ボクヲタ観戦記&予想

このブログはボクシングを観戦した内容や、予想をし、個人的に思い出す為に残しておくものです。暇なら見てちょ。

雑記

2010年01月02日 | ボクシング
・前回(と言っても去年7月のお話)紹介した藤岡奈穂子選手ですが、順調に白星を重ねています。
現在2戦2勝2KO 世界ランカーです。今年には世界挑戦する可能性が高そうです。
試合動画あったので貼り付けておきます。
(応援されてる、近い方が撮られているようです。応援にも熱が入っております)

デビュー戦  vs リリー・ラチャプラチャジム
藤岡奈穂子 VS リリー・ラチャプラチャジム

2戦目 藤岡奈穂子 vs 猪崎かずみ
藤岡奈穂子 vs 猪崎かずみ


・超新鋭のエリート、井岡一翔選手の3戦目です。松本選手をKO試合も驚きましたが、この試合も驚きでした。3戦目とは思えない。
井岡一翔 VS 国重隆


・1月11日、2010年最初の世界戦。
大橋ジムの東洋王者、細野悟が一階級落としてWBAのS・バンタム級王者プーンサワットに挑戦。
初めての階級ということもあり、中々厳しい面はあるかもしれません。プーンサワットとの打ち合いではディフェンス面、パンチの精度で不利だと思います。活路はボディ打ちか?

細野の東洋王座防衛戦
細野悟 VS 澤永真佐樹 パート1
細野悟 VS 澤永真佐樹 パート2
 
プーンサワットのWBA王座統一戦、割と強烈なKOシーン。
プーンサワット VS バーナード・ダン パート1
プーンサワット VS バーナード・ダン パート2

どちらが勝っても長谷川との試合を見てみたいところ。


・同日、ワタナベジムの東洋S・フェザー級王者・内山高志がWBA同級王者、サルカドに挑戦。サルカドは前回リナレスを衝撃の1RKOで王座奪取。サルカドはスピードあり、荒くパワーのあるパンチを振ってくるタイプで、合わせ辛いがカウンターのチャンスはある。
。攻防分離の傾向がある内山は攻められっぱなしの展開だけは避けたい感じ。丁寧にジャブを突きながらサイドに動き、空振りを多く誘いたい。サルカドは前回の試合で気を良くしてリナレス戦以上に振り回してくる可能性ある。

内山のKOシーン
内山高志 KOシーン
内山高志 VS 阪東ヒーロー
内山高志 VS 阪東ヒーロー

サルカド王座奪取
ファン・カルロス・サルカド VS ホルヘ・リナレス

サルカドが防衛した場合はリナレスのリターンマッチか?


・9戦9勝9KO中の仲村正男ってどんなボクサー?
白井・具志堅ジムから仲里ATSUMIジムに移籍した無敗のオールノックアウトボクサー、仲村正男。最新の試合を見る限り、スピードあって硬い拳を持つボクサー。ただしガードは甘く、スタミナも未知数。日本ランカーの実力は十分あると思うので最強トーナメントとかに出てきて欲しい(今年もあればだけど)。
仲村正男 VS 川波武志


今後、なるべく徐々に更新していけるように頑張ります。

女子ボクシング界に遅れて来たアマエリート参上

2009年07月01日 | Weblog
2000年からのアマチュアデビュー戦以来、国内選手には負けなしの選手が6月27日にプロテストを受けた。

その選手は藤岡奈穂子選手(古川リバーサイドボクシングジム)。
先日のテストでは東洋ランキングに入っている相手とスパーリングし、一方的にな展開で相手にダメージを与えてプロテスト合格した模様。

藤岡選手は技術もしっかりした物を持っており、女子に不足しがちなパワーも兼ね備えている。
ちなみにアマチュアデビュー戦では藤岡選手がアッパーで相手を倒しているのだが、
その日の全試合中、ダウンを奪ったのは藤岡選手だけである。
現在世界王者にいるタダ悦子選手相手にも判定で勝っている実績あり。
ちなみに国外でも大会に参加しており、決勝でアメリカの選手に1ポイント差の判定で負けてしまったが銀メダルの実績を持っている。
現在33歳とプロ転向には年齢が気になる所だが、今までもそんなに打たれている訳ではないので身体的なものでは大丈夫だと思われる。
プロ転向後、確実に話題の上がる選手だと思うので、女子ボクシングに注目している方々はこのボクサーを覚えておいて損はないです。
プロ転向後は竹原&畑山ジム所属で行くようです。

藤岡選手の今後に要注目!!

明日は飛天(日高)和彦(新日本木村) VS 野中悠樹(尼崎)

2009年06月19日 | ボクシング
 1年半ぐらい前に東洋王座決定戦でグラブを交えた両者、野中が2回にストレートでダウンを奪うも、中盤以降は飛天(日高)が巻き返し、逆転勝利を収めた。今回はよりスケールを上げて東洋王者VS日本王者の図式で再戦となる。

 飛天はご存知の通り、パワーとセンスを持つキャリア十分の王者。ただしレブサンティリャンに勝った次の初防衛辺りから荒さが目立つようになり、強引な仕掛けをする事もしばしば。打たれ弱さもあるので弱点が結構目に付くようになってきた。

 対する野中はデビュー当初からセンスの良さは伺わせたが、今一勝負強さが足りずに勝ち星を落とす事が多かった。飛天との初戦もいい右ストレートでダウンを奪っておきながら相手に付き合い、スタミナを無くして判定を失っている。また、怪我も気になるところだ。ただ、この所の日本王座獲得から2度の防衛まできっちり貫禄を見せて勝っている所もあるようで、心身共に上昇中である事が伺える。

 今回の再戦、両者のパワーは飛天が上だが、野中もシャープなストレートは一撃必殺の武器である。打たれ強さでは野中が完全に上回っている為、飛天にとってはやはり危険であり、ディフェンスの粗が心配される。昔のようなボディワークとガードで避けるスタイルのほうが打たれない気もするが、そこは素人には分からない部分があるのだろう。ただ、野中のストレートは前回同様当たりそうな予感がある。

5Rぐらいまでに決着が付くとすれば野中が倒しきってしまう気がする。逆に飛天が被弾少なく、野中に上下の打ち分けを決めていけば終盤KO、もしくは判定で返り討ちになりそうな予感。

いっつも言う事だが、1R目は重要。お互いの戦い方は紙一重だと思うので最初にペースを如何にして握るかが勝敗の行方を左右する。この両者であればペースを握られた後の争いは熾烈なものになると思う。そこで焦って強引に取り返そうとすると決着の瞬間は早まりそうだ。


個人的には野中がKOでも判定でもリベンジ成功するものとみる。



※えっと、わたくし、テッケンは最近パソコン用のマイクを購入いたしまして、ネットラジオをやってみようかと思っております。そこで某知人と7月14日の世界戦をネットラジオで観戦しながら居酒屋気分で垂れ流しちまおうかと話していたんですが(某知人はリスナーに回りたいとか言いやがりますが)、酔いどれ放送聴きたい人とかいます?
勿論トウシロのボクヲタがやるもんなので言ってる事が目茶目茶だったりするでしょうがwww
需要があれば考えたいと思います。

2大タイトルマッチ直前予想

2009年03月12日 | Weblog
ラリオス 中差判定 粟生
長谷川  後半KO  マリンガ


ラリオスは仲里第2戦で見せたアウトボクシングとインファイトを織り交ぜて来ると予想。
粟生は各新聞の記事を見る限り、若干気負ってる様子が伺える。
前回同様、粟生が初回から上々の展開を見せれれば王座交代劇は十分有り得る。
逆にラリオスペースだと挽回出来ずにずるずる行きそう。
良くも悪くも初回、13R目のつもりで戦って欲しい。

長谷川のスピード、テクニックとマリンガの半端無い圧力は面白い試合展開になりそう。
ただし、長谷川が距離を見切った段階で勝負は決まる。
懸念点は19センチのリーチ差とサウスポーが繰り出すアッパー。
あの長い手からワンツーと見せかけてのアッパーなど織り交ぜて来られると非常に厄介。
ただしスピードは長谷川が2枚も上だからマリンガのパンチの引き際に中に入ってのボディ、ストレートは冴え渡るはず。
(マリンガは急所が凄く遠いが、長谷川のスピードとテクニックなら狙い撃ち可能と見る)

仕事で録画じゃないと見れないのが残念ですが、日本のホープと世界に誇る王者を楽しみましょう!

【結果】2月25日 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ

2009年02月25日 | ボクシング
本日パンフレット有料の為、名前間違えなどありますが、御勘弁を。


【第五試合フェザー級六回戦】
○橋本ハヤト ワールドスポーツ 3ー0 高島タダマサ 沖縄ワールドリング●

初回、サウスポー高島がジャブを細かく刻みながら牽制、橋本は高島が入って来たところに左右のフックでパンチをヒット。距離を縮め、橋本がロープな詰めて左右フックでダメージを与え、残り二秒でスタンディングダウンを奪う。高島、圧倒されている。
二回、中間距離で戦いたい高島だが、橋本の踏み込んだストレートを浴びる。打ち気になるため、ディフェンスがおろそかになっている。橋本ストレートをきっかけに再びロープに詰めて左右フックの強打。終盤に高島が打ち合おうとするが、カウンターを浴びて劣勢。
三回、主導権を握っている橋本がやはりパンチを多く決め、ロープに詰める。高島もパンチを返すが、威力は橋本が上。
四回、一呼吸置いてから橋本がロープに詰め、左右フックの強打が高島を襲う。ガンガン前に出て頭が当たり、橋本バッティングで減点1。
五回、スタミナが切れてきた橋本だが、ヒット率はやはり優位。高島はジリ貧展開で打開策がなく、かなり厳しい。
ラスト、展開変わらず、橋本がロープに詰めて左右連打。高島はこれから逃げることが出来ず、コーナーを背負ってピンチ。ゴングに逃げ込むのが精一杯だった。
59-53三名

【第六試合フェザー級八回戦】
○9位天笠 尚 HS山上 3ー0 竹内 佑典 JBスポーツ●

初回、竹内が手を出し、天笠は様子見。中央で打ちあいになる。、ヒット率は竹内がやや上回るか。天笠のパンチも重く、展開はまだこれから。
二回、天笠がプレッシャーをかけて打ち合いに。左右のフックで天笠がダウンを奪う。再開後、天笠が上下の打ち分けから左右フックで竹内にダメージを与えるが、なんとか踏ん張り頭から突っ込んでストレートを浴びせる。バッティング多いが、天笠ちょっと嫌がりすぎてるのでこれはあまりよくない。
三回、天笠、竹内の頭からのフックを浴び、劣勢。しかし竹内、露骨。中央で打ち合い、竹内のパンチが当たるも天笠の左右フックで腰砕けになる場面も。竹内、これをバッティングで回避。
四回、天笠バッティングでリズムが狂ってしまったか、竹内に先手を許し、バッティングを露骨に嫌がる。しかし右アッパー一発で竹内の足を泳がせ、予断は許さない。全体的に見れば竹内の回か。
五回、先手を取ろうとする竹内、強打で応戦する天笠。中央で打ち合いになると天笠が有利か。
六回、見合う場面が多いが、天笠突然の連打で竹内を泳がせる。何度となく連打で砕けさせるが竹内の必死な組み付きによりダウンは免れる。ただしホールディングで減点一。
七回、竹内が開始からガンガン前に出る。天笠、これを見ながらアッパーやフックで応戦。ちょっと倒そうと気負いすぎか?天笠のアッパーはかなり強烈で、竹内の足がおぼつかなくなる場面が増える。手数、ヒット率では竹内だが…
ラスト、竹内、変わらず頭から前に出る。やりすぎた為竹内減点一。これを気に中央での打ち合いに。よりダメージあるのは竹内か?左右フックで大きくぐらつき、竹内組み付いて倒れるがスリップ。ダウンと取られても仕方がないほどのダメージだった。そのまま天笠優勢で試合終了。
78-73 79-71 77-73


【セミ スーパーバンタム級八回戦】
○4位 芹江マサアキ 伴流 3ー0 安田幹男 六島●
関東初進出の安田、どんな選手か。
初回、芹江が勢いよき飛び出し、安田を威嚇するようなフック。安田は硬さがぬけなぐ手数があまり出ない、中盤からお互い打ち合いになり始めるが、芹江のパワーが上回る。
二回、芹江が惜しげもなく右フックを振るう。安田はこの強打に少し萎縮してるか、手が出し辛そう。安田は後手後手に。
三回、安田が芹江の右に対して被せようとする。が、芹江の右強打はガードの上でも効いていそう。
四回、安田が先に手を出し始める。芹江は強打で対抗。芹江はスタミナが切れてきたか、安田の攻勢がめにつき始める。
五回、中央で芹江の左がモロヒット!安田動きが停止、ロープで滅多打ちにあい、スタンディングダウンを取られる。もうダメだと思われた再開後、安田が開き直って攻撃的になり、アッパーなどで芹江をたじろかせる。
六回、芹江の強打は相変わらず恐ろしい。さっきの開き直りが欲しい所だが、安田は見てしまう。そうなるとガード越しからでも効いてしまう右が飛んでくる。安田、中央で右テンプルに決め、芹江をふらつかせるが決め手にかけて詰め切れない。
七回、共に疲れた状態で打ち合い。安田の正確なパンチが芹江にダメージを与え、芹江の強打が安田を襲う展開。
ラスト、安田が芹江にダメージを与えれば芹江も一撃必殺のパンチを打ち込む。芹江が左強打を決めるが、オープンで効かず。しかし主導権は芹江が握り、そのままゴング。
78-73 80-72 80-71


【メイン 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ】
●王者 三浦数馬 ドリーム 2回 KO 同級一位 木村章司 花形○

初回、中央でジャブの交換、その中で三浦の右がヒットする。木村もまけておらず、三浦の入り際に右を被せたりと負けてはいないがヒットは三浦が上。
二回、三浦が右で木村を突き上げたりと郵政だったが、三浦の右に木村が右カウンターをまともに浴びせて三浦仰向けにダウン!!なんとか立つも、レフリー続行を許さず、試合終了。素晴らしい右カウンターだった!

【結果】日本フェザー級タイトルマッチ

2009年02月22日 | ボクシング
何年振りかの速報。携帯から打つのはやっぱ大変ですな。

前座で目を見張ったのは吉田佑一郎(帝拳)。相手共にデビュー戦ながら、吉田の試合度胸、コンビネーションは目を見張るものがあった(アマ経験有りか?)。新人王に出れば面白そうな存在。

【バンタム級六回戦】
●花木章年(大一スペースK) 初回 2:11 TKO 岩佐亮佑(セレス)◎
サウスポーの岩佐が初回から花木のジャブに右を被せ、左を打つ展開。花木も打ち返すが岩佐の左ストレートに反応出来ず、何発も貰ってダウン。立ち上がるも岩佐の見事な詰めでレフリーストップ。打ち気になって被弾するのは気になるが、日本タイトルまで来る選手だ。

【ライト級八回戦】
●タイ人 0ー3 日本スーパーフェザー級3位 川村貢治(ワタナベ)○
男前な川村、花一杯貰ってます。初回、如何にもムエタイな感じのするタイ人、なかなか重いブローを放つ。川村のパンチにも反応。危険なパンチが交差し、客席からはどよめきも。
二回は川村が接近からのボディで突破口を開く。タイ人はあまり力を入れずにパンチを入れるが川村、カウンターを結構もらい、あわや尻餅を付きそうになる場面も。このタイ人強い。
三回、中間距離での打ち合いから川村が強烈な左右ボディを決め、フックも当てる。が、タイ人すげータフ。何処まで本気か分からないけど、このタイ人がカウンターを本気で合わせに来たら川村立ってられない気もする。
四回は川村が接近してボディを執拗に叩く。タイ人危険なパンチを放つも手数が減った。
五回、タイ人のアッパー貰って足が止まる。ヒヤッとするシーン。しかしスタミナを切らしてきたタイ人にボディ打ち、上にも返す。互いにスタミナ消耗、見合う場面や揉み合いが増える。
六回、同様の展開だったがタイ人のアッパーで川村の顔面が跳ね上がり、非常に危ない場面。が、川村も右ストレートで反撃。そこからボディ打ちでタイ人のスタミナを削ぎにいく。うーん、強い。同門の内山も心配そうに声を出す。
七回、ジャブの突き合いから接近、膠着。ラスト30から激しい打ち合いに。互いに疲れて長続きしないw
ラスト、接近からのボディ、アッパー。ミドルレンジでの応酬が続く。残り一分から川村が連打、ポイントを取りに行った形で試合終了。いやあ、強かった。
スコアは77-75 78-74 79-74
【スーパーバンタム級十回戦】
△WBA同級9位 下田昭文(帝拳) 三回負傷引分 同級 ホセ・アルボレダ(パナマ)△
下田復帰戦なんだけど…なんかどえらい強そうな黒人のあんちゃんが入場してきた。身長も高いしヤバいぞこれ。きっとこれが世界ってヤツだな。まあ下田も負けちゃいない。と思いたい。
初回、下田よりも身長、リーチが上なアルボレダが危険なジャブを突いてくる。が、下田も負けておらずに出入りを早くしてボディを上手く決める。アルボレダの距離にならないよう遠くからサークリングする下田、悪くない感じ。互角か、ボディを数発当てたやや下田といったところか。
二回、下田がススッと近づいてジャブ、ボディを決める。アルボレダはまだ下田の出入りに対応出来てない。が、入り際に軽い、合わせた右を貰って尻餅。ダウンはないが痛いダウン。下田立ち上がって俄然攻撃的に。終盤、左ストレートを決めるが、10ー8でアルボレダ。
三回、下田がインに入ってフックを狙う。が、入り際にバッティングで下田額をカット。アルボレダの左右に体を振ってのストレートが怖い。下田のカットした部分が大きく負傷引き分けに…好試合が見込まれただけに残念。アルボレダは並みの元世界ランカーでは無かったし、下田も復帰戦にしては好調な様子を伺わせた。


【日本フェザー級タイトルマッチ】
△王者 松田直樹(帝拳) 1ー1 同級一位 梅津宏治(ワタナベ)△
入場前から盛り上がる応援団。入場時に照明が暗くなり、より盛り上がる。ガンダム梅津は「梅津大佐の入場です!」と哀戦士など流しながら入場。松田は昔の火消隊みたいな集団を割って登場。互いの応援合戦で入場曲聞こえないwちなみに松田のセコンドには元東洋王者の大和心、真正ジム会長の山下さん有り。
初回、松田がジャブをポンポン当てる感じ。そしてストレートからの右フックが梅津の頬を軽く捉える。その後も同様パターンで梅津に必殺のフックを見舞う。梅津も前進しながらパンチを振るい、松田に肉迫。フックを効果的に当てた松田のポイント。
二回、梅津が接近するも、松田の左右フック、ボディっ肉弾戦に持ち込みきれない。中盤から梅津が上手い具合に入り込み始め、ショートの右やアッパーで松田に迫る。五分か個人的にはやや松田。
三回、梅津が接近、松田ややペースを握られるがミドルレンジで右ストレートをヒットしたりと負けない。愚直に前進しる梅津のバッティングが嫌な松田、梅津の打ち合いに巻き込まれ始める。梅津のラウンドか。
四回、ミドルレンジで松田がフック浴びせれば梅津が前進してショート。ダメージ的には梅津が貰ってるが、タフなので崩れなさそう。松田が徐々に接近を許さなくなり、離れてストレート、接近でクリンチのパターンになってきた。松田か。
五回、松田がジャブを突いて距離を取る。が、梅津の第三パンチがクリーンファイトしたい松田に精神的プレッシャーを与える。ミドルレンジななることが多くなり、より松田がパンチをヒット。
六回、松田のフック、梅津のショートアッパー。互いに被弾が多くなってきた。今度は梅津がよりパンチを当て、ポイント奪取。
七回、足が引っかかって梅津派手に倒れる。パンチは当たっていたが、スリップの裁定。これを気に互いがヒートアップ、打ち合いが激しくなってきた。互角か。
八回、ミドルレンジでの打ち合い、松田がやや打ち勝つ。お互い組み合うシーンが増えてきた。終盤松田が連打をヒットするも梅津前進。タフだ。
九回、接近戦になると梅津のショートがよく当たる。ショートフックで松田の膝が揺れ、危険な場面があったが、気の強い松田は打ち返してこれを回避。しかし梅津のバッティングがよく当たる。
ラスト、梅津が前進、松田はこれを迎え打つも、やや分が悪い。中盤以降は打ち合い、今度は松田がコンビネーションを浴びせて優位に。最終的に松田がやや上回った感じか。
採点は う96-95 ま9794 96-96の三者三様。

日本ウェルター級タイトルマッチ

2009年02月10日 | ボクシング
日本ウェルター級タイトルマッチ
王者 沼田康司 VS 2位 中川大資

昨日久しぶりにホールへ行って来ました。
王者沼田が再戦となる中川に対し、どのようなボクシングで攻略を狙うのか・・・。

初回から中川が強弱をつけたジャブ、ストレートで沼田から早くもペースを握ります。
沼田は前進して距離を潰そうとするも、中川がバックステップ、サイドステップからの
細かいジャブで沼田に距離を作らせません。
時折右の強打や左フックを狙いますが、空を切ったりしてリズムに乗れません。
4Rにフックがヒットし、ダウンまで持っていけるかというところまでいきましたが、
中川が懸命にディフェンスし、このピンチを切り抜けました。
7R以降は中川の独壇場。ジャブに対してずっと策の無い沼田陣営。
細かいながらも打たれ続けた疲労からか、なかなか手が出ない沼田。
ダメージも蓄積していき、初回から変わらぬ中川のペースを崩せないまま終わってしまいました。
判定は大差で中川支持。新王者誕生です。

ちなみに私の採点は98-92で中川でした。

この試合、前回よりも足を使い、距離を重視してくるであろうと思われた中川に対して
今回は打ち合いを挑んでくると想定していたのかは分かりませんが、
沼田は愚直なまでに距離を詰めて一発当てようという戦いで、戦略の幅がありませんでした。
前回以上に差をつけられた沼田、長身のボクサータイプは苦手なようです。
ただし、中川がボクサー型かというと、本来はファイターよりの戦い方をする選手です。
今回のボクシングは明らかに対沼田用の戦い方でした。

中川、防衛戦からはもっとアグレッシブな戦いが見れるかもしれませんね。
沼田は細かいながらもパンチを貰いすぎた事が気になります。
選手生命が縮んでしまうのでもう少しディフェンスを何とかして欲しい気がします。


セミの岳たかはしと十二村の試合は岳が空回りし続け、
十二村が同ジム所属の澤永と似たような柔らかい、微妙にダーティーな戦い方で
ペース掌握、強打を浴びつつも細かいジャブなどでポイントを奪取。
十二村が判定勝ちで再ランク濃厚です。
負けた岳はブログで引退を表明。

お疲れ様でした。でもね、あの試合内容で本当に辞められるのか、
個人的にはまだなんじゃない?と思ってます。
あの体付きを見ればすごい練習量だと思われるし、やれる事はやってきた感じがします。
ただウェートトレーニング重視なのか、体の硬さやパンチを打つ時のぎこちなさが目に付き、
折角の身長、リーチ差が活かし切れていないような印象を受けました。
再起するのであればスナップの効いたジャブを打てるようにした方がいいと感じました。
後は一発一発打つ時に踏ん張って打つのではなく、流れの中でコンパクトに連打が打てれば幅も広がるかと。
一番大事な冷静さも昨日は欠いてるように思いました。
気合と意気込みは十分伝わったんですが、入れ込み過ぎたせいで空回り。
非常にもったいなく感じました。
ここ見るかどうかも分かりませんし、単なるボクヲタがこんな事書いても説得力は無いかもしれませんが、
もしも、一つでも参考になるなら頭の隅にでも入れてもらえればなあって思います。
あんだけ気持ちの伝わってくる選手は結構好きなんで、まだやる気持ちがあるなら応援したいですね。



次見に行けたら2月21日の日本フェザー級タイトルマッチを見に行こうかと思います。

年末の坂田と本日のWタイトルマッチ

2009年01月03日 | ボクシング
明けましておめでとうございます。
本年からひっそりこっそり、また更新していきたいと思います。

大晦日に行われた坂田健史とデンカオセーンの試合は衝撃的でした。
坂田がスロースターターとわかった上での初回からの攻撃。
また左ボディにフックを合わせる練習を相当して来たように思えます。
倒されるまでにあのフックがかすめ、タイミング合っていたので怖いと思った矢先でしたが・・・。
もらった場所も悪く、頭が前に行った状態でカウンターのフックを首の付け根にもらってしまいましたね。
あれは立てないと思います。打たれ強さ以前の急所だったかと思われます。
後半を見なかった挑戦者と後半を見据えた王者。悔しいですね・・・。
坂田、復活はあるのでしょうか?このまま消えてしまうには惜しいですが、
これまで気持ちで来た選手なので萎えてしまうともう無理でしょうね。
またリングに上がる姿を見てみたいです。

以下、坂田のドキュメンタリー動画です。世界奪取から初防衛まで、どのような選手か少しでも知る事が出来るのではないでしょうか。
ボクサー、坂田健史という男 -前半-
ボクサー、坂田健史という男 -後半-

こちらはデンカオセーン2の試合。無念です・・・
坂田健史VSデンカオセーン2

それに乗じて亀田長男が好き勝手言っておりますが・・・
決まるなら見たいですね。あのデンカオセーンに何処までやれるのか。
実力がはっきりさせれると思います。
興毅、デンカオセーン挑戦表明


さて、もう本日ですね。
西岡利晃と小堀佑介のダブルタイトルタイトルマッチが行われます。
両者初防衛戦という事もあり、戦前の予想だけでは考え辛い部分もあるかと思われます。
計量などの様子をWOWOWで活躍されている中野アナのブログに書かれてました。
写真も載っており、状況を実際にいたかのように感じ取れるので見てみてはいかがでしょうか。
中野アナの凛々日記より

これを見ると4選手の雰囲気が俄然伝わってきます。
アマ・プロを通じて無敗のモーゼス、一筋縄ではいかなさそうな感じですね。
小堀は相変わらずな感じなのでこちらも当日期待、ですね。
モーゼスのボクシングは日本に来た時の試合だけだとわからないので割愛。

西岡はやや気負い気味な気もしますが、まっすぐ来るガルシアに対して
きっちりサイド、バックステップなどのヒット&アウェー出来れば
判定で手が挙がりそうです。懸念点は目の出血ですね。
ガルシアは頭から突っ込んでくるので古傷を切る可能性は十分有り得ます。
他にも前座は東洋王者の佐藤幸治や日本フライ級ランカー、翁長吾央の試合もあります。
会場に行っても十分堪能出来るカードとなってますね。
テレビではテレ東系列で、18:29~からの放送予定となっています。
全選手の健闘を祈り、ボクシング初めを堪能しましょう!

オスカー・デラ・ホーヤ VS マニー・パッキャオの試合を見て

2008年12月07日 | ボクシング
1年以上ぶりのお久しぶりとなります、テッケンです。

先ほどこの試合の結果をみて、正直目を疑いました。
正直体重差の壁は覆せないものと考えていたため、パッキャオは倒されなければ良い方だろうと予想していたんです。
実際の試合を見ると、デラホーヤの動きが悪い。
考えてみたらデラホーヤもミドルでやってましたもんね。
こちらの減量苦に関しては考慮してませんでした。

パッキャオのスピードについていけないデラホーヤ。
パッキャオの強打を浴び続けるデラホーヤ・・・。
8Rのセコンドとの会話で諦めた表情のデラホーヤには哀愁が漂ってました。


しかし、それを差し引いてもパッキャオは言葉が見つからない程の凄さを見せつけましたね。見事な、不利の予想を覆して世代交代を実施して見せました。
アジアの至宝、マニー・パッキャオ。今一番のピークを迎えるこの男が次に誰と対戦するのか。
非常に楽しみです。


ヨーツベで動画をちょろっと見つけたので載せておきます。
オスカー・デラ・ホーヤVSマニー・パッキャオ 1R">
オスカー・デラ・ホーヤVSマニー・パッキャオ 7R
オスカー・デラ・ホーヤVS マニー・パッキャオ 8R


しかし、、、バレロが「デラホーヤは練習しないし走らないし、駄目だよ。パッキャオがKOで勝つね。」

って言ったの、本当なんでしょうかw

WBC世界フライ級タイトルマッチを見て

2007年10月12日 | Weblog
試合内容は見て貰った通りでしょう。
個人的には4Rぐらいまで次男が今やれる事をやり、善戦してるという印象でした。
対する内藤はプレッシャーもあってか、思うようなボクシングが出来なかったし、さらに力みもあって(なんか一発でぶっ倒してやるって感じした)中々いいパンチが打ち込めないでいました。
あと、体格差。これが一番大きかったんじゃないでしょうか?
内藤はパンチ力それなりにある方ですが、減量に成功したあの体格、常にガチガチに固めたガードではKOも難しいものがありましたね。
ただ、内藤に少し期待しすぎた部分はあって、すこし残念な感じもしました。

ラフファイトに関して、残念としか言いようがありません。
特に王者。相手のダーティーファイトに頭来てたのはわかるんですが、減点は取られてほしくなかった。
それは次男と同じ土俵に立ってしまうことを意味するから。
次男に関しては最後、完全に切れちゃいましたね・・・といいたい所だが!!!!
セコンドに付いてた父親から「投げろ!!」って台詞をきっちり実行しただけかもしれません。
長男も「肘でもええから目ぇ狙え」見たいな事言ってましたし。なんなんですかね?これ。
※録画している人は11Rと最後のインターバルに指示されている会話聞いてみて下さい。

ボクシングの冒涜、この一言に尽きます。
次男は素質を見せた。が、素質を見せただけでこのままリングに上がり続けていただくのはやめていただきたい。
もちろん次男だけではなく亀田一家に関しても同じ思いです。
JBCは特に罰する事も考えていない模様。何考えてるんでしょうかね?

長男が仇取るとかいってるけどもう見たくないですよ、あなたたちの試合は。
そう思わせるぐらいひどい、ボクシングを見初めてこれほど苛立った事はないです。

TBSも相変わらずな実況でしたね。坂田王者だけじゃないですか?公正だったの。

さて、今後世間にはボクシングと言うものがどんな風に映っていくんですかね・・・。