MU-ZA(音楽の贈りものプロジェクト)

人は目を心に向けない限り満たされない。そして素晴らしい音楽と向き合ったとき、心は感動に溢れ、生の喜びに満たされるのだ。

浜田真理子2

2005-07-27 11:44:25 | Weblog
学生の頃からクラブで歌っていたという真理子のレパートリーは広い。オリジナル曲の他、民謡、歌謡曲のカヴァー、スタンダードナンバー、、、それらがMarikoワールドを形作っている。この日もPlease Don't Talk About Me When I'm Goneを英詩と彼女の訳詞で披露したが、そのセンスは相当光っている。

元々僕が彼女に引かれたのは「湖畔の宿~Cry Me A River」のメドレーを聴いたときだ。余程沢山の歌を知り尽くしてなければこんなメドレー閃かないだろう。若い頃誰も本気で聞いていない酒の席で歌い続けてきた真理子。今は全身で受け止める観衆の前で歌う。

就職してOLになり結婚、出産、離婚、、、そして34才でのCDデビュー。東京初ライブは37才。その魅力は口コミで拡がり続け、今やブレイク寸前と言っても良いだろう。しかしOL、母であり続ける真理子の日常は変わらない。かたくなにメジャーの誘いを断り続け、音楽活動は日曜、祭日だけ。コンサートには有休を取って向かう。だからコンサートは年6,7回だけ。

「もうちょっと歌いたくなるでしょ」「充分よ。今のわたしにはこれが精一杯だし、満足してます」僕の問いかけにそう答えた。

数少ないコンサートには全国からファンが集まる。

福岡公演後の打ち上げ。わずかなスタッフと遠方から来たファンが会費制で出席。素顔の真理子はあっけらかんとした明るい女性。酒が飲めない彼女はウーロン茶でけらけら笑いながら皆の席を回る。「今日のイントロ良かったですよ」「エンディングがさ、いつもと違ったから拍手のタイミング、間違えちゃった」顔なじみのファンがまるで友に接するように語りかける。色々な打ち上げに参加したが、、こんなのは初めてだった。

打ち上げ後真理子、事務所スタッフ2人とラーメン屋に行った。
「博多ラーメン食べるのが楽しみだったの」。男にはチト聞くのが辛い、燃えさかる女の心を歌う浜田真理子。素顔をみてとても素敵だと思った。

浜田真理子

2005-07-26 13:01:44 | Weblog
浜田真理子に会いに行った。まずはコンサート。350人ほどのファンでホールは満席。東京では30代女性ファンが圧倒的多数と聞いていたが、ここ福岡では意外と男性ファンが多い。年数回のコンサートしか開かない、いや開けない真理子を追いかけて佐賀、長崎、宮崎、大分、熊本、鹿児島、山口、広島、島根、鳥取、兵庫、大阪、愛知、東京、神奈川、千葉等からファンが来ていた。

コンサートが始まる。異様な緊張感。か細い真理子の歌声を一声も聞き逃すまいと観客がステージに集中する。泣いている女性もいる。悲しいから、ではない。真理子の包み込むようなしかし芯の通った優しさに触れ、それぞれの思いの中で歌を感じているのだ。

わずか5曲で一部は終了。憂歌団のカヴァー失恋ブルースが印象に残った。

15分の休憩を挟んで第二部。Jazz畑の人が作曲した「a-shi-ta」から始まる。こんな事感じたのは僕位だろうが、、Beach BoysのSmile/Smiley Smileを彷彿とさせる、ちょっとアヴァンギャルドなサウンド。オリジナル曲を挟んで「世界は二人のために」。「素敵な曲ですね。でも大いなる勘違いだったりして、、」と笑わせる。

この項続く。書き続ける体力がありまへん。。。

憂さ晴らし

2005-07-23 10:59:51 | Weblog
長寿バンド満鉄と金ボタンのケンさんが、木村充揮(憂歌団)を連れてやって来た。上田正樹つながり。さすがコテコテ関西人、静かな男だが口を開くとギャグばかり。Bluesの映像を満喫、楽しんでくれたようだ。来年のイベント参加を約束してくれた。

夏休み最初の週末とあって店内は人で溢れた。頭痛が辛かったが助っ人の看護士、飛び入り助っ人の建築カメラマンが大活躍。当方のストレスもチト発散。

人生のヘビーローテーション

2005-07-15 13:18:49 | Weblog
最近あまり音楽を聴きたいと思わなくなっています。更年期障害(!?)で落ち込んでいる所為もあるのでしょうが、、

それでもレコード、CDはせっせと買い集めています。しかし未聴で終わっているものが殆ど。昔は一枚のレコードを大事に何回も何回も繰り返し聞いていました。ここ数年、いやここ数十年社会人になってから入手したレコード、繰り返し繰り返し聞いたものが一体何枚あるでしょう。。。

そこで一寸思い起こしてみることにしました。
人生のヘビーローテーション:レコードを聴くようになってからこれまで、繰り返し繰り返し聴いたレコードBest5 

1)Dave Clark Five「A Session With DC5(日本盤)」このアルバムは今でも年に三、四回は聞いています。キズ、プチノイズ全てが昔の想い出に繋がります。

2)Four Freshmen「This Is Four Freshmen」オリジナル盤が殆ど手に入らなかった1960年代、彼らの全貌を知る為の唯一のアルバムでした。

3)Beach Boys「Summer Days And Summer Nights」オリジナル盤(東芝赤盤)は擦り切れ、これは二枚目。

4)Frank Sinatra「A Swingin' Session」中古屋で買ったアルバムがいつの間にか無くなっていて、、現在はCD、ないしは「Deluxe Set」に収められているアナログを聞いています、、、)

5)Stan Kenton「The Great Big Band」これもFour Frehmenと同じく、オリジナルアルバムが入手不可能な時代、赤盤が色薄くなるまで(?)聞き込んだレコードです。

となるでしょうか。これはあくまでターンテーブルに載せた回数が多いもの、であってお気に入りのアルバムとはチト違います。

この他「Cliff Richard/Love Is Forever」「Out Of The Shadows」「Astronauts/For You From Us」「Ventures/Knock Me Out」「Nancy Sinatra/Sugar」等もすり切れるほど聴いたアルバムです。

翻って、最近20回以上聴いたアルバム、、次回ご報告いたします。。。
さてここを訪れる皆さんのヘビーローテーションは?

若熟同船/15th. June 2005

2005-06-16 11:05:03 | Weblog
零時、少し落ち着いてきたので音楽を聴くことに。今夜はKay Starr/I Cry By Nightをじっくり聞こう。カントリーとブルース、そしてジャズが混ざったような不思議な歌声。でも魅力的だ。P.S. I Love Youを聞いていたらBette Midlerのそれを聞きたくなった。

P.S. I Love You/Bette Midler
これは映画「For The Boys」のSoundtrack、この中でBetteは素晴らしい歌の数々を披露する。
Billy-A-Dic/I Remember You/For All We Know/Come Rain or Come Shine、、、そして中でもP.S. I Love Youは最高。一寸甘えたように訴えかける彼女のP.S. I Love Youは僕の中でベスト。