伊藤七段の手番です。39手で詰みます。
昨日、7歳の孫(女児)が来た。「おじいちゃん、おじいちゃん」とまとわりついてうるさいので、
「これをはずしてごらん。はずれたら1億円あげるよ」と言って知恵の輪を渡し追い払った。
孫は「やったー」と言いながら部屋を出て行った。どうせはずせないだろうとたかをくくっていたのだが、
1分も経たないうちに、「おじいちゃん、はずれたよ」と二つにはずれた知恵の輪を持って部屋に来た。
約束通り1億円くれと迫られたが、そんなお金はないので100円にまけてもらって100円玉を渡した。
子どもだからと適当なことをいうと大変なことになることを思い知った。
>この被害想定によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、
静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、
それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。
四国、紀伊半島、東海エリアは全域震度6弱以上です。
とくに、高知県は全県震度7 高知県全滅です。
西日本造山運動でも起きない限りこんなことにはなりません。
赤下線をよく読んでください。
「強震動生成域を陸域寄りに設定した場合」と書いてあるでしょ。
四国の直下、紀伊半島、東海直下に広い面積の固着域(アスペリティ)があり、それらが一斉に滑ることを想定しています。
このような地震は過去一度も起きていないし、将来も起きません。
想定される強震生成域4ケース(基本、東側、西側、陸域)のうちあり得ない陸域ケースを選んで国民を脅迫しているのです。
気象庁はそれ(あり得ないこと)を認めていて、つぎのような言い訳をしています。
>また、南海トラフ巨大地震は、
千年に一度あるいはそれよりも発生頻度が低く、
次に発生する南海トラフ地震を予測したものではない
ことにも留意が必要です。
「千年に一度よりも頻度が低い」「次に発生する南海トラフ地震を予測したものではない」ので留意が必要だと?
何を寝ぼけたことをほざいているのだ。そう思っているのなら、こんな情報を出さなければよいじゃないか。
誤解されるに決まってるだろう。むしろそれ(誤解されること)を期待して(狙って)出しているのだろう。
この一文は、誤情報が流布されてもそれは気象庁のせいではないと言い訳するためのアリバイ工作なのだ。
地震が起きるたびにこのようなTV番組の垂れ流しだ。
想定震源域を見ていただきたい。陸域ケースがはっきり表示されている。
「千年に一度あるいはそれよりも発生頻度が低い」と気象庁が書いていても、
あり得ない地震が今後30年以内に確実に起きるかのように誤解され誤情報が一人歩きしている。
緑に着色されたエリアは震度6弱以上の地域です。
四国、近畿、東海は、全域震度6弱以上です。そんなアホな。
もはやゴジラとか日本沈没とかのSF映画の世界です。
なぜこのような気違いじみた図が作られたのでしょうか。
この図の出所はこれ( ↓ )です。
強震動生成域が4ケース(基本、東側、西側、陸域)あって、それぞれの震度分布を算出し、
それらと経験的手法による震度分布(このやり方はよくわからない)のうち最大値をプロットするとあのような馬鹿げた図ができるのです。
陸域ケースは、アスペリティが四国の真下にあるのですよ。それらが順番に滑っていったらおおごとになるに決まってるじゃないですか。
こんなこと考えるだけ無駄です。有史以来一度も起きたことないのだから。
何万年も先のことはわからないですよ。でも、そこまで長生きする自信のある人いないでしょ。
6年くらい前(まだ前職場に勤務していたとき)、
基本ケースが滑ったら広島はどのように揺れるか計算してみたことがあります。
計算のやり方は省略しますが、こうなりました。
震度5弱から震度5強程度ですかね。
これは割と簡単に計算できます(もちろん計算機で)。
計算できるけれどたぶん合っていません
この図を見てください。信じられないくらい範囲が広いでしょ。
南海トラフ地震が来るぞ来るぞと国民を脅して地震防災に莫大な税金を出させ、土木業界が濡れ手に粟で大儲けをするんです。
地震の頻度と影響の大きさから考えると南海トラフ地震防災よりも、
首都直下地震もしくは相模トラフ地震からの首都防災を優先すべきなのは分かりきったことですが、
首都防災では土木業界はやることが多くないため儲からないし、
問題が深刻過ぎてまともに考えると気が滅入るので、当り障りのない南海トラフで金儲けしようとしているのです。
国民は賢くならなければいけません。地震は南海トラフに限ったものではなくどこでも起きます。
特に首都圏に住んでいる人は、首都直下地震・相模トラフ地震が起きた時、家族の命と財産をどうやって守るかを日頃から考えておくべきです。
国は国民を守りません。彼らが考えていることは国民が納めた税金をどうやって奪い取るかだけです。