テレビに出たがるのかテレビが出したがるのか、それはよくわからないが、つくづく橋下という男は[弁護士=三百代言]というこの国の伝統を忠実に守っている希有な人物だ。
この男の常とう手段はとりあえず三つある。①論理の巧みなスリ替え、②他人への責任転嫁、そして③異なる話題への巧みな誘導である。 . . . 本文を読む
「その地位にある者が(歴史に)学んでいないことほど国を病気にするものはない」.
これは初代会津藩主保科正之の箴言である。
この言葉ですぐに思い浮かぶのは安倍晋三のしたり顔だ。名君、保科正之の思いをいまに置き換えるなら「自制心を失い有頂天になった指導者ほど恐ろしいものはない」ということだろう。
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「スリ硝子を通して外の霧を見ているような気分」だ。しかしスリ硝子を取り払っても霧は晴れない。下世話にも「うっかり1票、がっかり4年」という。だが今度ばかりは4年で済むとは到底思えないのだ。深い、どこまでも深い闇が待ち受けている。奇しくも今日は憲法記念日!
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かつて平静な気分で見ていられた国会中継も、昨今はまるで気が重い。ダイジェストが得意のニュース番組で漫然と動きを知るだけである。
昨朝の「みのもんた・朝ズバッ」では一昨日(19日)の参議院予算委員会をとりあげており、その中で「昨年民主党がつくった本予算より自民党がつくった補正予算の方が数十倍から数百倍多い」という不思議な話を紹介していた。
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先週、中国のPM2.5報道が連日テレビで流れた。北京や上海が濃いスモッグで覆われ、交通渋滞の光景すら隠れてしまう。しかも毎年3月には黄砂が発生し、大量の汚染物質が黄砂に押し出されるように日本に襲来する。あるメディアがいう「殺人黄砂」である。
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「死にたいと思っても生かされると、かなわない。政府の金で(高額な医療を)やってもらうと思うとますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなどしないと解決策はない」「私はそういうことをしてもらう必要はない。さっさと死ぬからと(遺書に)書いて渡している~」 . . . 本文を読む
アベノミックスとやらでインフレへの道が敷かれ、消費増税が既定事実といわんばかりに税制改正論議が始まっている。これらの動きに待ったをかけるべき民主党は三党合意とやらで自公の配下に組みこまれた。我々の味方は雲散霧消したのである。欧米では自民党の憲法改正素案が物議をかもし、アルジェリアでは日本のビジネスマンたちが政府軍とアルカイダによる内戦(事実上の戦争)のあおりで10人も殺された。 . . . 本文を読む
12月18日朝、医院の待合室で1週前の週刊朝日をめくっていたら、ややショックなページにぶつかった。室井 佑月という作家が書いた小文である。同誌がいま手元にないので記憶だけの引用だが大要は以下のとおり。
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