蓬莱の島通信ブログ別館

「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

『Planetarian』の世界が始まろうとしている1:起こりえる最終戦争のカウントダウン

2019年01月14日 | 20110311東北関東大震災と政治
(写真:高感度地震觀測網による、この1ヶ月間の震源の分布図) 0.はじめに  明けましておめでとうございます。前回、投稿してから隨分、時間が経ってしまいました。しかし、この1年半の世界の動きを自分なりに観察してきて、トレンドが明確に定まりつつあることを実感しています。曖昧だった形が次第に明確な構図を取り始めたと言えます。また、執筆を再開します。今後の10年はきっと日本にとっても世界にとっても大きな . . . 本文を読む

北朝鮮情勢に厳重注意!(続)

2017年09月14日 | 20110311東北関東大震災と政治
2017年はやはり21世紀の政治的葛藤が顕在化した年になるだろう。20世紀の単純な冷戦図式は現在の諸勢力の対立には当てはまらない。 . . . 本文を読む

朝鮮半島情勢に厳重注意!

2017年08月14日 | 20110311東北関東大震災と政治
第二次世界大戦における「大日本帝国滅亡記念日(「終戦」などという美化をつづけても、次の大戦には絶対、勝てない。現実を認めていただきたい)」がまた来ようとしている。第三国と密接不可分の経済的関係にある日本の某メディア、某国営放送等を中心に意図的に第三国(中華人民共和国、ロシア共和国)の動きを隠蔽して、まるでトランプ政権がすぐに北朝鮮を攻撃するかのような、まったく根拠のない悪意に満ちた言論操作が日本の報道を動かしているが、北朝鮮問題の実態は、中国・ロシア対アメリカの第一列島線をめぐる戦略的駆け引きが本質である。アメリカは、ロシア軍、中国軍の動員体制を把握しながら準備を進めており、北朝鮮はただのダミーに過ぎない。中国大陸では、台湾への武力侵攻を目的とした各種軍事行動が今年に入って明確化している。日本市民の皆さまには、くれぐれも先の大戦と同じ過ちを繰り返さないように、自らの目で情報を集め、自分の社会の今後をお考えいただきたいと願っている。 . . . 本文を読む

蓮舫氏の国籍問題に見る日本社会の無知

2017年01月06日 | 20110311東北関東大震災と政治
蓮舫氏の国籍問題は2016年後半の大きな話題だった。しかし、日本国内で考えているほど、問題は単純ではない。ひとつは20世紀の東アジアの動乱に関わる蓮舫一族の歴史の問題、もうひとつは日本での台湾籍問題の扱いという、大きな問題があり、さらに国際化に対応できない日本の行政手続きの問題が潜んでいる。問題は蓮舫氏個人の問題ではなく、1951年にできた「日本国」の対中国・台湾の歴史が深く関係している。 . . . 本文を読む

人類に断続平衡進化の時代が間もなく訪れる?!3:20世紀の常識は21世紀の非常識

2016年12月26日 | 20110311東北関東大震災と政治
 今年は、20世紀と21世紀の時代を画す大きな出来事が起こった年になった。20世紀後半、イスラム圈でのヨーロッパ人による暴力(アフガニスタン戦争、ユーゴスラビア戦争、チェチェン内戦・・・)を放置してきたEUは、今年、アフリカ、中近東からのイスラム系難民の大量流入で体制が揺らぐ危機に直面している。そして、やはり20世紀後半から続いてきたグローバル化による国家の枠を超えた経済と人間の統合は、イギリスのEU離脱と反グローバリズムを政策にするトランプの登場で、終焉を迎えた。完全にひとつの時代が終わったのである。20世紀の常識が通じない時代が幕を開けた。 . . . 本文を読む

人類に断続平衡進化の時代が間もなく訪れる?!2:イギリスの英断は21世紀の進路を示している

2016年07月21日 | 20110311東北関東大震災と政治
2016年は21世紀の地球社会の方向性を示すような、20世紀を否定する動きが顕在している。ひとつはイギリスのEU離脱、もう一は、キリスト教対イスラム教、先進国対後進国の事実上の非正規戦争状態の開始である。そして、国内でもこうした階級闘争、集団間闘争は加速している。アメリカの白人対黒人の非常に激化した対立は今後ますます加速していくであろう。生物史は、生物進化が環境への適応度による適者生存、生存競争ではなく、環境の激変による偶然的即応的対応の結果(断続平衡進化)であったことも示している。20世紀から21世紀への変化は、人間集団にとって断続平衡進化を起させるにたる大きな衝撃としてすでに顕れている。それは生物種の90%以上が死滅するような環境変化を何度も経験してきた生物の歴史のように、私たちにはあまりにも過酷な変化に違いない。しかし、生物としての人間にとっては避けて通ることができない環境の変化である。 . . . 本文を読む

人類に断続平衡進化の時代が間もなく訪れる?!1:いよいよ「新しい中世」が現実に

2016年06月28日 | 20110311東北関東大震災と政治
すでに20世紀は完全に終わったのだろう。今まであった常識はまもなくまったく役に立たないくなる時代が始まっている。政治の面でそれを象徴するのは、2016年秋のトランプ大統領の誕生だろう。・・・(与太話の続きはサイトで) . . . 本文を読む

STAP細胞理論が実証されたら・・・(3):「正解」は入試のようにただひとつなのか

2016年06月10日 | 20110311東北関東大震災と政治
STAP細胞言論弾圧事件を起こした日本社会の病根には、(1)法曹界やメディア界の基準が他のすべての専門に暴力的に適用されようとしている。(2)近代教育への過度の適応によって、細分化された専門での現在の主流的解答だけを「正解」と見なす宗教的迷信(=ヨーロッパ中世の聖書と同じ)が社会に広がっている。という問題が潜んでいる。正解はいくらでも創ることができる、だから人類文明は発達できたという、文明の基盤が日本社会では揺らいでいると言えよう。 . . . 本文を読む

STAP細胞理論が実証されたら・・・(2):「日本国」の大学の存在意味の消滅

2016年06月02日 | 20110311東北関東大震災と政治
2014年-15年のSTAP細胞言論弾圧事件の根底には、商業活動と研究活動が区別できなくなっている、21世紀社会での大学の異常な状況が潜んでいる。近代文明の始まりは、ヨーロッパ中世の大学にあり、極論すれば近代文明の基礎=大学の研究と言っても過言ではない。STAP細胞言論弾圧事件に、日本の大学人も世界の研究者もほとんど誰もまともに異を唱えなかったことは、近代文明を産み出した大学が、日本はもちろん世界各国ですでに十全に機能しなくなっていることを、意味している。その意味で21世紀に人類社会が存続するための重要な条件のひとつは已に生命を失っている。この事件を産み出した原因は、予想を超えて今後広がっていくかもしれない。 . . . 本文を読む

STAP細胞理論が実証されたら・・・(1):文明への「日本国」の罪は永久に消えない

2016年05月26日 | 20110311東北関東大震災と政治
2014年から15年に『毎日』『朝日』『NHK』とその関係するテレビ局で、徹底的に行われた「STAP細胞言論弾圧事件」であるが、2016年になって、やっと欧米の正気の研究者によって、その正しさが証明されつつある。特許やビジネスなどどうでもよいことで、大事なのは、天動説論者が地動説論者を火焙りにして殺した罪が文明への罪として永久に歴史に刻まれるように、日本社会がSTAP細胞論を発見した研究者を言論暴力で殺害し、死の寸前にまで追い詰めた罪は永久に消せないという点である。私たちは、どうすればよいのか?日本社会の衰退が覆いようもない現在、私たちはそこに私たちの愛する故郷と祖国の深刻な衰退の本当の原因を見出すべきだろう。 . . . 本文を読む

地球的リスクとしての中華民族2:対日開戦政権としての習近平政権(前)

2016年03月08日 | 20110311東北関東大震災と政治
習近平政権が基本的に対日開戦を前提にして各種政策を進めていることは、ネット上の情報が示す事実である。日本社会が無関心であればあるほど、奇襲攻撃を受ける可能性も高まる。また、人民解放軍がアフリカ等で進めている武裝民兵による「民族浄化」戦法(老若の男性一般市民虐殺+若い女性を拉致監強姦により中国系の子供を強制出産させる=地域の中国化)が日本列島や太平洋地域で全面的に実施されるリスクも高まる。今年は特に、日本のメディアが流さないニュースに注意する必要があるだろう。 . . . 本文を読む

恐怖の言論統制社会としての日本1:衰退を加速させる日本市民の知的退廃(つづき+マスコミの捏造番組)

2016年03月03日 | 20110311東北関東大震災と政治
日本の人口減少は、実は新しい時代の幕開けである。旧弊な殻を脱皮して、日本には新しい可能性が生まれようとしている。 . . . 本文を読む

恐怖の言論統制社会としての日本1:衰退を加速させる日本市民の知的退廃

2016年02月29日 | 20110311東北関東大震災と政治
日本の衰退を最も印象づける事件、それはSTAP細胞事件である。明治以来、ひたすら”体制的人間”に迎合して維持されてきた明治期以来の「日本の近代的制度」がすでに限界に達していることを、STAP細胞言論弾圧事件は、日本市民に教えている。 . . . 本文を読む

地球的リスクとしての中華民族1:2016年のチャイナリスク破綻

2016年01月15日 | 20110311東北関東大震災と政治
 すでに地球的規模での21世紀文明の危機が発現を始めている。2016年は、チャイナリスクがその邪悪な破壊者としての素顏をいかんなく発揮する年になるだろう。しかし、来るべきものがわかれば対応も又可能である。日本市民の文明人としての見識と力量が問われる年になるだろう。 . . . 本文を読む

民主国家の品格1:国際舞台では国際コミュニケーションルールで

2015年10月15日 | 20110311東北関東大震災と政治
今後の日本にとって、中国とアメリカとの関係は非常に難しい局面に入る。日本式気遣いで「相手が分かってくれるだろう」式の国際交渉や外交関係が今後も続くと、ますます難しい問題が増えてしまう。情報を公開し、どこで接点が見つかるか、一個一個説明と交渉で詰めていくような、コミュニケーションスタイルをとる必要がある。実は、明治時代には留学した経験で、こうしたコミュニケーションルールを体得した人材がおり、日本式ルールしか知らない田舍者支配階級をうまく補佐して難しい交渉を成功させていた。しかし、大正、昭和になると日本国内のエリートとして日本式ルールしか知らない傲慢無知な田舎者支配階級が外交を牛耳るようになり、1930年以後の悲惨な外交的失敗を重ねて、1945年の壊滅的滅亡につながったと言える。開国には開国のルールがある、日本式だからとふんぞり返る傲慢さは、社会的衰退期を迎えている日本社会の文字通りの命取りになりかねない。民主国家の交渉術、これが21世紀に求められる日本の最低生存条件と言えるだろう。 . . . 本文を読む