情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

2024年3月16日(土)6:30現在のマクドナルドの障害告知-HPでは障害継続中

2024-03-16 06:45:52 | 通信ネットワーク
2024年3月15日午後に発生したマクドナルドの障害は、3月16日(土)6:30現在のホームページでの告知では、回復していない

私は、ほぼ毎週、仕事の中継点としてどこかの店舗にお世話になっているので、気持ちだではあるが、回復を応援したい

報道は利用できなかった方の「困ったコメント」を流すばかりだが、私が障害中に利用した店舗のスタッフの対応が素晴らしかったので、紹介する

いつもお世話になっている店舗に、いつものように入った。
デジタルサイネージは動いており障害には気づかなかった。待つことなくカウンターに立つと、スタッフの方が手にメモ帳を持って「システムが止まっていて、現金のみの取り扱いですが良いですか?」と丁寧に説明があった。
びっくりして厨房方面を見ると、業務用の全てのディスプレイに「Mマーク」の画面。あらま。これは大変だ

スタッフの方は、注文をメモに書きとり、現金で、支払いをする。いつもはキャッシュレスで支払いをするので、POSも停止していることが分かった。受け渡しカウンターのディスプレイも「Mマーク」。しばらく待つと、声がけいただき、いつものように受け取ることができた

スタッフの方はこのような事態でも、誰もが親切丁寧な対応。商品を受け取り、店内で仕事を始めたが、システムは回復しない。来店のお客様には、すぐに現金での販売を説明し、了解を得るので、レジ前でのトラブルは皆無だった

やがて、スタッフの方が店内に着席しているお客個別に、閉店時間を丁寧に案内をした。閉店30分ほど前に「閉店時間までご利用いただいて結構です」とのこと。こちらも対応がしやすい。ただ、事態が深刻であることが分かった

報道では、世界的に障害が起こっているようだ。このようなシステムの大規模障害があると、回復も大変だ。戻せばいいというものではない。何がどの状態で止まっているのかを把握し、テスト店舗で戻しを試し、正常性を確認し、徐々に回復処置を行いたいが、それが難しい

復旧に向け、苦労されているエンジニアの方々が目に浮かぶ。気持ちだけだが、心より応援している




いつもアクセスありがとうございます。マクドナルドのシステム障害は継続しているようです。
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2024年3月15日(金)マクドナルドは全店休業へ-システム障害で営業継続できず

2024-03-15 15:29:45 | 通信ネットワーク
2024年3月15日(金)マクドナルドは全店休業の模様
復旧時期を見極め、混乱を最小化するオペレーションは素晴らしい

私がいたマクドナルドの店舗スタッフは、素晴らしい対応
丁寧に説明し、手渡し会計のレジの混乱は皆無

店舗によっては、ネット上に告知が始まっている
店舗の情報からは「センター側通信機器障害」とのこと
停止の影響からして、多重化されていても回避できなかったと推定
集中型システムの運用は、ほんとうにたいへん


いつもアクセスありがとうございます。たまたま訪問したマクドナルドはシステム障害状態でした。スタッフの対応がすばらしく、混乱なしです
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Arduino Uno R4 のスペック-外箱から詳細仕様を読み取る

2024-03-14 23:50:19 | AI,IoT,SensorNetworking
Arduino R4が届きました。CPUも替わり、高性能化されています。購入したものは、LEDマトリックスとWi-Fi、BLE(ともに国内認定)がついています

公式に国内対応した無線LAN、BLE付きの登場を待っていました。基本機能がひとまとめになっているので、基本的な動きを知るにはとても良いパッケージです

■LEDマトリックスと無線LAN付き

■無線、BLE、CPUクロックなど詳細仕様

■無線LANのための国内認定表示あり


いつもアクセスありがとうございます。Arduino Uno R4の情報の共有を始めます。
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ChatGPT Plus(Windows + Edge)でのプロンプトが送信できないことは解消

2024-03-12 07:20:16 | Windows
ChatGPT Plus(Windows + Edge)でプロンプトを送信できない不具合は解消したようです

今日は、正常に会話ができています

ChatGPTが元気になった絵を描いてくれました

日常的に使っていると、止まると困りますね。代替手段も考えておく必要があることを痛感しました

回復してよかった~っ!


いつもアクセスありがとうございます。2024年3月10-11日ごろのChatGPT利用不具合が解消していることを共有します
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Windows EdgeでChatGPT4が固まります-シークレットモードで動きました

2024-03-11 13:42:50 | Windows
日常的にChatGPTを使っていますが、昨日からでしょうか、Windows 11 + MS Edge環境で、プロンプトフィールドに入力しても、プロンプトを送ることができません

MS Edgeをシークレットモードで使うと会話できます
別のWindowsでは、Edgeはやはり不調で、Firefoxを使うと会話できます
また、iPad+Safariだと会話できます


はやくよくなりますように。。。


いつもアクセスありがとうございます。ChatGPTのEdgeでの不具合回避情報の共有です
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WindowsとLinux:Windows 10/11にはtarもscpあります

2024-03-11 07:13:43 | Windows
WindowsとLinuxを常用しています。双方でファイルのやり取りをしています
なんと、Windows 10/11ではデフォルト「tar」が使えます!
これまでzipでファイル交換してきました。これからはLinuxと同じコマンドで操作でき、とても便利です

(*)Windows 11も使っています

■実行例:linuxからscpしたtazを展開
PS C:\20240310> tar xvfz .\hallway20240310.taz
x screenshot.png
x window_screenshot.png

■Windows版tarのhelp
PS C:\20240310> tar --help
tar.exe(bsdtar): manipulate archive files
First option must be a mode specifier:
-c Create -r Add/Replace -t List -u Update -x Extract
Common Options:
-b # Use # 512-byte records per I/O block
-f <filename> Location of archive (default \\.\tape0)
-v Verbose
-w Interactive
Create: tar.exe -c [options] [<file> | <dir> | @<archive> | -C <dir> ]
<file>, <dir> add these items to archive
-z, -j, -J, --lzma Compress archive with gzip/bzip2/xz/lzma
--format {ustar|pax|cpio|shar} Select archive format
--exclude <pattern> Skip files that match pattern
-C <dir> Change to <dir> before processing remaining files
@<archive> Add entries from <archive> to output
List: tar.exe -t [options] [<patterns>]
<patterns> If specified, list only entries that match
Extract: tar.exe -x [options] [<patterns>]
<patterns> If specified, extract only entries that match
-k Keep (don't overwrite) existing files
-m Don't restore modification times
-O Write entries to stdout, don't restore to disk
-p Restore permissions (including ACLs, owner, file flags)
bsdtar 3.6.2 - libarchive 3.6.2 zlib/1.2.5.f-ipp liblzma/5.2.5 bz2lib/1.0.8 libzstd/1.5.4
PS C:\20240310>

コピーにはWindows/Linuxともに入っているssh/scpを使っています
私の環境ではLinux側にopenssh-serverを立てています

いつもアクセスありがとうございます。「tarがないかなぁ~」と打ち込んでみてびっくりです。ありました!
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IT川柳/Senryu:1:Windows Update 終わらぬままに時流る 転寝は爆睡へ

2024-02-11 10:24:39 | IT川柳/Senryu
IT川柳を始めます。世の中では、俳句と川柳が流行っているとのこと。良いですね。IT関連の方も楽しみましょう!

Windows Update 終わらぬままに時流る 転寝は爆睡へ"
"As Windows endlessly updates, time flows; nap becomes deep sleep."


Window11 いざない受けても 知らんぷり
"Windows 11 beckons, but I feign ignorance."


全首  作 拓海 / by TAKUMI

いつもアクセスありがとうございます。IT川柳を初めました。皆様と笑顔で仕事ができますように
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DELL OptiPlexワークステーションの真っ暗画面起動障害とその修復

2024-02-07 11:51:47 | 社内システム運用記
私の技術検証テスト機は、DELL OptiPlex Windows 10 Proワークステーションです。このPCは、1TBのSSDに換装済みで、Windows 10 ProのHyper-VおよびHyper-V Managerを活用して、WindowsとLinuxのテスト環境を構築。段階的にRAMを64GBに拡張し、専用のテストマシンとして活用する計画です

購入後しばらくして、時折起動に失敗する現象が発生し始めました。起動に失敗すると画面は真っ暗で、メーカーロゴやBIOSの画面さえ表示しません。ただ、ビープ音が[1-111-11]というパターンで鳴り、電源ボタンのランプはアンバー色に変わります。この状態になると、再起動を試みても改善されず、数日間放置すると突然正常に起動することがありました



最終的に起動しなくなり、メーカーサイトでビープ音を調べたところ、音のパターンはRAMを正しく認識できないことを示しています。そこで、筐体を開けて16GB DDR4のRAMの装着を確認し、障害対応の基本であるRAMの抜き差しを試みましたが、症状は変わりません

筐体を閉じる直前に、RAMが2/4番スロットにあることに気づき、1/4番スロットに移設しました。結果、問題なく起動し、その後の数回の再起動テストでシステムの不安定性が解消されたことを確認しています



このことで、障害対応においては「物理層の確認が最初のステップ」であることを改めて認識しました。シンプルな解決策でしたが、その原因を見つけ出すまでの過程は、貴重な経験でした

いつもアクセスありがとうございます。「障害解析は物理層から」を再確認したことを共有します。引きつづきよろしくお願いします
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遠隔接続:リモート支援装置で通信機器のシリアルポートを操作

2024-02-01 09:15:40 | ヤマハ通信機器
リモートの通信機器のシリアルや、リモートのLANに接続して課題の調査と解決を行ってきました。その遠隔支援ツールは弊社で開発しています


リモートの通信機器のシリアルや、リモートのLANに接続して課題の調査と解決を行います

昨年は、お客様のネットワークを変更する事前環境の構築にも、このリモート接続の技術を応用し、現場対応時間を大きく削減しました

弊社の遠隔支援システムは、既設のファイヤウオールに影響を及ぼさないようにしています。状況によりつながらないことが予想される場合は、モバイル網での接続をします

これまでは、接続装置としてRaspBerryPiを応用していましたが、半導体不足で入手困難になったこともあり、近年はMiniPC+Linuxでの実装に変わりました



近年のネットワーク構築では、弊社から遠隔接続できるようにしています。つながっていれば駆けつけるより速いのです。もちろん、例外的な事態もあり、現場入りすることもあります

いつもアクセスありがとうございます。今回は弊社の遠隔支援について共有します。通信機器は、現地現物を確認しないと、本当のことは判りません
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Arduino互換機 SeeedStudio XIAO でFreeRTOS を使う-先ずはサンプルが動くまで

2024-01-11 23:54:18 | AI,IoT,SensorNetworking
Arduino / Seeed Studio XIAOで初めてFreeRTOSを起動してみました。FreeRTOSを使うと、複数のタスクがあたかも並行で走るように見えます。
FreeRTOSはライブラリでの提供で、リアウタイム性の高いマルチスレッドの実行環境を提供します。FreeRTOSというOSが走り、その上にユーザアプリのタスクを起動するものではありません


FreeRTOSを使うことで、複数のセンサーを異なるタイミングで並行して読み取ることができそうです。

今後、FreeRTOSを使い、以下のステップで実装してみます

1.シリアルからのコマンドを受けLCDに表示する
2.温度、湿度、気圧をセンサーから読みとり、可読データとし保管する
3.可読データをLCDとシリアルに出力する

FreeRTOSを使い、並行動作のタスクを複数使ってセンサーの読み取りと出力ができそうです

いつもアクセスありがとうございます。Arduino互換Seeed Studio XIAOを使ってFreeRTOSを試し始めました。

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SeeedStudio XIAO Extention BordでLED点滅とLCD表示ができました

2024-01-08 20:34:42 | AI,IoT,SensorNetworking
Arduino IDEで開発ができるSeeedStudio XIAOでの開発状況です。XIAO単独では、シリアル通信のインターフェイスしかないので、開発用拡張ボード経由で、センサーデータを読むことを目指しています

まずは例題のBlinkのソフトをコンパイルし、XIAOにインストール。動作することを確認します。XIAOは、基本的にArduinoと同じなので、ArduinoのexampleのBlink(=LED点滅)はそのまま動きました。これでアプリ開発環境は整ったことになります

拡張ボードにはLCD表示がついているので、何らかの文字を表示してみます。SeeedStudioの拡張ボードの設定と利用例に習って"Hello World"を表示し、フォントを変えるなど試すことができます。以下の写真は日付と時間の表示例で、1秒ごとに刻まれています。例題を基に大きなフォントに変更してみたものです


基板の裏側にMicroSDのスロットと内部クロック保持用のボタン電池ホルダがあります。電池をセットすると、電源が切れても時刻を刻み続けます。データにタイムスタンプを付ける、指定の時間にセンサーの値を読むなど、時刻に基づく処理がマイコン側でできるようになります


だんだんと動くようになってきました。コードは次回掲載します

いつもアクセスありがとうございます。SeeedStudio XIAOを開発ボードに取り付けて簡単な試験をしている様子を共有します。

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Windowsはまだまだ元気-統計情報を読み解く

2024-01-07 17:18:06 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
私は、デスクトップはWindowsか、Linux。スマホ、タブレットはAndriodです。先般Windowsが滅びるかのようなネット記事を見かけたので、統計資料を基に見直したことを共有します

0.統計情報は、引用基を明確に
私は、OSのシェアなどは以下のサイトを使っており、この記事で紹介する統計もすべて同じサイトからです。このサイトは、引用元を明示することで引用が可能になっています
1.OSのシェアの長期的な推移


このグラフは、デスクトップとスマホ・タブレットOSの合算したシェアの推移を表しています。デスクトップパソコン主体の時代からスマホの時代に遷移していく様子が見て取れます
デスクトップより、スマホなどモバイル端末の数のほうが大幅に多いので、当然使いやすいスマホ・タブレットの台頭でデスクトップ端末の割合は急速に減っているように見えます。もともとデスクトップ以外は母数が小さかったところからの伸長ですので、当然デスクトップが大きく縮小しているように見えます。これはデスクトップとは利用目的が大きく異なるスマホデバイスが普及期に入ったことを示しています。私も、ガラケーからスマホに移行しました。モバイルルーター、SIM付きタブレットなどの利用で、SIMカードを一人数枚持つことさえできる時代になり、相対的にモバイル系OSの普及割合が大きくなります

そうなっても、会社の業務デスクトップパソコンをスマホやタブレットに全面的に置き換えたところは、ごく少ないと思います。私の周りには一社もありません

2.OSのシェアの短期的な推移


このグラフは直近一年間でのOSのシェアの推移です。Windowsはおおむね若干増加傾向にあり、すぐになくなる気配はありません。激しく上下しているのはAndroidで、不明なOSの影響を受けているように見えます。ただシェアが約40%と最大であることは変わらず、年の変わり目に向けて回復傾向です

3.デスクトップOSシェアの長期的推移

このグラフでは、Windowsが低下傾向にあり、Apple OS Xが増加傾向にあります。とはいえデスクトップOSでWindowsは減少したものの、直近で70%程度ですから、まだまだ元気です。大きなシェアではありませんが、LinuxとChromeOSが徐々に増えていることもわかります。

4.ネットの情報に気を付けましょう
どう見ても、Windowsがすぐになくなるとは考えられません。私の場合は、Windowsは業務系ソフトの利用環境、ソフトウエア開発環境として優れており、これからもずっと使い続けることになります。デスクトップは大画面であることが最大の魅力で、この形式はなくならないとおもいます

いつもアクセスありがとうございます。デスクトップが極端に減少しているかのようなタイトルの記事を見て、確かめたことを共有します
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Mobile ALOHA:家庭用ロボットの開発が一気に現実味を帯びてきました

2024-01-06 11:09:00 | AI,IoT,SensorNetworking
家庭用ロボットの開発がここまで来ています。驚くことが実現しました。動作は人が二人羽織のようにして教えるとのこと。ぜひリンクのページをご確認ください。Stanfordの研究者がgithubで公開した論文ページが開きます。わかりやすい多くの動画が掲載されています
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2024年の匠技術研究所の取り組み-クラウド編

2024-01-05 21:43:45 | 中小企業のIT戦略
明けましておめでとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です
2024年新年にあたり、匠技術研究所の今年の取り組みをお話しします
今回は、クラウド編です


2.1.弊社のクラウドサーバーは24時間監視します
昨年より試行を重ねてきた、クラウドサーバーへの24時間稼働監視を、弊社がお預かりしているクラウドサーバーに展開します。サーバーとアプリの稼働監視です。障害を早期に検知し、対応していきます

2.2.より安定なサーバー運用を目指します
弊社が運用するクラウドサーバーのほとんどがLinuxです。Windows環境でアプリケーションを開発・実行しているWindows Serverが2台あります。これまでも、Windows Serverは無停止で運用しています。Linux環境も安定化が進んでいます。クラウド基盤を変更・移行する際も、最小時間で済むように工夫しています

2.3.適材適所でクラウド基盤・ローカル実装を選択します
弊社では、国内クラウドベンダの数社を選択して、提供してきました。昨年の後半から海外系のクラウドベンダを数社使い始めています。大容量のファイルサーバーの場合、データバックアップをローカルサーバーに置くこともします



2.4.クラウドとの接続方法を多様化します
通信事業者のSD-WAN VPNを活用し、AWSまたはAzureと会社LANを接続できるようになりました。今後展開を進めます。またヤマハルーターはもちろんのこと、Cisco、Linuxに加え弊社サービスEasyRASと、VPNも複数の方法から選択可能になり、適材適所で選択することができます

2.5.FaaSでのアプリ開発を始めます
FaaS(Function as a Service)はサーバーレスとも呼ばれ、コードのみをクラウドベンダに預け、トリガーに応じてコードを実行するサービスです。サーバー構築が不要で、コードが実行されることに課金となるので、アプリによっては、安価に運用することができます。ただ、コードをセットアップするには、クラウドベンダ毎に異なるノウハウが必要です。先ずはGCPから取り組みます

2.6.IoT等の情報交換の為のMQTT網の構築を始めます
IoT等多拠点小容量多数のデータ収集基盤がMQTTです。既にクラウドベンダはMQTTサーバをPaaSとして提供しています。ただ、MQTTの仕組みを理解し、全体を設計し、各機能単位を実装する必要があります。遠隔データ収集システムの長年の経験を活用した設計と実装に取り組みます

2.7.クラウドサービス機能上のアプリ開発を始めます
クラウドサービス機能上でのアプリ開発を始めます。Google Workspace等、クラウドサービスを活用することで、サーバーレスで業務アプリを構築することを目指しています。連動して、ローコード、ノーコードにも取り組みます


いつもアクセスありがとうございます。2024年のクラウド分野での取り組みを共有します。よろしくお願いします

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最新のArduio開発環境と実装環境を考える-Raspberry PiもMiniPCもUbuntu/Debian

2024-01-04 00:24:01 | AI,IoT,SensorNetworking
Raspberry PIの性能が向上し、様々なタスクを捌くことができるようになった。昨年RaspBerry PI 5が登場し、まさにデュアルデイスプレイLinuxPCとして活用できるほどに良いスペックになっている。RTCが内臓され、時刻を保持できる機能は、産業系などネットと無関係な環境での使い勝手もよくなる



一方、この数年で性能が向上したMiniPCが様々なメーカーから発売され、選択肢が広がった。私は、長年IntelNUCを使ってきたが、Intelがこの分野から撤退した。その一方で高い耐久性を求められる産業組み込み系分野から、高性能なグラフィクス性能を備えるゲーム用デスクトップ系まで、実に様々なMiniPCが登場している

MiniPCのほとんどはWindowsOSを搭載。通販で簡単に購入可能だ。RAMの容量を増やしたり、SSDを増設できるものもある。選択の自由度はRaspberry PIの比ではない。WinowsOSが動くPCは、そのOSをLinuxOSに変えることができ、Linux化したMiniPCはRaspberry PIのGPIOを利用したタスク以外のことができる。MiniPCにGPIOが必要であればArduinoのGPIOと組み合わせれば良い

私のArduino開発環境は、Windows 11とLinux/Ubuntu 22.04 LTSの両方を使い、Arduino IDEだ。Linux開発環境は、実装環境とほぼ相似なので好都合だ。Aduinoのプログラムと、Linux側のプログラムの並行開発ができる上に、データをCSV形式でLinuxに取り込んでしまえば、Linux上の様々な開発ツールを使って、自由自在に処理ができ、伝送もLinux環境を使えば簡単だ

私もRaspberry PIは大好きだ。長年その上で動くアプリケーションも開発してきた。でも、MiniPC+LinuxOS+Arduino/XIAO開発の自由度を知ったことで、Raspberry PIであることの重要性は薄れ、アプリケーションもMiniPC上で動かしている。MiniPC/Ubuntu/Debian上のアプリケーションは、Raspberry PI OS(Debian派生、旧名称Raspbian。)でも動く。CPU部分はアプリケーションに合わせ適材適所で選べばよい。必要ならサーバーやクラウドも選ぶことができる。Raspberry PIはその一台に完結する必要がある時のみ使うようになった

Arduino側も多様化している。ピンの位置を含めたインターフェイス互換ボードに加え、物理的なピン配置やCPUコアを再設計したSeeed Studio XIAOなど、新しい試みが広がっている。XIAOでは、センサーとの接続にGroveを使うことが前提なので、電気回路の知識無しでセンサーを活用することができる。
さらに高性能なマイコン基板には、組み込み用のPython、GO言語も移植されており、開発言語も広がりを見せ始めている。Arduino UNOも最新版は、物理的なピン配置こそ同じだがCPUは高性能化しており、再設計されている


MiniPCもArduinoも高性能化はさらに続く。オープンソースCPU設計のRISC-Vベースのマイコンも入手可能になった。開発の考え方も再設計が必要だ。いささか古典的に見えるが、プロトタイプから実装までLinuxホストにUSBシリアル接続のArduinoを組み合わせることが「今のRAD」開発環境だろう

いつもアクセスありがとうございます。Arduino開発と実装環境の再設計についての考えを共有します。
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