TriPle Audio

Pure Audio、PC Audio、Portable Audioを扱ってます。
管理人:茂篇丈太郎

Apple EarPods with Remote and Mic

2012年09月15日 20時06分36秒 | Portable Audio


Apple純正イヤホンにアップデートがあり、iPhone5、iPod touch 5th gen、iPod nano 7th genは、
従来のイヤーパッド型イヤホンではなく、開口部を絞った形のものに変更になりました。
このイヤホンは、iPhoneやiPodが予約受付中なのに対して、先駆けて購入が出来ます。(現時点でオンラインは即納)

Keynote Speechでわざわざ時間を設けるくらいの自信作で、
600人の被験者に124種類のプロトタイプでテストしたものと謳っています。
単品購入はもちろん、iPhoneやiPod付属でもハードケース付きである辺りからも、
かなり力を入れていることがわかります。

実際、装着感はかなりのもので、従来のイヤホンが"耳に居るだけ"で、
僕の場合、スポンジカバーがないとスカスカだったのに対し、
これはくぼみに引っかかって顔を動かすくらいではビクともしません。
カナル型のシリコーンチップのように、摩擦で踏ん張るわけではないので、
Appleの言い分と違い、運動を伴うとちょっと厳しい感じです。(抜け落ちることはないが)
装着の仕方でかなり音質が変わり、設計志向的にはfinal audioに似ているので、
ノズルを耳穴に入れ込むように装着するのがポイントです。(カナル型のようにグイグイ入れる必要はないですが)

きっちりハマると、膨らみのある豊かな中低域が特長で、
2,800円という価格を考えると、2way BA型のカナル同様、サードパーティ殺しと云えます。
fレンジは決して広くないですが、ウェルバランスでそこそこ解像度も高く、
室内や散歩、ジョギング程度でBGM的に聴く分には充分な音質です。
ちょっと大袈裟な表現をするならば、BOSE AEに似ています。(IEではないです)
SennheiserのMX500などが一斉を風靡しましたが、あの辺りのダイナミック型は駆逐される勢いです。
というか、僕がオーディオマニアではない人達に、"良いのない?"って聞かれたら、
これか、AppleのBA型カナルか、KlipschのImage x10を金額に合わせて薦めます。
(つまり、10,000円までは付属で構わないという話)

SONYも内部調達の強みで、付属イヤホンの質向上をして久しく、
HTCも似たようなことをやっていますが、
個人的には、付けるならマトモなものを、そうでないなら必要なしと思っているので、
こういう動きはwelcomeです。(特に、iPodは音楽プレーヤーですし)

明けましておめでとうございます

2012年01月01日 00時07分29秒 | その他
忘れてませんよ。
頃合いを見計らって更新します。

無事です

2011年03月19日 00時28分11秒 | その他
茨城県南で、思いっきり被災地です。
実害はスピーカーがぶつかってPDPが壊れたくらいで、
人間の方はピンピンしています。

3日間、枝野さん並みに寝ないで情報をかき集めて、友人知人へのフォロー、
今日までは節電対応でiMacを起動していなかったので、更新が遅れただけです。

つくばは"日常"にはほど遠いものの、不便さは大分解消された環境になりました。
被災地の方々は、一刻も早く"日常"を取り戻せるように戦いましょう。
被災地外の方々は、日本経済を支えるために"日常"を送ってください。

B&W P5 (アメリカ仕様)

2010年09月13日 04時49分35秒 | Portable Audio
テスト中。

Shure SE535

2010年08月10日 11時19分17秒 | Portable Audio
Shureのイヤホンがモデルチェンジをし、このSE535は低域2基、高域1基のハイエンドモデル後継です。
今回からコンシューマ、プロの区別がなくなり、型番は一本化、代理店も一つになりました。

主だった変更点は、
・モデル統一に伴い、メタリックブロンズ、クリアーの2色になった。
・ケーブルが着脱式になり、接続にはMMCXが用いられるようになった。
・いわゆるShureかけをした際に、耳に当たる部分が10proのように形状固定できるようになった。
・ケーブル長が長くなった。
と、これまで云われていた問題点の改善が施されています。

さて、音質ですが、コンシューマ向け、プロ向けを一本化したのが理解できるように、
かなりモニターライクなバランス、音調に感じられます。
Shureというと、個人的には低域よりだと理解していたのですが、
SE535に限っていうと、そういうバランスにはなっていません。
もちろん、低域は過不足なく出ているのですが、定位の分離がすこぶる良く、
ミックスで適切に振り分けられているならば、音同士が埋もれることがありません。
むしろ、わずかなノイズも敏感にえぐり出し、どういう意図でミックスしたのかを明け透けにしてしまうので、
これをコンシューマ向けとしてラインナップするのは、やや疑問もあります。
(そういう意味では、SE530や10proというのは、上手く聴けるように味付けしています)

SE535は非常に優れた性能で、僕自身はすでにリファレンスにしていますが、
良いものは良く、悪いものは悪く鳴らして構わないという、
オーディオマニア、音楽製作者向きなのは間違いありません。
純粋に音楽が好きな人が、純粋に音楽を聴くために良いものを選びたいという趣旨だと、
聴ける音楽を狭めてしまいかねないため、入念に試聴した上で購入することを勧めます。
(実際、僕はSE535以外のイヤホン、ヘッドホンも気分によって変えています)

Apple iPhone4 32GB ブラック

2010年07月03日 23時00分59秒 | Portable Audio
今更、事細かに説明する必要はないと思いますが、遅ればせながら入手できました。

iPhone3G/3GSからのメジャーアップデートで、
耐指紋性撥油コーティング(多分3M製)+アルミノケイ酸ガラス(Corning製?)とSUSフレームによるリジッドなデザインに変わっています。
ソフトウェア的には、3GSにもiOS4がフルで搭載可能なため、ほとんど差はありませんが、
ハードウェア的には、
・Apple A4プロセッサ搭載 (iPadもApple A4、Samsung製)
・メインメモリ512MB搭載 (iPhone3GS、iPod touch 3rd gen、iPadは256MB)
・Retinaディスプレイと呼ばれる326dpi(3.5"で960x640 pixel)のIPS LCD (LGディスプレイ製)
・オプティカルラミネーション処理 (フロントガラスにLCDを接着する工程)
・メインカメラ5M pixel 裏面照射CMOSセンサ(多分Omni Vision製)+フェイスカメラ+LEDライト
・720p動画再生、撮影、編集(要iMovie)機能
と、日本の携帯電話と遜色が無い性能まで向上しています。
この辺がAppleの上手いところで、最初はデザイン、ソフトウェア、プラットフォームで勝負をし、
他所がマネして来た頃合いで、「やっぱり性能と価格なんだよ」というコンセプトを提案することが多いです。
意外に思う人が多いかもしれませんが、Appleという会社は、
設計、製造技術に限って云えば、自前で一から開発して切り開くタイプのシステムではなく、
「こういうの出来ない?」とベンダーに丸投げしてコンペをしたり、会社や技術を後から丸ごと買い上げるので、
いわゆるものづくりをする会社とは真逆のアプローチを取ります。
(Appleと仕事したことがある人なら、ハードウェアに関しての理解がどのレベルなのか思い知るはずです)

さて、まず画質ですが、これはすこぶる良好です。
4倍の解像度というのは伊達ではなく、DVDがBDになったくらいの衝撃を受けます。
特筆すべきはフォントで、目の良い人ならイチイチ拡大しなくても読めるほどの精細さで、
逆に、拡大した際の、印刷物かと思うようなエッジのないクッキリハッキリとした感じは、
こだわる人にはこれだけに大金を払う価値を見出すはずです。
(フォントのためだけにMac OSを選ぶような人達)
特に日本人の場合、ひらがなというカーブの多い文字と、漢字という細かい文字を日常的に多様するので、
アルファベット中心の欧米人よりも恩恵は大きいと思います。

動画再生は、スクリーンサイズが小さいためか、アップスケーリングが上手いためかわかりませんが、
解像度が低い480pでも特にボヤける感じはありません。
720pだとさすがに精細ですが、iPhoneの使い方から考えるとそこまでインパクトはありません。
(ちなみに、iPadではかなり違います。480pでは明らかに甘い画質になります)

次に、音質ですが、iPhone3GSと比較するとソリッドな音質になっています。
何を聴いても、PADやスネアがソリッドで、ベースもタイトに聴こえるので、
そういう風にしているものと思います。(オーディオ的にはDenonっぽい感じ)
それと、iPhone4に限った話ではないですが、iOS4からEQに調整が入ったらしく、
ブースト時にリミッターがかかるようになったので、低音が歪む現象がなくなりました。
今はカナル型イヤホン全盛なので、EQは特に必要ないと思いますが、
ヘッドセットは耳掛けタイプのものが多いので、そういうものを使っている人には朗報だと思います。

と、ここまでベタ褒めしていてなんですが、3Gユーザは2年の割賦やキャンペーンの縛りが切れる頃ですし、
iOS4も機能がフルで使えるわけでもないので、性能的にもタイミング的にも機種変して良いと思います。
が、3GSユーザはソフトウェア的にほとんど差はなく、
端末代の残金、月々割の消滅と減額などのリスクが、全てハードウェアの差のみにのしかかってくるわけで、
よく考えた方が良いです。(どうせ今からだとすぐ買えませんから)

3GSユーザ層というのは、3G(の処理速度と安定性)に不満を持っていて高額なのを甘んじて乗り換えた層と、
ある程度ブレイクしてからキャンペーンで新規契約した層と混在していて、
今、iPhone 4を求めているのは前者です。(つまりはApple信者とヘビーユーザー)
なので、後者の人達が同じように飛びつくことには賛成しません。

スマートフォンが一般に受け入れられていること(これも異常なんですが)と、
3Gからの買い替えの層が居ることを考慮しても、ちょっと殺到しすぎな感があります。
上記3GSユーザがiPodや携帯電話のノリで買い換えようとしているんじゃないかと思っているのですが、
どちらかと云えば、PC/Macに近い性質のものなので、少なくともみんなが毎年買い換える類のもんではないです。
触れるかどうかわかりませんが、ホットモックをいじってから購入を考えた方が良いと思います。

3D対応PDP VIERA

2010年04月26日 19時35分10秒 | その他
Panasonic VIERA VT2シリーズが展示されていたので、
3D映像を体験してきましたが、デモソースを考えた方が良いような気がしました。

そこら中で展示されているはずなので、実際に見てもらうのが一番なのですが、
いわゆる一般の人がイメージするであろう、目の前まで飛び出してくるという感じではなくて、
ディスプレイを基準に、登場するものの前後感が分かるという程度です。
(自力で目の焦点をズラす3D絵のようなイメージ)

おそらく、これはデモソースが実写である所為で、
物理的、技術的にまだ枯れていないであろう3D撮影の影響をモロに受けているのではと思います。
(初期のSACD、DVD-Aソフトが、やたらとハイ上がりで線が細いバランスだったのに似ています)

これがCGならば、少なくともカメラに起因する制約はないわけですし、
もっと云えば、描いた人間のイメージが正義(比較対象になる現実が存在しない)なわけですから、
多少ずるくても、マニアではない一般層の心を惹くようなわかりやすいソースを用意する方が良い気がします。

Cardas Audio Quadlink-5 C

2010年01月18日 20時17分34秒 | Pure Audio
Cardasのケーブルとしては下から2番目のグレードにあたるインターコネクトケーブルで、
スカイブルーの被覆が特徴的なケーブルです。

Quadlinkの前に、実験的に300Bを導入していましたが、
世間一般に云われるCardasの音に近いのはQuadlinkで、300Bは良くも悪くも普通です。
中域が充分にエネルギッシュで、それに伴って中低域から下も膨らんでいます。
その反面、高域はどこまでも伸びるというわけではなく、
あるところまでで、不快な音にならないように諦めているような印象です。
その所為か、奥行方向への展開には乏しく、相対的に前に貼り出すようなバランスになります。
ただ、全体的にしなやかさがあるというか、ギクシャクしたことにならないように細心の注意を払っているようで、
AyreやJeffといった名立たるメーカーが、内部配線材として採用しているのも理解出来ます。

奇しくもそういう構成になっていますが、オールCardasで揃えてしまうと、
いかにもな感じに支配されてしまう傾向にあるので、1ヶ所違う傾向にしてやると丁度良いと思います。
Cardasの方は、やたらとラインナップがあるのでどんな構成からでも、
1ヶ所外すというのは容易いはずです。

audio-technica AT-PHA30i

2010年01月12日 19時59分10秒 | Portable Audio


Fiio E1同様、Dockコネクタに接続するタイプのポータブルアンプです。
E1と異なるのは、アンプが接続部ではなく操作部にあり、HOLDスイッチも存在することです。
さらに、音量調節がiPod/iPhoneの画面上でも行うことが出来ます。
(AT-PHA30iの情報を反映しているだけで、れっきとしたLine出力)
デザインが前時代のポータブル機器然としていて、どうにかしてくれと思いますが、
少なくとも操作性は良好です。(というか、E1がひどすぎる)

音質も、E1は単なる変化というようなレベルだったのに対し、
PHA30iは、iPod/iPhone内蔵アンプよりグレードが上がることがはっきりと分かります。
フォーカスが合ったように曇りが取れ、特に低域の分解能が上がることが特長で、
SonyやKenwoodのように音質を謳っている製品に引けを取らないと云っても、過言ではありません。

ショートコードのイヤホンを愛用していて、延長コードを常用している人は、
迷わずPHA30iを使った方が幸せになれますし、
そうでない人でも、ケーブル巻きを駆使してまで導入する価値があると思います。

明けましておめでとうございます

2010年01月01日 00時00分00秒 | Pure Audio
無事、2010年を迎えることが出来ました。

本年も気ままに更新していきます。
よろしくお願いします。