第74回駒場祭個人作品紹介

2023-12-19 21:00:00 | 学園祭展示
こんにちは、部員のえcぃpせです。

第74回駒場祭が11/24~11/26に開催されました!
今年の駒場祭は直近の五月祭と同じく入場規制が無く、沢山の方にご来場いただき盛況のうちに幕を引くことができました。
ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました!

今回の記事では、駒場祭で展示した個人作品を紹介したいと思います。
それぞれの作品に制作者からのコメントが寄せられているので、ぜひ写真と併せてお楽しみください!

それでは、早速紹介に移りましょう!



○雪だるま と クリスマスツリー(わたあめ)

球体をアレンジして作ってみました。顔と体で大きさを変えています。顔やマフラーをかわいく作れたと思います。腕が動くのがお気に入りです。雪だるまの大きさに合わせて、クリスマスツリーも作りました。


○ツインターボ(V.14)

ウマ娘に出てくるキャラです。再現しやすい特徴と難しい特徴、両方がそれなりにあったのでいい練習だと思って設計しました。組んでて初めて気付いたんですがヒンジプレートって去年からモデルチェンジしていたんですね。


○レゴマスターズ会場(V.14)

今年夏に放送された、レゴマスターズの会場の机周りを再現してみました。それなりに大きな机だったにもかかわらず、そのほとんどがパーツのトレイに占領され落ち着いた雰囲気の作業が難しかったです。(それはそれで一つの技量だと思うけど一体どうやって培うのか?)パーツが足りなくなるたびに20mくらい歩いて取りに行かないといけないのも大変でした。


○もっと高く!(V.14)

レゴマスターズ第7回のお題、「タイムタワー」です。短期決戦で純粋に工学的な課題は見ていて楽しいですね。(参加する方はたまったものではありませんが)海外のレゴマスターズのようにもっとカジュアルな感じでこういったチャレンジを増やしてほしいです。


○Red(V.14)

今年発売されたゲーム、Bomb Rush Cyberfunkの主人公。グラフィティでオールシティ目指スゼ!


○グレートシング(とふゆ)

WARNING! A HUGE BATTLESHIP GREAT THING IS APPROACHING FAST
タイトーの横スクロールシューティングゲーム、ダライアスよりラスボス、マッコウクジラ型大型戦艦グレートシングを作りました。各部が可動すること、高得点のためには破壊推奨のドリルミサイルを発射できるようにすることにこだわりました(2枚目のように口の部分に指を入れて発射します。)


○R-11B Peace Maker(とふゆ)

アイレムのシューティングゲームGALLOPの自機で武装警察用のR戦闘機。YouTubeでゲームプレイの配信を見ていたら見て目が好みだったので作りました。R-TYPE FINAL2で登場したデザインに準拠しています。この作品のためだけにPOLICEのプリントブロックを購入しました。


○シン・仮面ライダー(たくあん)

仮面ライダーにわかですが、コートを羽織っている姿に惹かれて制作しました。スカーフやマントなどの布部分まで純正パーツで仕上げています。


○渋谷事変(たくあん)

アニメも放映中の「呪術廻戦」より、渋谷駅界隈での激闘を高さ60㎝、4層の大型ジオラマで制作しました。各キャラクターの姿はもちろん、現実の渋谷駅を忠実に再現しているので未履修の方でも楽しんでいただけたら幸いです。


○ネコ型配膳ロボ(たくあん)

ファミレスでご飯を持ってきてくれるネコ型ロボットを作りました。表情の再現には#850425などに入っていたアルファベットのタイルを使っていたりします。
当日はtoioを搭載して動かしたりしていました。「〇〇にいるやつだよ!」の反応が、ガストやしゃぶ葉など様々で面白かったです。


○ドリップコーヒー(たくあん)

前々から作りたかった、スタバのカップを作りました。角度をつけた円柱の作り方で行き詰っていましたが、最近発売の#10329で公式解答が出たことで解決。公式は神。


○モンスターエナジー(たくあん)

2019年の駒場祭に出展したもののreworkです。4年の年月を経て、進化したパーツを使ってより再現度を高めています。


○ベイマックスのハッピーライド(たくあん)

ディズニーランドの好きなアトラクション。同輩のMizutaroくんもディズニーのアトラクションを作っているので、並べるといい感じだな〜と思い制作しました。


○でんせつの ポケモンたち(たくあん)

ルギアとギラティナをミニフィグスケールで制作しました。HDSS・DPt世代ゆえのチョイスです。バナナを用いた頭部の表現は我ながら上手くいった感があります。


○SALMON RUN NW(たくあん)

先の五月祭やSNSで反響の大きかった、スプラトゥーンのサーモンランシリーズをさらに拡充してきました。イクラコンテナやイカたち、タツが新入りの他、五月祭で回すのが面倒だった()ハシラを電動化してみました。


○ガチヤグラ(たくあん)

サモラン以外のスプラネタも制作しました。プレイしている方には楽しんでいただけたかな〜と思います。


○フルーツバスケット(みかん)

秋から冬が旬の果物を集めました。前回の五月祭で展示していた果物に、洋なし、レモン、柿を追加して、色とりどりになるようにしました。特にぶどうのリアルさと、洋なしのフォルムにこだわりました。


○明治村「京都市電」(みかん)

愛知県にある博物館明治村内を走行している、京都市電をモデルに作りました。明治村にある車両は、明治43年から44年にかけて製造されたものだそうです。(電車に詳しい方には突っ込まれてしまうかもしれませんが、)足回りや屋根に付いている窓など、細部までこだわって制作しました。また、車内のミニフィグを並べ直せるよう、屋根を簡単に取り外すことができるようにしました。


○京王電鉄1000系(ぬで)

教養学部生はおなじみの井の頭線を走る車両です。こちらに乗って来場される方が多いのではないでしょうか。


○西武鉄道30000系(ぬで)

こちらは西武池袋線や西武新宿線などを走る通称スマイルトレインです。実車通りにっこり顔に見えるでしょうか?


○カワセミ(ノア)

五月祭で作成したカワセミを止まり木に乗せ、小魚を咥えさせました。カワセミは河川や湖沼に生息していて、フナといった川魚などを餌にしているのでそれをイメージして作りました。


○水星の魔女(Village)

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のキャラクターをブリックヘッズで作ってみました。
一目でどのキャラクターかわかるように工夫しました。


○マリオ40周年!!(Village)

スーパーマリオシリーズのドット絵です。
21226『みんなでつくるアートプロジェクト』のセットに含まれるパーツのみを利用しています。


○ウェブシューター(from: The Amazing Spider-Man 2)(えcぃpせ)

ようやくDotsのブレスレットを入手できたので、かねてより腹案として練っていたウェブシューターをレゴで作成しました。今回はThe Amazing Spider-Man 2で主人公が装着しているウェブシューターを参考にしています。


○ドリームズ ウサウサ・バンチュー組み替え(V.14、mizutaro)

71453 イジーとウサウサ・バンチューのセットを使って、別のモデルに組み替えました。(V.14、1つ目)
71453「イジーとウサウサ・バンチュー」の組み替えです。メインで水上ボートをイメージした乗り物を作成しました。湾曲した円柱のパーツをみた時に、救命ボートの縁の膨らんだ部分が連想されたため、水上で使用する乗り物を作りたいと思い題材を決めました。余ったパーツでスター・ウォーズ世界にありそうなスピーダーバイク、さらに余ったパーツでもう一つ乗り物のような謎の何かを制作しました。どんどんパーツの制限が厳しくなり特に3つめなんかはかなりしょぼいですが、初めて組み替えに取り組んだのでその楽しさを味わうことができたと思います。(mizutaro、2つ目)


150ピース企画
150ピース程度でテーマに沿った作品を組むという企画です。
今回のテーマは、後日別のブログページで紹介予定の大型作品に合わせて「車」としました。
駒場祭中では大型作品の中に展示されていたため、一部見づらいものもあったかもしれませんが、部員の手の込んだ作品ですのでぜひこちらも詳しく見てみてください!

○ダイハツ ムーヴキャンバス と フォルクスワーゲン ザ・ビートル(わたあめ)

初めて設計から作った作品です。将来乗ってみたいかわいいデザインの車を選びました。ムーヴキャンバスはツートンカラーの切り替えに苦戦しました。ザ・ビートルは丸みを帯びたフォルムに苦戦しました。


○タンク車(V.14)

遊んでいるゲームでよく(メープルシロップの運搬に)運転しているトラックを作りました。毎朝山を下って家からふもとに届けるのですが、たまにスピードを出しすぎたりよそ見をしたりして転落させています。フェンダーの見た目が地味なわりにつくりが凝っています。


○赤いオープンカー(とふゆ)

150ピース企画で作成したテスタロッサっぽい赤いオープンカー。セガのレースゲーム、アウトランに登場する車を参考に作ってみました(大型作品の一角もこれに合わせてアウトランのコースのオマージュをやってみました)。


○ルノートゥインゴ(とふゆ)

150ピース企画のお題が6幅車ということで作成。赤い車を作った後に何かもう一つ作りたかったので作ったもの。デフォルメしすぎてあまり似ていない気も...


○スバルWRX(ノア)

150ピース企画で作った車です。スポーツカーのような車が作りたかったのでこれを選びました。スバル車に多いボンネットのエアインテークなどを意識して作りました。


○トランスフォームするスポーツカー(えcぃpせ)

今回の150ピース企画のテーマを車に決定したのは私ですが、これは私の人型に変形する車を作成したいという欲を前面に押し出した結果です。車状態↔︎人状態について差し替えなしの完全変形をしますが、手に付属しているパーツを付け替えることで、武器種を変更することが可能です。画像のものは青色ベースですが、黄色バージョンも用意しました。



以上、個人作品紹介でした。
最後までご覧くださりありがとうございました!

第96回五月祭個人作品紹介

2023-07-21 13:00:00 | 学園祭展示
こんにちは、部員のえcぃpせです。

第96回五月祭が5/13,5/14に開催されました。
新型コロナウイルスによる来場者制限が解除されたお陰か、沢山の方にご来場いただき、企画責任者として非常に嬉しかったです。
ご来場くださった皆様ありがとうございました!

今回の記事では、五月祭で展示した個人作品を紹介したいと思います。
それぞれの作品に制作者のコメントが寄せられているので、写真と合わせてお楽しみください!
ちなみに見出しの作品は今回の五月祭に向けて新しく部全体で作成した大谷翔平さんです!

それでは、早速紹介に移りましょう!



○Namco game characters(とふゆ)

ナムコのゲームのキャラクター(ゼビウスの自機ソルバルウ、ディグダグの主人公、マッピーの敵ニャームコ、パックマン、アイテムのスペシャルフラッグ)をドット絵で作りました。Villageさんのポケモンのドット絵作品がいいアイデアと思ったので影響を受けて(パクって)作ってみました。この頃のゲームのドット絵はシンプルではあるけど可愛らしくて好きです。ゼビウスはいいぞ。灰色がなかったのが残念なところです。今度はマッピー作りたい。


○メガラプトルとプロトケラトプス(とふゆ)

メガラプトル(青い方)とプロトケラトプス(タンの方)の二体の恐竜の作品。メガラプトルは新作です。メガラプトルとその仲間マイプは今年の恐竜博で展示されていたので話題性に乗っかって作ってみました(本当はマイプとして出すつもりだったのですが、全体のプロポーションが似ていないので恐竜復元警察を恐れてメガラプトルとして出しました)。プロトケラとプスは、去年の特別展で展示されていたため去年の恐竜関係の特別展から今年の恐竜博というつながりで展示しました(そのことに気づいていたのは友人くらいでしたが笑)。


○ロビオ/ROBIO(V.14)

2018年に設計した白物家電をイメージしたロボットキャラです。Bricklink Designer Programに応募するためにCCBS(character and creature building system)のパーツを排して設計し直しました。


○踏切+DMV(V.14)


遮断機が連動する踏切です。裏側にはプレート・タイルを用いたレバーがあり、これらが連動することで遮断機を同時に動かすことができます。通常のレールの厚みに抑えつつ、半ポッチずらしも行うなど多くの工夫が詰まっています。
DMVはおまけで設計しました。自分の太い指でも内蔵された車輪を展開できるよう工夫しています。


○TATAMEL BIKE(V.14)

モトコンポの面影のある電動スクーター、それがTATAMEL BIKEです。作ってみたら面白そうということで学祭の一週間前に作りました。1/6スケールです。


○おにぎり(みかん)

1年生のときから展示し続けている作品です。おにぎりの丸いフォルムにこだわりました。また、表面にあえてポッチを見せることで、お米の粒々感を表現しています。竹の皮は普通のブロックに丸いパーツを組み合わせることで、自由に曲げられるようになっています。


○ぶどう(みかん)

今回の新作です。見た目のリアルさにこだわり、実物大で作りました。構造も実際のぶどうに似せて作っています。なるべく隙間ができないように、たくさん実をつけました。みかんとりんごはおまけです。
これは細かい話ですが、最近レゴ社から発売されているボタニカルシリーズをやや意識しています。


○スワローズ・ネスト(みかん)

クリミア半島にある、実在のお城を作りました。崖の上に立っているお城なので、岩のごつごつしたような土台もつけています。後部の丸い塔や、その周りの隙間を埋めるのに苦労しました。また、入口のドアは既成のドアパーツを使わず、細かいパーツを組み合わせ、こだわって作りました。


○エアリアル改修型(たくあん)

初出。アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」より。まじめにロボ作るの10年ぶりとかで、関節とかウェッジパーツの充実具合にだいぶ甘えた感じがあります。


○ダリルバルデ改修型(たくあん)

初出。同じく「機動戦士ガンダム 水星の魔女」より。もともとエアリアルだけ展示の予定でしたが、五月祭の前週に放映された回での活躍がアツすぎて急遽制作しました。設計をしない異常者ならではの仕事の速さ。手持ちパーツのみの割には良くまとまったし、なんならエアリアルの経験を生かして腰関節とかしっかり作りこめた感じがあります。


○オオモノシャケ(たくあん)

初出。ゲーム「Splatoon3」のサーモンランというモードに登場する敵キャラ群をそろえました。動きものも交えたこともあってお子さんにめちゃくちゃウケていたので満足。後日Twitterで伸びたので駒場祭で充実させるかも。


○宿儺の指(たくあん)

対面展示は初出。漫画「呪術廻戦」に登場するアイテム。小さいながらわかる人にはウケてた感。指の曲線を出すために、2x2プレートを半分浮かせて接合しています。


○パレット(たくあん)

19年の駒場祭ぶりに。個人的には代表作。
絵の具に見立てたミニフィグのかつらや筆先のバナナなど、パーツの見立てを凝縮しているのでLEGOに詳しい方ほど楽しんでいただけていたかなと思います。


○スポーツ飲料(たくあん)

対面展示は初出。透明×円柱のペットボトルというブロックの対局にある題材にチャレンジしました。多角柱をベースにロゴなどもプレートで再現しています。


○はんだごて(たくあん)

対面展示は初出。難しい組み方とかもなくパーツの見た目100の作品。基盤のプレート裏を活かした組み方は海外勢とかがよくやっているイメージ。


○オーボエ(たくあん)

19年の駒場祭ぶりに。オーボエ自体部品数が多く、ブロックとの相性はいいですね。ベースは8角柱のジョイントをそのまま使っています。


○カワセミ(ノア)

近所の公園でたまに見かけていたカワセミを作りました。カワセミの羽は光のあたり具合で色が変わる構造色と呼ばれるもので、頭や翼についている斑点や、背中の色づかいにこだわりました。ほぼ実寸大で作っていて、全体のフォルムやくちばしの形の調整が難しかったです。


○即席ムジョルニア(えcぃpせ)

企画責任者だったこともあり個人作品を作っている余裕がなく、あれよあれよという間に五月祭当日を迎えたのですが、今回の大型を作成するにあたって必要だった大量のLight Bluish Grayのブリックを前にしてふと制作意欲が湧いてしまい、一日目の少し手が空いた時間で作ってしまいました……
本当にたまたまその場にあった大型の余りパーツだけで作成したのでパーツ選びも設計もかなーーり適当で、正直あまりお目にかけられるものでもないのですが、強度を出す組み方によって来場者の皆さんにも触って一緒に写真を撮っていただける作品を目指しました。
MARVELキャラのソーが用いる武器であるムジョルニアを作成したつもりでしたが、配色的に、取手の紐を外してミニフィグのアクセサリのハンマーとして出した方が良かったかもしれないと心の隅で感じています。



以上、個人作品紹介でした。

最後までご覧いただきありがとうございました!!

第73回駒場祭大型作品紹介

2023-01-22 23:36:48 | 学園祭展示
こんにちは、部員のしなもんです。

今回は駒場祭で展示した大型作品、遊園地(レゴパーク)の紹介です。記事の投稿が遅れてしまい申し訳ございません。


以下、大型作品を作った部員たちのコメントです。

 1.観覧車(しなもん)

 ジェットコースターのレールを通すために真ん中をあけました。ゴンドラはもともと窓のないような物を作ろうとしたのですが、実際の観覧車に合わせるため窓をつけることにしました。乗り場の螺旋階段なども工夫ポイントです。また、観覧車のパーツを選ぶにあたって、重要な部分の色が黄色のパーツしかなかったので全体を黄色で統一しました。

2.電気系(V.14)
 全体の動作の監修と、ローラーコースターを除いた動力の実装をしました。動力には(Yahboom製?の)レゴ互換サーボモーターを、制御にはarduino互換のM5Core2とServo2を用いました。レゴ純正のモーターを使用しなかったのは価格、電源供給、ケーブル接続の面において不利だったためです。本来は純粋なDCモーターの方が安いのですが、制御基板を探すとなるとサーボの方が楽でした。また連続回転できない仕様であったものを内部のポテンショメーターを外すことによって可能にしています。

3.落ちるやつ(フリーフォール)(とふゆ)

動力と落ちる機構はV.14さんに協力いただきました。ありがとうございます。V.14さんによれば落ちる機構については実際のセットにあったとの事で、設計時にアドバイスされた通り既存セットを参考にすればよかったと深く反省しました。
座席と乗り場を作りました。実際のものを参考に赤と黒の配色や座席に安全バーを付けることにこだわりました。乗り場は時間がなかったのでシンプルになりました...(_ _;)

4.メリーゴーランド(Village)

 円形はAxle(十字型の棒のようなパーツ)で正十六角形の骨組みを作り、それに肉付けして形成しました。レゴブロックはやはり角ばったパーツが多いため苦労しましたが、中央の柱や尖った屋根も含め、できる限り隙間のない、綺麗な見た目になるように心がけました。
 また馬は肌やたてがみ、鞍の色がすべて微妙に異なっており、全く同じ見た目のものは無いようにしています。

5.コーヒーカップ(あらいぐま)

最初は観覧車に使っていたのと同じ大きい歯車なども使い全部歯車で回そうとしていたのですが、摩擦が大きくうまく回るか怪しいということで、小さなタイヤを内部に入れ、全体を回す回転(公転)をそれぞれのカップの回転(自転〉に使うような機構になりました。

6. ジェットコースター(さくらもち)

正直疲れました。仕掛けた機械的動作は問題なく動いたのですが、とにかくコースターが気分屋で微調整に微調整を重ねることになりました。他のアトラクションやジェットコースター自体の振動によって生じるコンマ数ミリのずれがコースターの動きに影響していたのです。制作を終えた後つくづく感じたのは、2Lのちゃんとしたレールを出して欲しいのと、4Lの流通量を増やすこと、さらに16L直線レールの斜め支柱を無くして欲しいことです。これらがちゃんと整えば、コースターの減速原因と考えられるお手製の2L、4L、6Lを作らずに済むことができたと思います。
与えられた面積の小ささと、融通の利かないレールたち、それと気分屋のコースターに悩まされながらの設計・組立でしたが、やりたいことの4つのうち3つは成し遂げることができました。その3つとは「ループの中に他のコースを突っ込ませる」「観覧車の軸をぶち抜く」「乗り場で一旦停止&バーを開閉したのち再発進」です。これら3つは初期の設計でうまくいっていたのに、他のよくわからないところでつまずいたのが残念でした。ちなみに成し遂げられなかった1つは「加速器で加速し、270度上昇(つまり登り切ったら真下を向く)」です。単なる急降下ではつまらないだろうという発想から設計に着手しましたが、どうしても安定した結果が残せなかったため、組立時には無難に「加速+小上昇+急降下」にしました。
レールの都合上、ともすると単調なコースになりがちなレゴのジェットコースターですが、3つの見所を用意できたのはとてもよかったと思います。ただ、一番苦労したのがそうした見所箇所ではなく一見するとただの「つなぎ」にしか見えない部分にあったということは、少なくともこれを読んでいる人に伝わっていると嬉しいです。

7.空飛ぶゾウさん(Kai Matsumoto)

 サーカスの団員を乗せた気球の周りをゾウさんが飛ぶデザインです。気球部分の下に大きなタイヤをつけており、気球、タイヤ両方にゾウさんが接しています。気球の回転軸とタイヤの中心がずれているため、二つの接点を結んだ直線が傾きます。この仕組みによってゾウさんが上下します。
 ゾウさんとサーカス団員のディテールが個人的に気に入っています。

8.建物(みかん)

 エントランス付近の建物3棟を作りました。水色の建物がレストラン、その隣の茶色の建物がお菓子中心のお土産屋、エントランスをはさんだもう1棟が洋服やおもちゃ中心のお土産屋のイメージです。窓の周辺や壁、屋上など、それぞれ違ったデザインになるように意識しました。特に茶色のお菓子屋さんは、建物自体がチョコやウエハースっぽくて気に入っています。また遊園地に面している側も、壁に丸みをつけたりショーウィンドウに商品を並べたりと、いろいろ工夫しました。が、、、遊園地のにぎやかさに埋もれてしまったなーというのが正直な感想です。制作者本人ですら動くアトラクションの方ばかり見て、建物には全然目が行きませんでした。でも雰囲気を出すには必要な要素だったと思っていますし、個人的に満足のいく作品となりました。

9.お化け屋敷(Takuma)

一目でお化け屋敷だと分かるように装飾に力を入れました。塀や壁を欠けさせ、暗い雰囲気になる色を選び、墓石や蜘蛛の巣といった定番アイテムをちりばめることでなんとかそれっぽくなりました。こだわりポイントは塔の部分に垣間見える螺旋階段です。深紅の階段にすることで不気味さを演出しています。また、欠けていても強度を保てるように壁面のブロックの組み方は工夫しました。見た目のわりに結構丈夫にできています。

10. バイキング(まりも)

遊園地にありがちなバイキングを作りました。最近は宇宙船とかになっているものも見かけますが、一番メジャーな海賊船をイメージしました。モーターと上のおもりによって周期的に左右に揺れます。揺らすために船を軽くする必要があり、かつ海賊船らしく見えるようにするのは少し苦労しました。軽くしなくて済むならもう少し装飾したかったなと思いますが、強度的には今回ので満足です。

統括として(しなもん)
 今回は3年ぶりの対面での駒場祭だったので、せっかくならすごいものを作ってやろう、ということで大型作品のテーマを決めました。遊園地のアトラクションという普段作り慣れていないようなものの設計でしたが、部員の皆さんが夏休みを犠牲にして考えてくれました。さらに、動く大型作品としても久しぶりの作品なので上手くいくか心配でしたが、そのような制作に精通している部員さんたち(特にV.14さん!)の協力のもと、何とか作り終えることができました。制作に協力していただいた方にはとても感謝しています。また、毎年このような作品を作るモチベーションは何といっても作品を見に来ていただいた皆様ですので、大迫力の遊園地を見ていただきとてもうれしく思っています。ありがとうございました!五月祭でも新しい大型作品を制作するのでぜひ来てくださいね!

第73回駒場祭個人作品紹介

2022-11-26 08:00:00 | 学園祭展示
こんにちは、部員のMk3 です。

先日の駒場祭にご来場くださった方はありがとうございました。
やはり直接皆さまに作品を見ていただくことは部員にとっても大変刺激になりました。

YouTubeには作品紹介動画も上がっておりますので是非ご覧ください。

今回の記事では部員と一言説明と共に、駒場祭で展示されていた作品を紹介していきたいと思います。

では、早速紹介して参りましょう!

レゴレレ(Kai Matsumoto)

レゴで大好きなウクレレを作りました。白系のトップに黒系のサイドバック、さらにターコイズ系のアクセントを加えた自分好みのデザインを再現でき満足です。ボディの曲線、ヘッド部分の角度付け、全体の寸法の調整が大変でした。実は内部の力木やピックアップ部分も再現しています。本物の弦を張っています。

エヴァンゲリオン 7号機(V.14)

 昔自分が描いていたオリジナルのエヴァンゲリオンを形にしました。当時はまだエヴァ:破までしか観ていなかったため空いていた番号の七番をとりました。形状の異なる二対の眼、二本のツノとブーメラン(戦闘用なので正確にはカイリー)(ウルトラセブンからの連想かな?)が特徴です。目にはNeoPixel Miniを入れたので、好きな色に光らせることができます。

ポケモン(Village)

 駒場祭初日(11/18)に最新作が発売するということで、ポケットモンスターシリーズのドット絵を作りました。様々な色を使うことで全体的に可愛らしい、目をひくデザインとなっています。使用したパーツは全て『21226 みんなでつくるアートプロジェクト』というセットに含まれているもので、限られたパーツだけでイメージ通りの絵を作り上げるのに苦労しました。

モンゴルの恐竜たち (とふゆ)

アメリカの古生物学者ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検から100周年ということで、ゴビ砂漠の恐竜を作りました。市販の恐竜フィギュアのように可動することを意識して作りました。プロトケラトプスはフリルの形状、ヴェロキラプトルは最近流行りの羽毛の表現や横から見た時の見た目にこだわりました。

ちいかわのうさぎ(Mk3)

 レゴを用いて球体を作る方法を応用して作成しました。マズル(口のωの部分)が口の赤い部分に対して相対的に出っ張りすぎないように内部で微調整しています。

色見本(このやろー)

 レゴのこれまでのセットに入っていた色をできる限り集めました。白い背景の方は現役のセットに入っている色ですが、灰色の方は昔のセットにしか入っていないので、レアなパーツが多いです。

緑の街角(このやろー)

 建物の高さや角度に差をつけることを意識して作りました。特定の街を再現しているわけではありませんが、ヨーロッパ風の建物をイメージしました。

山間の茶屋(このやろー)

 台湾の九份にある有名な建物をモデルにして作りました。建物を全体的に嵩上げして、周辺に階段を作ることで、山間の雰囲気を出しています。窓の模様はフェンスのパーツを使って再現しています。ダイナミックな木の造形にもこだわりました。

湖上の休憩所(このやろー)

 六角形の建物に挑戦したかったので作りました。水面にはスイレン、建物の脇にはノウゼンカズラが咲いています。

清水寺 (ぺんぎん)

京都にある清水寺です. 梁の部分の構造を工夫しました.

SPY FAMILY (ぺんぎん)

現在土曜日の夜に放送している SPY FAMILYのアニメのキャラクターであるアーニャとロイドさんとヨルさんを作りました. アーニャのコーンの形をしている髪飾りやロイドさんの髪型などをレゴで再現することにこだわりました. 机の上に置いているのですが, 見ていて癒されるので良いです.

作品群 -顔-


・顔 -1-
・顔 -2-
・口を開けた女性の胸像
・髪を束ねた女性の胸像

下3つは美術館に飾ってあるような彫刻を意識してつくりました。また、上3つは顔の黄金比を意識してつくりました。

作品群 -望遠鏡-




1)ハッブル宇宙望遠鏡 (HST : Hubble Space Telescope )
2)ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST : James Webb Space Telescope)
3)巨大マゼラン望遠鏡 (GMT :GiantMagellanTelescope )
4)大双眼望遠鏡(LBT : Large Binocular Telescope )

実在する望遠鏡をモデルに作品をつくりました。GMTがお気に入りです。

零式艦上戦闘機[TECH] (さくらもち)

補助翼、昇降舵、方向舵、プロペラ、主脚、尾輪が動きます。1年前に制作したものではありますが、前回の五月祭以降に空転機能を追加しました。ギアの出し入れの際、出し切った時や収まりきった際に空転するようにし、ドンピシャで動力を切り離す必要がなくなりました。また、プロペラにも同様の機能を搭載し、小さなお子様が誤ってブレードに触れてしまっても大丈夫なようにしました。さらに、この機能を追加したことでプロペラの回転を徐々に早くすることにも成功しました。

氷川丸(さくらもち)

特に変更点はありません。正直レゴ社にはこれくらいの規模の船モデルを出してほしいなと思います。

雪風(さくらもち)

新作です。氷川丸よりもちょっと大きくし、より細かい表現を目指しました。パーツ数は約1,500。軍艦を選んだのは前作の氷川丸が商用船だったことと、せっかく細かい表現ができるスケールなので、装備がたくさんある船にしたいと思ったからです。一方、数ある軍艦の中でも雪風を選んだのはレゴ的な理由ではなく、個人的な話で恐縮ですが、今回の駒場祭が私にとって最後の学園祭になるので、卒業後、社会の荒波にも沈まずに戦い抜くことを祈願し、それに見合う縁起の良い船を作ろうと思ったからです。


スワローズ・ネスト(みかん)

クリミア半島に実在するお城をモデルに作りました。ドアや窓、尖塔、装飾など、細部までこだわっています。後部の丸い塔について、LEGOで丸みを帯びたパーツは限られており、それらをうまく使って塔を表現するのが難しかったです。五月祭では建物の部分だけ展示していましたが、今回岩の土台をつけたことでよりそれらしくなったかと思います。

玉かんざし(みかん)

150ピース企画で何を作るか考えていたときに、手元にあったパーツで作ってみました。1つあたりたったの11ピースでできています。シンプルですが見た目がきれいで気に入っています。展示していて、多くの方に「これ本当にレゴなの?」と聞かれました。あとたまに「チュッパチャップス」と言われました…

おにぎり(みかん)

1年生の夏休みに作って以来、毎回展示している作品です。おにぎりの丸いフォルムやお米の粒々感、竹の皮の先が丸まっているところなどをこだわって作りました。たくさんの方にかわいいと言っていただけたので嬉しいです。

戦艦ハルバード(しなもん)

初めての個人作品です。昔からレゴで作ってみたいなと思っていたので今回作れてよかったです。砲台に見えるパーツを探すのが大変でした。まだ改善したいところがあるので今後さらにアップデートする予定です。

アイアンヴェノム(えcぃpせ)

 実際に販売されている76206アイアンマンと76230ヴェノムのセットのパーツを利用した組み替え作品となります。本家セットのヴェノムがアメコミらしい筋肉質な腕を表現しきれていると感じられなかったため、とにかく腕や足を盛ることを考えました。また顔の造形も、本家のように顔パーツをただ貼るだけに留まるのではなくアイアンマンに対するヴェノムの侵食具合をうまく表現するために試行錯誤しました。

150ピース企画
150ピース以内でテーマに沿った作品を組むという企画です。
今回のテーマは「日本文化」でした。

花札-芒に月-(Nira)
花札をモチーフにした作品です。花札は通常2次元のイラストで表現されていますが、今回はレゴ特有の3次元構造を活かした立体的な花札を表現してみました。いろんな角度から楽しめる花札となっています。

けん玉(みかん)
日本の伝統的なおもちゃとしてけん玉を作りました。ぴったり150ピース使用しています。本物のけん玉と見比べながら、手になじむサイズで作りました。赤玉は実際に棒から引き抜くことができます。

神社(しなもん)
日本と言えばこれ。というものを作りました。もう少し面白いものを作っても良かったかなと思います。

急須(ノア)
150ピースで、お茶を淹れるための急須を作りました。蓋の中には緑茶が入っています。取手で傾かないようにするためのバランス調整に苦労しました。

人力車(さくらもち)
150ピース企画の作品です。薄い・細い箇所が多く、1つを除いて全てのパーツが外に晒されています。強度的に難はあるものの、見た目はそれなりによくできた方かなと思います。

力士(せきしょー)
 1人で150ピースです。関節が動くので色々なポーズをとることができます。

床の間(このやろー)
 150ピースの制限の中で、できるだけ床の間らしい要素を入れることを心がけました。パーツ数削減のために、パーツを組む向きなどを工夫しています。

獅子舞(Mk3)
 少ないピース数で獅子舞の顔の凹凸を表現するために組む向きなどを工夫して作成しました。首の強度が結構弱いです。

トイレ(えcぃpせ)
 日本文化をお題とする150ピース企画で、どうせ作るならばオリジナリティを出したいと考え抜いた末に爆誕してしまった異質作品です。日本のガラパゴス化したトイレを再現すべく、ウォシュレットはもちろんその内部構造まで現実のものを参考にこだわりました。

石庭 (とふゆ)
日本庭園を作りたいと思ったのですが、木を作るのが面倒という理由で枯山水になりました。砂紋の表現に苦労しました。

最後までご覧いただきありがとうございました。
近日大型作品の記事も投稿する予定なのでお楽しみに!

第73回駒場祭予告

2022-11-11 22:16:04 | 学園祭展示
こんにちは、今年度部長を務めている、Mk3です。

機会がなかったため、部長が代替わりしたことはこれが初告知となります。どうぞよろしくお願いします。
気温も寒くなり、駒場キャンパスでは道に銀杏がたくさん落ちている。そんな季節となりました。
この時期に開催されるものといえば、そう、駒場祭です。
-------

さて、来週に迫ってきた駒場祭ですが、今回はハイブリッド開催となっております。今年は会場での展示とYouTubeで展示作品の紹介動画の公開を行います。
展示場所および日時については

場所
コミュニケーションプラザ北館2階多目的教室4

企画公開時間
11月18日(金)・19日(土) :9:00~18:00
11月20日(日) :9:00~17:00

となっております。また大学に入構なさる際には事前の予約が必要となることをお気を付けください。

展示では部員が持ち寄った個人作品やピース数を約150ピースと制限を設けた150ピース作品の展示を行います。
今回の150ピース作品は「日本文化」です。あなたなら何を作りますか?
部員それぞれの発想をお楽しみください。

さらに、何といっても一番の目玉である大型作品の展示も行います。
今回は何を作成したのでしょうか?なんと、今回の作品は動くようです!
ヒントは遊〇〇です。
正解は実際に目で見てお確かめください。
小さなお子様から大人の方まで見ているだけで楽しめる作品となっているので是非ご覧ください!

また作品紹介動画は部のYou Tubeチャンネルにて公開しますので、当日会場に来られない方もお楽しみにお待ちください。

当日皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

以上駒場祭予告でした。



第95回五月祭大型作品紹介

2022-05-29 15:01:36 | 学園祭展示
こんにちは、部員のあらいぐまです。

今回は五月祭で展示した大型作品「アンティーク部屋」の紹介です。



設計に参加した部員からコメントを集めましたので、早速それぞれの紹介に参ります!





ビルダー名:Mk.3
作品:ランプ
説明:高さのサイズ指定があったこともありなかなか良い形のランプが思いつかなかったのでタワー型の照明にしました。ブロックを積んだだけのとてもシンプルな作りになっています。

ビルダー名:Mk.3
作品:ソファ(黃)
説明:ソファの柔らかな曲線とずっしりとした質量感を表現するために肘掛けの部分は横に張り出した感じにしました。またテクニックのパーツを用いることで背もたれの角度を緩やかにしました。

ビルダー名:とふゆ
作品:ソファ(赤)
説明:赤いソファです。周囲の家具と比べてシンプルなデザインになってしまったので少し心配しましたが、思ったより部屋や周りの家具と調和していたように思います。カーブスロープで丸みをつけるように設計しました。

ビルダー名:みかん
作品:人物
説明:作品の雰囲気が現実世界よりはゲームに近いように感じたので、人物もキャラクター風にデフォルメしたものを作りました。上半身はほとんどBrickHeadzと同じ作り方で、下半身のみ椅子に座れるような形にしました。3人の服装が単調にならないよう、細かく線を入れる、表面が波打ったパーツを使うなどの工夫をしています。また、おさげの女の子に花の髪飾りをつけて可愛らしくしました。

ビルダー名:Village
作品:テーブル
説明:部屋の中央に置かれている茶色のテーブルを担当しました。天板にカーブスロープを用いたことで、角が丸みを帯びたデザインとなっています。また中央に置く、かつその上にも他の作品を載せるということで、全体的に細くシンプルなデザインに仕上げました。

ビルダー名:しなもん
作品:チェス盤
説明:そのままです。チェスの性質上8×8は確保しないといけないので、出来るだけコンパクトにするよう枠組みを出来るだけ細くしました。また、チェスの駒は実際の駒の形を模したものにしました。





ビルダー名:Village
作品:ラジオ
説明:アンティークなデザインのラジオを作りました。大抵のアンティークラジオにはボタンが2、3個ついているので、今回は二つのボタンと一つのダイヤルを付けてみました。側面・上面にはそれぞれカーブスロープを用い、昔ながらのかまぼこ型になっています。単色だと全体的に面白みのない見た目となってしまうので、黒色のパーツも適宜用い、アクセントとしました。

ビルダー名:まりも
作品:棚
説明:シンプルな棚を作りました。下段は引き出しを作り、実際に引き出せるようになっています。棚の上に色々置くと聞いていたので、できるだけ装飾は少なくして色もシンプルにしました。

ビルダー名:シナモン
作品:電話
説明:アンティーク部屋ということで黒電話を作りました。実際に画像を調べ、レゴで作れそうな部分を組み合わせました。土台を作るのは簡単だったのですが、受話器をコンパクトかつわかりやすく作るのには試行錯誤を要しました。






ビルダー名:みかん
作品:コーヒーミル
説明:昔ながらのアンティークなものということで、形状と配色にこだわりました。特にカップの部分は、ドーム型のパーツを上下反転させることでそれらしい丸みを帯びた形状を表現しています。実物同様、上のハンドルを回したり下の引き出しを出し入れしたりできるようにしました。






ビルダー名:とふゆ
作品:ミニテーブル
説明:「あつまれどうぶつの森」の「アンティークなミニテーブル」というそのままの名前の家具を参考にしました。

ビルダー名:noon
作品:ロッキングチェア
説明:アンティークのロッキングチェアです。太さの異なる丸いパーツを何種類か使って支柱や脚を表現しました。






ビルダー名:noon
作品:植物
説明:ユッカという植物をモデルにしました。葉のパーツを逆向きに付けて独特の葉の付き方を表現しています。幹の上部の灰色の物体は切り口を保護するためにつけられているそうです。

ビルダー名:まりも
作品:アップライトピアノ
説明:グランドピアノ分はサイズがなかったのでアップライトピアノを作りました。鍵盤のところは黒鍵が特に苦労しました。楽譜を置ける出っ張りも実はついてます。ピアノの蓋やピアノの中身をもう少しサイズ上げられたら作りたいです。

ビルダー名:番翁
作品:本棚
説明:はじめ「アンティークな感じの本棚」を作ってください、と言われてかなり困惑したのを覚えています。なにせあんてぃーくというものに疎いので、造形にせよ置いてあるものにせよどんなものを作ればいいかわかりませんでした。とりあえずインターネットでそれっぽい本棚を見つけてきて、枠の装飾や上部の曲線などでそれらしさを出してみました。本棚と言いながらそこまで本は置いていません。一応、置いてある本は実在の文庫等をイメージしているので、わかる人はわかるかもしれません。引き出しは実際に開き、かといって脱落しないように引っ掛かりを設けています。またスムーズに滑るようにするために狭いスペースでポッチ反転を行っていますが、正直思ったほど滑らなくて残念でした。ここは要検討ポイントです。その他、置いてあるものについては私の「お金持ちの家」のイメージが集約されています。皿とかよくわからない棒とかよくわからない模型が置いてあるのだろうなというものです。





ビルダー名:あらいぐま
作品:床と壁
説明:家具をたくさん置くので、それを邪魔しないようにシンプルなデザインで設計しました。特に壁は組み立てた時の強度的に色の分け方がとても限られるのですが、デザインとしても良い感じになったかなぁと思ってます。また、3面が壁で覆われていると外から見にくい作品になってしまうので、1面は開けるようにしました。壁の斜めの部分は12×12(ポッチ単位)のところに横の長さ17の壁を置いていて、12√2とは少しずれるのですが、Hinge系のパーツからそのずれが少しでも小さくなるようなものを選びました。



統括について
ビルダー名:あらいぐま
説明:大きい作品を作ろうとすると建物ばかりになるのでそれを避けてみようと思って、部屋の内装というテーマにしました。大型作品だからこそそれぞれの家具がある程度作り込める大きさになるうえ、分けて作りやすいのでコロナ禍で集まれなくてもあまり問題ないというのもあります。再現ではないので全体の構想や作る家具いろいろを決めなければいけなかったり、アイテムが多いのでそれぞれの大きさの指定を結構しっかりしないといけないところが大変でした。家具の設計をお願いする時に大まかな指定だけにしたので、それぞれの設計に個性が出るようになったのは難しいところでもあり楽しいところでもありました。



以上で大型作品の紹介を終わります。
五月祭の展示や配信を見に来てくださった方、ありがとうございました!

第95回五月祭個人作品紹介

2022-05-28 13:00:00 | 学園祭展示
こんにちは、部員のVillageです。

第95回五月祭が5/14,5/15に初のハイブリッド形態で開催されました。
ご来場いただいた皆様、また動画をご覧いただいた皆様ありがとうございました!

今回の記事では、五月祭で展示した個人作品を紹介したいと思います。
ちなみに五月祭当日に配信した作品紹介動画(録画)とことん解説企画(ライブ)はYouTubeにアーカイブが残っていますので、お時間のある方は是非こちらもご覧ください!

それでは、早速紹介に移りましょう!



○H3ロケット(V.14)

JAXAの最新型ロケット、H3です(正確にはH3-22S)。レゴ公式のサターンVロケットと同様の大きさで制作しました。内部はまあまあ入り組んだ構造になっているのですが、外観からは伝わらないのが残念。LE-9エンジンを三基に変更し、H3-30Sを再現することも可能です。二段目の分離機構も組み込みたかったのですが設計時間がなかったため断念。レゴ社はぜひ直径6ポッチのコーンパーツを作ってください。


○ジェット機(V.14)

ジェット機ってレシプロ機と違ってブンドドしにくいですよね。手に持ってブ~ンドドド。え?普通の大人はジェット機でそんなことしないって?まあ念のためブンドドしやすくしておきました。折り畳み可能な持ち手と、動翼と連動するサムスティックを搭載。快適かつ高次元なブンドドリティを提供します。これで今日からあなたもブンドドマスター!レッツブンドド!


○アグネスタキオン(V.14)

ウマ娘のキャラクターです。実は去年の学校祭に既に一度展示しているのですが、久々の対面学校祭ということもあり再度登場させました。耳の色を更新しています。いずれ顔の色もライトヌガーにできるようになるといいな。


○シン・ウルトラマン(V.14)

久々の大型モザイク作品です。90cm以上あるのでレゴ部の共同作品とするつもりでしたが設計と指揮をほとんど自分でやっていたため個人作品に近い形で紹介されてしまいました。去年レゴ部でワールドマップを購入したこともあり、近年主流の丸タイル主体のモザイクとしました(部室の在庫整理する余裕がなく通常プレートの枚数の把握ができていなかったせいも…)。映画は次の週に観に行きました。


○緑の街角(このやろー)

緑にあふれた街角を想像して作ってみました。レゴで街並みを作ると建物の並びが平面的、直線的になりがちですが、今回の作品では奥の地面をかさ上げする、角度をつけてそれぞれの建物を配置するといった工夫を施しました。そうすることで、組むのは大変になりましたが、良い感じの風景をつくれたと思います。それぞれの建物は、壁面が単調になり過ぎないように、色遣いや窓のつくりを意識しました。さらに、手前の広場や建物の壁面を植物でデコレーションしました。植物のつくりも、できる限り様々な組み方をして、単調にならないようにしました。建物の内装はほとんどできていないので、今後作っていければと思います。


○白狐(このやろー)

想像上の動物である白い狐です。特にこだわったのは、顔の組み方です。目の部分には爪のパーツを使っており、それによってうまく表情をつくれたと思います。狐だけだとさみしいので、背景に鳥居や植物もつくりました。組み方はシンプルですが、背景があることによって作品の雰囲気が良くなったと感じます。

○藤棚(このやろー)

季節感のある作品を作りたかったので、藤棚を作ってみました。カーブスロープを組み合わせることで、藤の花の集まりを再現しています。まず木の格子を組んでから、葉を茂らせ、そこに藤の花を配置することで、房が垂れ下がっている藤棚の様子を表現しました。柵や落ちた花びら等のディテールにもこだわりました。

○Telescopes(せきしょー)


実際に存在する望遠鏡をモデルにして作りました。モデルにした望遠鏡は
・ハッブル宇宙望遠鏡 (HST : Hubble Space Telescope ) 手前左
・ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST : James Webb Space Telescope) 手前右
・巨大マゼラン望遠鏡 (GMT : Giant Magellan Telescope ) 奥左
・大双眼望遠鏡 (LBT : Large Binocular Telescope ) 奥中央
・ケック望遠鏡 (W. M. Keck Observatory) 奥右
です。一番力を入れたのはGMTです。鏡に微妙に角度をつけつつ固定するのが難しかったです。副鏡も何気にお気に入りです。


○胸像(せきしょー)


「髪をまとめた女性の胸像」と「口を開けた女性の胸像」を作ってみました。人の顔が作りたかったのですが、大きいサイズは作る余裕がなかったので、小さめのサイズで作ってみました。美術館に飾ってあるような石造りの胸像を意識して作りましたが、元ネタ等は特にありません。後者の胸像は顔の黄金比を意識してみました。後者の唇のパーツはミニフィグのローラースケート(11253)を使っているのですが、白色は流通がかなり少なく一つ700円くらいしました。レゴのパーツの相場は20円/個なのでかなり高額でした。


○振袖(とりっぴー)

二色の振袖を作ってみました。赤の方は旧タイプの花びらのパーツを使うことで、花の模様を表現してみました。また着物を掛けておく衣桁も、一部に金色のパーツを使い、高級感を演出しました。


○たい焼き(とりっぴー)

たい焼きを作ってみました。数年前に登場した1/4円のパーツが鱗に見えたのが作ってみようと思ったきっかけです。目の部分も少しうつろな感じと可愛さを表現できていたらうれしいです。


○ネコバス(とりっぴー)

映画となりのトトロよりネコバスを作ってみました。目の部分にはレバーパーツの基部を見立ててみました。中にはサツキとメイが乗っています。また展示しているときには見えませんでしたが、おなかの裏側は透明になっており、ネコバスが食べたものが見えるようになっています。


○RX-0(とりっぴー)

アニメ「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」よりユニコーンガンダムをデストロイモードで再現しました。バナージ君ものっており、宝の地図のプリントパーツでLa+を再現しました。フィグ乗りかつ前屈が可能な点にこだわってみました。


○レゴ祝儀袋(とりっぴー)

二種類のご祝儀袋をレゴで作ってみました。水引の両端が上を向いているのが「結び切り」で輪をなしているのが「蝶結び」です。水引の部分は牙や尻尾に使われるパーツを見立ててみました。


○折り鶴(とりっぴー)

折り鶴を手のひらサイズで再現してみました。底面なのであまり見えませんが、首と尻尾の根本が作るくの字の反りを再現することにこだわりました。


○バットモービル(とりっぴー)

映画「THE BATMAN ーザ・バットマンー」よりバットマンの駆るバットモービルを製品よりも小さいサイズにまとめてみました。横幅は特に4ポッチ+2プレート分で納めて、古き良き4ポッチ幅の車とも並べられる大きさに仕上げました。タイヤは固定ですが、バットマンのミニフィグが乗っています。


○カメラ(ぺんぎん)

カメラを作りました。レンズの部分はタイヤのパーツを使ってできています。ボタン的なものを押すとシャッターをたける機能をつくったのですが、ちょっとボタンが押しにくいので改善したいと思っています。


○オスプレイ(さくらもち)


2020年度の駒場祭以来の展示になります。前との違いは羽の構造が大きく変わったことです。前までは付け根部分がてこの原理によって簡単に外れてしまったのですが、付け根部分のリフトアームの配置を工夫したことで、この現象が起きないようにしました。その他の点は変更ありません。各種ギミック(左右プロペラの連動・ブレードの折りたたみ機能と翼全体の90度回転によるコンパクト化・前後ギアの同時作動など)もできるようになっています。


○氷川丸(さくらもち)

横浜に係留している氷川丸を作りました。船首や船尾は先に伸びるにつれて細くなっていくため、レゴ化しづらい形状をしているのですが、カーブスロープやスロープをうまく配置してシンプルに仕上げました。レールやヒンジを使ってデッキ構造を再現してみたり、グリルの溝を外に向けて非常に小さな窓を作ったりと、できるだけ表現密度を高くするよう心がけました。レゴ部員からの反応が割と薄い作品なのですが、来場者の方の受けはけっこう良かったので、嬉しかったです。


○零式艦上戦闘機[TECH](さくらもち)


3回連続の登場だったのですが、やはりリアルで見れるということもあって大きな反応をいただいた作品です。前の駒場祭から中のシャフト配置を大幅に見直し、車輪の出し入れがより安定するようになりました。また、車輪の出し入れ時にプロペラの回転数が激落ちする問題があったのですが、モーターを2箇所設置することでこの問題を解決しました。実は設計初期からモーターは2つにするつもりでいたのですが、強度面の都合と収納スペースの無さから仕方なく1つのモーターにしていました。シャフト配置を大幅に見直したことでスペースに余裕ができ、モーターを2つ設置することができました。ギミック自体は前回と変わらず、補助翼、昇降舵、方向舵、プロペラ、主脚、尾輪が動きます。一日中動かしていると補助翼の動きが若干鈍くなってきたので、よりスムーズに動くよう、改善していこうと思います。


○スプラッシュ・マウンテンのボート(mizutaro)

東京ディズニーランドにあるアトラクション、スプラッシュ・マウンテンのボートを再現しました。イバラの茂みに投げ込まれる瞬間を切り取りたかったので、斜めに傾けたスタンドやミニフィグの表情・ポーズなど作品そのもの以外の部分にもこだわりました。最もこだわったのは水しぶきをコントロールするために(と個人的に勝手に思っている)、真ん中がえぐれたような形をした先頭の部分です。胴体に対して複数の方向に傾いているのでその再現と、それにより発生するスキマを埋めるのが大変でした。ガイドタイヤをつけるなどボートの裏側も作り込みましたが、実物の裏側はほとんど見えないので資料が少なくほとんど妄想で作りました。


○ドゥームバギー(ホーンテッドマンションの黒いソリ)(mizutaro)


こちらも東京ディズニーランドにあるアトラクション、ホーンテッドマンションの乗り物(ドゥームバギー)と乗り場を再現した作品です。丸みを帯びた独特な形状の再現にこだわりました。セーフティーバーは動くようになっています。コンベアのこうもりの柄も、見る人が見れば何かわかってくれるくらいにはなったのではないでしょうか。キャストのミニフィグの服装は胴体、脚をハリー・ポッターのキャラ2人から別々に持ってきてそれっぽく仕上げました。スプラッシュ・マウンテンでもそうでしたが、作品に合わせてミニフィグをセレクトする、みたいなことをあまりやったことがなかったので楽しかったです。


○ルーク・スカイウォーカー(mizutaro)


今までの学園祭でもちょこちょこ展示していたのですが、今回新作も含めて13体全員を持ってきました。BrickHeadzという公式で売られているシリーズのデザインを踏まえ、スター・ウォーズに登場するキャラ、ルーク・スカイウォーカーを様々な場面の衣装で作りました。お気に入りはEp.4の反乱軍パイロットのルークとEp.5のバクタ・タンクに入ったルークです。どちらも特徴的なデザインのヘルメットだったり溶液の中で逆立っている髪の毛だったりと、見た目的にもレゴの技術的にも他のルークたちにはない点を持っているのがお気に入りポイントです。


○おにぎり(みかん)

おにぎり(普通の・天むす・梅)、たくあん、竹の皮を作りました。おにぎりの丸っこいフォルムの表現にこだわっています。また表面にあえてポッチを残すことで、お米の粒々感を表現しました。子供から大人まで、幅広い年代の方に反応していただけて嬉しかったです。


○はたらく細胞(みかん)

はたらく細胞のキャラクターたちを、BrickHeadzという規格に沿って作りました。それぞれのキャラクターの特徴を踏まえた上での「可愛さ」を意識しています。髪型や服装、持ち物など細部までこだわりました。通常のBrickHeadzとは異なり首を可動にしたのですが、たったそれだけで可愛さが倍増したと個人的には思っています。


○スワローズ・ネスト(みかん)

クリミア半島にある、スワローズ・ネストというお城を作りました。以前小さいスケールで作ったときに細部まで表現したいと思ったのがきっかけです。後部の丸い塔は八角柱の骨格にカーブスロープを貼るという形で作りました。塔は手前の四角い部分に食い込むように立っており、そこをうまく接続し隙間を埋めるのに苦労しました。また、正面のドアの模様を表現するのにパーツの裏側を使おうと思ったのですが、普通の1x1プレートでは裏に丸いへこみがついていて気に入らなかったので、上面にクリップの付いた1x1タイル(15712)をbarでつないで固定するという(面倒な)方法をとりました。細かいところまでこだわった分、それなりに満足なものができました。


○カービィ30周年(Village)

今年で30周年を迎える『星のカービィ』シリーズのドット絵です。様々な色を使うことで、全体的に見ていて楽しい、カラフルな作品に仕上げました。またこの作品はパーツの発注を一切せず、既成のセット(21226 Art Project)一つに含まれるパーツのみで作り上げています。


○トロッコ(星のカービィスーパーデラックスより)(とふゆ)

洞窟大作戦というモードや灼熱の星ホットビートというステージに登場するトロッコです。カービィが30周年だったことと四角いので作りやすそうという甘い考えから設計しました(正直手を抜きました)。色は変更しましたが、ドット絵のトロッコの外見を再現できるように設計しました。意外と来場者の方が元ネタを知っていらっしゃって驚きました。


○インベーダーゲームのテーブル筐体

レトロゲームが好きだったので作りました。小さいサイズですが、本体の形は再現できたのではないかと思います。ブラケットと言うパーツに苦手意識があったのですが、ブラケットを使ったことで側面がしっくりくる感じになりました。


○ホテル(三鷹の民)

ヨーロッパ風の古風なホテルを作りました。高さと重厚感のある構造、壁面の複雑で豪華な装飾が特徴です。1番の見所は中央の金の騎士像、白鳥の大理石像、そしてそれらを囲む建物中央のテラスです。2階の前方に膨らんだテラスと3階の奥にへこんだテラスとの組み合わせは、角ばった建物の両側に比べ中央に丸みと柔らかさを持たせています。
各所に施された装飾も見所です。1階部分では、アーチとスロープを複雑に配置し、入り組んだ壁の装飾を表現しました。2階3階の白い出窓は、特に最も綺麗な形と比率を見つけようと試行錯誤しました。初めは設計上の制約から来た幅5ポッチというビミョーなサイズ感に頭を抱えましたが、これを逆にうまく活用して、たとえば出窓の上側のスロープ2ータイル1ースロープ2という丁度いい形を作ることができたり、手すり(テラス?)部分も2x4では表現しえなかったであろうスタイリッシュな感じが出せたりと、かなりうまくいったと思います。
屋根裏部屋の出窓の手すりはよく見ると左右の棟で異なっており、これは、歴史の古い建築であるため増改築が行われ、それによって微妙に外観が異なるという(一応)裏設定です。実際、格子のパーツを使った左側の棟と、望遠鏡を4本並べた右側の棟では、よく見ると若干印象が異なるのがわかります。格子の方はすっきりとした柱である一方、横の手すり部分が0. 何プレート分か厚く、高く無骨なのに対し、望遠鏡の方では、柱は重厚感があるものの、横の手すりは薄く、高さが抑えられていてさっぱりしています。はじめはどちらかに統一しようと悩んでいましたが、実際の作品設計ではこうした些細な違いも吟味して作っていることを知ってもらいたいというねらいや、あえて2種類の細かい表現による違いを見てほしいというねらいもあり、二つとも採用しました。


○旧安田銀行小樽支店(Mk.3)

なかなか作るものが決まらず、苦肉の策でこちらの建物に決めましたが少々マニアック過ぎました。正面の4本の柱が特徴的な建物なので、建物と柱の大きさのバランスの再現にこだわりました。窓の近くの三角屋根になっているところもパーツを逆さに使うこと、また可動な接続をすることで表現しました。


○オンゲキ筐体(あらいぐま)

アーケードの音楽ゲームの機体です。自分がいつも遊んでいて、かつ、動くレバーやアーチの斜め加減などがレゴで作りがいがあると思ったので作ってみました。自分がよく見るものなので結構拘りたくなって、実際にこのゲームを遊んでいないと分からない細かい再現をたくさん詰め込んであります。


○キハ40系気動車(広島色)(番翁)

国鉄キハ40系気動車の、いわゆる広島色を作りました。広島県や山口県の非電化路線などで走っていたものです。残念ながら現在は塗装が変更されており、この色で走っている様子を見ることはできません。作品のポイントは、前面に縦に入っている幌の分割線と、横に入っている新濃灰のラインとの両立です。これを再現するために、ブラケット等を利用して少し複雑に組んであります。



以上、個人作品紹介でした。
大型作品の紹介も後日アップロードする予定ですのでお楽しみに!

長い記事でしたが、ここまでご覧いただきありがとうございました!!

第95回五月祭予告

2022-05-13 08:00:00 | 学園祭展示
こんにちは。LEGO部3年のVillageです。


さて、今年も五月祭の季節がやってきました!
今回は初のハイブリッド開催となっており、対面とオンラインの企画が並行して行われます。

とはいえ対面参加の抽選は終わってしまったので、ここではオンライン企画の紹介をしていきます。


日時    :5月14日(土)15日(日)、各日9:00〜18:00
公開場所  :東大レゴ部・UTLCチャンネル(YouTube)
五月祭ホームページからも確認できます)


企画
<作品紹介>
5/14(土)12:00 〜 5/15(日)18:00
事前に録画した作品紹介動画をご覧いただけます。
5/14の12時からYouTubeにてプレミア公開されます。

<とことん解説>
5/14(土)9:30 〜 12:00
作品数を絞ってとことん解説するコーナーです。
ライブ配信なのでコメントもお待ちしています。



以上、五月祭オンライン企画の紹介でした。

ぜひご覧ください!

新入生の皆さんへ!

2022-03-10 10:00:00 | Weblog
こんにちは。今年度新歓代表のまっちゃです。
今日は東大合格発表。私も昨年の今日は、パソコンの前でドキドキしながら発表を待っていたのを思い出します。
合格した皆さん、おめでとうございます。
コロナ禍になってから2年ちょっとが経ちましたね。今までオンラインで行っていた活動も、だんだんと三密を避けながらの対面活動にできるようになってきました。皆さんとも、キャンパス内で会えるかもしれませんね。

今日は、新1年生の皆さんに向けて、東大LEGO部について紹介したいと思います。
興味があれば、utlc.shinkan2022@gmail.comにぜひご連絡ください。

1. どんな活動をしている?
主な活動としては、年2回の学園祭での作品展示です。
例年5月中旬に開催される五月祭(昨年度は9月に延期開催でしたが。)と、11月中旬に開催される駒場祭で、部員全員の共同制作による大型作品や部員一人一人の個人作品を展示します。

●大型作品

昨年2021年9月に開催された五月祭での大型作品。「未来の宇宙船飛行場」をテーマに、架空の宇宙船ターミナルを製作しました。


昨年2021年11月に開催された駒場祭での大型作品。「路面電車のあるヨーロッパの街並み」をテーマに、路面電車が走るヨーロッパ風の通りを製作しました。

●個人作品
個人作品は、各々が作りたいものを作りたいように製作します。力作ばかりです。


零式艦上戦闘機[TECH] 実物の迫力がすごいです。


美女と野獣 こんな素敵な作品を作れるようになりたいものです…!


門 美。ただただ綺麗です。ずっと眺めてられる。

また、外部団体からの依頼で作品を製作することもあります。

コロナ禍で対面の活動は少ないですが、DiscordやYouTubeを用いて活動を続けています。
今年度は、状況に応じて対面の活動を徐々に増やしていこうとも考えています!

2. どんな人がいる?いつ活動している?
部員:学内生のみ。院生の方もいます。文系の人も理系の人もいます。兼部している人もいます!
レゴ部に入るまでレゴの設計なんてしたことない、という人もいます。(私もその1人です。)スキルは入部してから十分身につけられるので、経験の有無は心配しなくて大丈夫です!

基本は2週間に1回の活動です。現在はオンラインでの活動ですが、状況に応じて、駒場キャンパスにある部室を利用することも検討中です。
テスト期間中はほとんど活動しなかったり、逆に学園祭の前は準備で活動が増えたりといった変動もあります。

3. 新歓予定(2022/3/30 更新)
※内容は更新されるのでご注意ください。
・サークルオリエンテーション
4/3, 4の2日間、駒場キャンパスで、さまざまなサークルや部活が紹介を行います。
レゴ部は1106教室(11号館)で説明を行っています。少しでも興味がある方は覗いてみてください!

・レゴ部新歓
4月以降、毎週金曜日の5限後に行います(水曜日から変更しました)。初回は4/8(金)になります。
1, 2回目はオンライン(Zoom)を考えていますが、3回目以降は対面でも行えるよう調整中です。(オンラインでも参加できるようにする予定です)
レゴ部自体の紹介や、設計ツールの紹介、レゴのパーツの紹介などを予定しています。

今後、レゴ部のTwitter(@UTLC2007)でも情報を発信していきます。ぜひご覧ください。
入部を希望している、質問したいことがある、などの時には、utlc.shinkan2022@gmail.comまで、いつでも気軽にご連絡ください。

レゴが好きだという人、レゴで何か作品を作ってみたいという人、新しく何かを始めてみたいという人、誰でも大歓迎です!新歓で皆さんに会えるのを楽しみにしています!

第72回駒場祭個人作品紹介

2021-12-22 10:41:06 | 学園祭展示
こんにちは、部員のmizutaroです

今回は表題の通り、ちょっと遅くなってしまいましたが、
1ヶ月ほど前に開催された駒場祭での個人作品をご紹介したいと思います

当日の配信をご覧いただいた方はありがとうございました!


ちなみに、駒場祭当日の配信は3日間ともYouTubeチャンネルにアーカイブされていますので、
見逃した方でご興味持っていただけた方はこちらのリンクから(Day1, Day2, Day3)是非ご覧いただければと思います!

それでは、本編の方に移っていきたいと思います


------------------------------


◯零式艦上戦闘機[TECH] 作:さくらもち

テクニック主体で作りました。補助翼、昇降舵、方向舵、プロペラ、主脚、尾輪が動きます。前回より主脚が強化されたため、補助なしでもしっかりと立つことができています。
ギミックが動いている様子はアーカイブ動画をご覧になってください。また、とことん解説という企画では、中身の構造についての解説もしていますので、気になる方はぜひご覧になってください。


◯氷川丸 作:さくらもち

横浜に停泊している氷川丸を作りました。船首や船尾は先に伸びるにつれて細くなっていくため、レゴ化しづらい形状をしているのですが、カーブスロープやスロープをうまく配置してシンプルに仕上げました。レールやヒンジを使ってデッキ構造を再現してみたり、グリルの溝を外に向けて非常に小さな窓を作ったりと、できるだけ表現密度を高くするよう心がけました。


◯カメラ 作:ぺんぎん

カメラを作りました。レンズの部分はタイヤでできています。他のブロックを使って作るよりレンズ感が出ているのではないかと思います。また、カメラのモニタの部分が開くようにしたり、色々な箇所のカメラを操作するためのギアがまわるようにしました。不完全ではあるのですが、ボタンを押すとカメラ上のフラッシュがたける(ライトがつく)ようになっています。


◯清水寺 作:ぺんぎん

京都にある清水寺を作りました。特徴的な舞台の下の木の組み方をレゴで再現することにこだわりました。ライブ配信のときは完全に忘れていたのですがarchitectureシリーズを意識して土台の周りを黒色にしました。


◯剣道くん 作:カピバラ

剣道の防具や竹刀一式を作りました。BrickHeadzにくらべて少し大きくらいのサイズです。面や胴や袴や竹刀など、作るべきものが多かったですが、それぞれの特徴をレゴで再現できたと思います。


◯タンス 作:カピバラ

タンスを作りました。タンスの取っ手に使われている黒ソーセージが一工夫です。
静止画では分かりませんが、タンスは引き出せます。


◯iPadスタンド 作:mizutaro

大学の授業でオンラインが増えてきた影響で購入したiPadが、縦置きできないのでiPadスタンドをレゴで作ってみました。実用的なレゴということで、他の作品とは一風違ったものになっているかと思います。角度調整ができるのと、畳むとまったいらになって持ち運びに便利なように作ったのがポイントです。


◯ルーク・スカイウォーカー 作:mizutaro

前回の駒場祭で展示したルーク・スカイウォーカー4体の続きで、ep4のストームトルーパーに変装したルーク、ep5のダゴバでヨーダと訓練するルーク、クラウドシティでダース・ベイダーと対決するルーク、ep8のクレイトでカイロ・レンと対決するルークを作りました。特に、2つ目のヨーダを背負ったルークは、1つのBrickHeadzの作品に2キャラがいる作品はあまりないと思っていて、思い入れのある作品です。また、セットとしてリリースされているものもあり(1つめ・3つめ)、そことの差別化も意識しました。


◯はたらく細胞 作:みかん

『はたらく細胞』のキャラクターたちを作りました。いずれもかわいさを最優先に、かつどのキャラかわかるように作ることを意識しました。小さいサイズながら、服装の再現や髪の表現など、細部までこだわりの詰まった作品です。赤血球(中央左)の特徴的なアホ毛をつののパーツで表現したり、血小板(中央右)の体のサイズを一回り小さくしたりとこだわりポイントはたくさんあるのですが、個々のキャラについて書くと長くなってしまうので、詳しくはぜひ駒場祭のアーカイブをご覧ください。


◯キハ183系気動車 作:番翁

北海道で走っている鉄道車両を再現しました。前面の微妙な曲線をうまいこと表現できたかと思います。黄緑と青の側線の太さの違いを再現するためにブラケットとタイル(ポッチは下向き)を使い分け、裾絞りのために使用したカーブスロープ、横組みの窓、順組みの屋根の端と合わせて4方向にポッチが向くという複雑な構造になってしまいましたが、内部で調整してそこそこの強度を維持しています。車幅は6.4ポッチ分になっていて、そのため屋根の部分がやや特殊な組み方になってしまいました。改善の余地がありそうです。


◯キハ66系気動車 作:番翁

今年の6月末をもって引退した、九州を走っていた車両を再現しました。わかりづらいですが、前面は平面ではなく、車幅6ポッチのうち真ん中の4ポッチ分が0.2ポッチ分だけ前に飛び出しています。元の車両が、ほぼ直方体のように見えて微妙に傾斜がついている、という車両だったので、この箇所にこだわりました。また、同様にドアの部分だけ0.2ポッチ内側に窪ませるなど、細かい部分の表現に手をかけました。


◯門 その1 作:せきしょー

迎賓館の門をモデルにした作品です。以前から作ってみたいと思っていたので今回納得のいく形でまとめることができたのでよかったかなと思います。ポッチ同士の接続はほとんどなく、バーを差し込んで固定している箇所が大部分を占めているので強度が不安でしたが、それなりに自立してくれたので一安心でした。


◯門 その2 作:せきしょー

「門 その1」を作ったあと同じスケールでもう一作品作ってみたくなったので作ってみました。こちらは黒を基本にしてみました。花や草木で装飾してガーデンの入り口のようにしようと考えていたのですが、センスがなかったので諦めました。
個人的にバーと呼ばれる細長い棒状のパーツが好きなので、どちらの「門」もそのパーツをふんだんに使用しています。


◯宇宙望遠鏡 作:せきしょー

この作品は近々打ち上げ予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)をモデルにした作品です。JWSTの特徴でもある、正六角形の鏡が組み合わさって一つの大きな鏡となっているところが再現できたので満足しています。強度を保ちつつ、どの方向にもポッチが出ないようにこの大きさの正六角形を組むのに苦労しました。
実際のJWSTには太陽光を遮断する大きなシールドがあるのですが、それの再現をするよりは、地上にある望遠鏡のように回転したり仰角を変えたりした方が、作っていても見ていても楽しいと思ったのでそのようにしました。個人的にギミックを組み込んだ作品を作るのは初めてでとても苦労しましたがなんとか形になってよかったです。ただ、まだまだ改善の余地があると感じています。
パーツが学祭までに届かなく、今回の学祭では披露できなかった望遠鏡もあるので次の学祭ではそちらも合わせて改良した物をお見せできればなと思っています。


◯Gun Flower 作:このやろー

拳銃から薔薇の花が発射されていたら綺麗なんじゃないかという単純な興味から作ってみました。薔薇の花びらはカーブスロープやウェッジパーツを重ね合わせて再現しています。拳銃はグリップの部分にいい感じの角度をつけることが難しかったです。また、角度を付けたことによって生じた隙間をうまく埋めることで、全体としてダイナミックな構造を保っています。


◯観覧車 作:このやろー

観覧車を作ってみました。実際のテーマパークにあるものというよりは、インテリアとして飾られているようなものをイメージしており、金色や茶色系統のパーツを多用しています。後ろにあるハンドルを回すことで実際に動かすことができます。外周にゴムタイヤのパーツが押し付けられており、その摩擦によって回転が伝わるという仕組みになっています。可能であれば、似たようなカラーリングで観覧車以外のアトラクションも作ってみたいです。


◯美女と野獣 作:このやろー

映画「美女と野獣」より、ベルと野獣が舞踏場で踊っているシーンをレゴで再現してみました。ベルの顔が2ポッチ幅になるように作っており、そのスケールで髪型やドレスを再現することが難しかったですが、なんとか形にできました。野獣に関しても、表情や服の模様をうまく再現できたと思います。また、2人のキャラクターに加えて舞踏場の床や壁を背景として作りました。夜のシーンなので、窓は青色にしています。


◯海の家 作:このやろー

海の上に立っている家を想像で作ってみました。透明ブロックで作った水面の上の建物とその下の海の2つの部分に大きく分かれています。建物部分は屋根の茅葺の感じや角度、外壁にポチスロで模様をつけている点がポイントです。また、内装も少し作ってあります。海の部分は、植物のパーツに加えて動物の角のパーツなどを用いて珊瑚礁を再現している点や、マイクロスケールで作った熱帯魚がポイントです。


◯アグネスタキオン 作:V.14

ウマ娘のアグネスタキオンです。全身に関節を設け、多少のポーズがとれるようになっています(可動域は<90°で狭いですが)。急いで作っていたので茶色のランプホルダーを用意できなかったのは残念です(製作時点で11015にのみ付属)。岩っぽいパーツ(27261)が髪に使えてうまくまとまったのはよかったです。まだちょっと袖が短い気がする。


◯オムニトライク 作:V.14

見たまんまのシンプルなラジコンです。タイヤには中国のメーカーのメカナムホイールとオムニホイールを使用しています。小さいタイヤを使えば純正パーツで製作もできたはずですが、振動の小ささと走破性能はこちらのほうが良いと判断しました。写真のセットアップでは曲がるときにラインが外に膨らみ、ドリフトっぽい動きをします(そのほうが見ていて楽しかった)。左右のメカナムホイールを入れ替えることによって、その場でクルリと回るようにすることもできます。


◯Burning Skull 作:V.14

マインクラフトに出てくる絵画の一つです。21226のパーツに黒と緑のタイルを足して作りました。理想的な色数よりもだいぶ少ないですが、自作したレゴモザイク製作スクリプトによってまあまあ特徴をとらえられたと思います。将来的には31203のような大きさでモザイク製作を再開できると思うので、そのための良いネタを捜索中です。またスクリプトにもいくつかの改善点が考えられ(色空間モデルCIELABからCAM16-UCSへの移行、ノイジーさの軽減、入力画像標準化法の改善、実行速度)、時間があるときにそちらも完成させたいです。


------------------------------


以上、個人作品紹介でした

最後まで読んでいただきありがとうございました!