広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

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3010-08-24 20:10:24 | その他もろもろ
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2010年8月24日

【2017年12月23日追記】コメント投稿についてのお願い。
当ブログをご覧いただく皆様から、情報や感想を幅広くコメントいただきたいと思っています。
管理者としてはコメントを承認制にしたり、個別に削除したりすることもできますが、そうした考えから、行っていません。(スパム投稿や極端に不適切な内容と判断した投稿は削除していますが、数か月に1回程度です。)投稿者の本人確認を厳しくしたり(これはgooブログの仕様上からも無理ですが)、コメント内容を制限したりするようなことも、したくありません。そのために、コメントいただく時にお願いしたいことがあり、追記します。

コメントは他の方々も読み、後々まで残るものです。事実と異なるコメントがあって、それを読んだ誰かがコメント内容を信じてしまい、それによって他方面・多方面へ迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
そのため、コメント投稿に当たっては、内容についてそれなりに責任を持ったものにしてください。「それなりに責任」というのは、勘違いなどで事実でないものを投稿してしまうのは仕方ないとしても、事実でないことと知りながら、つまり「ウソ」「作り話」を、そうであることを示さずに投稿するようなことはやめてほしいということです。
不確実なこと、推測や憶測を(あるいは事実ではないことをどうしても)投稿する時は、そうしたことがはっきりと分かるような文章にしてください。

管理者、他の読者の方とも、コメントの投稿内容が事実かどうか確認できるすべがない場合もあり、投稿されたコメントの内容、あるいは投稿者を信じるしかないこともあります。
どうかその点をご了解の上、ご利用くださるよう、お願い申し上げます。
【2023年7月12日補足】当ブログの記事本文の記述については、100%間違いとは言い切れないですが、作成者として、正確を期し、その根拠を明確に示すよう努めています。一定の自信と責任はあるつもりです。
一方、コメント欄の内容については、上記の通り、正確さは保証できません。このことをご了承の上、コメントをお読みいただくよう、改めてお願い申し上げます。


ちょっと思うところがあって、上記のようなものを書いてみました。
(投稿日時がおかしいですが、最上段に表示させるためです。また、この記事のみコメントを受け付けない設定にしています)
2011年1月5日アクセス解析を試験設置
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緑のかいらげふち

2024-03-29 21:08:21 | 秋田の地理
秋田県能代市、JR奥羽本線・東能代駅周辺の話題を1回だけ。
東能代駅前から南へまっすぐ伸びる秋田県道150号は、535メートル先で国道7号に突き当たる。

信号機周辺などに設置される「主要地点」案内標識、いわゆる「交差点名」看板は、秋田市内の国道以外の交差点ではやる気がない(管理が行き届かなかったり、そもそも設置されない無名交差点が多い)。※主要地点標識は、警察ではなく道路管理者の管轄。
能代でも同じようで、県道150号(と市道)の「東能代駅前」交差点は、判読困難な手書き標識が1方向にだけあって、無名交差点化しそうな気配。突き当たりの「東能代駅入口」交差点は、国土交通省管轄だけに英語入りの立派な標識がある。

その東能代駅入口を左折して東へ進むと、小規模ながらも名前がある交差点が連続する。さすが国道。3つ分進んでみる。
最初は、まだ電球式信号機が設置される、
「一本木」交差点
大字がない、能代市字一本木という地名。東能代駅入口交差点を中心とした一帯で、交差点が東端。
以降進むと、字宮ノ前、鰄渕字一本柳と短距離で地名が変わるが、交差点はなし。一本柳には国土交通省東北地方整備局 能代河川国道事務所がある。
鰄渕字古屋布になって、次の交差点。
「古屋布」
読みは「ふるやしき」と難読。※大字の鰄渕も難読ですが、後述。
初めて知ったが、秋田県内には「屋布」または「○屋布」と書いて「やしき」と読む地名が複数あるそうだ。


引き続き鰄渕字古屋布。すぐ次の交差点があり、ここが本題。
北側の県道64号(起点)と南側の国道7号の自動車専用バイパスである琴丘能代道路=秋田自動車道の無料区間の入口が交わる。バイパス方向はしばらくは歩行者も通行でき、その先が能代東インターチェンジ。角には、2021年にできたイオンタウン能代がある。
そんな交差点の名は、
「かいらげふち」
ここまで読みを示さなかった「鰄渕」である。大字の名を、ひらがなで名乗る交差点ということになる。

「鰄渕(鰄淵)」は「かいらげぶち」と濁るのかと思っていたが、「ふち」が正式なようだ。
三種町にも鰄渕がある(こちらは「かいらぎふち」とすることもあるらしい)そうだが、由来はよく分からない。「鰄」は漢字としては「サメ類の背の中央部分の皮」の意味。

交差点名の表記について。
地名としてはあくまでも漢字なのに、標識をひらがな表記にしてしまったのは、地名に対する冒涜のように思えなくもないが、よそから来た人の読みやすさを考慮すれば、(ローマ字表記があったとしても)そのほうが親切ではあろう。
だったら、秋田市の「八橋鯲沼町」だって「八橋どじょう沼町」「やばせ どじょうぬま町」にしてもいい。難しいところ。
国道沿いは田んぼとロードサイド店舗だが、線路との間は古くからの集落。そこには「国土交通省かいらげふち宿舎」があるので、それにならった表記にしたのかも。

さらに、地名や表記よりも不思議と言えるのが、標識の仕様。
緑地に白文字、ヒラギノ角ゴシック体(「ふ」のデザインからユニバーサルデザイン書体ではない)という、高速道路の標識スタイル。
能代東ICは2006年供用開始。高速道路の標識にヒラギノ角ゴが採用されたのは2010年。ということで、交差点ができてから4年以上経ってから設置された標識と考えられる。それ以前はどうだったのだろう。Googleマップストリートビューでは2012年9月までさかのぼれるが、一部電球式信号機が設置され、標識は今と同じ緑になっている。

一般道でも、インターチェンジの予告などでは、緑の標識が設置されることはあり、それは意味というか理屈は分かる。だけど、これは「この場所」を示す標識であり、ここは高速道路ではないのだから、緑にしてしまうのはおかしい。
この区間の高速道は、東日本高速道路ではなく国交省が管轄しているそうなのだが、気を遣いすぎたのか。


さらに、仮にここが高速道路だとしても、主要地点標識としてこの仕様のものは定められていないと思う。
国土交通省 道路標識一覧より(https://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/)
国交省が例示する緑の「富士川」は著名地点のほう。主要地点との違いが(少なくとも素人には)あいまいだけど、かいらげふちは主要地点だと思う。

ほかのインターチェンジ近くの交差点はどうなっているか、ストリートビューで軽く調べた。
「秋田道八竜I.C.入口」、能代南IC「浅内」、二ツ井白神IC「切石入口」、大館北IC「釈迦内」は、かいらげふちと同タイプ。
青森県では「八戸北I.C入口」も緑地白文字で、書体はヒラギノ角ゴ以前の日本道路公団標準文字。
一方、「大曲IC入口」、昭和男鹿半島IC「高速入口」、大館能代空港IC「空港入口交差点(という交差点)」は、一般的な白地青ナールの標識。
緑標識になる法則があるのか、個々・都度の判断なのか、よく分からない。
交差点から先が自動車専用道路であることを強調するために、あえて違う標識にしたのか。だったら、どのインターでも緑標識にするべきだし、最寄りが無名交差点である秋田北IC、秋田中央ICなどはそれでいいのかということになる。

ネットでは、珍しい道路標識、あるいは交差点名があれば、その道の愛好家もしくは気付いた一般人が取り上げて投稿していることが多い。しかし、一般道の高速仕様交差点名について言及したものは見つけられなかった。ついでに、珍名・かな表記である「かいらげふち」の言及も少ない。
疑問に感じる人が少ないということなんだろうか。

ちなみに、石川県ではかつて、青地に白文字(手書き)の交差点名表示があったという。つまり、かいらげふちなどの青版であり、一般的な交差点名表示の反転版である。国道8号線の旧道に多かったらしく、金沢市中心部「香林坊」も2014~2015年まではそれだった。
コメント (1)
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水ゼリー 新フレーバー

2024-03-26 23:10:45 | 各地お土産・食べ物
前回に続き、JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーが、JR東日本の駅の自動販売機を中心に販売するソフトドリンク「acure」ブランド。
2020年から春~夏に販売している「From AQUA 天然水ゼリー」を以前記事にした。5年目となる2024年は3月12日から発売。ただし、自販機では「順次発売」とのことで、首都圏の駅でもなかなか見つけられない人もいたようだ。秋田でも同様で、3月24日時点では、秋田駅の改札外の自販機では、黒いイノベーション自販機を含めていずれも扱いなし。改札内でも入っていないほうが多く、5・6番線に4台あるうちの1台にだけ入っていた(他のホームは未確認)。【追記】3月29日時点では、秋田駅メトロポリタン口の改札外の自販機にレモネード風味が入っていた。その他の改札外にはなし。

今年発売されたのは、2022年から続く515g(冷凍可能ボトル)のラムネ風味が、値段変わらず170円。10円上がって150円になった280g(冷凍不可)は、新フレーバーで登場!
レモネード風味(無果汁)
容量で味が異なることになった。売上の分析やアンケートにより、リピーター向けに大容量、購買層拡大のため若い女性向けにレモネード風味ということらしい。【27日補足・発売当初からの小容量のラムネ風味はなくなった。】

ラベルの上のほうはレモン色。ラムネ風味のほうはこれまでは無着色だったのが水色に。中身は無色透明で区別つかない。
飲んでみると、レモネードというか甘いレモンの風味はたしかにする。だけど思ったより薄味。ラムネ風味では若干の苦みもあったが、それはこちらも同じ。
昨シーズンの記憶との比較だが、(振った回数に比して)ゼリーが少し緩いような気がしなくもない。原材料を見ると、レモネード風味には「寒天」が使われており、ラムネ風味では使われていない。このせい?? 寒天が入るとかえって固くなるか??【27日追記・昨年版を1本ストックしており、それを飲んできたら、緩さは同じくらいのようでした。また、苦みはレモネード風味のほうが弱い。】
100g当たり栄養成分は、ラムネ風味56kcal、炭水化物14g、レモネード風味58kcal、15g。
どちらがいいかは、個人のお好みでしょう。
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スーパーつがる

2024-03-24 23:29:02 | 秋田の季節・風景
2024年3月16日のダイヤ改正でなぜか出現した、特急「スーパーつがる」。
土曜日に、東能代→秋田の1駅だけ、スーパーつがる2号に乗車した。どうせ空いているだろうと、自由席利用で。
見た目は「つがる」と何ら変わりなし。「356」は福島駅からの距離を示す356キロポスト

東能代駅改札口上の発車標
秋田駅では、掲示やデジタルサイネージで、停車駅が少ないことを周知している。利用促進のためというより、誤乗防止の意味で。
東能代駅でも掲示のほか、発車標でも、
「次の停車駅は、終点 秋田です」

ほかに、発車10分以上前から、駅社員がほぼひっきりなしにその旨、放送を入れていた。
それと重なるように、あらかじめ駅社員らしき人の声で録音された、「スーパーつがる1号青森行き」がどうこうというのも繰り返し流れていた。「13時32分発」とも。ってもう発車済みでしょ! 大丈夫でしょうか。

列車内では、通路ドア上の案内情報装置や、堺正章【25日訂正】堺正幸さんの自動放送は「スーパーつがる」に対応していた。しかし、ネットで指摘されているように、車外の行き先表示は、
「特急「つがる」」
↑しかも「特急」の上部数ドットが切れて、下の「席」の上に表示されてしまっているようだ。

東能代駅のホームでは自動放送がなかったが、駅によっては「スーパーつがる」に対応していないらしい。なんとも…


東能代から乗車したのは、5人ほど。秋田で「こまち」に乗り換えるらしき3人組は指定席。
車内は指定席・自由席ともガラガラ。自由席は1両に10人いるかどうか×2両。
スーパー化される前と変わらない、予想通りの利用状況であった。※乗り放題きっぷの利用期間中は、かなり混雑することがあるようです。

東能代~秋田は56.7km(営業キロ)。
この区間を、森岳と八郎潟に停車するつがる42・44号は49分、ノンストップのスーパーつがる2号は44分かかる。表定速度は69.4km/hと77.3km/h。わずか5分の短縮だけど、表定速度が70km/h台後半になったと思えば、速いような。

この区間は、単線と複線が混在していて、ポイント通過時に速度制限がかかる駅が少なくない。場合によっては、反対列車との行き違いのため、特急でも停車させられる(運転停車)こともある。
スーパーつがる2号の東能代→秋田では、さすがに運転停車はなかった。
スーパーであろうと速度制限は避けられず、分かった限りでは、鹿渡(60km/h制限)、鯉川、羽後飯塚、大久保、追分の各駅ではかなり減速して通過。泉外旭川も70km/h制限
八郎潟は、若干減速した程度で通過。14時49分40秒頃。したがって、東能代→八郎潟は、42号が26分、44号が24分、スーパー2号が21分。八郎潟→秋田は、42号と44号が24分、スーパー2号が23分。
八郎潟手前。森山はうっすら積雪

羽後飯塚手前。男鹿半島・寒風山も白い
スーパーつがるは、総じて以前と何ら変わりなかった。
100年前の横光利一「頭ならびに腹」の特別急行列車とはだいぶ違うようにも思えるが、当時の蒸気機関車の「全速力」や加減速性能は、今の電車には及ばないから、速度としてはスーパーつがるのほうが速いと思われる。
でも、やっぱり「満員のまま全速力で馳けてゐた。沿線の小駅は石のやうに黙殺された。」ではないな。
ガラガラのままそれなりの速度で
【26日追記】一方で、追分駅通過時には、ポイントを減速して渡った後、ホームの途中から直ちに猛然と加速するという、特急ならではの走行も楽しめた。そういう時は、頭ならびに腹を連想してしまう。

写っている緑茶のペットボトルは、JR東日本クロスステーションのオリジナル商品「acure(アキュア)」ブランドの「日本の茶事」。赤い六角形にそう書いてあるのだが、読みにくく分かりにくい。
以前、「朝の茶事」だったのが2024年2月27日にリニューアルされたそうで、引き続き伊藤園との共同開発。朝の茶事の発売当初は「お~いお茶」のブランドも冠していたはずだが、いつの間にか外れたようだ。また、NewDaysでは独自ブランドの安いお茶を売るようになったせいか、~茶事は扱わず、自販機のみでの販売のようだ。
朝の茶事時代の味の記憶はおぼろげだけど、日本の茶事はきりっとした感じでなかなか良かった。
その他、acureにもいくつか変化があった/あるので、いずれまた。→新商品について
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石のように黙殺される小駅

2024-03-23 23:48:38 | 旅行記
真昼である。特別急行列車は満員のまま全速力で馳けてゐた。沿線の小駅は石のやうに黙殺された。

中学校で買わされた国語の資料集に載っていたフレーズである。特急のスピード感が存分に現され、鉄道好きとしては印象深かった。小駅が石のように黙殺されるという比喩は衝撃的だった。特急に限らないが、速い列車に乗っていて駅を通過する時、今でもこれが頭に浮かぶ。
戦前の作品の一節で、その当時としては斬新な表現だったということで引用されていたかと記憶する。
中学生だった平成初期でも、令和の今でも、仮名遣いを除けば、古臭くはなく充分通用する文章だと思う。ただ、今は「特別急行列車」を略して「特急」であることを知らない人は多いだろう。

誰の何という作品かは覚えていなかったが、後にネットを使えるようになって容易に判明。
横光利一の短編小説「頭ならびに腹」の冒頭。1924(大正13)年の作。

ちょうど100年前の作品だった! もう少し後、昭和初期かなと思っていた。
著作権が切れており、「青空文庫」サイトなどでも全文を読むことができる。列車はどうなったのか、タイトルにどうして頭と腹が出てくるのか、興味のあるかたは各自、お読みください。短いので。


我が国で特別急行列車が初めて運行されたのは1912年。特急に愛称が付けられたのは1929年。
だから、発表当時は、運行開始間もない頃で、その列車種別自体がステータスを持ち、まさに特別な列車だったのだろう。

作中では、何線のどこからどこへ行く列車なのかは分からない。イニシャルでT線(接続路線)と、経路上にH、K、Sの各駅(通過駅かもしれない)が存在することは記されている。
まったくの架空の名前かもしれないが、現実では、当時は東京~下関間でしか特急は運行されていなかったそうだ。

「頭ならびに腹」から100年後に登場した特別急行列車について、続く
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