INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

近い遺産(107)

2024年04月24日 |    ┣ 近い遺産

(つづき)
「香椎浜海岸通り」。


バス停の周囲を見渡しても、


海岸はありませんが、


過去には確かに“海岸通り”でした。
試験場前」は「聖マリア病院前」、「九大前」は「箱崎三丁目」となりましたが、ここはいつまで「香椎浜海岸通り」であり続けることができるでしょうか。


運輸支局経由」「南公園経由」と区別するため、バスの行先表示の経由地として「海岸通」が大々的に使用され、そこそこ定着もしているので、このままそっとしておいたほうがよいのかもしれませんが。
ただ、この行先表示は、「海岸通」の位置にかなりの違和感あり(個人の感想です。実際のルートは、海岸通→総合体育館→こども病院→アイランドシティ照葉。違和感のある表示は今に始まったことではないのですが)。

行先表示が方向幕からLEDに変わるに際し、「香椎浜海岸通」は「海岸通」、また、「油山観光道路」も「観光道路」という表記に変わった。
過去の記事で、

“LEDは幕に比べて表示できる字数が少ないため、いろんな省略がみられる。
22番などは「香椎浜海岸通」を「海岸通」と表示し、13番などは「油山観光道路」を「観光道路」と表示している…などがその例である。
利用者にとってみれば、たとえ「香椎浜海岸通」や「油山観光道路」が具体的にどこなのかはわからなくても、行先表示に「香椎浜」や「油山」という文字が入っていることで、だいたいの「方面」がわかるという効果があったと思う。
それが、「海岸通」や「観光道路」という表現になると、その効果はあまり期待できず、「いつも利用する人」にしかわからなくなってしまったと言えるのではないだろうか”

と書いたことがありましたが、現在の「22N」の表示に「香椎浜海岸通」の文字を入れると、さらにゴチャゴチャになってしまいそうなのは事実。


郊外方面。
下原行きと土井営業所行きが目を惹きます(土井営業所行きは「24N」の名残り)。
都市高速経由のバスが走り始めてすぐの頃は、香椎浜営業所から運輸支局(当時は陸運支局)、海岸通りを経由して、香椎浜ランプから都市高速に乗る、というルートだったので、こちらに天神行きが停車していました。


都心方面。
こちらからも土井営業所に行けます
ここから千早駅行きのバスが朝に多く運行される日がやってくるか、もしやってきたらその日は西鉄バスの大きな転換点と言えると思います。
(つづく)

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イミカヨミカ(75)

2024年04月21日 |   ┣ イミカヨミカ

(つづき)
「早良妙見西口」、英字表記は読み重視


幼い頃、私が西鉄バスに興味を持った原点のバス停。
ただ、興味を持った直後に「野芥四丁目」「野芥三丁目」が新設されたり、「2番」に田隈新町経由ができたりしたため、最寄りのバス停であった期間は短いのですが。


その頃はまだ「早良妙見口」という名称で、業務スーパーはマルキョウで、から揚げ屋さんはたこやき屋さんでした。

 
信号は「早良妙見口」。
上下2車線の道路を無理やり3車線にしたため、車で走行してもなかなか窮屈です。


もともとは、現在の「早良妙見東口」の道路しかなく、新道にバスが通るようになってしばらくはどちらも「早良妙見口」だったものが、45年前くらい(おそらく)に「西口」と「東口」に名前が分かれた。

ただ、肝心の“早良妙見”は、西口と東口の間には存在せず、

 
東口よりもさらに遥か南東方に位置している。
ということは、「早良妙見西口」「早良妙見東口」という名称は本当は適切ではなく、「早良妙見口」の改称にあたって、「早良妙見口西」「早良妙見口東」などとしないといけなかったのだが、そうならなかったのは、「西口」「東口」のほうがリズムというか語感が良かったからだと思われる…ということは以前の記事でも何度か書きました。

小笹南口」「神湊西口」「福岡東医療センター南門」「古賀駅南口」「下野」「上宇美入口」「レークヒルズ野多目」…などとともに、何気ない名称の中にいろんな物語や思惑が含まれていて、「鑑賞」という点ではポイントが高い。
たしかに実態は反映していないのだが、長年名前が変わってないということは、“東口と西口の間に早良妙見がないんですけど!”といった苦情なども特にないのでしょう。

 
郊外方面。

 
行先のバリエーションもここまで減ってしまいました。

 
都心方面。

 
ただ、地下鉄が近くを走るようになっても、まだこれだけの本数があるというのは恵まれているほうなのかも。


野芥交差点を右折する路線は、「無番」の2本だけになってしまいましたが。


「早良妙見西口」は、早良妙見の西にあるので単体で見れば一応正解ではあるのだが、

 
「早良妙見東口」は、早良妙見の東にはないので、「SAWARA MYOKEN EAST ENTRANCE」のように意味重視にしていないのは妥当と思われる(そういう意図で読み重視にしたわけではないかもしれませんが)。

 
かつては「8番」「12番」「14番」「93番」なども停車して賑やかな場所でしたが、こちらもこんなに寂しく。


水道みちなどが交差する「妙見五差路」の北側の、

   
もう一つの「早良妙見東口」には、英字表記はなし。
(つづく)

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2024年4月1日ダイヤ改正(1)

2024年04月01日 |    ┣ ダイヤ改正2024

1月20日に引き続き、来る4月1日にもバス停名称の変更が。
他者、自社を問わず、鉄道には厳しい印象があった西鉄バスのバス停名だが、このところ風向きが変わってきた感がある。

ららぽーと福岡から竹下駅行きのバスが出ます!と言いながら、駅前のバス停名はずっと「竹下」だったものが、ここにきてようやく改称。
「竹下駅西口」を経由するバスも増え対比をくっきりさせる意味でも「竹下駅前」への改称は妥当かと。

普段その路線を利用している人は、バス停名に「駅」が入っていなくてもそこが駅だとわかるわけだが、初めて訪れる観光客にそんなことはわからない訳で、「西鉄柳川駅」のように観光地の駅の前のバス停に「駅」を入れることは大事と思われる。
羽犬塚駅大野島農協前を結ぶ「8番」も、恋木神社経由ができたことで観光客利用も想定されることから、「八丁牟田駅」への改称は親切に映る。
でも、だったら「太宰府」は変えなくてもいいのでしょうか。

駅のすぐ横にあるのにずっと駅名には知らんぷりだった「唐の原」は、駅ができて35年が経ちようやく「九産大前駅」に改称。
一方で、ひとつ隣りの「大名」は「西鉄唐の原」に。
大名」と西鉄貝塚線の唐の原駅はやや離れているし、ここでの乗り継ぎもさほど一般的ではないので、ここは「駅」を入れなかった・・という感じでしょうか。

もともと「和白営業所」だった「和白五丁目」は「和白駅北口」に。

駅とは関係ないですが、かつて「61番」の“狭義の終点”だった「西公園下」が長い年月を経て復活。
明治通りの「西公園」が「大濠公園」に改称されて既に14年以上が経っており、バス停名に「西公園」を入れても混乱は起きないという判断でしょうか。

(ここまで、記事の日付にご注意ください。)

以下は本当の話。

2020年10月以降“休止”という扱いとなっていた「大橋駅~福岡空港線」が4月1日をもってついに“廃止”に。
2002年頃から妄想していた路線で、2017年に現実となったときには素直に嬉しかったのだが、いい夢を見させていただきました。
(つづく)

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さくら色の西鉄香椎2024

2024年03月31日 |    ┣ ○○の西鉄香椎

西鉄香椎駅前の桜、2024年バージョン。


桜のそばのバス停は、「西鉄香椎駅前」ではなく「西鉄香椎」。


もっとたくさんのバスに来てほしそうな待機場。


「西鉄香椎駅前」のバス停は、どちらかといえばJR香椎駅に近い場所に。

 

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2024年3月16日ダイヤ改正(3)

2024年03月15日 |    ┣ ダイヤ改正2024

(つづき)
現在、「21A」には雁の巣レクリエーションセンター行きと志賀島小学校前行きがあって、前者はマリンワールド海の中道や志賀島には行かないことから、このような注意喚起が行われている。

今回のダイヤ改正で、志賀島小学校前行きは「21A」から「25A」に番号が変更となることから、今後は“be careful in 21A”の必要はなくなる。
また、「21B」のルート変更により、アイランドシティランプ経由の「25I」も新たに運行され、“マリンワールドや志賀島に行きたいときは25”という整理ができるようになり、観光客などへの説明はしやすくなる。

ただ、「25I」は「251」に見えてしまう懸念はあり。


これだとまず伝わりそうにないので、


こんな感じとか??
でも、バスの行先表示で工夫できたとしても、各種パンフレット等でどんなフォントで表示されるかまで目は行き届かないので、見間違い等が起きる可能性は孕んでいるのかも。

なお、西戸崎駅~志賀島~勝馬を運行する路線は「25番」や「5番」などにはならずに「1番」のまま。

福岡地区の「25番」は、もともとは西鉄市内線(路面電車)の代替バスの番号として長らく用いられていたが、2015年春に西新経由から今川西町公園経由に変更になるのを機に「20番」に改番して以降は欠番となっていた。
ルートが多岐にわたる「22番シリーズ」を整理する際の数字として「25」を使用してみては?と考えていたのだが、観光客優先の番号使用となりました。

 


“牛頸二丁目も免許維持になるようです”
というコメントをいただきました。
ありがとうございます。
そして、いただいたコメントにここ1年くらい返信していなくてすみません。

複数の経由地、行先があり、現状「YKF」の見本となっていた「42番」は、今回の改正で平野ハイツ行きがなくなるため、平野ハイツ行きのみが走っていた大野城市の牛頸二丁目(牛頸交差点~牛頸四丁目交差点)は、土曜日の早朝に平野ハイツ発大橋駅行きのみが走る区間となる。
なお、この便は、牛頸二丁目に加え、“松ヶ丘団地を通らない”(塚原台交差点~松ヶ丘入口交差点間)という、2つの免許維持の任務を負うもよう。


「42番」のバリエーションも大きく減り、大土居交差点から南側は「大橋駅とのつながり」という観点では見捨てられてしまった感じ。
春日原駅には新たに特急も停まるからそっちにいってください、という感じでしょうか。
「YKF」が低下したとはいうものの、わかりやすさ向上と利便性低下を比較したときに、圧倒的に後者のほうが大きい改正であることが非常に残念。
(つづく)

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