はみ出し行政書士日記

破天荒(?)な行政書士が、遭遇する様々な事件に挑戦する日々の実態+α

断筆宣言

2007年06月16日 00時18分50秒 | その他
約3年続けてきたこのブログですが、暫くお暇を頂こうと思います。

最近依頼主と交わしている契約に厳密な守秘義務規定があるので、仕事の内容がブログで書けなくなってきており、読者の皆様に面白い話題を提供できなくなってしまっているのがその原因です。

我々行政書士の業界がどういう仕事をしていて、どういう問題に直面しているのか、現場をなるべくそのまま伝えることに努力し、またそれと同時に自分らしさを打ち出すことを工夫してきたつもりですが、守秘義務という至上命題がある以上、どうしても続けていくことが難しくなってしまいました。

これまで永くご覧頂いてきた皆様に感謝を申し上げます。ここのところ更新がなかなか思うように出来ていないのに、毎日まめに訪問してくださる方がいたのも事実で、本当に感謝しております。

またいつか再開するときがあったら、そのときは是非また訪問していただきたく思います。

ということで、暫く断筆させていただきます。
3年間どうもありがとうございました。

カードリーダー

2007年05月23日 23時55分35秒 | その他
かつて、パソコンデータの持ち運びといえば、何と言ってもフロッピーディスク(FD)だった。

しかし今日では、USBメモリ、SDカードなどのフラッシュメモリが主流。
なにしろ、データ容量が大きい上に値段が安い。

私もご他聞に漏れず、メモリカードは必須アイテムとして使用している。
モバイル用PCを購入してからというもの、その活用度はさらに上がった。

ところが、今日に限ってメモリカードのリーダを持ち歩くのを忘れてしまった。
書き込みはPCから直接SDカードスロットに差し込んで行うことが出来るのだが、肝心の文書の印刷が出来ない。

そこで、今日は漫画喫茶やインターネットカフェで印刷をしようと思って訪れてみたのだが、「すみませぇん、カードリーダーは置いていないんです。」と断られてしまった。

そこで悩んだ結果、偶然にもひとつとなりの駅に知人の事務所があるのを思い出し、早速電話。
おかげで、出先で必要とされる文書の印刷が出来たのでした。

本日の反省:カードリーダーはPCと一緒に必ず持ち歩くべし。

ぺらぺらですか?いいえパチャパチャです。

2007年05月16日 22時58分05秒 | その他
前にも何度か触れたことがある。
この仕事は外国語が出来なくても成り立つ仕事だ。

しかし、しかし、最近になって、なぜか英語を使わなくてはいけない状況になってしまった。
というのも、英語を社内標準語とする会社と顧問契約してしまったからなのだ。

それはそれでよいのだが(と言うより、大変有難いお話です)、色々な人と話をしていると、相変わらず「そういう仕事をしているのなら、英語ペラペラなんですよね。」と言われてしまう。そう見えるのだろうか。私にはわからない。

そこで、最近このようなケースに対応する(必要は無い)方法として、新たな返答の仕方を考えた。それこそ、「いいえ、パチャパチャです。」(爆)である。

実のところ、英語圏のクライアントがいても、あまり英語で会話をすることは無い。
今日は久しぶりに複数のクライアントと英語でコミュニケーションをとらなくてはいけない状況になったのだが、きわめて珍しい。
1件は「Would you speak slowly, please?」で乗り切った。
もう1件は同席していた懇意にしてもらっている事務所のスタッフに助けてもらった(けど、ある程度は自分で説明しました)。

こういうことは滅多に無くて、むしろメールのやり取りばかり。
1日に10通ぐらいは来ると思う。
そのおかげか、最近随分と英語のメールに慣れてきた。
もうかれこれ半年ほど、英文メールを書きまくっている。
ある程度慣れてくると、最初の頃のように翻訳ソフトを使ったり、辞書を一生懸命引いたりしなくてもよくなる。何しろ、使う言葉はいつも大して違わない。ビザに関する専門用語を並べるだけだから、実は案外簡単なのだ。

そして、勢い良く「パチャパチャ」と打ちはじめる。
これぞ、
「ペラペラですか?」
「いいえ、パチャパチャです。」
の真実なのだ。(爆)

大陸花嫁、熱烈歓迎 国際結婚、村が仲介 青森・東通

2007年05月06日 19時10分22秒 | ニュース
国際結婚の斡旋というと、我々の感覚からいうと、怪しいブローカーが多くて、あとは個人的な人間関係をつてに親戚関係皆が日本人と結婚して来日するというパターンを思い浮かべる。

今回の新聞記事によると、行政機関が率先して取り組むというが、果たして末永く続くだろうか。
一応、置きやすいトラブル対処法などは考えて取組んでいるようだが、成田離婚ならぬ新潟離婚とか、千歳離婚など地方空港で起きている国際結婚の相手が行方不明になる話題には事欠かない。

青森県の行政書士会もこういった事業に協力できれば、存在感を示せてよいと思う。ノウハウは東京に比べるべくもないだろうが、情報交換なら全国組織の書士会上層部は交流があるだろうし、組織的に取組めればよい結果が出るかもしれない。

乞うご期待といったところか。


(華北新聞より)

大陸花嫁、熱烈歓迎 国際結婚、村が仲介 青森・東通


笑顔が絶えない温かい家族に、「日本に来て良かった」と語る昭子さん。左は夫の公紀さん

 青森県東通村が村内の独身男性を対象に、中国での国際結婚あっせん事業に取り組んでいる。過疎化と少子高齢化が深刻になる中、踏み切った嫁不足解消の切り札。ただ、国際結婚にはトラブルが少なくないことから、村は細心の注意を払う。おかげでゴールインしたカップルもおり、本年度も希望者があれば、お手伝いをする方針だ。

 農林水産業中心の同村は人口約7700人。他の過疎地と同様に、嫁不足に悩む。2003年、独身男性に出会いの場を提供しようと、村連合総代会(吉田昭美会長)と共同で嫁探しに乗り出した。

 お見合いパーティー、スキーツアー、地元の原子力発電所見学…。いろいろ企画したが、一組もまとまらなかった。「女性は『サラリーマンがいい』『年収は』と注文が多くて」と吉田会長。ならばと、05年度から国際結婚あっせん事業に取り組んだ。

 ただ、村が心配だったのは国際結婚に多いトラブル。このため、さまざまな防止策を考えた。コーディネーターを通じた参加者の事前照会のほか、(1)中国への仕送り希望はお断り(2)来日前に語学学校に通う―などの条件を付けている。

 05年8月にハルビンで面接を行い、夫婦2組が誕生した。が、すべてが順風満帆とは行かなかった。花嫁の一人は家族や地域にうまく溶け込めず、数カ月で離婚に至った。

 国際結婚に踏ん切りがつかないのか、希望者の独身男性もなかなか現れず、昨年度は実施しなかった。自身も中国に赴き、“仲人”を務めた吉田会長は「花嫁が一生懸命働く姿を見れば、もっと希望者が出るんじゃないか」と期待している。

◎「ここが我が家」溶け込む/来日1年二本柳さん

 二本柳昭子さん(25)=中国名・李丹丹=は、村の国際結婚あっせん事業で中国から嫁いできた。異国の生活に不安を抱えた来日から1年。夫の公紀さん(35)ら家族に見守られ、地域にしっかりと溶け込んでいる。

 昭子さんは黒竜江省ハルビンの農家に生まれた。叔母が岐阜県在住で、日本に興味もあり、05年8月、お見合いに参加。気が合った2人は5日後に瀋陽で式を挙げた。

 準備や入国審査を経て、昭子さんがようやく来日したのは昨年3月。初めての日本。言葉や文化の違い、家族との関係など、不安は大きかった。

 公紀さんの父一弘さん(59)、母律子さん(57)ら家族は温かく迎え入れた。日本名は一弘さんの漁船「昭栄丸」から。律子さんは約30年前、大阪から嫁いだ“先輩”で、「よそから来た気持ちは分かる」と、家事や習慣を指導した。

 海運会社に勤める公紀さんは年間数カ月にわたり家を空ける。「寂しいけど、お母さんとお父さんがいるから大丈夫」と昭子さん。何かと外へ連れ出すなど気遣う律子さんは「いつもは嫁だけど、息子がいないときは娘だ」と目を細める。

 「今はここがわたしの家。みんな優しくて、とても幸せです」。昭子さんは明るい笑顔を見せた。

嫡出推定規定に関する議論に対する私なりの見解

2007年05月02日 20時45分53秒 | つぶやき
ここ1,2ヶ月、民法の嫡出推定を巡る議論がメディアを賑せている。
結果、離婚から300日以内に出生しても、医師の診断書などがあれば、嫡出推定を否定してよいという通達を法務省が出したそうだ。

しかし、私はこの処置に対して大きな不安を感じる。
以前から300日の嫡出推定については、私も疑問を感じていた。
6ヶ月の待婚期間の定めも合理的根拠を欠く。
何しろ、どちらも医学的に親子関係を確定させるだけの技術が保障されているのだ。
今更、明治時代の規定を尊重する意味を見出すのは困難といわざるを得ない。

国際結婚や国際離婚の相談を受ける立場からすると、こういう規定が依然として残る日本の後進性を痛感させられることが度々ある。

さて、本題に戻って何が問題なのか、それは「手続」という問題。

元々、法律はピラミッド構造になっていて、上位規定に反した規定を作ることは許されない。全ての法律に優先するのが憲法であり、その憲法に基いて民法などの法律が作られる。仮にその法律に違反する規定を作る場合は特例法という法律を新たに作ることで部分的に一般法を否定する手法をとるのが正しい手続だ。その各法律を実施するに当たり、細かい手続などを定めるのが政令であり省令であり、規則、通達、といった下位規定になる。

ところが、今回の法務省の通達による措置は、法律そのものの存在を無視しているとしか言いようがない。民法の嫡出推定の規定を否定することを定めた法律はどこにもない。唯一、裁判所の決定や判決のみが嫡出推定を否定することを許されているに過ぎない。
にもかかわらず、一行政庁に過ぎない法務省がこんな勝手なルールを作ることが許されて良いのだろうか。

コレでは法治国家でも何でもなく、行政庁の横暴が幾らでも許されてしまう事態になるのではないかと不安を抱かせる。

実は、同じようなことは過去にもあった。

比較的記憶に新しい「電気用品安全法」を巡る騒動だ。
別名「PSE法」と呼ばれた法律だが、法律の周知が甘く直前になって騒動がおきた中古電気製品の販売を巡り、本来であればきちんと法令に則って検査を受けて安全性を確認した上で、PSEのマークを付して販売しなければいけなかったにもかかわらず、経済産業省は「リース」などという苦肉の策を持ち出して実質的な販売を許してしまったのだ。

ココまで来ると、法律の意味が無いのではないかと首を傾げたくなる。
そういう事態を招くようにしか行政庁をリードできない閣僚や国会の責任も大きいと思うのは、私だけだろうか。

とにかく、今回の「通達」による法律の捻じ曲げは許されてはならないように思う。
早急な法改正による解決を期待したい。

<参考>
(嫡出の推定)
第七百七十二条  妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。
2  婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。

おひさになってしまいました

2007年04月26日 19時06分51秒 | つぶやき
忙しさにかまけてブログをほったらかしていたら、もう3週間も。
かなりおひさになってしまいました。

その間何をしていたかというと・・・

まず、今契約している大口取引先の仕事の処理。
コレはとにかく量が多い。
しかもなぜか波が激しくて今同時に進行している案件が10件以上。
かなりの処理量。

で次が出張。
先週は大阪で今週は名古屋と出張続きで、その準備がたいへん。
何しろ、何度も出張するわけにいかず、一発で決めてこなければいけない。
となれば、事前の準備も入念にする必要があって、普通よりも時間をとられる。

更に更に、今後のための大口取引先の開拓。
実は今、個別案件を処理する一方で、大口取引先の開拓にかなりの力を入れている。実は、明日金曜日も新規取引を目指すクライアントと打ち合わせ。
これが上手くいったら、個別案件に取組む時間が無くなってしまうかもしれない。

仕事の数が余り多くなくてやりくりが大変だった独立当初と違って、如何に効率よく仕事を処理するかが課題となりつつある。

知人の大先輩から昨年の春頃言われた言葉が今頃になって響いてくる。
「もうそろそろ、仕事のやり方について方向性を決めなくてはいけない時期になるよ」
個別案件を丁寧にやるのは良いが、経営ということを考えると大口案件も捨てられない。

嬉しい悲鳴ではあるが、将来を考えると、早めに取組んでいかなければいけない課題なのだろうか。

貰い事故

2007年04月07日 02時26分04秒 | 衝撃の事件
ここのところ仕事で忙しいせいか体調が芳しくない日が続いている。
そんな中、精神的にも疲労を感じる事件に巻き込まれてしまった。

自宅最寄り駅ロータリーの乗降場で子供をベビーシートに乗せている最中、ガツンという衝撃を後ろから受けた。後ろを見ると追突されたことがわかる。相手はジープ、ゴッツイ車。こっちはハッチバックコンパクトカー。

新車を買ったばかりなのに、早速事故とは運が悪い。

事故に遭うこと自体は確率の問題なのである程度諦めがつく。
保険で損失の補填をすればよいのだから。

でも、加害者の態度には正直参った。
まるで自分が悪いことをしたという意識が無い。
普通なら開口一番謝罪の言葉が出るはずのところ、「ここかもしれないな」等と言いながら私の車の傷がついた所を手で擦って、まるで傷を誤魔化そうとしているかのような仕草をしている。思わず「馴れ馴れしく人の車に触らないでくれ!」と言いたくなる。この手のタヌキオヤジは、甘い対応をしていると後で痛い目に遭うのは目に見えている。

事故現場が駅ロータリーであったことが不幸中の幸いであろうか、目の前に交番があるので、加害者に「交番がそこにあるのだから一緒に来てくれ」と言って無理やり交番に連れ込んだ。

加害者は警察に届け出ようとする気配すら見せない。
今にでも逃げ出しそうな気配すら漂わせている。

交番で調書を取っている間、加害者はずっと迷惑そう、面倒くさそうな顔して貧乏ゆすり。
まるで反省の色が無い。
乗降場停車中の車に追突したのだから、誰がどう言おうと10:0の過失割合だ。

ところで、調書の中に職業を書くのが通例だが、加害者は職業を聞かれると「うーん・・・(数秒の間)、自由業ね」と答えた。

何故自分の職業を聞かれて考え込むのだろうか、私には全く理解できない。
しかも、職場の名前を聞かれて「○△◇×コンサルティング」と答える。

よくある話なのだが、「コンサルティング業」「著述業」を自称する人は怪しい人が少なからずいる。「自由業」という人もまた怪しい人が少なからずいる。何しろ、「自由業」を名乗るのは書いて字の如く自由だ。なにをやっていようと、「自由業」と言うのは自由だ。
私自身、対英語圏のクライアントには「ビザコンサルタント」を自称する。そういう怪しい人と思われないように、かなり自分の行動には気をつけているのだが、この加害者はそういう気配は全く見せない。
怪しさ120%なのだ。

調書作成が終わって、いつもの勘で「こいつは危ない」と思ったので、その場で大事な話はまとめてしまったほうが良いと思い、保険に入っているかを確認した。

しかし、その加害者は自分が保険に入っているのかどうかすら知らない。
自賠責保険の保険証を一生懸命読んでいるのだが、それは全く意味が無い。
何しろ、自賠責保険は対人補償しかしないのだから。
加害者は60代半ばの人なのだが、そんなことも知らずに今まで過ごしてきたのかと思うと、平和ボケも来るところまで来るものだと、怒りを通り越して加害者の情けない姿に思わず笑ってしまうほどだった。

こんな危険な人物、交渉を終えずに帰らせたら後がこじれるのは目に見えている。
任賠保険の加入をしているだろうと詰め寄り、車検証などの入っている書類を確認させた。
私の厳しい追及に参ったのか(と言っても、正当な権利を主張したに過ぎないのですけどね。普通なら、加害者の方から申し出るものでしょう。)同乗者は加害者の妻だったらしく、「○×保険サービスに入っていますが、保険証は自宅です」などと、これまたすっとぼけたことを言い出す始末。

事故がおきたら直ぐに保険会社に連絡しなくてはいけないのに、自宅にしまい込んで一体何の意味があるというのだ。
こういう怪しい感じの非常識な人は、行動全てが非常識で無責任。

もう半分諦めモードで、直接保険会社と話をした方が良いと思い、加害者に保険会社に電話をさせて、その電話を代わってもらって直接話をすることにした。

そのほうがイライラしなくて済むし、タヌキオヤジの非常識な行動に付き合わされる必要も無い。とにかく腹立たしいその面を拝まなくて良いのは、精神衛生上非常に好ましい状況だろう。

ところがここでまた新たな加害者の非常識な事実が判明。
加害者は加入していた保険の会社が「○×保険サービス」の保険だと思い込んでいたようだが、その○×保険サービスは、保険代理店だった。
一体どこまで非常識なのだろうか。
底なしの非常識かもしれない。

社会性の無さは天下一品と言っても良いかもしれない。

結局、保険会社と話をつけて一段落したのだが、帰り際加害者が私に掛けた言葉に絶句した。

60を過ぎた初老の人物、高度成長期に日本社会を支えてきた世代の一員であるその人の社会経験の乏しさを如実に物語る一言、

「いやぁ、悪かったね。」

まるで悪いことをしたという意識が無い。
むしろ面倒なことに巻き込まれて迷惑だと言わんばかりの仕草。

ここまでくると、こんな人から謝罪などして欲しいとは思わない。

「私と係わりを持たないでくれ。二度と私の目の前にその面を見せないでくれ。そしてこれ以上他人に迷惑をかけないでくれ。」
そうとだけ言いたくなる。

これまでも追突事故には何度か遭ったことがあるのだが、どれも丁寧に対応してもらったので、腹立たしいと思ったことは全く無いのだが、今回は本当に腹立たしく、今でもその怒りが収まらないぐらいだ。

今回の事故では、ただひたすら加害者を反面教師として、もし自分が加害者になるようなことがあったら、絶対に相手に不快な思いをさせてはいけないという教訓を得た。

人間誰しも、窮地に陥ったとき、苦しいときにこそ本当の姿がでてくるというもの。こういうときに誠実な行動が取れない人物は、普段からそういう行動をしていない証拠なのだろう。

時々、こういったことを人から相談受けるのだが、いざ、自分が当事者となると、思うようにことが進まない。
人からの相談は冷静に聞けるが、自分のこととなると怒り心頭、冷静になり切れないところは、まだまだ人間として未熟だという証拠だろう。

ドリームゲートアドバイザーを退任しました

2007年04月01日 01時25分05秒 | その他
3月31日をもって、財団法人ベンチャーエンタープライズセンタードリームゲートプロジェクトのアドバイザーを退任しました。

当初の任期である3年まであと1年を残しての勇退となりましたが、この2年間多くの人と出会い、今まで接することの無かった分野のスペシャリストとの交流を深めることで、多くのことを学ぶことが出来、大変意義深い経験でした。

ドリームゲートプロジェクトのアドバイザーを退任した理由は、幾つかあるのですが、モチベーションが下がったこと、ドリームゲートプロジェクトの役割が終わりつつあることが大きな理由です。

そもそも、起業文化を日本に根付かせようという目論見でスタートしたプロジェクトは、既にその起業文化を十分に全国に広めることが出来ました。
また、起業支援という意味でも、全国各地に様々な取り組みが広がり、ドリームゲートである理由というものが今ひとつ見出せなくなってきていました。

それに加えて、経済産業省からの事業資金提供が平成18年度一杯で打ち切られるため、プロジェクトそのものが自立自営を求められるようになり、それまで多くのイベント、企画が極めて安価若しくは無料で利用できたものが、今後どのような展開を見せるのかが見通せなくなってしまったように思われます。

そもそも、こういった金銭に換算できない活動は、公的機関からの助成金があってこそ成り立つものであり、その価値は計り知れないもののように思われるのですが、当初計画が4年であったからといって、4年でたった数億円(十数億円?)程度の予算を削ってしまうことには大変残念でならない気が致します。政府には、こういった将来性ある活動にもっとコストをかけて頂きたいように思います。

ところで、我々アドバイザーもまた、登録に当たりボランティア的な活動を前提としており活動そのものに意義を感じて参加しておりましたが、4月からは、一般的なコンサルティングファーム同様に「登録料」を求められるようになったことは、モチベーションを下げさせる大きな要因となりました。
営業活動の一環として広告宣伝費程度だと割り切ればそれでよいのかもしれませんが、ドリームゲートの活動はそのようなものであることを期待しておりません。
ドリームゲートに所属していることで、信用力が付くことや営業効果があることは否定しませんが、むしろ、今までドリームゲートに登録されていることを名誉なことに感じており、金銭的価値よりももっと別のところにその意義を見出していたように思います。(実際、金銭的には大した利益にはなりません)

そういった環境変化が、私自身のモチベーションを下げさせる結果となり、4月以降の継続を辞退することを決定しました。

今後のドリームゲートプロジェクトが他のコンサルティングファームと呼ばれるところと違って幅広い活動を続けてくれることを祈りつつ、今後を見守っていきたいと思います。

今までドリームゲートで係わりを持たせていただいた多くの方に感謝し、御礼申し上げます。

みっともない行動

2007年03月28日 01時52分37秒 | 衝撃の事件
数日前、とってもみっともなくて情けない出来事を見てしまった。

東京入国管理局は、品川駅からバス、タクシーなどの交通機関で10分ほどのところ、品川埠頭内にある。埠頭施設内だから当然なのだが、近所には商業施設は殆ど無く、入管内にコンビニが1軒、近所にコンビニが2軒と、いわゆる大衆食堂が2軒。それぐらいしかない。

で、その出来事は、入管近くのコンビニで起きた。

この時期、入国管理局を訪れる外国人は、毎日数千人を数えるほどになる。
留学生のビザ切り替え、人事異動に伴う就労者のビザ手続など、どうしても集中してしまう時期なのだ。

それだけの人が陸の孤島のようになっている品川埠頭に集まるものだから、当然昼の時間はコンビニが物凄い混雑になる。

でも、どのコンビニも混乱することなく、「郷に入っては郷に従え」のことわざどおり、多くの外国人が日本式マナー「行列」を作ってレジの順番が来るのを待つのだ。

ところが、そんな中驚くべき恥ずかしい行動をとる日本人のオッサンがいた。
私も他の外国人と一緒に長蛇の列に並んでいて、さあ次は自分の番だと思った瞬間、レジ横にあるタバコケースからタバコをヒョイと取り出して、割り込みをしたのだ。

思わず「チョット、皆並んでるんだから割り込みするんじゃないよ。」と口走ってしまった。
いや、言わずには居られなかった。
なにしろ、マナーが悪いといわれる中国人(と言われるが、人それぞれなので、一括りには出来ないと思います)だって皆きちんとマナーを守って順番を待っている。それなのに日本人が恥ずべき行動をとることが許せなかった。

それでもそのオッサンは、「えっ、そうなのぉ」とまるで気付かなかったかのような振りをして、私の後ろに割り込んだ。
こうなると空いた口が塞がらない。

おかげで、店員にも毒づいてしまった。
「チョット店員さんも何か言ってくださいよ。皆我慢して並んでるんだから。」

でも、店員はその割り込みをしたおっさんに何も言わず、私にスミマセンとだけ謝った。そして、私のレジ打ちが終わると、そのオッサンのタバコのレジ打ちを始めた。
謝るなら後ろの行列に謝って欲しい。
割り込みをされても文句をうまく言えない人が大勢居るのだ。

モラルハザードが叫ばれて久しいが、こんな姿を見ていて、妙に情け無くなってきた。外国人が多く集まる入管周辺で、日本人のこんな恥ずべき行動があるとは、本当にみっともない。オッサンの行動も、それを制止して諌めることが出来ない店員の行動も。

祝日が恨めしい

2007年03月20日 00時59分50秒 | つぶやき
我ら自営業者にとって、土日祝日はあって無きが如し。
リクエストがあれば、いつでも動くのが当たり前。

一年の中で一番忙しい年度末になり、そのリクエストの数も半端ではないぐらいの量になってきているというのに、なぜか今週は週半ばに祝日がある。
おかげで役所は閉まってしまうから、彼方此方で手続をしたいというのに、予定が狂ってしまう。

サラリーマン時代には考えたことが無かったのだが、祝日は自営業者にとって余り嬉しくない日となっているかもしれない。
そう思う今日この頃であった。

PC強化の成果

2007年03月05日 21時25分02秒 | その他
ここのところPCが重たくて仕方が無かったので、本日メモリ量を大幅アップ(256MB→1GB)したところ、快適になって気分も上々。

この勢いで溜まっている仕事もチャッチャと片付けちゃいましょう!
エイエイオー!

PC重たいっす

2007年03月03日 04時16分31秒 | その他
最近、PCが重たいっす。
というのも、セキュリティ対策ソフトを入れて、ガチガチに安全性を高めようとしてしまったから。

そもそも、スペックが劣るPCにセキュリティ対策ソフトを入れたものだから、とにかく重い。
こんなんじゃ、仕事にならん。

とりあえず、メモリ大増設とHDDの容量アップで対処しようかと思う(HDDはデータ管理の量が増えたので、避けて通れなくなってきた)。
ついでに、OSも軽いWindows2000にダウングレード。
基本コンポネントがXPと同じなのだから、動いて当たり前のはず。(メーカーは保障していないが、そんなの構ってられん。)

仕事専用PCは、デスクトップとノート各1台。
更に、もう一台デスクトップがあるから、そっちも何とかしなくちゃいけない。

背に腹は代えられないから仕方ない。

確定申告

2007年02月27日 00時42分44秒 | つぶやき
確定申告のこの時期に限って仕事が多いのは我々の悲しい定めなのかもしれない。
なにしろ、大きな人事異動は4月とあっては、その準備で2月頃からソワソワしだすもの。
外国人の人事異動の場合、ビザが絡むからどうしても仕事量は多くなってしまう。

加えて、新卒者からの相談も多くって、確定申告が結構大変。
でも、何とか書類完成したので、近々提出してこようと思います。

去年も一年間良く頑張りました。
確定申告をすると、去年一年間の自分の活動の総決算になるので、感慨深いものがある。

来年の今頃は何を考えているのか、一年間の活動が有意義なものになることを願いたい。

サブタイトルの変更

2007年02月26日 00時25分20秒 | つぶやき
サブタイトルを変更しました。
というのも、開業から4年も経過したら、さすがに「駆け出し~」とは言えない時期に入ってきているからです。

で、(10秒だけ)考えた結果、「破天荒な~」にすることにしました。

なぜ破天荒かって。

それは私の普段の行動を見ていれば分かると思います。

何しろ、依頼主の為になると思ったら、依頼主の希望ですら否定して自分が正しいと思う道を突き進もうとするから。

それが良い結果をもたらすと信じるからこそ、破天荒であってよいと思ってます。
依頼主のリクエストは、その究極的目的が達成されなければならない。
だったら、上っ面の利益なんかクソ食らえ(チョット言葉が悪いかな?)とばかりに、行動してしまう自分はやっぱり破天荒なのではないかと思ってしまうのです。

とりあえず、これで暫くやってみます。

内外郵便事情

2007年02月25日 01時03分31秒 | 業界裏情報?
この仕事、外国人や外国会社(外国資本)を相手にするだけに、必然的に海外とのやり取りが増える。
電子メールはもちろんのこと、電話やら郵便やら。

電子メールならすぐに届くので問題ないし、電話なら直接話すから確認の必要も無く、相手に伝わったことが分かる。

一番厄介なのが郵便。
というのも、海外の郵便事情が分からないから、文書などの送付にどのような手段を用いたらよいのか、皆目見当がつかないからだ。

海外から送られてくる荷物類、書類は、UPSやfedExが多く、アジア地域からはEMSも結構使われる。

私は、日本の郵便法に倣い、EMSで送ることを原則としているのだが、実はこれが思わぬ落とし穴になる地域すらある。
というのも、海外の郵便当局が日本ほどきちんとした仕事をしなかったり、通関が遅かったり、日本と同じ感覚で取り扱っていないからだ。

通常、近場の韓国だと中2日で届くのだが、欧米やアジア、アフリカ地域だと国によって全く違うので、事前にどの手段が早くて確実か、入念に調べておかなければ痛い目に遭う。

先日も、カナダ宛にEMSを送ったところ、何と丸々1週間もかかってしまった。
MESは「Express Mail Service」の略なのだが、全然「Express」では無くなってしまった。

おかげで、メールにて「今日送りました。シリアルナンバーは××○○です。」と伝えておいたのに、「いつになったら届くのか!」と催促を何度もされる羽目に。郵便物は、一度手元を離れてしまうと、その後どうにもコントロールがつかないので、結構厄介だ。

コレだったら、UPSやFedExを使用した方が早かったのかもしれない。
後悔先に立たず。
次からの教訓にしよう。