに、インシーデーン逮捕のプロジェクトを任せた。それとは別に、闇組織が「黒い悪魔」という殺人狂をインシーデーンの元に送り込んで....(続きは映画で)


②「チュアファーディンサラーイ」(永遠に/Eternity)
ชั่วฟ้าดินสลาย(Eternity)予告編

(あらすじ)

 地方にやってきた旅人の青年が夜中に奇妙な叫び声を聞いた。翌朝屋敷に長く務める男性に問いただすと、彼は一昔前の悲劇を静かに語り始めた。
 
 タイで絶対君主制から立憲君主制へと移行した立憲革命の1932年の1年後。バンコクで働いていたユッパディーは、地方で森林業を営むビルマ人の富豪で父親ほど年の離れたパボーの元へと嫁いできた。進歩的な考えを持つ彼女は、欧米人の秘書を務めていたが、この国の政治の窮屈さを感じ、バンコクから逃れたいと思っていたのだ。その嫁ぎ先で彼女は、パボーの甥、サーンモーンと知り合う。彼女はイプソンなど欧米の文学書を彼に読ませ、自分を解放しなさい、と語りかける。いつしか二人の距離は縮まってゆき.....(続きは映画で)


③「グアン・ムン・ホー」(Hello Stranger)



กวน มึน โฮ (Hello Stranger) 予告編

(あらすじ)

 男はほとんど何の旅支度もしないまま、タイから韓国へのツアーに参加していた。ツアーは韓流ドラマのロケ地を回るばかりでつまらない。けれど、ひとりで街へ出ても英語が通じないので、とんでもないモノを食べさせられる。ある夜、酒を飲み過ぎてゲストハウスの前で寝込んでしまい、翌朝のツアー日程に間に合わない。たったひとりで韓国に来ていたタイの若い女の子に、「あんたがホテルまでの道を間違って教えたせいだ」と強引に観光につき合わせる。2人はお互いの名前を名乗らないまま旅をするゲームをしようと決めた。

「名前も知らない二人、はじめまして!」

とりあえずタイ式芸能情報はTwitterでつぶやきます。

2010-10-01 00:01:33 | Weblog
 ブログも速報性が大事なんですが、最近それができないので、イベント情報など取り急ぎ
Twitterでつぶやきます。

Twitter  siratamako

 アジアフォーカスの続きの記事は、すみませんが省略です。また芸能の流れに乗れた時点で最新記事をUpします。

【タイ映画上映レポート】アジアフォーカス福岡国際映画祭の2本。

2010-09-22 23:55:55 | タイ映画
アジアフォーカス福岡国際映画祭で、2本のタイ映画が上映中(以前のブログ記事)な訳ですが、2本とも2回 Q & Aを聞いてきました。2回分をまとめて、簡単にレポートします。

『ありふれた話』アノーチャー・スイッチャーゴーンポン監督

 監督によるとこの映画は、商業映画ではないインディーズ映画とのこと。障害を持った主人公の青年、その青年を介護する看護士、青年の父親そして、家そのものの4つの主役を通して、タイ社会を描いている。主人公というある一人の人間の、「生まれて、生きて、おいて、やがて死ぬ」という人生のサークルを描きながら、同時にタイ社会の変化や歴史的な出来事を描いている。表面だけを見ると、ある家族のなんでもない(ありふれた)物語に見えるが、実はそうではないということでした。実験映画出身の監督ながらの、時間軸を入れ替えた手法の意図、映画ではタイ社会が男社会であることから着想を得たキャラクター設定の意味についても詳しく教えてくれました。

(印象)予想外に雄弁だったアノーチャー監督。

 アノーチャー監督は、女性監督なのですが、まだ学生?と思うぐらいとても若々しくて(お肌もきれい)森ガールのようにシンプルな服装をしていました。監督は実験映画を撮ってきたので、この映画にもその手法は見られ、ふつうの劇映画を見るのとは理解の仕方も違います。観る人に考えさせるタイプの映画。実はわたしも分かりずらいところが何か所もあったのですが、上映後の質疑応答を聞いて、たくさんの謎が解けました。タイのインディーズ映画の某監督は、映画祭で質疑応答を聞いても、ワザとじゃないにしろ、さらに分からなくなるような内容を話す印象があったのですが、アノーチャー監督の伝えたいことをきっちりとたくさん説明してくれました。

『10月のソナタ』についての続きはまた....

秋のおすすめタイ式&アジアンエンターテイメントイベント in Japan

2010-09-20 23:45:00 | タイ映画
 さて、ただいまアジアフォーカス福岡国際映画祭ではタイ映画が上映されていますが、「芸術の秋」なので、各地のイベントでタイ式エンタメを楽しむことができます。しらた自身も足を運びたいと思っているイベントを以下に簡単にご紹介します。

アジアフォーカス福岡国際映画祭  まだまだ上映があります。21日はタイ映画まとめて2本。また、23日(祝)も監督の話を直接聞けるチャンスです。

21日(火)
10:30~「10月のソナタ」 Q & A有り
16:20~「ありふれた話」 Q & A有り

23日(木)
13時30分~「ありふれた話」 Q & A有り

26日(日)
19:00~「10月のソナタ」

② ドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形 in 東京 2010
9月18日~10月1日 / 10月9日~29日

 2年に1度、奇数の年に山形で、山形国際ドキュメンタリー映画祭が開催されていますが、偶数の年にはこれまで映画祭で上映された中からベストなセレクションが東京で上映されます。

タイ映画の注目作品は、今年カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したアピチャートポン監督(日本ではいろんな名前の表記があるのですが)の初期の作品を上映。

9月27日(月)18時45分~
 アピッチャポン・ウィーラセータクン監督 「第三世界」「真昼の不思議な物体」

(秘話)アピチャートポン監督がまだ無名だった頃、監督の作品を初めて国際映画祭に見出したのが、山形国際ドキュメンタリー映画祭なのです。

 トークショーは、バンコクの英字新聞Bangkok Postの名物映画担当記者であり、映画監督でもあるコン・リッディーさん。

10月18日は、タイで撮った映画とタイ映画を一挙上映

 「アンナの道 私からあなたへ~」直井里予監督トーク
 「改宗」「稲作ユートピア」   コン・リッディーさんのトーク。

③ 日本・シンガポール 映画人シンポジウム 10月1日 東京 3日 大阪 (申し込み締め切りは9月25日まで)

 エリック・クー監督講演&シンポジウム開催

 日本映画撮影監督協会、つまりカメラマンの協会主催。日本と関係の深いアジアの監督や撮影監督を招くこのシンポジウムシリーズですが、これまでに中国、韓国、タイ、インド、インドネシアの実績があります。

 映画を2本無料で見せてくれて、その国の事情がよく分かる充実の内容のシンポジウムで、私も毎年できる限り聞きに行っています。

④僕らの難民キャンプの日々 OUR LIFE 10月初旬公開

タイを舞台に、ドキュメンタリー映画を撮り続けている直井 里予監督の最新作。

 この作品は、5th UNCHR 難民映画祭で、10月9日、10日に先行上映されます。

⑤ 「アンナの道 ― HIVとともにタイに生きる」岩波書店から10月15日に刊行

 その直井 里予監督の前々作の映画「昨日 今日 そして明日へ~」前作「アンナの道 私からあなたへ~」を監督が文章の形に書き下ろしました。映画のエピソードに付け加えた内容とのこと。

 前作、前々作を見る限り、直井さんの作品は、ふつうの人のふつうの生活の心の在り様、生き方を丁寧に描いています。私が好きなのは、「昨日 今日 そして明日へ~」なのですが、普通の人の口から出る何気ない言葉が、いちばん心に響くのです。そしてHIVに感染したからと言って決して悲嘆してはいない彼女たちの姿。これはもうひとつのタイの側面です。

⑥ タイ映画祭 福岡市総合図書館 シネラ 10月6日~30日

 フィルム・アーカイブが所蔵するタイ映画に加えて、以前東京の、「タイ式シネマパラダイス」上映作品、「風の前奏曲」から「タム君アニメ」まで、タイ映画の過去から現代をさかのぼる、タイ映画ファンならばよだれが垂れそうなプログラムが集まりました。

 ⑦ 東京FILMEX で アピチャートポン・ウィーラセタクン監督作「ブンミおじさん」がオープニング上映作品に。

 ここ数年、山形映画祭と並び、FILMEXの常連でもあるアピチャートポン監督の、カンヌ受賞作がオープニングに。タイ映画が映画祭のオープニング作品になるなんて何年ぶりかと思うと、興奮します。この作品は、今まで監督作品と比べると、登場人物たちが最も雄弁なのですが、作品の舞台は今までと同じで「森」来年の日本公開も決まったとのこと。

まだあるかもしれませんが、知っている限りの情報は以上です。これから手帳に書き写しますが、楽しい秋になりそうです。