しろやぎ日記

いつもテーブルに置いてある緑色の手帳。
それがしろやぎ日記です。

桜を楽しむここ数日

2022-04-07 00:00:00 | シンプルに。
肌寒い一日。
でも、室内の温度計は20度。

公園の桜は散り始め、花吹雪。
雪のように降っている。
玄関にも入り込んで、これは、お散歩してくださいってこと?

毎年のように、写真を撮る。
今年は川に水がないので花筏はできなかったが、その分美しいピンクの川底。

しだれの八重桜も美しい。
こんないい所に住んでいるのに、私を含めて数人にしか会わなかった。
皆、窓辺から観賞しているのかもしれないが。

開花してから、雨にも耐え風にも耐え、一週間は楽しませていてくれる今年の桜。
緑の葉っぱになってしまうと、あまり関心がもたれなくなって、アメリカシロヒトリの心配の方が先立つ。

桜のそばに住む住人は、夜もその恩恵に与る。
闇のなかでぼんやりと花は咲き続けている。

私は、部屋の灯りをつけずにそれを見ていることがある。
怪しいとは感じないが、やはりそこにはなにかあるのでも、とおもわせる、白さ。
寝間着姿がそれをながめられる贅沢。
しばらくは、わが世の春。

ひとりのお客さま

2021-07-20 14:36:17 | シンプルに。
そこで わたし ひとりのお客さま
店内の会話を聞きながら
わたしにはその時間はなかった
と気づく
そして安堵する
はたからみれば
くだらない会話のやりとりは
生きていく上でとても重要
かつて娘であった彼女たち
いつしか母を演じながらも
つまんない毎日を運転し続けている
家族構成の似かよったメンバー
4時までのシンデレラタイム

ねぇ どこまでも善良な奥様方
人生は短いわ
そのままハンドルを握って
旅に出てみたら
お夕飯の支度も
明日のお弁当も忘れちゃいなさいよ

心のなかでつぶやいてみる
長いは無用のひとりのお客さま
炎天下の車に乗り込んで行った

アップルパイと虹の午後

2021-02-20 18:51:54 | 詩が生まれるとき
雨の月曜日はことのほか静か
二人してじっと家にいるけど
一日遅れのバレンタインに
アップルパイを焼くことに決定
作り置きしたリンゴジャムと
チョコレートものせて
形はハートにしてみよう

子供のころにあこがれていた
パイの焼ける香りに包まれたキッチン
今それを実現していることの
嬉しさと気恥ずかしさ

白いお皿に焼き立てのアップルパイ
アールグレイの紅茶をそえて
雨は少し小降りになって
薄日もさしてきた

美味しくてきれいなものをおなかにおさめて
うたたねを決め込むのもおきまり

上機嫌でめざめて窓の外をみたら
うすい虹が立っていることを発見
西日の強さが増すごとに
色がくっきりと現れて
うっとりながめている

玄関の扉をあけてもう一度虹をみると
二重になっていることに気付いた
少しづつ見えなくなる虹の
もったいなさとせつなさ
もうあえない人と別れるようなさみしさもあって
最後の姿はみたくない

ぎりぎりであきらめて家の中に入ると
ふわっと紅茶とパイの香り
この感じなにかに似てる
学校から帰ってきたときの
安心感みたいな
思わずただいまって言い出しそうな
ランドセルを椅子に掛けそうな
不思議な感覚








塩の甘味

2021-01-26 16:49:24 | 食べ物、いろいろ。
ピザの皮をグリルで焼いて
粗塩を振っただけのおやつ
生地の香ばしさと塩の甘味が
絶妙にうまい
餃子の皮よりも厚めなので
そこらへんが散らからない
お皿に残った塩をなめてみる
うん、これだけでいけるな

ケンアンジコウ

2021-01-26 15:20:29 | シンプルに。
公演のケヤキの木にずっとひかっかっているビニール袋
風雨にさらされ今は破片の塊になっている

あれは心の片隅にあるものに似ている
雨の冷たさ風の厳しさも知っているのに
静かに黙しているだけの
石仏のようなもの

いつか大風が吹いて粉々になるのを
じっと待っているのだ

私はその時に立ち会えればと思っている

欲しいもの、がない。

2018-08-11 09:56:47 | シンプルに。
買いたいもの
探している

麦わら帽子
サングラス

あれもこれも
なんか違う

だから、コーヒーショップで
ひといきついて

他の人の日常を
観察してます

色鮮やかに。

2018-07-28 12:29:04 | シンプルに。
雲の切れ間に青空

白いパンに

いつもより多めの

ブルーベリージャム

アールグレイのミルクティーで

ふうっと一息

目に映るすべて

色鮮やかに、心地よし

リラの花言葉

2018-04-24 11:17:41 | 詩が生まれるとき
玄関の姫ライラックの色は薄紫

花言葉は「初恋」

その響きにふさわしい

さよならするときの

彼女の髪の香りのような

遅れてきた恋文を

ゆっくりともどかしく

指先で開けるような

記憶のリボンが絡まって

ほどけなくなるイメージ


きれいな写真~すとーん・ぷらざ

2016-01-27 19:49:41 | シンプルに。
この写真、割と気に入っている。

夏の暑い日に出かけた、すとーんぷらざ。

その場所にいる人に、物語を感じさせる建物。

きみのこえがききたい。

2016-01-25 19:20:10 | シンプルに。
たまには
電話じゃなくて
メールじゃなくて
きみのこえがききたい

うたってみて、
ハルノウタ。