サブスクリプションAPIの影響がどうなるのかという話は、木を見て森を見ずの話になってしまうことに
なるので大局的な視点から。
毎年1割ずつ売上減という現実
マケプレにおける出品者・出品量の慢性的な増加から需給関係が常に供給過剰な状態なわけで、いろいろな
方の話を総合すると、おおむね2011年頃は人件費を除いた粗利益率50%→今年2013年の粗利益率40%
へと粗利益率が落ちてきているそうな。
これをわかりやすいサンプルで考えてみると、例えばの数字ではあるけど、
2011年に月間売上120万・経費60万→2013年月間売上100万・経費60万
みたいなわけで、年々月間売上が10万ずつ下がってきているということになる。
この調子で行くと、来年は月間売上90万・経費60万で粗利益率33%になる計算だ。
逆に言うと収入に直結する粗利益額が2011年・60万→2013年・40万(→2014年・30万か?)
ということで、せどり専業では生活が成り立つかどうかという状況になりつつあるということになる。
マケプレの販売率が落ちてきている
2010年の年末の100人オフ会でアマゾンの中の人が参加されて、年々マケプレの市場規模は拡大しています
という話ではあったけど、あれって全てのジャンル込みこみでしょ。
基本的には出品者数の著しい増加が見られた年であったが、特に「マケプレの書籍」に限定した場合の
市場規模が既に頭打ちなってきているという可能性がある。
もしそうならばゼロサムゲームの中での売上の奪い合い状態の時代に入ってきているという認識をもつ
必要がある。
サブスクリプションAPIは平均価格下落のトリガー
もとより供給過剰なところに来年はサブスクリプションAPI実装のツールが普及することになるわけで、
当然のことながら更なる価格下落の引き金になることは間違いない。
特に薄利回転系の平均価格下落に拍車がかかると思われる。
もっとも「7つの習慣」のような定番商品の価格はむしろ安定化・固定化する(次の項目記事参照)
BOのサーチ禁止・個別商品ごとの価格設定
都内を中心にサーチ禁止店が多くなってきた上に、来春から個別商品ごとの価格設定をするという
話なので、BOせどり中心の人には大きな痛手になるのは間違いない。
ただこれは、今までネットに流れていた商品の一部が店頭で売買される、裏を返すとネットに流れる
物量が減ることになるので、薄利回転系の商品を除いては、価格下落抑止・又は価格の半固定化の
要因となるかもしれない。
(例えば、道は開ける・新装版の販売相場は800円みたいな。)
一方でBOの個別商品ごとの価格設定は、買取状況・流通経路にも微妙な変化をもたらす可能性がある。
例えば個人の古書店は、専門書などをBOより高く買い取ることで顧客を集めてきたかもしれない。
ところが今後は専門書の買取をBOに取られてしまうことも想定される。
来年の主な課題
・商品としての良質な在庫の確保 (これが最も厳しくなる。安易な程度の低いものを極力避ける)
・経費節減 (出来れば2割削減→仮に売上1割減になっても今年並みの粗利益額が確保できる)
・ブルーオーシャンな新規商品発掘
とりあえず、以上をあげておきます。
なるので大局的な視点から。
毎年1割ずつ売上減という現実
マケプレにおける出品者・出品量の慢性的な増加から需給関係が常に供給過剰な状態なわけで、いろいろな
方の話を総合すると、おおむね2011年頃は人件費を除いた粗利益率50%→今年2013年の粗利益率40%
へと粗利益率が落ちてきているそうな。
これをわかりやすいサンプルで考えてみると、例えばの数字ではあるけど、
2011年に月間売上120万・経費60万→2013年月間売上100万・経費60万
みたいなわけで、年々月間売上が10万ずつ下がってきているということになる。
この調子で行くと、来年は月間売上90万・経費60万で粗利益率33%になる計算だ。
逆に言うと収入に直結する粗利益額が2011年・60万→2013年・40万(→2014年・30万か?)
ということで、せどり専業では生活が成り立つかどうかという状況になりつつあるということになる。
マケプレの販売率が落ちてきている
2010年の年末の100人オフ会でアマゾンの中の人が参加されて、年々マケプレの市場規模は拡大しています
という話ではあったけど、あれって全てのジャンル込みこみでしょ。
基本的には出品者数の著しい増加が見られた年であったが、特に「マケプレの書籍」に限定した場合の
市場規模が既に頭打ちなってきているという可能性がある。
もしそうならばゼロサムゲームの中での売上の奪い合い状態の時代に入ってきているという認識をもつ
必要がある。
サブスクリプションAPIは平均価格下落のトリガー
もとより供給過剰なところに来年はサブスクリプションAPI実装のツールが普及することになるわけで、
当然のことながら更なる価格下落の引き金になることは間違いない。
特に薄利回転系の平均価格下落に拍車がかかると思われる。
もっとも「7つの習慣」のような定番商品の価格はむしろ安定化・固定化する(次の項目記事参照)
BOのサーチ禁止・個別商品ごとの価格設定
都内を中心にサーチ禁止店が多くなってきた上に、来春から個別商品ごとの価格設定をするという
話なので、BOせどり中心の人には大きな痛手になるのは間違いない。
ただこれは、今までネットに流れていた商品の一部が店頭で売買される、裏を返すとネットに流れる
物量が減ることになるので、薄利回転系の商品を除いては、価格下落抑止・又は価格の半固定化の
要因となるかもしれない。
(例えば、道は開ける・新装版の販売相場は800円みたいな。)
一方でBOの個別商品ごとの価格設定は、買取状況・流通経路にも微妙な変化をもたらす可能性がある。
例えば個人の古書店は、専門書などをBOより高く買い取ることで顧客を集めてきたかもしれない。
ところが今後は専門書の買取をBOに取られてしまうことも想定される。
来年の主な課題
・商品としての良質な在庫の確保 (これが最も厳しくなる。安易な程度の低いものを極力避ける)
・経費節減 (出来れば2割削減→仮に売上1割減になっても今年並みの粗利益額が確保できる)
・ブルーオーシャンな新規商品発掘
とりあえず、以上をあげておきます。